ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

なにが放射線の影響は無いや! おまえらそれでも医者か!治す気無いのやったら子どもと関わるな!

2012年09月11日 | 日本とわたし
18歳以下1人が甲状腺がん 福島健康調査8万人分析 
【共同通信】2012/09/11 19:18  

『東京電力、福島第1原発事故による、放射線の影響を調べている、
福島県の「県民健康管理調査」の、検討委員会(座長・山下俊一福島県立医大副学長)が、11日開かれ、
事故発生当時、18歳以下を対象とした甲状腺検査について、1人が、甲状腺がんと報告された。

甲状腺検査の対象は、約36万人で、これまで結果が判明したのは、約8万人。

調査主体の、福島県立医大の鈴木真一教授は、検討委で、
「チェルノブイリ原発事故でも、甲状腺がんが見つかったのは、最短4年。
福島では、広島、長崎のような外部被ばくや、チェルノブイリのような内部被ばくも起きていない」と述べ、放射線の影響を否定した



いったい、何才の子に甲状腺ガンが発見されたんか。
その程度はどれほどのもんなんか。
いずれにせよ、もしわたしがその子の親なら、腸が煮えくり返るほどに、事故を起こす原因となった電力会社と国の怠慢を憎む。
憎んで我が子のガンが消えるなら、腸が溶けてしまうまで憎む。

この、放射線の影響を調べてる連中は、健康の管理と調査をしてるだけ。
管理と調査という作業の中に、子どもの命をなんとかして守らなあかんという意思など無い。
こんなまたとないチャンスを、原発事故が与えてくれて、嬉々としてデータを集め、それを囲んで大興奮。

あれ~、こんな高い数値が今出るかねぇ~。
いや、これはすごい!
こんなスピードは見たことないよ!
いやはや、所変わればデータも変わる。これまた、大トピックになるかもなぁ~。

データを独り占めする手はずはとっくに整えてある。
福島県以外の病院に行ったら、治療も指導もしてもらえへんようにしてある。
もちろん、セカンドオピニォンもだめ。
それにハイハイ従うてる病院や医者を責めてみても、ハイハイ従わざるを得ん程度の圧力がかかってるからどうしようもない。

なんでこんな酷いことする人間が、普通に生きて、皆の上に立って、意気揚々と仕事を続けられてるねん?
告訴されてるんちゃうん?
言うたことしたことの中に、人道上、どうしても許し難いもんがいっぱいあったんとちゃうん?

なにが、放射線の影響は無いや!
おまえら、それでも医者か!
人の命をなんやと思てるねん!
治す気無いのやったら、子どもと関わるな!
子どもを、データ集めに使うな!
汚染地の檻の中に子どもを閉じ込めて、日に日に汚染を被らせることが、罪やと思えん人間はクズのまたクズや!
データなんかいらんねん!
傷ついた子どもの身体と心をしっかり診たって!
症状がきちんとわかるまで、とことん診たって!
ほんで、できるだけ早め早めに、症状が悪化する前に、適切な治療をしたって!

日本が世界に示さなあかんのは、クソデータなんかとちゃう!
あんな凄まじい汚染が発生したけど、子どもも赤ん坊も、それから大人も動物も、酷い病気にかかる前に対処して、
これほどに少ない、健康被害に収めることができました。
それが、医療も技術も、世界に誇るもんを持ってる日本の、底力の見せ所なんとちゃうの?

救うためにデータなんかいらん!データなんかくそくらえ!
人間を救うのはデータとちゃう。人の目、人の手、人の心!

小出せんせと一緒に、温泉だら飲みオフ会!

2012年09月11日 | 日本とわたし
原発関連の情報発信を精力的にされている、ブロガーのざまあみやがれいさんが企画した、
めちゃ楽しそう(時期が時期だけに、楽しいなんていうのは憚れるんやけど……)な温泉オフ会。
これがあることは知ってたけど、つい見過ごしてしもて、気がついたのは、もう終りかけの数分間。
あじゃぱ~!

