ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

国の想定は有り得ない絵空事。2日かかっても避難し終えられないことを、あなた方は覚悟してますか?

2014年01月30日 | 日本とわたし
東海第二や浜岡 30キロ圏 避難に2日以上 民間団体試算
【東京新聞】2014年1月19日



原発で重大事故が起きた際、周辺住民をいかに早く避難させられるかが、重要な課題となっている。
交通や環境問題に取り組む民間団体「環境経済研究所」(東京)の上岡直見(かみおかなおみ)代表=法政大学非常勤講師(環境政策)=が、
バスやマイカーで、原発の30キロ圏外に脱出する時間を試算したところ、全ての道路が使えるとの想定でも、
日本原子力発電東海第二原発(茨城県)や中部電力浜岡原発(静岡県)などでは、2日かかっても周辺住民の避難が終わらない
、との結果が出た。
 
原子力規制委員会が定めた避難基準では、原子炉の冷却機能が失われるなどした場合、5キロ圏内では即時避難を開始。
その外側の地域では、数時間は屋内に退避し、毎時0.5ミリシーベルトの放射線量が測定された時点で避難を始め、24時間以内をめどに脱出を終える、としている。
上岡氏は、全国全ての原発30キロ圏で、道路が車をさばく能力(延長距離や車線数)がどれくらいあるかや、バスやマイカーの登録数を調査。
バスの3割、マイカーの半分が避難に使われると仮定し、全ての車が圏外に出る時間を、渋滞予測などで一般的に使われる数式を用いて計算した。
 
試算は、高速道路を含む全ての道路が、地震や津波の被害を受けても通れることを前提にした。
それでも、最短は、関西電力大飯原発(福井県)の8時間だった。
 
周辺の人口が多い原発では、あらためて避難の難しさが判明。
最短の場合でも、最多の約93万人が周辺に住む、東海第二原発で52時間
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で29時間半
浜岡原発は63時間
中国電力島根原発(島根県)では45時間半かかるとの結果が出た。
 
福島第一原発の事故の際は、地震で道路が壊れ、情報が入り乱れ、大渋滞が避難を阻んだ。
重大事故が起これば、国の基準が求めるように、
数時間も屋内にとどまり1年分の被ばく線量限度(1ミリシーベルト)を2時間で浴びるほどの線量が測定されるまで避難を思いとどまらせるのは、非常に難しい
 
上岡氏は、
国が想定するような、整然と段階的に避難することなどあり得ない。
道路が寸断されないという理想的な状況でも、これだけ避難に時間がかかる。
現実には、もっとかかるはずだ
」と指摘している。


↑上記の記事に書かれている現状をさらに、わかりやすく、地図上に示してくださった方がいました。

それがこれです。


原発という、きわめて不完全で危険な物が建てられてしまっている。
その近辺にお暮らしのみなさん、どうか、この地図を、ご自分の住居場所に当てはめて、考えてみてください。
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『老いる』ということ

2014年01月30日 | 家族とわたし


我が家のちびドン、ショーティは、15才の三毛猫さん。
これまで病気ひとつせず(というか、してたかもしれんけれども無視ってた可能性大……)、元気に暮らしてきてくれた。

ところが、去年の後半あたりから、どうも歩き方がおかしくなり、
ん?と思いながらも、まあこれぐらいの年になったらしゃあないか、などと、いつものようにいい加減にかまえてたら、
突然、まったく意味のない時に、シャ~と威嚇したり、レッスン中に一階に降りてきて、ぐるぐるぐるぐる部屋の中を歩きながら鳴いたり、
夜中に、今までに聞いたことのないような声で鳴き続けたりと、
これまで見たこともない姿を見せるようになった。

もしや、惚けが始まったのか?

そして……年末の、クリスマス前のガブリッ!
あの時わたしは、噛まれた痛みと怒りで、彼女をダダッと追いかけ、慌てて逃げようと階段を駆け上がった彼女は、その時足を踏み外した。
それを見た時、しもたっ!と思たけど、もう後の祭り。
どうか、怪我してませんようにと、心から詫びながら祈った。

ショーティは、生後2週間で家にもらわれて来た時から、文句ったれな仔で、
朝一番から、聞いた瞬間オヨヨと気が萎えるような声で、早よご飯ちょ~だい、お腹減ったがな~と鳴いた。
ただし、すべては人が起きてから、というところはしっかり躾けたので、どれだけ朝寝坊しても、じぃっとそれを部屋のドアの外で待ってる辛坊強さがある。
とにかくようしゃべる仔で、起きてる間中、誰かの顔を見たら鳴く。
その鳴き声が赤ん坊みたいやからと、初めて聞いた人はみな、目をまぁるくしてびっくりする。

その彼女が、ここ数日、まったく鳴かなくなった。
歩き方を見ても、後ろ足がかなりおぼつかない。
そして昨日、全く食べなくなった。
トイレを、2階の洗濯室に置いてあったので、それを1階に移し、すべてを1階で済ませられるようにした。
そのことが理解できないのか、2階の元トイレ場所の近くで、ボォーっと座っているショーティを、旦那が抱きかかえて1階に降ろしたりした。
糖尿病が悪化して、おしっこの量がハンパではなかったのに、1日半以上、おしっこもしていない。
いよいよこれはあかんのとちゃうかと、さすがのわたしも焦った。

いつもやったら特別な時にしかあげんかった焼き海苔やじゃこを、とにかくなんでもええから食べて欲しいと、口元に持っていく。
小袋に入った、ちょいと高価な(というても全然大したもんではない)おやつを、手のひらに乗っけると、2粒ぐらいはカリカリと食べる。
やった!
そのあと、お水も飲み出した。
やったやった!

元気な頃のショーティ。





この数日で、みるみる痩せて、なでると背骨がゴツゴツと当たる。
わたしができることは、手のひらでなでてあげることしかない。
なでて、なでて、なでて……そうしたら、ゴワゴワしてた毛並みがツルツルになった。

旦那とずっと話し合っている。
病院に連れてって、検査を受けるか否か。
検査の結果、いろんな治療や手術が提案されたとして、それを承諾するか否か。
うちは多分、本ニャンにとったら過酷なんかもしれんけれども、その昔、動物病院とかが無かった時代風に、猫と暮らしてる。
老いて、病を得て、死がその結果としてあるなら、それを受け入れる。
そういう考え方は、今のこの、動物病院の充実している現代の常識から考えると、飼い主の怠慢としか思えないと非難されるかもしれんけれども……。
心底嫌いな場所に何度も連れていかれて、恐い目に合って、痛い思いを何度もしてまで、命を永らえたいのか。
わたしの手のひらなんぞ、なんの効果も与えることはできんけれども、なでて、なでて、なでて、その温かみを感じてもらえたら。

今朝は久しぶりに、いつもよりはか細いけれども、何度か鳴き声を聞かせてくれた。
カリカリも10粒ぐらい食べてくれた。
おしっこも2回した。

こうやって、少しずつ、良うなってはまたしんどくなり、またちょっと良うなってはというふうにくり返していくのかなあ。

なあショーティ、あんたはどう思てるの?
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戦争や被曝で傷つけられた子どもたちに、『チョコ募金』の愛を!

2014年01月30日 | 世界とわたし
友人あゆみちゃんから、すてきなものをいただきました。


これは、六花亭のチョコです。
このかわいい絵が描かれた小さな缶が、生まれたお話を聞いてください。

↓以下、転載はじめ

 
JIM-NETスタッフblog

【チョコ募金】缶の絵を描いてくれたファーティマちゃん 

チョコ募金の缶の絵を描いてくれたのは、ファーティマちゃん(9歳)です。
 

マフムディアというバクダッドから30km離れた町に暮らしています。



マフムディアは、劣化ウラン弾で攻撃された場所です。
街中には、当時劣化ウラン弾で破壊された戦車が、放置してありました。
イラク戦争直後に生まれた彼女は、胎内で被爆した可能性もあり、4歳で白血病になりました。
闘病中に描いた絵は、躍動感に溢れています。
今回のチョコレートには、彼女の絵を全面に使いました。

とっても仲が良い家族です。


↑以上、転載おわり

缶と一緒に入っていたカードには、こんなかわいいアカベコの絵が描かれていました。


チョコ募金のパッケージになっているアカベコの絵をかいてくれたのが、このイマーンちゃん。



↓以下、JIM-NETブログより一部を引用させていただきます。

再発を2回繰り返しているために、助かる可能性は低く、望みは、骨髄移植のみ。



ついにイラク政府の支援でインドで手術をすることになりました。
インドでは4か月間の苦しい治療が待っています。
私たちは、ヨルダンで骨髄移植をして厳しい治療に耐えられずに
いのちを落とした子どもたちをたくさん見てきました。

