ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

日本の夏の4週間・その1(乗り継ぎ飛行機大騒動編)

2017年08月30日 | ひとりごと
初めての長期間(4週間)の帰省だった。
前半は友人や親族と会い、後半は歯の治療に通いながら母の家で過ごした。

暑かった。
空気がじっとりしていた。
眠ろうにも眠れない熱気があった。
セミの声が朝からうるさかった。
電車が次から次へとやって来て、それもほぼ時間通りで、乗り継ぎもひょいひょいできて快適だった。

そんな世にも珍しいサービスに慣れきっていた。
だから、そうじゃない環境に移ったとき、いちいち腹が立って仕方がなかった。
乗り物が時間通りに来ないばかりか、何か問題が生じて大幅に遅延したり来なかったりしても、だれも謝らないし対処もしない。
さすがにそういう時は怒る人もいるけど、大抵は客の我々が、我々が持っている知恵とわずかなツテを頼りに、解決方法を見つけなければならない。

そんな環境に17年も居れば、それなりに鍛えられてるはずだったけど、
行きの飛行機が出発するぞという時になって、スケジュールボードに記された自分の飛行機に、いきなり遅延のサインが点灯したのを見て、とても嫌な予感がした。
何しろ乗り換えの空港がシカゴなのだ。
やたらとデカイ上に、ターミナルの変更があったりするし、天候不良の率が高い。
けれども夏の日本行きはべらぼうに高額で、1日限りの大安売りチケットが、このシカゴ経由成田行きだったので仕方がない。

などと、呑気なことを考えていられたのはここまで。
もうすっかり遠い日の思い出になってしまったあの日のことを、飛行機の中で書いたメモがあるので、ここに載せておく。

******* ******* ******* *******

7月20日木曜日

4週間も留守にする旅行は生まれて初めてなのと、お土産を買うのをうだうだと先延ばしにしていたのとで、
いつもより時間があったはずなのに、結局荷造りをするのが出発の前日になってしまい、夜中の3時に寝て6時に起きた。
目覚ましにシャワーを浴びて、空と海にごめんねのナデナデをし、夫に空港まで送ってもらった。
国際線で飛ぶ場合は、3時間前に到着してなければならなくなった。
セキュリティのためだということだけど、世の中がどうしてこういう方向に進んでいくのか、なんとかして変えられないものかと、
靴を脱ぎ、上着を脱ぎ、一定量しか持ち込めないようになった液体用のプラスチック袋を見ながら考える。

自分の乗る飛行機の離陸時間を示すボードを見たら、1時間遅れのサインがいきなり点灯した。
乗り継ぎの空港は、シカゴのオハラ空港だ。
あの空港は巨大で、まだ息子たちが小学生だった頃に一度、乗り継ぎに難儀して、4人で大声を出しながら相当な距離を走り回ったことがある。
こんなふうに離陸が遅れた場合は、乗り継ぎのゲートが同じターミナルなのかどうかが、あの空港では大きな違いになる。
でもまあ、間に2時間半の余裕があったので、まあ大丈夫だろうと思って乗り込んだら、今度はゲートから一向に動き出さない。
どうしたんだろうと思っていたら、機長からのアナウンスがあった。
「シカゴ空港周辺の天候が非常に悪いので、ここで1時間待機します」と。

えぇー!それは困る!とっても困る!

でもまあ、もう乗ってしまってるんだし、同じターミナルなら30分あればなんとかなるだろうし、
もしも間に合わなかったとしても、この遅滞は向こうにも連絡されてるはずだから、出発を10分程度なら遅らせてくれるだろう。
同じ航空会社なんだから。
というわたしの希望的観測は、その同じ会社であるアメリカン航空によって、ものの見事に裏切られてしまった。

オハラ空港にきっちり2時間遅れで無事到着し、よっしゃ、なんとかなると思ったのも束の間、飛行機がまた、滑走路の途中で止まってしまった。
渋滞しているので、ゲートには行けないと…。

えぇ〜!そんなぁ〜!

5分…10分…15分…もう万事休すだ。
いたたまれなくなって立ち上がると、「機体が止まってるからといっても、立ち歩きは禁止です。座ってください」と、やたらゴツいキャビンアテンダントが睨んでくる。

いやもう、それどころやないねんこっちは!
わたしはこの飛行機から降りたいねん!
降りて、目の前にあるゲートからターミナルに入って、次の成田行きの飛行機に乗らなあかんねん!

こちらも睨み返しながら、コックピット前に座っているキャビンアテンダント目がけて突進した。
そして、自分が次に乗る飛行機が定刻通りに飛び立とうとしていることを話し、なんとかならないかと尋ねると、「私たちには何もできません」としれっと言う。
「ゲートに連絡できないんですか」と聞くと、「できない」と言う。

プツン…切れた。

あともう少しで、握った拳を振り上げて、コックピットのドアをガンガン叩くところだった。
ドアを叩きながら、中にいる機長に聞こえるように大声を上げ、乗り継ぎ便に事情を話し、待機するよう連絡しろと言いたい気持ちを必死に抑えた。
そんなことをしてしまった日にゃあ、わたしは即刻拘束されるか逮捕されてしまって、旅行の日程どころの話ではなくなる。
焦る気持ちと怒りをぐっとこらえて、
「ならば、せめてすぐに降りられるように、ファーストクラスの空いている席に座らせてください」と言うと、
「それはダメだけど、エコノミークラスの前の方なら」と言われ、荷物をまとめて空いている席に座った。
すると、両隣に座っている人たちも、実はわたしと同じように、次の飛行機の出発時間が迫っている人たちで、皆同じように途方に暮れていた。
もう頭を掻きむしりたいぐらいにイライラしながら、とにかくゲートに向かってくれ!と祈っていたら、やっと動き出したのが出発時刻の5分前。
機体が止まり、ファーストクラスの乗客をかき分け、ターミナルを全力ダッシュしてゲートに着いたのが2分前。
ゲートは当然しっかり閉まっていた。

「その飛行機、わたしが乗りたい飛行機です!開けてください!お願いだから開けてください!その飛行機に乗りたいんです!遅れたのは天候のせいで、しかも飛行機はずっと前にこの空港に着いていたんだから、同じ会社のあなた方は対処するべきじゃないんですか?」

いやもう、叫んだ叫んだ。
ゲートの扉の前に居た5人の係員に、噛み付かんばかりの勢いで懇願した。
が…一度閉じてしまった扉は開けてはいけないという規則があるのでと、わたしの願いはあっさりと却下されてしまった。

別便予約のためのカウンターに行くと、大きなガラス窓越しに、わたしが乗るはずだった飛行機が、ゆっくりとバックし始めるのが見えた。



なんで見送らなければならないのか?
ギリギリと歯を食いしばりたくなるほどの腹立たしさに、気がおかしくなりそうだったが、他にも被害を受けた人たちがすぐ隣にいたので、とにかく落ち着こうと思ったのだが、
「今用意できる代替えのチケットは、香港経由しかありませんよ」としれっと言われ、またまた頭から湯気が出始めた。
すると、わたしのすぐ横で、同じようにプンプン怒っている、多分日本人だろうと思われる女性が立っていた。
「香港なんて考えられない!」と、口を揃えて文句を言うと、モニターを見ながら、「あ、その便ももう無くなりましたね」と言う。
ムッキィ〜!!
っとなって二人で仁王立ちしていると、「もう翌日の、今日と同じ便しかありませんね、どうしますか」と言われ、
「無いんなら仕方がないじゃないですか、それください」と言うと、我々を友だち同士だと勘違いしたのか、隣同士の席を勧めてきた。
「いや、別に離れ離れでもいいんだけども、どちらにせよ通路側の席をお願いしたい」とわたしが言うと、彼女も、
「わたしは同じ列がいいけど、やっぱり通路側にして欲しい」と言い、結局通路を挟んで隣り合わせという席を取ってもらった。

そのあと、乗り継げなかった我々の荷物の行方を探し、無事に受け取り、予約してもらったホテルへの行き方をあれこれ調べる時まで、わたしたちは英語で会話をしていた。
なぜなら、彼女はわたしのことを、中国系アメリカ人だと勘違いしていて、だからずっと英語で話していたんだと、
わたしの名前を聞いて、「思いっきり日本人じゃないですかっ?!」と大笑いした時に、そう明かしてくれた。
同い年の彼女は、経験豊かなピアノ調律師で、アメリカ人の旦那さんは尺八奏者だということが分かり、話は大いに盛り上がった。

