今日は:
週末、友が島にいってきました。
友ヶ島は、和歌山県和歌山市加太に属し、紀淡海峡に浮かぶ無人島群です。
GWに友達がいってて、なにー?それ?廃墟?砲台?なにー?!
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って大興奮していたのですが、ちょうど誘ってもらって、なにもかもすっとばして参加!!
ちなみに、友が島は、戦前は旧日本軍の戦略上の要地であったため、要塞地帯として一般人は立入禁止となっていました。当時は友ヶ島一体は地図上から消えていたらしい・・・・
おそるべしその時代
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でも昭和史とか第二次世界大戦とかへの興味がつよいわたしとしては、そのあたりも気になるポイント。
日本人なんだけど、知らないことまだまだいっぱいあるのです・・・・・
砲台は、海上で敵艦隊を迎え撃つ為に備えられたものでしたが、砲台が完成してからしばらくして航空戦主体となる時代へ変化したため、海上の敵艦隊用に造られた砲台は一度も使用されることなく、第2次世界大戦の終戦を迎えたということです。
そういうところの計画性のなさって、今も昔もかわらないんだなぁーってなんか変なところで関心したりもしました。
でも、物資も人もすくないなか、そういう無駄ってどうなんだろう・・・・ってちょっと思いました。
だって、かなり立派な建物でしたよ。
でも、ここで戦闘があったとかだったら、なんか成仏できない霊魂とかがいそうでちょっといややなぁ・・・って思うでしょうが、一度も使用されていないんだったら、そういう怨念がこめられているものが残ってはいないだろう・・・・・と
そういうところも安心して散策できたところでしょうか。
まずはじめに、第3砲台/コウノ巣山展望台へいきました。
一番整備されている砲台ということらしいですが、あとでHPとかで再確認をしてみたら、将校宿舎の銃眼が見える建物や、発電所もあったらしいですが、気がつきませんでした。
砲座は、全部で4つのがあって、その内のひとつが整備され観光コースから簡単に降りれる様になっていました。
あとの3箇所もトンネルでつながっていましたが、蚊が多くちょっとぬかるんでいたりして、ひとりじゃ絶対はいれないし、女性だけとかでもいやがるかも・・・・なかんじの場所です。
友ケ島内の他の砲座も草木が生い茂っていてとても探索する気にはなれないっていう意見も多くききますが、そのなかでもわたしたちはかなり探検したほうかもしれません・・・・
また直ぐ横にコウノ巣山展望台と関空のレーダー施設もあって、なんか宇宙的な→種子島?みたいな発想になりました。
コウノ巣山展望台からの景色はとってもきれいで、わたしのイメージのなかの小豆島のイメージなかんじでした
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ちなみにここで、お弁当をひろげました。
第四砲台、第五砲台は方向が違っていきませんでした。
灯台へ向かう途中、海軍聴音所がありました。で、そこにむかう途中、りすが!!!
野生のりすですよ!野生!!
北海道の標茶で妙に人懐っこいリスに出会い紹介したこともありましたが、ここのりすは警戒心が強く、ちょこまか動いてすぐ逃げちゃって、写真を撮ることもできませんでした。
ピントあわせている間ににげちゃうんだもん・・・・
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で、そこで30分くらいリスに夢中になったあとは、聴音所にいきました。
聴音所とは水中のソナーで敵艦や潜水艦のスクリュー音などを察知し、発見する任務を負った場所です。島内の砲台は陸軍の所属でここだけが海軍のものでした。
この場所が公式に「発見」されたのは驚くべき事につい最近らしいです。そんなわかりにくいところにあるわけじゃないんだけどなぁ・・・・
天井などは崩落が始まっており、立ち入り禁止になってもおかしくない状況です。雰囲気があるので、気兼ねなくはいってましたが、こういうのって一つ間違えば危ないですよね。
現代人って、立ち入り禁止じゃなければある程度の安全が確認されているだろうと思いがちなので、確認、整備した上、観光資源として利用してほしいです。
そしてその後、夕方近くになり、第1砲台と燈台へいきました。
この部分は島の西端にあり、池尻浜からちょっときつめの登り坂を上がります。
燈台は明治5年(1872年)完成したもので日本で8番目に古いものです。
東経135度の子午線のほぼ真上に建っています。
砲台は燈台と隣接していますが、非常に荒れていて草木が生い茂り、こんなところにあったんだぁ・・・・とちょっと見落としがちなところにあります。
立ち入り禁止部分や閉鎖されたところもあります。
鉄製の掩蔽部もあり、トーチカ風・・・なかんじでした。
景色もとってもよく、夕日が落ちる景色をみることができたらほんとうに素敵だったと思います。
最後に急にみえてきたのが、第2砲台。
高台にある他の砲台と違って海岸線にあり、空と海とのコントラストがとってもきれいなところです。
レンガ塀につたがからんでいて、時の流れもかんじます。
敵艦からも発見され易いところにあるためか、他より頑丈に作られていた様です。でも終戦後に米軍によって爆破され、崩れ落ちたり、ひび割れしたりしている部分が多く、中心部は立ち入り禁止となっていて、鉄条網がはりめぐらせられていたりしていましたが、ここが一番好きでした。
もうちょっと整備してきれいにしたら、観光資源としていいと思うのに、ごみとかがたまっていたりするところもあって残念。
帰りの港までの道で、鹿を2匹遭遇しました。
奈良公園でいやというほど、普段から鹿にはみなれていますが、海をバックにの鹿はみたことない!!
これは!!と思って写真撮りたかったんですが、足が速くって速くって。
崖とか簡単に駆け上がっちゃうんだもんね。野生の動物の脚力におどろきました。
さて、何はともあれ、友が島探検隊。とっても楽しかったです。
もーちょっと整備してくれたほうがいいなぁ・・・・
そうしたら、もっと見れるところも増えるし、安全なのになぁ・・・っていう感想です。
廃墟なところがいいのでしょうが、そこを残したままうまく整備してほしいです。
服装は長袖、長ズボン、運動靴必須です。飲み物も港にしかないので必須です。
あとトイレがほんきでありません・・・・もっと増やしてほしい。
そして、バイオトイレらしく、トイレの水も茶色いです・・・
うん・・・民宿もあったしキャンプもあったけど、わたしはここでの一泊は無理かもしれない・・・・そう思った、隊員でした・・・・
ちなみにこの日は、26278歩あるきました。