インドは生活環境も違うから、もっときついかも知れません。
13日の昼過ぎに、イマーン一家は、インドに飛び立ちました。
4か月後、無事に帰ってきてね。
チョコ募金に参加して下さっている皆様、ぜひ、イマーンを応援してください。
チョコ募金は、イマーンちゃんのインドでの生活費の一部にも充てられます。
申し込みはこちらで受け付けています。

チョコ募金のアカベコの絵を描いてくれたイマーンちゃんに、チョコを持って行ったときの写真です。


↑引用おわり


このチョコ募金は、イラク、シリア、福島の、支援活動に使われています。

電話受付
03-3209-0051(平日9時~17時)
チョコ募金サイト 
http://www.jim-net.net/choco/




JIM-NETは、2011年、東日本大震災で被災した石巻、福島で、緊急支援を行いました。

●イラクの子どもたちhが、バグダッドでチャリティコンサート!募金を届けてくれました。
●イラク政府は、8億円の義援金を届けてくれました。
●石巻や福島で使われなかった支援物資を、シリア難民に届ける[絆ぐるぐる]プロジェクト。
●アカベコを買って福島を応援→イラクのがんの子どもたちへ届けます。



あゆみちゃんは、日々、困っている人々を支援しようと、分身の術を使っているのか?と思うぐらいに、あちらこちらへ駆け回っている女性です。
彼女には、暮らしを支えるための仕事もあります。
本当に愛の深い人だと思います。

チョコに添えられていた彼女からの手紙を少し。

『支援をしている人、絵を描いてくれた子どもたち、六花亭、缶を作ってくれる会社、袋詰め作業をするボランティアの方々、
そして買ってくれる方々、食べてくれる方々、皆の愛情がぐるぐる!
チョコを食べるイマーンちゃんの笑顔がかわいくて。
世界中どこでも、みんなチョコが好きなのね』
コメント

安倍さん、インドはあなたを歓迎します。でも原子力はお断り!日印原子力協定にノー!

2014年01月29日 | 日本とわたし
インドでは、原発反対デモで死傷者が出ています。
政府が勝手に、特定の場所ではありますが、デモで5人以上が集まったら攻撃してよいというような、とんでもない決まりを作ったりしているそうです。
それにも負けず、いろいろな手段を考えて、人々は抗議を続けています。

インドと縁の深い友人あゆみちゃんが、インドの人たちと共に抗議したいということで、うちにやってきました。
丁度、安倍氏が、インドに原発を押しつけに行く時に合わせての活動でした。



たくさんの人たちが手にしているのは、これです。


安倍さん、インドはあなたを歓迎します

でも、原子力はお断りだいっ!

あゆみちゃんは、こんな男のために、インクを使うのはもったいないと、パソコンの画面で参加することに。


これほど、他国から忌み嫌われた総理というのも、めずらしいのではないでしょうか。
本人が自覚しているのかどうかは別として……。
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日本の憲法を変更する政争の道を選ばなかった日本人の賢明さを、どうか失わないでください!

2014年01月29日 | 日本とわたし
今から約2年も前の古い記事ですが、今朝読み直してみて、良いなと思ったので紹介します。

ここアメリカの東海岸で暮らし始めて14年が経とうとしています。
この国の憲法については、まだきちんと全文を読んだことがありませんでした。
なので、
『女性の権利や移動の自由のほか、教育や労働組合の権利など、今では世界の7割以上が盛る基本的な権利が、いまだに明文化されていない』
という事実に、仰天しているところです。

では、このアメリカ合衆国憲法の前文は、どのようなものなのでしょう。
『われら合衆国の人民は、より完全な連邦を形成し、正義を樹立し、国内の平穏を保障し、共同の防衛に備え、一般の福祉を増進し、
われらとわれらの子孫の上に、自由のもたらす恵沢を確保する目的をもって、アメリカ合衆国のために、この憲法を制定する』

対して、日本国憲法の前文は、
『日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によって、再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに、主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、
その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を、地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて、この崇高な理想と目的を達成することを誓ふ』


この前文は、いつ読んでも、胸が熱くなります。
日本国民としての誇りが、ふつふつと沸き上がってくるのです。

『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を、地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたい。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する』


この世界観は、人智の、そして愛の集約ではないかと、しみじみ読むたびに思います。

さて、アメリカという国のユニークな成り立ちは、ここに暮らしてみてはじめて実感できたことなのですが、
これまでに、何度も何度も、銃撃事件が起きるたびに、修正第二条の武装する権利という条文について、喧々囂々、テレビや新聞の報道で論議されてきました。
が、強大な力を持つ連中のロビー活動が凄まじいこと、この条文が正しいと信じている人たちが少なくなく、さらに州ごとに法律や風習が変わるという成り立ちから、
なかなか全国いっせいに、という流れにはならず、いつもある程度日にちが経つと、有耶無耶になってしまっています。

わたしにとってはやはり、どうしても納得がいかない、もっともっといろんな人たちの意見を聞きながら考えていきたい条文です。

日本は、このような、世界でも稀な素晴らしい平和憲法を持つ国です。
その国の主権者たるみなさんは、どうか、その主権者の誇りを胸に、

政府の行為によって、再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意してください。
主権が、自分たち国民に在ることを知ってください。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来していること、
その権力は、国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民であるみなさんが享受すると、
日本国憲法に明記されていることを、知ってください。


↓以下、書き起こしはじめ



日本国憲法 今も最先端 
米法学者ら 188カ国を分析

2012年5月3日 朝日新聞

最古の米国 時代遅れに

「世界に民主化を説く米国の憲法は、急速に時代遅れになっている。一方、日本の憲法は今でも先進モデル」
米国の法学者たちが、世界の国々の憲法をデータ化して分析した結果だ。
日本の憲法は3日、『65歳』になるが、世界の最新版と比べても遜色がない。

分析したのは、ワシントン大学(米ミズーリ州)のデービッド・ロー教授と、バージニア大学のミラ・バースティーグ准教授。
対象は、成文化された世界のすべての憲法188カ国分。

第二次大戦後の1946年から2006年まで、各国憲法の改正や、独立国の新憲法をチェックし、国民の権利とその保障の仕組みを、項目ごとにデータ化。
国際的な変化が、年代別に分かるようにした=表。

それを見れば、時代とともに、新しい人権の理念が生まれ、明文化された流れが読める。
たとえば、女性の権利をうたった憲法は、1946年は世界の35%だけだったのが、06年には91%に、
移動の自由も50%から88%に達した。
最近では、お年寄りの権利も上昇中だ。

国別に見ると、国際情勢の断面が浮かぶ。
独立後間もない18世紀に定めた、世界最古の成分憲法を抱える米国は、長らく民主憲法の代表モデルとされてきた。
だが、この研究の結果、特に1980年代以降、世界の流れから取り残される『孤立』傾向が確認された。


女性の権利や移動の自由のほか、教育や労働組合の権利など、今では世界の7割以上が盛る基本的な権利が、いまだに明文化されていない。
一方で、武装する権利という、世界で2%しかない『絶滅』寸前の条文を、大切に守り続けている。

不朽の先進性 実践次第

一方、日本。
すぐに思い浮かぶ特徴は、戦力の不保持と戦争の放棄をうたった9条だが、
シカゴ大学のトム・ギンズバーグ教授によると、一部でも似た条文をもった国は、
ドイツのほか、コスタリカ、クウェート、アゼルバイジャン、バングラデシュ、ハンガリーなど、けっこう例がある。

世界から見ると、日本の最大の特徴は、改正されず手つかずで生き続けた長さだ。
同教授によると、現存する憲法の中では『最高齢』だ。
歴史的に見ても、19~20世紀前半の、イタリアとウルグアイに次いで、史上3番目だという。

だからといって、内容が古びているわけではない。
むしろ逆で、世界でいま主流になった、人権の上位19項目までを、すべて満たす先進ぶり
人気項目を網羅的に備えた標準モデルとしては、カナダさえも上回る。
バースティーグ氏は、
65年も前に、画期的な人権の先取りをした、とてもユニークな憲法といえる」と話す。

ただ、憲法がその内容を、現実の政治にどれほど反映しているかは、別の問題だ。
同氏らの分析では、皮肉なことに、独裁で知られるアフリカなどの一部の国々も、
国際人権規約などと同様の文言を盛り込んでいるケースが増えている。

「同じ条文であっても、どう実践するかは国ごとに違う。
世界の憲法は、時代とともに均一化の方向に動いているが、人権と民主化のばらつきは今も大きい」

確かに日本でも、女性の権利は65年前から保障されてはいても、実際の社会進出は、ほかの先進国と比べて鈍い。
逆に、9条をめぐっては、いわゆる『解釈改憲』を重ねることで、自衛隊の創設拡大や、海外派遣などの政策を積み上げてきた。

日本では、米国の『押しつけ』憲法を捨てて、自主憲法をつくるべきだという議論もある。
ロー氏は「奇妙なことだ」と語る。
日本の憲法が変わらずにきた最大の理由は、国民の自主的な支持が強固だったから。
経済発展と平和の維持に貢献してきた成功モデル。
それをあえて変更する政争の道を選ばなかったのは、日本人の賢明さではないでしょうか

(ワシントン=立野純二)
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国としての安全性が国際的に問われている国日本。あなたが今、即刻やるべきことはなに?

