ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ウルトラマンタロウと野党共闘のコラボ!日本の未来を救うのはこれっきゃない!ど~ん!

2015年07月31日 | 日本とわたし
まさにここまで来てしまっているのか…と。
わたしたちが相手にしているのは、長い長い年月をかけ、姿形を変えては社会の隅々にまで浸透し、じわじわとその体を巨大化させてきた妖怪『日本会議』だった。

「美しい国」「誇りある国」「崇高な倫理観」「光輝ある我が国の歴史」…。
聞こえの良い、あたかも正しげな言葉を並べ、戦前の国家観、歴史観そのものの焼き直しを謀っている。
そしてその陰謀は、着々と、粛々と、面白いほどにうまく進んでいる。

こんなことになるまで気がつかなかったわたしたちもわたしたちだが、こんなことになるまで伝えなかったマスコミもマスコミだ。

もうどうしたらいいのかわからない。
どんなことをしても遅すぎる。
ああ大変だ、どうしよう!

そうだ、タロウがいる!
わたしたちが選んだタロウが、必死になって頑張ってくれている!
タロウは今や、ウルトラマンタロウとして、国の妖怪たちとガチンコで戦ってくれている!



ウルトラの父がいる
ウルトラの母がいる
そしてタロウがここにいる
空を見ろ 星を見ろ 宇宙を見ろ
彼方からせまりくるあかい火を
何かが地球に起きるとき

腕のバッジが輝いて
タロウが飛び立つ タロウが戦う
タロウ タロウ タロウ
ウルトラマンタロウ

ウルトラの父が来た
ウルトラの母が来た
そしてタロウがやって来た
あれは何 あれは敵 あれは何だ
謎を秘め襲い来る侵略者
力が欲しいと願う時


追伸
すみません。
なんかもう、毎日毎日どよ~んとする記事を書いてたら、たまにはこんな調子で書きたくなりました。
ちょうど、友人の歩美ちゃんが、先日の山本太郎さんが頑張ってる姿を見ると、いつも頭の中でこの歌がかかるのよ、と言っていて、
それであたらめて『ウルトラマンタロウ』の歌を聴いてみたら…、

なんかもうピッタンコじゃん♪

ということで、歩美ちゃんも言ってましたが、太郎さんの場合、『腕のバッジ』じゃなくて『胸のバッジ』ですけどね。
ウルトラ太郎さんを応援しよう!
太郎さんに続く第二、第三、第百の議員さんを、国会に送ろう、みんなの手で!
今のシステムを変えることが次の選挙までには間に合わなくて、このままで選挙に突入してしまうのなら、
野党が共闘して大きくならないと、もう絶対に歯が立ちません。
共産党の志位さんがまた、共闘は沖縄だけなんて言ってたのをチラッと見聞きしたんだけども、そんなことを言ってちゃもうダメだと思います。
考え直してください。

↑上記の件ですが、志位さんは、共闘は沖縄だけ、なんておっしゃっていませんでした。
確認不行き届きのまま、毎日新聞の記事を鵜呑みにして、思ったことを言いました。
すみませんでした。

あ、またマジになっちゃった…。
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正に「ホラーの定番」が今私たちの目の前で現実に起こり、妖怪“日本会議”がこの国を蹂躙しようとしている

2015年07月31日 | 日本とわたし
日本を巣食う『日本会議』の正体。
それを知った時、わたしはまるでホラー小説を読んだ時のように、背中がぞわぞわとした。
そしてこの記事と出会った。

ぜひこの記事を読んでから、『日本会議』なるものの正体を読んでください。

『ホラーの定番 今ここにあるリアルなホラー』
【弁護士鈴木篤のつれづれ語り】より 
https://nagaikaow.wordpress.com/2015/03/30/ホラーの定番%E3%80%80今ここにあるリアルなホラー/

猫がいる。
その可愛らしい仕草に惹きつけられる。
と、突然、その猫が振り返ると、真っ赤に裂けた口には鋭い牙がむき出され、目が釣り上がり、恐ろしいうなり声を挙げる。

子どもがいる。
まだ就学前のあどけない子だ。
無心に遊んでいる。
カメラがその子に近づいていく。
と、その子がカメラの方に視線を向けた瞬間、その子の顔が憎悪に満ちた表情にみにくくゆがみ、野太い大人のような声で、おぞましい呪いの言葉を吐き出す。

両親と手をつないで花咲く野を散歩する少年。
少年にとって両親は、あくまでも優しく、どんな辛いことや悲しいことがあっても両親の下にいれば、そんなことを忘れて安心することが出来た。
だが、それまで少年と楽しく会話を交わしていた両親の口数が次第に少なくなり、
それとともに少年の手を握る両親の手の力が次第に強くなっていき、やがて、少年が、痛みを覚えるほどになる。「痛い!」と叫んで両親を振り仰いだ少年は、心が凍りつくような冷ややかで残酷な視線に射すくめられる。
少年は、絶望と共に、一瞬にして悟る。
あの優しく、暖かな両親はもういなくなってしまったのだ。
ここにいるのは、両親の皮をかぶった全く異質のおぞましい存在なのだと。

旅の途中で迷い込んだ田舎町。
何の変哲も無い、というより、静かで清潔なたたずまいを漂わせる町。
人々もみな、おだやかで親切に接してくれる。
すっかりその町が気に入ってしまった主人公は、その町に滞在する。
だがやがて、主人公は、少しずつその町に違和感を覚えるようになっていく。
そして、ついに、ある夜、主人公は、町の人々の正体を知ってしまう。