予約してくれたホテルは、空港からはちょっと距離があったけど、送り迎えのバスも親切だったし、部屋も最大5人が泊まれるリビング付きの広い部屋だった。





食事代として、ホテルと空港内のレストランのみで使える、12ドル分の夕食&朝食クーポンももらった。
こうなったら前日の寝不足を解消しようと早めに寝て、翌朝チェックアウトの手続きをしようとロビーに降りると、
どうも我々と同様、乗り継ぎの飛行機に乗れなかったらしい日本人の若者君たちが、フロント係の早口の英語が聞き取れずに困っていたので、ちょいと助け舟を出した。
すると、何やら話がおかしい。
というか、彼らは全て、自腹で払っているっぽい。

え?まさか…。

どうやら、怒りまくっていたわたしと彼女以外の乗客は、ホテル代はもちろん、ホテルから空港までのタクシー代、それから食事代も全て、自分たちで払っていたようだ。
そういや、天候不良が原因で起こったことに関しては、補償はしないんだったっけか。
通訳しながら、後ろめたい気持ちになってきて、目が泳いでしまった。
いや、でも、この国ではさ、言ったもん勝ちだからね。
ごめんね、わたしたちだけいい思いさせてもらっちゃってと、心の中で謝った。

飛行機の席は、ファーストクラスのすぐ後ろ、エコノミークラスの先頭で、だから足元が広々!



この写真をフェイスブックに載っけて、ファーストクラスのすぐ後ろって書いたら、え?ファーストクラスに乗ったの?と勘違いしてくれた友人がちらほらいた。
いや、ファーストクラスに乗れてたら、前の仕切り壁なんて写さないし。

(昨日は『希望のエリア』に行って、二郎さんや明日香ちゃんと一緒に声を上げるはずだったのに)
(その後、高井戸温泉にみんなで行って、ひとっ風呂浴びて、二郎さんの診療所に泊めてもらうはずだったのに)
(ほんでもって今日は、フェイスブック友にピアノを教えてあげて、その後花火を観に連れてってもらうはずだったのに)

…などと、失った旅行日程を未練がましく思い浮かべながら、やっぱり全く眠れないまま日本に到着した。

日本での4週間はまた後日、ぼちらぼちらと、写真を主に載せていこうと思う。
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加計学園劇場の終焉

2017年08月24日 | 日本とわたし
今治加計獣医学部は、加計孝太郎理事長逮捕によって、叶わぬ夢になる。
もともと、こんなものが大学として経営されてはいけなかったのです。



書き起こしました。

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森友学園と同じじゃないか!

加計獣医学部 
建設費水増し疑惑に新たな証拠

浮上する加計孝太郎理事長逮捕の可能性



森友学園と同じ轍を踏むかもしれないーー。

昨日(23日)、衆院第一議員会館で、民進党の『加計学園疑惑調査チーム』によるヒアリングが行われ、
議員と共に、「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表の黒川敦彦氏が参加。
愛媛県今治市に建設中の獣医学部キャンパスをめぐり、加計学園の〝建設費水増し〟疑惑を裏付ける新たな証拠が飛び出した。

黒川氏が疑惑の証拠として提出したのは、『政府統計の総合窓口』(e-Stat)の建築着工統計調査データだ。
それによると、愛媛県で、2017年4月に着工された『鉄骨造』の『学校の校舎』の欄に、
<建築物7棟、床面積3万281平方メートル、工事費予定額80億813万円>とある。
計算すると、坪単価は約88万円だ。

そして、このデータに該当する鉄骨造の校舎は、加計学園獣医学部キャンパスの他にないのだ。

「22日、今治市の建築指導課で、加計学園の情報であることを確認しました。学園側が市に出した建築単価は、データの通りです」(黒川氏)

オカシイのは、加計学園が文科省に提出した資料で、施設工事費は約148億円、延べ床面積は3万2528平方メートルとなっている。
この数字に基づくと、坪単価が150万円となり、相場の2倍にあたるため、〝補助金目当ての建築費水増し〟疑惑が指摘されているのだ。

改めて正確な建築費と坪単価の計算を、学園側に問い合わせると、
「建物工事費約126億円、延べ床面積3万3091平方メートル、坪単価126万円」(秘書室)という回答があった。
外構工事費や設計管理料など、約22億円を差し引いているため、坪単価は150万円を下回っているが、それでも統計データの数字より、約40万円高い。

本紙が入手した52枚の建築図面を見た、1級建築士の川本幸立氏がこう指摘する。
「獣医学部棟の内装は、壁や床の材質を見ても、必要最小限度といったところでしょう。コスト的に特別高い仕様になっているものではありません。
高く見積もっても、坪単価100万円が関の山でしょう」

ちなみに、土地の造成や謎のワインセラーの整備費なども含めると、獣医学部キャンパスにかかる総事業費は、計192億円。
愛媛県と今治市は、半分の96億円を補助する方針を決定している。
市は、補助金ほ支出について、
「6月に、(学園側から)詳細な工事費内訳書の提出があり、審査を行なっている」という。

このまま審査が通れば、建築費が高く見積もられた疑いのある総事業費の半分に、巨額の税金が投入されることになる。

「加計学園が、市や文科省に出している、建築費の差額はどうなるのでしょうか。
建築費を水増しして、市や県から補助金を搾取したとなれば、森友学園の補助金不正搾取事件と同じです。
加計孝太郎理事長が、逮捕される可能性が浮上します」(黒川氏)

加計理事長は、雲隠れしていないで、疑惑の真相を話したほうがいい。


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で、7階に設けられようとしていたこのワインセラー、一体どんな感じなのでしょう?
「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表の黒川敦彦氏が公開した建築図面を、報道ステーションがさらにイメージ強化して、こんなふうに伝えました。








そのことについて民進党の櫻井議員から指摘された、文部科学省の担当者さんの反応は以下の通り。










で、このワインセラーやビールディスペンサーなどの、飲み会やる気満々の施設について、問い質された学園側は、



という文書をファックスで送りつけてきたようですが、その内容がまた、すこぶる幼稚なのです。
曰く、
『一部のマスコミが騒ぎ出したので、図面を精査した。
そしたらもう他の厨房施設に変更されていた。
設計業者が当初提案した図面には、確かにワインセラーの設備が記載されていたけど、もう無いんだから、そこんとこをちゃんと伝えてくださいよね、誤解を与えないように』

と、非難を受けなかったら設けるつもりだった飲み会グッズは、設計業者が書いたんだからと言いたいのでしょうが、
この設計業者は、加計孝太郎氏の妻である泰代氏が役員の、SID創研加計グループの子会社です。
だから身内の中の身内ということになります。
騒がれたから慌てて変更したのに、どこかよその設計業者が勝手に書いていたような印象を植え付けようとしていて、そこがまたまた姑息です。


ワインセラーはともかく、この獣医学部棟の建設については、有り得なさ、杜撰さが、あちこちに見えてきました。
それは、加計学園側だけにとどまらず、今治市の対応にも言えることです。



相場よりはるかに高い坪単価、約37億円相当の敷地を無償譲渡、全整備費の半額にあたる96億円を愛媛県と協議して補助するという方針の決定などなど…。
けれども、この愛媛県側は、











期待値???
そういう状況にも関わらず、来年の4月に開校だ!とばかりに、工事は着々と勧められてしまっているのです。










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加計・獣医学部施設の設計図が流出!
研究施設にワインセラー、病原体封じ込め不十分、補助金不正の新疑惑も

【LITERA】2017年8月22日
http://lite-ra.com/2017/08/post-3404.html

加計学園問題で新たな動きが出てきた。
加計学園が新設する岡山理科大学の、今治キャンパス獣医学部棟の設計図面を含む関連文書全52ページを、複数のメディアが入手、建設内容の「あり得なさ」を指摘しはじめたのだ。
 
