ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

原発事故の影響が収まっていない中での日本政府の行動は、ベトナム周辺国の国民に対するテロ計画に匹敵する

2011年10月31日 | 日本とわたし
メコン・ウォッチに掲載された記事をご紹介します。

メコン・ウォッチは、東南アジアのメコン河(メコン川)流域の開発や経済協力が、広い意味で地域の自然資源を生活の糧としている流域の人々の生活を脅かさないように、調査研究や開発機関への働きかけを主な活動として1993年に設立されたNGOです。

『日本政府のベトナムに対する原発輸出に関して、タイから寄せられた声をお届けします。
短時間で集め作業したので、読みにくいところもあるかと思いますがご容赦ください。

1通目を書いてくださったプレムルディさんは、約20年前に、ボランティア交流プログラムで、福島県の飯舘村に1年間滞在しています。
タイの中で、今回の事故と飯舘村の現状に、深く心を痛めている方の一人です。
現在バンコク在住ですが、お住まいは、今回のタイの大洪水で、1m以上の浸水が予想されている危険地域。
昨晩連絡した際には、洪水に備えて、荷物を2階に上げている最中でした。
タイでも、原発導入の機運は、政府側で非常に高まっており、懸念する市民のネットワークも立ち上がっています。
また、東北タイで活動するNGOの多くが参加するネットワークからも、反対の声が上がっています。

(翻訳・文責 メコン・ウォッチ木口由香)

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『メコン河流域国は、今それぞれの発展に努力しています。
資源の利用と発展の方向性の選択は、流域内の協力と持続的を考慮した開発にとり、非常に重要な論点となっています。
これは、日本も我々と同様に考慮する、必要のある点です。
ベトナムも、タイと同様に、急速な経済発展を遂げていますが、
際限のない需要の伸びばかりが言われているエネルギーの必要性の見直しを、市民社会から求められています。

市民は、タイ政府とベトナム政府に、持続性のない大規模事業をストップすべきだ、と要求しています。
その一例は、ベトナム政府自身も、利益より問題を国にもたらすだろうと理解している、メコン河に計画されている大型水力発電ダムです。

日本で、今まさに問題となっている原子力発電事業も、大型ダムと同様に、大規模で持続性のないものです。
これは、安全面とエネルギーに関する政治的関係において、近隣諸国に強い影響を及ぼします。
日本政府が、自国に大きな悪影響を及ぼしている原子力技術を輸出することは、日本の国民感情を逆なでするものであり、
それが援助である、と考えるべきものではありません。

しかし、この問題を発展途上の地域にもたらそうとしているのです。
私は、日本政府が「発展」の名の元に、原子力技術を輸出し、私たちの流域にもたらすことを見直し、中断することを求めます。

タイ国NGO
TERRA(Towards Ecological Recovery and Regional Alliances:生態系回復と地域連帯を目指して)
共同代表 プレムルディ・ダオルオン

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タイでは、17か所の原子力発電所計画があり、それぞれの地域で反対するグループが結成され、原子力発電事業の監視ネットワークを形成しています。
私たちは、原子力発電所の影響を追跡し、その建設に反対する者として、日本政府の今回の行動に反対いたします。
私たちは、福島の事故が、日本の技術が安全でないことを示し、
かつまだその影響が収まっていない中での今回の日本政府の行動を、ベトナム周辺国の国民に対するテロ計画にも匹敵すると見ています。

日本政府はまだ、様々な問題を解決できないでいながら、ベトナムに技術を輸出しようとしています。
タイは、ベトナムから数百キロメートルしか離れていませんが、
万が一福島のような事故が起きた際、日本政府や日本の関連企業はどうされるのでしょうか?
私たちは日本政府の原発輸出に反対し、また、日本政府が、原子力燃料を用いる発電を見直されることを求めます。

原子力監視ネットワーク
未来のためのオルタナティブエネルギー研究グループ
タイ・持続エネルギーネットワーク

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2011年10月31日
日本国首相野田佳彦殿

福島(第一)原子力発電所による、人間と環境への危機的状況に対し、
日本政府と東京電力からの責任ある行動を、私たちが待ちわびている最中に、
危険な原子力の技術を、ベトナムに輸出すると日本政府が確約することは、恥ずべき行為
です。

今回の、日本とベトナムの間の合意は、福島の危機により苦しみを受けながら、日本政府に無視されている、数多くの日本の国民を、私たちが目にしている最中に交わされます。
また私たちは、日本の国民自身が、原子力エネルギーからの脱却の声を日増しに大きくしている中、
日本政府が、国民に対する責任を欠いた経営を行う東京電力を、精力的に救済していることも目にしています。

ベトナムの近くに暮らし、今回の技術輸出によって、危険な事態に陥る可能性のあるタイの国民である私たちは、
仮にこれによって危険にさらされたとき、日本政府が、何ら責任をとらないであろうことを認識しております。
私たちは、日本の原子炉が輸出されることに反対します。
また、日本政府が、原子力エネルギーに関して実施しなくてはならない最初の使命は、
福島の危機で被害を受けている人々を十分に救済することである
、と思い出していただきたい。

東北タイNGO連絡会議
東北タイ資源・環境ネットワーク
東北タイ人権・平和情報センター
メコン・スクール タイ卒業生一同
ウボンラチャタニ県・原発はいらないタイ人のネットワーク
--
Yuka Kiguchi
Mekong Watch
Tel: +81-3-3832-5034 Fax: +81-3-3832-5039
E-mail: yuka_ki@nifty.com
Website: http://www.mekongwatch.org/



輸出先の国、もしくは周辺に暮らしてはる、良識のある、人間として真っ当に生きてはる人達は、さぞかし心配してはるやろし、なんとかして阻止しようと思てはるやろう。
けども、聞く耳も考える脳も持たへん阿呆どもが多分、勝手に好きなように決めてしまい、それを応援する阿呆も出てきて、
結局はまた、放射能まみれになる土地がまた増えてまうんやろう。

けども、こうやって、文書でもええから反対行動をとってはる姿を知ることができた。
こうやって、翻訳して知らせてくれはる方がいはるからこそなんやけど。

『福島の事故が、日本の技術が安全でないことを示し、かつまだその影響が収まっていない中での今回の日本政府の行動を、
ベトナム周辺国の国民に対するテロ計画にも匹敵すると見ています』

いつから日本は、テロ国家に成り下がったんや?
いつから日本は、無法国家に成り下がったんや?
いつから日本は、ここまで恥知らずで阿呆な行為を、あっけらかんとできるようになったんや?
いや、こんなんずっと前からのことですやん。
そうやった。
わたしはそれを全く知らんまんま、43年もそっちで大人しとったんやった。
いや、知らんのと違て、見て見ぬふりしてきたんやった。
そやからなんか役立ちたい。
どんなちっちゃいことでもええから、何かの役に立ちたい。
暴力を伴わんと、市民がおっきな打撃を相手に与えられる方法がある。
それをちょっとここで言うとく。

それは『不買・減額』運動。

『不買』やったらみんなの得意技やん!できるやん!

