ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

総理大臣ともあろう者が、事の善悪やルールを守る大切さすらわからない。日本にとってこれほどの国難があるだろうか?

2019年11月30日 | 日本とわたし
これはもう、「桜を見る会」疑獄などではなく、海外で報道されているように、ABE GATE SCANDAL (アベゲート事件)と名付けても良い事件に発展してきました。


共産党の田村智子議員、そして大門みきし議員による調査と追及、そして今や70名を超える野党各党の調査団の協力によって、問題の核心が見えてきました。


ジャパンライフの荒稼ぎに利用されていた首相枠による「桜を見る会」招待状 大門実紀史議員 2019年11月29日 国会パブリックビューイング

こちら↓で、上西先生が文字起こししてくださった文章を読むことができます。
<15分質疑全体文字起こし>
ジャパンライフの荒稼ぎに利用されていた首相枠による「桜を見る会」招待状 
大門実紀史議員 2019年11月29日

要点抜粋:
ジャパンライフというのは被害者が7000人、被害規模が2000億、例の豊田商事事件と同じ規模の大事件である。
「桜を見る会」に、そのジャパンライフの山口元会長が招待されていた
その際に受け取った招待状と、安倍総理の写真が組み込まれた宣伝チラシ。
単なる宣伝で使うときもあれば、1000人規模のお年寄りなどを集めた説明会にスライドで出し、
「私は総理に呼ばれるような人間ですよ」というふうに使われてきた。
安倍総理はジャパンライフの広告塔、お年寄りを騙す手段に使われていた。
ジャパンライフ山口会長の招待ナンバーは60-2357。
この60が、実は安倍総理の招待枠であったことが判明している。

ジャパンライフの被害を、国民生活センターあるいは消費者庁がつかみ始めたのは、2013年に入ってから。
その後どんどん被害が拡大したが、ジャパンライフの営業を止め、被害を止めるということができたのは、結局2018年2月になってから。
つまり、被害弁護団が破産申し立てをして、やっと止まった。
消費者庁がジャパンライフの問題点つかみながら、なんと5年以上被害を広げるのを止めてこなかった
この5年間で、何千人と被害者が新たに生まれた
実は消費者庁も、2013年から2014年の5月頃までは真面目に調査をしていた。
担当職員から山下課長宛てに予備調査報告書が出て、これは被害が甚大になる可能性があるので本調査に移行すべきだ、という提案がされ、一生懸命調査した。
山下課長は取引対策課の法令班に対して、引き続き調査を進めるよう、時間をかけないで急いでやるよう、被害が広がらないように立ち入り検査をやるべきだと要請していた。
ところが
7月4日に、その山下課長が異動して、山田課長に変わった
途端に方針が変わる
消費者庁の杉田弁護士が、立ち入り検査に入るべきだということを言ったのに対し、
山田課長は立ち入り検査を行うほどの違反事実はない、召喚でいい、呼んで注意するだけでいいと言った。
最後にコメ印で、政治的背景による余波を懸念すると。
この2年前のジャパンライフは、内閣府経産省の元役人が、顧問や役員で抱え込まれている
課長補佐問題等あったが、それ以上のもっとキャリアの人たちが、ジャパンライフに天下りしていた
しかもお中元リストというのがあって、
安倍総理をはじめ国会議員などに、広くお中元をまいていた
非常に政治的な対応をしていたのがジャパンライフである。
政治家との関わり、色々な関わりで、政治的背景による余波懸念、さらに言えばこの問題は、政務三役へ上げる必要がある、というようなことが書かれている。
要は、政治家との関係を懸念していた。


ここまでいろんなことが次々にわかってきているのに、どうして検察が動かないのかと、忸怩たる思いでいたのですが、
元東京地検の検事だった郷原氏の説明を聞いて、認めたくない気持ちでいっぱいですが、ひとまず理解できました。
一部文字起こし:
政権に飼い慣らされてきた検察に、今回の問題の違法犯罪の疑いを取り上げるという意思があるとは到底考えられない
より根本的な問題は、憲法75条で、
国務大臣の訴追に対しては、内閣総理大臣の同意が必要であるということ。
総理大臣自身の訴追を総理大臣が同意するわけがない
結局のところ、
憲法上も、この総理大臣の違法問題に対して、刑事司法が直接的に機能して、その職から引きずり下ろすということが予定されていない
そのことをまず十分に認識理解する必要があると思う。
しかし、それは逆に言えば、それだけの権限を総理大臣に与えているという事は、その分総理大臣には重大な説明責任があるという事
自らの違法の疑いに対して訴追を免れる代わりに、総理大臣は国会の場で、十分な説明を行う行わなければいけない
その当然のことすら今は行われていないという現状に対して、野党の皆さんは結束して、徹底追求を行っていただきたい。
この後、将棋に喩えながら、アベゲートと海外では呼ばれているこの大疑獄を説明してくださっています。


さて、この「桜を見る会」の”総理枠60”には、どうやら総理弟枠、というものまであったようです。
安倍氏は以前から、「私が総理大臣なんですから」「総理なので森羅万象すべて担当している」などと平然と口にしており、
どうやら総理大臣=万能、というような恐ろしいまでの錯覚と陶酔に陥っているようなのですが、
なぜか周りの人間に、その滑稽さ、愚かさを嗜める者がいないのか、それとも嗜めたところで効果が無いのか、トンデモな人間が総理の座に7年間も居座ってしまっているのです。
そしてその妻も…。


とにかく、このジャパンライフ問題は、徹底的に解明するべきものであり、その解明には安倍総理自身による説明がなければなりません。


検察のみならず警察も、どうやらまともに動きそうも無いので…。


この夫婦の私利私欲による愚行に対する野党の皆さんの追及に力がつくよう、わたしたちもしっかりと応援していかければなりません。


いつまでも目を覚さない愚の骨頂とも言える権力の腰巾着どもの、この無様なご奉仕も、わたしたちの声でやめさせなければなりません。


この『おもちゃうりのじじぃ』さんがおっしゃる通りです。本当に深刻な国難です。

予算委員会をいますぐ開け!安倍首相は国会に出てこい!12/9で幕引きなんて許さない!