たとえば、加計問題でスクープを連発している「週刊朝日」(朝日新聞出版)は、オンライン版で、今治キャンパスの設計内容の問題点を報道している。
 
そもそも、加計学園は、獣医学部を新設する目的として、〈創薬プロセスにおける多様な実験動物を用いた先端ライフサイエンス研究の推進〉を挙げてきたが、その研究で重要になってくるのが、ウイルスや細菌などの研究・実験施設だ。
そして、取り扱うウイルスや細菌などのレベルに応じて、「バイオセーフティーレベル」が4段階で設けられており、
施設に対しては、そのレベルにあわせて、管理・安全対策の基準が定められている。
 
そんななか、加計学園新学部設置準備室長で獣医学部が新設されれば、学部長に就任予定の吉川泰弘・千葉科学大学教授らは、4月11日に、今治市で開かれた住民説明会でも、「病原体などの取り扱いについて」質問を受け、このように回答している。

〈世界中の科学者が、経験と議論を重ね、安全対策を講じたバイオセイフティーレベル3の施設によって、完全に封じ込めが可能です〉(今治市HP資料より)
 
しかし、今回の「週刊朝日」の取材に対し、バイオセーフティーレベル3の部屋が配置された、獣医学部棟5階平面図を見た研究者は、「隔離性の低さ」を指摘
「これでは、高病原性鳥インフルエンザの検査、診断、実験、研究は、難しいと思う」と語っているのだ。
 
病原体を〈完全に封じ込めが可能〉という説明とはまったく違い、隔離できないのではないか──。
これが事実なら、学生や教職員だけではなく、地域住民にとっても大きな問題
隔離性の低い施設で、高病原性鳥インフルエンザの研究をおこなうなど、まさに背筋が凍るような話だ。
さらにそれだけではなく、この研究者は、
「施設全体でみても、動物実験を理解していない人が設計しているんじゃないか」とさえ話している。


◾️獣医学部施設にワインセラー、補助金不正の疑惑も

しかも呆れるのは、加計学園の危機管理に疑問がつく一方、この獣医学部棟の最上階である7階には、信じがたい豪華施設の存在が、設計図に書き込まれていることを、日刊ゲンダイが報じた。
 
その豪華施設とは、「パントリー」(配膳室)と「大会議室」と書かれた部屋。
そのパントリーには、驚くことに「ワインセラー」や「ビールディスペンサー」などという文字が、図面に躍るという。
ようするに、「大会議室」とは、酒盛りに対応する“宴会場”ということなのだろう。
言っておくが、ここは、「国際水準の獣医学教育」をおこなうという触れ込みの大学であって、ホテルの宴会場ではない。
 
そして、忘れてはならないのは、この獣医学部の建設には、森友学園に似た“補助金不正申請”の疑惑もあることだ。
 
今治市は、獣医学部新設のために、約37億円の土地を無償譲渡し、建設費96億円を愛媛県とともに補助。
市は、最大64億円を負担する予定だが、今治市議会は、6月21日に、獣医学部の施設など建設にかかる費用見積もりを、約148億円と公表
単純計算で、坪単価は約150万円となるが、これが相場よりかなり高い、と指摘されていることは、既報の通りだ【http://lite-ra.com/2017/07/post-3294.html】。
 
さらに今回、流出した設計図を見た建築エコノミストの森山高至氏は、
「獣医学部なので特殊な建物かと思っていたら、ごく普通の商業施設と同じレベル」(前述「週刊朝日」オンライン版記事より)と指摘。
「なんらかの獣医学部の施設がプラスされるのでしょうが、坪単価で80万円から、高くとも100万円でしょうね。とても150万円するとは思えない」と話すのだ。
 
つまり、相場よりもかなり高い建設費の見積もりをもとに、今治市は96億円の補助金を捻出することを決めてしまったが、
加計学園は、高額な補助金を得るために、建設費を水増ししているのではないか
、という疑惑がもち上がっているのである。






◾️新聞、テレビも設計図を入手、決定的な続報が

国家戦略特区での決定プロセスが「歪められた」という問題もさることながら、
今回浮上した、大学設置審の判断にも大きく影響する、施設の管理・安全性、さらには建設費見積もりの妥当性も大きな問題だ。
 
いまこの問題を取り上げているのは、前述した「週刊朝日」や日刊ゲンダイ、フリージャーナリストの田中龍作氏くらいしかいないが、本サイトが取材したところ、他のメディアも取材に動いているようだ。
「すでに、複数のテレビ局や新聞社が、この設計図を入手していて、いまは専門家に意見を求めながら、情報を精査している最中。追って続報が出るはずです」(大手紙記者)
 
安倍首相は、北朝鮮のミサイルを警戒し、夏休みを返上、18日に公務に復帰したと伝えられたが、昨日も例のフィットネスクラブに出かけた以外は、私邸でのんびり過ごしている。
北朝鮮問題で加計報道が減って、すっかり安心しているのかもしれないが、疑惑が雪だるま式に膨れあがるなか、これで逃げ切るなどありえない。
徹底追及の手を緩めるわけにはいかないだろう。
(編集部)

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上記の、しれっと大嘘をついている人は、国家戦略特区のワーキンググループ委員の原英史氏です。
裏側では特区ビジネスにかかわっていて、私腹を肥やしている悪党の一人。
詳しくは、下記の記事を読んでください。

高橋洋一、岸博幸、原英史…加計問題を「岩盤規制突破」と正当化する安倍応援団が裏で“特区コンサル”企業に協力していた
【LITERA】2017年8月12日
http://lite-ra.com/2017/08/post-3382.html

こういう類の人間が集まって作られている国家戦略特区ワーキンググループ(WG)と諮問会議が、「加計獣医学部の教授陣は優秀」と選んだその教授陣が、まともな教育計画も作れない無能集団だということ。

その無能っぷりは、このトンデモな教育計画を見ただけでも十分分かります。
素人だと言っても良いでしょう。

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加計の獣医学部の認可保留 10月に結論 文科省審議会
【NHK WEB NEWS】2017年8月25日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170825/k10011112101000.html

学校法人「加計学園」の獣医学部新設について、文部科学省の審議会は、実習計画などが不十分で課題があるとして、
認可の判断を保留し、10月末に、改めて結論を出すことを明らかにしました。
加計学園が、来年4月、愛媛県今治市に新設を計画している獣医学部をめぐり、
文部科学省の大学設置審議会は、学園が提出した教員の数や学生の定員、さらに教育内容などが適切か、審査を行ってきました。
この学園の計画について、審議会は認可の判断を保留し、今後も審査を継続するとしたことを明らかにしました。

保留とした理由については、実習の時間がおよそ1か月で、既存の獣医学部がおよそ4か月間実施しているのと比べて短いため、
学園が目指している、生命科学などの分野を専門とする獣医師を養成する教育環境が、整っていないことなどが指摘されました。

文部科学省は、この結果を学園に伝えました。
大学設置審議会は今後、学園に修正案の提出を求めて来月以降、改めて審査を行い、10月末に認可の判断について結論を出すことにしています。


加計学園「粛々と事に当たって参ります」

学校法人「加計学園」は、
「設置審議会の審議継続中ということもあり、保留についてのコメントは差し控えさせて頂きます。
学園、大学としては、認可に向けて粛々と事に当たって参ります」というコメントを出しました。


文科相「しっかりと審査してほしい」

林文部科学大臣は、京都市で記者団に対し、
「審議会で、教育課程、教員組織、施設設備、財務状況などが法令に適合しているか、引き続き審査が行われ、10月下旬ごろをめどに、審査結果が答申される予定になっている。
専門的、学問的立場から審査していただいており、静かな環境で、しっかりと審査してほしい」と述べました。


自民 岸田氏「国民の声にこたえる努力が大事」

自民党の岸田政務調査会長は、秋田市で記者団に対し、
「有識者の審議会が、中立の立場で示した判断であり、保留されたものがどうなるのか、今後に注目していかなければならない。
引き続きしっかり議論が行われて、判断が下されることを待ちたい。
一方で、国民の中に、まだ、『加計問題』に対し、さまざまな意見や疑問の声があるのも事実だと思うので、
政府与党一体となって、国民のさまざまな声にこたえていく努力が大事だ」と述べました。


民進 山井氏「国民に説明する責任がある」

民進党の山井国会対策委員長は、国会内で記者団に対し、
「安倍総理大臣の肝いりの、『加計学園』の獣医学部新設が保留になったことで、ますます『問題が多いのではないか』という疑念が深まった。
臨時国会の大きなテーマの1つになると同時に、10月の衆議院補欠選挙の争点になるかもしれない。
早急に、梶山地方創生担当大臣や林文部科学大臣に加えて、安倍総理大臣も、正々堂々と国会に来て、なぜ保留になったのか、国民に説明する責任がある」と述べました。


