気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

10年祭

2010-01-10 21:05:03 | Weblog
今日は、夫の祖父の10年祭だった。
神道なので、そういうのだろう。

神主さんが、みえて、白の装束に着替え、準備をされる。
11時から始まるのだが、昨日、料理屋から送迎のバスを11時半に家に到着するようにするという電話があり、姑は、少々、焦っているようだった。
10時半には、大方、10人ほど集まったので、始まった。
何人かは、10時半過ぎにみえた。
ここいらへんが、連絡ミスと言うか、アバウトだと思った。
まあ、田舎のおじいちゃんおばあちゃんたちだから、文句を言う人もなかったけど。

榊を手にした神主さんが、祝詞を2種類かなあげて、その後、笙の奏でられる中、
一人一人榊にシデをつけたものを祭壇にお供えした。
祖父の遺影があまりにも若い頃、60代だろうかなので、違和感を感じた。

祖父は、97歳で亡くなったのだが、小柄で物静かな人だった。
毎朝、アロエの葉をはさみでちょん切って、葉の表面を削りとり果肉と言うか
中のゼリー状の部分をぺろぺろなめていた。
民間療法なのだろうか。アロエは、「医者いらず」ともいうからな。
牛乳を1杯、まぐろの刺身を毎日食べていた。
胃が悪いので、自分で気をつけているようだった。

そのあと、お墓に行く。河原に近い墓地で、周りは、畑なので吹きっさらしで
寒かった。
お墓は、東向きに建っているのだが、拝むときに西を向く。すると、強い西風がもろに吹いてくる。
榊をお墓に付いている花瓶にさすと、風でパタパタしていた。
神主さんが、枝を折り曲げて、丈を短くするよう教えてくださる。
そこでも、祝詞をあげて、礼と拍手をする。

その後、送迎バスで、料理屋に行く。
他の座敷も名前が表示されていたので、今日は、商売繁盛している様子だった。
今日、集まった人たちは、皆さん、60~70代の人ばかり。
落ち着いた雰囲気で、静かに宴席だった。
正直、私には、叔父や叔母は分かるけれど、祖父の兄弟、祖母の兄弟は、
全く分からなかった。
おつきあいとか義理とかあるのだろう。
昔の人は兄弟も多かったから。
これからは、子どもたちも少ないから、こういう法要もこじんまりするだろうな。