2019年11月28日 | 日本とわたし
今の時点で一番新しい疑惑がこれ(文春からの報道です)↓

政府に批判の意見を述べる国民を「こんな人たち」と指差して非難した安倍総理大臣の、「桜を見る会」を利用した選挙活動の実態はこれ↓

疑獄の証拠が次々に挙げられている真っ最中に、その疑獄の中心人物である安倍首相に誘われて、ノコノコ懇談などという場に足を運ぶ鑑定記者キャップの実態↓

もうこの「桜を見る会」疑獄は、倫理問題などではなく、重大な公職選挙法違反であるという認識を持たねば。

いつも鋭い問題提議をユーモアを交えて分かりやすく描いてくださるなすこさんに感謝!

『総理・総理夫人枠60』から、極悪会社ジャパンライフの代表取締役に招待状が送られていた!!完全アウト!!

2019年11月26日 | 日本とわたし

で、この無責任総理がなぜ、普段なら絶対に訪問しない被災地に行ったかというと、これがまた情けないことに、野党からの厳しい追及から逃げ回る口実ではないかと言われています。

「桜を見る会」追及本部、野党陣容7倍に れいわも参加、「倒閣」訴え

ちなみに、この追求本部に参加しない(名前だけのなんちゃって)野党は、次の3つ。
維新と希望とN国です。
まあ、言わなくてもご存知でしょうけれども。

その野党の中でも、並外れた調査力と粘り強さで、次々に実態を暴き出し、質疑でぶつけてくる共産党の田村智子議員が、またまたものすごい追求をしてくれました。

その招待状の区分は『60』だった。
総理招待枠だと思われる
2014年の総理推薦枠は3400人だった。
今年は1000人と言っているが本当なのか

2015年の仕様書には、『60』から『63』が総理・長官など推薦者、となっている。
本当に調べて欲しい。
ジャパンライフのマルチ商法の被害者は、本当に多くが高齢者。
2014年から4回にわたって、行政処分を受けている
一部業務停止命令まで受けている
ところが、それを無視して業務をやって、被害を拡大してきたような、極めて悪質な会社である。
この会社宛に、その代表取締役宛に、招待状が送られている
区分は『60』で間違いない

全くふさわしくない人が招待されたっていうこと。
それさえ調べないなんてことはあり得ない。

この2015年の仕様書の招待区分には、実は前年実績が記載されている。
これを見ると、2014年の実績として、
与党2900人、総理・長官など3400人とある。
2014年3400人
菅官房長官は、総理からの推薦は約1000人、副総理、感冒召喚、官房副長官からは約1000人、
つまり、総理・長官などで約2000人と答弁している。
が、2014年の時点で3400人なのに、これより減ったということはあり得ないと思う。
安倍晋三後援会が、「桜を見る会」とセットで、毎年行っている前夜祭懇親会。
2014年、この懇親会に約400人。
でも今年は、安倍総理自身が800人規模だと認めた。
前夜祭で倍
なのに「桜を見る会」で、2014年よりも総理の枠の招待者が減る
おおよそ考えられないこと。
1000というのは過小な数字ではないか

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田村議員が指摘したジャパンライフという会社。
その会社のことについて、大門みきし議員は国会で、刑事告訴するよう再三にわたり要請していました。
大門議員も田村議員と同じく共産党の議員です。

ジャパンライフ問題について、大門議員が追及 
2018年3月22日 参院消費者問題特別委員会 

ジャパンライフはいずれ破綻する。
そして被害を拡大している。
早く営業を止めなければいけない。
被害者を抱え込んだまま、さらに被害者を増やすということを、1日営業を続ければ1日増える。
早く営業を止めなきゃいけない。
そのために消費者庁はやるべき事があるだろうということを質問してきたわけですね。
やるべきことというのは、消費者庁は「前例のない」と仰ってますけど、その通りなんだけど、行政処分を何回もかけられました。
しかし、ジャパンライフは、それにことごとく逆らって、事実上消費者庁をだまして、営業を続けたわけですね、あの手この手で。
業務停止命令違反が明らかな場合は、次の段階として刑事告訴ができると。
刑事告訴をすれば、マスコミも取り上げづらい部分があったけれど、取り上げて営業停止に追い込めると。
それで消費者庁に、刑事告訴をするべきだということを、繰り返し繰り返し申し上げてきたんですけれども、とうとうされなかったのであります。
で、結局12月に、取引銀行が取引停止をやると、それでもジャパンライフは説明会をやって、
「大丈夫だ」と、「お金を返す」と言って、まだ被害者を抱え込んでいたんですね。
で、とうとう今年の2月になって、弁護団が破産申し立てをして、3月1日に破産手続き開始ということで、やっと営業停止状態になったと。

もう一つおまけに、2017年の大門議員の追及です。
#ジャパンライフ問題 
共産党大門みきし議員質疑 第二の豊田商事事件か? 
下村大臣に献金 加藤大臣も広告塔 
@kikiwakeyoiko さんによるツイート
https://togetter.com/li/1099960 2017年4月11日参議院財務金融委員会