でも、それでも、やっぱり大事なこと言うてはったから、ちょっと書き留めたことを残しときます。

で、オフ会の内容は以下↓の通り。

■9.11 小出さんと温泉だら飲みオフ

2012年9月11日、原発事故から1年半という節目に 小出裕章さんをブロガーが囲んで、温泉オフ会を開催。
福島大学からは、小野原雅夫教授も参加。19時から(予定)Ustで中継します。
沢山の人の参加を願っています。

※配信協力、宮崎陽介さん、大矢中子さん


原発事故からちょうど1年半の節目に当たる、2012年9月11日(月)に、
小出裕章さんを囲んで、だらだら飲みながら、原発について語り合う「温泉一泊オフ会」
略して「9.11小出さんと温泉だら飲みオフ」を開催いたします。
もちろん、このオフ会は、Ustreamにて配信(19時から予定)し、みなさんと共有します。
福島大学の、小野原雅夫さんも参加!
福島の現状をお伺いできる、貴重な時間でもあります。
そして、今回の企画意図は、ネットの中で情報を発信し続けるブロガーが集まって、原発事故とインターネットについて、語ることでもあります。
そのため今回は、オープンに参加受付はしませんでした。
(次回以降の開催では、もっと様々な、まだ僕がお会いしたことがないブロガーさんが、参加してくださることを僕は期待しています。よろしくお願いします)

※今回は、Ustreamでの中継において、宮崎陽介さん、大矢中子さんに配信協力していただいております。
当日は、中継画面の右横のソーシャルストリームで、小出さんや小野原さん、ブロガーに対する質問などをどんどん下さい。
できる限り沢山の人が参加し、それによって、素晴らしい時間を共有できればと思っています。


ほんじゃ~、わずかながら聞き取った、小出先生とブロガーさん達の言葉を。

燃料をどけた後の本体(原発)が、本当は大変。きっちりと始末するまでには十万年、百万年先までかかる。
そういう意味からも、廃炉はできない。
廃炉を実現するためのプロセスにとりかかる、というのが現実的な考え方。

残ったゴミをどうするか。

もう今は、日本が経済的に格が下がろうがどうでもよい、まともな国を作らなければならない。

後世の人達への負担を、少しでも減らす。
毒物を残す我々の使命として、償いとして、原発は即時、止めるしかない。
原発事故云々の問題ではない。

先に、たくさんある問題を、どうするのか。
止めたとしても、解決できないことがありすぎる。
犠牲を押し付けている。
原発事故がなくても、こういうことを考えなくてはならなかった。
起きるまで気がつかない。
事故が起きても気がつかない。
起きなくても、数年で、燃料が処理できなくなる。

六ヶ所村を、稼働さえてしまってから廃炉にするのと、稼働させる前に廃炉にすることの違いは?

六ヶ所は、試運転と称して、燃料をラインに流してしまった。
工場全体が、すべて汚れてしまった。
どうやってつぶせるのか、とても大変。
1基廃炉にするのに、少なくとも1兆円かかると思われる原発が、日本には54基も建ってしまっている。
六ヶ所は10兆円。
わたしは、20~100兆かかると考えている。
廃炉コストを入れたら、天文学的な金がかかる。

ごく短期的には、火力への費用がかかるが、検索不能の費用がかかる原発のことはスルー。

廃炉は、マンパワー的にも、経済的にも無理。
ゆっくり、1基1基、停めていくこと。
ちゃんと、ルートを説明できる研究者が、討議できる場を作り、徹底的に集中して事故の収集に取りかかるべき。
即時廃炉に取りかかる。何十年かかったとしても、とにかく廃炉につながる停止

即時廃炉というのは希望。
現実性プロセスとして、あまりにも具体的に議論されてないので、理解できていない。
停止している原発の、廃炉までの具体的なプロセス。シュミレーション。
希望的観測=科学技術の進歩でなんとかならないか。
停止しただけだったらまた動く。
なので、取り決めをしたらいい。
電気が足りないから原発を動かす。この言い訳は全く通用しない。
永久停止。

一年半前の事故当時、脱原発メーリングリスト・市民社会フォーラムで情報を流した。
万一なにかあった場合、小出先生からの情報を流す、ブロガー仲間間のセーフティネットを作る。
情報発信ができるようにする。



飲み会はなんと、6時間も続いていて、小出先生は日本酒を、スルメを肴に、美味しそうに飲んではりました。
なかなかいける口みたいです。
あ~、差しで飲みたいなぁ~。

放射能は集めて管理=処分!いろんな場所にもっていくというのは拡散で、これは処分とは全く逆!

