ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

海のプチ家出

2017年10月31日 | 家族とわたし
海(カイ)がまたおらんようになった。



けども前回は、おらんかったんじゃなくて、フェンスを飛び越えようとした時に受けたひどい裂傷を、独りで治そうと地下室に隠れていたからで、結局は家の中に居たんやけど、



今回はわからへん…。

今日はハロウィーンやったから、ゾンビやお化けに変身した子どもらが、夕方から通りに出没した。
海はやんちゃのくせにビビリやから、もしかしたら気が動転してしもて、いつもと違う場所か、いつもより遠くに行ってしもたのかもしれん。



前回、なんぼ探してもどうしても見つけることができんかった、地下室の究極の隠れ場所も調べたけど、どこにもおらん。



外もぐるりと、左右前後、懐中電灯の光を当てて探したけど、彼の姿を見つけることはできんかった。



夫は、覚悟して外に出してるのやから、1日帰って来んぐらいで狼狽えたくない。
普段の気持ちで、いつも通り、よう眠れるようにゆったり過ごしたい。
ほんでまた明日、どうしたらええか考えるって言う。

そう思うべきなんやろうけど、どうしてもそんなふうに割り切れへん。
覚悟ってなんなんやろなあ…。


食いしん坊やのに、朝に食べたっきりでどうしてるんやろう…。
帰りとうても帰れへんとこに閉じ込められてしもたんやろか…。
外の気温は5℃。
寒いやろに…。

カエデの爺さんとサクラのポンちゃんにお願いした。
もしも、シマシマの猫がうろうろしてるの見たら、早よ家に帰らなあかんでって叱ってって。

空(クウ)も心配してるよ。



『空海』の『海』が抜けたらあかんねん。
二匹と一緒に、もっともっと暮らしたいねん。
お願いやから帰ってきて。

かんにんやで、外に出してる限り何かが起こるかもしれん、それは覚悟してる言うて、普段は偉そうにしてるけど、
やっぱりかなんねん。
海を失いとうないねん。
待ってるしな。
帰ってきてな。

******* ******* ******* *******

今、夜中の1時20分。

海が帰ってきた!
帰ってきてくれた!
ありがとう海!
ありがとうカエデの爺さん!
ありがとうサクラのポンちゃん!
もう寝ます。
コメント

細川弘明氏「悪いのは小選挙区制ではなくて、「死に票」を減らす仕組みが皆無の日本の小選挙区制ですよ」

2017年10月31日 | 日本とわたし
ジャーナリストの守田さんは今、パリにいます。
パリでは、反核世界社会フォーラムに参加し、さまざまな国の方々と交流する予定です。
その後、フランスの地方都市エピナルとコンマールで、福島と日本の今について講演し、そのあとドイツに移動。
オーバーハウゼンで対話集会に参加し、講演と質疑応答をこなし、翌日はドイツのNGO・IBBのミーティングに参加します。
守田さんはこうして、世界の人々との輪を広げ、世界により広く、福島原発の真実と日本民衆の今を伝えようとしています。
京都の女性たちが作った"I hope peace"という旗を50枚と、東日本大震災避難者の会"Thanks & A speech, letters and memoirs evacuees from Fukushima"「福島原子力発電所事故からの避難者たちによるスピーチ、手紙、そして避難手記」を100冊という、大荷物を運びながらの旅です。

守田さんの、世のため人のためという気持ちの強さと行動力には、頭が下がりっぱなしのわたしですが、今回初めて、守田さんにお金を送ろうと決めました。
といっても、ほとんど足しにならないような額ですが、塵も積もれば山となってくれることを願いつつ、みなさんからもぜひ、記事の最後に振込先を記しますので、よろしくお願いします。

では、大変な旅が始まってからも、どんどんと送ってきてくれるメッセージの中から、小選挙区についての、目からウロコな記事を紹介させてもらいます。


ひどいのは小選挙区制ではなく、世界で最悪最低の、日本の小選挙区制だった!!
【明日に向けて(1441)】2017年10月30日
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/753496109c01ca7ff53086ec082b3ae7

守田です。

インチョン国際空港にいます。
トランジット中で、もうすぐパリに向けて飛びます。
韓国滞在時間は約22時間。
この買い方が最も安かったからですが、同時に、旅の前にたっぷり睡眠をとってと考えてのことで、大正解でした。
夕べは、空港近くのトランジットホテルでぐっすり寝ることができました。

それで、もうすぐフライトなのですが、その前に、どうしても紹介しておかなくてはならないことがあります。

小選挙区制についてです。
僕は、この制度のために、まったく民意が反映されていないことを告発しましたが、
これに対して、友人で心から尊敬している細川弘明さんが、すぐにメールをくれて、
「悪いのは小選挙区制ではなくて、「死に票」を減らす仕組みが皆無の、日本の小選挙区制ですよ」と指摘してくださったのです。
細川さんが、このまま僕がパリにいって、「小選挙区制のせいでこんなひどい結果になった」と言っても、ヨーロッパの人々にぽかんとされてしまうと考えて、急いで指摘してくれたのです。

実は初めてではなくて、前にもこのご指摘をいただき、僕も文献を集めて調べてみたのですが、かゆいところに手が届かず、今回もその辺を調べて論じなければ、と思っていました。
そうしたら、速攻でメールをいただいたので、渡りに船でした。
細川さんの承諾を得た上で、全文を転載しますので、お読みください。
なお、二つの文章を添付で送っていただいているのですが、そのうちの1つをネット上で見つけたので、末尾にアドレスを書いています。

ポイントだけまとめてみます。

私たちは、選挙において、有権者は一票しか持っていないので、好ましい候補者が多数いても、一人にしぼらなければならないし、場合によっては、「死に票」を覚悟しなくてはならない状態にあります。
それを避けるためには、あえて嫌な候補者に投票し、もっと嫌な候補者に投票すべきだ、いや、それはどうしても嫌だ…などと悩み続けているわけです。
その際わたしたちは、前提として、この仕組みに疑いの目を向けていません。

しかし、なんとヨーロッパでは、こんな制度はほとんどないのだそうです。
こんなひどい、有権者の声の大半を切り捨てる、民主主義にふさわしくない制度は、ほとんどないのです。
では、どんな仕組みがあるのか。

投票者に優先順位をつけて投票できるのだそうです。
例えば、Aさんが一番、Bさんが2番、Cさんが3番みたいに。
それで、Aさんが下位にまわってしまったら、その票はBさんのものになる。
Bさんも下位だったら、Cさんのものになる。
つまり、私たちが、候補者一本化にむけてものすごい苦労をしていることが、投票の過程で自動的になされてしまうのです。


最初は「すごい」と思いましたが、反対に、途中から怒りが込み上げてきました。

「騙されてる!!」

うーん。
社会運動をこれだけ頑張っている僕ですら、スコーンと騙されている。
もともと「選挙は嫌いだ!」とか言って、勉強を怠っていましたが、なんのことはない。
僕が嫌いだったのは、この日本の、あまりに劣った、低俗な、民主主義とは言えない、日本的小選挙区制だったのです。

なぜ政治家たちは、これを明らかにしないのか。
知らないはずがない!
それだけでも騙しです!
許せない。
同時に、このことに気付いてなかった自分が恥ずかしい。

みなさん、世界の小選挙区制について、調べ直しましょう。
そして、何をどう変えるべきなのか、みんなで議論しましょう。
野党共闘を作る上でも、私たちはいろいろと意見が食い違い、ときに険悪な仲にもなってしまっているとも思います。
でも、私たちが争う必要なんてないのです。
制度が悪いのです。

あああああ。
もうフライトが近い!
とりあえずここまでにして、細川さんのメールを貼付けます。
みまさん、ぜひがっつり学習して下さい!


以下、細川さんのメールを転載します。

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守田さん、細川です。
精力的なご活躍、頼もしい限りです。

守田さんが繰り返し主張しておられることのうち、前からちょっと気になっていたことがあり、メールします。
特に、海外で話をされる機会がおありとのことで、日本の一般通念が通じないこともありますので。

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ひとつは「小選挙区制」について。

自民党が、小さな得票率で過大な議席を占めるという非合理・不条理
そのこと自体は仰る通りです。

でも、それは小選挙区制度のせいではありません
小選挙区制を採用している他の多くの国では、そのような不条理はおきていません

原因は、日本が、一票につき一人の候補者しか指名できないという、とてつもなく原始的な投票方式をとっていることにあります。
これは、比例区でも同じことです(立憲民主党の名簿が尽きたので、自民党が議席を得る、というような不条理がおきたのと同じ原因です)。

解決策は(理屈としては)簡単で、一票でたくさんの候補者に順位をつけて投票する方式(preferential voting 選好投票、順位投票)にすればよいのです。

というか、それがむしろ世界の常識です。
だから、「日本は小選挙区制だから、こんなおかしな結果になる」と主張しても、「何言ってんの?」ということになりかねません。

選好投票方式について、(専門家によるちゃんとした解説も探せばあると思いますが)とりいそぎ、何年か前に、細川が『オルタ』に書いたエッセイと、朝日の小暮哲夫さんの最近の記事を添付します。

あと、少し古いですが、細川ブログにも、豪州の方式について書いたことがあります。
http://itacim.blogspot.jp/2004/09/austenvabs.html
http://itacim.blogspot.jp/2004/10/aust_10.html


小選挙区制を否定する方に、ではどうするんだと尋ねると、比例代表とか中選挙区とか仰ることが多いのですが、
比例代表は多党化を促しますので、政権は必ず連立政権となり、どの党も公約をそのまま実現することができなくなり、野合的妥協を迫られます
中選挙区制は、まさしく55年体制に逆戻りで、野党第一党は、万年野党の地位に甘んじなければなりません(国会運営で腐敗的妥協が蔓延することは、社会党の歴史をみればわかります)

小選挙区制がなければ、民主党が政権をとることもできませんでした。
立憲民主党が政権をとることも、小選挙区制でのみ可能でしょう。
選好投票方式と比例代表制がうまく組み合わさったデザインが導入されれば、政権交代は早まるでしょう。
小選挙区制度それ自体は、超長期政権を許さないという点で、優れた制度です。

小選挙区、是か非か、という議論は、ほとんど意味が無いと思います。
どのような投票方式をデザインして、死票を減らすことができるか、ということが本当の問題です。
(坂井豊貴さんの『多数決を疑う』(岩波書店、2015年)は、このあたりをもう少し丁寧に論じておられます。)

「世界で最も完璧に近い投票制度」オーストラリアの難解すぎる選挙
【with news・小暮哲夫】 2017年10月16日 
https://withnews.jp/article/f0171016001qq000000000000000W03510101qq000016047A

******* ******* ******* *******

まうみ注:
途中ですが、選好投票について、少し調べてみました。
色々な方式があって、読み進めていくうちにちょっと頭がこんがらがってきました。
比較的わかりやすい、選好投票例の説明を、ここに引用させてもらいます。
この方法が、選好投票の一つの例であると理解してください。

引用はじめ:
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0406/vote.html

ー前略ー

これに対し、いわゆる「真の多数決方式」を採用すれば、問題点を解決できる。
この方式では、投票者は、すべての候補者について選好順序を示す。
これに基づいて、候補者どうしを1対1で比較したとき、他の候補者をすべて打ち負かした者が当選者となる。
また、他の候補者をすべて打ち負かすほどの、多数の支持を得た候補者がいなかった場合は、
1対1の比較で、最も多くの候補者を打ち負かした者を選び、さらにその中でも最も多くの順位評点を獲得した者を、当選者とすればよい。

この方式も完全ではないが、泡沫候補が選挙戦の行方を左右するといった矛盾を避けられる。
候補者をどの順で好ましいと評価するかという情報を、投票に取り入れることにより、投票者の意思を、より正確に反映させることができる。
この方式は、世界中の国々で、容易に実施可能であり、その点でも重要だ。


******* ******* ******* *******

私たちはもっともっと、世界に自分たちを開いて行かなくてはと痛感しています。
今回の旅もそのためのもの。
ぜひご支援ください。
選挙のあとで、みなさん、心身ともに金銭的にも「疲れて」いるときだと思いますが、新しい可能性を必ず切開きますので、どうかよろしくお願いします!