で、これはちょっと全員には無理やけど、東電を弱らせたる方法はこれ。
東電の大株主信託銀行を支配するMU・MS銀行の支配力を弱める→めちゃくちゃ大勢の市民が一斉に、口座を解約するだけでオッケー。
ほんで、電気料金の支払いを、自動振込やのうて、ちょっとめんどくさなるけど、コンビニとかで振り込む方法にして払わんとく。
これも大人数が必要。
赤信号、みんなで渡れば恐くない!やろ?
なあ、世界平和のために、日本人がその使者になるべく、お家芸、和の精神、なんでもええから一斉に集団でやってまおうな!

米国『Trick or Treat』はおあずけネ♪事情

2011年10月31日 | 米国○○事情


昨日も快晴!今日も快晴!明日も明後日も!
おぉ~い!一昨日の土曜日の雪嵐はほんま、なんやったんじゃ~!がおぉ~!

色づいてきた葉っぱと雪……やっぱミスマッチ……です。

一昨日の雪嵐の日、町から各戸に外出禁止の電話がかかってきたそうです。
「湿った雪が降り積もり、多くの樹木が倒れたり、枝が落ちてきたりする可能性が大きく、それにより切断された電線が地面に垂れ下がる恐れがあります。
電線はまだ生きています。絶対に近寄らないように。
今日一日は、よほどの緊急事態でない限り、外出を禁止します」

そりゃみんな来れんかったわけや……。
もちろん、交通手段も断たれ、電気やガスも通らなくなっていたのやから、コンサートどころではなかったのですが……。

で、昨日も今日も、今だに停電のお家がたくさんあります。
我が家の通りは幸いなことに、電線への打撃は無く、いつものように暮らせていますが、
生徒の家が停電しているので、今日はいきなりの休日になりました。

そしてハロウィーン。
今夜はチビッ子達が「Trick or Treat!!」と、可愛らしい声で叫びながら一軒一軒を回る日やのに……、
またまた市から電話がかかってきて、
「今夜のTrick or Treatは、電線などの復旧作業がまだ終了していない状態だし、停電中の家も多いので、中止にします。代わりに、11月4日の金曜日の夜に延期します」とのこと。

いやあ、こちらに越してきて11年。
ハロウィーンの延期なんて初めてです!


「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを補償する義務がある」

2011年10月30日 | 日本とわたし
そうきっぱりとおっしゃった人がいる。
数ヶ月前に、国会議員を、渾身の怒りでもって叱りつけた児玉龍彦教授である。
児玉教授は今も、南相馬市の除染に努められている。
その南相馬に今も暮らしている人たちの姿を、そこに通い詰めて記録しているNHKの『ETV特集』番組の制作者の方のブログ記事の一部を紹介させていただく。

『果てしなき無責任』

前略

番組では、
福島県南相馬市の
いまなお高い放射線量が検出されている地域で、
不安を抱えながら暮らしている人たちの姿を記録している。
取材者として、彼らの置かれた状況に心を痛め、怒りもする。
しかし、ぼくはそこに住んでいるわけではない。
言わば「逃げ場がある」のだ。
そして、取材すれば取材するほど、
この問題には「出口がない」ことが見えてくる。
明日への展望がないなか不安に囚われる人たちを描けば、
それは「不安を煽る」ことになるかもしれないと自問する。
しかし、やっぱり伝えるべきだと思い直す。

中略

最大の問題は、
原発の推進に当たってきた人たちの無責任である。
彼らが終始責任回避しようとしたことが事故処理を誤らせた。
問題を解き明かしていくためには、
番組にご出演いただいている児玉龍彦東大教授の
次の言葉に立ち戻るべきだと思う。
(この言葉は番組の中では使っていないのだが…)

「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。
国と東電はそれを補償する義務がある」


誤解しないでいただきたいのだが、
児玉先生は、
「1ミリシーベルト以上は危険」だと言っているのではない。
危険であるか、ないかは、
住民自身の判断に任せるべきだというのである。
(当然、判断のためのセカンドオピニオンが求められる。)
例え科学的には「安全」である可能性が強いとしても、
不安を感じるなら「避難する権利」は認めよう。
この考え方は、暗黙のうちに、
住民が「原状回復を求める権利」を前提としている。
当然のことではないか。
自ら責なくして不安のどん底に落とされた人々が、
3.11以前に戻すよう求めることに何の無理があろう。


中略

しかし、現実的には原状回復は難しい。
少なくともすぐには不可能だ。
そういう意味では、
取り返しのつかないことが起きてしまったのである。
であれば、国と東電は国民に謝罪するしかない。
ただ頭を下げればいい、というものではない。
「原発は安全だ、重大事故など起こり得ない」と言い募り、
原発を推進してきた人たちは責任をとって退場すべきだ。
政治家、経産省の幹部、学者、言論人…。
事後処理を誤った原子力安全委員会、
原子力安全・保安院の幹部は、当然、更迭すべきだろう。
そして、東電は、当然ながら破綻させるしかない。



