イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

フランスで思ったこと 1

2007-02-14 16:21:29 | 旅行記

Cimg0068 パリ、チョコレートの祭典(2月12日、NHK放映)を観た。

例年行われるチョコレートつくりの技と味を競うショコラチエ選定になる前の、候補者5人を追いかけたドキュメントである。

5人はフランス各地に住むチョコレートづくりの職人である。

パリで店を持っている者、マダガスカルでカカオ畑を経営している者、ブルターニュで塩田のザラメ塩を使用したチョコレートづくりに励む職人夫婦、そこそこ、フランスでチョコレートづくりで頑張っている日本人の女性も2人登場する。

その中の1人がショコラチエに選ばれた。

しかし、落選した4人の言葉と笑顔が素晴らしい。

『悔しい』なんて誰も言わない。頑張った自分とそのプロセスを評価し、そんな人生そのものを満足しているのである。

彼らにとって、優勝は最初からそんなに大きな目的ではなかったのである。

観賞者のだれもがまた、5人の健闘を等しく評価し、挑戦者の5人と全く同じ視点に立てたのではなかろうか。 

海外旅行を余りしない私は、好きでフランスにだけは4回ほど行っている。

ファッション・グルメ・ブランド・芸術には殆ど興味がない。

フランスが好きな理由はいろいろあるが、一つにフランス人のノリの悪さが良いのである。そして反対にその良さが私には理解出来る。

フランス人は分相応をしっかり弁えた国民だと言うことだろうか。

日本人のように政府やマスコミから宣伝されると直ぐに飛びつく軽薄な自主性とは違う。

エセ効率家はたかだか1年先かそこいらの利益が欲しいがため、成果主義だ競争主義だと世を煽る。 

彼ら5人は、今年の優勝が目的ではなく、チョコレートづくりを、その先の長い人生の目標に織り込んで向かって行くのである。

そんなフランス人の姿が、そして「優勝」だ「トップ」だなどというものに踊らされない”ノリの悪さ”が好きなのである。


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3 コメント

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>でもさ~、改行や段落を多くするとスペースが... (小屋番Nob)
2007-02-15 08:34:39
>でもさ~、改行や段落を多くするとスペースが足りなくなってしまうんだけど、どうしたら良いの?

あ、カンタンですよ。
文章を短くすればいいんですよ。
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小屋番Nob 様、否々ITお師匠様 (イワン・アサノヴィッチ)
2007-02-14 22:42:11
小屋番Nob 様、否々ITお師匠様

早速のコメント有り難うございました。
とりあえずでもお気に入りに追加して下さるだけで、
みどもは幸せ者でございます。
あまつさへ「改行」や「段落」のご教示を頂き、この上ない有り難き幸せと存じます。
でもさ~、改行や段落を多くするとスペースが足りなくなってしまうんだけど、どうしたら良いの?
返信する
イワン・アサノヴィッチさん こんにちは (小屋番Nob)
2007-02-14 20:45:29
イワン・アサノヴィッチさん こんにちは
とうとうブログ開設ですね。
おめでとうございます。

でもさー、文章は光っているだけど、改行や段落を設けてないので少々読みづらいんですよねー!

もっと読みやすくすれば読者倍増間違いなし!
とりあえず私のお気に入りに登録しておきました。
がんばってください。

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