振込先:郵貯ぎんこう 

名前:モリタトシヤ 
記号:14490 
番号:22666151

他の金融機関からのお振り込みの場合は、
店名:四四八(ヨンヨンハチ) 
店番:448 
預金種目:普通預金
口座番号:2266615
コメント

安倍の代弁者活動を再開した厚顔無恥男!一日も早くこの山口敬之を、出版業界から追放してください!

2017年10月30日 | 日本とわたし
望月衣塑子記者(東京新聞)のフェイスブックより
https://www.facebook.com/isoko.mochizuki/posts/10212563162487907

元TBS記者の男性から受けた性暴力被害を告発し、手記「Black Box」(文芸春秋)を出版した、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、24日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。

詩織さんは、
「捜査や司法システムの改正に加えて、社会の意識を変えること、そして、被害者を救済するシステムの整備が必要だ」と、手記に込めた思いを語っている。
 
詩織さんは2015年4月、就職相談のため、当時TBSワシントン支局長の男性と、都内で飲食後、意識を失ってホテルに連れて行かれ、「性的暴行を受けた」として、警視庁に被害届を提出。
高輪署が、準強姦容疑で逮捕状を取ったものの、警視庁の中村格刑事部長(当時)の指示で、逮捕が見送られた。

東京地検は昨年7月、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
これを不服として、詩織さんは、検察審査会に審査を申し立てたが、今年9月に、「不起訴相当」の議決を受けた。
伊藤さんは同月、男性に1千万円の損害賠償を求める訴訟を、東京地裁に起こした。
一方、男性は、一貫して、犯罪行為を否定している。


24日の会見のメモを掲載。
動画でも配信されているので、関心のある方は是非観てほしい。

【録画】ジャーナリストの伊藤詩織さんが会見(2017年10月24日)


今回の問題は、刑事罰としての準強姦が問えるか問えないか、に留まる問題ではない。
人事権を持った人間が、人事の話を口実に、若い女性を酒の席に誘い、酔わせた揚げ句、自宅に送るでもなく、自らが泊まるホテルへと連れ込み、性行為を行った。
このことをもってしてだけでも、刑事罰に問えずとも、元記者の取った行為は、充分に非難されるべき問題だ。
アメリカでは、著名な大物プロデューサーがセクハラをしていたと、モデルや女優らが告発したことで、映画界を追放処分された。
それと連動して、性的被害に遭ったという人々が一斉に、ME・TOO(私も)と自分の体験を語り始めた。
同様の動きが、フランスでも起きていると聞く。
しかし、今もって日本では、ME・TOOと内なる叫びはあっても、声をあげられないような閉塞した状況が続いている。
実際、日本社会では、性的暴行を訴える人は、受けた人の5%程度だという。

「被害に遭っても言うだけ無駄」
「黙っておとなしくしておくのが一番」という暗黙の空気が、日本の社会全体に漂っている
のは事実だろう。

「これを変えていくべきではないのか。そうでなければ、また第二の私をこの社会は産み出しかねない」
会見での言葉には、彼女の切実な思いが溢れていた。

「どういう動機が、あなたをここまで動せるのか」。

記者に聞かれ、詩織さんは、
「個人的な話でないからこそ話せた。
個人的な話だと思ったら、思い出さなくてもよい。
思い出したくない。
被害者の状況を、周りの人が理解することが大切。
これが、自分の妹や友人におきたら、どういう道を辿るのかなと思った時、同じことが起きて繰り返される事の方が苦しい。
私のケースが特別なことと思っていない。
友達や家族のケースに置き換えて考えることが、大切なことだと思う」
と話した。

自分のことだけのためだったら、被害を受けた当事者である詩織さんが、事件に関してここまで練り強く調べ、書き上げ、会見することなぞ、到底できなかったと思う。
彼女の勇気に、そして、「我慢し黙っていればいいんだ」と、ただただ沈黙する日本の社会を変えたいという、その切実な思いに応えなくてはいけない。
沈黙こそが、いまこの、日本社会の闇そのものではないか。

会見での詩織さんの言葉を聞き、感じた。

会見起こしは以下(一部省略)

詩織さん: 
私は、2年前にレイプされた。
NYで写真の勉強後に、戻ってきた。
ロイター通信で、大きな夢であるジャーナリストになろうと思っていた。
2015年4月、TBSのワシントン支局長と、就労ビザの話をするために会った。
食事をしたあとに目を覚ました。
そして、起きた時は、今日まで私が直面している悪夢のはじまりだった。

食事をしたあとに意識を失った。
気付いたら、元記者が乗っていた。

病院、レイプ救援センターに助けを求めたが、助けてくれなかった。
日本の社会や司法は、性犯罪の被害者のためには機能していないことがわかった。
そして、こういうことはよく起きていることがわかった。
警察はこの事件の被害届けを出すことも、(初めは)許してくれなかった。
事件化することも、性犯罪を捜査することも、難しいと言っていた。

私は沢山の疑問をもっていた。
警察は何故、私の被害届けを出してくれないのか。
捜査するようお願いした。
ホテルのカメラ、DNAの検査結果、タクシー運転手、ホテルの従業員の証言などを、調べてくれることになった。
捜査員の努力により、捜査も終わり、裁判所から逮捕令状も出された。

しかし、成田空港で、捜査員が元記者を逮捕しようとしたら、上からの命令で逮捕が見送られた
中村格、当時の刑事部長が、捜査員に逮捕をやめるよう命令したということだった。
説明もないまま、そういった命令が許される警察組織の在り方に、疑問をもっている
中村氏にインタビューするよう努力してきたが、質問にいまだに答えてくれていない

世界中で報告されないことがある。
日本でも、5%しか(性的被害は)報告されないことはよくあること。
スティグマとタブーがすごい。
私はこのタブーを破りたくて、顔も名前も出して告白することを決めた。

日本では、社会もメディアも、隠した方がいいと言われた。
それは、私たちのためでもあると言われる。
実際、捜査員からも、「告訴しないように」と勧められた
「報告すれば、ジャーナリストとしての仕事も失い、業界としての仕事もできなくなる。人生もこれで終わりだよ」と言われた
その主な理由が、私が訴えた人が、知名度が高く、業界でも尊敬されている人だからです。
公にしてからは、バッシングも迫害も受けた
前のように生活することもできなくなった
でも、隠れなければいけないのは、私たち被害者ではない
問題は、私たちを受け入れて、そして信用する準備ができていない、この社会にある
私たちは、話をすることで、良い変化をもたらすことができる。
そして、性暴力を無視することは、もうできません。
 
先週10月18日に、ブラックボックスを出した。
2015年に、私が経験した性暴力被害と、そのあとの病院やホットラインの体制問題、捜査の在り方、司法のシステム、会見後の社会の様々な反応を、これまでの記録や調査、経験もとに書いたノンフィクション
密室の出来事であり、ブラックボックスということを、検察や捜査員からうかがった。
警察や検察そのものにも、沢山のブラックボックスが存在していることに気付いた。

このブラックボックスに、いかに光を宛て、箱を開くか、少しでもそのきっかけとなればと、この本を執筆した。
本の中で、自分の経験をさらすことになったが、その結果、身近に似た経験をされ、その傷みとともに生きている、沢山の方々が居ることを知った。
これは、遠い誰かの話ではないと、知って頂きたい。
どんな時代でも、どんな所でも起こることだし、それについては、どう改善できるかを考えていく必要がある。
ただ、特定の誰かやシステムを非難するだけでは改善できない。
私たち一人一人が、どう改善できるかを考えていかなくてはならない。
本書では、たまたま私の身に起こったことを例にして、話しているにしか過ぎない。
でも、何がこれから必要かを話すため、過去の話をする必要がある。

前回5月29日の(顔出し)会見で話したように、検察審査会の申し立てを行った。
検察審査会より、不起訴相当の議決が出された。
現在の司法では、私の訴えた準強姦の事件は、起訴ができないとなった。
 
検察審査会は、検事が出した答を再度見直し、精査するもの。
そのため必要な資料や証言を、集めて提出した。
審査会の場には申立人が呼ばれ、事情を聞かれることもあるし、代理人が呼ばれることもある。
今回は、私も弁護士も、検察審査会に呼ばれることなく、議決が出た後も、それに対する説明はなかった
不起訴を覆す理由がない、ということだったが、その内容の具体的説明はなかった
申し立てを行った際に、とくに注意をつけてお願いしたことある。
私が、タクシーを出て引きずられ、降ろされる映像を、静止画ではなく、防犯カメラの動画で観て頂きたいと言った
しかし、動画が証拠で出たかどうかもわからない。
検察審査会に質問を出したが、検察審査会法26条を根拠に、一切の回答を貰えなかった
検察審査会は非公開であるとはいえ、説明の機会がなかったことで、さらに疑問が増した

この時に聞いた質問のうち、審査員の男女比と平均年齢には、回答をもらった。
それは、男性が7人女性が4人、平均年齢は50.45歳だった。
男女で問題のとらえ方が異なるものについて、男女比を半々に近づけていただけなかったことは、大変残念に思う。