旅人を優しく受け入れて、暖かい粥を振る舞ってくれた優しいお婆さん。
だが、夜中に旅人は、「シャッ、シャッ」という奇妙な音で眼を覚ます。
音の正体を探った旅人が目にしたのは、旅人を料理するための巨大な包丁を研いでいる山姥の姿だった。

子ども達が、いつの間にか異星人に乗っ取られてしまうという「白い眼」。
などなど。

このように、ホラーの1つの定番は、
「穏やかで、優しく、愛情あふれている存在」(善なるもの)という仮面の下に潜む「悪意に満ちた異質な存在」(悪なるもの)という設定、
あるいは、
「善なるもの」が、知らない内に、内部から「悪なるもの」に浸食され乗っ取られていて、それが突然そのおどろおどろしい姿を現すという設定である。
私たちは、こうしたホラーを小説で読んだり、映画で見て、恐怖を感じても、
「でも、これはあくまでも作り話なのだ。現実の世界ではこんなことはありえない。」と胸をなで下ろすとともに、ある種のカタルシスを感じてすらいる。

だが、いま、これが、現実に起こっている。
それも、この国の片隅で起こっているのでは無く、この国すべてを根こそぎにする形で起こっているのだ。

日本会議という組織がある。
最近の政権の動きと関連して、一部のマスコミが取り上げるようになったが、それでもまだ、その存在を知らない国民の方が多いだろう。
日本会議のホームページによれば、同会は、平成9年5月30日に、
日本を守る国民会議と日本を守る会が統合する形で設立された全国に草の根ネットワークを持つ国民運動団体で、
美しい日本を守り伝えるため、『誇りある国づくり』を合い言葉に、提言し行動する組織である。


日本会議の主張と行動は、次のようなものである。

「神勅に由来する」皇位(同会発行誌『日本の息吹』の平成19年2月11日 「皇室祭祀と建国の心」と題する記事での元宮内庁掌典 鎌田純一氏の発言)を、国民統合の中心と仰ぐ、日本の伝統文化の尊重と回帰

押しつけられた東京裁判史観・自虐史観・卑屈な謝罪外交から脱却し、かっての崇高な倫理観を復権し、
軽んじられ、忘れ去られ汚辱されてきた光輝ある我が国の歴史を、青少年に伝える啓蒙運動


伝統に基づく国家理念を構想した、新憲法制定の提唱と運動


①は、
毎年2月11の建国記念日に全国で取り組まれる『「建国記念の日」奉祝 記念行事」や、皇室参賀や、靖国参拝をはじめとする各種神社の行事への参加など

②の、
「東京裁判史観、自虐史観」を否定する「光輝ある我が国の歴史」観とは、
自存自衛のためにアジア解放のための聖戦を闘い、けっして侵略せず、戦争犯罪をしなかった我が国(自民党の「歴史・検討委員会」の結論)に対する誇りを取り戻す、ということだろう。

③は、
民間憲法臨調の動きや、毎年5月3日を中心に全国で開催される、自主憲法制定を求める集会などであり、
そして、この団体の求める「新憲法」の1つの典型が、自民党の憲法改正草案である。

ここにあるのは、戦前の国家観、歴史観そのものの焼き直しである。
これを、アナクロニズムと切り捨てて済ますわけにはいかない


ここで再び「ホラーの定番」だ。

こうした思想と目標を持った集団が、それを正面から党の思想・目標として掲げる政党を結成して行動するなら、国民にもわかりやすい
ヒトラーや、東条英機や、石原莞爾や、甘粕大尉のような人物が、彼らが語ったような言葉で、彼らが語った大東亜共栄圏や八紘一宇、神州不滅の思想を語って選挙を闘うなら、
国民はまかり間違っても、彼らに300議席を与えはしないであろう。
そのことは、前回選挙での「次世代の党」の結果を見れば明らかである。

だが、彼らは、決して独自の政党を結成しようとはしない
その代わりに、既存の政党(それは自民党に限らず、民主党などの野党も含まれている)の中に浸食し、既存の政党を変質させるという戦術を採っている

その結果、与野党の別なく289名もの国会議員が、日本会議国会議員懇談会に参加し
現政権の閣僚のほとんど(19名中14名)が、日本会議国会議員懇談会のメンバーで占められるようになっている。
更に地方議会では、日本会議地方議員連盟に参加する議員が1691名に及んでいる

既に、既存政党の内部侵食は、ほぼ完成の域に近づいているのだ。


こうして既存政党の仮面をかぶり、

「神国日本の復権」を「美しい伝統ある日本文化の継承」と言い替え、
「アジア解放のための聖戦を闘った日本の復権」を「誇りを取り戻し国と郷土を愛する国民を育てる」と言い替え、
「西欧型民主主義の否定」や「憲法の平和主義への憎悪」を「戦後レジュームからの脱却」と言い替え、
「教育勅語や修身教育の復活」を「教育の再生」と言い替えるなど、