2012年09月11日 | 日本とわたし
『みんな楽しくHappy♡がいい♪』ブログのきーこさん、
わたしはまたまた、きーこさんの、膨大な時間と労力を費やした文字起こしを、そっくりそのまま転載させていただきます。
ほんっとにごめんなさい!
キーを打つのに必要な腕と指が、少々故障気味なので、そいつを言い訳に、きーこさんに頼らさせていただきます。
そして、これは、わたしの知識不足ゆえの問題なのですが、Ustreamの動画をここに載せることができません。
なので、きーこさんが文字起こししてくださった動画は、きーこさんのブログの画面上で観てください。
すみませんが、よろしくお願いします。

↓以下、転載はじめ

「地元の人々に十分な補償をしたうえで福島第一原発の近所に集めて管理する」仙台赤十字病院岡山博先生9/9「おひさまプロジェクト」発足記者会見 (内容書き出し)

福島第一原子力発電所から、大量に放出された放射能。
各地でそれを焼却した、高濃度に濃縮された焼却灰。
除染のために、はぎ取った土。汚泥。
それらを置いておく場所として、「各都道府県で最終処分場を」と、環境省は言います。

「(本来なら、福島第一原発だが)福島第二原発の広大な敷地へ」と、小出裕章先生はおっしゃいます。
東電の所有物なのだから、東電に返すのが本当だし、東電に責任を取らせるべきだと、私も思います。
一番いい方法は、東電の敷地内に、処分場をつくることだと、私も思っています。

だけど、その量は、ものすごく膨大です。

最初の頃は、「チェルノブイリ原発の近くは、放射能の墓場になっている」との発言があった小出先生も、
とても言いにくそうにしておられていて、最近は、「東電の敷地内へ」という言葉でしか話されていません。
私は、先生でさえもが言えない、最も現実的な方法があると、ずっと思っていたことがあります。

福島第一発電所近くの地域は、もう除染も出来ないし、帰ることは不可能だ、というのが現実です。
膨大な土地が汚染され、これから先、半永久的に住むことも出来ずに、使えなくなる場所があるという事は、信じたくはありませんが、事実です。

放射性物質は、出来るだけ一カ所に集める、という原則から考えて、
私は、高濃度に汚染された原発近くの土地に、どんどん、全国から、焼却灰や汚泥、その他汚染したものを、集めていくしか方法はないだろう、と思っていました。

住んでいらっしゃった方の、お気持ちを考えてなのか、なぜなのか?
「栃木県矢板市に、最終処分場」等のテレビのニュースでも、
誰も、「東電の敷地内へ」や、「原発近くへ」と、一言も発言しない事が、とても不思議でした。
そのことについて、公にハッキリとお話しされた方は、今までいらっしゃらなかったように思います。

今回、仙台赤十字病院の先生が、私がずっと思っていたことを、会見で話して下さいました。

暗黙のうちに了解していて、発言できないタブー、というものがあります。
小出先生さえもが言い淀むほどの、真実です。
とても勇気が必要な発言だと思います。


がれき問題中心の会見ですが、岡山先生の発言を中心に書き出しました。

2012.9.9
震災がれき広域処理に反対する全国組織「おひさまプロジェクト」発足記者会見

会見参加者
九州ひまわりプロジェクト・村上さん(九州)
原 豊典さん(福岡市) 
仙台赤十字病院・岡山博先生(宮城県仙台市)
高橋良さん(宮城県仙台市)
秋田大学教育文化学部・村上東教授(秋田市) 
こども未来ネット・菅原雪子さん(秋田市)
環境ジャーナリスト・青木泰さん(東京)