愛媛県知事「残念に思う」

愛媛県の中村知事は、
「長年に渡る今治市と愛媛県の思いが、ようやく扉をこじ開けたのに、結果として『保留』は、残念に思う。
指摘や問題があるのであれば、事業者の加計学園が、真摯(しんし)に対応することに尽きると思う」と述べました。


愛媛 今治市長「しっかりと精査したい」

愛媛県今治市の菅良二市長は記者会見し、
「獣医学部が52年ぶりの新設ということで、審議会も慎重を期した判断だと思っている。
もちろん、無駄なことは絶対に許さないし、市として補助金を出すのはこれからなので、しっかりと精査したい。
学生たちがここに来てよかったと思える大学を作り上げられるよう、最大限協力したい」と述べました。


生徒「保留となったのは残念」

獣医学部を目指す生徒からは、定員が国内最大となる予定の獣医学部の認可が、先送りされたことに戸惑いの声があがっています。

大阪・淀川区にある予備校、「大阪医歯学院」では、現在、47人の生徒が、獣医学部への進学を目指しています。
予備校によりますと、先月開かれた入試説明会には、加計学園の担当者も参加し、推薦入試を11月、一般入試を2月に、それぞれ実施する予定だと説明したということです。

生徒の1人は、
「倍率が高い獣医学部の、選択肢が広がると期待しているので、保留となったのは残念です」と話していました。

また、別の生徒は、
「不安な要素を残すよりは、しっかりと検討したうえで、開校するかどうか決めてほしいです」と話していました。

この予備校の北原裕司理事長は、
「新たな獣医学部ができるという期待とともに、教育内容の説明が少なくて不安だという声も聞く。
判断が先送りされる分、しっかりとした教育内容を確保してほしい」と話しています。


獣医学部責任者「最大限努力していく」

加計学園が運営する千葉科学大学の副学長で、新たな獣医学部の学部長に就任予定の吉川泰弘氏は、
「計画の足りない部分について、審議会から、非常に細かく意見を出してもらったと思っている。
認可が保留されたことで、開学のスケジュールに全く影響が出ないわけではないが、できるだけ早く認可を受けたい。
今後、最大限の努力をしていく」と話しています。


保留の理由「実習計画に課題」

加計学園の申請内容に対して、文部科学省の審議会が課題があると指摘したのは、学生に対する実習の計画です。

実習の計画について、学園では、140人の学生を2つのグループに分けたうえで、1つの実習科目をおよそ1か月間で履修する時間割を組んでいました

これについて審議会では、既存の獣医学部の場合、実習はおよそ4か月間実施していると指摘され、
「学園の計画は、短期集中型で、学生が予習や復習も含めて、知識や技術が身につけられない」として、計画を見直すよう求めました。

また、学外の実習施設の中には、大学から移動するのに車で3時間以上かかるものもあるとして、学生の負担にならないよう見直しを求めています。

このほか、全国で最も多い140人の学生に対し、教員の指導体制が不十分であることや、
学生が研究を進めるうえで、十分なスペースが確保されていないのではないかといった指摘がされています。


獣医学部における実習とは

獣医学部では講義形式でなく、実地や実物で知識や技術を身につける「実習」の時間は、極めて重要とされています。

青森県にある北里大学獣医学部は、現在の獣医学部の中では最も多い、1学年およそ120人の学生が在籍しています。
大学は必修となっている実験動物学や解剖学など、19の実習科目に加えて、独自に10の実習を行っています。

担当教員が指導にあたるだけでなく、研究生など10人ほどが支援しています。
実習は、1科目を履修するのにおよそ4か月かかるということで、女子学生の1人は、「実習はためになりますが、ついていくのは結構大変です」と話していました。

北里大学の高井伸二獣医学部長は、
「獣医師となるには、基礎から臨床まで、さまざまな分野を学ぶ必要がある。
多くのスキルを身につけた実践的な獣医師を養成するため、これだけの実習を組んでいる」
と話しています


設置審の判断とスケジュール
文部科学省によりますと、今回と同じく、大学設置審議会が一時、認可の判断を「保留」したケースは、過去10年間で110件に上ります。

このうち、大学が計画を修正し、最終的に認可されたケースが89件、大学が申請自体を取り下げたケースが19件、そして、不認可となったケースが2件となっています。

今後、審議会は、加計学園が来月、提出する予定の修正案をもとに、再び審理を行い、10月末に結論を出す方針です。

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加計孝太郎は、教育を自身の懐を肥やすビジネスの手段として扱っています。
総理大臣の地位を得た安倍との長年の付き合いの中で、金を貢ぐ代わりに、特別な扱いを受ける身分を手に入れ、地方の自治体に寄生して儲ける。
そんな地方自治体に対する暴行を、今回こそはストップさせなければなりません。
加計孝太郎を捕獲し取材をする義務が、報道機関及び国会議員にあると思います。


カケ学園獣医学部は石破4条件を見事に満たしていた!
【まんがイラスト ぼうごなつこのページ】2017年8月25日
http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/blog-entry-1476.html

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時差ボケモンの独りごち

2017年08月23日 | ひとりごと
魔の時間がやってきた。
夕ご飯を食べ終わる少し前から、じわじわと、眠れ〜眠れ〜菌が頭の中に繁殖してくる。
そうなるともうコントロールが効かない。
お箸を持ったまま、テーブルの上におでこをくっつけていたり、ふらふらと居間のソファに向かい、一瞬で深い眠りに落ちたりする。

そして数時間後、パチンという音が聞こえるぐらいに、きっぱりと目が覚める。
けれども、頭の中はモヤモヤしている。
しばらくすると、熟睡して迎えた朝のようにピカーンと冴えてきて、よし、記事でも書くかという気になるが、
如何せん、時計の針は夜中の12時半を差している…。

うーん、もうしょうがないからと、書くのに必要な情報集めなどをし始めてしまったら一巻の終わり。
そのまま明け方まで起きてしまい、次の日はボロボロ、家事やレッスンや練習をしている時だけはなんとか起きているが、それ以外はゾンビ脳で過ごさなければならない。

で、今日もまたそのパターンに突入してしまった。
明日は泊まりのお客さまを迎えなければならないので、寝られようが寝られまいが、とにかくベッドに入り目を閉じることにしよう。
加計学園の設計図について、大きな動きがあったので、ぜひその記事を書きたいと思っているんだけど、そして今から頑張れば書けないこともないんだけど、
明日の健康、というか、少しはマシな1日を過ごすためにも、ここは心を鬼にして…もう寝ます。

書けたら書く。

ほんとは、何が何でも書いてしまいたい。
書かいでかぁー!という気が無いでもない。
旅の記憶が薄れてしまわないうちに、書き残しておきたい気持ちもある。
写真の整理もしなければならない。

でも今は、書けたら書く。できたらする。
というスタンスを守ろうと思う。
無理を自分に課さないこと。
これがまた、なぜか妙に難しい…。
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東京五輪の返上を願います!

2017年08月23日 | 日本とわたし
なんじゃこりゃ?



一体全体、これはなんの数字ですか?
正気ですか?
何が何でもオリンピックをやりたい森氏は、こう言い放ったんですよね。

「国がたったの2500億円も出せないのかね、という不満はある」と。

Tadさんのツイートより

『復興復旧』『コンパクト五輪』は、実現する方向に行っているか、との質問に。

有森裕子さん:
これを実現する方向に行っていると言える人はいるのか、逆に聞きたい。







たかが2500億じゃない。



そういう発言が普通に出てくる、社会性とかけ離れた感覚。
オリンピックは、あくまで社会に生きていく一つの手段、イベントに過ぎない。



オリンピックに関係なく生きている人の方が、山ほどいる。
その人達あっての五輪。
その人達の感覚を無視してはいけない。



そしてこのオリンピックには、もう一つの、どうしようもない問題が懸念されています。
それは…気温と湿度と急な天候の変化です。
私事ではありますが、今年は15年ぶりに、日本の夏を4週間ほど過ごしました。
ちょうど東京五輪が開催される予定になっている時期でした。
スポーツとは縁遠い、だから外出もあまりしなかったわたしですが、それでもあの暑さと湿気には参りました。
環境省が、運動を原則中止するよう求める『危険』レベルの31度なんぞ、ほぼ毎日続きましたし、高い時は37度近くにまで上がりました。
そして、台風もぞろぞろやってくるようになったし、突然の豪雨にも何度も遭遇しました。
あれほどの高温と湿気、そして安定しない天気の、三拍子が揃った時期に、オリンピックなんて開催していいのでしょうか?
日本には四季があるのですから、どうしても、何が何でも開催するというのなら、過ごし良い春か秋にすべきではないですか?