この本の最後に書いたが、認めている事実は以下だ。

1 当時、TBSの元記者と私が、働くために必要なビザについて話すために会った。
2 元記者に会ったのは、それが3回目。二人きりで会ったのはそれが初めて。
3 そこに恋愛感情はなかった。
4 私が泥酔した状態だと、元記者は認識していた。
5 元記者は、自身の滞在しているホテルに、私を連れて行った。
6 性行為があった。
7 私の下着のDNAの染色体が、元記者のものと過不足なく一致した。
8 意識のないまま引きずられる私が映っている映像、降ろして欲しいと繰り返し言っていた証言を集め、逮捕状を請求、裁判所がそれを許可した。
9 逮捕の当日、捜査員が成田空港で待ち伏せる中、中村格刑事部長の指示で、逮捕が突然とりやめられた。


これだけの事実があっても、いまの日本の司法は、起訴することさえできない
中村格氏には、逮捕の当日やめた理由を何度も聞いているが、何の回答も得られていない
先日おこした民事訴訟の場では、これまでと違い、初めて法廷でお互いに事実関係を述べ合い、第三者による公平な判断がくだされる。
このブラックボックスが、少しでも開かれることを祈っている。
 
そして、外国特派員協会で話せる今日、この問題を報じるメディアの問題について話したい。
判断が見送られて以来2年間、メディアに協力してきたが、この問題を正面から報じてくれるメディアはいなかった
逮捕見送りの問題点を報じてくれたのは、週刊新潮だけだった。

今回の経験から、仮に、国や司法で間違った判断が行われた場合、メディアがどう検証するのか
本当に正しい判断が出されたのか、という視点を持ってくれることを願う。
それだけで、沢山の人が救われる可能性がある。
 
最後に、私がこの本で一番述べたかったのは、捜査や司法のシステムの改正に加えて、社会の意識を変えていくこと
そして、レイプ被害に遭った人々への、救済システムへの整備が必要だということ

これについては、他国の取り組みを取材した内容も記載したので、是非、本書を読んで欲しい。
7月から改正刑法が施行され、強姦罪は強制性交等罪と言われるようになった。
まだ不十分な所はあるが、変化したという事実は、多くの人に希望を与えた。
今回、強姦罪に大幅な改正を加えるには、110年という長い時間がかかったが、性被害にあった方が声を上げた結果、変えることができた。
私たちが広く問題意識を持つことで、このように長い間待たなくても、きっと変化が起こせることになると思った。

今回の改正法では、暴行や脅迫要件の緩和が為されなかった
被害者が抵抗できないほどの暴力、脅迫がなければ、罪に問われないという現状はかわっていない
しかし、ある調査結果では、レイプ被害者の7割が、フリーズ(膠着)状態に陥るという結果が出ている
この点については、3年後の見直しの機会に、さらなる見直しの議論が行われると言われている。
この本がその助けになればいいと思う。

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質疑応答

イタリア人記者:
日本の女性からの連帯など、言葉などはないのかあるのか。

詩織さん:
日本の中では、女性の弁護士からは連絡ある。
団体からはない。
イギリスからはあった。
日本の動きについて話をした。

イタリア人記者:
週刊新潮に出ていた、中村格・刑事部長の引用
「女も、就職の世話が欲しいという思惑があったから飲みに行ったのであって、所詮男女のもめ事。彼女は、2軒目にも同行しているんだしさ」とあるが、どういう意図があると思うのか。

詩織さん:
中村氏の言葉の意味はわからないが、NHKの「あさイチ」のリポートで、二人きりで食事をしたら、性行為の同意があっても仕方がないと思うもの、という調査で11%もいる
中村氏もそういう風に思うのか。
(告発後に)女性からのバッシングも受けた、ネガティブなコメントもうけた
(日本社会の女性達は)この社会で生きるためには、忍耐しかないと思っているのではないか。
スウェーデンの職場での男女平等が進み、高いポジションの人も3割を占めている。
女性の地位、権力、高いものを占めている。
自分とは違う意見の人とも、もっと話をできたらと思っている。

ブラックボックスが沢山ある。
検察にもある。
警察にもある。

中村氏から答えを貰っていない。
国会で議論していってもらえればと思う。
スウェーデンには、30%女性の警察官がいる。
日本ではわずか8%のみだ。


ジェームズ・ディフェンス・ウィーク記者:
日本では、アクセスジャーナリズム 権力にすりよって出世していくジャーナリズムはある。
それは、権力や権威に強い人が上がっていく
けれど、社会の苦しみや葛藤から、下から救い上げていくような、ジャーナリズムが少ないのではないか。


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その典型的な人物かつ強姦魔が、こそこそとこんなことを、極右仲間に支えられながら、ネットで発言していました。



いやもう、どこまでも姑息で、なおかつ自分は守られているという妙な自信を持っている男です。
その自信の元はこれ。



そして極右仲間の支援。



望月記者は、内閣広報室で必死に食い下がっていますが、



とにかく、山口氏(氏をつけるに値しないと思いつつ)が詩織さんに行った行為は、許されていいものではありません。
どんなに大きな勢力が後ろについていようと、です。

















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コメント

森友&加計スキャンダル隠しのためなら何だってやる与党!野党は踏ん張れ!野党は攻めろ!負けるな野党!

2017年10月30日 | 日本とわたし


いやもう、茶化してる場合ではないんですが、ここまでアホらしいことを堂々と言ってくる政府を見ていると、脱力してしまうというか…。 




どうやら今回のこの、国会での野党の質問時間の削減騒ぎは、ここから始まったようです。








僕らもテレビ中継で映されてみたいです!
まさかそんなアホらしいことを考えているわけではないでしょうけれども、これもまた、若い者が言い出した、みたいな形でごり押ししてやろう、ということのようです。

そもそも、






なのですよね。





で、ここでもう一度、キャオさんに。



自民党議員に直接、きちんとした国会を開いてしっかり討議しなさい!と、厳しく言って聞かさなければなりません。





ただ、その国会での審議ですが、自民党議員のまともな質問がまた…少ないのなんのって。



もらった時間が長すぎて、もう質問することがなくなったからと、般若心経唱えた人がいたり、


富山選出の堂故茂議員などは、こんなことはどっかの飲み屋でやってくれ、というようなヨイショを質問に入れたり、












失礼な質問って…なんなんでしょか?
前にも、総理に対して無礼なことを言ったとかなんとかで、籠池氏が証人喚問に呼び出されていましたが…。
いつからこの国の首相は、企業の社長みたいな、どこぞの新興宗教の教祖みたいな存在になってしまったのでしょうか?
首相だから偉い、なんてことは全くなく、主権者の代表として、主権者の声を国会に届け、しっかりと審議する役目を負う公務員の一人以上でも以下でもない、だから何様でもないのです。
当の本人は、そこのところが全く分かっていないようですけれども。






わたしとしては、与党:野党にしてもらいたいぐらいなんですが、みなさんはいかがでしょう?













国民は、意味不明の選挙のために600億円もの税金を使われたことを、盛大に怒るべきです。
選挙が終わり、新たに(といっても同じ面々ですが)始動した内閣の不支持が支持に勝り、国会を開け、討議せよと、大勢の国民が望んでいるにもかかわらず、








ただ、この人の答弁は、これまでにも何度もご紹介した通り、原稿無しでは日本語自体が成り立っていません。
官僚や部下が準備した原稿を読むことはできるのですが、それすらこの通り、こんな漢字も読めないのか?とびっくりするような簡単な漢字にまでフリガナが記されているのです。





なんとかして、加計学園や森友学園のスキャンダルの追求から逃れようと、悪あがきを続ける安倍内閣。

けれども、彼らの言う「自民党の圧勝」というのは、マスコミの伝え方の悪さであり、事実ではありません。



ジャーナリストの青木理氏は、サタデージャーナルの番組で、自民党は本当に圧勝したのかについて語っています。





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安倍首相、諸問題「丁寧に答える」はずが野党質問時間削減検討を指示
【スポーツ報知】2017年10月29日
http://www.hochi.co.jp/topics/20171028-OHT1T50255.html

安倍晋三首相(63)は、国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大するよう、野党側に提案する検討を進めることを、自民党幹部に指示した。
「我々の発言内容を国民は注目している。しっかり機会を確保していこう」として、与野党で調整するよう要請した。

11月1日には特別国会が召集される。
当初は短期で閉会するとの案もあったが、野党側は、所信表明演説や代表質問、予算委員会の実施を要求。
これに応えて、会期を延長するのに併せ、質問時間の割り当ての見直しを提示する案が出ている

安倍首相は、10日から、アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のために、ベトナムに出発する。
過密スケジュールにもかかわらず、会期延長の意向を示したのは、森友、加計学園問題に「丁寧に答える」との自らの発言に準ずる形。
だが、野党の質問時間を削減することは、これに相反することになる
早速、野党側からは批判が相次いだ。

立憲民主党の福山哲郎幹事長(55)は、旧民主党政権時代に、当時野党だった自民党の要求で、与野党の質問時間の配分が「2対8」となったと説明
「安倍首相が、国民への説明責任を果たすことになっていない」と強調した

共産党の穀田恵二国対委員長(70)は、「ひきょうな手段。言論の府をおとしめるつもりなのか」と非難し、
希望の党幹部も「事実上の質問封じだ」
与党寄りの立場を示すケースが多い日本維新の会幹部も、「とんでもない暴挙だ」と憤った


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http://www.hochi.co.jp/topics/20171028-OHT1T50255.html
立民 枝野代表 議席数に応じた質問時間配分「全くの論外」
【NHK NEWS WEB】2017年10月30日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171030/k10011203861000.html?utm_int=news_contents_news-main_004

特別国会が11月1日に召集されるのを前に、自民党が、野党側に多く配分されてきた国会での質問時間を、議席数に応じた配分に改めたいとしていることについて、
立憲民主党の枝野代表は、「全くの論外だ」と述べ、応じられないという考えを強調しました。

立憲民主党は、特別国会が11月1日に召集されるのを前に、国会に近い東京 平河町に党本部を設け、30日午前、枝野代表が、職員に訓示しました。

この中で、枝野氏は、特別国会の審議について、
「ちゃんと議論する場にしてもらうのか、すぐに臨時国会を開くのか、いずれにしても説明責任を果たし、謙虚な姿勢で臨むという政府の姿勢を、形として示してほしい」と述べました。

そのうえで、枝野氏は、自民党が野党側に多く配分されてきた質問時間を、議席数に応じた配分に改めたいとしていることについて、
「全くの論外だ。とんでもない暴論とも言える主張は、一刻も早く取り下げて、建設的な議論ができる状況を作ってほしい。一切、妥協する余地は無い」と述べ、応じられないという考えを強調しました。


官房長官 議席数に応じた時間配分「そこは当然」
菅官房長官は、午前の記者会見で、
「政府としてのコメントは控えたいが、国会議員はそれぞれ国民の負託を得て当選してきており、ひとしく質問できるよう、各会派の議席数に応じた質問時間の配分を行うことは、国民からすれば、もっともな意見であると考える。
現に、参議院では、それに近い時間割で行っているのではないか。
全体の質問時間を考慮する中で、国会でよく検討されるべきだと思う」と述べました。

そのうえで、菅官房長官は、記者団が、
「政府・与党としては、議席数に応じた質問時間の配分が基本だという認識か」と質問したのに対し、
「そこは当然のことだと思う」と述べました。



枝野氏は、こういう批判もしています。
「議院内閣制の日本の国会では、与党議員が、国会への提出前に、法案や予算案の事前審査を行っている」」
「(政府から)先に全部細かく説明を受け、いろんな主張を潜り込ませておいて、審議の時には同じようにさせろというのは全く論外」
「議院内閣制の基本が分かっていない」


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安倍晋三の(萩生田浩一を含む)頭の中は99%加計隠し
【反戦な家づくり】2017年10月30日
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1694.html

一部引用:

ところが、あまりにも誰の目にも強引な支配は、国民の目を覚まさせてしまうリスクが大きい。
支配者も、そうした歴史はしっかりと学んでいる。

にもかかわらず、ナチスなみの強行な支配をしなければならないのはなぜなのか。
安倍晋三が、ヒットラーみたいになりたいと夢見ているからだろうか?