「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを補償する義務がある」


この、児玉教授が言われた言葉を、番組の作成編集時にカットしたことについてコメントが殺到し、それに対する彼の意見がツィッターで流された。
以下はその内容。

・被災者に原状回復を要求する権利があるだろうことを思えば、果てしなくても除染はやるべき。
でも現実にはどこかで線を引かなければならないときがくる…

・実際に避難先から「帰りたい」という声も聞こえてきます。
『除染』がいいとも『避難』がいいとも、一概には決めつけられないところにこの問題の根深さ、難しさがあると考えています。
今後も検証を続けるつもりです。

・除染の可否は(放射性物質の移動ではなく)『隔離』ができるかどうかの一点に尽きるかと思います。

・除染と同じで、ざるで水を汲むことにもなりかねません。

・『除染』と『避難』とを二元論的に捉えている方が想像以上に多かったことには驚かされた。

・市が避難設定に関わりなく仮設住宅への入居を認めた南相馬市と、避難が認められていない、例えば福島市渡利地区ではおのずと異なった問題になる。
多くの方が『避難する権利』ではなく、『故郷に戻る権利』を訴えている飯舘村でも。
……かくかように、個別具体的な問題として存在する。

・なんとか自分の故郷に留まりたい、あるいは帰りたい、とお考えの方もたくさんおいでです。
そうした方々の願いに添いたいと、児玉先生はお考えだと思います。
私は避難した方々が軽率だ、などとは思っていませんが、残りたいという思いの切実さを伝えるのも大切だろうと考えています。

・児玉先生が「線量が1ミリシーベルト以上の地域は避難すべきだ」と発言していると誤って伝えられることです。

・専門家の児玉先生ですら安全と危険の境界線がどこにあるのかは断言できない。
だから(安心して暮らすために)、少しでも線量を低く抑えるのが科学者としての責務だ、とお考えになっていることは番組の中で明言した。

・児玉先生は「年間1ミリシーベルト以上は危険」だとも、「避難すべき」だともおっしゃってはいない。
番組で触れたように「年間何ミリシーベルト以上は危険(あるいは以下なら安全)とは専門家でも断言できない」のであり、である以上、「少しでも線量を低く抑えるべき」なのである。

・『避難する権利』を認める児玉先生の考え方の根底には、原状回復を求める権利、つまり、震災前の水準までの『除染を求める権利』の承認がある。
繰り返すが『二元論』ではない。
『除染』に課題が少なくないように、『避難』にも様々な課題がある。
ぼくはその現実を見つめていくつもりだ。

・『除染』に様々な問題がつきまとうのは確かで、それは次回作としてきちんとやるつもり。
だが、「除染は無駄なので被災地の住民は避難させるべき」と軽々に決めつける気はぼくにはない。
被災者に対する情報提供と自己判断が重要。

・児玉先生の言葉は、「避難する権利がある」という原則的な認識をおっしゃったもので(それに関してぼくは全面的に賛成なのですが)、
「「1ミリ以上は避難しないと危険だ」でも「避難すべきだ」でもありません。
そこのところはブログでもきちんと書いたつもりですが、誤解なきようお願いしておきます。

・「被害者が加害者の尻拭い(除染活動)を強いられるのは不条理だと思っている」。全く同感です。
それは昨夜の番組でも描いたつもりでしたが、まだまだですか。改めて、やります。




↑この方は、現場に身をおいて、現地の方々の姿と心を撮り続けてはる。
だからこその、わたしのように言葉上だけやなくて、現実を知らんまま頭の中だけで論議を交わすんでもなくて、いろんな現実が色濃くしみ込んだ思いを抱えてはるのやと思う。
けど、実のところ彼自身も、いったいどうすればええのか、どうなっていくのかがまるで見えへんまま、
戸惑いや憂い、心配や悲しみや怒りや諦めや希望などが渦巻いている胸の内を、こうやってネットで配信してはるのかもしれん。

南相馬という所を訪れたことが無いわたしには、その素晴らしさも美しさも実感できひんのやけど、
あの事故が起こってから以降、汚染された地域の写真に映し出されてる、なんとも美しい豊かな自然に何度となく惹き込まれた。
あの場所に実際に身を置いて暮らしてた方々にとって、どれだけ離れ難いもんか、そのことをそのたびに想像した。

この制作者は「専門家の児玉先生ですら安全と危険の境界線がどこにあるのかは断言できない」と言い、
「『除染』と『避難』とを二元論的に捉えている方が多い事に驚かされた」と言う。
けれども「除染の可否は(放射性物質の移動ではなく)『隔離』ができるかどうかの一点に尽きる」と思てはる裏で、
「被災者に原状回復を要求する権利があるだろうことを思えば、果てしなくても除染はやるべき。
でも現実にはどこかで線を引かなければならないときがくる……」という思いもある。
これこそが、現場の実情やと思う。
こんなふうに、とことん考えても行動してみても、それでもなおどうしたらええのかわからん現実。
これが放射能汚染の恐ろしさやと思う。

『そんな事故を起こした国と東電は、国民に謝罪するしかない。
ただ頭を下げればいい、というものではない。
「原発は安全だ、重大事故など起こり得ない」と言い募り、
原発を推進してきた人たちは責任をとって退場すべきだ。
政治家、経産省の幹部、学者、言論人…。
事後処理を誤った原子力安全委員会、
原子力安全・保安院の幹部は、当然、更迭すべきだろう。
そして、東電は、当然ながら破綻させるしかない』


わたしはこの彼の意見に強く共感する。
そやからこそ、この意見を反映した『ETV特集』番組を作って欲しいと思う。
政治家、経産省の幹部、学者、言論人、原子力安全委員会、保安員の幹部は全員更送、東電は破綻させた上で、
年間線量1ミリシーベルト以上の人の生きる権利を補償させるために、マスコミの先頭をきって発信して欲しいと強く願う。
そうでないと、事故が起こってからすでに7ヶ月半も経ちながら、今だにきちんとした情報提供もなく、ゆえに自己判断などの仕様も無く、
放射能の汚染に晒されながら毎日を暮らしてはる人達の、この先に現れるかもしれん健康被害が、さらに深刻になる恐れがある。

