ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

カマラ・ハリス氏 「民主主義は状態ではなく行動であり、決して保証されていないものである。当然のものとして受け止めてはいけない」

2020年11月09日 | 世界とわたし
昨日の朝、やっとバイデン候補の当確が報道されました。

夫と二人で町の様子を見に出かけました。


天気は上々、遅れてきたインディアンサマーの気持ち良い日です。


町全体がお祭り騒ぎになっていました。





行き交う車がクラクションを鳴らしてお祝いしています。


本当に久しぶりに、もっと言えば4年ぶりに、人の心を持った言葉を聞けたような気がします。

CNNの政治コメンテイター、バン・ジョーンズ氏の、バイデン勝利確定の報道の際のコメント

このジョーンズ氏のコメントを翻訳してくださったKatsumiさん@tkatsumi06jに感謝!
 
書き起こし
ヴァン・ジョーンズ氏:
今日は朝から、親であることが楽になりました。
父親であることが楽になりました。
人格は大切なんだ、真実を伝えることは大切なんだ、良い人間であることは大切なんだと、子どもたちに伝えることができるから。

他にも多くの人が楽になったことでしょう。

この国に住むムスリムなら、大統領が、自分のことをこの国に居て欲しく無いと思っていると感じずに済むようになるでしょう。
移民なら、大統領が喜んで赤ちゃんを奪い去ろうとしたり、夢見る人々を理由も無しに国に送り返すようなことはしないと思えるでしょう。

多くの苦しんできた人々にとって、これは証明となりました。
「息ができない」と言うあの言葉。
あれは、ジョージ・フロイドだけのものではありません。
大勢の人々が、息ができないと感じていたのです。
毎朝目覚めるとああいうツイートが目に入ってきて、どう感じていいのかすらわからなくなる。

どこかの店に入ると、人種差別的な考えを公に晒すことを遠慮していた人たちが、日に日に酷い言葉を浴びせてくる。
子どものことが心配でたまらなくなる。
妹のことが心配でたまらなくなる。
ウォルマートに行って無事に帰ってこられるだろうか、何か心無い言葉を浴びせられたりしないだろうかと。
自分の精神を日々保つことに全神経を費やしてしまう。

だからこれは、私たちにとっては大変なことなんだ。
こんなにも心が平穏で、「リセット」する機会を与えられるなんて。

国の人格というのは大切なものなんだ。
良い人間であることは大切なことなんだ。

息子たちに見せたい、見せたいんだ。
安っぽい方法で誤魔化すことはできても、いつかしっぺ返しが来るんだって。
しっぺ返しがあるんだって。
だからこの国にとって、今日は良い日なんだと。

負けてしまった方々には申し訳なく思う。
彼らにとっては良い日では無いだろうから。
でも、大勢の人々にとって、今日は良い日なんだ。


バイデン氏とハリス氏の勝利演説が行われる会場に車で駆けつけた市民。
ソーシャルディスタンスが守られていました。



カマラ・ハリス氏の勝利演説



こんばんは。
ありがとうございます。
ジョン・ルイス下院議員は亡くなる前に、民主主義は状態ではなく行動であると言いました。
その意味するところは、アメリカの民主主義は、決して保証されていないということです。
私たちの意思があってこそ強いものになります。
 
私たちは守るべきなんです。
当然のものとして受け止めてはなりません。
民主主義を守るためには、戦い、犠牲を払い、喜びもあります。
進展もあります。
より良い将来を構築することが可能です。
 
私たちの民主主義そのものが、今回、投票にかけられました。
アメリカの魂がかけられていました。
世界中が注目していました。
皆さんが、新たな日をアメリカにもたらしてくれました。
選挙陣営のスタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、すばらしいチームです。
感謝します。
これまでよりも多くの人たちが、この民主的なプロセスに入ることができました。
そしてこの勝利を可能にしました。
 
選挙管理の関係者が、すべての集計を進めています。
皆さんが、この民主主義の尊厳を守りました。
皆さんが、私たちの美しい国を成り立たせているのです。
感謝します。
記録的な投票数となりました。
皆さんのメッセージを、しっかりと発信してくれました。

