みどりの一期一会

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政治資金問題:使い道がひどすぎる/ずさんさが目に余る/天高く馬肥える秋

2014-10-29 19:37:33 | ほん/新聞/ニュース
本場の滋賀県でみつけた日野菜で、
日野菜漬をつくりました。

葉と根を分けて、それぞれ食べやすい大きさに切っておきます。
  
葉の部分はあくがあるので熱湯をかけて、
少々の塩でもんで、お湯で塩を流してアクを出します。
   
根の部分も水ナスといっしょにお湯をかけて、
葉と合わせて、少しの塩と村山・千鳥酢をかけて混ぜておきます。


しんなりしたら、漬け物の容器に入れて、重しをかけます。
ひとばん待てば浅漬けになり、一週間ほどはおいしく食べられます。

秋ナスとオクラと桑の木豆の炊き合わせ





食べものが美味しくなる季節、
天高く馬肥える秋、ですね。

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話しはかわりますが、
昨日の毎日新聞と、今日の中日新聞の社説は、
「政治資金」がテーマ。
どちらも使いみちのずさんさを指摘し、問題にしています。

  社説:政治資金問題 使い道がひどすぎる  
毎日新聞 2014年10月28日

 政治とカネをめぐる不信が増幅している。政治資金問題で辞任した小渕優子前経済産業相の代わりに入閣したばかりの宮沢洋一経産相に不適切な政治資金の収支が早くも発覚、問題化している。
 深まるばかりの小渕氏の疑惑も含め、一連の問題は政治資金の使い道に関する規律がゆるんだ実態を反映したと言わざるを得ない。各党は資金の透明化に加え、使途の適正化に向けた議論を本格化すべきだ。

 2閣僚辞任で幕引きとはとてもいかぬ状況である。宮沢氏の政治資金管理団体はこともあろうに「SMバー」への政治活動費の支出が発覚した。これだけでも驚きだが、自ら代表を務めていた政党支部が、法律で禁じられる外国人が50%超の株式を保有する企業からの献金を受領していたことも新たに判明した。違反する企業だと事務所は認識していなかったと宮沢氏は言うが、収支の掌握がずさんというしかない。

 宮沢氏は東京電力株600株の保有も問題視されている。閣僚の株保有について定めた規範に沿い、信託の手続きを取ると政府は説明している。だが、エネルギー政策をめぐり厳正たるべき経産相の人選だけに細心の注意を払うべきだった。

 小渕氏の疑惑も膨らむ。後援会員が参加した「観劇会」をめぐる政治団体の収支は不透明なままだ。小渕氏側による選挙区内のワインやカレンダーの配布が公職選挙法に抵触する疑いも指摘されている。もはや議員として適格性すら問われよう。

 野党は江渡聡徳防衛相の政治資金収支報告書の訂正問題も追及している。宮沢氏ら閣僚が説明を尽くすべきなのは当然だ。小渕氏に関しては国会も実態解明に手をこまねいていてはなるまい。

 同時に、与野党を通じて求められるのは政治資金の使途の適正化に向けた取り組みの強化だ。

 小渕氏のように贈答や飲食に政治資金がふんだんに使われる実態はまったく疑問だ。国会議員の政治資金の支出は人件費を除き、1件1万円超は記載する。資金を適切に使おうとする自覚が全般になお、不足していないか。事務所の運営やスタッフの選任も政治家の責任だと心得るべきだ。

 政治とカネをめぐっては維新の党が国会議員に年間1200万円支給される文書通信交通滞在費の使い道を透明化する法案を国会に提出した。多くの政党は黙殺しているが、無視できない課題のはずだ。

 政党助成制度の導入で政治資金には公金も投入されている。従来にも増して使い道に注意すべきにもかかわらず、不適切な出費が次々と判明するのでは情けない限りだ。政党が一歩踏み出す時である。


  社説:政治資金報告 ずさんさが目に余る
中日新聞 2014年10月29日 

 安倍内閣の閣僚に、政治資金をめぐる問題が相次いで発覚している。そのずさんさは目に余る。「政治とカネ」は政治不信の元凶だ。国民を欺いてはいまいか、各議員はいま一度襟を正すべきである。

 政治資金収支報告書に虚偽の記載をする人たちは、子どものころ「小遣い帳」を付けたことがないのだろうか。もらったお金と使ったお金の金額と細目を偽りなく書き、帳尻が合わなければ、小遣い帳の体を成さないことがなぜ分からないのか。

 ましてや公開が前提の収支報告書である。偽りを書いても平然としていられるのなら、国民を愚弄(ぐろう)していると言うほかはない。

 九月の内閣改造に伴って就任した望月義夫環境相がきのう未明に記者会見し、二〇〇八年と〇九年の後援会の収支報告書に、別の会費や会合費を、新年の「賀詞交歓会」の支出と偽って記載していたことを明らかにした。

 真実の記載をすると社会的な批判を受ける恐れがあると釈明したが、批判されるような支出を合計六百六十万円もしていたこと自体が許し難い。本当は何に使ったのか、明らかにすべきではないか。

 さらに驚きは、虚偽の記載をしておきながら、法令違反はないと開き直り、会計責任者や亡くなった妻に責任を転嫁したことだ。

 こんな言い分を繰り返すなら、閣僚のみならず、議員としての資質にも疑問符が付きかねない。

 小渕優子前経済産業相が後援会の観劇会で、会費収入を上回る支出を収支報告書に記載していた問題で辞任し、後任の宮沢洋一経産相にも政治資金問題が発覚した。

 「SMバー」への政治活動費の支出や、外国人が株式の過半数を保有する企業からの献金受領である。これらはいずれも不適切な支出であったり、違法な献金だ。

 こんなことが続けば、「政治とカネ」に対する国民の不信感はいつまでも解消されまい。

 ずさんな収支は政治資金に対する規律の緩みにほかならない。安倍晋三首相はじめ政治に携わるすべての人たちは深刻な事態と重く受け止め、政治資金の使途適正化や透明性の確保に、なお一層の政治力を傾注すべきだろう。

 国会議員に年間千二百万円が支給されながら使途報告の義務がない文書通信交通滞在費や、約三百二十億円の政党交付金の在り方も合わせて見直したらどうか。

 政治にカネがかかることは理解するが、政治がカネでゆがめられることがあってはならない。


  


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