『「避難する権利がある」けれども、それはその権利を持つ人達が、正しい情報をきちんと知り、その上で自己判断をすることが重要である』

そう言う児玉教授にも、この制作者にも、実はそのことが正しいかどうか、この先、それに従った人達がどうなるんか、その予想が全くつかへん。
その点では、彼らもわたしと同様、ある意味無責任やと思う。
同じ無責任なら、わたしは最悪の状況を想定して、それを回避するための一番有効な方法を提示する方が誠実やと思う。
困ってる人の気持ちに添うことはもちろん大切やけど、困ってる人がどう生きたいか、どう死にたいか、そこまで踏み込んでわかり合えるやろか?
命より馴染んだ環境。そうきっぱり、心の奥底から決めてる人に、避難を勧めることは意味があるのか。
わたしには今もってそのことに答えられへん。
けれども、そうではない、馴染んだ所から離れとうないけれど、そうかというて健康を失ったまま生きたくもない人、
まだまだ幼い子供、これからいろんな人生を歩もうという若者、深刻な病を抱えて生きたくはない実年、熟年の大人には、まず汚染地区から遠く離れることを勧めたい。
除染がどうしてもうまくいかん可能性もある。
そしたらもう二度と、以前の場所には戻れん人が出てくる。
けれども、それが原発事故というもの。
それこそが歴然とした事実とちゃうのやろか?
そんなものと闘うことに意義があるのか無いのかこそが、今きちんと話し合われるべきことなんとちゃうのやろか?
被害者が加害者の尻拭いをさせられてる今のこの不条理を、メディアは徹底的に調べ上げ、それを世間に、世界に発信せなあかんのとちゃうやろか?

嵐の後の静けさよ……

2011年10月30日 | ひとりごと
裸ん坊になる寸前だったからか、
そんな時に、葉っぱの一枚一枚に重さが加わることは、想定外中の想定外だったからか、
とにかくものすごいことになりました。
木の枝が道を塞ぎ、通行止めになっている通りも数えきれず……。
どこの町も、停電中の所があちこちにあります。
旦那が言うことにゃ、翌日の今日もまだ停電中の世帯が230万もあるとか……。
今夜は零下2℃の予報が出ています。
どうか、それぞれのお家に、予備の暖房器具がありますように!

うちの周りでも、大きな木の枝がボキリと折れてしまいました。


落ち葉と雪はやっぱり似合いません。


今日は快晴!気温は昨日と同じ、最高でも6℃、最低は零下になるようです。
けど、けど、ほんと、昨日はいったいなんやったんでしょう……。
あの嵐はいったい……

雪嵐の日のコンサート 後編

2011年10月30日 | 音楽とわたし
誰かほんまに説明してよ。
なんでこんなことになるんか。
今日は朝から、天気予報を絵に描いたように(←ちょっと喩えがおかしいけど……)、憎たらしいほどに予報通りに、
午前11時から、湿ったぼた雪が降り出した。
それものっけからものすごい勢いで……。

あっという間に数センチ積もり、えぇ~マジで雪嵐なぁ~ん……とビビりながら、こういう日はやっぱ電車が一番!と思い、
昨日はほんの3~4時間しか眠れなくて、かなり症状が悪化してしもてる旦那に、申し訳ないけど駅まで送ってもろた。
手には、クリーニング屋がようくれる簡易ビニールカバーをかけただけの丸見え状態の衣装を抱え、
そこに、舞台用の下着やの靴やの、それから長い時間を過ごすための小道具やの、食べ物やの飲み物やの、そんなもんがいっぱい入ったリュックを背負い、さらに楽譜入れのカバンを持って行かなあかんので、
少々の雨ならともかく、北風に押されて吹雪いてくる雪がハンパじゃないだけに、とてもやないけど歩いては行けん。
ほんの3秒外に出ただけで、どんだけ濡れるねん!みたいな悲惨なことになる。

マンハッタンだっておんなじように降ってるはずなので、とりあえずペンステーションから地下道をテクテク歩き、カーネギーのすぐ横に出てこられる地下鉄線に乗り換えることにした。

よっしゃ~行くでぇ~という時に、わぁ~い!あやちゃん、届いた届いた、キネシオテープ!

(↑この写真は、翌日撮ったものです、はい。当日はほんとにギリギリのギリギリやったので、写真どころではありませんでした)

ネットで調べた時に見たんとおんなじ!うわ~楽しみ!
ほんでほんで、手作りのよもぎ茶!懇切丁寧な飲み方作り方のメモに加え、お茶パックまで同封してくれて……感涙……、
などと咽んでる時間もなく、テープをガシッと箱から掴み出し、コートのポケットに入れ出発!

駅のプラットホームに行くまでにびしょびしょ……、
病気やのに電車が来るまで一緒に居ると言う旦那もびしょびしょ……両手ふさがりの、大きなリュックを背負ってるわたしの代わりに、電車のチケットを買ってくれた。

10分ほど遅れてきた電車にやっと乗れ、ホッと一息。
しかしまあ、よう降るなあ……10月やというのに……。
週末はまだ2時間に1回の電車しか無い、この車王国アメリカ。
さらに、週末になると直通は無くて、必ず途中で一回乗り換えなあかんアメリカの電車業界のトホホさ。
その乗り換え駅に着き、さあ乗り換えよう!と席を立った。
ん?
なんだか様子が変……。
降りた人がまた続々と電車の中に戻ってくるではないか?!
どないしたんやろ……。


10分経ち、15分経ち、20分経ち、人々はそれぞれにブツブツ独りゴチながら、けれども仕方ないさ的に落ち着いている。


もうとっくにマンハッタンに着いている時間になった?!