この数カ月は大変な時期でした。
悲しみがありました。
痛みがありました。
心配も、戦いもありました。
しかし、皆さんの勇気を、不屈の精神を、目の当たりにしました。
寛容な精神を発揮してくれました。
4年間にわたって皆さんは前へ進んできました。
 
平等、正義、私たちの命のために、そして私たちの地球のために尽くしてくださいました。
皆さんは投票してくれたのです。
はっきりとしたメッセージを届けてくださいました。
皆さんの希望を選んでくれました。
結束、良識、科学を選んでくれました。
真実を選び取ってくれました。
ジョー・バイデンを次期アメリカ大統領として選んでくれたのです。
 
ジョーは結束を進める人、傷をいやしてくれる人です。
今まで試練を乗り越えてきた人です。
喪失の経験から、目的を意識している人でもあります。
国としての目的、自分たちの中に、目標を見出させてくれる人です。
心の大きな人です。
非常に大きな愛です。
 
ジルは素晴らしいファーストレディーになるでしょう。
私は、彼が父親として、亡くなった息子さんのことをどんなに愛しているかを知りました。
私は、私の夫、子ども、妹、家族全員に対して、とても大きな愛を感じています。
ジョーとジルには感謝しています。
この素晴らしい道のりをともにさせてくれました。

また、私がここに立っているのは、私の母のおかげでもあります。
19歳でインドからやって来た母は、こんな瞬間が訪れるなんて夢にも思っていなかったでしょう。
彼女はアメリカを深く信じていました。
今、母のことを考えています。
多くの黒人の、アジア系の、ラテン系、ネイティブアメリカンの女性たちのことを私は考えています。
彼女たちによって道が切り開かれました。

女性たちは多くのことを犠牲にしました。
対等な権利のために戦いました。
すべての人たちのために、正義をもたらそうとしました。
黒人女性たちは、これまでも見過ごされてきました。
しかし、民主主義の根底にある大切な存在だ、ということがわかっていました。
 
すべての女性たちは、投票する権利を守るために、1世紀に及ぶ努力を続けてきました。
2020年、新たな世代の女性たちが投票しました。
投票するという基本的な権利、自分たちの意見を伝える権利のために戦っているのです。
今夜、私は、その苦しみを思い起こします。
確たる意思、ビジョンを持っていました。
私は、何が成し遂げられるか見極め、後をついで取り組みたいと思います。

ジョーは人格者です。
なんと言ってもジョーは、バリアを打ち砕くことができました。
女性を副大統領候補に選んだのです。
私が初の女性副大統領になるかもしれませんが、最後ではありません。
すべての幼い女の子たち、今夜この場面を見て、わかったはずです。
この国は可能性に満ちた国であると。
私たちの国の子どもたちへ、私たちの国は、はっきりとしたメッセージを送りました。
 
ジェンダーなどは関係ありません。
野心的な夢を抱き、信念を持って指導者となるのです。
そして、他の人とは違った見方をするのです。
皆さんの一歩一歩を見届けます。
アメリカ国民の皆さん、どちらへ投票したかは関係ありません。
 
私は副大統領としてしっかり取り組みます。
ジョーがオバマ氏に対して副大統領として尽くしたようにです。
忠誠を誓い、誠実に準備を整えます。
毎朝、目覚めれば、皆さんや皆さんの家族について考えます。
これからが真の仕事となります。
大変な仕事です。
必要な仕事です。
いい仕事に取り組みます。
 
人々の命を救い、この病気に打ち勝つのです。
経済を立て直します。
人々への差別をなくすことにも取り組んでいきます。
気候変動と戦い、国を結束させ、アメリカの、国としての魂の傷をいやしていかなければなりません。
道のりは決してやさしいものではないでしょう。
 
けれども、アメリカは準備が整っています。
ジョーと私も準備ができています。
私たちが選んだ大統領は、私たちの最善の部分を引き出してくれる人です。
子どもたちが見上げて尊敬できるような大統領、軍に対し敬意を払い、国を安全に保つ最高司令官、そしてすべてのアメリカ国民のための大統領となってくれる人です。
光栄にも、アメリカ合衆国次期大統領、ジョー・バイデン氏を紹介させていただきます。