06:47
岡山博(日本赤十字病院呼吸内科部長):
仙台赤十字病院の臨床医をやっています、岡山です。
去年の原発事故が起きたその時から、それまでの放射線被ばくに対しての常識、
つまり、大学、学生、あるいは、放射能を使う企業に対して指導してきたことが、全部なくなってしまいました。

・放射能は、出来るだけ被ばくしてはいけない。
・それから、安全な量はない。
・これ位被ばくすると、とても重大だ。

という事がすべてなくなって、全部、

「安全」
・「心配するな」
・「放射能の被ばくよりも、心配することの方が有害だ」

と言って、心配する人、真面目に考える人を、馬鹿者扱い
してきました。
そういう中で、防げるはずの被ばくが防げずに、拡大しました。

私は、政府が説明をしてきたことが、「明らかに人を欺いて嘘を言っている」
この事に対して、発言しなければいけないと思うようになって、発言を始めました。

それからもうひとつ、
がれきに関しては、莫大な量のがれきがありますが、
宮城県・岩手県のがれきを、わざわざ外に運んで処理しなければならない、道理的な理由はありません。
そして、それをまた、焼却する理由もありません。

「ゴミとして扱う」
これはとても残念なことです。
私は、宮城・岩手のがれきは、全部遺品として、全部集めて山積みにする。
それで、岩手県には、場所がありませんから、小さい湾なので、仙台平野のどこかに、海岸に全部山積みにする。
古墳のように山積みにして、地震と津波の記念公園をつくったらいい。
これが一番。

ただ集めて山積みにするだけですから、最もお金がかかりません。
海岸につくるので、トラックで運ばないで、船で運びます。
これは、ものすごいメリット
です。
そして、私は出来ればそこに、世界で最高の『津波・地震の資料館』を作ったらいい(と思っています)。
これは、ゴミとしてではなくて、世界に対して、被災地の誇りとなるようなものが出来ます。

それからもうひとつは、
がれきを集めるという事は、遺品として集めて、遺品として私たちが大切にする。
それをゴミにして、邪魔者扱いをしてばらまくという事は、私は道理的にもやるべきではないし、やる理由もないし、
やらないで、ずっと安く、合理的に始末が出来ると思います。

私が提案していました。
そして、このような会が出来て、繋がることが出来たことを、とても私は喜んでいます。



18:34
原(九州住民ネットワーク)
北九州市で、80トンのがれきを受け入れて、試験焼却をやったんですけれど、
この結果、私たちが掴んでいるだけで、40件位の健康被害が報告されています。
その症状は様々なものでして、北九州市には、ひと月ほど前に、その報告を出しているんですね。
ところが、北九州市は、何の調査もしようとしていない。
そこには、北川先生という、医師のコメントも付けているんですけれど。

先日、北九州市の漁協に行きまして、そのことを知らせましたら、
ちょうど目の前に、北九州市の局長とか、水産部長とかが座っていまして、直接話をしたんですけれども、
漁協に行きましたら、組合長が非常に驚いてですね、
もう反対は止めようかな、諦めようかな」、というような感じだったのが、
ちょっと考え直そうか」、という事になりまして、
市民と一緒に漁協も、「それを調査してくれ」と、はっきり。
調査が終わるまでは、受け入れないようにしてほしい」という要望を、北九州市の方に出しております。

それで、「もっと情報をどんどん持ってきてくれ」と言われていますので、そういう事をやっていきたいと思っています。

その試験焼却の結果、灰が出たんですけれども、
その灰は、響灘(ひびきなだ)という、北九州市の地区に埋め立てられる予定なんですね。
北九州市は、そういう予定をしているんですけれども、漁協が反対して、それを食い止めてきたんです。

でもその灰は、本来どこに捨てられるべきかといえばですね、東京電力の敷地に置かれるべきだと。

9月1日に、小出裕章先生を福岡にお呼びして、講演会をやったんですけれども、
小出先生もそのように、「東京電力に責任を取らせることが重要だ」という事を言われています。
それを、全国的に進めていきたい、と思うんですね。

