ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「どうせ病気になるんでしょ」と子どもに言われる親よ、国に向かって叫べ!怒れ!

2012年09月16日 | 日本とわたし
先日11日、『小出先生を囲んでの温泉飲み会』っちゅう、なんとも夢のような会の様子がユーストで流れてた。
福一の原発重大事故後、原発問題について、毎日のように、字起こしなどの膨大な労力を提供し、世の中に伝え続けているブロガーの皆さんがいはった。
わたしはその中に絶対、きーこさんもいはると思たんやけど、画面上には男性ばっかり。
あれ?っと思てたら……、

すごい量の文字起こしを続けてくれてはる人として、小出先生がまず最初に、きーこさんの存在を讃えはった。
やった!
ほんでもって、『ぼちぼちいこか』のトキコさんのことも!
今までの、ほんでこれからの、慣れてはおられるやろけど、それでもやっぱりものすごく大変な作業への、なによりのご褒美やったと思います。

このおふたり(きーこさん、トキコさん)には、本当に助けてもらってる。
毎日必ず、このおふたりのブログを覗きに行かせてもらい、そこに書かれている膨大な量の文字を読ませてもらう。
学んだことを全部、ここにも載せたいと思たりするけれど、それはいくらなんでも厚かましいので控えてる。
そして、これはどうしても、と思う記事を、おふたりの労力と時間をかけた作業に感謝しながら、まるまる、ここに移させてもらってる。
申し訳ない気持ちでいっぱいなのやけど、ビデオやラジオの内容の書き出しは、やった者でないとわからん、とてつもないエネルギーが要る。
わたしは数回それをやってみて、へっとへとに疲れ、これは自分には続けられんと観念した。
なので、こうやってズルをさせてもろてるのやけど、せめて転載する時に学ばせてもらおうと、一字一字を読みながらキーを打ってる。

字起こしは学び。

何回も聞き逃したことを戻して聞き直しているうちに、言葉が栄養になって頭に、心にしみ込んでいく。
きーこさん、トキコさんも、それからざまみやさんらの、文字起こししてはる人達のその、学びとボランティア精神は、本当に尊いしありがたい。

文字起こし隊のみなさん、ほんまにほんまにありがとう!

↓以下、転載はじめ


「福島の甲状腺検査に問題は」とくダネ!9/11(内容書き出し)

福島県の子どもの甲状腺検査について取材していました。

「検査の邪魔をしたくない」と他の医師たちに言わせることとなったメールについて、
一人の甲状腺がんが見つかった時に、
「原発事故の可能性は低い」と発言している鈴木眞一教授、
そして、山下俊一氏にもインタビュー……。


福島県の検査で
「のう胞が最大が2.5mmの大きさで複数ある。その数は知らせない」と言われた一人の子どもは、
東京で検査し直した結果、「10mm程度のものが二つ」あると診断されています。

福島県の検査自体の正確さ、または親ごさんへの報告が正確なのか?
わたしは、疑問に思いました。





9/11(火)の放送
【キャスター】小倉智昭・菊川怜

とくスペ
●医療プロジェクト 保護者に不安…福島県の対応に問題は

菊川:
続いては、医療プロジェクトです。
今日で、東日本大震災から1年半になります。
福島県では、原発事故を受けて、子どもの甲状腺検査が行われていますが、
県の対応をめぐって、保護者の間に、不安や不信が広がっているんです。
この問題について検証します。



医療プロジェクト@福島 子どもの甲状腺検査に問題は

先週水曜日、福島二本松市、先週も、福島県で行われていた、甲状腺検査。
対象は、県内の0歳から18歳の子供たち、およそ36万人。
エコー検査機を使い、甲状腺に異常がないかを調べる。



今年3月末の時点で、およそ3万8000人の検査が終了。
その結果、およそ36%の子どもに、のう胞やしこりなどが確認された。




保護者母1:
うちは3人いるから、3人のうち誰かはある、という確率な訳ですよね。

保護者母2:
ここから逃げられないのが現実なので、放射線とともに生きていくっていうのが近いかな。
7歳の長女と3歳になる長男は、6月に甲状腺検査をうけた。

福島県郡山市に住むAさん:
この子も上の子も、A2(判定)です。



検査結果は、のう胞やしこりの大きさにより、4段階で判定される。
A2は、5mm以下のしこりや、20mm以下ののう胞がある場合で、検査を受けた子どものおよそ36%。1万3400人がこれに当たる。

郡山市在住Aさん(37):
うちの場合は二人とも、「のう胞があります」っていうふうに、ん……言われたんで、
これを開ける時に、覚悟はしたんですけど、「あぁ……うちもだったか」みたいな感じですよね、本当に。