大門議員:
私のほうは生臭い問題を取り上げたい。
お年寄りを食い物にした悪徳商法です。
お年寄りを対象にペーパー商法を行った、ジャパンライフの問題。
潜在的な被害額は1000億も超えると言われていて、第二の豊田商事事件になりかねない事件。
資料1枚目、消費者庁の処分の時の談話。
全国的に広がる重大事案。
ビジネスモデルは磁石が付いたベルト、磁気治療器。
被害者は8割がお年寄りで、おばあちゃんが対象販売。
売ったものを預かってレンタルして、レンタル料を渡すという仕組み。
実際に商品をやり取りせずに、お金に代わりに利息を渡す。
こういう仕組み。
ただし、実際に商品やりとりはしない。
こういう仕組み説明で、お金を預けてほしい、形を変えた投資という形、現物まがい商法。
ぺーパー用法。
契約者は数千人。
レンタル料は6%。
1000万円預けると60万円の収入で、銀行に預けるよりいいよと、銀行までついてきてお金を下ろさせる。
6%預かったお金から、6%の利息を払う。
いつかはなくなるスキーム。詐欺。
今回は健康用品を使っている。
国税庁との関係資料、元営業業務員から手に入れたが、8つのメリット。
4つ目に、10年間で減価償却レンタル料無料で勧誘。
8番め、相続税評価額100%免除で、お年寄りを勧誘をしている
磁気ネックレスなどの減価償却。 
金属の医療機器の耐用年数10年。 
100万の磁気ネックレスレンタルで、毎年10万ずつ減価償却費を経費にできる。
レンタル収入は6万で、赤字でマイナスでお金がかからない。
相続税評価額10年後0になるという形で勧誘。
国税庁からお墨付きをもらっていると
お墨付きは与えてないと思うが、一般論で結構ですので、消費者庁は物そのものがないのでペーパー商法という事で業務停止を命じたが、
一般論で、実際に現物がレンタルされてないのに、減価償却費を引くという事は認められるわけでないと思うが。

国税庁・イイヅカ:
貸しているものがないという形で、減価償却資産がないので、計上する事ができない。

大門議員:
ペーパー商法で脱税という事になる。
国税庁の墨付きと宣伝している
ジャパンライフの会長ヤマグチさんマルチの創始者。
1975年、国会に参考人でよばれている。 
参議院で、1985年、ジャパンライフ羽毛布団で、集中審議も行われている
いったん雲隠れで、また出てきてずっとこういう事をしている
政官工作を行っている
この人のお中元リスト、30人ぐらい政治家に配っていて、残念ながら野党の皆さんもある
うち(共産党)はないけど、一人ひとり調べたら、下村大臣が献金をもらっている
現職の大臣まで、広告塔の役割を果たしている
広告塔、加藤勝信
働き方担当大臣。
事務方に事実関係確認してもらっている。
1月13日。
ジャパンライフのチラシで、加藤大臣と会食して、ジャパンライフの取り組みを高く評価と宣伝
12月16日に、1回目の処分を受けて、契約者が動揺しているなかで、写真入り宣伝されて安心してくださいと。
1月13日、山口会長と会われたことは事実か。

大塚:
政務活動にかかわるので答えられない。

大門議員:
夕方レクで、出版社の講演会で、山口さんが来ていたという事を言っていたが、答えられないですか?

大塚:
答え差し控える。

大門議員:
調べるので結構です。
加藤大臣、1回だけでない2回会っている
このジャパンライフ、パンフレットにあるが、政治家工作だけでなく、官庁、経産省や経済企画庁メンバーを、スタッフに据えている
消費者問題委員会で指摘したが、ナガタニさんが山口さんとパートナーでやっているが、消費者庁の取引対策課、経産省、経済企画庁からの出向し戻る人が取り締まりをしている。
人脈転向
民進党も指摘していたが、天下りで取り締まりに時間がかかったのではと指摘していた。
ライフサイエンス振興財団。
やっていることは立派だが、個々の助成、個々は、ジャパンライフがスポンサー。
振興財団、こういうことを振興していますと宣伝。
写真があるが、ど中心に山口さんで、勧誘に使われている。
信用に使われる。
消費者庁、1月22日、内部に文章を出している。
12月業務停止したが、消費者庁指導は全面解決、店舗販売は続けていると。
訪問販売も、店舗で契約しても、店舗に他の理由で呼びつけるのも訪問販売になるので、60万のモノも、原価は8000円。
SF商法。
店舗販売だからいいというのでない。
店舗販売という事で大目に見たのではないか、抜け道を作ったのではないか、という批判がある。
消費者庁、川口さんファミリーがあるからと。
が、逆に言えば、厳正に対処しなければならないのではないか。
ジャパンライフは政府をなめている
より厳しい対応を。
時間がないので麻生大臣に。
国税庁のお墨付きなど宣伝。
こういう形でお年寄りをまただまして、山口さん脱税でもつかまっているが、こういうのはどう思いますか?

麻生:
この人有名人ですよ、でしょ?
かなりやらされたんで、山口さんまだ生きていたのかと。
マルチの最初からですね、お年寄りがやたら金を持っているから。
おいしい話は眉につばつけて聞かないとなのに、なんとなく金利がつかないからと、欲に絡んで。
ただが6万もつくというのは、だますというのは、消費者庁が中心で厳正に対処すべき。

 大門議員:
手口セミナーや、マッサージしてあげるなどと言ってお金儲け。
入り口でない。
厳正に対処を。

ダメなものはダメ!ヘイトスピーチを見過ごさない!許さない!

2019年11月25日 | 日本とわたし
社会にはどうあってもダメなもの、許されるべきではないものが存在します。 
そういうものに対しては、「ダメなものはダメ」という態度を示さねばなりません。 
思考停止というものではありません。 
ご自身が発信した差別発言を取り繕っていないで反省してください。

以上は、大澤氏による一連のヘイトツイートを読んで書き込んだ私の意見です。

では、どのようなツイートが為されていたのか。
その一部を紹介します。

以上の他、
「資本主義の文脈において、パフォーマンスの低い労働者は差別されて然るべきです」
「歴史は雑学だと思って切り捨てたんだわ。ごめんな」
「なんか日本語通じない下級国民のパヨクが沸いてるなー」
「まあ実際に上級国民ですからね。しょうがないですね」
などというツイートを繰り返していました。

そのことがツイッター内で騒がれ始めてから間もなく、大澤氏が担当している講座への寄付をしている会社から、以下のような見解が発表されました。

部分引用:
この度、本講座の担当特任准教授(以下「本特任准教授」)が、SNS 等で、特定個人及び特定の国やその国の人々に関する不適切な書き込みを複数展開したことを受け、
本講座に寄付をする当社グループに対する言及もいくつか行われております。
当社としては、本特任准教授の価値観は到底受け入れられるものではなく、書き込みの内容及び現在の状況に関して、極めて遺憾であります。
以上のことから、今後、本特任准教授の本講座に対する寄付は、速やかに停止する方針です。