いや、安倍晋三だってヒットラーがどのような最後を迎えたのかは知っている。
地下室で昭恵と心中なんてしたくないだろう。

なのに、なぜあえてここまでするのか。
その答えは、たぶん、バカみたいな理由だ。

加計隠し

加計孝太郎は、安倍側近の政治家の面倒を見すぎたのだ。
加計孝太郎が暴露すれば、今でも教授の萩生田光一をはじめ、安倍政権と安倍晋三とその側近たちの政治生命が吹き飛んでしまう
その恐怖に対する脊髄反射で、ありとあらゆることに手を染めている。

安倍晋三は加計隠しのために、ただ加計事件をもみ消すためだけに動いている
自民党ですら唖然とする、今の超手抜き改憲案などは、ただただ加計事件から目をそらしたいだけのシロモノだ。
加計事件で逮捕されるくらいなら、戦争だってやりかねない
コソ泥が見つかったら強盗殺人やっちゃうのと同じなのだ。

小池を潰したことで、なんとか一時的に命脈は保ったけれども、なんと血色が悪く暗い顔をしていることか。
ネットで日付を指定して、安倍晋三の画像検索をしてみるといい。
昨年までの顔と、最近の表情の違いにビックリするはずだ。

これだけ安倍が怯えている加計問題を、野党もマスコミもネット民すら、ほとんど言わなくなってしまった

11月5日にはトランプフィーバーで報道を染め尽くし、11月8日に国会を閉じて、その直後に獣医学部の認可を強行すると言われている
事態も切迫しているのだ。

とにかく今は、皆で声をそろえよう

加計隠しを許すな!


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コメント

国会は開いて当然!野党の質疑時間は多くて当然!野党は一歩も譲ってはいけない!国民舐めんな!

2017年10月27日 | 日本とわたし
先の解散選挙はやはり、ミスター国難の国難詐欺だったのですね。



























「安全保障の面でも極めて難しい状態になってきたという状況にあって、
誰をリーダーにするかを、有権者の方々で真剣に考えていただいた結果だと思っている」

これを聞いて、ふと、原発事故直後の計画停電のことを思い出しました。

国民の命や暮らしなど、彼らにとっては何の意味も価値も無いのです。
ただただ、どれだけの金が吸い取れるか、だから数ぐらいなのです、気になるのは。
なので、災害が起きようが、人災や事故が起きようが、それで多くの国民が命を落としたり傷ついたりしようがお構い無し。
形だけの見舞いや訪問をして、形だけのお見舞いの言葉を言って、それでおしまい。
ひどい時には、被害が出始めていても、どこかでゴルフをしていたり、寿司を食べたりしていることもあります。

そういう、人間としても極めて劣化しているとしか言いようがない、同じ顔ぶれの人たちが、劣化の極みとも言えることを言い出しました。

これです。






いやもう、加計学園疑獄で真っ黒クロ助の萩生田さんが言うと、ブラックジョークを通り越して、お前が言うな!と大声で叫びたくなります。

ついでにこの萩生田さん、こんなトンデモなことも言い始めていて、この発言の真意も質すべきだと思います。

http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/blog-entry-1500.html




それにしても、『直近の民意』って…。
絶対得票率でいうと、自民党が獲得したのは、比例代表選挙で約17%、 小選挙区で約25%です。
支持率も相当に低い。
それなのに、議席数=民意っていう誤魔化しが通じると思っているほど、わたしたちは舐められているのですね。
それとも、通じてしまっているんでしょうか?
まさかそんなこと…。

政権の在り方をチェックする野党に、質疑の時間を多く持たせるのは、国会議論において必要です。
そうでなければ、政権はすぐに暴走するからです。
それでなくても、とっくに暴走をし続けている政権に、これ以上何も譲ってはなりません。

そんなに開いて欲しけりゃ仕方がない、臨時国会を開いてやるよ。
その代わり、質問時間はこれまでの半分以下だ。

本当に情けない、恥知らずな政権です。
それでなくても、前回の記事で紹介したように、日本語として成り立っていない答弁をダラダラ続けるわけですし、
質疑にしても、あらかじめその内容を伝えておかなければならないという、極めて愚かな決まりがあります。
質問に対する答弁を、どこの誰が書き上げているのか知りませんが、答える側の認識力など必要がない、だからどんどん議員の質が落ちていく原因になっている、そういうバカバカしい決まりを中止できないでいるのです。

この変更には、野党は絶対に応じないでください。
国会を開いてもらえるなら…などと、折れたりしないでください。
国会の質をこれ以上、悪化させないでください。


安倍首相がご満悦だった、秋葉原でのリベンジ演説では、『大人の塚本幼稚園』と揶揄された、こんな光景が広がりました。






かつて、安倍夫妻両人が絶賛していた、森友学園経営の塚本幼稚園では、まだ幼い子どもたちが、日の丸を振ったり、教育勅語を大声で唱えたり、運動会での宣誓に、「安倍首相がんばれ」と右手を挙げて連呼したり、安保法制よかったですなどと言わされていたのです。
その姿を見て、当時名誉校長だった昭恵夫人は、涙まで流して喜んでいました。

そういうふうに、自分たちの耳に心地良い言葉を言う人間なら、年齢を問わずに歓迎し、耳障りなことを言ったり従わない人間なら、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と指を差して叫ぶ。

この日の丸を手に「安倍首相!」と連呼していた人たちの多くは、わたしたちと同じ、搾取されるだけの庶民だと思うのですが、
なぜこんなふうに、諸手を挙げて応援できるのでしょうか?
消費税がいくら上がっても平気で、年金が支払われなくなりそうでも構わなくて、残業代がゼロになってもオッケーで、アメリカだけに向けられたいるミサイルを使って危機を煽り、自分や家族が徴兵される可能性も良しとする。
だって、自分は安倍さんを応援している権力側の人間だから。
もしもそんな能天気な考えを持っているとしたら、自分を取り巻く状況認識力の無さは、まさに幼児レベルです。
『大人の塚本幼稚園』というのは、かなり実情に沿った揶揄なのかもしれません。


「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。
政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。
反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。
国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。
これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。
りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです」
(出典:「スマイルズの『自助論』エッセンス版」P17より)



この『大人の塚本幼稚園』国民が、日本の中のほんの一部の人たちであることを祈りながら、
この新たな立憲野党の街頭演説に聞き入る人たちが、日本の中の大勢を占めるような社会の実現を、心の底から願っています。



そして今回の選挙で、支えることに徹し、それがために自党の議席を大幅に減らすことになった共産党へのリスペクトを、強く強く感じています。




国会の軽視、というより、もはや国会の意味すら理解していない安倍政権に対し、言いたいことをまとめました。







では、さらに基本に戻り、なぜ国会を開かなければならないのかを考えましょう。
その答えは、以下の江川さんの説明を読んでください。
ますますもって、今の国会の惨状がわかります。

特に、以下の部分は、わたしたちが求めるべきことだと思います。
国会での審議を行いなさい!
一人一人の主権者が声をあげましょう!

森友・加計問題のほかにも、九州北部豪雨や台風21号の被害に対する対策、北朝鮮問題、過労死を防ぐ働き方を巡る問題、少子化・人口減に対する対応など、議論するべき課題はたくさんある。
なにより、安倍首相自身が、「国難」を突破するため、として衆議院を解散したのだ。
その選挙結果を受けて、「国難」にどう対応するか、国会でしっかり説明し、質問に答える義務が、安倍首相にはある
 
言論の府である国会で、活発な議論が行われてこそ、民主主義国家だろう。
野党議員も、選挙前や選挙中の諸事情にとらわれたり、責任追及の内輪もめなどをやっている場合ではない
せっかく国民の代表として選ばれたのだから、この点については一致結束して、国会での審議を行うよう求めるべきだ。

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国会での議論が必要だ
【江川紹子】2017年10月26日
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20171026-00077397/

政府・与党は、衆議院総選挙後の特別国会を、11月1日から8日間の日程で開くことを決めたが、安倍首相は所信表明を行わず、そのうえ年内に臨時国会も召集しない見通しだという報道に接して、唖然としている。
 
せっかく選んだ国会議員に、なぜ議場で仕事をさせないのか
特別国会を短期間で閉じるのであれば、改めて臨時国会を来月中に開くべきだ。


1年に5か月余りしか国会を開かない?!