だって、屋外スポーツに最悪な季節に、世界から優れた選手が集まって競技するオリンピックを実施するなんて馬鹿げています。
どうしてよりにもよって、こんな暑くてジメジメして、豪雨や台風がいつやってくるかわからない時期にしなければならないのか?

それは…、

秋になると、アメリカのプロスポーツが始まる→国際オリンピック委員会の収入源となっている放映権料を払う側の、テレビ局の視聴率に影響が出る→テレビ局からクレームが来て、払ってくれなくなる→国際オリンピック委員会の収入源が減る。

たったこれだけの、アメリカさまのテレビ局の視聴率のためなら、そしてIOCの踏ん反り返ったお偉いさんたちの懐を潤おすためなら、
開催する国の都合や、選手たちの健康や競技環境のことなんか、全くどうでもいいという、スポーツ精神はもちろん、人道からも遠くかけ離れた理由で…。

なんちゅうアホらしいことに、こんなにも振り回されなければならないんですか?!

開催時期を変更するか、開催自体を返上するか、その二つのうちのどちらかしかないと思います。
そのことを主催者側に伝える方法を、一緒に考えましょう。
そして、アスリートのみなさんも、どうか声を上げてください。
こんな異常なスポーツの祭りはいらないと。

******* ******* ******* *******

<東京五輪>
夏のTOKYO 暑すぎて選手も観客もヤバイ!

【毎日新聞】2017年8月12日
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20170812/k00/00m/050/142000c



マラソン、終盤の午前9時半には体感37度にも
 
2020年東京五輪の開催期間(7月24日~8月9日)の、暑さの危険を示す研究結果が、相次いで発表されている。
東京は、都心のヒートアイランド現象による気温上昇に加えて、湿度も高く、過去最も厳しい「酷暑五輪」とも予想される。
大会組織委員会は、今年から、本格的な対策に乗り出し、国や東京都でも準備が進む。
「暑さ対策」は、高騰する大会経費や輸送と並んで、五輪準備の重要課題となっている。

「海外の選手が、五輪期間中の日本の暑さを知ったら、出場を取りやめる人が相次ぐのでは」

専門家の間でこうした懸念の声が聞かれるほど、東京五輪は過酷な暑さになりそうだ。
東京と、過去約30年の夏季五輪開催都市を比較した、横張真・東京大教授(都市工学)は、
「夏の東京は、高温で湿度も高い。過去の開催都市と比べて気象条件は最悪で、人体へのダメージがかなり大きい」と警告する。

特に心配されるのがマラソンだ。
首都大学東京と佐賀大の研究チームは、東京五輪のマラソンコースで、日陰がほとんどない場所や、多くの観客が予想される場所など、特徴的な6地点を抽出し、
地上からの高さが1.2メートルの、平均放射温度(MRT)を計算した。
MRTは、日差しの強さや、路面・建物などの照り返しによる熱を考慮した温度のことで、気温よりも、選手や観客が実際に体感する温度に近い。

晴天の場合、マラソンのスタート予定時刻の午前7時半でも、6地点の平均が約33度と高く、レース終盤の午前9時半には約37度に達した
一方、午前5時半だと、約27度となった。
国や都は、マラソンの暑さ対策として、舗装の改修などを提案しているが、研究結果からは、スタート時刻を早める方が、はるかに効果が高いことが分かったという。

首都大学東京の熊倉永子助教(都市環境工学)は、
「スタート時刻は早ければ早いほどいい。日陰のない場所では、日射を遮るなどの対策が必要だ」と話す。

マラソン以外の競技でも、熱中症への注意が必要だ。
桐蔭横浜大の星秋夫教授(健康科学)らの研究チームは、過去10年間の五輪期間中の東京都心部について、
気温や湿度、日射などの気象データを使い、熱中症の発症リスクを表す「暑さ指数」を算出した。
暑さ指数は、年0.4度の割合で上昇しており、このままだと、20年には34度を超えると予測した。
環境省は、31度以上を「危険」レベルとし、運動を原則中止するよう求めているが、それを超える

また、星教授らが、過去50年間の気象データから、五輪期間中の日照時間を予測したところ、17日間の大会期間のうち13日は晴れるとの結果となった。
日差しがあれば、熱中症の危険性はさらに高まる。

選手だけでなく、高齢者や子どもも大勢観戦に訪れることが予想されるほか、炎天下で活動するボランティアも多いと見られる。
屋内競技でも、急に暑い屋外に出ると、温度差で体調不良になる場合がある。
星教授は「東京五輪期間中、熱中症の患者がどのくらい出るか、予想もできない」
と指摘する。【斎藤有香】


外国人向け英語版冊子 大型扇風機 保水効果ある舗装
 
大会招致時の立候補ファイルでは、
「この時期は晴れる日が多く、かつ温暖で、アスリートに理想的な気候」と記されたが、現実は大きく異なった




組織委は、スポーツ医学など有識者による対策検討委員会を新設して、本格的な暑さ対策に着手した。
環境省の熱中症対策ガイドラインなどを踏まえて、年度内に、具体的な対策をまとめる方針だ。
組織委の布村幸彦副事務総長は、「きめ細かな対策につなげたい」と話す。

熱中症対策の基本は、涼しい環境とこまめな水分補給にある。
組織委は、「ラストマイル」と呼ばれる、最寄り駅から競技場までの観客の動き、長い行列となる入場時の手荷物検査やチケットの確認、10万人規模のボランティアへの配慮など、さまざまな場面を想定し、必要な対策を洗い出している。

いずれも検討段階だが、手荷物検査を待つ観客向けに、日よけを設置し、熱がこもらないように、大型扇風機の導入を図る。
競技会場では、空調の利いた休憩スペースを確保して、自動販売機や給水機器を増設する。
また、試合前後にアトラクションを実施して、観客の入退場を分散させ、熱がこもる人混みを作らないように工夫する。
外部の専門家からは、暑さを避け、水分を補給するため、都内に7000店超がある「コンビニエンスストアと積極的に連携を図るべきだ」との意見もある。

東京都や国も、対策に乗り出している。
都は、競技会場周辺の路面温度の上昇を抑えるために、都道などに遮熱材を塗布するほか、保水効果のある舗装を施すなど、約136キロを整備する。
国も、環境省が各競技会場の暑さ指数を測定して、個別の対策に生かしていく。
高温多湿の日本の暑さを未経験の外国人向けに、英語版の冊子を作るなど、情報提供に努める。
環境省の担当者は、「毎年行われる祭りや夏季イベントと違い、五輪は一回限り。想定が難しいからこそ、あらゆる対策を試みる必要がある」と説く。

1964年東京五輪は10月に開催されたが、最近の夏季五輪は、92年バルセロナ大会以降、南半球の00年シドニー大会を除いて、7~8月に開催されている。
秋は米国のプロスポーツなどと競合し、国際オリンピック委員会(IOC)の収入源となっている放映権料を支出する、テレビ局の視聴率に影響が出るためだ。

IOCは、20年大会も、開催時期の範囲を7月15日~8月31日と指定して、立候補を募った。
暑さを避けるため、10月開催を提案したドーハ(カタール)は、1次選考で落選した。
組織委の布村氏は、「この時期にやらざるを得ないのが大前提」と強調するが、招致段階では、午前7時半だった男女マラソンの開始時間は、早めることも検討されている。
【田原和宏】
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高校生平和大使のみなさん、世界に向けて堂々と、核兵器禁止条約を推進すべきだと主張してきてください!