部分引用:
当社の出資先企業の代表者が、SNS等において、特定の個人、特定の国やその国の人々に関する不適切な内容の投稿を複数回行いました。
今回の件に関しては、改めて代表者から意見を聴取し、事情を調査・確認したうえで、当社としての対応を図ってまいりたいと考えております。
当社グループは、いかなる差別にも断固反対する立場をとっております。
今回の当社の出資先企業代表者による投稿の内容は誠に遺憾であり、また、一連の投稿で不快に感じられた方々に深くお詫び申し上げます。

そして東京大学の関係者からも。

一部引用:
一言で断じるなら、人文・社会科学におけるこの青年の「学力不足」と判断して構わない、非常にレベルの低いものです。

国立大学法人は本質的に官費によって支えられており、国民の収める税を主要な原資として研究教育活動に当たっています。
 
そこで守るべき最低限のルールをそもそも認識していない、言語道断の落書きで、どのような初任者研修を施したのか、学内でも確認しなければと痛感しました。

この青年が雇用されているのは、「大学院情報学環情報経済AIソリューション寄付講座」という企業からの寄付講座です。
詳細に触れることは避けますが、この寄付講座は現在、実質的に活動を停止している状態にあります。
 
そして、ここで雇用した青年が制御不能になっていて困るという話は、数か月前から耳にしていました。

冒頭にも明記した通り、この青年は「特定短時間勤務・有期雇用教職員」で、「有期」の期限が来れば契約は消滅し、その先の雇用は基本的にありません。

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この、差別発言についての明石氏の見解は、とても分かりやすく納得のいく物だと思います。
東京大学同部局の特任助教、明石氏の見解

今回の件の核心は、国籍差別それ自体よりも、そうした差別を煽るような発言を、東大教員という責任ある立場で行ったということのほうにあります。

ヘイトスピーチという言葉は、この間広く知られるようになった一方、その分誤解もされていて、
ある人を貶めるようなことを言えば何でもヘイトスピーチだ、と思われているようなところもあるのですが、
実際にこの言葉が意味するのは、特定の属性を理由として行われる脅迫や侮辱、あるいは煽動です。
このうちとくに煽動というのが重要で、これは、ある属性をもった人々に対する暴力的言動や差別的取り扱いを、煽ったり正当化したりするような発言を指します。
そうした意味で、今回の一連の発言の問題は、たんに一私企業の差別的実態についての言明にとどまるものではなく、
そうした発言を通して、「中国人を採用しないのは当然」という風潮を作り出したり、そこに加担したりすることのほうにあるわけです。

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続いて以下は、東京大学大学院 情報学環・学際情報学府から発表された見解です。

学環・学府特任准教授の不適切な書き込みに関する見解A message about inappropriate writings by a part-time project faculty of III/GSII

SNSや著作本によって、この大澤氏よりももっと酷いあからさまなヘイト、対立を煽る文章を公表している百田氏。
「今、韓国人は世界で嘲笑され、馬鹿にされています。
それは他の国の人々の目から見れば、信じられないほど愚かで分別がなく、モラルに欠ける行動をしているからです」
「韓国ほど露骨に、しかも何度も不正を繰り返す国はあまりありません。
韓国人は勝ちさえすれば、どんな汚い手段を用いてもかまわないと考えているようです」

ツイッター内でも、もっと酷い投稿を何度も目にしてきました。
このような特定の個人、特定の国やその国の人々に関する不適切な内容の投稿が、
今回の事件のように、即座に取り上げられ、問題にされ、対処されるということが当たり前になる社会の実現のためにも、
またか、と投げやりに考えたり、小さなことだと見逃したりせず、しっかりと一つ一つ正していくことが必要だと思います。

「ウソも答弁」

2019年11月23日 | 日本とわたし
小さなウソを容認すると起こること
コラムニストの小田嶋 隆さんの記事の紹介です。

えー、まさに、まさにですね、
いわば、私の答弁が問題視されているなかにおいて、
いわば、申し上げておきたいのは、つまり、これは、まさに
ウソも答弁ということで、ひとつ、みなさん、駆けて、駆けて、駆け抜けようではありませんか。

1日も早く、このお粗末で聞きにくい日本語が、国会から消えて無くなる日を待っています。

共産党田村議員「そのうち忘れるだろう誤魔化せるだろう。安倍政権の7年間って、ずっとその繰り返しじゃないですか」

2019年11月23日 | 日本とわたし
共産党・田村智子議員による、先日21日の参議院内閣委員会での質疑応答の様子です。
字幕を入れてくださったので、とても見やすいです。

【字幕・暫定】#桜を見る会 菅をドツメ 田村智子議員(日本共産党)質疑 2019年11月21日参議院内閣委員会


共産党の田村智子議員の質疑から

以下は、『国会パブリックビューイング』代表の上西充子さんが、文字起こしをしてくださった記事です。
全文をぜひお読みください。

<25分質疑全体文字起こし>
「#桜を見る会」中止決定を受けて、田村智子議員の追及第2弾 
2019年11月14日 参議院内閣委員会

引用はじめ:
田村智子・共産党議員:
安倍晋三事務所が、「桜を見る会」を後援会ツアーのメーン企画にして、ツアー旅行の参加を募集していた
こういうことを示す文書は、今や次々と報道されるに至っています。
 
赤旗の取材に、下関市で会社を経営する後援会員は、
「安倍事務所が誘い、希望者が行く後援会旅行だと思っていた。税金が入っているとは思わなかった」と、こう話しているんですね。
「ツアー料金を払いさえすれば誰でも参加できるという扱いなので、申込書をコピーして知人を誘うことは普通にやられていた」
こういう証言もあります。
これは下関市の自民党関係者の証言です。
 
これでは、招待者全員について、それがどのような人物であるのか、本当に申し込んだ本人が参加しているのか、これ、安倍事務所は顔を見たって全く分からないでしょうね。
確認のしようがない、ということになりますね。
 
今年は、このように、後援会ツアーとして集めた参加者が、バス17台で新宿御苑に行き、手荷物検査もなく、開門受付時間前に会場に入って、安倍総理夫妻との写真撮影もしていたということを、私は予算委員会で示しました。
「受付は安倍事務所の秘書がまとめて行い、バスの中で受付を済ませたことを示す参加者用リボンが配られ、手荷物検査もなかった」と、こういう証言も、複数の方からいっぱい得ています。
 
総理推薦の招待者についてはこういう扱いをしていた、ということなんですか?