耳触りの良い言葉で、国民からその本当の姿を隠すことによって、こんなアナクロニズムの集団が政権を掌握するまでになっているのだ。

既に自民党は、かってのあの自民党とは、全く異質のものになっているのだ。
そして、浸食がそこまで完成に近づいているからこそ、
「八紘一宇」とか「軍国主義者と呼びたければ呼べ」とか「ナチスの方法に学ぶ」などという言葉が、ぽろりぽろりと漏れるようになっているのだ。

「これはもうクーデターだ」という人がいる。

仮面をかぶって勢力を拡大し、主権者である国民の知らないところで権力を掌握するという意味で、確かにこれはクーデターなのだ。
まさに「ホラーの定番」が、今私たちの目の前で現実に起こり、妖怪が、この国を蹂躙しようとしているのだ。


それにしても、不思議なのは、どうしてどの政党も、安倍首相に、
「あなたは、歴史・検討委員会のメンバーとして、日本はアジア解放のための自存・自衛の戦争を闘った、日本は侵略していない、従軍慰安婦や南京大虐殺は史実ではない、日本は戦争犯罪は犯していないと戦争を総括しているが、日本の首相として、このような総括をどう考えているのか」と質問しないのだろうか。

↑以上、転載おわり


どうでしょうか、どう思われたでしょうか。
わたしはとても恐ろしくなりました。
しばらくの間、何度も目を通すだけでまとめられなかった『日本会議』の正体について、少し長くなりますが、ここに載せさせていただきます。
どうかみなさん、いろいろとお忙しいとは思いますが、ぜひ最後まで読んでください。
わたしたちが対峙しているものは何なのかを、理解していただけると思います。


↓以下、転載はじめ

ナショナリズム団体「日本会議」の危険性:エコノミスト紙や仏誌が相次いで指摘
【THE NEW CLASSIC】2015年6月16日
http://newclassic.jp/24129

英 The Economist紙 や仏 L’Obs 誌 などが相次いで、
日本の危険な右翼団体「日本会議」が、安倍政権の政策に大きな影響を与えている、と報じている。


◾️民族主義の思想を掲げた、日本で最も強力なロビー団体

The Economist紙 は「Right side up」と題した記事で、「ナショナリズムを掲げた、日本で最も強力なロビー団体」として日本会議を紹介している。

記事によれば、日本会議は、第二次世界大戦において、西洋人の植民地主義から日本がアジアを解放したと主張し、
再軍備や、左翼教師によって洗脳された生徒への愛国心の鼓舞戦前における天皇崇拝の復活などを求めている。


◾️安倍政権に多大な影響力

日本会議のメンバーは、国会議員の大半を占めるばかりではなく、安倍政権の閣僚の多くを構成しており、安倍首相自身も同団体の特別顧問として名を連ねている。

The Economist誌は、2012年に自民党が発表した新たな憲法草案は、多くが日本会議の思想に基づいていると指摘しており、
彼らの存在は、韓国や中国の民族主義者に、日本の軍国主義の高まりを主張させる根拠になり得る、と述べている。


◾️戦後に押しつけられた歴史を塗り替える

一方で、 L’Obs誌もまた、日本会議を、
国際社会からそれほど注目されていないものの、影響力のある団体」と紹介する、「Japon : la face cachée de Shinzo Abe」と題された記事を掲載した。

記事では、安倍首相は新自由主義者でありながら、ロシアのプーチン大統領やインドのナレンドラ・モディ首相、そして岸信介元首相を賞賛する、国粋主義的な傾向を持つと紹介。

The Economist紙と同様に、L’Obs 誌 もまた、日本会議が、
アメリカによって、戦後に「押しつけられた」価値観から決別し、
第二次世界大戦の勝者によって「書き換えられた歴史を取り戻す」ことを目指している
、と述べている。

記事は、日本会議が、
南京大虐殺や慰安婦問題などに対して、歴史修正主義的な態度を見せるとともに、歴史教科書の書き換えを目指しているが、
こうした動きがどこまで強固に現れるかは、第二次世界大戦終結70周年記念となる8月15日に、明らかになるだろうと結ばれている。


◾️日本ではほとんど報じられず

このように、世界的にも影響力の高い雑誌が、次々と日本会議に危機感を表明してるにもかかわらず、
その報道は、日本国内においてはそれほど目立たない

The Economist紙は、
「奇妙なことに、この集団は、政府中枢部への強い影響力が拡大しているにもかかわらず、
日本のメディアからはほとんど注目されていない
と述べている。

果たして戦後70周年となる8月15日に、安倍首相はいかなる発言をおこなうのだろうか。
先日、韓国・朴槿恵大統領は、「慰安婦問題、交渉は最終段階」と発言して、様々な憶測を呼んでいる。

こうした中で、安倍首相は、日本会議の影響力を露わにするのか、あるいはそのナショナリスト的な言動を抑えることで国際社会からの信頼を得ることができるのか、大きな注目を集めている。



◾️閣僚の4分の3が所属する右派団体『日本会議』とは



『日本会議』6大スローガン
1.憲法改正
2.教育基本法改正
3.靖国公式参拝の定着
4.夫婦別姓法案反対
5.より良い教科書を子供たちに
6.日本会議の主張の発信


「日本会議」とは
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%FC%CB%DC%B2%F1%B5%C4
 
「日本会議」とは、会長は三好達(元最高裁長官)、全国9ブロック47都道府県になんらかの組織をもつ、日本最大の保守系組織である。
2002年9月以来、「10万人ネットワーク」(設立5周年事業リーフレット)を目指して活動を続けている。
また、これに協力する「日本会議国会議員懇談会」(現在242人、会長・麻生太郎衆議院議員)を持ち、国会と地方議会に強い影響力がある。