2014年01月28日 | 日本とわたし
元スイス大使、村田光平氏から、友人智さんに送られてきたメールを紹介させていただきます。

今の日本は、オリンピックなどという、大きなお祭りの準備や開催をしている場合ではないことを、今さらながらに認めざるを得ない内容です。
都知事選の公示の前に、ある候補が、東京オリンピックなどやってる場合ではない、と言って、総スカンを食らいました。
多分、オリンピック中止の公約では当選は不可能だということで、どの候補も中止と言わなくなりました。

けれども、今の日本で、さらにいうと、直下型の大型地震がいつ襲ってくるかわからないと、最近よく言われている東京に、
そして、ゴミの燃焼や雲の流れで、水や空気に、放射能汚染をまんべんなく拡散され続けている場所に、
世界各国の優れたスポーツ選手を招くというのは、これはもう、類い稀なる国家的ブラックジョークとしか思えません。

というかまず、汚染まみれのところで暮らせと、閉じ込められたままでいる子どもたちを、逆に、疎開させてやるのが、国家としての任務ではないですか?

東京の、日本の、明るい未来に水を差すな!と思う人は思えばいいです。
事故がもたらしたとんでもなく酷い放射能汚染に対して、3年も経った今もまだ、なにひとつ有効な手だてを見つけられずにいる、
事故現場で、それでも少しでも良い状態にしようと、強烈な被曝を強いられながら懸命に作業してくださっている現場の作業員や技術者に、
まともな生活環境や充分な収入を得てもらえるような支援や運動も充分にできないまま、
汚染水はダダ漏れし、溶解燃料棒は地中に溶け込み、計り知れない、知りようのない放射能汚染を毎日毎日広げている国、日本。

現実を見ましょうよ。
それがどんなに最低で、真っ黒なヘドロのようなものでも、
それがあることを知り、なんとかしなければならないと考え、なんとかしようと手を差し伸べる人が何百万何千万と出てきたら、
日本はきっと立ち直れます。
世界は、日本という国が、どんなふうにして立ち直るかを、息を殺して見守っています。
国が立ち直るのは、政治家ではなく、市民の手と足、そして知がダァーッと集まり、力を発揮した時です。

こんなことで、こんなままで、日本を失いたくない。

そう思いませんか?

↓以下、転載はじめ

村田光平さまから衝撃的な情報が寄せられました。
急ぎご報告いたします。
至急、拡散のほどよろしくお願いいたします。
(添付ファイルあります)

2014/01/28/12:00

剱  智
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剱  智様

ご参考までに報告させていただきます。

3号機からの白煙、地震が脅かす4号機、熔解燃料棒の地下水との接触、現場の放射線量の増加等、
最近の福島第一の状況悪化に関する一連の情報は、内外で大きな反響を呼んでおり、国際社会の危機意識を強めております。

東京オリンピック開催の安全性も、当然のことながら、問題にされつつあります。

こうした現実を、下村文科大臣、及び竹田JOC委員長に報告する、別添のメッセージを発出しました。

ロシア国防省秘密報告の内容は衝撃的です。(英文要旨別添)

都知事選の争点になると思われます。
国民が目覚めることが期待されます。

村田光平
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下村博文文部科学大臣殿

平成26年1月20日
村田光平

拝啓

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

15日夕刻、著名な平和活動家のDr.Elworthy女史よリ、下記の衝撃的内容を含む、ロシア国防省の極秘報告文書の内容が、メール(別添)で転送されてきました。

福島事故現場の地下で、12月31日に2度爆発があり、事態収拾の目途も立ちそうにないという趣旨の内容です。

その要旨は別紙の通りです。

衝撃を受けました。
目先が真っ暗になりました。
全世界も衝撃を受けているはずです。

同日、経産省の責任者と連絡が取れて、12月31日については、事故現場ではなく、茨城県で地震が発生したことが確認でき、
関係方面にこの旨伝えることができました。

しかし、今後、爆発はあり得ないと、到底断言できません。

熔解燃料棒の地下水との接触、現場での放射線量の増加なども伝えられ、懸念は深まる一方です。

このたび、世界に衝撃を与えたこの極秘報告は、内外に危機意識を呼び覚ましました。

国として、事故処理に全力投球していないことに対して、国際社会の批判はますます強まると思われます。

日本の安全性が、このような形で国際的に問われたことにより、東京オリンピックの脆弱性が、改めて浮き彫りにされました。

福島の潜在的危険性に配慮せずに、東京オリンピックを決定したIOCに、責任ある対応を求める動きも始まっていると聞いております。

IOCの中立的評価チームの日本派遣による、安全性の再確認を求める動きです。

日本が直面するのは国家の危機であり、未だに電力会社の経営危機としての対応が続けられていることに、国際社会は危機感を強めております。

地球環境に対する加害者としての、国際的責任にかかわる問題です。

貴大臣のご指導とご尽力をお願い申し上げます。

敬具


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別紙

ロシア国防省極秘文書の要旨

*「福島事故現場の地下で、12月31日に、マグニテュード5.1及び3.6の、低レベル核爆発が発生した」

*「東電も認めた12月19,24,25,27日発生の、不可解な水蒸気柱は、その予兆であった」

*「2011年 11月、3号機の建築家ウエハラ・ハルオ氏は、地中で燃える熔解燃料棒による"China Syndrome"(Hydrovolcanic Explosion)は不可避、と述べている」

*「不思議な事にアメリカは、この地下爆発を前もって知っていたようで、それを裏付けるように、
  既に、12月6日に、1400万服のヨウ素を、事故直後の放射能被曝対策として、2014年2月初旬に配布するため、準備している」

*「専門家は、福島から放出される放射線量は、これまでの全世界の核実験による総量の10倍になる、とみている」

*「テキサス、コロラド,ミズーリ諸州の積雪中に、危険なレベルの放射線量が検出された、と報告されており、
  米国は、止められそうにない歴史的核惨事に直面することになろう、と本文書は警告している」

*「米西岸では、アザラシ、アシカ、北極熊、海亀等々の、大量死がみられる

*「NBCのCenk Uygur が、福島のメルトダウンのもたらした危険を、視聴者に知らせないよう指示されていることを認めた通り、
  オバマ政権は、大手メディアに対して、報道規制を実施している」

*「ロシアの専門家は、福島の放射能汚染は地球中に広がり、大量の魚類、海草など、すべての海産物はすでに汚染されており、人類を脅かしている、と認識している」

*「ロシアの経済的、社会的安定保護の見地より、プーチン大統領より、福島事故に関する情報管理の指示が出されている」

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村田光平さまホームページ
http://kurionet.web.fc2.com/murata.html

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剱  智(つるぎ さとし)                

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とべないポスト
tafadhali kubeba hii upepo ujumbe - 風よ この伝言を運んでおくれ
http://gravitational-wave.air-nifty.com/tobenaiposuto/
    
索引    
http://gravitational-wave.air-nifty.com/tobenaiposuto/2014/week5/index.html#entry-78789888
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十代だってイヤだ!な『特定秘密保護法』を、「通ったので仕方ない」と言うNHKの新会長!ど~ん!