「あのさ~なんでもええから情報教えてよ~」「そんなこと言われてもさ~ボクにも誰にもわからんのやからしゃ~ないやん……」の図。


見事になんの説明も釈明もなく時間が過ぎ、次に向かい側のホームに到着した電車もストップし、そこでようやく、
「え~、この雪嵐による、木々の倒壊が相次ぎ、停電があちこちで起こり、さらに◯◯駅では火災が発生し、マンハッタン⇔ニュージャージー線は両線とも運休となりました。申し訳在りません」
というアナウンスが流れた。
いや、申し訳ありません言われたかて……。
で、どないせえと?!
いろんな人に手当たり次第聞いてみた。

アメリカで、代替えの手配やら、代わりの交通機関の案内やらを期待することは、ドラエモンのどこでもドアがあったらなあ、と夢見ることに等しい。

この、悲しいほどまでにアメリカな事実を、何度かの災難を経験してわかっているつもりやったけど、
それでもどこかで期待してしもてる未練がましい日本人のわたし……だって……だって……日本やったらさ~と思てしまうもんね~……。

腹を括り、アルベルトとジェーン、そしてパートナーのサラに電話をした。
「ごめん、リハーサルに間に合わんかもしれん。けども、とにかく本番までには着くから」

と……ホームに出ていた人達と、さっきまで困ったチャンの顔して立ってた車掌が向かいの電車の中に入ったと思たら、
動いてるがな~!!マンハッタンの方に向かって!!おぉ~い!!

取り残されたわたしの涙か……。


さらに待つ事30分、今度はその向かいのホームに、マンハッタンからニュージャージーに向かう電車がやって来た。
それに乗り換えようとする人達。
なるほど、もうあきらめて家に帰ろう、いうことね。
ところが、その電車もまた動かない。
どないやねん!なんか言えよ!どうなってんねん!

数人の客と一緒に外に出て、その電車の車掌に尋ねると、
「あのさ~、こっから先には行けんからさ~、ホーボーケン(別の線に乗り換えてマンハッタンに入れる)に戻る、かも」
かもってなんじゃい!かもって!

とにかく、そっちの電車の方が暖かそうやったし、ホーボーケンまで行けるならと、荷物を抱えて乗り換えた。


そして……またなんのアナウンスも無く時間が過ぎ、なんのアナウンスも無くいきなり電車が動き出した。
でも、もうなんでもいい。東に向いて進んでくれるんやったらなんでもいい。
車内では、車掌がうろうろしているけれど、客と話し込んでたりして、すっかりリラックスしてる。

と……、突然電車が止まった……信号か?いや、違う……。線路が交差している所なので、他の列車を待つつもりかも。
案の定、10分もすると動き出した。ほっ……はぁ?おいっ!こらっ!逆やがな逆っ!バックしてどないすんねんっ!
もちろんアナウンスは、無い……。
まわりの客も皆、うんざりとした顔をして、各々に呪いの言葉を小さな声で吐いている。
やけくそで外の景色を撮るわたし。


なぜか気分も落ち着いてきたので、あやちゃんテープを巻いてみた。
言われた通りに、引っ張らずに、曲げるとしわが寄るぐらいに軽く。
そして指の横面両側に、細く切ったものを2本。
すごく優しくて心地良い。それになんだかあたたかい。あやちゃんの気持ちも入ってる感じ。
効き目が間に合うといいなあ~……。

そんなこんなの、ほぼおちょくられてるような、冗談にも思えてしまう3時間を過ごし、結局はホーボーケンに到着。
初めて乗る電車に緊張しながら、ここで間違ってよその場所に行くわけにはいかないので、手当たり次第人に尋ねながら、ようやくマンハッタンに入った。
地下鉄に乗り換え、カーネギーに到着。
舞台での音量チェックに割り当てられた時間まであと5分と迫っていたが、去年撮りそこねたこの写真だけは撮っておきたい!
吹雪いている中、大荷物からカメラを取り出し、急いでシャッターを押す。


長靴のまま、荷物を舞台袖に置いてリハーサル。なんとか無事終了。
サラにはもう少し前に出て演奏してもらうことにし、わたしのピアノの蓋は、やはり全開ではなく、少しだけ開けることになった。

控え室は一階と二階にそれぞれ三部屋ずつ。各部屋にトイレとシャワー室がある。


けどさ~カーネギーさん、もうちょっとこのピアノ、調律しといてよね~、いくらなんでも酷過ぎじゃ~。


ちょっとごろ寝もできるソファも有り。


練習し過ぎないように、と言われつつ、あやちゃんテープの効き目を試したく、上から巻いていたいつもの白いスポーツ用テープを外して弾いてみた。
あれ?痛ないやん!いけそうやん!
でも、白のグルグル太巻きテープの小指に慣れていたので、今度はこの、肌色一巻きスマート小指に慣れとかないと。
一部の出演者の、同じく日本人のAYAちゃんが、夕ご飯を買い出しに行くと言うので、あったかいスープを買ってきてと頼んだ。
ふたりで食べていると、一部に出るピアニストが次々に部屋に入ってきては練習をする。
わたしはその横で、食べたり、目を閉じて休憩したり、着替えたり、瞑想したり、息を整えたり、
などとやっているうちに、コンサートが始まった。
とうとう来たなあ。
今日までの、いろんな思いをした、いろんな練習をした、いろんな失敗もした、弾いた後なんかわからんけど泣けてきたこともあった、
そんなことがみんな、今日のこの舞台のためやったんや、と思えるような演奏ができたらいいなあ。

本番は、今までに一度も外したことがない所で音を外して、そんな自分にびっくりしたけれど、
恐かった所は無事に弾き、曲が持つエネルギーと幸福感を充分に表現できた演奏だった、と思う。

けれども、やっぱり、ミス無しで弾き切ることができない自分にちょっとがっかり。
でもまあいい。
こんな酷い天候の中、わざわざコネチカットから来てくれたはとこちゃん、emillyちゃん、emillyちゃんのお友達でたまたま日本からこちらに来ていたマコさん、すみれちゃん、
きれいな花束をありがとう!ホテル一泊までさせて、すっかり散財させちゃってごめん!


