所在地=函館市元町3番23号
(元町教会群を散策する観光客)
元町教会群の第一号として、三教会の中で最も新しいこの教会を取り上げてみた。
皆、個性的なデザインであるが、この教会は空から見ると屋根が十字架の形になっている。これは、中世紀のヨーロッパの教会にみられる建築様式である。
世界聖公会のうちの日本聖公会に属する。
明治7年、イギリス人牧師・W.デニングが函館に来て、伝道をしたのが日本聖公会の北海道伝道の始まりで、道内の宣教活動の根拠地となった。
明治11年、末広町に初めて聖堂を建てたが、翌年の大火で焼失し、その後も火災などのため移転を繰り返したが、この地に落ち着いたのが大正10年で、現在の建物は昭和54年に改築し完成させたもの。
函館の大火の発生の多さを物語っている。
この教会関係者が、女学校、アイヌ学校や病院を建設したりと、教育、福祉活動に大きな業績を残した。
12日に大阪から来られたお客様が、午後の飛行機で帰られた。
お二人を市内、男子修道院、大沼へとご案内し、楽しい4日間は天候にも恵まれあっという間に過ぎ去った。
「次回はいつお会いできるのかなぁ?」と考えながら、飛び去る飛行機へ向って、家の窓から大きく手を振った。「お元気で!!!」
ミカエル
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