1997年、「日本を守る国民会議」(運営委員長・黛敏郎)と「日本を守る会」が組織統合して結成されたもので、機関誌『日本の息吹』を毎月発行してきた。



「日本会議」は、
1.憲法改正 
2.教育基本法改正 
3.靖国公式参拝の定着 
4.夫婦別姓法案反対 
5.より良い教科書を子供たちに 
6.日本会議の主張の発信


の6大スローガンを掲げて活動している。


「日本会議国会議員懇談会」

会長:
麻生太郎(外務大臣) 

会長代行:
中川昭一(自由民主党政調会長) 

副会長:
谷垣禎一(前財務大臣) 

副幹事長:
小池百合子(内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当))

副幹事長:
安倍晋三(内閣総理大臣、自由民主党総裁)
小野清子(参議院議員、元国務大臣)
石破茂(元防衛庁長官)


◾️「民間教育臨調」と「日本会議」

「民間教育臨調」の副会長は、5人のうち4人までを「日本会議」の役員が占め、同会に大きな影響力をもつ体制が作られている
「日本会議」の役員77人のうち、「民間教育臨調」に名を連ねている者は30人にも達する
名前を加えていない47人のうち、25人は宗教団体役員であり、4人が「軍恩連盟」「日本遺族会」「日本郷友連盟」「英霊にこたえる会」など旧軍・自衛隊関係団体の役員、そして会長・事務総長の2人である。
「日本会議」の4割近い(39%)役員を「民間教育臨調」に送り込みながら、
明らかにそれと分かる会長・事務総長、および3分の1以上を占める宗教団体、および旧軍関係者等を、表に出さない工夫と努力がなされている



◾️宗教団体と「日本会議」

「日本会議」は、1997年に、「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が合体して結成された。
日本を守る国民会議」は、保守系文化人を中心としつつ、旧軍関係者とも共闘する組織であった。
日本を守る会」の方は、神社本庁・生長の家・仏所護念会・念法眞教・モラロジーなど、宗教・修養団体が中心となり、
そこに曹洞宗管長・日蓮宗管長なども名前を連ねる、宗教関係者中心の団体
であった。

キリストの幕屋」も、「日本会議」の有力な構成団体である。
「キリストの幕屋」は毎週、大手町サンケイプラザ(?)で日曜集会を行なっている。http://www.makuya.or.jp/hikari/sankei.htm

「日本会議大阪」の構成団体をみると、キリストの幕屋のみならず、
神道政治連盟(神社本庁)・国柱会・仏所護念会・IIC(霊友会)・崇教真光・念法眞教・神道青年会などの宗教団体が名を連ねているし、
大阪府遺族連合会という、日本遺族会の下部団体も名を連ねている


◾️「夫婦別姓反対」「在日選挙権反対」「首相の靖国公式参拝」と「日本会議」

「日本会議」の結成は、文化人中心の「国民会議」が、献身的で巨大な財政力・組織力・動員力を持つ宗教団体連合の「守る会」と合体することにより、国民動員的な巨大組織を目指したものであった。
その結果、彼らはこれまで、「夫婦別姓反対」や「在日の選挙権反対」などで大きな成果を挙げてきた(いずれの法案も提出されたが棚ざらしになっている)し、「首相の靖国公式参拝」にも力を入れてきた


◾️日本会議の支部(一部)

日本会議熊本 
http://www1.ocn.ne.jp/~knippon/
熊本市宮内3-1 (熊本県神社庁内)

日本会議広島 
http://park6.wakwak.com/~nipponkaigi-hiro/

日本会議大阪 
http://homepage2.nifty.com/nippon-kaigi/ 
大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 大阪府神社庁内

日本会議愛媛県本部 
http://nippon-ehime.cool.ne.jp/ 
松山市勝山町1-7-20 友愛ビル202

日本会議福岡 
http://www3.coara.or.jp/~nippon_f/ 
北九州支部 〒800-0244 北九州市小倉南区下曽根新町10-1 (株)北九州地域開発 内 

日本会議奈良 
http://www.naraken.jp/nipponkaigi-nara/

日本会議宮城県本部 
http://nipponkaigi.net/

日本会議東京本部 
http://www.nipponkaigi-tokyo.com/ 
〒153-0042 東京都目黒区青葉台3-10-1-601

日本青年協議会 
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/5936/ 
後援 日本会議大阪/日本会議大阪河内支部 
〒153-0042 東京都目黒区青葉台3-10-1-602


◾️1997年の発足以来、「誇りある国づくり」をスローガンに、
「憲法改正」「侵略戦争否定」「愛国思想の育成」「ジェンダーフリー批判」「権利偏重批判」「道徳教育強化」などの、ファナティックな保守的主張を展開してきた。

出典
安倍内閣と一体の右派組織「日本会議」究極の狙いは徴兵制だった! | ビジネスジャーナル



◾️その出発から、日本会議はレーダーに現れないように、あらゆる注意を払ってきた。
広告も出さないし、テレビにも出ない。
戸別訪問的な活動をしながら、視線の及ばないところで前進していた