まずは、北九州市に試験焼却によって生じた灰は、
東京電力の福島第二発電所、広大な敷地があるそうですけれども、そこにもっていくように、北九州市に求めたいと思います。
そういう事を、全国的に呼び掛けていくという事を、私はやりたいと思っています。


みなさん、一緒に、東京電力に責任を取らせるようにしようじゃありませんか。
あまりにもひどいと思います。



村上(九州ひまわりプロジェクト)
北九州市には、80トンの試験焼却灰が、いまだに埋め立てるところが無く、積立基地に置かれたままの状態です。
試験焼却は5月にやりましたが、9月の現在になっても、まだ埋め立てられていません。




21:42

岡山:
放射能は、分子のものの性質ではなくて、原子の性質なので、どのような化学反応をしても、減らすことはできません。
除染活動、放射能を始末する活動というのは、人が出来ることは、移動する事だけです。
だから、除染活動は、どこかを減らしたいと思えば何処かを増やす、という事がセットなのです。
だから、除染活動をやるために、一番初めにやることは、
どこにどのような規模で、どのような形で処分するのかというのを決めて、その処分場をつくることです。
それなしに、処分というのはあり得ない。
これは、世界的な常識
です。

ところが、最終処分場と、わざわざ「最終」という言葉を付けて、
最終処分場ではない、中間の仮施設をつくると、このようなことで処分はできません。
初めからこれは、人を欺くものですから、やってはいけません。

だから、すべて集める必要があります。
それで、放射能の処理というのは、
人がより影響を受けにくいところに、より安全な形で集めて管理する」というのが
放射能の管理の基本です。
それ以外にはありません。

今までの管理法というのは、
ドラム缶に集めて、何十年も、地下の倉庫に管理する、というのが基本でしたけれども、現在は、量が多すぎてこれはできません。
だから、出来るとすれば、
「福島原発の、陸の傍の、うんと汚染されたところに集めて、山積みにする」
これ以外にありません。


焼却をすると、物は少なくなり、軽くなるけれども、放射能は軽くならないので、そのまま残るので、
数十倍、場合によっては数百倍、濃縮されます。
そうすると、かえって管理が困難になります。
これはやってはいけません。


それから、放射能は集めて管理する、というのが処分ですから、
いろんな場所にもっていく、というのは拡散で、これは、処分とは全く逆のことです。
やってはいけないことです。

という事で、そもそも拡散をしてはいけない。
空気中に拡散、という事もあるし、色々な地方に拡散、という事もあります。
それはやるべきではありません。

一カ所に集めて管理する。
場所は、福島第一原発の近所以外にはありません。


それで、量が何百万トン、どこまで除染活動を進めるかによっては、何千万トンになります。
それを集めて管理する方法は、山積み以外にはありません。
だから、原発のそばに、全て山積みにします。
福島のがれき、それから津波瓦礫ではなくて、福島県一帯にある放射性物質、これは全部、山積みにします。

それから、全国の除染活動で集まったもの、燃やしたゴミの中で濃縮された放射能、これも全部、福島に集めます。
これは山積みです。
それ以外の方法はないです。


山積みにして、その時の対策というのは、地面に染み込まないことと、空中に風で飛ばないことです。

これは、初めに濡れていた分は、水として出ますけれども、
上にビニールシート、覆い。
そして出来上がってからは、粘土とかコンクリートで覆って、水が沁みとおって行かないようにすれば、
新たな浸出物はできませんから、これは、非常に簡単に管理できます。


それで、何十年、あるいは何百年も管理する。
これ以外に方法はないので、それ以外の方法は全部、人を欺くか、嘘か、あるいは出まかせです。

私は、福島原発のそばに、最終処分場をつくって、山積みに処分する。
これを、何とかやらなければいけない。
それ以外に方法はない
、と考えています。




村上:
福島の処分の問題と、それと同時に、今、福島の人々が棄民されている、今本当に、棄民、本当に棄民させられていると思います、福島の方々。
そういった方々に、避難していただく、保養していただくという事を、同時にやっていきたい
と思います。