税金で賄われている公的行事「桜を見る会」を、「選挙区有権者の買収会」に悪用した安倍政権と与党議員は、公選法違反者だ!

2019年11月23日 | 日本とわたし
「桜を見る会」概要 ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/桜を見る会より
「各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の労苦を慰労するため」を目的とし、
皇族、元皇族、各国大使等、衆議院議長と参議院議長及び両院副議長、最高裁判所長官、国務大臣、副大臣及び大臣政務官、国会議員、認証官、事務次官等及び局長等の一部、都道府県の知事及び議会の議長等の一部、その他各界の代表者等、約1万人が招待され、
酒類や菓子、食事が振る舞われる。
招待客の参加費や新宿御苑の入園料は無料であり、費用は税金から拠出される

2019年10月15日、安倍内閣は、
「内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、意義あるものと考えている」と閣議決定した答弁書を公開した。

******* ******* ******* *******
「桜を見る会」が今や、「安倍総理と菅官房長官の錯乱を見る会」と化してきました。
といっても、Twitterのタイムラインに流れてくる情報を読む限りなのですが。

でも、どう考えても、この疑獄の本体は、
安倍総理自らが、費用が税金から拠出される公的行事を利用して、
『選挙運動目的で、選挙区の有権者を招き、高級ホテルでの立食パーティ前夜祭を開いたり、当日開会前の入会場を許したりして、大いなる優遇をしていたという、
れっきとした公金を使った選挙区有権者の買収行為です。

それにしても検察、全く動きませんね。
これが自民党以外の党がやっていたら、安倍総理以外の人間がやっていたら、
今頃とっくに公選法違反の罪でとっ捕まり、公民権停止になっていたのかなあ…などと考えてしまうのは、わたしが勘ぐり過ぎているのでしょうか…。
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一部書き起こし
記者質問:
実際に参加された地元の方の中には、この会の性格を自分は知らなかったと言う方もいらっしゃいます。
自分は安倍総理の選挙などを支えて来ているから、その貢献で選ばれたのだと思っていたという方がいらっしゃっやんですけれども…。

安倍総理:
確かにそう思われている方もおられると思います
そういう観点から、やはり推薦する上において、知っている範囲で推薦することになるんだろうと思います。
私だけではなくて党もそうでしょうし、他の、私や副総理や官房長官や副長官もそうなんですが、
そういう観点から基準を見直そうということであります。
もう一つ付け加えれば、やっぱりたくさんそれぞれの地域において頑張っておられる方がいるんですね。
市井の皆さん、そういう方々と接する機会でもあったのは事実なんだろうと。

ワクワクドキドキ指揮者デビュー♪

2019年11月20日 | 音楽とわたし
秋晴れの肌寒い午後の、マンハッタンに向かう乗り換え駅。
あまりに空が青かったので写真を撮りました。
青空以外は殺伐とした風景です。

マンハッタンに約30分で行ける電車駅は、うちから徒歩5分のところにあります。
とても便利なのだけど、如何せん、電車の数が少な過ぎます。
平日の通勤時間帯だと辛うじて1時間に2本、それ以外は1時間に1本。
週末は2時間ごとに1本で、夜遅くなるとそれも怪しくなります。
さらに週末だけは、ちょうど中間にある駅で乗り換えなければなりません。
日本でいうと、東京駅から電車で30分以内(こちらの電車はタラタラ走るので、多分日本だと20分以内)のところにある郊外の町の電車事情としては、かなり悲惨です。
なので日本に行くと毎回、電車の本数や停止する位置の徹底や乗り継ぎの便利さや案内の分かり易さに感動してしまいます。

さて、その電車に乗って向かったのは、指揮者デビューとなる演奏会が開かれるカーネギーのザンケルホール。
わたしが指揮を担当することになった曲はオペラ曲で、ソプラノとメゾソプラノの二人の歌手とは、1年がかりでリハーサルを繰り返してきました。
役員会議の際に、今まで指揮を一手に引き受けてきたアルベルトが、「副指揮者を募集したい」と言ったのを聞いた瞬間、「自分はできると思う!」と立候補してしまったわたし…。
高校でブラスバンド部に入部し、必死になってクラリネットの練習を始めてからずっと、いつか自分も指揮をしてみたいと夢見ていたので(長っ!)、その勢いったらありません。
その場にいたみんなに、「おいおい、わかったから落ち着いて落ち着いて」となだめられたほどでした。

でも、やりたいからと言ってできるかどうかわからない、というみんなの疑念は当たり前のことで、
だからなかなか現場で振らせてもらうことができず、何回も模擬リハーサルのような練習に立ち合うだけ…心の中は焦りとイライラが募るばかりでした。
一体いつになったらフルオーケストラと練習されてもらえるのだろうとヤキモキしながら、歌手たちとはピアノ伴奏で練習を続けていたのですが、
結局9月の末に2時間、そして10月で合計2時間、本番の直前に40分という時間をもらっただけで、舞台に立たねばなりませんでした。
もっと強気で、さっさと振らせろ!と言えばよかったのかと思ったり、いやいや、それは大人げないんじゃないかと思ったり、そんなふうに心の中ではいろんな思いが右に左に揺れていました。
今回のオーケストラだけの演奏会は、11年前にACMAが始まって以来、初めての企画だったので、発案者のアルベルトにとっても先がなかなか見えないものだったと思います。
だから現場ではたくさんの混乱が起きました。
本番1ヶ月前まで、オーケストラの楽器構成と人数が決まらなくて、なので曲目が変更されたりカットされたりが続き、まさかわたしが担当している曲が却下、なんてことにならないだろうなと心配したりもしました(実は一度、曲の変更があったので)。
それに加え、元々この曲は初心者向きでは全くない、「一体誰が、どうして、こんな曲をあなたにやれと言ったのか」と、指揮の先生(オペラ曲の指揮では名が知られていて、各国のオーケストラの指揮をしている)に苦笑いされたほどややこしいもので、
まあ良い方に考えると、しっかりと学び、練習を積み重ねることができたと言えるのですが、本音を言うと学んでいる間中、ヒヤヒヤしていたのでした。