2017年08月22日 | 日本とわたし
もうね、高校生平和大使のみなさん、しっかりと用意した演説を、堂々とやってきてください。
核兵器禁止条約を反対しているような、世にも愚かで情けない日本政府のことなど無視して、
日本にも、まともな考えや願いを持つ人間がたくさんいることを、どうか世界に伝えてきてください。

なにやら、安倍氏の腰巾着が同伴するようですが、そいつはこれまでにもこそこそと根回しするのが得意であるところから、
『核兵器禁止条約に反対する米側と歩調をあわせ、国連でのネゴシエーションや、国内の世論調整を担わせるため』に抜擢された男のようです。
だから、色々と裏で動くでしょうけれど、会議のスタッフに直接談判して、演説の機会をもぎ取ってください。

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「20代目の節目なのに」 高校生平和大使の演説見送り、長崎から落胆の声
【西日本新聞】2017年8月20日
https://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/national/article/352071/

スイスのジュネーブ軍縮会議で、高校生平和大使による演説が、今年は見送られる見通しとなったことを受け、毎年、平和大使を派遣している被爆地の長崎では、大使経験者や被爆者らから、「残念」「意見の違いを尊重して」などの声が上がった。

長崎市では19日、今年の高校生平和大使22人のうち、長崎から派遣される3人の出発式があった。
彼らは演説を想定し、英語力を鍛えてこの日を迎えた。

引率する元教師の平野伸人さん(70)=同市=は、取材に対し、
「正式に見送りを伝えられたわけではないので、何とも言えない」と絶句。
その上で、
「政府が反対している核兵器禁止条約を、平和大使が『推進すべきだ』と主張してしまうことを、外務省側が恐れたのではないか」と推測した。

議事内容次第では直前の変更もあるといい、「演説ができることを期待している」。

出発式に参加した被爆者の井原東洋一さん(81)=同市=は、
「条約への言及を懸念しての対応ならば、政府と市民社会の溝が、もっと深まる結果になるだろう。
立場に違いがあるからこそ、互いを尊重する寛容さが必要だ」
と懸念を示した。

昨年、長崎の平和大使として、ジュネーブ軍縮会議で演説した大学1年の永石菜々子さん(19)=東京=は、
「(演説の見送りに)驚いたし残念に思う。今年は核兵器のない世界に向けて前進した年で、平和大使も20代目の節目。演説には絶好の舞台だと思っていたのに」と、険しい表情を見せた。

昨年も、日本政府と平和大使の温度差を強く感じたという永石さんは、
「双方の考え方のギャップを埋めるのは難しいだろうが、頑張っている高校生が活躍できる場を途絶えさせてはいけない」と訴えた。


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高校生平和大使の核廃絶演説中止の背後に、安倍腹心の軍縮大使…集団的自衛権にも暗躍した、防衛官僚が軍縮会議の代表者に
【LITERA】2017年8月22日
http://lite-ra.com/2017/08/post-3403.html


軍縮大使に就任した高見沢将林氏(軍縮会議日本政府代表部公式 HPより)

スイスのジュネーブ軍縮会議で、「高校生平和大使」による演説が見送られたことが、波紋を広げている。
 
高校生平和大使は、日本の高校生が国連に赴き、核兵器廃絶を訴える活動。
1998年に始まり、近年では2014年から3年連続で、核兵器廃絶の演説の機会が与えられ、ジュネーブ軍縮会議の本会議で、高校生がスピーチを行っている。
また、活動20年目にあたる今年は、核兵器の廃絶と平和な世界の実現を目指すための署名が、過去最高の21万4300筆も集まった

 
8月17日には、高校生平和大使に参加する長崎県の高校生3人が、田上富久長崎市長を表敬訪問。
軍縮局幹部の前での演説を予定していた女子高生が、
「微力ながらも、世界に核兵器の廃絶を、精いっぱい訴えてきたい」と抱負を語っていた(毎日新聞8月18日長崎版)。
 
ところが、その核廃絶の願いを届ける高校生の演説が、今年は不可解なことに、直前で白紙になってしまったのだ。
 
いったい何が起きたのか。
当初、高校生平和大使は、22日に国連へ決議文を提出し、軍縮会議の場でスピーチをする予定だったが、

共同通信によれば、18日に、急遽取りやめとなったことが判明。
軍縮会議日本政府代表部は、「今年は軍縮会議の議事上、適当でないと判断した」としている。

一方、東京新聞は、
〈関係者によると、大使を派遣する市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が、今年も軍縮会議での演説を打診したところ、外務省の担当部局である軍備管理軍縮課から「今回は難しい」と回答があった。明確な理由の説明はなかった〉、と報じている。
 
つまり、日本政府側が高校生平和大使側に、説明もなくストップをかけたというのだ。
20日付けの西日本新聞では、引率する元教師が取材に対し、
「正式に見送りを伝えられたわけではないので何とも言えない」とした上で、
「政府が反対している核兵器禁止条約を、平和大使が『推進すべきだ』と主張してしまうことを、外務省側が恐れたのではないか」と推測しているが、実際、そういうこととしか思えない。


▪️対米従属の先兵だった元防衛官僚を、軍縮大使にした安倍政権

周知の通り、日本は“唯一の被爆国”であるにもかかわらず、核保有国であるアメリカなどとともに、核兵器禁止条約に反対の姿勢をとり続け、交渉にすらも参加しなかった
今月7日の国連採択後も、日本政府として「署名しない」と明言するなど、世界の潮流である核軍縮へ、強固に反発している
 
さらに安倍首相は、今年の広島と長崎での平和式典でも、露骨な態度を見せた。

松井一実広島市長が、
「日本国憲法が掲げる平和主義を体現するためにも、核兵器禁止条約の締結促進を目指して、核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい」と求め、

田上長崎市長が、
「核兵器禁止条約の交渉会議にさえ参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できません」と強く批判したのを尻目に、

安倍首相はあいさつで、核兵器禁止条約に一切言及しなかったのだ。
 
そう考えてもやはり、今回の高校生平和大使の件では、政府側が強くプレッシャーをかけて、高校生による国連での核廃絶スピーチを、阻止したと考えるのが自然だろう。
 
さらに、このスピーチ取り止めには、軍縮会議日本政府代表部大使(軍縮大使)の人事が関係しているのではないか、ともいわれている。
 
この軍縮大使というのは、その名のとおり、ジュネーブ軍縮会議の日本政府代表なのだが、
昨年12月の人事で、その責任者に、安倍首相と近い防衛官僚の、高見沢将林氏が就任していたのだ。
 
軍縮大使に、外交官ではなく元防衛官僚が就任するのは、異例中の異例
実際、ここ20年をみても、民間から起用された猪口邦子氏(現・自民党参議院議員)を除いて、全員が外務省出身者だった。
 
しかも、高見沢氏は、昨年の退官まで、一貫して日米安保畑を歩んだ、元エリート防衛官僚で、
第二次安倍政権では、安全保障担当の内閣官房副長官補として官邸入りするなど、安倍首相の覚えがめでたい人物。
集団的自衛権の行使容認を議論する、首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の事務局を仕切り、
2014年の閣議決定の際には、高村正彦・自民党副総裁や、横畠裕介・内閣法制局長官らとの「秘密会合」で、政府案を練り上げた
ほか、
日米安保体制=対米従属の固定化を目指す、安倍政権の裏方をつとめてきた


▪️軍縮大使は民主党時代、米国に沖縄基地を県外移転しないよう提言していた

その高見沢氏が、いかに“日米安保の権化”であるかを示す、こんなエピソードもある。

沖縄の基地負担減を目指した民主党政権が、米軍普天間基地の「県外移設」を掲げた際、
当時、防衛政策局長だった高見沢氏が、2009年10月、当時のキャンベル米国務次官補に、
「(民主党の県外移設案に)あまり早期に柔軟性を見せるべきではない」と耳打ちした
ことが、ウィキリークスが公表した米国の公電によって、明らかになっている。

また、1996年の、辺野古代替施設建設の日米交渉時には、オスプレイの配備を念頭に置きながらも、地元側に明言しないよう米側と想定問答集を調整したとされるなど、
高見沢氏は、米側を慮る日本政府の方針を、陰に陽に実行に移してきた
 
こうした経緯を踏まえれば、安倍政権が高見沢氏を、軍縮大使に異例の起用をしたのは、
あきらかに、核兵器禁止条約に反対する米側と歩調をあわせ、国連でのネゴシエーションや、国内の世論調整を担わせるためだろう。
 
今回の高校生平和大使の演説取りやめも、その延長線上にあると考えるべきだ。
もっとも、高見沢氏による直接の指示があったかは、現段階では不明だが、
少なくとも、安倍政権のもとでは、市民が核兵器廃絶の思いを述べる機会さえ、奪われてしまうことは間違いない。
こんな政権が被爆国にふさわしいのか、わたしたちはいま一度、よく考えるべきだろう。
(編集部)

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米国『皆既日食だけど暗くならないぞ?』事情

2017年08月21日 | 米国○○事情
夫と一緒に暮らすようになってからの25年の間、4週間も離れたことがなかったからか、家に戻ったらこんなものが机の上に置かれていた。

なんと、可愛いブーケとオーガニックの小玉スイカではないか!