子どもにとっては、検査を受けるだけで、大きな負担がある。

福島県郡山市に住むAさん:
(子どもは)原発の事故があったから、(検査を)受けているんだなって、もう分かっているから、(理由を)聞かないんですよね。
聞かないで黙って、検査を受けてくれるので、車の中で、「どうせ……病気になるんでしょ?」って言ったんですよね、子どもが。



のう胞は、体液が溜まった袋状のもので、中にはしこりを伴うものがある。
甲状腺がんは、そのしこりの一部が、悪性の腫瘍になったものだ。
つまり、のう胞やしこりがあるからといって、すぐ、がんに直結するわけではない。

福島県が、甲状腺検査を進めることには、理由がある。
26年前のチェルノブイリ原発事故の後、放射能の影響で、子どもの甲状腺がんが多く発症したからだ。

甲状腺は、喉仏付近にある、ホルモンを分泌する臓器。
放射性物質の、ヨウ素131を吸収する性質があり、蓄積されやすい。
それが原因で、内部被ばくを起こし、甲状腺がんが発症する、と考えられている。

36%の子どもに、のう胞などが見つかったことについて、専門家は、



北海道がんセンター・西尾正道委員長:
えー、こんなにあるの?、というのが実感ですね。
ですけども、冷静に考えてみますと、子どものですね、甲状腺に、どの位こういった小さいのう胞を含めですね、異常があるかっていうのは、全く分かっていないんです。
実は、データが無いんです。

そもそも、子どものうち、どのくらいの割合で、のう胞やしこりがあるのか、比較するデータが無い。
そのため、36%が、一般の子どもと比べ、多いのか少ないのか、判断できないという。



そこで政府は、先月末、福島県以外の子どもを対象に、甲状腺の検査を行う事を決定したが、福島県の対応をめぐり、親たちは不安を募らせている。
3人の子供を持つBさん。7歳の長男に、A2の判定が出た。

福島市在住Bさん(27):
率直に、ショックでした。

そこに書かれていたのは、のう胞やしこりの有無だけで、具体的な数や大きさは分からない。
そこで、検査を実施管理している福島県立医科大学に、子どもの検査結果を詳しく聞いて見ると、

福島市在住Bさん:
電話「(のう胞が)2.5mmですね、ああ、そうですか。複数というのは、具体的に何個ですか?カウントしない……」
一番の大きい物が2.5mmで、「何個あるんですか?」って聞いても、
複数ある場合はカウントしない、という事で……」

Q:
カウントしないっていうのは、数えないっていう事?

福島市在住Bさん:
そうですね。

Q:
納得できました?

福島市在住Bさん:
いや、複数っていうのが何個なのか、不安ですね。
ただ単に、面倒なのかな?っていう感じですね。


何故、わが子の検査結果を、詳しく知ることが出来ないのか?
不安が解消されないBさんは、7歳の長男を連れて東京へ。
息子の、具体的な検査結果が知りたい。
甲状腺の再検査へ来たのだ。

長男の表情に、緊張が広がる。

川内章裕院長・池袋病院:
冷たいな、ちょっとな、軽く息吸って、はいそこで止めて。



のう胞やしこりの、正確な大きさは、数は?
検査結果が告げられた。


福島では説明されない詳しい内容が・・・

再検査の結果は、

川内:
大丈夫だよ、全く心配いりません、いまのところ。
うん、1cmぐらいの大きさはあるよ。

福島市在住Bさん:
2.5mmよりも大きいっていうことですか?

川内:
ま、のう胞が固まったようなしこりなんです。



見つかったのは、福島県の検査結果よりも大きなしこり。
10mm程度のものが二つ

だが……。

川内:
がんじゃないですよ。

福島市在住Bさん:
将来もがんになる恐れはない?

川内:
それは分からない。

福島市在住Bさん:
それは分からないですか……。



川内:
あんまり心配しなくていいよ。
でね、心配だったら、いつでもいらっしゃい。


福島市在住Bさん:
安心するためには、定期的に受けた方がいいのかな、とは思いますね。

Bさんは、現状を詳しく知ったことで、今後必要なことが見えてきた、という。
しかし、その再検査を、断られた人もいる。

孫(3)にA2の検査結果が届いた、Cさん夫婦。
そこで、県外の病院に、再検査を申し込んだのだが、

Cさん夫:
福島県の検査を受けて、A2の判定が出たので、もう一度確認だ、と伝えると、
福島県の方の甲状腺検査ですね?それだと、うちでは検査できない」と、

福島の子供だという理由で、拒否された、というのだ。
一体なぜ?