バイデン氏の勝利演説




米国民の皆さん、このダンスパーティーに私を招いてくれた米国人の皆さん、デラウェアの市民の皆さん、国民が声を上げ、我々を明らかな、納得できる勝利に導いてくれた。
大統領選の歴史上、最も多くの票を得た。
7400万票だ。
私は驚きを隠せない。
今晩、我々はこの国、町、あらゆる場所に、世界に広がる、ほとばしる希望の喜びを目にしている。
明日への新たな信念と、より良き日を迎える希望だ。
あなたが私に与えてくれた信頼と自信を謙虚に受け止める。
分断させようとするのではなく、結束させる大統領になることを誓う。
赤い州や青い州ではなく、ただ米国だけを見ることを誓う。
心から、あらゆる人の信頼に応えるために働く。
米国はそうあるべきだ。
私たちは国民のための政権だ。
米国の魂を立て直す。
米国の屋台骨を建て直し、中間層を再構築し、米国を世界から再び尊敬される国にする。
私の人生において、多数の米国人が我々の理想像に投票してくれた。
そしてその理想像は現実になり、我々の仕事となる。

私はジルの夫だ。
彼女の愛と絶え間ない支援がなければここにはいなかった。
息子のハンター、娘のアシュレー、孫たち、親戚と家族たち。
ジルは母であり教育者で、人生を教育にささげてきた。
米国の全ての教育者たちにとって偉大な日だ。
教育者の一人をホワイトハウスで迎えるのだから。
ジルは素晴らしいファーストレディーになるだろう。
とても誇りに思う。

素晴らしい副大統領、カマラ・ハリスと働けることは光栄だ。
彼女は、女性かつ黒人で、南アジアの祖先を持つ移民2世で、初めて米国の国政選挙で選ばれた人物だ。
何年も懸命に戦ってきた人がいるなか、ずっと先延ばしになっていた。
だが、米国は再び、道徳の弧を正義の方向へと向けた。
カマラと(夫の)ダグ、好むと好まざるとにかかわらず、あなたは家族だ。
名誉にもバイデン家の一員だ。

(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的大流行)下で、投票所でボランティアや働いてくれた人々、各地の選挙管理担当者の方々は、米国全体の感謝に値する。
私の選挙チームとあらゆるボランティアで協力してくれた人、この瞬間を迎えるために尽くしてくれた人に、あらゆる恩を受けた。
我々を支援してくれた全ての人々へ、我々の選挙活動を誇りに思う。

我々は、歴史上最も幅広く、多様な連合を組んだことを誇りに思う。
民主党、共和党、独立派、急進左派(プログレッシブ)、穏健派、保守派。
若い人、年老いた人、都市部、地方に住む人、ゲイの人、そうでない人、トランスジェンダー、白人、ラテン系、アジア系、米国先住民の人。
特にこの選挙活動が停滞していたときに、アフリカ系米国人の共同体が、私のために立ち上がってくれた。
彼らは常に私を支えてくれ、私もあなた方を支える。
私は選挙活動の初めから、この選挙戦を、米国を代表するものにしたいと言ってきたし、そうした。
今度は、政権をそのようなものにしたい。

トランプ大統領に投票した人々は今夜、落胆しているだろう。
私自身も(大統領選への立候補で)2度撤退している。
今度はお互いに機会を与えよう。
暴言をやめて冷静になり、もう一度向き合い、双方の主張に耳を傾けるべきだ。
前に進むために、互いを敵とみなすのはやめなければいけない。
私たちは敵ではない。
私たちは米国人だ。
聖書は全てのことに季節が巡っていると教えてくれる。
立て直し、稲穂を刈り取り、種をまき、傷を癒やす時だ。
米国の傷を癒やす時が来た。

今や選挙戦は終わった。
人々の意志は何か。
私たちの使命は何か。
私は、米国民が、私たちに品位と公正の力を導くことを求めたと信じている。
私たちの時代の大きな戦いのなかで、科学と希望の力を導くことを求めた。
ウイルスを制御し、繁栄を築き、あなたたちの家族の健康を守るために戦う。
この国の人種的平等を達成し、構造的な人種差別を根絶するために戦う。
環境を守るために戦う。
品位を回復し、民主主義を守り、この国のすべての人に公正な機会を与えるために戦う。
私たちの仕事は、新型コロナを制御することから始まる。
ウイルスを制御下に置くまでは、経済を修復し、活力を取り戻すことはできない。
孫をこの手に抱いたり、誕生日や結婚式、卒業、あらゆる人生で最も貴重な瞬間を味わうことはできない。
月曜日(11月9日)に、私は、一流の科学者と専門家のグループを、政権移行のアドバイザーとして指名し、新型コロナ対策の「バイデン・ハリス計画」を作り、2021年1月20日(の就任日)から始める政策の青写真を描く。
その計画は科学に基づいて作られ、思いやり、共感、そして懸念に配慮したものになる。
パンデミックを好転させるための努力や責任を惜しまない。
私は誇り高き民主党員だが、米国の大統領として統治する。
私に投票しなかった人々のためにも、私に投票した人々に対するのと同じように一生懸命働くつもりだ。

