みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

<空き家を生かす!!>団地利用の分散型サ高住(上)団地利用の分散型サ高住(下)(白井康彦)/カツラの新緑

2017-04-13 17:10:45 | ほん/新聞/ニュース
日本みつばちの箱が置いてある東で、
カツラが新芽を出しています。

カツラは山歩きなどでみてほしかったので、
苗木を探し回って2メートルほどの木をうえたもの。

山際の少し湿り気のある場所が気に入ったのか、
今では5mほどの大きな木に育っています。
新緑と落葉の滝に、クッキーを焼いたような甘い香りがするのですが、
まだ新芽が出たばかりなので、香りはしません。

白と紅の八重シデコブシも近くに並べて植えました。

白花が先に咲き、紅花が遅れて咲きます。
  



今咲いている紅花の八重シデコブシはベニシデコブシの変種で、めずらしい希少種。

花びらの数が多く、つぼみは紅色で、
 
開くとピンクになる美しい花です。


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ところで、昨日の中日新聞の生活面に白井さんの記事が載っていました。
<空き家を生かす!!>シリーズのサービス付き高齢者住宅(サ高住)がテーマ。
昨日は(上)だったので、来週(下)が出るかなと思い、
全部掲載されたら紹介しようと思っていました。

今朝の新聞を開いたら、2日続きで載っていました。

今後増えると思うサービス付き高齢者住宅(サ高住)、
老後に住むには手ごろですが、元気なうちだけでなく、
介護が必要になったら手厚い介護が受けられそうかなど、
ちゃんと情報を集めて、慎重にに選びたいですね。

  <空き家を生かす!!> 団地利用の分散型サ高住(上) 
2017年4月12日 中日新聞

 老朽化が進んだ団地の空室を、サービス付き高齢者住宅(サ高住)に改装する取り組みが進んでいる。サ高住は、高齢者が集まって生活するのが一般的だが、団地の空室を改装するため高齢者だけが生活するのではなく、幅広い年代のコミュニティーに高齢者が溶け込んでいきやすいのが特徴。東京と名古屋で始まった「分散型サ高住」といわれる新しい形の住宅や地域を訪れた。

 東京都板橋区の高島平。分散型サ高住があるのは、高層マンションが林立する二十三区内の人気居住エリアのひとつ。駅から徒歩十分ほどにある都市再生機構(UR)の団地の一棟が、そのサ高住だ。十一階建て全百二十一室のうち四十二室が改装された。いくつかのフロアにまとまっているのではなく、各フロアに点在する。二〇一四年に「ゆいま~る高島平」として入居が始まった。

 この棟は築四十五年。高齢者向け住宅を運営する「コミュニティネット」(東京都千代田区)が、URと二十年間、部屋を借りる契約を結んでいる。部屋はいずれも約四十三平方メートルで、以前は家族向け2DKだったが、一人暮らしや夫婦のみの高齢者向けの、ゆったりした間取りの1DKや1LDKに生まれ変わった。全国各地から、頻繁に視察者が来ているという。

 サ高住は、六十歳以上を対象としたバリアフリーの賃貸住宅。一一年の高齢者住まい法改正で誕生した。高齢者向けの施設ではなく住宅で、看護や介護の事業所がテナントとして入居するのが一般的だ。入居者は家賃と共益費、利用したサービス費を払う。有料老人ホームと、入居待ちの多い特別養護老人ホームの隙間を埋める形で人気を集め、全国で二十一万戸超が整備されている。

 ゆいま~る高島平では、トイレや風呂に手すりが設けられており、室内に段差はない。安否確認や生活相談といったサービスも提供される。入居者には、携帯電話に似た形の端末が配布されている。緊急時にコミュ社のスタッフに連絡できる。

 スタッフは昼間、隣の棟にある事務所に常駐し、生活相談や、病院、介護事業者の紹介などもする。夜間などの緊急時は、警備会社が対応する。

 一五年六月に入居した一人暮らしの落合美江さん(70)は「ここを選んでよかった。子どもたちが遊ぶ声が聞こえてきますし、いろいろなところに行きやすくて便利です」とほほ笑む。

 落合さんは夫とともに、二十年前に都内から栃木県那須町の一戸建てに引っ越した。しかし、十年後に夫が病死。愛犬も三年前に死に、寂しさを感じていたところ、このサ高住のオープンを知り、入居を決めた。