2014年01月27日 | 日本とわたし


琉球新報紙面記事より

慰安婦「どこの国にもあった」
秘密法「通ったので仕方ない」

NHK新会長が持論


NHKの籾井勝人会長は25日、東京・渋谷の放送センターで開かれた、会長就任の記者会見で、
「尖閣や竹島という領土問題は、明確に日本の立場を主張するのは当然のことだ」と述べ、
外国人向け国際放送で、領土問題を取り上げることを、最重要課題とする考えを示した。

籾井会長は、従軍慰安婦問題について、
「どこの国にもあった」などと言及し、特定秘密保護法についても持論を展開。
公共放送の在り方について、今後議論を呼びそうだ。

続いて「政府が『右』と言っているものを、われわれが『左』と言うわけにはいかない。
国際放送にはそういうニュアンスがある」と説明。
国際放送の内容について、「あくまでも日本政府とかけ離れたものであってはならない」と述べた。

慰安婦問題についての質問には、
「どこの国にもあった。今のモラルでは悪い」とした上で、個人的な見解として、
「韓国が、日本だけが強制連行したみたいなことを言っているから、話がややこしい。
(補償については)日韓基本条約で、全部解決している」と述べた。

特定秘密保護法に関する報道を問われ、
「通ったので、言ってもしょうがないんじゃないか。
必要があれば(番組を)やる。世間が心配しているようなことが政府の目的であれば大変だが、そういうこともないのでは」との認識を示した。

また、安倍晋三首相の靖国神社参拝に関しては、
「総理の信念で行かれた。いいの、悪いのという立場にはない」と述べ、
NHKの報道姿勢は、
「淡々と、総理は靖国に参拝されましたというだけだ」とした。

籾井氏は福岡県出身で、1965年に三井物産入社。2004年副社長。
日本ユニシス社長や、同社特別顧問を務めた。
NHKの会長任期は、25日から3年間。

↑以上、書き起こしおわり


さて、この会見の翌日に、若者が声を上げました。


10代だっていやなんだ 秘密法反対 渋谷650人デモ
【東京新聞】2014年1月27日


U-20デモで、特定秘密保護法に反対の声を上げる若者ら=26日、東京都渋谷区で(岩本旭人撮影)
(まうみ注 *ちなみに、この写真の最前列一番右、制服を着た女の子はふうちゃん。明日香ちゃんの一人娘ちゃんです!)

十代だって、言いたいことがある-。
特定秘密保護法に反対する十代の若者らが企画した「秘密はいやだ!U-20デモ」が二十六日、東京・渋谷駅と原宿駅の周辺であり、
買い物客や若者に、「秘密保護法で、被ばく情報が秘密にされる」などと訴えた。
 
都内の大学生や高校生を中心とする有志が企画し、十代、二十代だけでなく、年配者や家族連れなど計650人(主催者発表)が参加。
友人と参加した高校三年の小林太朗さん(18)は、震災後、国会周辺の抗議活動などに足を運んできたが、
今回は、「同じ年代の人と同じ気持ちになれた」とうれしそう。
一人で参加した杉並区の女子大学生(08)は、「権力者に都合よく解釈されるような法は良くない」と話した。
 
企画に感心する声も。
町田市の勝田洋子さん(79)は、
「われ関せずという若者が多い中、本当にえらい」。
千葉県松戸市の浅田洋治さん(72)は、
オーバー70(七十歳以上)デモをやりたい」と、刺激を受けていた。
デモを呼び掛けた大学一年の長島可純(かずみ)さん(19)は、
「多くの人に、少しでも興味を示してもらえたと思う」と話した。
 
↑以上、転載おわり


ここで、とても不思議なことが起きました。
この記事を書いている最中に、友人の文人さんが、籾井新会長の会見の詳細を、メールで送ってくださったんです。
文人さんは以前にも何度か、記事の内容を補足するような情報を、それを書いている真っ最中に送ってくださったことがあります。
この偶然はとてもありがたく、そしてワクワクします。
ありがとう、文人さん!

それでは、上記の新聞記事に掲載されている、NHK新会長籾井氏の会見の詳報です。

【朝日新聞】2014年1月26日

領土問題、主張は当然―NHK籾井新会長の会見詳報
【以下、籾井勝人・NHK新会長と報道陣との質疑応答】

籾井勝人(もみいかつと)・NHK新会長が25日に行なった就任記者会見の内容は以下の通り。


【冒頭発言】

改めまして今日、NHKの会長に就任しました籾井勝人です、よろしくお願いします。
就任にあたりましての会見ですが、12月20日に、私が考えていることはほぼすべて、おしゃべりしたのではないかと思います。
それを繰り返すことは避けたいと思います。

今日は朝、NHKに到着して、まったく新しい職場、自分が今まで久しくおつきあいをした方がいない組織に来るということで、そこそこ緊張しましたが、
それは良いもので、快い緊張感とともに、やるぞ、という気持ちで着任しました。

最初は、まだお客さんのように扱われてぎこちないのですが、1週間もすれば慣れるだろうと。
職員のみなさんに、私を「さん」づけで呼んでください、とお願いしました。
まず、秘書室では、完璧に実行されているので、おいおいNHK全体にも広がっていくものと思います。
なかなか会社のなかで、上司を「さん」づけで呼ぶのは難しい雰囲気もあるし、気楽とはいいませんが、良いコミュニケーションのスタートだろうと思っています。

会長に就任して、じゃあどうだと言われると、前回話したことと変わりません。
先輩が培われた、NHKという非常にいい組織の土壌もありますし、たぶん悪い部分もいろいろ目につくようになると思いますが、
いわゆるエスタブリッシュされた組織と思いますので、たぶん私のやることは、そのへんのボルト、ナットをもう一回締め直すことが、主たる任務になるのではないかと思います。

社内でも第一にあげているのは、放送法の順守です。
我々NHKは、放送法によって実施されていますから、これから逃げるわけにも、無視するわけにもいかない。
これに沿った経営をやっていくことが、我々に課された重大な任務だし、
これに反することは法律に反することになりますから、職員一同、放送法をもう一度身近に考えて、徹底してやっていきたいと思います。

これさえできれば、おそらくNHKに対するイメージも、だいぶ変わってくるのではないかと考えています。

今日申し上げたことは、「言うばっかりではダメで、実行しよう」ということを、全職員にお願いしました。
若干不真面目な響きもあるかもしれませんが、言うばかりで何もしないことを、世の中には「うどん屋の釜」という人もいますが、
私は、言うばかりでアクションを伴わないことを
「No Actions Talking Only」、「NATO」と呼んできました。

放送法の順守であるとか、国際放送を充実するとかいろいろな課題を、しっかりと実行に移していきたいと思っています。

まあ申しますと、まず私の着任するときの気分、今後やるぞという新しい、私にしては久しぶりにフレッシュな気持ち。
また、放送法の順守。
それから国際報道等々、この前あげましたようなことを実行していきたい。

また、我々に課された重い問題は、みなさん、今日たくさん来ていただいていますが、
いつ直下型地震が来るやもしれず、もしかして建物が崩れるかもしれない。
公共放送として、放送を中断するわけにはいきません。
新しいセンターを作っていく必要があろうか、と思っています。
2020年に五輪が来ますから、できればこれに間に合わせられればいいと思いますが、
考えてみればもうあと7年。本当にできるか今のところ自信はありませんが、
やはり、目標を私個人は持っていますが、これを内部ではかり、何とか出来上がる時期を、前倒しできればと思っています。

たぶん、今までの職員や役員のみなさまが、また籾井が大ぼらを吹いているということになりかねないですが、
一応、目標として掲げたいと思っています。
この前の分と合わせまして、私のごあいさつと心持ちの披露は、これぐらいにさせていただきたいと思います。


――現在のNHKの番組を見て、放送法の順守がされていないという危惧があるか?
あるなら、具体的にどういう番組か?


籾井   
今までそういう目であまり見ていないので、具体的に申すことはできませんが、
要するに、どんなことを言われようが、放送法にきちっと順守するようなことを作っていれば、これは何の問題もないと考えています。

NHKが、右だ左だ真ん中だということを言う必要もなく、放送法に書かれていることを順守していけば、大丈夫だと考えています。
この前も申しましたが、経営がぶれないという意味は、常にそういうことを見ながら、放送法に従ってやっていくことだと考えています。


――現在の番組で、具体的に感じているわけではないのか?

籾井
ええ、そういう目で見ていればいろいろあると思いますが、私は今まで、第三者的に番組を見ていて、放送法との絡みということでは具体的には思いつきませんが、
常に、人間のやることですから、こっちに行ったりあっちに行ったりありますね。
ですから、経営としてやはり、きちっとみて、おかしいところはただす、ということで見ていきたいと考えています。


――ボルトやナットを締めることがミッション。
これからすると、今のNHKに何らかの弛緩(しかん)、コンプライアンス上の問題が起きている認識なのだと思うが、具体的にどういうことか?
現在のNHKに どんなイメージを持っているか?

