気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

ヒロシマ

2006-08-06 21:58:00 | Weblog
61年前の今日、午前8時15分にヒロシマに原爆が投下された。
テレビで平和記念式典を見た。
被爆者の方は、平均年齢が73才と聞いた。
「この事実を風化させてはいけない。」と、お話されていた。
私は、10代、20代のころと母親になって子供が歴史を学ぶ年になってからの計3回、広島市を訪れた。
原爆資料館に入ると、生々しい写真やマネキン人形によって、突然この世のものと思われぬ世界に引き込まれていく。
おととし子供と訪れたときは、次男が、被爆した人の変形した爪の標本に驚いていた。
私は、高熱で変形したガラスの一升瓶や強い光線で壁に人の影が焼き付いてしまった写真に驚愕した。
人類の歴史上、いくつかの過ちがあった。
原爆、そして今なお存在する核兵器は、人間が生み出した「悪魔のおもちゃ」という気がする。何のためにそんな危険な物を製造するのか?
小学生のころ読んだ「八月がくるたびに」(おおえ ひで著)を思い出す。
大学生のころ、同じ下宿の子が広島出身でお母さんが被爆二世だと話していたことを思い出す。
日本人にとって、忘れてはいけない負の歴史だし、子供たちに伝えていく必要がある。