ということで、今年は年明けからずっと、作曲の仕上げと演奏の練習、歌手たちとの合わせ練習をコツコツやりながら、春過ぎからは指揮の勉強を本格的に始めるという、
なのにオーケストラと顔を合わせて指揮ができたのが、本番の約1ヶ月半前だったという、精神的にずいぶんと葛藤があった年になりました。

けれども、やっぱり指揮は面白い!
大変だけども楽しい!
一回の練習で滝のような汗をかき、顔は真っ赤になってしまうのですが、いろんな楽器、いろんな人たちと一緒に、音の織物を仕上げていくその過程は、やっぱりすごく興奮します。
このワクワクドキドキを経験してしまったらもうやめられません。
幸いにも、たくさんのオーケストラのメンバーから、とても楽しかった、よく引っ張ってくれたという言葉をかけてもらい、多分来年もクビにならずに済むのではないかと思うのですが…。

60の手習となった指揮法。
作曲をして聞いてもらうという夢と、オーケストラの指揮をしたいという夢が叶った2019年。
最後の仕上げは12月の生徒の発表会です。
まだ少し疲れが残っていますが、生徒たちが自信を持って楽しく弾けるように、最大限支えていきたいと思います。
10月の演奏会で弾いた自作曲『OKINAWA』の演奏もするので、その練習もしなければなりません。
あともう一つ、その『OKINAWA』を本格的に録音をすることになったので、それにももう一踏ん張り。
音楽三昧な毎日はまだまだ続きます。
音楽三昧な毎日を続けられるのも、いろんな人に支えられ、助けられてこそ。
本当にありがたいなあと思います。





記者は黙るな!報道しろ!『安倍首相、「桜を見る会」に地元後援会を大量招待し、ケタ外れの大盤振る舞い?!』

2019年11月11日 | 日本とわたし
消費税が10%に上げられ、倒産や廃業がじわじわと増えています。
みなさんの台所事情はいかがでしょうか?
アメリカには消費税がありません。
似たものに小売売上税(Sales Tax)という税金があります。
州や市によって税率が異なります。
なぜアメリカには消費税が無いのでしょうか?
消費税というのは、製造された物が消費者のもとに届くまでのすべての段階(「卸売業者」「小売業者」「消費者」)に税金が課せられるというものです。
それに対して、日本の消費税に最も近いアメリカでの小売売上税では、「消費者」のみに税金が課せられます。
だから、力の弱い事業所や中小零細企業が、次々に倒れていく、というような現象は起こりにくいのです。
そして、消費者のみに課せられる小売売上税は、生活必需品にはかけられません。
州によっては税率ゼロのところもあります。(うらやましい…)

税金は納めなければなりませんが、だからこそ、その税金がどのように使われているか、そのことをしっかりと知ることは納税者の権利です。

安倍政権、安倍一味による税金の私物化が、いよいよ露骨に、歯止めが効かない状態になってきました。
共産党ならではの緻密な取材により、田村議員が国会で暴いてくれたこの「桜を見る会」疑獄は、安倍政権にとって致命傷になるものだと思います。
もしこれが致命傷にならないのなら、日本はもう壊れていると言えると思います。

上西充子氏が字幕を入れてくださったこの動画、30分ありますが、ぜひともみなさんに観ていただきたい国会質疑応答なので、時間を作って観てください。

【字幕】大反響の田村智子質問!国費で後援会関係者を招待? 安倍晋三首相主催「#桜を見る会」問題 国会パブリックビューイング

以下、字幕から田村智子議員の質問部分のみ書き起こしました(話し言葉的なものは省略しています)。

田村智子(日本共産党)議員:
日本共産党の田村智子です。
安倍内閣のモラルハザードが問われていますが、私は、総理自身の問題を質問いたします。
毎年4月、総理大臣主催の「桜を見る会」が、新宿御苑で行われていますが、安倍総理の下で参加者数、支出額が、年々増えています。



2013年以前は資料がないということですので、2014年を見ると、参加者1万3700人、支出額3005万円、予算の1.7倍です。
ここから伸び続けて、今年は参加者1万8200人、支出額5520万円、予算の3倍を超えました。
驚くのは、来年度の要求額ですね。
先の国会で、予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて、5730万円を要求しているわけなんです。
 
総理、なぜこんなに参加者と支出額を増やしてきたんですか。

(ここで田村議員は総理に質問しているのですが、大塚内閣府大臣官房長が答弁に立ちました。
この答弁は、のちに安倍首相、そして萩生田文部科学大臣が、オウムのように同じ内容を口にするので記しておきます)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
大塚幸寛(内閣府大臣官房長):
あの、お答えをいたします。
まず要求額でございますが、あの、この桜を見る会の概算要求に当たりましては、例えばテロ対策の強化や混雑緩和のための措置などの、近年に講じた改善点を反映させるなどいたしまして、まあ、実態に合わせた積算をさせていただきました。
その結果として、今、ただいまご紹介ございました来年度要求は、5,728万8千円を要求をさせていただいているところでございます。
それからあの、招待者等が増えている理由でございますが、こちらにつきましては、桜を見る会には、例えば外交団、国会議員、都道府県知事、議長をはじめ、各界において功績・功労のあった方々を、これは各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。
そしてその上で、内閣官房および内閣府において、最終的に取りまとめているところでございますが、そうした結果といたしまして、こうした招待者、参加者が増えているということでございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
田村議員:
まあ、総理主催ですからね、総理に答えていただきたいんですね。
次の資料でね、じゃあ今、テロ対策等と言いましたけど、支出内訳見てくださいよ。
一番経費がかかっているのは、飲食物提供ですね。