籾井
今日申し上げたのは、放送法ひとつとっても、みんなよく知っているんです。
したがってもう一度、身近に具体的に考えてみましょう。
それによって、我々がやっていることが、本当に今まで、放送法に準拠していたのかどうかが分かるのではないか。
みんな大丈夫と思っています。
だが、長い時間が経つ間に、思ってもみないことが起こっている、ということがあり得るんです。
NHKはやはり、非常に伝統ある組織体なので、その間に、いろいろなことが慣れてしまっている、ということがあると思います。
それをひとつひとつ、丁寧にみていこうではないか。
そうしたら、気づいたら、NHKってずいぶん変わったね、と言われることになっているのではと思います。

私の過去の経験からしても、やっているつもりになっていることって、非常に多いんですね。
ですから、それを明確に、みんなでやっていこうじゃないかと考えています。


――放送法の順守と言うが、放送法の背景には憲法がある。
憲法についてはどのように考えているか?

籾井
我々は、憲法のもとに生活しています。
良いも悪いもなく存在しているから、それに従わねばならない。
改正は具体的な話でもなく、さあ、いつ実際に、俎上(そじょう)にのってくるのかというと、わからないと思います。
そういうことについては、個人的に、その時にいいとか悪いとかを考えるつもりです。

放送法に、我々は、民主主義を発達させるんだということも書いてあるんで、これは非常に重い責任があると思っています。

それと憲法改正と結びつけることは、毛頭考えていない。
できれば、世界に冠たる民主主義を、日本で確立することにお役に立てればいいと思っています。


――やっているつもりになっていることが多くなってしまうと言うが、経営委員からは、靖国神社や尖閣などの領土問題にも、番組で掘り下げて、
きちんと日本の立場を伝えたほうがいいのでは、という意見が出ているが。

籾井
今、竹島のことをおっしゃいませんでしたが、これは日本の明確な領土ですから、あんまり弁解がましくいう必要もなく、はっきりしている。
国民に、きちっと理解してもらう必要がある、と僕は思っています。
経営委員会がどうだということはないと思います。


――NHKの報道で、もう少し掘り下げて伝えたほうがいいということか?

籾井  
そうかもしれませんね。
これはちょっとよく考えます。
きちっと放送しなければならないことは事実ですね。
今までで十分かどうかは、検証したいと思います。
十分でなければ、はっきりわかりやすく、領土問題はこういうものだと、説明することが必要と思います。


――秘密保護法について、NHKスペシャルやクローズアップ現代で、取り上げられていない。
法律の是非について幅広い意見があり、問題点の追及が必要との指摘もあるが、NHKの伝え方についてどう考えるか?

籾井
まあ通っちゃったんで、言ってもしょうがないのではと思いますが、
僕なりに個人的な意見はないことはないのですが、これは差し控えさせていただければ。


――法律が通ったから、これ以上議論を蒸し返すことは必要ない、ということか?

籾井
そういう意味ではないですが、一応決まったわけでしょう。
それについて、ああだこうだ言ってもしょうがない、と言うわけではない。
必要とあれば、取り上げますよ。
もし本当に、世間がいろいろ心配しているようなことが政府の目的であれば、大変なことですけど、そういうこともないでしょうし。
国際問題等々も考えて、これが必要だとの政府の説明ですから、とりあえず受けて、様子を見るしかないんじゃないでしょうか。
あまり、かっかかっかすることはないと僕は思いますし、昔のような変なことが起こるとも考えにくいですね。


――放送センターの建て替えは、2020年開催の東京五輪までに、すべて完成させたいか?
また、建て替えによって、どういう効果があるのか?

籾井
それが目標ではありますが、本当に全部完成するかどうかは、時期的に考えて、なかなか難しいということは言えると思います。
さっきも申しましたように、建て替えなくやっているうちに、直下型地震が来て設備がつぶれてしまう、
放送ができなくなってしまうとなると、我々の義務を遂行できるとはとても思いません。
やはり、耐震性にすぐれた建物にする必要があろうかと思います。
つぶれてしまったら申し訳ない、ということです。
やはり、耐震性と放送の継続性、これが一番大事ではないでしょうか。

民間企業でも重要視されているのが、BCP(事業継続計画)ですね。
事業継続ということが非常に言われていまして、そのために、システムのバックアップとか、システムをふたつ、メガバンクなんかは東京大阪に持っておられる。
場合によっては、北陸や日本海側に持っているところもありますから、そういう意味でもやはり、建て替えるべきだと思います。


――NHKの国際放送(NHKワールドTV)で、歴代会長で初めて、英語であいさつをした。
英語以外の言語も話すのか?

籾井
ないですね。英語だけですね。あと、日本語と。


――出演した狙いは?

籾井
テロップで出るより、初めてらしいんですよね。
結果よしとなるか、あんまりたいしたことがないかはわかりませんが、そんな大変なことでもないし、よろしいんじゃないでしょうか、2分ぐらいのことですから。


――2月9日で副会長の任期が切れる。よき相談相手でもある。どういう人が望ましいか?

籾井
それなりにあらゆることを考えています。それまでには決めます。


――具体的には?

籾井
NHKのことを中心に考える人であれば、よろしいんじゃないかと。


――国際放送を強化すると言うが、日本の立場を政府見解をそのまま伝えるのか?

籾井
民主主義について、はっきりしていることは多数決。
みんなのイメージやプロセスもあります。
民主主義に対するイメージで放送していけば、政府と逆になるということはありえないのではないかと。
議会民主主義からいっても、そういうことはありえないと思います。
国際放送は、多少国内とは違います。
尖閣諸島、竹島という領土問題については、明確に、日本の立場を主張するのは当然のこと。
時には政府の言うこと、そういうこともあります。
政府が右と言うことを、左と言うわけにはいかない。
国際放送については、そういうニュアンスもあると思います。

外交も絡む問題ですし、我々がこう思うからと、勝手にあさってのことをいうわけにはいきません。
領土問題については、食い違いはない。
コメントを出すとき、日本が他国のことを中傷したり、非難したりしたことはあんまりありませんよね。
政府が、そういう中傷のメッセージをだすはずもないですから。
ただ、非難することはあるかもしれない。
国連においても非難したりしているので。
それをやってはいけないということはない。


――外国を非難するということ?

籾井
日本政府とかけ離れたようなものではあってはならない。
日本国を代表する政府ですから。


――領土問題で、近隣諸国の考えも伝えることで、国のプロパガンダではない、公共放送への理解が得られるのではないか。

籾井
それはそうです。
外国の放送を見ていますか。
それは、聞くに堪えない、見るに堪えない。
そういうことをやろうといっているわけではないんです。

尖閣が日本の領土であると、なぜ主張しているのかは、もう少し国際的に説明してもいいのではないか。 
明治28年に、どこの領土でもないと確認した上で、やった。
某国は、日清戦争で横取りしたというが、国際条約は、その時に作った条約が生きている。
そういうことで、世界が律さなければならないと思っています。


――靖国神社の参拝、合祀(ごうし)についてはどうか?

籾井  
もう少し複雑かも知れない。
戦争に行くとき、昔の人がどうやって慰めたかというと、死んで靖国に帰るのだと言って送り出しました。
今の人に言ってもわからないと思うが、家族を亡くした人はみんなそう言う。
なんで千鳥ケ淵ではだめなのか。違うんだと。
兄は、靖国に戻ると行って戦争に行ったんだと。
だからあそこに兄がいる。
こういう人たちが大勢いるんです。
問題になっているのは、戦犯の問題でしょうが。


――総理の参拝の問題もある。

籾井
総理が行かれた、信念で行かれたということで、それはそれでよろしいじゃないですか。
いいの悪いのという立場にない。
行かれたという事実だけ。


――NHKの報道姿勢としては?

籾井
どうだこうだというつもりもない。
ただ淡々と、総理は靖国に参拝されました、でピリオドでしょう。
領土問題とは全然違うでしょう。


――現場の制作報道で、会長の意見と食い違う意見が出た場合、どう対応するのか?

籾井
最終的には会長が決めるわけですから。
その了解なしに、現場で勝手に編集して、それが問題であるということになった場合については、責任をとります。
そういう問題については、私の了解をとってもらわないと困る。
NHKのガバナンスの問題ですから。


――個別の番組についても、会長が個別に指揮するのか?

籾井
私個人が指揮するかは別として、組織の中で、きちんとしなければいけない。
ボルトナットの問題じゃないでしょうか。


――NHKのお正月番組でよかったものは?

籾井
それほど熱心に見ていない。


――それほど熱心に見ていないのに、会長になるのはおかしいのでは?

籾井
だって、(就任が決まった)20日からどんな番組がありましたか?
お正月番組ばっかり。
熱心に見ていないからおかしいという方がおかしいですよ。


――印象に残った番組はないのか?