この厳しい悪夢の時代に、今ここで終わりを告げよう。
民主党員と共和党員が互いの協力を拒否したのは、われわれの制御が及ばない不思議な力によるものではない。
全ては決断であり、私たちの選択に尽きる。
私たちは協力することを選択できる。

これは、米国民が私たちに与えた使命だと確信している。
彼らの利益のために協力することを望んでおり、それが私の選択だ。
私は議会、民主党員、共和党員に対して、私と同じ選択をとることを呼びかけていく。
米国の物語は、ゆっくりと着実に、チャンスを広げている。
間違いをおかしてはならない。
多くの夢はあまりにも長い間かなわなかった。
私たちはこの約束を、人種や信仰、アイデンティティー、障害に関わらず、全ての人にとって現実のものにしなければならない。

米国は常に、私たちが何者なのか、何を目指しているのかという難しい選択を下した際に、転換点を迎えてきた。
これまでのリンカーン、ルーズベルト、ケネディ、そしてオバマといった歴代大統領が証明している。
「Yes We Can(われわれはできる)」
私たちはいま、転換点に立っている。
絶望に打ち勝ち、繁栄と目的のある国を築くチャンスがあり、それができると知っている。
私たちは、米国の魂を取り戻さなければならない。
米国は、天使と悪魔の絶え間ない戦いによって形作られてきた。
今夜、私たちの天使が勝つ時がきた。
全世界が米国に注目している。
私たちが模範となって、導かなければならない。

私は常に、米国を一言で定義できると信じてきた。
「可能性」だ。
米国では、全ての人が夢をかなえる機会が与えられるべきだ。
この国の可能性を信じ、常に先を見据えている。
自由で公正な米国、尊厳と敬意を持って雇用を創り出す米国、がんやアルツハイマーなどの病気を治す米国、誰も置き去りにしない米国、決して諦めない米国に向かっていく。
素晴らしい国で素晴らしい人々がいる。
これが米国だ。
私たちが力を合わせれば、不可能なことなどない。

投票日までの最後の数日間、私と私の家族、そして亡くなった息子のボーにとって、大きな意味を持つ賛美歌について考えていた。
それは私自身を支える信念であり、米国も支えると信じている。
今年、恐ろしいウイルスで愛する家族を失った人たちの慰めになるよう願う。
私の心は、あなた方一人ひとりに向けられている。
この賛美歌があなたの慰めになることを祈る。

「(賛美歌を引用して)神はあなたをワシの翼で持ち上げ、夜明けの吐息で支え、あなたを太陽のように輝かせ、そしてあなたを神の手のひらの上で抱きしめる」――。

そして今、ともに「ワシの翼」で、神と歴史が求める仕事をしよう。
心を込め、しっかりとした足取りで、米国とお互いを信じ、国への愛と正義への渇望を持って、私たちが目指す国を作り上げよう。
国は団結し、強くなり、そして癒やされる。
子どもの頃、祖父に言われた。
「ジョー、信念を貫け」。
祖母が生きていたときは、「ジョー、信念を広めよ」と。
米国に神のご加護を。
神が私たちを守ってくださいますように。
ありがとう。


今回の選挙は、バイデン氏を大統領にしようという気持ちよりも、トランプ氏を大統領という立場から外したいという願いが勝っていました。
この4年間、市井の市民をはじめ様々な立場の人たちが弾劾を試みてきましたが、そのどれもが最後まで進めることができなかったからです。
自分たちさえ良かったらそれでいい。
差別したり憎んだりすることも遠慮しなくていい。
こんな考えを持つ人々がじわじわと増えてくることの恐ろしさ。
その中心に居るのが大統領であるという現実は、本当に多くの人たちを苦しめました。