その集会はメディアに開かれていない。
そして、会員たちには会談の間も、写真を撮る権利もない。

出典
LA FACE CACHÉE DE SHINZO ABE:アベシンゾーの隠された顔|PAGES D'ECRITURE



◾️例えば、「改憲」という目標。
この目標を達成するため、日本会議には、「美しい日本の憲法を作る国民の会」(通称1000万人ネットワーク)をはじめとし、「新憲法研究会」「二十一世紀の日本と憲法有識者懇談会」(通称 民間憲法臨調)など、複数の別働団体を擁している。

出典
日本会議は何を目指すのか?――シリーズ【草の根保守の蠢動 第2回】 | ハーバービジネスオンライン



◾️「新しい歴史教科書をつくる会」「北朝鮮拉致家族を救う会」「北朝鮮拉致家族を救うブルーリボンキャンペーン」などの本体である。
出典
日本会議とは - はてなキーワード

「日本会議」という名を出さず、同様の思想を持つ別団体を次々と立て、活動しているのも特徴のようです。


◾️これら各種別働団体は、特段、日本会議であることは名乗らないものの、日本会議系団体であることを隠しもしない。
ただ、あくまでも別働部隊として、個別にシンポジウムを開催したり署名活動を行ったり、街頭演説を行ったりと、
実にさまざまなチャネルで、自分たちの主張を繰り返し展開している。

出典
日本会議は何を目指すのか?――シリーズ【草の根保守の蠢動 第2回】 | ハーバービジネスオンライン



◾️第三次安倍内閣の日本会議系団体所属状況

出典
hbol.jp




では、締めとして、ここに日本会議の会員である地方議員の名簿を作ってくださった方、それをまとめてくださった方がいらっしゃいますので、ここに紹介させていただきます。

「地方議員として活躍されている日本会議の会員の皆さん」リスト
http://togetter.com/li/802001

@akabishi2 さんのtwをまとめさせて頂きました








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米国『やっとこさ手に入れたオバマケアでも難儀する、トホホな保険&医療』事情

2015年07月31日 | 米国○○事情
ううう…。
金曜日の朝っぱらから不愉快な気分。

気分直しに、庭のあちこちでひっそりと、てきとーに咲いてる紫陽花(多分…)さんたちをパチリ。


一昨年の年末からずっと、かかりつけのお医者さんから、6枚もの紹介状を書いてもらっておきながら、
検査自体が体に悪い、なんて話に耳を傾けたり、医療保険の変更に超~時間がかかったり、変更してからも実際に使えるカードが送られてくるまでにまたまた超~時間がかかったりして、
気がつくとすっかり有効期限(?)が切れてしまい、そりゃもう後ろめたくて、もういっぺん書き直してもらえますか?なんて言えないよな~などとクヨクヨしているうちに、



二度目の夏を迎えてしまっておりました…。



無かったことにはできないのだし、今年の3月に、やっとやっと、オバマケアという、今まで払ってた額のほぼ半分ぐらいの保険が使えるようになったのだし、
もうこれはしっかり謝って、もういっぺん全部書き直してください!とお願いに行ってきました。

で、紹介状はさらに1枚増えて計7枚!
子宮がん、乳がん、大腸がん、胃がん、骨粗しょう症、腎臓結石、そして指。
大腸にポリープが何度もできたことがあるし、父を含め、父方の親類にがんを患った人があまりにも多いので、一応遺伝的に要注意。
そして今回の血液検査ではピロリ菌が見つかったので、まず一番に予約を取るべきは大腸と胃の検査だろう、ということで電話をかけました。



いやあ、感じ悪かったです。
あんたの発音、分かりにくいんだけどっていう不満がてんこ盛りの声で、「What?」の連発。
ここ10年間、ほとんど言われてこなかったので、ショックが大きく、気分はどんどん落ち込んでいきます。
そのお医者さんは一押しで紹介されてた人だったので、できたら診てもらいたいという願いもあって、余計に焦ってしまいました。
結局は、「あ、その保険はうちでは使えないです、じゃ」と言って、ガチャンと切られてしまいました。



気分がクサクサしているところに夫が仕事から戻ってきて、一部始終を話すと、落ち込んでる場合か、戦え!と言われ、さらに気分はドスンと落ちて、



とりあえず使えるもんはどんなもんでも使えとばかりに、ネガティブエネルギー燃焼のため、婦人科にも電話をかけてみました。
やっぱりうちの保険が使えるかどうか電話では答えられないので(なんでやねんっ!)、月曜日にそのカードを持って来てと言われ、
まあ、保険の名前を言った途端に、冷たい口調で無下に断られるよりゃマシだったので、ありがとうとお礼を言って電話を切りました。

どちらにせよ、このオバマケア、月々の支払いは安い(といっても7万円強)とはいえ、治療や検査のためにかかる費用をまず、実費で支払わなければなりません。
その額が20万円を超えた後になってはじめて、費用の7割を負担してもらえる、ということで、結局安いのか高いのか、微妙なところです。
とはいえ、医者にかかる機会が極端に少ないのに、月々12万、13万と支払い続けてきたのと比べると、月々の痛みというのは減ったのですけども…。
とりあえずこれだけは言えます。
この国で生きていくには、やっぱり自衛をしっかりして、まずは健康を保ちながら働いてお金を得ないといけません。
いくら鳴り物入りのオバマケアを手に入れても、結局は20万円が手元に無ければ、病院に行くことができないのですから。
まあ、いろんなタイプがあって(これがまた天文学的にややこしい)、うちはたまたま20万円支払い義務というのを選んだということなんですけども。
なので、今回のように検査が山積み、なんて時には、大変なことになってしまうのですね。
夫よ、許しておくれ。


ミニ畑のトウモロコシが、ここ数日の猛暑でグンと大きくなりました。


毎年きれいに咲いて楽しませてくれるムクゲの花ですが、いつもは7月上旬に満開を迎えるのが今年は今?!