1月20日に始まった通常国会が、6月18日に閉じられた後、野党が臨時国会の開催を求めたが、政府・与党は応じないままだった。
9月28日に冒頭解散した臨時国会を含めても、今年国会が開かれていた期間は151日
このまま臨時国会を開かなければ、国会開会期間は、1年にわずか5ヶ月間余り
平成に入って、もっとも国会を開いた期間が短い年になる。
 
昨年8月3日に、現在の自称「仕事人内閣」が発足したが、閣僚らは、一部委員会での閉会中審査で答弁した者を除いて、国会に対する説明をすることもなく、そのチェックを受けることもない事態が、来年の通常国会まで続くことになる。
 
安倍首相は、通常国会終了後の記者会見で、森友・加計問題などでの自らの答弁態度について、「深く反省している」と述べた。
9月の衆議院解散を明らかにした記者会見では、そうした問題について、今後も「丁寧な説明」をしていくと語った。
選挙後には、「自民党に対する厳しい視線があることをしっかり認識をしながら、この勝利に対して謙虚に向き合っていきたい」と述べた。
 
こうした「反省」や「丁寧な説明」や「謙虚」な姿勢は、口だけのものなのか。
安倍首相は、国権の最高機関である国会を、もはや政府・与党の方針を追認するための機関と見ているのではないか。
ここまで国会を軽視する首相は、これまでいただろうか


前回の冒頭解散の後は…

平成に入ってから昨年までの間で、一年間の会期が最も短かかったのは、平成8(1996)年の180日だ。
この年は、今年と同じように、9月27日開催の臨時国会の冒頭で、衆議院が解散された。
小選挙区比例代表並立制での初めての総選挙が行われ、自民党が勝利。
それまで連立内閣を構成していた社民党・新党さきがけが、閣外協力に転じ、3年ぶりの自民党単独内閣となった。

11月7日に召集された特別国会の会期は、6日間だった。
しかし、特別国会閉会から17日後の11月29日には、臨時国会を召集し、橋本龍太郎首相は、衆参両院で所信表明を行い、各党からの代表質問を受けた
 
自民党は、選挙には勝ったとはいえ、この時期には、様々な不祥事が相次いでいた
組閣の当日、政界への金のばらまきや、官僚接待の疑惑がかけられている石油卸商が逮捕された。
特別養護老人ホームをめぐる汚職事件で、臨時国会召集の当日、厚生省前事務次官が、東京地検特捜部の事情聴取を受けた。その後前次官は逮捕される
 
橋本首相は、所信表明を、
「最近、行政に対する信頼を失墜させる事態が続いたことは、ざんきにたえない」「政治の責任も痛感している」と、不祥事に関する陳謝から始めざるをえなかった

それでも、自らの政治課題である行政改革についての考えを語り、「身を燃焼させ尽くしてもやり抜きます」と、強い意気込みを見せた
 
この臨時国会の会期は、12月18日までの20日間。
審議では当然、不祥事も議題になり、橋本首相が陳謝した。
会期中に、10法案が可決された。
 
野党からの追及や、メディアの批判がある中でも、橋本首相はそこから逃げず、自身がこれからやろうとしている政策について語り、質問にも答え、国民に理解と協力を求めた。
なぜ、安倍首相にそれができないのだろう。


「国難」にどう対応するのか説明せよ

森友・加計問題のほかにも、九州北部豪雨や台風21号の被害に対する対策、北朝鮮問題、過労死を防ぐ働き方を巡る問題、少子化・人口減に対する対応など、議論するべき課題はたくさんある。
なにより、安倍首相自身が、「国難」を突破するため、として衆議院を解散したのだ。
その選挙結果を受けて、「国難」にどう対応するか、国会でしっかり説明し、質問に答える義務が、安倍首相にはある
 
言論の府である国会で、活発な議論が行われてこそ、民主主義国家だろう。
野党議員も、選挙前や選挙中の諸事情にとらわれたり、責任追及の内輪もめなどをやっている場合ではない
せっかく国民の代表として選ばれたのだから、この点については一致結束して、国会での審議を行うよう求めるべきだ。


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森友学園問題に王手!詰みを恐れて逃げ回る安倍晋三の往生際の悪いこと!

2017年10月27日 | 日本とわたし


選挙がすっかり終わってから報じられたこのニュース。
今回もまた、自民党の勝利は、北朝鮮のおかげのみならず、こういった日本のソンタク報道(報道したくてもできないのかもしれませんが…)にも支えられているのですね。

国会を何が何でも開かない、開いても審議をする時間を設けない。
こんな議員を国会に送るために、600億円以上のお金を使い、選挙をしたのでしょうか。
絶対多数となった与党の言い分だけが通る。
これは本当に恐ろしい事態です。

こんなことは許さないと、主権者たるわたしたちは伝えていかなければなりません。
伝える方法はいくらでもあります。
直接議員事務所に行ってもよし、電話やファックス、メールを送ってもよし、SNSで盛り上げてもよし、日常の会話で話し合うもよし、
どんどんと深みにはまっていく政治の劣化を、数の力を駆使して止めましょう。


国交省積算ごみ撤去費 森友値引き6億円過大 検査院が疑義
【東京新聞】2017年10月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017102690065942.html

学校法人「森友学園」に、大阪府豊中市の国有地が、ごみの撤去費分として、約8億円値引きされて売却された問題で、
売却額の妥当性を調べていた会計検査院が、撤去費は2億~4億円程度で済み、値引き額は最大約6億円過大だったと試算していることが25日、関係者への取材で分かった。 
 
官僚の「忖度(そんたく)」が取り沙汰された問題は、税金の無駄遣いをチェックする機関からも、ごみ撤去費の積算に疑義が突き付けられる見通しとなった。
検査院は、関連文書の管理にも問題があったとみており、売却に関わった財務省と国土交通省の責任が、改めて問われるとともに、政府に説明を求める声が強まるのは必至だ。
 
検査院は、詰めの調査を進め、両省への指摘内容を、年内にも公表する見通し。
 
森友学園は、2015年5月、財務省近畿財務局と、国有地の定期借地契約を締結。
その後、国有地の購入を申し出たことから、財務局は、地中に埋まっていたごみの撤去費の見積もりを、以前に、現場周辺の地下の埋設物を調査していた、国交省大阪航空局に依頼した。
 
学園は、「地下9.9メートルまでごみがある」と申告。
航空局は詳細に調べ直さないまま、以前の調査を基に、土壌全体の47%にごみが混入しているとみなし、撤去費を約8億2千万円と算出
財務局は16年6月、この額を評価額の約9億5千万円から値引きし、約1億3千万円で売却した。
 
検査院が、残された資料を検証したところ、
47%というデータは、航空局が、以前に現場の敷地を掘削した数十ポイントのうち、ごみが出てきた6~7割のポイントの土壌に限っての混入率だった。
残る3割以上では、ごみが見つかっていないのに、混入率に反映させていなかったという。
検査院が計算し直したところ、混入率は30%程度で、撤去費は約2億円にとどまった。
別の計算方法を用いても、4億円余りだったという。
 
ただ、撤去費単価に関する文書や、国と学園とのやりとりの記録は破棄されており、正確な見積もりはできなかった
検査院は、文書管理の改善も求めるとみられる。

<森友学園問題> 
学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を、約8億円値引きされた価格で取得していたことが、今年2月に発覚。
この土地で建設を計画していた小学校の名誉校長には、安倍晋三首相の妻昭恵氏が一時就任し、国会で追及された。
大阪地検特捜部は、国や大阪府、市の補助金を詐取したなどとして、詐欺罪などで籠池泰典前理事長と妻を起訴。
近畿財務局長らの背任容疑などについても、刑事告発を受け捜査している。


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久しぶりに登場していただきましょう、国会で偽証答弁を繰り返し、そのご褒美として今、税務署の一番トップにいる方です。


そしてこれも久しぶりですが、本当に貧弱な、とても聞き苦しい答弁しかできない、日本史上最低最悪の総理にも登場していただきましょう。


たった10秒程度の蓮舫氏の質問に答えた?数ある安倍氏のトンチンカン答弁の一例。

蓮舫氏:
総理にお伺いします。
この大阪の国有地払い下げ問題、国民の関心が非常に高いんですが、なぜこんなに関心が高いとお考えでしょうか?

安倍氏:
あのー、ま、今のやり取りを聞いておりましてもですね、なぜ、国が1億で、しか、払い戻さないんだ、税金を損してるんだ、そういうご指摘、ずーっとやり取りをしておられましたが、
それはゴミを取るということを前提に、1億数千億円(?)で売ったわけでありまして。
ゴミを取っていたものだったらですね、いわば、9億円になっていたわけで、えー、あります。
瑕疵担保責任とは、そういうこと、で、ございまして、でっ、だから、取ってないから、だ、取ってないから、1億3千万、取ってたら9億円なんです。
取ってないから、すう、1億数千万円で売って、売ってですね、かつ、それを、それを、取ってない、とって、えー、森友側が取っていないから、森友側が取っていない、えー、取っていないからですね、その分をですね、え、国が払うわけでも、いやいや、森友側が払えと言っても、それはその分、いわば、安くしているということ、で、ありまして。
その土地は、いわば、ゴミが入っているから、いわば、そういう価格になったということでありまして。
至極、至極当然のことであって、ゴミがあるから、ディスカウント、したわけで、誰が考えたって、後ろから分かってないとか言う人がありますが、分かってないと言う人が分かってないんですよ。
これ、本当に申し訳ない、あ、こっちだ。
小西さんですか?
分かってないと言う、それねえ、どう、分かってないというのが分かっていないんであってですね、そこに、そこに今、何も大きな問題があるようなんですが、いわば、ゴミがあるから1億数千万円に、これ、ディスカウントしていたわけであって、
それをですね、ゴミを取っていたらですね、ゴミを取っていたら、価格は上がるわけであります。
ゴミを取って、今の段階では、ゴミを取っていないだろうということであれば、いわば、いや、ゴミを取っていないということであれば、そうなるということで。
ゴミを取っていれば、また変わるということで、申し上げているわけでございます。
そこでですね、そこで、なぜこれ、これが、なぜ一番問題になっているかということは、もう、今日午前中の、西田昌司委員のですね、えー、これは答弁で明らかになっているんだろう、と、思いますが。
それは、いわば、なぜ9億が1億になったか、ということであります。
確かに、今までの政府の答弁では、ストンと落ちないことがあったのは事実でございますが、今日ですね、えー、やり取りにおいて、この、中身についてですね、一体、どれぐらいのですね、どれぐらいの、これは、産業廃棄物がパーセンテージで入っているか、
でその、立米にそれをかけてですね、えー、さらにそれを単価にかければ、出てくる、わけで、あります。
さらには、それを運ぶ、運ぶお金がかかってくるわけでありますから、それを足せば、こうなるかということが、先ほど証明されたわけですね。
えー、つまり、ちゃんと法令に則って手続きをし、その価格が合理的であれば、これは問題ない、ということ、出ないか、えー、こう思うわけでありまして。
今、合理的ではないという、えー、杉尾さんからございましたが、合理的ではないというのであればですね…、
あ、今、そこが問題だということを、杉尾さんが野次でおっしゃったわけでありますが、これはですね、これはまさに、そこに問題があるんであれば、
その具体的なですね、先ほどの西田さんと、理財局長、航空局長とのやり取りについて…具体的に、ですね、具体的に…。
今、質問に答えて、まだ今、質問に答えてないと、こちらからも質問に答えてないと、おられましたから、
どこが答えてないんですか?
ですから、何が、何が問題になっているか、なんでこんなに国民の間で問題になっているかということについて、お答えをしているわけであって、
何が問題になっているかということについては、いわば、売買価格と、その手続きと、そしてですね、えー、まっ、認可の問題がある。
それをですね、そうでないという事においては、ま、具体的に批判していただきたいと思います。