実は、福島県で検査する、甲状腺検査の責任者山下俊一氏と鈴木眞一氏の連名で
各学会に、あるメールが送られていた。

「自覚症状等が出現しない限り、追加検査は必要ないことをご理解いただき、充分にご説明いただきたく存じます」

このメールを受け、各病院が、検査に二の足を踏んでいる、という指摘もある。





さらに、県の甲状腺検査を受ける際、保護者には、同意書の提出が求められている。
そこに書かれていたのは、
「検査データを、今後の基礎資料として、大学が保管し活用することに同意」

これを承諾しないと、検査を受けられない。
そう思う人がいるという。

何故、福島県は、検査結果についての詳しい説明をせず、不安や不信感が高まるような対応を取るのか?
我々は、あのメールの差出人でもある、甲状腺検査担当の鈴木氏に、説明を求めた。

Q:
これ(メール)の、意図するものは、どのようなものなんですか??



鈴木眞一教授・福島県立医科大学:
(再検査を)阻害しているものじゃなくて、よくやっているという事を伝えてほしい、という事です。

Q:
放射線学会の会長だったりとか、権威ある人たちの連名でね、こういうメールが来ると、医師たちにプレッシャーを感じるのではないか?

鈴木眞一:
そういう捉え方よりは、逆に僕らは、専門の学会の先生たちには、こういう事をやっているという事を伝えておかないと、
あの、やはり、混乱を招くだろうと、それだけです。

メールはあくまで、患者への説明を求めるもので、「再検査を阻害する意図があるわけではない」という。

では、同意書については?

鈴木眞一:
同意の取り消しによる不利益を、一切受けないという事も書いてありますので、検査を受けて、同意を取り消すことは、十分出来ます。

検査と引き換えに、疫学調査の同意を求めているものではない」と主張した。

しかし、医療問題に詳しい細川弁護士は、



細川大輔弁護士:
こういう条件が付いていてもですね、後で、実は、疫学調査に協力しないという事で、
総意を取り消すことは、一般的には、なかなか難しいんじゃないかと、
分かりやすく、保護者のみなさんに、検査を受けることと調査に協力することは、全く別の別の事ですよ、と告知することが必要
だと思います。


子どもの甲状腺検査は、いったい誰のためのものなのか?
我々は、責任者の山下氏に、直接質問をぶつけた。

何故詳細伝えない?検査の目的は


ー後編ー

不安と不信が広がる、福島県の甲状腺検査。
責任者である山下俊一氏に、取材を申し込んだが、「多忙のため対応できない」との返答。
そこで、直接質問をぶつけに行くと、

Q:
山下先生、あの、

ー:あのすみませんちょっと、ごめんなさい

Q:
山下先生、あのー、どうして、あのー、お話しいただけないんですかね?
甲状腺検査の、本来の目的はなんですか?



Q:山下先生……、

山下氏から、真意を聞くことはできなかった。
「甲状腺検査は自分たちのために行われている」
一体どれだけの県民がそう感じているだろうか?

ーースタジオ

小倉:
甲状腺検査というのは、子どもたちの被害を考えている検査なのか、
あるいは、調査をして、データを取るための検査なのか、よく分からない所がありますが、えー……、

菊川:
あ、スタジオには、医療ジャーナリストの、伊藤隼也さんにお越しいただいています。



伊藤:
よろしくお願いします。

小倉:
子どもの甲状腺検査って、今でも続いているようなんですけれど、何が一番問題なんですか?

伊藤:
えー、ま、一言で言うと、いっぱい問題があるんですけれども、
この、36%近いというね、ま、この数字をどう見るのか?っていうことなんですが、

小倉:
子どもたちから、A2というか、のう胞があるという、

伊藤:
多少なりとも、少しね、問題ではないんですけれども、
ま、その問題の可能性がある、というものが見つかったことに関して、
で、先程、がんセンターの西尾先生が、「比べるものが無い」とおっしゃっていたんですけれども、
それは確かなんですが、たとえばその、古いデータとしてね、チェルノブイリだとか、いわゆる長崎の2000年位のデータだと、
ま、あの、数値はかなり低いんです、1%以下なんですね。
それをどう見るか?というと、ま、いろいろと、その、検査というもののやりかただとか、状況だとか、
ま、大きさをどう捉えるか、ま、いろんな差があってですね、まぁ、結局、正確なものはない。
だから、今後、しっかりと見ていかなければならないという事が、ま、ひとつですね。