今夜は、ニュージャージーからのお客さまは全員来れなかった!
チケットを買ってくださった52人のうち、32人が来れなかったのだった!
あの、わたしが乗った電車が、なんと、最後の列車だったのだった……そういう意味では強運と言えるのか?
生徒の関係者は家族で買ってくれているので、$60~120もの損失なのだ。
う~ん……なんとかしないと。

コンサート終了後、皆で集まるレセプションには参加せず、はとこちゃん達とうちの家族だけで、ホール近くのレストランで食べた。
店構えも値段も立派だったが、サービスがイマイチ、さらに料理が少々冷め気味の、けれどもまあ、皆で楽しく過ごせたので許しといたろか的なレストランだった。
咳がどんどん酷くなってしんどそうな旦那。
けれども、久々の息子達、Mちゃん、そしてはとこちゃん達と、少しでも一緒にゆっくりと時間が過ごせて嬉しかった。

帰りの車の中の旦那はもう、ほとんど意識朦朧状態。
今日までずっと、彼も我慢してくれてたもんなあ……。しんどいのに、いろいろと手伝ったりご飯を作ってくれたり。
申し訳なくてありがたくて、けれどもわたしもくたくたで、息子とMちゃんの話し声を聞きながら目を閉じていた。

とにもかくにも、本当に、いろんな意味で、くったくたのくったくたに疲れたコンサートになった。
家に着いたのが夜中の1時過ぎ。
家の前の垣根が、雪の重さで倒れ、半分の高さなっていた。
Kが、これは放っとけないと、雪下ろしをしてくれて、元の高さに戻してくれた。
片付けもせずに、けれども記録だけはしておきたいと思いながら、やっぱりいくらなんでもしんど過ぎたので中断。

いろいろと心配をしてくださった人、応援してくださった人、祈ってくださった人、気を送ってくださった人、
その人ひとりひとりに、ギュッとバーチャルハグを送ります。
本当にありがとう!

雪嵐の日のコンサート 前編

2011年10月29日 | 音楽とわたし
嵐です……そして昼からは雪嵐に変わるとか……なんでやねぇ~ん
最高気温6℃、最低気温0℃……そしてビュウビュウと北風が吹き荒れています。
体感温度はいくつになるやら……。

今夜、聞きに来てくださるみなさま、どうか、どうか、暖かくして、足元にお気をつけて、いらしてください。
こんな日になってしまい、本当に申し訳ありません。
せめてホールの中は、楽しくて幸せな、そして良い気でいっぱいになるよう、我々演奏者一同、張り切って演奏したいと思っています。

さて、これからシャワーを浴び、身繕いをし、軽く練習をしてから出かけます。
リハーサルが3時から始まるので、集合時間が2時半。
わたしとサラは4時半頃に、9分間だけの時間をもらって軽く音のチェックをし、それから延々と、出番までを待たなくてはなりません。
はじめ、近くの貸しスタジオにでも行って、のんびりしていようか、などと思っていたけれど、こんな日ではそんな気にもなりません。
控え室はそれぞれに用意してもらってあるのだけれど、あそこに居るとリラックスしにくいので、まあ、Play by earということにします。
出番は二部の二番。
日本時間の、多分30日の朝10時頃になると思います。
どうかみなさんの気を送ってください!わたしも、みなさんの心に届くよう、一音一音心を込めて演奏します。


ここ数日、ゲホゲホと激しく咳き込んで、とても可哀相な旦那。
さらに可哀相なことに、相方のわたしから、思いっきりバイキンマン扱いをされ、
それにも関わらず、せっせと料理をしたり片付けをしたり……ありがたくてありがたくて……でも半径1メートル以下は接近禁止。ハグも今は後ろ向き。
そんな彼が、『Why not?!頑張って花束』をプレゼントしてくれました。


「別に演奏してからでないといけない、なんていう決まりは無い」
そう言って。

あんがとね。今日までほんと、いろいろと我慢させてごめんね。

『欲を出さず、自分のありのままをねっ!
うまくいくのも自分、失敗するのも自分、
息は吸おうと考えない、吐くことのみ!
騒がない、あくまでもどこまでもナチュラルに!』

日本から送ってくれたM師匠のメッセージを胸に、欲を出さず、自分のありのままを聞いてもらえるよう頑張ります!

まあ、おきばりやす……byエマニュエル婦にゃん

『あの時、福島のある町で起こっていた、25人の真実』を読んでくださったみなさんへ

2011年10月28日 | 日本とわたし
朝日新聞の記事〈プロメテウスの罠〉を書き写してくださっていた「薔薇、または陽だまりの猫」さんに、
現行法制下における「著作権」と【gooブログ利用規約】に基づき、該当記事を削除するよう、gooブログ事務局から通達があった。

それを受け、記事を削除することにした「薔薇、または陽だまりの猫」さんが、その件についてわざわざ連絡してくれはった。

削除するにあたり、こんな意見を述べてはります。


『わたくしとしては、「著作権侵害」について 一定の異なる見解は持ちますが、29日昼過ぎには 記事を削除いたします。
残念ではありますが。

ブログ「薔薇、または陽だまりの猫」は ブログもどき とでもいうしかない ささやかな 情報発信媒体にすぎませんが
それでも 一部の人々に歓迎されてきました
今、これを閉じるという選択肢は 私にはありません

そのことを前提としつつ 次のことだけは記しておきたいと思います

わたくしが 朝日新聞記事、とりわけ WEBに掲載されていないものを 文字起こしし転載したのは 以下の理由からでした

リベラルな人々、これまで朝日新聞を読み その論調や姿勢を支持してきた 多くの人々が 朝日新聞の購読をストップし それのみか その変質を糾弾しています
私自身も その人々と 思いを同じくしています

しかしわたくしは朝日購読をやめませんでした
朝日新聞内に それでもまだ質の高い記事を書く記者などが少ないとはいえ存在しており
それを紹介することも このブログもどきにできることの一つだと 考えました

「プロメテウスの罠」はそうしたものの中でも 出色の記事でした
私は このような記事こそ 朝日新聞は積極的にWEB版に掲載すべきだと思い 
そのことを 朝日新聞にも伝えました

残念ながら これらの記事は
「朝日新聞デジタル」に掲載しているという回答でした

わたしの「著作権侵害」によって わたしの知る限りでも 朝日新聞・再講読者が10人ほど増えました
その限りでは 著作権者=朝日新聞社 に幾分かの 「貢献!」はしたようにも思います

以下は お願いです

残念ながら わたしのブログで
「プロメテウスの罠」など良質な記事を転載することはできません
記事の続きを読むには 
朝日を購読する
朝日を喫茶店などで読む
朝日デジタルhttp://digital.asahi.com/を購読する
まだ 警告を受けていないブログなどを探す
・・・しかありません

朝日新聞社に WEBhttp://www.asahi.com/で読めるように 要請してください
可能性は きわめて少ないのですが、朝日が 心を入れ替える?かもしれません