******* ******* ******* *******

本当にひどいですね。
書き起こししていても、意味不明というか、ここまでひどい答弁を繰り返す人が首相に居座っていて、国会の大切な時間を無駄遣いしていることに、本当に腹が立ちます。
もう聞きたくない気持ちは山々ですが、仕方がありません、この男を証人喚問にかけないと、問題は解決しないのですから。

まんがイラスト ぼうごなつこのページよりお借りしました。
http://bogonatsuko.blog45.fc2.com
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愛の人ルエル

2017年10月24日 | 友達とわたし


土曜日の朝、急遽カナダに飛んで、ルエルに会いに行った。

ルエルはその二日前の木曜日に、家の中で転倒したまま起き上がることができなくなったが、最愛の妻イライザと家族の大奮闘が実を結び、ユダヤ系のホスピスに入院した。
その知らせを聞いて、すぐにでも駆けつけたかったのだけど、週明けの月曜日の夜には、義父の長年における芸術振興への支援活動が認められ、その功績に対する受賞を祝う会が控えていた。
わたしたち家族は、ただ祝いに行けばいいだけなのだけど、全米から選ばれた5人とあって、錚々たるメンバーや客がやって来る。
だからタキシードだのドレスだの、わたしたちの日常には全く関係のないものが必要となってしまい、慣れないことに右往左往していた。

そんなこともあってぐずぐずと考えあぐねているうちに、あっという間に金曜日が過ぎて、土曜日の午後になってしまった。
夫は何も言ってこない。
どうしたいんだろう?どうしようと思っているんだろう?
それとも今は考えたく無いのだろうか、それとも今週末は無理だと思っているんだろうか。
それを見極めようと様子を見ていたが、さっぱりわからない。
とうとうたまらなくなって声をかけてみた。

「なあ、もう今日は無理やけど、明日の朝、わたしはカナダに行こうと思う。どうせ行くなら、お葬式より会いに行きたい。どう思う?」

夫は最初、キョトンとした顔でわたしを見ていたけれど、みるみるうちに心が瞳に戻ってきた。
それを見てすぐに、ああ、この人は思考停止になってたんだ、とわかった。

それからバタバタと飛行機のチケットを買い、ホテルの予約をして(夫はその間何度も、パソコンに向かって罵声を浴びせていた)、混乱しているイライザの代わりに連絡係になってくれたルエルの弟ロビンにそのことを伝えた。

ルエルとイライザに会いに、これまで何度もカナダに行ったけど、いつも車だったので飛行機に乗るのはこれが初めて。
こんなにちっちゃいんだ…と、乗り込む時にかなりビビった。

一列だけの、前から2番目のわたしの席からは、コックピットがすぐそこ…。


風力発電があちこちに見られた。


別の飛行機が作った筋雲。


モントリオール近辺は、紅葉と畑がとてもきれいだった。










ルエルの父親のテリーが、空港まで迎えに来てくれるのを待っていたら、面白い車が目の前に現れた。
ゾウさんみたいな掃除機車?!



ルエルは、入院してからずっと、こんこんと眠っていた。
病室に入ると、ルエルとイライザの寝室にあった、真っ赤な掛け布団が真っ先に目に入った。
眠っていても声は聞こえる。
イライザに続いて夫が呼びかけると、ルエルの両目がパッと開いた。
イライザの声を聞いて、ニッと笑う彼に、みんながああよかったと、喜びと安堵が混じった息をはぁーっと吐いた。

喉の奥に居座った痰が気になるのか、何度も何度も咳出そうとするのだけれど、うまく行かない。
だからといって飲み物をゴクリと飲むと、体力が相当に弱ってしまっているので、気管に入って肺炎を起こす可能性が大きい。
イライザは、痰を薄める薬を溶いた水を、ほんの少しずつスプーンで与えてはキス、また与えてはキス。
彼らは知り合ってからこれまでずっと、ずっとずっと、本当に愛し合ってきた。
こんなに深く、強く、愛し合っている夫婦を、わたしは他に知らない。

3日ぶりに意識がはっきりしてきたので、食事を勧めてみると、食べたいという意思表示。
よし!とばかりに、イライザがせっせと口に運ぶ。
それを見守るルエルの両親のテリーとリンダ、弟夫婦のロビンとステファニー、そしてわたしたち。
病室の中がパッと明るくなった。
やっぱりここでもイライザのキスの嵐。
あーんと口を開いているのに、食べ物じゃなくてキスだったりすると、顔をしかめるルエル。
いいぞいいぞー!その食欲!

夫は、痰を切るツボと、食べたものをうまくこなせるツボを、イライザに伝えた。
イライザはそれを手帳に書き込む。
わたしも手のひらマッサージをする。

ちっちゃい頃からずっと、夏休みになると湖畔の家に集まり、家族ぐるみで過ごしてきたルエルと夫には、二人だけの秘密や思い出がいっぱいある。
だから夫は、言葉はとても少ないけれど、みんなが気がつかないでいるルエルが欲しいものを、さらっと口に出す。

「この部屋には、ルエルの大好きな音楽が無いね」

病室は相部屋なので、大きな音を出すことはできない。
だから、携帯電話でルエルの好きなアーティストの音楽を選び、それをイヤフォンで聞かせた。
すると、彼の頬がふわりと緩み、体全体がリラックスしたように見えた。

その後、何度も体をひねって横向きになろうとするので、体の向きを変えたいのかと思い、あれこれみんなで手を貸していると、
どうやら座りたいのだなということがわかり、ベッドの高さを調整したり、ずり落ちていた体をよっこらしょと上げたりして、やっと座ることができた。
ふう〜よかったよかった、気持ちいい?などと聞いているそばから、今度は足をベッドの縁に持っていこうとする。
え?なに?

夫がまた、そんなルエルを見て、ポツンと言った。

「立ちたいのか」

小さく頷くルエル。
週末で医者がおらず、看護師も少ない。
そんな時に、わたしたちだけでそんなことをさせていいのか?
みんなが戸惑っていたのだけど、立ちたい!という気持ちを全身で伝えている彼を無視して、再度寝かしつけたい者は一人もいなかった。
よし、やるぞ。
尿管の尿が逆流しないように、尿袋をあちこちに移動させながら、彼のやせ細ってしまった両足をベッドの縁に降ろし、両脇をロビンと夫とで支えながら、なんとか彼を立たせてあげることができた。
彼の両足はブルブルと震えていたけれど、そのあとベッドに戻ったルエルの顔には、大きな仕事をやり終えた人のような、なんとも満足そうな表情が浮かんでいた。


ホスピスの中庭には大きな池があり、立派な鯉が何匹も優雅に泳いでいた。
今頃のカナダはとっくに寒々しい天候になっているはずなのに、気温はなんと20℃?!
なので数人の患者さんたちが、本を読んだり瞑想したり、陽だまりの中で思い思いに過ごしていた。
テリーとリンダ、ロビンとステファニー、そしてわたしたちの6人は、お互いの近況を尋ねたり、趣味の話をしたりした。
最愛の息子、そして兄を喪おうとしている人たち。
けれども、その悲しみに埋もれて自分自身を失うべきではない。
みんなそれぞれの方法で、このとても辛い現実に向き合っていた。
そんな彼らの気持ちを思うと、わたしはただただ、強く抱きしめるだけしかできない自分が歯がゆくて仕方がなかった。

イライザは、わたしと二人きりになるとすぐに、おいおいと泣き出した。
家族の前では涙を見せず、ルエルには笑顔しか見せたくないとばかりに、ずっとずっと微笑みかけている彼女は、
だから本当は、大声を出して、地団駄を踏んで、この世に馬鹿野郎!と叫んで、号泣したいのだ。
その気持ちが腹の底からわかるわたしは、彼女にその機会をなるだけたくさん与えたかった。
全身を震わせて泣く彼女を抱き、肩や背中や頭を撫でて、ルエルにとって彼女がどんなに素晴らしい存在なのかを、
そして、ルエルはもうすぐ死んでしまうけれど、こんなに愛されて、痛みに苦しむこともないまま逝けるのは、彼にとっては不幸中の幸いだと、何度も何度も繰り返して話した。
彼女は愛そのものなのだ。
それも、とてつもなく大きな愛だ。
だから何もしなくてもいい。ただただ側にいてあげるだけでいい。
ルエルの人生に彼女が現れたことは、ルエルにとって人生最高の出来事だったのだから。


そのことはこの夏に、彼本人から、この公園のハンモック吊りの前で聞いた。


彼は同時に、混濁する記憶と闘いながら、こんなことを独り言のように呟いていた。
「僕は死ぬんだろうか。
いつ死ぬんだろうか。
イライザは死ぬんだろうか。
イライザは、僕が見送ってやりたい。
両親も、僕が見送ってやりたい。
僕は何歳まで生きられるんだろうか。
60歳、いや、70歳かな」

くそったれの腫瘍が、彼の脳を食い荒らしていても尚、自分は見守る立場にいたいと願うルエルの優しい心が、わたしたちを包む夕闇の中に溶けていった。



去年の夏は、いつもの湖畔に一緒に行った。
レストランで急に倒れ、ドクターヘリで搬送され、病院をいくつか変えた後に大きな手術を受け、そんなこんなのカオスがやっと落ち着いた頃だった。

カヌーに乗りたいと言い出したルエル。大丈夫かなと心配しつつ、明るく「もちろん!」と答えるイライザ。








そしてなんとこの日、ルエルは泳いだのだった!


一緒に、こんなふうに、毎年夏になるとここで過ごしてきたわたしたち。




来年の夏もここに来られたらいいね。
そう言ってたけど、今年の夏はやはり、湖畔まで行くのは難しくなり、モントリオールの彼らのアパートメントで過ごした。

音楽好きの二人。


いろんなところに散歩に出かけた。




足元がおぼつかない彼は、ついつい遅れをとるのだけど、いつだってこんなふうに、それより遅れて来るわたしのことを心配して、振り向いてくれるのだった。


ちょっとかしこまって。


キス魔イライザ。


彼女はもう、ルエルのことが愛おしくて愛おしくて、その気持ちが溢れ出てしまうのだ。




滞在中もせっせと折って仕上げた千羽鶴に、ルエルが苦しむことなく、この世での生を終えられますようにと祈りを込めた。



ルエルは、今日の1時に、この世を卒業した。
わたしはなぜか、その時間に、ルエルにさよならを言った。
カナダからとんぼ返りをして、義父の祝賀会に駆けつけ、帰りが夜中になり、心身共にクタクタだったのに、その時間まで起きていなければならない気がした。

ルエルは、眠りながら逝った。
イライザからのメッセージにそう書いてあった。

ありがとうねルエル。
わたしたちが行くまで待っていてくれて、わたしたちが来たことをちゃんとわかってくれて、わたしたちが後悔しないように、寂しい思いをしないようにしてくれた。
目を開いて、わたしたちを見て、ちょっぴり微笑んでくれた。
夫の声を聞いて、コクリと頷いてくれた。
口を何回も開いて、食べ物を食べるところを見せてくれた。
座りたい、立ちたい気持ちをわたしたちに訴えて、実際に座ったり立ったりして見せてくれた。
すごく嬉しかった。
とても興奮した。

最期の最期まで、ルエルだったね。
体はもうおしまいになったけど、ルエルの魂は今や自由の身になったから、あちこち飛び回れるね。
ルエル、これからもずっと愛してる。
言うだけ無駄だけど、イライザのこと、見守ってあげてね。
わたしたちも頑張るからね。
またいつか会おうね。
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こんなにあるよ、接戦の選挙区!みんなが投票したら、もっともっと接戦地区が増えてワクワクするよ!