岡山:
えーっと、その話です。
地元の人の気持ちを考えると、「故郷を捨てろというのは忍びない」という意見があります。
これは、その人たちを可哀想だと思っている人が言うのではなくて、全然思っていない人が、利用して言っているだけだと思っています。

今まで、ダムをつくるにしても、原発をつくるにしても、高速道路をつくるにしても、故郷を捨てた人が山ほどいます。
全部これは、実行してきました。
キチンとお金を払って、その後の生活保障をして、やってきたんです。

まして今、あれほど汚れた地域で、子どもを安全に育てられない、それから産業が無い
そこに本当に、それでも帰ってきたい人がどれだけいるか?
少しはいるかもしれないけれど、そんなに多くはない。

それは、十分な補償をする、という確約をしないからそういうふうに言っているだけで、
私はそれにつけ込んでいる、とても悪質な問題だと思います。
それで、福島の、特にうんと汚染された地域の人のためにも、あそこに帰らないでいいように、別のところを国と東電が補償して、今後の生活を補償する。
安心して、他に住居が移せるように、それをやるべき
だと思います。
それがセットです。

27:32
青木泰(環境ジャーナリスト)

*******       *******       *******

復興予算は、19兆円ということです。
がれきを広域処理する費用は、完全に無駄使いだし、
人が住むことが出来るまで、線量を落とすことができない、除染費用も無駄だし、
予算の使用内容を、きちんと見直せば、これから先、何十年も帰ることが出来ない地域の住民の方々に、手厚い補償をすることは可能な筈です。

原発の爆発により、飛び出した放射性核種の量は、常識の範囲を超えて大量だし、
今までのように管理することも、現実的には無理でしょう。
これからの日本の国土を考えたうえで、より良い解決策を選ぶとすれば、
完全ではないけれども、この方法しかないのではないかと、私も思っていました。

わたしは、先生のご意見に賛成です。

↑以上、転載おわり


わたしも賛成です!

もうやめよう『無責任』『無自覚』『不参加』

2012年09月11日 | 日本とわたし
今夜は、町のタウンミーティングに行ってきた。
近所に住む5家族が今、自分らが住む地域の環境を良くしたいということで、メールで意見をやり取りしながら、
タウンミーティングや、各戸での打ち合わせ会、議員やカウンセラーや警官を呼んでの話し合いを実施してる。

わたしらが問題視してるのは、各家の住み方。
通りはとりあえず、複数家族が住んでも良い、と制定されてるゾーン。
けれども、うちの通りでは、複数家族が住んでる家は一軒も無い。
ところが、うちの家と裏庭が密接してる通りでは、複合家族が移り住んでくるケースが増えてきて、
おかげで、路上駐車がぐんと増えるわ、派手な諍いで警察が呼ばれることが増えたわで、そんなこんなで、通りが少々騒がしくなってきたわで、
一家族で一軒家に住んでる人からすると、かなり気になる状況になってきた。
そこにもってきて、うちのすぐ隣の空き地を買った不動産屋が、そこに複数家族のための家を建てる、と言い出したから大変。
そんなことされたら、複数家族が住めないゾーンに変更してもらおうという要求ができんようになる。

ということで、会議にメール、また会議の末、その要求を市議会の議案に上げてもらえるかどうかの採決があった。

裁判の法廷のような部屋で、市長、それから議員が、我々の真正面にずらりと並ぶ。
けっこうな威圧感。
議事案要求は自由にできるので、言いたい人が言いたいことを言う。
学校の整備、内容の充実、犬の保護、シェルターの改善、ある議員の態度が悪いなどなど……。

結果は、めでたく取り上げてもらえることになった。


そんなこんなの経験をしながら、やっぱりわたしは日本のことを考える。
問題は、タウンミーティングでやいのやいのと言うて済むような類いのもんとちゃう。
国がかかってる。命がかかってる。子どもの未来がかかってる。
けど、ふと、そうやけど、根本はこの、町会議なんとちゃうんかなあと思た。