選挙の後半になってくると、共和党関係者による信じられない投票妨害が各地で繰り広げられ、その異常さに震えるほどの恐怖を感じました。
トランプ氏や共和党が、何もかも悪いというのではありません。
彼らの何もかもに賛成できないというのでもありません。
けれども見る見るうちに暴力的な社会に変貌していく様は、本当に恐ろしかった。
トランプ氏は任期中、外国に戦争をけしかけなかった大統領ですが、自国で市民戦争が起こっても不思議では無いくらいに分断し、そこに増悪を植え付けた大統領でした。
終わらせることができて本当に良かったです。
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ペンシルヴェニア州知事 「間違いなく今回の選挙では民主主義が試されています。 米国を築いた理念に対する試練なのです。全ての票が開票され、公正な結果が出ることを、私が持つ全ての権限をもって保証します」

2020年11月06日 | 日本とわたし
これには驚きました。
現職大統領のホワイトハウスでの会見中継を行っていたテレビが、急に中断したのです。

「我々の仕事は事実を報じることで、未検証の陰謀論を拡散することではありません」



次の大統領を決める投票日は二日前の火曜日の3日でした。
今回の選挙はCOVID-19の感染予防のため、郵便や期日前投票箱で投票した人が断トツに多く、投票総計が1億を超えました。
前もって集計できたら良かったのですが、共和党がその作業の開始を認めず、結局開票が始まったのは投票日当日以降になりました。
なんといっても前代未聞の投票数です。
作業は今も続いています。
特に大都市の開票作業は大変だと思います。
そこに押しかけて騒ぐトランプサポーターの人たち…。

開票場も例年とは違い、感染予防の措置も取らなければなりません。
そもそも感染予防など必要が無いという考えの人たちが大勢押しかけてくるのですから大変です。
流石にというか、意外にというか、マスクしてるんですけどね。

でも、実際また増えてしまっている…。


この投票カオスを実に分かりやすくまとめてくれた記事がこれ。


トランプは開票が終了していない州の選挙管理委員会に、訴訟や妨害をすでに始めていますが、米国最高裁はトランプが指名した判事たちが多い中、とりあえず民主主義に則った判断を下しています。


トランプ本人、トランプ支持者、そしてQアノンやトランプの親族が、次々にデマを吹聴しています。
まずは本人による勝利宣言。
速攻で、米国内のみならず他国のメディアからもデタラメ言うな!と批判されましたけど…。

そしてこれらはさらに悪質で狡猾。


あまりの酷さにとうとうTwitterとFacebookも警告を与えたり削除したりし始めました。


そしてこの、いかにもアメリカらしい事実がこれ。

本当にこれに尽きるのです。
だから各州は決然と、民主主義の理念と正義を貫けるのです。
大統領だからと駄々っ子のようにゴネても相手にされないのです。


郵便投票の開票を妨害していたくせに、なぜ今になって数えるなとトランプが言い出したのか?
郵便投票が開票された途端、バイデン票数が増え始めたのはなぜか?


もう投票は終わりました。
選挙活動も終わりました。
投票した者も当落を決められる者も、その結果はもう既に出ているのだから、全ての票が数えられるのを待つしか無いのです。

素晴らしいメッセージでしたので、書き起こしました。

ペンシルヴェニア州知事トム・ウルフ氏:
民主主義の鉄則は全ての票を数えることで、1787年からそれは変わりません。
ペンシルヴェニアでもその民主主義の鉄則が守られることを保証します。
各郡から開票の報告が入り続けています。
今までよりも開票が長引いているのは確かです。
辛抱しなければなりませんが、票が数えられることは確信しており、開票は正確に行われ、全ての票が集計されます。
開票の遅れは制度が機能している証です。
これは新たな制度で、昨年選挙法第77号と共に施行されました。
現在3百万の郵送票が開票されており、従来の投票所における投票よりも開票に時間がかかります。
今日も結果は出ないかもしれませんが、最も重要なことは正確な結果を出すことです。
それが今までよりも時間がかかったとしても、間違いなく今回の選挙では民主主義が試されています。
米国を築いた理念に対する試練なのです。
一人一票の基本原則は現在も続いており、続かなければなりません。
我々の民主主義は、これまでも困難を乗り越え、200年以上公平な制度への義務を守り、責任を果たしてきました。
今回も同様であることを確信していますし、全ての票が開票され、公正な結果が出ることを、私が持つ全ての権限をもって保証します。
ペンシルヴェニア州では公正な選挙が行われ、外部からの介入はありません。
私は全力で、そして我々は皆全力で、ペンシルヴェニアの投票を妨害から守ります。