で、案内状も、実は2.5倍に増えてるんですよ。
案内状というのは、封筒の裏面は総理のお名前です。
表面に招待者の名前を記して、必ず一人一人に送付をいたします。
招待者が本当に増えたってことがわかるわけですよ。
招待者が増えれば参加者も増える、混雑緩和のために会場設営費もどんどん増えると、こういうことですね。

もう一つ見たいんです。


「桜を見る会」の開催要領、これ、あの、毎年閣議に配布がされているということなんですけれども、この中の招待範囲、今、色々言いましたね。
確かに、皇族とか各国大使、また議会関係や、あの、地方議会関係、行政関係、このあたりはですね、年々増えるってありえないんですよ。
 
内閣府に聞きましたら、推定だが、まぁ2000人くらいでほぼ固定的だって言うんですね。
そうすると、一番下ですね、「その他、各界の代表者等」、これが増えたってことだと思うんですが。
じゃあこれ、内閣府でいいですよ。
その「等」を含めて、これはどういう方々で、一体どうやって招待する人を決めるんですか。

各省庁から推薦をいただいて、功労・功績が認められる方ってことなんですね、「等」を含めて。
 
で、開催要領にはね、その計、約1万人なんですよ、招待範囲。
当然、各府省はこれを念頭に入れて、功労・功績のある方を推薦しているはずで、
事実、安倍総理より前は、だいたい 1万人前後なんですよ。
なぜ1.8万人にもなるのかってことです。
 
「桜を見る会」に参加したみなさんは、インターネットでその模様をたくさん発信していただいているので、見てみました。
 
稲田朋美「日々の活動報告」、平成26年4月12日。
「桜を見る会」、地元福井の後援会の、地元福井の後援会のみなさまも多数お越しくださり、大変思い出深い会になりました。
これ、当時、規制改革担当大臣。
 
「世耕弘成後援会ニュース」、2016年新年号。
「桜を見る会」にて、地元女性支援グループのみなさんと、と。
こういう写真が載っています。
当時、官房副長。
 
2016年に初入閣された松本純衆院議員の「国会奮戦記」。
なかなか興味深いものがありました。
2013年4月20日。
内閣総理大臣主催、「桜を見る会」。
役職ごとに案内状が割り当てられます。
今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、やむなくわが陣営は不参加
その後、2015年4月18日。
選挙のウグイス嬢の皆様をはじめ、後援会の皆様と参加いたしました。
 
もう一人ご紹介します。
「はぎうだ光一の永田町見聞録」、2014年4月18日。

総理主催の「桜を見る会」が催され、今年は平素ご面倒をかけている常任幹事会の皆様を「お招き」しました。
夫婦でね 、はい。
萩生田大臣、当時は自民党総裁特別補佐ですけれども、「常任幹事会の皆様」というのはどういう方で、どの府省が推薦してくださったんでしょうね。

この質問に対する萩生田文科相の答弁が答えになっておらず、ここで速記が止められました。
 
田村議員:
常任幹事会って何ですか?
常任幹事会って、何の団体の常任幹事なんですか?
後援会なんですよ。
総理ね、つまり、自民党の閣僚や議員のみなさんは、後援会支援者の招待枠、自民党の中で割り振ってるってことじゃないんですか。
これ、総理じゃなきゃ答えられない。
総理、お答えください。
総理でなきゃ答えられない。
総理でなきゃ答えられないでしょ。

いや、もうちょっと安倍総理のことでお聞きしますよ。
友田たもつ、下関市選出の山口県議会議員のブログ。
2014年5月1日号。
4月12日、安倍首相が主催する「桜を見る会」に行ってまいりました。
今回は私の後援会女性部の 7名の会員の方と同行しました。
早朝7時30分にホテルを出発し、「貸し切りバス」で新宿御苑に向かい、到着するとすぐに安倍首相夫妻との写真撮影会
安倍首相には長く政権を続けてもらい、今後もずっと、桜を見る会に下関のみなさんを招いていただきたい、とあるのですね。
ホテルから貸し切りバスで移動する、と。
 
総理ご自身も、地元後援会のみなさんを、多数招待されてるんじゃないですか。

これね、じゃあちゃんと調べてくださいよ。
例えば、友田県議後援会の女性部、どういう功労・功績が認められたのかと。
で、どの府省が、府省っていうのは内閣府とその他いろいろな省ってことです。
どの府省の推薦で招待されたのか、ちゃんと調べてくださいよ総理。
いやあの、本当に検証ができない状態なんですよね。
 
私もね、友田県議とか下関の後援会の人が、なんで招待されるんだろうかと。
だって、内閣府が発送しているので。
で、わが党のしんぶん赤旗、現地取材をしました。

下関市の後援会員の男性は、今年の「桜を見る会」について、こうお話ししてるんです。
 
2月ごろ、下関市の安倍事務所から、「桜を見る会」に行きませんかと案内がきた
名前や住所などの必要事項を紙に書いて、安倍事務所に送り返すと、内閣府から桜を見る会の招待状が届いた。
安倍政権になってから毎年参加している
下関からは毎年数百人が上京すると。
 
案内状というのは、発送は内閣府が一括して行い、必ず招待者一人ひとりに当てて送付をする。
これ以外の発送ルートは、ありません。
総理、安倍事務所が取りまとめをしなければ、下関市の後援会員の名前や住所がどうしてわかるんでしょうか。
 これ、もし内閣府が独自に知っていたってことになると、さらに大問題だと思うんですけれども、総理いかがですか。

あのね、そんなことを聞いてんじゃないんですよ。
その下関市の後援会の人たちの名前を、じゃ内閣府、もうお答えいただくって言うんだったらね、どうやって確認したんですか。
どうしてわかったんですか。
各府省のとりまとめなんでしょ。
どの府省が下関の、あの安倍さん関係の後援会の人の名前と住所を、押さえることができるってことなんですか。

これね、私たちはね、総理、お答えくださいよ。
「安倍事務所」に申し込んだら、内閣府から招待状が来たという証言を、複数の方から得ているんですよ。
得ているんですよ。
それ以外に、発送する術はないんですよ。
そうじゃないって言うんだったら、これ、ちゃんと安倍事務所に確認してくださいよ。
地元事務所に総理。

これね、開催要領の逸脱が疑われてるんですよ。
各界を代表する、功労・功績のあった方を、府省が取りまとめて招待するんですよ。
これ以外ないんですよ。
 
じゃ、萩生田さんの後援会の常任幹事。
萩生田さん、これ、何の功労・功績があったと思われます?

