そらみつ みそら file  ~To Provide You With Unity~

こころとからだについて、気がついたことを書いていきます。
『』の中の言葉は、見えない世界から伝わってきたものです。

記憶の底にある愛情

2009-08-19 22:00:40 | 癒し
厳格な父親のもとに育って、内面的に苦労している女性です。
複雑な思いは、思春期における意見の衝突、そして父親の強い意志で押さえつけられたことに端を発しています。
40に手が届く年になり、ぶつかる相手は父親から配偶者に代わりました。

その一方で、彼女の記憶の底に沈んだままになってしまっていたことがありました。
それは、生まれたときにどれだけ親から歓迎されたか、ということでした。
小さいときに、どれだけの愛情を受けて育って来たか、が彼女の記憶の中で埋もれていました。

『父親に手を引かれて散歩に出た日を思い出せ』

父親に強い憤りをもったままの女性でしたが、この言葉には号泣していました。

すくい上げることのなかった、彼女の歴史の底に、父親に受けた愛情が眠っています。
そこに目を向けられれば、彼女の癒しはすすみます。
コメント
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