籾井
そりゃあ、大河ドラマの黒田官兵衛は、私の故郷とも近いし、いいなと思います。
だけど、特別いいな、というわけでもない。
正月は、ぎゃあぎゃあ言っているものばかりで。
NHKのいいのは、日本の自然を静かに流している。
NHKの番組もゆっくりみて、ああいいなと。でも、どの局も一緒。
紅白歌合戦はよかったですよ。
なにがよかったって、視聴率が高かった。


――放送と通信の融合について、来年度に策定する次期経営計画の中に入れ込むのか?

籾井
まったくふれないで、次期計画を作ることは非常に難しい。
技術的にも、現実的にどういう風なことになるかを考えた上で、受信料を上げるのが目的ではなくて、結果として出てくるという話。
融合の話は、何らかの形で、ぐっと具体的になるのか、柔らかになるのか、検討して決めなければいけませんけど、
結論から行くと、触れずにはおれないとなると思います。


――「政府とNHKの考えが逆になるのはあり得ない」と言いましたが、直近でも、秘密法は政府が提案し、強い反発があった。
イラク参戦も、日本国内外で反対があった。
そういう意味で、常に賛否両論がある問題をどうするのか?

籾井
政府と逆になることはないといったのは、国際放送の話。
秘密法については、いろいろな意見もあります。
政府に逆のことは言わないんだ、といっているわけではありません。
それなりの意見があってよろしいじゃないかと。
政府の人なんかに言わせれば、賛成があってもいいじゃないか、
メディアは反対ばっかりということもありますから。
基本的には、政府ときちんと距離をおいてやる。

放送法にそってやれば、政府のいいなりにはならない、というのが私の思いです。


――次期経営計画について、公共放送の将来像を示すという考えは?

籾井
みんなと議論しないと。
一存で言えるだけの知識はないので、今からその辺を議論しながら、NHKの収入を増やす方法があるのかを議論していきます。
今の受信料の支払率も、少しあげていかなければいけない。
視聴者に対し、もう一度、なぜ我々の受信料がいるのかを、説明していく必要があります。
それで多少は増えるでしょう。
しかし、そこには限界もある。
融合の話など色々出てきたときに、トータルの受信料が増えればいいと思っています。


――政府との距離の問題について、2001年の番組改変問題があった。
慰安婦を巡る問題についての考えは?

籾井
コメントを控えたい。
いわゆる、戦時慰安婦ですよね。
戦時だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、このへんの問題はどこの国にもあったこと。違いますか。


――放送センターの建て替えについて、3400億円かかる見積もりだが、その手当ては? 
民放より高いという報道もある。

籾井
どこに建てるかも決まっていない。何も決まっていません。
その数字がどうやって出てきたか承知していませんが、これをもって高い安いも変な話。
そのへんについては、どこに移転するかが決まり、土地の取得でどういうことができるのか、その場所が建物に適しているのか、それが決まって初めて出てくるものだと思います。
今の数字で高いとか安いとかは、意味がないと思っています。


――抗議が相次いでいる、日本テレビで放送中の連続ドラマ「明日、ママがいない」。
人権侵害に当たるという議論も起こっており、フィクションの描き方が問われている。

籾井
知りませんでした。日テレで何がおこっているかわからないのが現状です。
先生のあいさつ回りとかで、テレビ見る時間がなくて、少し疎いんです。


――スポーツ報道の展望は?

籾井
ロンドン五輪から、スポーツに対する国民的な人気が高まってきていて、注目されなかったスポーツがどんどんでてきています。
メディアのスポーツ放送に関する責任、役割は、非常に大きいと思っています。
国威発揚というと古めかしいが、奮い立たせる作用がある。
スポーツ放送は、極力積極的にやろうと思っています。


――仕事でニューヨークに住んでいた籾井会長から、ニューヨーク・ヤンキースへの入団が決まった、田中将大投手にメッセージを。

籾井
2番街の53丁目に、おいしいおすし屋さんがあるよ、と言うぐらいですかね。
何を食べてもおいしいし、いいところ。
マーくんがどこに住むか知りませんが、松井秀喜選手が住んでいるところは、90階だてのマンションで、
55じゃなく56階に住んでいて、私も見に行ったんですが、88階の部屋を見せられて、かみさんに一蹴されましたね。
家というか社宅ですよ。
その後、(同じヤンキース所属の)ジーター選手が、アパートに入ってきたらしいです。
マンハッタンに住むことをお勧めしますね。


――東京五輪までに、インターネットで同時再送信するサービスはやりたいのか?

籾井
ITアタマでいうと、急がないと遅れる、という気持ちはあります。
とにかくやらなければいけないという気持ちは変わらない。
ただ、現実をちらちら聞くと、NHKとしてダダダと行けない環境もあるわけで、もう一度慎重にレビューしたい。

会長が思ったらその通りにいくとは限らないので、もう一度検討したいと思っています。
やるべきはやるべきです。


――番組編成物足りないと思うところは?

籾井
会長としてというより、視聴者としてテレビを見たときに、民放の音とNHKの音は違うなと。
ところが最近、NHKの放送に、民放の音が混じっているんですよ。
けなしているわけではなくて、かみさんがそう言うんです。
つまり、民放化しているんじゃないかと。
この辺を、NHKがどう考えるのかというのはあると思います。
みんな、NHKでバラエティーを見たいと思っているのか。
民放はいっぱいバラエティーがありますから。がちゃがちゃしてますよね。


――NHKの番組に、バラエティーが多すぎるということか?

籾井
そういうことだと思いますね。


――先ほどの発言から、慰安婦は戦争していた国すべてにいた、というふうに取れるが。

籾井
こっちから質問ですけど、韓国だけにあったことだとお思いですか。


――どこの国でも、というと、すべての国と取れる。

籾井
戦争地域ってことですよ。どこでもあったと思いますね、僕は。


――何か証拠があってのことなのか?

籾井
この問題に、これ以上深入りすることはやめたいのですが、いいですか。
慰安婦そのものが良いか悪いかと言われれば、今のモラルでは悪いんです。
じゃあ、従軍慰安婦はどうだったかと言われると、これは、そのときの現実としてあった、ということなんです。
私は、慰安婦は良いとは言っていない。
ただ、ふたつに分けないと、話はややこしいですよ。
従軍慰安婦が韓国だけにあって、他になかったという証拠がありますか?
言葉尻をとらえてもだめですよ。
あなた、行って調べてごらんなさいよ。
あったはずですよ。あったんですよ、現実的に。
ないという証拠もないでしょう。
やっぱり、従軍慰安婦の問題を色々うんぬんされると、これはちょっとおかしいんじゃないか、という気がしますよ。
私、良いといっていませんよ。
しかしどう思いますか。
日本だけがやっていたようなことを言われて。


――他の国にもあったということと、どこの国にもあったということは違う。

籾井
戦争をしているどこの国にもあったでしょ、ということです。
じゃあ、ドイツにありませんでしたか、フランスにありませんでしたか? 
そんなことないでしょう。ヨーロッパはどこだってあったでしょう。

じゃあ、なぜオランダに、今ごろまだ飾り窓があるんですか? 
議論するつもりはありませんが、私が「どこでもあった」と言ったのは、世界中くまなくどこでもあったと言っているのではなくて、
戦争している所では大体、そういうものは付きものだったわけですよ。
証拠があるかと言われたけれども、逆に僕は、なかったという証拠はどこにあったのか聞きたいですよ。

僕が今、韓国がやっていることで一番不満なのは、ここまで言うのは会長としては言い過ぎですから、会長の職はさておき、
さておきですよ、これを忘れないで下さいよ。
韓国が、日本だけが強制連行をしたみたいなことを言っているから、話がややこしいですよ。
お金寄越せと言っているわけですよ、補償しろと言っているわけですよ。

しかしそういうことは全て、日韓条約で、国際的には解決しているわけですよ。
それをなぜ、それを蒸し返されるんですか。おかしいでしょう。
そう思いますよ、僕は。


――今のところ、「会長としての職はさておいて」というが、ここは会長会見の場だ。

籾井
失礼しました。
じゃあ、全部取り消します。


――取り消せないですよ。

籾井
しつこく質問されたから、答えなきゃいかんと思って答えましたが、会長としては答えられませんので、「会長はさておき」と言ったわけですよ。
じゃあ、取り消しますよ。
まともな会話ができなくなる。
「それはノーコメントです」と、それで済んじゃうじゃないですか。それでよろしいんでしょうか。


――あいさつ回りに行ったのは、具体的にはどこか?