2017年10月20日 | 日本とわたし
こんにちは!
みなさんのところのお天気はどうでしょうか?
台風の影響はいかがですか?
今日は投開票日の前日、いよいよ明日は投票日です。
といっても、期日前投票は今日の夜8時まで開いてます。
選挙運動最終日とあって、あちらこちらでは候補の方々が、最後の呼びかけをしておられると思いますが、その声を聞きがてら、投票に出かけるというのも良いかもしれません。

で、その前に、あともう一度、しつこくいきたいと思います。

このJAPAN CHOICE、こんなギリギリに教えられても〜と、文句を言われそうですが、とても役立つ、面白い選挙特設サイトなので、ぜひ一度目を通してみてください。

JAPAN 🔴 CHOICE

日本地図上の県をクリックすると、地区別に候補者が出てきますし、各候補の政策比較や投票ナビ、選挙に関連する記事 や選挙カレンダーなどが、本当にわかりやすくまとめられています。

これは、
「投票しろ!だけ言うのは無責任」と思った(耳が痛いっ!)26歳の若者が作った、“頑張らない”選挙情報サイト。
「政治に興味を持て、勉強しろ、理解しろ、ってしんどいじゃないですか。頑張りたくない人が大多数なんですよ」
という思いで、これだけのものを作ってくださったのですね。

以下、引用はじめ:

「投票しろ!だけ言うのは無責任」
26歳が作った “頑張らない” 選挙情報サイト

【BuzzFeed】2017年10月17日
https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/japan-choice?utm_term=.ckrml89AMY#.oaDqR9M8o3

「投票を呼びかけるだけでは限界があるし、何より無責任だなと思ったんです」

運営するNPO法人『Mielka』の徐東輝さん(26)は、学生時代から、若者の政治参加を促す活動に携わってきた。

「投票しよう」。

同世代に向けて積極的にそう呼びかけてきたのは、他ならぬ自分自身だった。
その考えが変わったのは、2016年の米大統領選だという。

BuzzFeed Newsは、「JAPAN CHOICE」を立ち上げた経緯や、今、政治情報をわかりやすく伝えることに取り組む理由を聞いた。

投票前の10分だけでいい

「JAPAN CHOICE」では


● 地図をクリックして選べる、住んでいる町の候補者比較(小選挙区向け)
●「消費税増」「教育無償化」など、争点別にまとめられた各党の政策比較(比例向け)
● 20の質問に答えて、考え方の近い政党をマッチングする「投票ナビ」


などのコンテンツを掲載している。

意識したのは、必要最低限の情報を、コンパクトにまとめること。
徐さんは、「投票に行く前に10分でも、15分でも目を通してくれればいい」と、あっさりと話す。

学生の頃は、若者の投票率を上げるための活動をしていた徐さん。
自身が在日韓国人で、選挙権を持たない中、同世代に、権利を行使しない人が多いことが悲しかったという。

しかし、数年間にわたって啓蒙活動をする中で、迷いが出てきた。
これでいいのか?
もっと根本的な問題があるのでは?

投票する側に甘えるな

2016年秋、米大統領選に合わせて渡米し、3カ月かけて、各陣営の戦い方を見て回り、市民の声を聞き、NPOや第三セクターと議論した

最も大きな違いを感じたのは、情報公開への姿勢だった。

政治家側が、積極的に、自らのデータを公開するのは当たり前
そのデータを組み合わせ、有権者が求める情報を、わかりやすく伝えるメディアや団体が、いくつもあった


引用おわり:

******* ******* ******* *******

そしてもう一つ、
市民連合さんが、ツイッターに随時載せてくださっている、接戦が伝えられている各選挙区の応援画像を、まとめて載せてくださったサイトがありました。
掲載されている写真だけを紹介させていただきます。
画面上に、自分の選挙区がわからない方用のコンテンツもありますので、ぜひ確認してください。

選挙に行っても何も変わらない」は嘘だった!
接戦の選挙区はココだ!

【みんパラ★市民アクションパラダイス】2017年10月18日
http://citizenopinion.jp/2017/10/18/sessen/































































あなたの一票は、決して無駄なんかではありません。
意味がないこともありません。

自分一人が選挙に行かなくても何も変わらない、というのは間違いです。

今日の二つのサイトを、10分でもいいです、ちらっと目を通してみてください。

******* ******* ******* *******

そして最後に、徳島大学で政治学を教えておられる饗場和彦教授からのメッセージを紹介させていただきます。
以前から民進党の議員を応援していたが、今回の離党騒ぎで気持ちが揺らいでいる方に、是非とも読んでいただきたいと思います。

希望に行っても全くブレてない旧・民進の人たち
2017年10月20日
饗場和彦(徳島大学教授・政治学)

希望の党に行った民進の人は変節漢だーー。
安保法制や憲法など、今までの主張と矛盾しているじゃないかーー。

そんな攻撃を受けている、旧民進党の候補者をよく見かけます。
しかし、こうした批判を言う人は、うわべだけしか見ない思慮の浅い人か、弱みにつけこむ悪意ある人か、どちらかです。
ことの本質において、旧・民進の人らにぶれはありません。

この選挙で、野党が目指す究極の目標は、安倍政治を止めることです。
ジリ貧の民進党より、小池人気の希望の党の勢いに乗ったほうが、この目標に近づきやすい。
それが、希望の党との合流と言う、前原・民進党の捨て身の策でした。
ところが、その頼みの小池さんの「排除」発言が、致命的なターニングポイントになり、一気に勢いが急落。
結局、立憲民主党ができ、共産党も対立候補を立て、野党が乱立する事態に陥りました。
小選挙区で分裂して戦えば、勝てるはずがありません。
今回の選挙は、安倍さんの完勝で終わるでしょう。

本来、小池さんが、民進党の人全員を受け入れ、知事を辞めて選挙に立てば、初の女性総理を旗印に、かなりの風を吹かせたはずです。
選挙結果は与野党が伯仲し、野党連立政権が安倍政権に取って代わった可能性もあります。
結局、旧民進党の人たちは、小池さんに振り回され、だまされた形です。
この人たちは、当選しやすいから信念を曲げて党を移ったのではなく、安倍政治を止めるという信念を通すために、党を移ったわけです。
裏目に出てしまいましたが、それは民進党の人が悪いせいでなく、小池さんの失敗のせいです。
なので、民進党の人の変節をあげつらうのは的外れで、むしろ同情に値します。

でも、希望の党と政策が違うじゃないか、という疑問はどうでしょうか。
これも、矛盾というほどの違いではありません。

安保法制については、政策協定書(=踏み絵)の原案では、
「限定的な集団的自衛権の行使を含め、安全保障法制を基本的に容認し」とあったのが、最終文書では、
「安全保障法制については、憲法にのっとり、適切に運用する。その上で不断の見直しを行い」と変わりました。

「憲法にのっとり適切に運用する」のであれば、そもそも安保法制は憲法にのっとっていない違憲の法制だから、適切に運用できない=凍結というロジックが可能です。
また、「不断の見直し」を行うのですから、安保法制の修正の道が開かれています。
「容認し」という言葉を消したのは、反対の考えがあってもいいから消したのです。
なので、安保法制に反対してきた民進党の人は、希望の党の中でも、従来の立場を維持できる余地があります。

憲法はどうか。
旧・民進の人は、基本的に護憲派です。
希望の党は、9条も含め改憲を目指しますが、原発ゼロを憲法に明記する考えも示しています。
安倍さんの言う改憲案は論外とはいえ、そもそも市民にとって良い改憲なら、改憲もあっていいはずです。
例えば、憲法裁判所の設置(これがあれば、そもそも違憲の安保法制は、裁判所によって否定されていた)や、
首相の衆議院解散権の制約(これがあれば、安倍首相の自己都合による今回の解散はなかった)などは、良い改憲でしょう。
なので、改憲の議論自体は受け入れる、しかし、なんにせよ9条だけは変えない。
そういう考え方であるなら、希望の党の中でも、一つの立場として折り合えます。

このように、希望の党に行った民進党の候補者は、安倍政治を止めるという一点において、全くぶれはなく、政策も従来の主張と矛盾はない、と言えるわけです。
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うるさく言ってすみません。でも今日か明日、どうしても投票に行ってもらいたいです!お願いします!

2017年10月20日 | 日本とわたし
投開票当日は、台風のために天候が荒れると予想されています。
投票所が早めに閉められる可能性も大きいです。




さて、国政選挙にはもう一つ、選挙があります。
それは、最高裁判官の国民審査です。

でも、審査しろってったって、どんな裁判でどんな判決を出してきた人で、どんな人となりなのか、マスコミはほとんど伝えません。
有権者であればそれぐらい自分で調べろ、ということなんでしょうか?
それならばと、総務省のホームページに掲載されている『最高裁判所裁判官国民調査広報』っていうのを見てみたら、
加計学園と強い繋がりがあることでネットでは有名な木澤氏の略歴の中に、『加計学園』の『カ』の字もありません。

あれれれれ〜?

この人は、アノ加計孝太郎氏の大学時代の同級生
2016年の7月に最高裁判事に就任した時には、「初の立教卒の最高裁判事」と、話題になった人です。
でもこの人、2013年から、加計学園の監事を勤めているのですよ。
もちろん安倍首相とも、一緒にゴルフを楽しむこともあるようです。


さて、最高裁判事は、裁判所法第39条によって、内閣が任命することになっています。
内閣が任命…ということは、総理大臣と国務大臣によって閣議決定されるわけです。

ただ、第二次安倍政権以前では、内閣が任命といっても、
最高裁の人事担当が、推薦された適任者の名前を書いた用紙を、事務方トップの副官房長官に提出し、内閣が自動的にそれを認めて任命する、というのが慣例になっていました。

なぜかというと、政治権力による露骨な人事介入に対する、防波堤の役割を果たすためです。

ところが、第二次安倍政権以降、
人事調整を行う官僚トップの杉田和博内閣官房副長官が、この『慣例』を破り、最高裁判事を任命する内閣の特権を、強行に行使し始めたのです。


杉田和博
警察官僚。内閣官房副長官。官僚トップ。
元内閣危機管理監。
前川潰しに動いた、安倍の謀略政治の要
子飼いには、内調トップ、 内閣情報官の官邸のアイヒマンと呼ばれる北村滋 がいる。

いやはや、安倍首相の加計学園イケイケゴーゴー大作戦は、最高裁判事という所にまで行き渡っていたのですね。
この木澤氏を最高裁に置いておくのは、血税を私物化して好き放題する政治家を、さらに冗長させてしまうことになりますよ。
でっかい✖️を記入しましょう!