それともうひとつ、情報公開が、とても不十分で、これ、本当にあの~、疫学調査っていうかですね、
調査をこれからやることに意味があるのか、ま、お子さん一人の健康を、どう考えるか?っていう、
これで、大きく違う
と思うんですよ。
で、親御さんにしてみると、やっぱりわが子のことが一番ですから、
当然調査も重要だけど、自分の子どもが、今後どうなって行くのか?という事をですね、やっぱりきちっとフォローしてほしいんだけど、
今の態勢は、そうなっていないですね。

さらに、やっぱり、同意書がややこしくてですね、ま、ぼくも読んだんですけれども、これを見る限り、なんとなく、
あのー、避けてしまう子どもたちがいるんじゃないか、実際に、そういうお子さんが出ているんですね。
これはやっぱり、良くないし。

もっと問題なのはですね、これが、福島でしかできないという事は、非常に問題で、
これは、最後までやるのには、2年から3年かかる、と言われているんです。

菊川:
あー、人数が多くて、ですか?

伊藤:
はい。

小倉:
これーー、調査のためだとしても、結果がある程度見えて、A2だって言うのが分かったら、本人に知らせますよね。
という事は、親は当然、「再検査をしてもらいたい」と思う訳でしょ?
でも、「福島の子だから、再検査はできませんよ」っていうところもあるんですか?現実に。

伊藤:
現実に、残念ですが、そういう……あったんですね。
だから、あのー、鈴木(眞一)先生はああいう方で、自分たちがやっている事を、あの、きちんと報告するためだ、という事をおっしゃっているけれど、
ま、極解してですね、どうも、福島医大の方を伺いながら、
「うちの方では、やらない方がいいんじゃないか」と思っている人もどうもいる
ようですね。
それも問題ですよね。
だから、これ、全国で、好きな時に、きちっとした検査が出来るような体制を、僕はするべきだ、と思うんですね。

小倉:
そうですよね、あの~、子どもたちのデータが、沢山残れば残るほど、なにかあった時に分かるわけですから、やるべきだと思うんですが、
武田さん、徹底的に調べた方が前向きでしょ?本当は。



武田:
内部被ばくのデータって、数字が独り歩きしたり、その、政治的に利用されたり、
あとその、一部的なものだけを見て、たとえば、福島県全体に、なんかラべリングしたような事があるんで、その前提はあるんですけれど、
ただ、だからと言って、調べない事の理由には全然ならない
、と思うんですよね。
やっぱり、そのー、きちんとしたデータを取って、一般論で考えても、なにかの可能性を示す数値が出てきたというのは、対処するためには良い事だ、と思うんですよ。
だから、それはもっと、やっぱどんどん調べて、
もっといえば、その福島の事故という事から、何を学べるのかという事を、世界に対して、データとしてきちんと持つという事は、日本の国としての責任でもある、と思いますけれども。

小倉:
うーん、しょこたん、とにかく、子供たちのために、キチンとしてあげないとね。



中川翔子:
もう、子どもたちの未来を、誰が守るのか、
国も何でも、「安全、安全」って言い過ぎだし、みんな見て見ぬふりをしすぎ
だし、
36%近い異常っていうのは、これは大問題だ、と思うんですけれども、
どうしてみんな、いろんな事を隠すというか、こういう事になってしまうのか!

伊藤:
あのー、ま、すごくね、36%をどう捉えるか?っていうのは、実は難しいんですけれど、
少なくても僕は、そのー、僕も子ども、あのー、が、当然ね、自分の子どもであれば、知りたいですよね、皆さん。

菊川:
知りたいです。

伊藤:
やっぱり、情報公開がとても不十分で、やっぱり電話をしないとね、結果が聞けない
たとえば、がん検診なんて、ないんですよ、ハッキリ言って。
今、がん検診をやっているみなさんは、自分の結果を、詳細にきちっと、報告を受けている訳ですよ。
で、それが、本来の、いわゆる健康調査という目的なのに、なんだか、あのー、
「疫学的なね、調査を目的としているんじゃないか」みたいに、邪推されること自体がとても問題なので、
僕は、これは国がですね、早急に、改善を命じた方がいい
と思います。正直言って。

小倉:
そうですね、良く分かりました。
ありがとうございました。

↑以上、転載おわり


甲状腺にしこりやのう包ができる。
これを、ただのできもんみたいに思てる人はおらんか?
旦那の姉は、16才の時、スリーマイル島の原発から20キロ離れたとこに住んでた。
事故が起こり、住民には避難命令が発令されたけど、数日で家に戻ったらしい。
姉はもともと、深刻なピーナッツと大豆アレルギーを抱えた人やけど、40代になるまでずっと、首や肩に痛みを伴う問題を抱えてた。
そして40代に入って急に、甲状腺に次々とガンが見つかり、その後何回か手術を受け、一生飲み続けなあかん薬を飲んでる。