今現在、米国時間11月6日0時25分の状況です。

わたしはこの色分けがあまり好きでは無かったので、土地の面積ではなく人の数で示してくれたこの図を最後に紹介します。

コメント (4)
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ピアノと引っ越しとガスレンジと

2020年11月04日 | ひとりごと
ずっと置いてあった大きなカウチを動かしたら、家猫海ちゃんのお気に入りのバネオモチャがこんなに😂
でも、なんでここに玄米パンの切れ端があるんだろう…😅


お隣さん夫妻は良き隣人であり良き友だちであり良きピアノの生徒たちでもある。
彼らはずっと電子ピアノで練習していたが、念願のアコースティックピアノを買う決心をした。
車で30分ほどの所に彼らが目指すギャラリーがあるというので、わたしもそこに行くことにした。
ギャラリーの主はピアノオタクで、いろんな豆知識を話してくれた。
そこの目玉は1926年に製造されたスタインウェイを徹底的にリノベートしたピアノで、お値段は900万円。
お隣さん夫妻のためのピアノを選ぶのに10台ほどのピアノを試奏した。
彼らとわたしの意見を合わせて決めたピアノはヤマハのアップライト。
彼らが支払いや配達について話し合っている間に、わたしはその1926年型のスタインウェイを弾きまくり♬
おそらく今までに弾いたピアノの中で、最も指も心も脳みそも喜びで震える音を出してくれるピアノだった。

そんな楽しい時間を過ごさせてもらったのに、お礼ディナーをご馳走になった。


この日は彼らのピアノと、わたしのピアノ、そして夫の漢方医免許獲得のお祝いをした。


先週はほぼ雨続き。
週明けの月曜日に引っ越しを予定していた長男くんは心配していたが、日曜日の夜中から木枯らしがビュウビュウ吹き荒れて、雨雲はあちこちに千切れていた。


長男くんにとって何回目の引っ越しになるんだろうか?
引っ越すたびに身の回りをシンプルにしていこうと心がけてきたそうで、彼の荷物はラージサイズの箱が2つとミドルサイズの箱が8つ、それで終わり。
もちろんカウチやテレビやベッドもあるけれど、荷出しはあっという間に終わった。
引っ越し会社のトラックに同乗させてもらうつもりだった長男くんだが、COVID-19事情もあって断られ、急きょわたしが送っていくことになった。

マンハッタンの街中を運転するのは8ヶ月ぶりだと気がついて、なんだか不思議な夢の中に入り込んだような感じがした。
人も車も少なめだったし、これからはどんどん寒くなるので、店外での配膳ができていたレストランはまた難しい状況に戻されるだろう。
一体どれほどの人たちが仕事を失ったのか。
仕事だけでなく家まで失った人はどれほどいるのか。
その人たちの支援はちゃんとできているのか。
これからもまだまだ続きそうなこの感染問題を、どうやって乗り越えていけるのか。
わたしを含む、幸運にも働ける者たちは、働けなくなった人たちを支えていかなければならない。
個人ではできないことは力を合わせて、それでもできないことは町議や市議に訴えて、助け合っていかなければならない。
その前にまず、感染を意図的に拡げた無謀な大統領を引きずり下さなければならない。

そんなめちゃくちゃ大事な日に、我が家にやって来たガスレンジ。
この家に引っ越して来た当時は、一階は長年全く使われておらず、台所は二階にあった。
だからこの一階の台所は油汚れと埃にまみれていて、棚の扉を開けるとウッと唸りたくなる臭いがした。
床もあちこちが割れていて、何回拭いてもネトネトが取れなかった。
そんなだから設置されてたガスレンジも冷蔵庫もとても古くて、しかも長い間使われていなかった。
いつか台所を改装する際には新しい物をと夢見て来たが、どうやらそれはまだまだ叶わないっぽいので、こうなったら壊れるまで使わせてもらおうと決心した途端に、ガスレンジのオーブンが使えなくなってしまった。
オーブンはあまり頻繁に使わないけれど、無くなるとやっぱり困る。
ちょうどバーゲンがあったので、思い切って買い換えることにした。

110年の汚れ😱


夫と二人で慌てて掃除にかかっていると、「慌てなくていいからね」と配達のお兄さんに言われてしまった。

ようこそ!