暑いだろうなあ…。


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「戦争犯罪を繰り返す米国の片棒を担ぎ、いいポジションに居座る総理自身が総括する必要がある」山本太郎

2015年07月30日 | 日本とわたし


今回は頑張って、太郎さんの質疑の一言一句を、何回も聞き直しながら文字起こしをしました。


「大量破壊兵器を持ってないなら持ってないで、それをちゃんと証明しなかったイラクが悪い」

えっ…。
安倍氏の答弁は往々にして、一国の総理大臣として本当に大丈夫か?と、非常に疑問を抱かざるを得ないものが多いのですが、
これには本当に開いた口がふさがりませんでした。

イラクに侵攻し、戦争を起こすことに躍起になっていたブッシュ政権の、きな臭い行動の一部始終を知るわけではありませんが、
毎日夕方のニュースで流れてくる政府側の目論見と、身の回りの空気が急激に、戦争に反対しにくいものになっていったことを、今でもはっきり覚えています。

ウィキベディア『イラク戦争』より
https://ja.wikipedia.org/wiki/イラク戦争
『ブッシュ政権は、「開戦の理由はイラクが無条件査察を認めないことであって、イラク国内に大量破壊兵器が存在するという理由ではない」と主張しているが、
開戦前に、ブッシュ大統領やチェイニー副大統領が、
「イラクは大量破壊兵器を保有している」と、メディアを通して繰り返し広言していたため、
開戦後に大量破壊兵器が発見されなかったことで、この戦争の『大義』が失われた、という批判が巻き起こる結果となった』


まさに上記の通りで、メディアが繰り返し、その様子を伝えていましたし、パウエル長官なども、写真パネルをわざわざ用意して、嘘をついていたのでした。

それらのことは、今ではもう、世界の常識になっているのですから、まさか日本の総理大臣が、今だにあのようなことを公言するなんて…イカれてるにも程があります。

太郎さんが質問の中で、米国軍が兵士に、どのような教育をして戦地に送り込んでいるのかが、生々しく語られていました。

「武器を持つ人間をみたら殺せ。
双眼鏡を持つ人も殺せ。
携帯電話を持つ人は殺せ。
何も持たず、敵対行為がなかったとしても、走っている人、逃げる人は、何か画策しているとみなし殺せ。
白旗を掲げ、命令に従ったとしても、罠とみなし殺せ、と指示した。
ファルージャで僕たちは、その交戦規定に従った。
米兵たちは、ブルドーザーと戦車を使って、家屋を一つ一つ轢き潰し、
人間は撃ち尽くしたか、犬や猫やニワトリなど動くものは何でも撃った。
動物もいなくなったから死体も撃った」


こんな惨たらしいことを指示として授け、それを実行させる人がいる。
こんな惨たらしいことを指示として受け、それを実行する人がいる。

「大義」は大量破壊兵器の保有…。

わずか1年の間に、1447回もの爆撃をし、罪のない民間人の大人や子供を殺戮しました。

そんな蛮行を、『人道復興支援』などというもっともらしい名前をつけて、日本は殺人鬼たちを輸送し、支援しました。
正当性の全く存在しない人殺しの、片棒を担いだのです。

その罪の大きさ、業の深さ。
取り返しのつかない大きな過ちを犯したというのに、その総括すらしようとしない。

「アメリカに民間人の殺戮、当時やめろって言ったんですか?そしてこの先、やめろと言えるんですか?引き上げられるんですか?」

「無理矢理踏み込んだのは、アメリカとイギリスじゃないですか。

で、その片棒を担いだのは日本なんですよ。
その総括がなされずに、自衛隊をまた外に出す?遠くに出す?拡大させる? 
これ、総括必要ですよ。
総理、総括する必要あるでしょ?あなた自身が。
だって、ずっと、その決定してきた組織の中にいて、良いポジションにいたんですから」


わたし、山本太郎さんを全力で応援します!!
その気持ちをガツンと込めて、文字起こししました!!


↓以下、文字起こしはじめ
(作業の無駄を省くため、安倍氏をはじめ、大臣方の口癖である「⚪︎⚪︎ですね」と、えー、あー、おーなどの伸ばし部分を省略しました)

山本太郎議員:
『生活の党と山本太郎となかまたち』共同代表の山本太郎です。
安保法案について質問いたします。
総理、よろしくお願いします。
航空自衛隊がイラクに派遣されていたことは、総理はご存じですか?