彼女は言う。
今になって思えば、すぐに疲れる。それも異常なほどに。
それから、ずっと体内のカルシウムについての問題を抱えていて、それが身体中のあちこちに痛みをもたらしていた。
そしてガン……。
もし、今日本で、原発の近くに暮らしてる子どもと、その親御さんに伝えてあげて欲しい。
毎日、なにがしかの痛みや怠さを抱えて生きることは、怒りと失望を抱えること。
そんな人生をわざわざ選ばないでほしい。


わたしは彼女がずっと苦手やった。
なにかというとすぐに疲れた、疲れたと言うし、パニックに陥りやすいし、すぐにキレたりもする。
なんて自分本位なんやろうと思うことも多々あった。

けれども、こうやって、被ばくによる健康被害のことを細かく学んでいくうちに、
彼女のそういった一連の混乱と性質は、もしかしたら、彼女自身にもコントロールの仕様がない、とてつもない被ばくの暴力によるもんではなかったかと、思うようになった。

日本に、彼女のように、自分でもどうにもできない暴力でもって、人生を狂わされる人が増えてくるかもしれん。
それを子どもが、なんで無理矢理承知させられなあかんの?

データがなんじゃい!
そんなもんクソっ食らえ!
全国どこでも、行きたいとこで、行けるとこで、診てもらえるのが日本の医療のすばらしいとこちゃうの?
のう包が見つかったら、とことん調べて、予防して、事が難しいならんうちに治療してもらえるよう、
ちっちゃい子どもが、最初っからあきらめて生きていかんでもええよう、
ひとりひとりをちゃんと診たってよ!向き合うたってよ!どこの医者でも病院でも、子どもの命を救たってよ!

データが今後の何に役立つん?
また事故起きた時のため?
うそつけ!
チェルノブイリにも、山ほどのデータがあるやんか。
それでも、そんなもん、なんも役立ってへんやんか!

子どもを守れ!
大人も守れ!
生き物を守れ!

そのために、今、大人が立ち上がれ! 

秋の良き日、音、愛でるなりけり♪

2012年09月16日 | 音楽とわたし
なんだか久しぶりな感じがするマンハッタン。そりゃもう気持ちのいい気候の真っただ中。


ACMA(The Amateur Classical Musicians Association)の、今期初のコンサートを聞きに出かけた。

フレンチホルンの二重奏があり、


わたしの演奏復帰を待ってくれているソプラノ歌手のポーレットが歌い、


同じくわたしを待ってくれているテノールのマイケルが歌い、


一度、パートナーとして演奏を頼んだくせに、その後、彼の音程が不安定なことを理由にキャンセルしたわたしを、ずっと怒っているエリオット。
今日の、トシコさんとの共演の、ブラームスのバイオリンソナタでは、目覚ましい上達を見せてくれた。
おめでとう~エリオット!


この女性は今夜が初めて。おいくつなんだろうか。すばらしく伸びのあるソプラノで『マダム・バタフライ』のあの有名なアリアを聞かせてくれた。


そしてアヤちゃんのソロがあり、


彼も初出演で、めちゃくちゃ緊張してると言いながら、会場がしんとするほどのクラシックギターの演奏を聞かせくれた。


今年12月にあるカーネギー・ホール演奏会のオーディションで初登場したスチームパン。この楽器の音色はいつ聞いてもお腹にしみる。


そして最後に、ACMA恒例、大人数の演奏者による珍しい音楽披露。


プログラムには、ダンサーとしてジェニーの名前が上がってる……ふむ……。
ジェニーは、プロのハーモニカ奏者の娘ちゃん。
うちの息子達と同い年ぐらいの若者だけど、エンジニアとしてキャリアを積みながら、ダンスの講師をし、ピアノもバリバリ弾く。
そして、今年の春から、ディレクターのひとりとして、会議に参加してくれている。

その彼女が……、


もうほんとに、


どうしようもなくプロなのだ?!



いやあ、今夜のコンサートは、超~楽しく、聞き応えのあるすばらしいものだった。

なんでわたしは、いつまでも、客やってんのやろ……。

と、あまりにも悔しくなってしまったので、勢いあまって、セラピストであり、素晴らしいソプラノ歌手であるアイヴィーに「歌を教えて!」と頼んでしまった。

来々週の日曜日からレッスン開始。

ふふふ、どうせやるなら、オペラ歌手を狙うぜぃ!って、うそうそ、イチビリのでまかせです。