花というと、バラと菊とチューリップぐらいしか名前がわからない夫が…と思うと、感慨もひとしおである。

絶賛時差ボケ真っ只中でも、1日はきちんきちんと過ぎていく。

雷警報が出た夕方の、なんとも黄色い空の色。


もはやジャングルと化した畑に、勇敢にもおっさんシャツ&短パンで行き、収穫する夫。


わたしなら、それがたった数分の作業であったとしても、長袖長ズボン、そして手袋と蜂おばさんネットを被り、蚊の大群の攻撃から身を守る。

留守中にすっかり大人になった紫豆が、毎日たくさんの実をつけてくれる。


ケールもトマトもまだまだ元気。


お向かいのマリアが作ってくれたインディアンスープをいただく。




さて、前置きが長くなってしまったが、今日は皆既日食現象が、この広大な国の東から西を一直線に横切る日で、そのことをつい先日になって知った。
時差ボケ真っ只中の頭には、どういうことが起こるかはわかっていても、思考も行動もストップしたままで、週末にやってきた息子が、日食用の観察メガネが売り切れて手に入らないと騒いでいるのを、ぼんやりと眺めているだけだった。
そして今日、その当日になって、皆既日食が起こるその時間帯にレッスンを入れていることを知った夫に、
「何考えてんの?今すぐその生徒たちの親御さんに連絡して、変更してあげないと」と言われて、慌ててメールを送った。

ようやく、こりゃ思ってたよりすごいことなのかもしれないと気づき、皆既日食の観察に必要なものを検索したのだけど、もちろん全ては遅すぎて、肉眼観察なんて絶対にできない。
カメラで撮りながらなら見られるのかな?と思って調べみると、それも無謀なことだと分かり…。

せっかくのチャンスだったけど、消えゆく太陽の様子をライブで見ることは諦めて、皆既日食が作り出す暗闇を楽しもうと思う。


…と、ここまで書いたところで日食が始まった。
直前に、何も準備できなかったとフェイスブックで独りごちていたら、友人のかおりちゃんが、シリアルの箱で簡単にできる観察キットの作り方を教えてくれた。
夫と二人、シリアルの箱とハサミとセロテープ、それからアルミホイルを使って工作開始。
「まるで前回の日食の時に作った、小学生時代に戻ったみたいだ」
そんな夫のつぶやきを聞くと、年代の違いをしみじみ考えさせられる。

始まりの時間に間に合った。
よっしゃ〜とばかりに、箱を手に外に出たのだけど、なぜだかフツーに明るい。

でもまあ、とにかく箱を覗いてみようではないか。


あれ?日食は?
シリアル箱を覗き込むと、そこにはちっちゃな明るい、半月のような形の点が見えた。

箱の底に映るそのちっちゃな点は、カメラではなかなかうまく撮れない。


うーん…もう半分隠れてるんだろうか…。
想像していたような暗がりにはならないまま時間が過ぎていく。
けれども、箱の底に敷いた白い紙に映る明るい点は、少しずつ痩せていき、とうとう三日月のような形になった。
でも明るい。



カメラで直接撮ってはだめ!と誰もが注意してるのに、ちょいとだけ試してみた。


調子に乗ってもういっちょ。(良い子の皆さんは、絶対に真似してはいけません!)


結局それほど暗くはならなかったけど、木々の葉っぱを見ると、いつもとは違う色をしている(肉眼では見える違いがカメラでは表現できないのだけど…)。


昨日うちで大騒ぎをしていた息子は、今頃バージニアで、どんな日食を見ているんだろう…。


おまけ
昨日、家族みんなが集まり、マンハッタンの牛角で、下の息子の誕生日祝いをした。
その帰り道、巨大なオブジェをうんしょこらしょと回す息子と、それを見つめるエレンちゃん。


さらにおまけ
わたしの素肌に群がる蚊の中の一匹を、ペチンと叩き殺した瞬間の図。右手のひらに注目。それでもやっぱりほんの数分で、合計15箇所も刺されてた…。
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日本とわたし

2017年08月20日 | 日本とわたし
まさに『日本とわたし』、という28日間を過ごしてきました。
今回の帰省の目的は歯の治療だったので、7月の末から最終日まで(小旅行に行った3日間を除く)は実家にこもり、おさんどん役に徹していました。
なにしろ、日本では車を運転できないので、どこへ行くにも送ってもらわなければなりません。
タクシー役をせっせと務めてくれた義父と、日本の暑さをすっかり忘れたわたしのために、少しでも涼しくなればと寝具を揃えてくれた母へのお礼も込めて、
久しぶりの孝行娘を20日ほど演らせてもらったつもりなのですが、そんなふうに思っているのはわたしだけで、母たちは多分、いつものリズムで過ごせない毎日に、相当疲れていたかもしれません。
終わりに近づくにつれて、母の咳がだんだんとひどくなり、お盆の真っ最中に休日診察をしてくれる病院に行き、診ていただいたりしたのですから…。

母は今年83歳になります。
ここが痛い、そこも痛いと言っては病院に行くのですが、検査の結果はどれも良好で異常無し。
骨も丈夫で、90歳まで大丈夫!と、医者に太鼓判を押してもらったり、いまだに歯は全部自分の歯で虫歯無し、耳も地獄耳以上によく聞こえます。
ただ、実年時代の働き過ぎがたたり、腰を悪くした後遺症に悩まされていて、だからさっさと歩けないと本人は嘆いているのですが、
うーん…大好きなパークゴルフなどに出かけた時などは、こちらがヒイフウと息切れしているというのに、あと何ホールする?などと聞いてくるほどの体力があるし、芝の上ならスタスタと歩けます。
まあとにかく元気でしっかりしている、だから多分、年齢に応じて生じる自然な衰えが受け入れ難いのでしょう。
そして、そのエネルギーが回り回って、非常に口うるさい。
自分は間違っていないという気持ちがとても強く、自分の思うように動けなかったりできなかったり言えなかったり考えなかったりする人、特に自分の家族にそういう人がいると、もう我慢ができない。
だから、彼女の家族には、そういう彼女の傾向を受け止めつつも、根気よく話し合えるように持っていける度量のある人間が必要だったのですが、
いかんせん、わたしを含めて皆、その場その場が無事に過ぎてくれれば良いとばかりに、彼女の機嫌を損ねないよう、損ねてしまってもそれ以上に機嫌が悪くならないようにと、言いたいことを胸に収めてしまってきたのです。
その筆頭が義父で、仕事以外のことは全て母に丸投げしてきたことも相まって、今となってはまるでサンドバッグのように、朝から晩まで母に口撃されていて、
母には母の理由があるにせよ、そしてその理由については同情できるところもあるにせよ、彼女自身でさえどうしてこんなにも腹立たしいのかとふと疑問を持つほどの怒りを一日中眺めることは、思ったより大変なことでした。
そんなふうによく怒る母ではありますが、正義感が強く、環境破壊を憂い、エネルギー資源の浪費を嫌う、良き市民の見本のような人でもあります。
そして、口ではぼろくそに言っていても、仕事に出かける義父を気遣い、せっせと世話を焼く。
優しさと厳しさと幼稚さが混在している後期高齢者(なんて言葉があることを今になって知りました)なんですね。