前回の仏誌の記事中に書かれている、『日本人』と呼ばれてる人の多くはまだ、今だに気がついてへん。
ツィッターやフェイスブックの中では、気がついている人だらけのように錯覚してしまうけど、現実はそうやない。
夏に、東京在住の米国人の友人や、米国在住の日本人の友人と、原発の話を何回かした。
すると、ほんまに、それはそれは見事に、原発が日本から無くなったら困るでしょ?と、全員が、同じような主旨の言葉を口にした。
がれきの拡散や、食べて応援についても、もう汚れちまったんだから……と妙に納得したようなことを言う。
そして、原発ムラのような大きな力には、市民レベルでは抵抗できないと、断言する。

なるほど、そうきたか。

わたしは、自分の好きな友達が、自分からすると、とんでもないことを口にするのを聞きながら、
自分の激しい動揺を隠すために、何回も何回も、心の中で唱えてた。

なるほど、そうきたか。

わたしの友人が、やで?!
今までにも、何度か会うたびに、いろいろと話をしてきたし、わたしが独りデモをしているのも重々承知の友人が、やねんで?
そやし今回は、今までより少々声のボリュームを上げて、言葉の量も増やして、今の日本が抱えている危機を説いた。

このマイナー感。
とんでもなく少数、という現実。
官邸前の抗議集会が、日本の市民の背中を少しだけ押してくれてはいるけど、まだまだ全然足りひんし、決定打にはなってない。
日本の今の政治家を、動かそうなんて考えても無駄。
あいつらは元々から、官僚の操り人形。人間ちゃうねんから。
日本は日本人には動かせへん。
世界の晒しもんにして、世界から喝入れてもらわな変わらへん。
クソッタレの官僚に、『ボケナス!」とゲンコツかませるのは、世界印の拳。
ほんで、こんな状況に陥ったら、世界に助けを求めるのは当たり前やという常識を持った人間を、政治の世界に送り込むのはわたしらの仕事。

政治は政治屋にしかできひん。
ならば、その政治屋を選ぶわたしらは、今回からはめちゃくちゃ真剣に、時間をかけて、徹底的に考えなあかん。
そんなこと急に言われてもって思う人もいるし、めんどっちいからイヤや言う人もいるやろ。
けど、血を流したり怪我したりして、抵抗せなあかん事態になるよりゃよっぽどマシなんちゃう?

それぞれの町、村、市の候補者を、徹底的に精査する。
その候補者は、町民、村民、市民と、せめて2時間、討論会なり勉強会なりをして、自分の考えや政策を説明したり、市民の意見を聞く。
投票権のある市民は、その会には、強制的に参加させられる。
投票する前に、少なくとも◯回は参加して、必ず投票の責任を果たさなあかん。
ほんで当選した議員は、毎年、あるいは半年に1回、ちゃんと仕事をしてるかどうか審査されて、
もしできてなかったら、あるいはなにか市民の意に添わんようなことをしたら、即刻リコールされる。

なんて、乏しい知恵の脳ミソで考えてるだけやから、まだまだ抜けてるとこがいっぱいあるやろけど、
わたしがなにを言いたいかというと、もうこれ以上、操り人形らが、大事なことを勝手に決めてやりたい放題してるのを眺めとうないってこと。
民主主義国家に生きてる幸運を、無責任、無自覚、不参加っちゅう、怠け心で台無しにしてきた。
そのツケが今、まわってきた。
ほんで、わたしらの子どもの子どもの子どもの、そのまた子どもが、可哀相に、そのツケを払い続けなあかん。
わたしらは、その子らからしたら、マジでクソッタレな世代や。
もう過ぎてしもたことは取り返しがつかへんけど、せめて、もうちょっとでもマシな政治の世界を日本に根付かせることができたら、
そのクソッタレさが、少しは、マシになるんとちゃうやろか。

その方法を、うんうん唸りながら考えてる。