これね、今、後ろからもありました。
税金を使った公的行事なんですよ。
誰でも参加できるわけじゃないんですよ。
だから、招待範囲も人数も、開催要領を閣議に配って、それで府省からの推薦で、功労・功績が 認められる方を招待するんですよ。
そしたらね、当然、それぞれの方に、どのような功労・功績があるのか、これ、説明できなきゃおかしいですよ。
それが、桜を見る会なんじゃないんですか、総理。
総理、お答えくださいよ。
そういうものでしょ。
公的行事で、あなた(答弁しようと手を挙げる大塚大臣官房長に)、もういい、もういい、もういい、手、あげないで。

全く答えになっていない答弁を繰り返す安倍総理と大塚大臣官房長。
ここで速記がまた止められます。

田村議員:
そしたらね委員長、私の質問、全然、お答えいただいてませんので、先ほどの萩生田幹事長の常任幹事会、後援会、常任幹事会、これ、どの府省からなのか。
下関の安倍事務所、これ、安倍事務所に、どっかの府省が連絡とったのか、こういうことをぜひお調べいだだいて、ちゃんと委員会にご報告いただきたいというふうに思うんですね。;はい、お願いします。

もうちょっと、ブログ、見てみたいんですよ。
 
藤井律子、山口県周南市長のブログ。
2018年5月4日。
当時、山口の県議なんですけどね。
「桜を見る会」に行ってきました。
片山さつき先生とも久しぶりの再会を果たしました。
「今日は山口県からたくさんの人が来てくださっているわね。10メートル歩いたら 山口県の人に出会うわよ」と、いつものように元気よくお声をかけていただきました。
 
まあ、こういうのはもう、いっぱいあるんです。
インターネットで検索すると。
 
結局私は、税金を使った公的行事っていう自覚もなく、安倍総理が、地元からの招待者をどんどん増やしたんじゃないかと。
さらには、地元後援会の恒例行事にしてきたんじゃないかっていうことも指摘したいんです。

先ほどの友田県議のブログです。
桜を見る会の記述は、前日の行動から始まります。
 
前日の早朝に飛行機で上京。
夜には、ANAのインターコンチネンタルホテルの大広間において、下関市、長門市、そして山口県内外からの招待客約400人による、安倍首相夫婦を囲んだ盛大なパーティー
次の日、早朝7時30分にホテルを出発し、貸し切りバスで新宿御苑と、続いていくんですね。
 
もう一つ、吉田真次、下関市議会議員
今年の「桜を見る会」について、ブログで発信しています。
やはり、前日12日に飛行機で東京へ
夜は「桜を見る会」の前夜祭
安倍総理夫妻と写真をとっていただきました
で、前夜祭の宴会会場の写真。
続けて、翌日の新宿御苑の写真なんですね。
 
総理ね、もうこれね、総理しか答えられないです。
「桜を見る会」は、「安倍晋三後援会桜を見る会前夜祭」とセットで、
総理が、後援会や支援者、山口県の関係者のご苦労を慰労し、親睦を深める、そういう行事になってんじゃないですか

前夜祭と一体でしょ。
で、もう少し示しますよ。
首相動静。
この3年間、「桜を見る会」の前日、ホテルニューオータニの宴会場で安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭に出席と。
3年間ずっとあるんですよ、総理。
それ以前も、ホテルや名称は異なりますが、必ず前日夜は後援会の方々と懇親会、宴会に、ご夫婦でご出席されてるんですよ、総理は。
よくご存じでしょうご自身が。
今年の前夜祭の参加者は約850人
翌朝、貸切バス17台で新宿御苑に移動

これはね、防府市ライオンズクラブの会報に寄せられた寄稿。
寄せられた文章からわかりました。
また、私たちの取材でも、複数の参加者から貸切バス17台だと。
で、自分は何番目に乗るんだということがね、全部確認できたわけですよ。
 
まさに安倍総理の後援会の一大行事になってるんじゃないかと。
違いますか、セットでしょ。
総理も、総理にとっても、「桜を見る会前夜祭」と翌日の「桜を見る会」がセットになって、山口県のみなさんと親しく懇親をする、そういう場になってんじゃないですか。

セットなんですよ。
じゃあね、「桜を見る会」当日の首相動静、これも指摘します。
 
今年は午前7時48分、総理は夫妻で新宿御苑に到着
そして7時49分、昭恵夫人とともに、地元の後援会関係者らと写真撮影とあります。
さかのぼれば毎年、午前8時前に、地元後援会関係者らと写真撮影されているんですね。
「桜を見る会」の開門及び受付時間は、午前8時30分です。
開門もしていないのに、会場で地元後援会のみなさんと記念撮影を毎年されておられる
これ、まさに、後援会活動そのものじゃないですか。

だから、なんで開門前に、山口の後援会のみなさんと、あなた、写真を撮ってるんですかってことなんですよ、答えてくださいよ。

しんぶん赤旗の取材でね、下関市の後援会の男性。
到着すると安倍事務所の秘書らがバスの座席を回って、入場のための受付票を回収する。
その秘書が受付を済ませ、参加者用のリボンを配る。
まとめてのチェックインで、手荷物検査はなかった。
 
何がテロ対策を強めたですか。
これ、調べてください。
調べてください、総理。

開門前に、手荷物検査もしないで大量に入ったら、それこそセキュリティ上の問題じゃないですか。
桜を見る会は参加費、無料なんですよ。
会場内でも無料で、樽酒その他のアルコール、オードブルやお菓子、お土産を振る舞うんですよ。
これを政治家が自分のお金でやったら、明らかに公職選挙法違反
そういうことをあなたは、公的行事で、税金を利用して行なっているんですよ。
これだけの重大問題だと、まさにモラルハザードは安倍総理が起こしていると、このことを指摘して質問を終わります。