もっと詳しくはこちら!

【衆院選同日/最高裁国民審査】加計のオトモダチ裁判官を罷免するチャンス
【⭐︎Dancing the Dream⭐︎】2017年10月7日
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12317247287.html

引用はじめ:

■安倍内閣による司法介入にNO‼️
加計のオトモダチ裁判官を罷免しよう



■具体的に、だれに ✖️をつけるべきか?
慣例無視 強引に内閣が任命した裁判官


●木澤克之


2016/6/17に行われた政府閣議において、最高裁判所判事に木澤克之氏の就任が決定された。
木澤氏は、弁護士で、加計学園の監事であり、立教大学出身で、学園理事長の加計晃太郎とは同窓生
任期は、2016年7月19日から2021年8月26日。

●山口厚


それまで、最高裁判事の「弁護士枠」は、日弁連が示した5人程度のリストから選ばれるのが「慣例」だった。
ところが、2017年1月13日、日弁連の推薦リスト7人には入っていない人物が、判事に任命された。
弁護士出身の大橋正春判事の事実上の後任に、山口厚氏を内閣は任命した。
山口氏は、著名な刑法学者で、昨年8月に弁護士登録をしたばかりで、開業の経験はない
弁護士枠は保たれたというよりも、人事権を用いて司法の独立性に介入してくるのは、この政権の「手口」だろう。


引用おわり:


何だろうこれ?と思いながら無視するか、適当に✖️をつけるか、わたしも含む多くの人たちが、そんなふうにして適当に扱ってきた最高裁判事国民審査。
でも、アノ安倍内閣が選んだ最高裁判事を、わたしたち国民が承認するかどうかの審査ならば、いや待てよ、ちゃんと調べようじゃないかと思うわけです。
なにしろアノ安倍内閣ですから。
ただし、◯をつけてはいけません!
✖️以外の記載をすると、すべて無効になってしまいますので、気をつけてくださいね。



今一度、この5年間、安倍政権が続いたことによって、富める人はさらに富み、貧困に苦しむ人は増大しました。
ここ数日間で、安倍政権にとって不利益になる動画や文章が、ネット上から次々に消されています。
報道は萎縮し、記者クラブはただの速記クラブになり、記者としての気概も責任も持ち合わせていない腑抜けだらけになりました。
消費税を上げる代わりに福祉を充実させるなどと言って、実際には福祉を蔑ろにし、借金返済に回し、年金を株の運用に使い、大きな損失が生じています。



そして一番恐ろしいのは、緊急事態条項という、独裁政治の要となるものを、憲法に書き込もうとしていることです。
これをさせてしまうと、憲法そのものが破壊されてしまうことになります。

この政権の長である安倍晋三氏にとって、国民はただの数、金ヅル以外の何者でもありません。



投票に行く人が二人に一人という、民主主義国家としては恥ずかしい棄権行為は、こういう事態を招き、国会に独裁一強政治を蔓延させてしまいます。
投票率が70%を超えると、このような不可思議な数字にはなりません。



野党の中でも、国会でキレの良い、国民の立場に寄り添う内容の質問をし続けてきた共産党の議席を、減らすことのないよう、比例の投票先がまだ決まっておられない方は、共産党と記入してください。



投票に行け行けと、うるさく言ってすみません。
でも、どうかよろしくお願いします。
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私が投票しても変わらない?いいえ、確実に政治は変わります!

2017年10月19日 | 日本とわたし
衆議院選挙の投開票日が近づいてきました。
なんと、台風まで近づいてきています。
投開票日は22日ですが、それまではずっと期日前投票が可能です。
しかも、期日前投票の会場は、急に6時に閉められたりしないと聞いています。
ここ最近、予告の知らせも無しに、本来なら8時まで開いていなければならない会場が、6時に早々と閉められていたので投票できなかった、というような話をよく聞きます。
今日と明日、出かけるのにそれほど困らないお天気になりそうなタイミングを見計らって、ぜひ、投票にお出かけください!





民主主義であると思われていた日本ですが、この、前回の衆議院選挙における投票を棄権した人の数を見るたびに、しばらく呆然としてしまいます。
いろんな事情があったにせよ、この数字は多すぎます。

投票率は、年々下がってきています。


今回こそは、このグラフが、とんでもない勢いでピョン!と上がって欲しいです!

でももし、今回もまた、投票率が低いままで終わってしまったら、膨大な数の組織票を持つ自民党が、一人勝ちするでしょう。
そうすると安倍首相は、国民の信任を得たと胸を張り、その議席数の多さ、そしてもはや全党員が右へ倣えのロボットと化していることをフルに利用して、
どんなに市民が反対しようが疑問を持とうが、自分たちの都合の良い法案を、全員起立で次々に通してしまうでしょう。

モリカケカクシ解散と言われているこの解散も然り。
野党からの追求を逃れるために、憲法に違反したまま国会を開かず、憲法に違反したまま解散をし、選挙でしっかり説明すると言っておきながら、
事もあろうにテレビ放映された党首討論の場で、公判にも至っていない被告人の起訴事実を、自分にとって都合の良いものに変え、自分たちは騙されたとぬけぬけと言う。
そのような「推定無罪の原則」を無視した『説明』が、一体どうして可能だったのでしょう。
それは検察が、マスコミなどからも「国策捜査」だと批判されている逮捕を強行し、起訴したからに他なりません。

このことの裏に隠れている、本当に恐ろしい問題を、郷原信郎さんが詳しく書いてくださいました。
郷原さんはみなさんに、投票に出かける前にぜひ読んでいただきたいとおっしゃっています。

本当に、「こんな首相」を信任して良いのか
【郷原信郎が斬る】2017年10月19日
https://nobuogohara.com/2017/10/19/本当に、「こんな首相」を信任して良いのか/


さて、この表は、今年度の国会で、質問も議員立法もしていない代議士の名簿です。


代議士の仕事の最たるものである議員立法を全くしないまま、一体一年間、何をしていたのでしょう?
市民から吸い上げる(安倍首相の言葉)税金から、国会の席でぼうっと座っているだけだった人に、何千万というお金が支払われているのですから、
みなさんも、この議員の名前がご自分の投票対象であるかどうかをしっかりと調べ、税金泥棒に票を投じるようなことがないようにしてください。


安倍首相は、口を開けば、この国を守ると繰り返していますが、果たしてそうでしょうか?

働いても働いても、ちっとも楽にならない。
アベノミクスは、もともと強いものをさらに強くし、その見返りを懐に入れた自民党の、とんでもないインチキです。








それに引き換え、どれだけの富が、富裕層や大企業、そして自民党に集中しているか。







だからもちろん、消費は冷え込む一方です。




当たり前です。
どんなに経済的に苦しい家でも、絶対に必要な食べ物や日常品から、生活には別に必要の無い高級品まで、一律8%もの税金がかけられてしまっているからです。
ここアメリカは、州によって法律が違うので、消費税もまた様々ですが、絶対的に必要な食品や日常品には、消費税はかかりません。
品物によって税率が変わる。これが消費税の基本です。
こんな基本中の基本も満たしていない消費税をかけられて、怒らないのはもったいない。
投票で示しませんか?





消費税を上げる必要などどこにもないどころか、下げるべきなのです。




さて、上の志位さんが党首である共産党という党については、先日、自分のフェイスブック上に、こんなことを書き込みました。


「あんまり安倍政権がひどすぎて、共産党アレルギーが治ってしまった」

というツイートを流した人がいましたが、わたしも似たり寄ったりだったんだなあと、苦笑いしながら読みました。
震災と原発事故が起こってから今までの間に、国の仕組み、政治の内情、隠されていた社会の裏側などに興味が出て、色々と調べていくうちに、
共産党の議員の方々の国会での質疑内容の素晴らしさ、市民の側に寄り添い、言葉だけでなく、現場に駆けつけ、親身になって助けようとする姿を見るにつけ、国会議員というものの印象が大きく変わりました。

今回の選挙においても、野党共闘の強い意志は揺らがず、献身的とも言える行動を取り続けてくれています。
枝野さんの踏ん張りで大人気の立憲民主党も、共産党が、立憲民主党の候補者を支援するために、せっせと自分たちの候補者を下げてくれたことで、候補者の擁立がスムースになりました。

この、一時は破滅状態に陥った野党共闘態勢は、まだ傷を負っているままです。
そういうこともあって、今回は十分な力を発揮することはできないかもしれませんが、次に繋げていける希望が生まれました。


その野党共闘とは少し意味合いが違うのですが、一人の市民が、ある日突然決心して、安倍政権打倒のために、安倍首相本人の首を取りに、山口に乗り込みました。
その人の名前は黒川敦彦さん。
加計学園問題を追及する市民団体の中心人物です。
この人の無鉄砲さに驚きながら、毎日の選挙運動の様子をビデオで観ています。

初めは、無鉄砲にも程があると呆れていた人たちも、彼の必死で駆け回る姿を見て、いろんなデータを出したりして、応援し始めました。




山口4区の有権者のみなさん、「選挙に言ってもなあ…」などとため息をつく必要はありません。
今回の選挙はとても面白いことになりましたもんね。
ぜひぜひ棄権などせずに、現役首相の落選という、前代未聞、奇想天外のドラマを、みなさんで作ってください!


今回の選挙は二極です。三極ではありません。











安倍首相が首相を続けるのは良くない。
そう思っている人が5割近くもいるというのに、どうして自民党が圧勝する、などという予想が出続けているのでしょうか?
大企業、極右カルト集団日本会議、神道政治連盟などが、血眼になって集めている組織票は、最初から数が決まっています。
ものすごい数の票です。
けれども、それに勝ることができるものがあります。
それは、市民の数です。



この、選挙に行かなかった人たちが行くと、世紀のちゃぶ台返しが実現します。
市民側からの倍返しです。






といっても、今回の選挙、投票しようにもし辛い、気持ちよく名前を書けない、そういう方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、今回の選挙ほど、市民の力が必要な選挙はありません。
なので、戦略的投票、という作戦が立てられました。


とにかく何が何でも、『安倍一強』だけは終わらせなければなりません。
野党議員が小選挙区で勝ち上がれるよう、どの野党でも入れてやる!という、戦の大将にでもなったつもりで書き込んでください!




立憲民主党からのお知らせを最後に。
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