幸い?私は 朝日新聞「正規」購読者です
ブログ掲載(削除)後の掲載内容の紹介は可能です
上記の方法が不可能な方で、メールアドレスを教えて頂ければ(コメント欄などで)
わたしの可能な方法で 内容をお伝えします
もちろん「コメント欄」に記されたアドレスなどは 出来うる限り速やかに削除します

ざんねんな事態に陥り 「プロメテウスの罠」などを期待された皆さんには
申しわけない結果となりました。お許しください。

追記
コメント欄にメールアドレスが 公開されてしまうことは 良くないので
しばらくの間 コメント非公開にします
安心して(信用して頂けるなら)ご連絡を』


あの『プロメテウスの罠』は、今でもわたしにとっては、これまで読んだどの記事よりも、心に響く、それでいて大げさでもない、
当時あの場におられた方々の、それぞれの動向や思いがつぶさに書かれている、とても優れた記事だと思てる。
一生残して、いつでも読み返せるようにしておきたいと思てるほどや。
そらから自分のブログにも残させてもらおう思た。
すごく大勢の人達に読んでもらえた。
読んでくれはった人達がまた、別の人達に伝えてくれた。
朝日新聞に愛想を尽かしてたのに、また購読し出した人もいる。
もうやめようと思てたのに、また気持ちが変わった人もいる。
確かに、朝日新聞の報道の内容は、事故が起きた当時からはだいぶ変わってきた。
いったいなんで、今になって変わってきたんかは知らん。
けど、そんなことはどうでもよくて、とりあえず大事なことは、
あの記事を、わたしも、このブログから消さなあかんということ。

とりあえず、こちらに直接何の連絡もこんかったら、10月の末まで残しておきたいと思てる。
とりあえず……。 

原発いらない日本中の、世界中の女たち、今ここで立ち上がらんでいつ立ち上がる?!

2011年10月28日 | 日本とわたし
経済産業省前テント共同広場(仮)というサイトができたよ。

経産省前テントひろばというツィッターもできたよ。

これらはみな、今、経産省前の『原発いらない福島の女たち~100人の座り込み』を応援するもの。








女たちよ、どんな形でもええやんか。
実際に体を運んでみる。
いろんな事情があって、どうしても行けへんけど、差し入れなら提供できる。
メールを送る。
ツィッターで意見をつぶやく。
経産省をぐるりと囲んで、やんわりと締め上げたる輪っか作りに参加する。

経産省の座り込みは10日間続けるそうやで。
10日間のうちの数時間でも、なんとか協力できたら楽しいやん。

女なんやったら黙ってんと、じっとしてんと、指先でも口先でもなんでもええから動かそうな。
こういうのは、とにかく数やねん。数が大事やねん。思いだけでは数にならんねん。目に見えることせなあかんねん。

けど、今回、男も見直したわ。
だってな、あのテントを設置する場所取りをしてくれたんは男衆はんやってんて。

がんばろな!日本の女たち、男たち!

ちょっとドキドキ、ちょっとキラキラ☆

2011年10月27日 | 音楽とわたし
今日はお針子さん。
チクチクチクチク、ローガン鏡の助けを借りて。

近くの手芸屋さんに行って、安いキラキラ(黒いのん)買うてきて、そのつぶつぶを適当に糸でつけまくったろ思ててんけど、
なんやしらん、つぶつぶに針通す穴見つけるのんめっちゃ難儀したから、予定変更。ちょっとだけにした。

やってるうちに、なんか楽しいなってきた。

つけ終わったん着て弾いてみた。
失敗……

太ももの辺りにキラキラつけ過ぎて、これやと舞台のライトが当たったら、チカチカ光って気になってしゃあないこと必至
自分で自分の首しめてどないすんねん……

もういっぺんやり直し。

太もも辺りのんを全部外して、膝から下のとこでもうちょっと増やした。

ガンガン弾くのは一日おきにしてたのに、ちょっと焦ってたからか、軽めの練習日やったのにちょっと弾き過ぎた。
案の定、小指はパンパンに腫れてる。
あと二日、あと二日だけでええから、お願い、堪えてな小指どん

秋のお魚調査の結果が出たよ!

2011年10月27日 | 日本とわたし
国際環境NGOグリーンピースによる食品放射能調査 第1回目:秋のお魚調査の結果が公表されました。


記事 - 2011-10-20

大手スーパー5社で調査を行ったところ、暫定規制値は超えないものの、放射能汚染された商品が広く販売されていたことを確認しました。
放射能測定室 シルベク 食品放射能調査

第1回目:秋のお魚調査
(スーパーマーケットで売られている魚介類の放射線値検査)


調査結果まとめ

一般に販売されている魚介類に放射能汚染された商品が幅広く混入していることを確認。
(全60サンプル中34サンプルから放射性物質を検出)

商品の外見や表示(ラベルなど)からは、汚染度合いを見分けることができず、
消費者が知らないうちに汚染された魚介類を口にしている可能性が高い。

暫定規制値を超える魚介類は、今回の調査では検出なし。

汚染度合いが最も高かったのは、ユニーで購入したワカサギ(茨城県産)で88Bq/kg。

特定のスーパーではなく、調査対象の全てのスーパーから、汚染された魚介類商品が検出された(サンプル数は各社公平に12個ずつ購入)。

ブリ(岩手産)、カツオ(宮城産)、マイワシ(千葉産)など季節の魚で広く流通されているものから汚染が確認された。

ただしサンマやサケ(秋鮭)からは汚染が確認されず、海藻の商品からも検出がなかった(サンプルは季節の魚を中心に購入)。

今回の調査で明らかになった魚介類の放射能汚染は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に依るものです。
また、流通規制の強化や食品安全の保障は、本来であれば、企業ではなく政府が早急に行うべきことです。

グリーンピースは、政府に対し、迅速かつ適切な対応を要請していますが、依然として東京電力による情報開示は未だ満足に進まず、政府の対応もきわめて遅いままです。

そうしているうちにも、大量の魚介類が広く流通され、私たち消費者の口に入ってしまっています。

この現状で、魚介類消費における安心確保に、最も敏感に動き出せるのは、流通経路の中で消費者に一番近い位置にある、大手スーパーマーケットです。


詳細結果

詳細結果(PDF)←このPDFをここに載せる術を知りません。ぜひ、元のサイトを覗いてみてください!