籾井
言えません。


――現在のNHKの組織や人員、チャンネルなどが適正と考えているか?

籾井
放送現場にどれだけの人数が必要とされているのかは、正直いって、よく私もわかりません。
1万人というのは、大きい数字であることは間違いない。
けれど、これをもって減らさなきゃいけないということには、すぐにはならないですが、よく今後とも見ていきたい。

チャンネルは、さしあたりは、今のままでいいんじゃないかと思いますが、それもちょっとよくわかりません。


――日本ユニシス特別顧問は、昨日付でやめたということでいいか?

籾井  
けっこうです


――靖国神社や従軍慰安婦問題について、肯定的に受け取れる発言があった。
会長は、NHKの編集責任者といえる。
こうした自分の考えを、番組に反映させたいという思いがあるか?

籾井
何度も申しておりますが、我々の放送に対する判断は、全部、放送法にのっとっておりますから。
私がどういう考えであろうがなかろうが、全部、放送法に基づいて判断します。

さきほどの、慰安婦や靖国の問題は、僕はおっちょこちょいなもんですからすぐに乗っちゃうんですが、もう一度よく言います。

慰安婦の問題そのものを取り出した場合、これは悪いにきまっている。
しかし、戦争の時に起こった韓国の問題については、本当に日本だけですかと。
しかもこれは、日韓条約で全部済んでいるんじゃないですか、と申し上げた。

靖国の問題に関しては、総理が行ったのが良いとか悪いとかは申していません。
ただ、靖国は、戦時中は、そういうことでみんな家族を送り出した。
だから、そういう人たちは、あそこに自分の家族がいる、と言っています。
うちには、ちなみに、戦死者はいません。


――個人的見解を番組に対して反映するつもりがないのか。明確にどうか?

籾井
ありません。


――3年間で、これだけはやらなければいけないと思っていることを、優先順位をつけて具体的に。

籾井
まず最初は、放送法に準拠した考え方で、ボルトとナットをもう一回、みんなで見直す。
これによって、NHKの中のガバナンスを、もう少ししっかりしようということが第一。
これは、すぐに始めなければいけない問題です。


二つ目は、国際放送。
急いでやらないといかん問題だ。
尖閣だ竹島だということを、諸外国の人たちにどう理解してもらうか。国際放送しかないと思っております。

この二つが、早急に手を着けなければいけない点ではないかと思います。

放送と通信の融合の話は、かなり研究も進んでいるんだろうと思っています。
どういうふうに実現していくか。
工程表やタイムテーブルぐらい、できるようにしたいと思っています。


――国際放送について、具体的にはどうしたいか?
まず、領土問題をきちんと伝えるということを重視しているのか?

籾井
尖閣・竹島の問題は、最重要課題のひとつですが、同時に、国内で起こっていることも、なぜこういうことが起こっているのかという説明も必要。
また、ヨーロッパとか中東などとの関係の中で、日本をどうインプットしていくかも、非常に大事だと思います。
日本の存在感は、大いに出していかねばならないし、そういう国にも日本を認知してもらう必要があろう、と思います。

今、なにもないんですよね。


――籾井さんの会長擁立にあたっては、安倍政権の影があったと伝えられており、今回の発言内容も、政権や安倍首相の思いとシンクロしているように思える。
政権の意向を、NHKに、もっと代弁させたい考えがあるのかどうか?

籾井
ありません。
何回も申しているように、僕が自分の考えまで言ってしまうものだから、話が混乱しちゃうんですが。
何回も申しているように、「放送法、放送法」と言っているのは、それがあるがゆえに、我々は(政治と)距離を保てるんだということです。
それをご理解頂きたいと思います。

私の個人的思想が誰かに近いと思われても、それはたまたまで、違うこともいっぱいある。
僕が政府に近いと言われるのは、皆さんのご自由です。
私は、政治家は本当に知りませんから。
今、私が申したことは別に、政府からふきこまれたわけでも何でもないです。


――政権との距離は、会長自身、取っていくつもりがあるということか?

籾井
それはそうですよ。
こと報道に関していえば、それは当然のことでしょう


――放送と通信の融合の問題。
民放にはNHKに比べてインターネットでのサービスがやりにくい事情がある。
会長としては、民放と足並みをそろえることを考えなければいけないと思っているか?
それとも、NHKはできることを考えていけばいいという考えか?

籾井
民放の事情は承知していますが、
やらなきゃいけないことのスピードを鈍らせる、ということにはならないのでは。
民放にも、どうやったらできるんだということを、もっと積極的に考えて頂かないと、日本全体がすごく遅れることになる。
ただ、僕もビジネスマンですから、民放の方が何を考えておられるのか、もう少し聞いてみたい。
「何が何でも自分だけやるんだ」ということを言うつもりはないんだけれど、「何がなんでも一緒にいく」とも思っていない。
状況次第ですね。

↑以上、引用おわり


この人、放送法のことをなんべんもなんべんも口に出してはったけど、
まさにその放送法の中の第4条、公序良俗に害しないこと、対立のある問題については両論併記すること、事実を曲げて報道しないっちゅう原則に違反してるNHKに、
放送法に従え、なんちゅう権限はあるんかしらん……。
そこんとこを突っ込んだマスコミは皆無やったみたいやけども……。
それにしても、マー君がどうのこうの言う時間があったら、事故原発や被曝や汚染の問題を、なんでちゃんと報道せんのやと詰め寄れ、質問者!
コメント (4)

原子力の研究も発電も、戦争とつながってる。だからこれほどに、命を軽んじる連中が群がってくる!

2014年01月26日 | 日本とわたし
中日新聞の報道より、転載させてもらいます。
↓以下、転載はじめ

米、日本にプルトニウム返還要求 核兵器50発分
【中日新聞】2014年1月26日


高速炉臨界実験装置の建屋=茨城県東海村(日本原子力研究開発機構提供)

核物質や原子力施設を防護・保全する「核セキュリティー」を重視するオバマ米政権が、日本政府に対し、
冷戦時代に、米国などが研究用として日本に提供した核物質プルトニウムの、返還を求めていることが26日、分かった。
 
このプルトニウムは、茨城県東海村の高速炉臨界実験装置(FCA)で使う、核燃料用の約300キロ
高濃度で、軍事利用に適した「兵器級プルトニウム」が大半を占め、単純計算で、核兵器40~50発分程度に相当する。
 
日本側ではこれまで、「高速炉の研究に必要」と、返還に反対する声も強かったが、
米国の度重なる要求に折れて、昨年から、日米間で、返還の可能性を探る協議が本格化している。



上の記事は兵器級プルトニウムについてですが、
これもまた、原子力施設と戦争が、密接につながっているものとして、ぜひ読んでいただきたいと思うので、
ラジオジャーナルで見つけた、『戦争と原発はつながっている』という小出氏のインタビューを、ここに続けて載せさせてもらいます。

西谷:
2月2日にですね、戦争と原発はつながっているということで、講演会をよろしくお願いします。
(→講演会情報はこちら

小出さん:
ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。

西谷:
日本では、戦争と原発は、別々に報道されているのですが……、

小出さん:
そうですね。

西谷:
実はこれはつながっているということを、まあ先生と私でやらしていただくということなんですけどね。

小出さん:
はい、ありがとうございます。
西谷さんがいて下さってうれしいです。

西谷:
このテーマに移らせていただく前に、
実はですね、1月7日に、日本原電が、青森県六ケ所村の再処理工場など4施設の安全審査を、原子力規制委員会に申請したということなんですが、
先生、これ、もう1回動かしたいということですか?

小出さん:
もちろんそうです。
日本というこの国では、今先ほど西谷さん仰って下さったように、
本当は、原子力と呼んでいるものと戦争はつながっているのですけれども、
政府、あるいはマスコミが、こぞって原子力は平和利用で戦争と関係ない、という宣伝をずっと流し続けてきたのですね。

しかし、もともと原子力というものは、核と同じものでして、
六ケ所村の再処理工場というのは、長崎原爆の材料だったプルトニウムというものを取り出すための
ただただ、それを取り出す(ことを)唯一の目的にする工場なのです。

それを、何としても、日本の国が自前で動かしたい、ということを思ってきたわけですし、
その願いは決して捨てずに、これからもやる、という宣言をしたわけです。

西谷:
核燃料サイクルなんて破綻しているけれども、まだ、これを続ける、またそれを続けることで核兵器を潜在的に持ちたいという……、

小出さん:
そうです。
経済的にいえば、あまりに馬鹿げているということは分かっているわけですし、技術的にも大きな壁がたくさんあって、
もう20何回も、その計画を延期するというようなことになっていて、
当初の計画では、1997年だったと思いますが、本当であれば稼働するはずだったのに……。

西谷:
20年間で20回、失敗した

小出さん:
そうです。
もう、話にならないほどデタラメな施設なわけですけれども、
日本の国というのは、核兵器を作るということを重要な目標にしていますので、どうしてもこれは諦めないということです。

西谷:
あの、本当にねえ、安倍内閣になって、安倍内閣は「あぶ内閣」とよく言われるんですが、
こんなことしたらまたね、テロの標的にもなるかもしれないし、一般の原発よりも、ものすごい量の放射能を出してしまうわけでしょ?