 家賃は一人暮らしの場合、月九万円台。周辺の同じ程度の家賃のサ高住と比べると、かなり広めだ。落合さんは、安否確認などのサービスを利用しているが、その利用料や共益費と合わせても十四万円弱。「国民年金や遺族厚生年金で何とかやっていけます」と話す。

 入居前は、もとからの住民と親しくなれるかどうか気にする人も多いが、落合さんは「団地に卓球クラブがあり、週に二回は幅広い年代の人たちと楽しんでいます」と笑う。着物の着付け講師をしながら、週に一回、世田谷区の大学のオープンカレッジにも出掛けて健康づくりを学び、充実した生活を送っている。

 コミュ社広報室の村岡鮎香さんは「団地の自治会に入っていただくよう、お勧めしています」と、サ高住の入居者が団地に溶け込めるよう気を配る。
 (白井康彦) 


  <空き家を生かす!!> 団地利用の分散型サ高住(下)
2017年4月13日 中日新聞 

 古くなってきた集合住宅の空室を、サービス付き高齢者住宅(サ高住)に改装して活用する「分散型サ高住」。高齢者だけが集まって生活するのでなく、もともと団地に住んでいる幅広い年代の人たちの中に、高齢者が溶け込んで暮らしていく新しいタイプのサ高住として注目されている。十二日付の(上)で紹介した東京都板橋区の「ゆいま~る高島平」を上回る規模の分散型サ高住「ゆいま~る大曽根」の整備が、名古屋市北区で進んでいる。

 「転居した後の暮らしのイメージが湧いてきた」。九月下旬に入居開始となる計画で改装工事が進んでいる団地を、高齢者たちが下見に訪れて声を弾ませた。

 この団地は、愛知県住宅供給公社が管理する。改装されるのは、十一階建ての四棟のうち二棟に点在する計四十室だが、二〇一九年までに七十戸に増える予定だ。改装後は、高島平と同じく「コミュニティネット」(東京都千代田区)が運営する。

 大曽根の建物は一九七三年の完成で、外壁などに傷みも見られる。老朽化した印象に輪をかけるのが、スーパーが二〇一二年に撤退してできた広さ約千平方メートルの空きスペースだ。看板などがそのまま残り、シャッターが下りている。県住宅公社は「有効活用が急務の物件だった。高島平の事例も参考にして分散型サ高住の計画にした」(賃貸住宅課)と説明する。

 特徴となるのはスーパーの跡地千平方メートルを利用して整備される地域コミュニティー拠点だ。来年三月に開所する予定で、地域の資源リサイクル拠点となる「資源カフェ」やレストラン、物販コーナー、文化教室などが入る計画。就労援助などで障害者を支援するNPO法人「わっぱの会」(名古屋市北区)が改装の立案や完成後の運営を担当する。

 資源カフェは、古紙や缶などのリサイクル資源買い取りセンターと喫茶店を併設。周辺住民が持ち込んだ資源ごみを、NPOの活動として圧縮などの処理を施し、リサイクル業者に販売する。その売り上げは運営費に充てられる。住民たちには、ごみを持ち込んだついでにモーニングを楽しむなどして交流してもらう。わっぱの会の斎藤縣三(けんぞう)理事長は「高齢者や障害者が垣根なく働ける場にするとともに、世代を超えて地域住民が交流できる場にしていきたい」と意気込む。

 コミュ社の関連団体が、昨年十一月から毎月一回、団地内や周辺でコミュニティー拠点についての説明会を開いており、毎回、二十~三十人が参加している。「新しいサ高住でどのような暮らしができるのか」などと興味を持ち、県外から見に来る人もいるという。十二日も数人が、工事が始まったコミュニティー拠点となる空間の広さに驚きながら見学し、「夢が広がります」と話していた。

 入居予定者は、夫婦か一人暮らしの高齢者。もともとファミリー向けだった3DKの部屋が、三タイプの1LDKに改装される。家賃は月七万円前後になる見通し。一人暮らしの場合だと、家賃と見守りなどのサービス利用料、共益費の合計額は十二万円未満となるという。
 (白井康彦)


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4月12日(水)のつぶやき

2017-04-13 01:04:41 | 花/美しいもの
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