多分今後数十年は見られない後ろ姿。

いよいよ設置。



これからどうぞよろしく!
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米国「大統領選挙2020」事情

2020年11月04日 | 米国○○事情

日本の報道ってここまで詳しくやってるんでしょか?なぜ?


昨日は長男くんの何回目かの引っ越しのため、実に8ヶ月ぶりにマンハッタンの街中を運転した。
月曜日だったけど、休業している店がちらほら見えた。

それとは別に、こんな風に窓側を板で囲っている店も少なくなかった。


正直言ってもう怖くて怖くてならない。
だから速報も観られない。
というか、今日の結果だけで済まないことが分かってるから、ライブで状況を観て一喜一憂したくない。

チラッと観てみた。で、やっぱり後悔した…。



ここでちょっと良い話。
今日、娘1が期日前投票に行ったんだけど、投票所で「初めて選挙に来た子が居ます」ってアナウンスされて、会場にいた人みんなに拍手👏されて投票したんだって。不穏な話もたくさん聞くアメリカ大統領選挙だけど、娘1、嬉しかったって言ってて心が温かくなりました。 pic.twitter.com/XUS7mCsQPh


続いてこれが今回の選挙の特徴的(実に異常)な風景。


わたしが暮らしている州は民主党が常に勝つのだけど、なぜかトランプ支持者名物のトラック隊がやって来て、高速道路を封鎖してしまった。
このトラック隊はバイデン候補の街宣バスを取り囲み、煽り運転で選挙運動の邪魔をしたりする非常に悪質な連中。

今回の選挙は本当に異常。
選挙後に暴動が起こったらどうしよう。
そんなことを本気で心配しなければならない選挙っておかしい。
こんな、もう、世界の終わりみたいな気分になってしまう巨大な不安雲が、全米の空を覆っている。
でも、投票しよう!というメッセージはとても強く、誰からもどこからも声がかかる。
投票日は学校も会社も休みになるし、小さな子どもですら「今日は投票日だね」と言ってくる。
共和党はその投票をすごく嫌がる。
だからいろんな姑息な方法で投票をさせないようにする。
今年はそれが特に顕著で、しかも暴力的になった。
これは絶対にトランプ効果(悪い意味で)。


今夜の結果で当確が決まるとは思えないし、きっと決まらないだろう。
州によって開票時間も方法も違うので、一体いつが最終になるのかもわからない。
とにかくトランプの落選を祈るばかり。
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コロナ禍で苦しむ人々や企業に、都構想騒ぎで使った100億円と労力が回されていたら…と思うと、この時期に住民投票をゴリ押しした維新が憎い!

2020年11月04日 | 日本とわたし


ぽてとさんが今回のことで分かったこととして書いてくれてる公明党の話。

実情はもっと酷くて、こんな呆れ返るような理由だったんですね。

この人、こんな荒稼ぎを。


橋下氏が目の敵にする山本太郎・れいわ新撰組代表の2週間に渡る怒涛の辻説法。

初日にこんなことがありました。

それでも全く動じずに2週間、ものすごい勢いで大阪中を回ってくれました。


イソジン吉村と雨ガッパ松井の両氏は、自分たちはもう都構想のことは諦めたと目を潤ませて言ったようですが、それで終わり?


今回反対に回った自民党ですが、都構想以前の問題、自民党中心の大阪市政と市役所組織の根本的な問題を改善するよう見張らないといけません。


そしてここにもやっぱりパソナ?!竹中平蔵が大いに絡んでいます。

とにかく良かったです。
大阪市が政令都市として残ることができました。
今後は、”維新の都構想”でもいいからなんとかして改善しなければと、市民が感じている問題の数々を解決していかなければ、市を残した意味がありません。
これからが大事です。
でもひとまず、本当にお疲れさまでした。
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