小出さん:
そうです。
1つの原子力発電所でまあ、たとえば核分裂するウランというのは、約1トンしか、1年間にですね、1トンしかありませんし、
使用済み燃料として取り出されるのは、1年ごとに約30トンなのですけれども、
青森県六ケ所村の再処理工場では、1年間に800トンもの使用済み燃料を、ドロドロに溶解して、その中からプルトニウムを取り出すという……。

西谷:
1年間に800トンも出るんですか。

小出さん:
そうです。

西谷:
これ動いたら、毎年これが出てくるということですよね。

小出さん:
そうです。

西谷:
絶対、止めないとだめですね、これはね。

小出さん:
はい、あの、原子力発電所が1年間で放出する放射能を、1日ごとに放出してしまうというほどの危険な工場ですので、
何としても止めたい、と私は思います。

西谷:
そうですね。
あの、私ね、イラクとかアフガニスタンで、劣化ウラン弾の被害をずっと追いかけているのですが……。

小出さん:
そうですね、ありがとうございます。

西谷:
原子力発電所がなければ、劣化ウラン弾なんて生まれないですよね?

小出さん:
まあ、米国、あるいはロシア等を含めてですね、核兵器保有国というところが、これまで大量に核兵器を作ったわけですが、
核兵器を作る時の副産物として、劣化ウランが出てくるのです。

ただし、そのことは、原子力発電をやろうという時もまったく同じでして、
原子力発電をやればやるだけ、劣化ウランというものが溜ってきてしまう、
そしてそれは、放射能を持った厄介なゴミでして、毒物で、毒性を消すことができないわけで、
核兵器保有国もみんな頭を抱えて、どうしたらいいかと悩んできたわけです。

ええ、米国としては、それのうまい解決法を見つけまして、
そんな厄介なものは敵地に捨ててきてしまえばいいと。

西谷:
リサイクルして弾に詰めて、イラクでやればいいと。

小出さん:
はい。
それで、敵国を傷つけながら、またそのゴミも始末ができるということで、
米国にとっては、大変都合のいいやり方を考え出したわけです。

西谷:
特にですね、安倍内閣でですね、武器を輸出したりとかですね、原発を輸出したりしていますので、
本当に戦争が、今までは平和憲法で守られてきたから大丈夫だろうと、何というか潜在意識があったんですけど、
若干、戦争の方に向かっていますんでね。

小出さん:
まさに戦争に向かっていると思います。
ジャーナリストの皆さんにとっても、たぶん深刻だと思いますが、特定秘密保護法もすでに成立させられてしまいましたし、
ますます戦争の時代に向かっているんだな、と私は思います。
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1月26日は「秘密はいやだ!U-20デモ」へ!

2014年01月25日 | 日本とわたし
ギリギリになってしまいましたが、若者たちがこんなすばらしい企画をしてくれました。
お知らせします!
ぜひぜひ、一緒に声を上げてください!


1月26日は「秘密はいやだ!U-20デモ」へ!
【秘密はいやだ!U-20デモ】

2013年12月6日(金)に、特定秘密保護法案が、与党によって強行採決され、
反対の声が一層高まる中で、12月13日(金)に公布されました。

この法律は、
“何が秘密か? それも秘密” “逮捕の理由も秘密”

つまり、
都合の悪い事は隠してしまおう、その都合の悪い事を知った人は罰しよう、というものです。

法律が施行されたら、政府のやり方に反対するデモや集会が、出来なくなるかもしれません。
原発の事や被曝の情報、そういった様々なことが隠され、国民の知らないところで勝手に決められてしまうかもしれません。
それは、戦前の治安維持法、言論弾圧と変わりありません!

今、日本には『日本国憲法があります。
その中には 
“知る権利”“表現の自由”など、私たちの自由や権利が明記され、保障されています

だから、この法律は、明らかに憲法に違反しているのです。
 
法律が可決された翌日、安倍首相は、「嵐が過ぎ去った感じ」と発言しました。
こんな発言が許されるのでしょうか?
国民の声に耳も傾けず、数の力で押し通す自民党のやり方、許してはなりません!!
 
私たち10代には、選挙権はありません。
でも、だからといって、黙っていることはできない!!
選挙権がないからこそ、声を上げ、いやなことにはいやと言いたいです。
 
みんなで、もっともっと声を上げ、絶対に廃止に追い込みましょう!

○日時○
2014年1月26日(日)
13時集合、13時30分出発


○集合場所○
代々木公園ケヤキ並木(渋谷公会堂側)



○コース○
画像のルートを歩きます!


○注意事項○

このデモの撮影は、事前申請制です。
前日25日までに申請をされなかった方は、当日撮影することができません。
当日撮影されたい方は、ブログのメールフォームか、Twitter(@10_democracy)で連絡をお願いします。


当日は、メディア等の取材・撮影が入ります。
顔が映るのが嫌だという方は、各自、マスクやサングラス等で対策をお願いします。

○その他○
このデモは10代が企画・運営しますが、10代以外もご参加いただけます(^^)
第2梯団でお歩きください。
☆ぜひ、お子さん・お孫さんを誘って、いらしてください♪

○チラシ・プラカード○
現在、チラシとプラカード、そしてこのデモのロゴをネットプリントとGoogleドライブで印刷することができます!
Googleドライブからなら、自宅で印刷でき、ロゴはシール用紙を使えばシールにもできますね!
ぜひ、ご活用ください♪

☆ネットプリント予約番号☆
《チラシ》
両面セット→85374356
表のみ→10845514
裏のみ→53053303

《プラカード》
「秘密はいやだ」→79452069
「秘密保護法いらない!!」→79000565

《ロゴ》
51792028

1月24日まで
(プラカード「秘密保護法いらない!!」のみ1月28日まで)

☆Googleドライブ リンク☆
《チラシ》
両面セット
表のみ
裏のみ

《プラカード》
「秘密はいやだ」
「秘密保護法いらない!!」

《ロゴ》
U-20デモ ロゴ


そして!
ポスターを作ってくださった方がいたので、ネットプリントとGoogleドライブにUPしました♪感謝♡

ネットプリント予約番号
①01336539
②45220649

Googleドライブ リンク
ポスター

ちなみに、
画質は悪いですが、チラシ・プラカード・ロゴのイメージ画像は以下になります!
印刷すると、色などが若干変わる場合があります。

《チラシ》






《プラカード》
「秘密はいやだ」


「秘密保護法いらない!!」


《ロゴ》


《ポスター》
① (B5)


② (A4)


当日まで拡散をよろしくお願いします(^-^)/
26日は、ぜひ一緒に渋谷・原宿の街を歩きましょう♪
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ナッツと豆とリス

2014年01月25日 | ひとりごと
コリアンマーケットに行く楽しみのひとつに、これがある。


コリアンおやつ……ああうっとりする……。


見た目はちょっとハチャメチャやけど、なんちゅうたって最愛のナッツがてんこ盛り!!

黒米ともち米、そこにアーモンド、ピーナッツ、ウォールナッツ、栗、ボチャの種、ひまわりの種、黒豆、インゲン豆、干しぶどう、デーツを混ぜておらおらおら~っと!

ナッツ好き、米好き、豆好き、添加物嫌いのわたしには、もうほんまに嬉しいおやつなんである。

そんなわたしのともだち君、


わたしが窓に近づくと、たいていどこかからやってきて、遊んでたり食べてたりするとこをわざわざ見せてくれる。


ニヤリ……♡


こんなふうに、フェンスやらケーブルの線やらを伝てね。


今日はまた雪が降ってきた。
けども、気温はなんと、久々の0℃?!
あったか~♪やと思てしまう、この適応能力!!

来週はまたまた、最高でも零下8℃の極寒週間(最低はもちろん零下20℃近くなる)。
ここに引っ越してきて14回目の冬になるけど、こんな寒い冬は初めて。
野生の動物さんたちにとっては、ほんとに厳しいやろと思う。
なんとか工夫して乗り切っておくれ。
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