5社全てに、放射性物質(セシウム134,137)が検出された商品あり。

日本政府が定める暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を下回っているものの、
一般に購入できる魚介類商品に放射能汚染があるという事実が明らかになりました。
(全60サンプル中34サンプルから放射性物質を検出)

イトーヨーカドーで購入した12サンプル中、8検体から、放射性物質を検出(ダイエーと並んで対象スーパー中で最多)。

ユニー(アピタ)で購入したワカサギ(茨城産)から、88Bq/kgを検出(採取サンプル中で最高)。

ダイエーで購入したブリ(岩手産)から60Bq/kgを検出。
ダイエーで購入した12サンプル中8検体から放射性物質を検出(イトーヨーカドーと並んで対象スーパー中で最多)。

ブリ:8サンプル中6サンプルから放射性物質を検出。
カツオ:18サンプル中14サンプルから放射性物質を検出。
マイワシ:6サンプル中4サンプルから放射性物質を検出。
サンマ・サケ:放射性物質を検出せず。



調査の背景

© Kazuya Hokari / Greenpeace

消費者は、家庭で最も多くの魚介類を消費しており、その最大の購入先がスーパーマーケット。

2011年10月20日現在、大手スーパーで、魚介類の自主検査の実施を公表している企業が、AEON一社のみ

自主検査の実施や、流通規制の策定を行っていない大手スーパーが、拠り所としている行政指導だけでは、消費者の安全性を確保しきれない。

多くの消費者は「暫定規制値以下かどうか」だけではなく、実際に魚介類がどれほど汚染されているのか、その具体的なベクレル値を知りたがっている。

日本は、一人あたりの食用魚介類供給量が世界一(人口百万人以上の国の中で)。



調査内容

調査期間:2011年9月4日~2011年10月7日
対象店舗:AEON、イトーヨーカドー、ユニー(アピタ)、ダイエー、西友
対象地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、福島県、宮城県の店舗
対象サンプル:秋の魚で、東日本太平洋側で捕獲された魚介類商品を中心に、各スーパーで12商品ずつ購入。
検査方法:「グリーンピース放射能測定室 シルベク」で、NaIシンチレーション検出器を用いてスクリーニング検査の後、第三者機関(日本食品エコロジー研究所)で、ゲルマニウム半導体検出器を用いて検査。


©Greg McNevin / Greenpeace

<スクリーニング検査について>


「シルベク」で行うスクリーニング検査(精密検査前の簡易検査)には、
短時間(30分前後)でセシウムなどの放射性物質が食品に含まれるかどうかを迅速に検査できる、
NaIシンチレーション検出器(Berthold Technologies社製 LB 2045)を使用しています。
また、この検査器で、正確な計測を行うために必要な以下の作業を、ACRO(フランスの放射能測定専門機関)の協力のもと、導入時から定期的に行っています。

検出器の校正:測定のずれを把握して補正する
係数の更新:検出器から得られる計数率(※)を、放射能(ベクレル/kg)へと換算する際に必要な係数を補正する

※係数率とは
単位時間当たり(秒や分など、計測器・方法・目的によって異なる)に、検出器に入射した放射線の数。


グリーンピースからの提案

日本で消費者にとって最大の魚介類購入先であるスーパーは、対応の遅い行政の指導を待つ姿勢を改め、安心を求める消費者の声に対応すべき。

具体的には以下の3点。

牛肉、野菜、米などに限らず、魚介類も独自の放射能検査を実施し、その結果を公表することで、消費者に選択購入の基準を提供する。
(現在はAEON1社だけが、魚介類の自主検査の実施を公表)

政府が定める暫定規制値を安全基準とせず、独自の流通基準を設け公表することで、消費者に安心を提供する。

水産庁による「東日本沖の太平洋側で獲られる、魚介類商品の産地表示を、『水揚げ港』ではなく『漁獲海域』に徹底する」よう求める通知に従い、消費者に選択購入の基準を提供する。



グリーンピースの活動

お魚ツイートを通じて、引き続き消費者と一緒にスーパーに、3つの提案を実行してもらう事を呼び掛ける。
ぜひ皆さんも今すぐご参加を>>

今回の調査結果を含め、これまでの調査結果を元に、引き続き大手スーパーと交渉、合わせて水産庁にも要請を続けて行く。

日本政府あて「生鮮水産物の流通に当たり放射能汚染の数値と漁獲海域の表示を求める要請書」(2011年10月20日)>>

日本チェーンストア協会あて「生鮮水産物の流通に当たり放射能汚染の数値と漁獲海域の表示を求める要請書」(2011年10月20日)>>
↑以上2通の要請書もPDFなので、こちらに掲載できません。どうか元のサイトに行き、署名をお願いします!


お魚ツイートプロジェクト
放射能汚染されていない安全な魚を口にできるよう、みんなで呼びかけませんか?
くわしくはこちら>>



もう待たんとこ!
ツィートできる人は、いい店見つけたら独り占めしてんと、ツィートでそのお店を皆に教えたろ。
きちっとしようとしてくれてる店を、そうやって応援して支えたらきっと、他の店も真似し出す。
ありがとう。いいえどういたしまして。
そういう感謝の気持ちを輪っかにして、日本の中でどんどんおっきくしよ!
ツィートせえへん人も、署名とか、メールとか、携帯電話やパソコンでできることいっぱいあるよ!
それも苦手やいう人は、スーパーに行った時、「お客さまの声」アンケートとかを見つけて、そこにお願いを書いたらええやん。
今だに政府の顔色見ておどおどしてるスーパーを、批判したところでしゃあないもんな。
それより、「○○な商品が欲しい」「○○な商品が売ってたら買いたい」みたいな、「◯◯してくれたら応援するで~頑張れ~」って言うのはどう?
もちろん変わってくれるまでは、あんたとこでは一切魚も野菜も買わんけどなって一言付け加えてもええと思うけど……。