安倍総理:
航空自衛隊は、イラク特措法にもとづきまして、平成16年3月から平成20年12月までの間、クウェートを拠点として、イラク国内の飛行場との間で、人員、物資を輸送していました。

具体的には、イラクの復興状況や、国連、多国籍軍の輸送ニーズ等を踏まえまして、
国連、米軍等の要員や、事務機器、医療機器、車両、航空機部品、テント等を輸送したわけでありまして、
その際、輸送対象となる人員が武器を携行することについては、それが常識的な範囲で、通常携行するものであれば、移送の対象としていたわけであります。
これらの内容は、活動期間中や活動終了後に、国会に説明、報告するとともに、適切に公表をしております。


山本議員:
丁寧にご説明ありがとうございました。
それはそうですよね。
空自の先遣隊がクウェートに出発した時には、内閣の官房副長官であられたんですもんね。
ありがとうございます。
航空自衛隊、イラクで何を運んでいたんでしょうか、というお話です。
平成19年4月24日、衆議院本会議にて、総理は、
「航空自衛隊のイラク派遣について、国連、その他の人道復興支援のための人員、物資の輸送を行っている」と説明されました。
これに間違いございませんか?

安倍総理:
それに間違いはないわけでありまして、今、ご答弁申し上げた通りでございまして、
国連や多国籍軍の輸送ニーズを踏まえまして、国連、米軍等の要員や事務機器、医療機器、車両、航空機部品、テント等を移送したわけでございます。

山本議員:
そうですか。
皆さんのお手元の資料で1になります、円グラフをごらんください。

航空自衛隊がイラクでの活動を開始した2004年3月3日から2008年12月12日までの、空輸実績の全記録のグラフ化

元データは2009年10月、防衛省が開示したもの。
航空自衛隊がイラクでの活動を開始した2004年3月3日から、最後の空輸となった2008年12月12日までの、空輸実績の全記録をグラフ化しました。
全体で46,000人、輸送いたしましたと。
先ほどの、平成19年の総理の国会答弁だけを聞くと、『輸送したメインは国連の関係者がほとんどなのかな』と勘違いしそうになりますけれども
実際は、国連の関係者はたった6%ほど。

その10倍、約60%以上が、米軍や米軍属だったということなんですけども、
これ、何の目的だったんですかね?おうかがいしていいですか?


中谷防衛相:
あの数字の話でございますが、ご指摘の通り、総人員が46,479人、米軍人が約半数の23,727人でございます。
この活動につきましては、特措法にもとづいて、人道復興支援活動を政策的に重視をしましたが、
基本計画において、派遣部隊の編成規模については、人道復興支援活動を実施するために必要な規模という観点から定めるとともに、
派遣部隊は、人道復興支援活動に支障を及ぼさない範囲で、安全確保活動、これを実施することといたしておりました。

イラクに派遣された航空自衛隊、こうした方針のもとで活動を実施いたしまして、
米軍は、類似の安保理決議にもとづいて、治安維持活動のみならず、復興支援活動にも取り組んでいたということで、
この2つの任務の中で活動した、ということでございます。


山本議員:
蓋を開けてみたら、60%がアメリカの軍人だったり軍属だったという結果があるわけですよね。
じゃあ、どうして、国会の答弁において『国連、その他の人道復興支援のための人員、物資の輸送を行っている』という答えをするのかって。
どうして一番多い人たちが、その他という部分に込められるのかって、意味がわからない。

「“等”と一緒だよ」(議場より発言あり)

そうですよ。
いちいち法律みてたら“等”と書いて“など”?
結局そこに全部集約されているんだろって。
国連関係と言いながら、メインは米軍の輸送に使ってたんじゃないかって。
お手元の資料でございますけども、2枚目の表と裏に、『週間運輸実績の一例』、黒塗りの資料、そして裏が、黒塗りが外された開示文書がご覧いただけます。
国連職員を運んでいると言いながら、その中身は実際ほとんどが米軍関係、自衛隊関係の人員だった

人道支援と言いながら、戦闘員を輸送してたんじゃないの、って話だと思うんですけれども、
「自衛隊が運んだ米軍兵士も、復興支援のための人員だった」と、総理、そういうふうに宣言なされますか?
一言でお願いします。


安倍総理:
これは、イラク特措法に基づく活動として、このクウェートを拠点としたイラク国内の飛行場との間で、人員、物資の移送をしたわけでありまして、
あくまでも、この特措法に基づく活動をしていたわけでございます。


山本議員:
なるほど。
そうおっしゃるならば総理は、自衛隊がバグダッドまで輸送した兵士たち、お届けした兵士たちが、
その後何をしたのか、ということの詳細まで把握されている、ということでよろしいですよね?

ということは、それらの兵士の所属部隊であるとか、従事した作戦まで知っていたという話になります。
それが把握していたということになりますから。
もう一度おうかがいします。
把握していたということでよろしいですか? 

内容は結構です。
把握していたかしていなかったか。


安倍総理:
この法律によって、まさに、これは人道復興支援活動と安全確保支援活動を行う、ということになっているわけでありまして、
そしてまた、自衛隊の部隊は、物品の輸送に際しては、武器の輸送は行わないことにしているわけでございますが、
今、私は、その詳細について承知しているわけではございません


山本議員:
なるほど。
詳細はわからないんですよね、要は
そういうふうに聞かされている、というお話ですよね?当時も。
そういう話に聞かされていた、ということじゃないんですか?

先に進みましょうか。
総理は、航空自衛隊がバグダッドに…ああ、そうや、これ資料請求したいんですけど資料請求できますかね? 
総理これ、把握されてて、今は把握していないけれども、昔聞いた話によるとそういうことだ、ということだと思うんですけど、
これ、本当に、平和活動のみに、そういう人たちが旅立って行ったのか、バグダッドに、
ということの話の詳細というのはこれ、資料請求できますかね?
 