さて、実家に居る間に、わたしにとっては1年分ぐらいに相当する時間、テレビを観ました。
朝起きてすぐにまず体操、そして身支度を終え、朝食の準備をしながらNHKのニュースを観、食事中はワイドショーのはしご。
そのあと洗濯をしたり、細かな用事をしたりして、また昼食の前後はNHKのニュースとワイドショーのはしご。
そして3時にはおやつの時間で、録画しておいた特別番組や報道番組を観たり、アメリカのドラマを観たりして過ごし、
夕飯時にはNHKのニュースや、世界陸上の中継などを観ましたので、時間にすると相当な長さです。
その長い時間の中でも、北朝鮮のミサイルに関するおどろおどろしい報道の回数の多さには、本当に驚きました。
報道というより繰り返し、ほぼ同じことをどこの局でも言っていて、しかもバックには戦争映画のような効果音付きです。
こんなものを毎日、飽きがくるほど観せられたら、なるほど、あのバカバカしい避難訓練にも参加してみようという気になってしまうのかもしれません。

こちらでは、テレビを観るのは夜9時の、レイチェル・マドーがアンカーを務めるMSNBCの報道番組(共和党寄りのフォックスと二極化されていると言われたりしている)か、好きなドラマを40分ほど観るぐらいで、
日本の報道となると、YouTubeの動画を断片的に観たり、Facebookで紹介されている報道番組や特別番組を、これもまたネットで観るぐらいしかできません。
言い換えると、観る前に、それを自分が見たいか見たくないか選ぶことができる、いや、選んでいると言えます。

ところが、母たちと観るテレビは母たちが好んで選んだものばかりで、それらの番組を彼らと一緒に観て、それらの内容に対する彼らの意見を聞きながら、対するわたし自身の思いや考えを言えないまま過ごすことは、わたしが想像していた以上に辛いものでした。
彼らは好んでNHKを観、読売系のワイドショーを観、辛坊氏や田崎氏をはじめとする安倍政権ヨイショ組の話に相槌を打ち、けれども原爆や戦争に関する特別報道番組は、今さら観たところでどうにもならないと、すぐに消してしまいます。
森友学園や加計学園の問題について報じているのを聞くと、まだこんなことをしつこく言っているのかと呆れたり…。

極めつけは、日本会議の大御所櫻井氏と萩生田氏の対談。
「 加計学園報道は反安倍倒閣運動だ 」とばかりに、とうとうと持論を述べる櫻井氏と、バーベキュー仲間の写真についてびっくりするような言い訳を堂々と述べる萩生田氏。
その二人の長い長い話を、頷きながら聞く母と義父の間に挟まって過ごす時間の長かったこと長かったこと…。

ただ、母は安倍政権を支持しているわけではありません。
母と義父の人生は、ほぼ自民党とともにあると言っても過言ではないのですが、安倍氏の言動には呆れ、辟易していると言います。
けれども、だからといって、他に代われる人物がいないので仕方がない、このまま行くしかないと言います。
野党については期待できないし、今のような状態では期待しようとも思わない。

そんな、一番身近な存在である母と義父に、わたしはなぜ、自分の考えや思いを伝えなかったのか、伝えられなかったのか。
それはひとえに、自衛という自己本位な思いによるものでした。
あの場で、たとえ一言でも、わたしが普段考えていることや思っていることを口にしたら…黙っていることで保たれていた和平が瞬間に崩れ、それだけではなく、流れによっては、それ以降の毎日がギスギスした空気に包まれることは必至でした。
母の気性を少しでも知る者は、そんなことをわざわざしようとはしません。
そして、普段はのんびりとしている義父も、若い頃からしっかり勤め上げた職業柄からか、急に強い口調で、わたしのような考えを持つ人間を非難したりします。
事なかれ主義、意気地なし、身勝手、どういうふうに思われようとかまわない、もともと持つことが難しい和やかな空間を、わざわざ壊したいとは思えませんでした。

そんな自分が情けなくて腹立たしくて、心の中に渦巻いているたくさんの言葉と折り合いをつけている自分が悲しくて、1日が終わる頃にはヘトヘトになってしまいました。
そして思いました。
わたしのような思いをしている人たちがいっぱいいる。
それも、わたしのような期限限定などではなく、24時間365日、ずっと続いている人がいっぱいいる。
そういう人たちに心を寄せていたつもりでしたが、まだまだ足りなかったことを痛感しました。
本当に、本当に、大変なことだと思います。
言葉がうまく見つかりません。

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心が疲れきってしまって、ツイッターやフェイスブックに流れてくる情報を目で追うだけで、気持ちがついていかなくなってしまいました。
帰りの飛行機の中でも、スクリーンに映る映画を観ている時以外は、ずっと目を閉じていました。
帰りは乗り換えが2回あり、家に辿り着いたのは、日本を出てから25時間後でした。

帰省中に、72回目の、2回もの原爆投下が行われた日々があり、敗戦を認めた日がありました。
加計学園問題など、一連の疑惑を問う閉会中審査もありました。
けれども、どのことについても、考えたり誰かと話し合ったりすることができませんでした。

米軍の言うままに、沖縄市民が暮らす住宅地の上を再び飛ぶことになったオスプレイについても、
撃ち落とすことなど不可能で、万が一撃ち落としたりしたら生じる被害について誰も言及しないままのミサイル騒動についても、
何も書けないまま時間が過ぎていってしまいました。


またぼちぼち復活できるよう、気持ちを前に向かせたいと思います。
長い長いお休みをいただいて、そんな贅沢をさせてもらえることに感謝して、萎えてしまった心を少しずつ元に戻したいと思います。

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では、その第一歩として、
ミサイルだー!ミサイルだー!と大騒ぎするだけして、国民に恐怖感をしっかり植えつけ、1基800億円もする高額武器を2基も買おうとしている安倍政権についての記事を、紹介させていただきます。

地上型イージスも新たに 2プラス2で伝達 米製高額武器また購入
【東京新聞】2017年8月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201708/CK2017081902000143.html



日本政府は、17日に、米・ワシントンで開かれた外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、
北朝鮮による弾道ミサイル発射への対応策として、米国から、新たな高額武器を購入する方針を、米側に伝えた。
日米の防衛協力を強化すると同時に、「米国第一」を掲げて米国製品の輸出増を目指すトランプ大統領に配慮し、良好な日米関係を維持する狙いもある。(新開浩)
 
小野寺五典(いつのり)防衛相は、2プラス2に続くマティス米国防長官との個別会談で、海上自衛隊のイージス艦に搭載している、迎撃ミサイル「SM3」を地上配備する米国製「イージス・アショア」を、新たに購入する方針を説明し、協力を求めた。
 
小野寺氏は会談後、記者団に、「しっかり協力する姿勢を示してもらった。先方からは歓迎の意向が示された」と語った。
 
イージス・アショアは1基800億円程度で、2基で日本全域をカバーできるとされる。
日本政府は導入に向け、2018年度予算に、設計費を盛り込む方針だ。
この他にも、レーダーに探知されにくいステルス戦闘機F35や、新型輸送機オスプレイなどの高額な武器を、米国から買う計画だ。
 
米国製の武器購入に拍車が掛かる背景には、トランプ氏が唱える「バイ・アメリカン(アメリカ製品を買おう)、ハイヤー・アメリカン(米国人を雇おう)」という主張がある。
安倍晋三首相は、2月の日米首脳会談直後の国会答弁で、「米国の装備品はわが国の防衛に不可欠。結果として、米国の経済や雇用にも貢献する」との持論を展開した。
 
米国製の高額な武器購入の影響もあり、安倍政権の下で日本の防衛費は、17年度当初予算まで5年連続で増え、16年度には5兆円を超えた
 
防衛費の増加は、今後も続く見通しだ。
2プラス2の共同発表は、19年度から5年間の、次期中期防衛力整備計画(中期防)に触れ、「日本の役割を拡大し、防衛能力を強化させる」と明記。
日本が、一層の負担増に応じる内容を盛り込んだ。


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トランプ氏は、いまだ政治家というより実業家です。
けれども、ただの実業家ではなく、名声と地位と権力を併せ持ってしまった実業家です。
彼と安倍氏が政権に居座っている間には、まだまだ莫大な金(それも国民から吸い上げた税金)が、無意味に無頓着に無謀に、湯水のように使われてしまうでしょう。
米国は米国で、日本は日本で、なんとかして市民同士が、少々の意見やポリシーの違いはあっても、力と知恵を合わせ、数の力を強め、立ち向かっていかなければなりません。
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