くらげほのぼの日和

もうすこし更新がんばります!

ゲームの名は誘拐

2009年12月20日 08時26分12秒 |  -本
東野圭吾の作品ばかり読み漁っているわけですが、そのうちの一冊です。

元々、東野圭吾のことをよく知る前から、「g@me」という映画のことは知っていて、確か、まだ映像作品のほうはみていないのですが、丁度藤木直人が好きだった時期にこの作品のプロモーションをみて、なんて面白そうな作品なんだろ!と思ったのが興味のわいたきっかけでした。

ストーリーとしては、エリート広告クリエイターの主人公の佐久間が、仕事で屈辱を味わわされた広告主・葛城の娘・樹理が家出するのを偶然目撃し、樹理に自分を人質として父親から3億円の身代金を奪うという狂言誘拐を持ちかける。というストーリー。
ただし、計画を実行していくうちに、二人は恋に落ちていく・・・・ってここまででも十分気になるかんじだったんですけど、これだけじゃ東野圭吾はおわりません。
まーさかそんなどんでん返しが待っているとは・・・・・
さすがだなぁ、と思います。

最初は、主人公の人物像があまりにも最低だったので、全くもって共感できませんでしたが、あのどんでん返しを目の前にしたときの主人公の動揺ぶりをかんがえるとちょっと同情してしまいます。
それにしてもなかなか守備周到な主人公で、現実の世界ではなく小説の世界だからそこまでご都合よかったかもしれないとはいえ、頭のかしこさには脱帽です。
頭のいい人っていいですよねー
なるほどねぇ、と思うところも多くありました。
最後に主人公が切りふだにだしたくだり、わたしには一瞬なにが切り札なのかわからなかったのですが、そういうコメントもほかにもあるみたいです。
よく考えれば、一応わかります。それがそこにあるということはどういうことなのか。
ただし消されたりしたら意味ないんですけどね・・・・・・・
どれくらいの効力がそれで得られるのか。そこは疑問です。

改めて映像作品のほうも見たくなりました。

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