隠したりしないでしょう? 
出してくれますか資料、いかかでしょう?あ、すみません、委員長に直接。


安倍総理:
輸送した米兵については、イラク国内において復興支援、または治安維持、いずれかの活動に従事していたというふうに認識をしております。


山本議員:
へー、なるほどそうですか。
じゃ、総理は、航空自衛隊がバグダッドに、米軍兵士らの輸送活動を行った2006年から7月以降、
それによってといいますか、市民、米兵の犠牲者数がどのように変化していったかということを、把握されていますか?



外務省・上村司中東アフリカ局長:
お答え申し上げます。
米軍の犠牲者数に関しましてでございますが、ある一定の期間をくぎって米国が発表しているものではございません。
我々が持っております数字は、米国国防省の数字でございますけれども、
2003年3月19日から2010年8月31日までのイラクの重要作戦全体の総数でございますが、4,424名の犠牲者が出ているという数字を持っております。


山本議員:
フリップお願いします。
こちらグラフ、お手元の資料3です。


イラクで犠牲になった亡骸、この亡骸の数をカウントしているNGO『イラクボディカウント』が発表しているものをご覧になればわかる通り、
2007年の民間人の犠牲死亡者数、24,000人にも上っている。
で、自衛隊のクウェートへの移送が始まったのは、2006年の7月だと。
この当時は、安倍官房長官時代ですよね
これ以後の約1年間、開戦直後の空爆が激しかった頃を別にすると、
もっともイラク市民の犠牲が多かった時期であり、米軍兵士の犠牲も一番多かった時期だったそうです。

で、総理にお聞きしたいんですけれども、2007年の1年間ですね、まあ2007年の1年間といえば、総理が第一次安倍政権で総理になられたときですよね。
この2007年の1年間で、米軍が爆撃した回数ってご存知ですか? 
これ(事前に質問を)通告していません。
ご存知かご存知でないかだけで結構です、ありがとうございます。


安倍総理:
爆撃した回数までは今、お答えすることはできません。


山本議員:
すみません、突然の質問。
1,447回
2007年の1年間で、1,447回も爆撃された、というのがイラクの現状だ、と。
いわゆる『テロとの戦い』と先進国が始めた戦争によって、子ども、女性、お年寄り、多くの市民が犠牲になった、と。

イラク戦争に賛成したんですよね、安倍総理は?
してなかったら、多分ここまでこれなかったですもんね総理までね、途中で。
で、アメリカ兵の輸送に関しても、賛成されたわけですよね? 
これ賛成されてなかったら、ここまでこれてないですもんね? 

我が国の総理が、イラク戦争の実態をあまり詳しくはご存じないようなんですね。
その一方で、自衛隊の活動を拡大しようとしているって、アラブの人々、世界の人々が聞いたらどう思うんですか

航空自衛隊のイラクでの空輸活動については、2008年の名古屋高裁で、違憲判決、憲法違反だという判決が確定しています。
このことについてはご存知ですか?
ご存知かご存知ないかだけでお答えください。


中谷防衛相:
平成20年、


山本太郎議員:
総理です!


中谷防衛相:
平成20年の4月17日に、名古屋高裁における判決について、違憲の確認、および差し止めを求める訴えは、不適法なものであると却下されました。
また、損害賠償請求は法的根拠がない、として棄却をされておりまして、国側が全面勝訴の判決でございました。


山本議員:
総理と、お願いしたんです。
総理にお答えいただきたい
最高責任者なんでしょ? 
この違憲判決。
要は、イラクでの空輸はこれ、違憲だ、憲法違反だという判決が出た
その要旨、中身を見てみると、
政府と同じ憲法解釈に立ち、イラク特措法を合憲としても、憲法9条1項に違反する活動を含んでいることが認められる』。

人道支援といわれるものの実態は、結局、米軍との武力行使一体化であったと。
それがはっきりと、司法によって判断された。
イラク戦争でも、我が国は、多くの民間人を殺すことに加担していた可能性が高いということを、これ、伝えているわけですよね。

輸送した米兵の中では、ひょっとしたら戦場に向かって、人道復興支援だとかいうような話になってたかもしれないですけど、表向きは。
でも、その中身はわかんないってことですもんね? 

総理は、衆議院での質疑で、
「国際憲章上、違法な武力の行使を行っていれば、それは国際法上認められないことであり、我が国はそのような国を支援することはない」と答弁されました。

総理、我が国が、ジュネーブ条約や国際人道法や国際人権法に反する行為、つまり、戦争犯罪に協力することなんて有り得ませんよね? 
一言でお願いしたいです。
有り得るか、有り得ないか、お願いします。


安倍総理:
えーそれは、我が国は、我が国として国連憲章上、違法な武力の行使を行う国に対して、支援や協力を行うことはないわけです。


山本議員:
ありがとうございます。
夏休みで、たまたま中学生がテレビを見てて、国会やってたって方もいらっしゃると思うんですね。
今、私と総理との間でどういうやり取りがあったかと言いますと、
『戦争には最低限ルールがある』んだよってことなんです。
もちろん皆さんご存知だと思います、中学生になれば。
攻撃するのはあくまで戦闘員、軍事拠点であり、一般市民や民間施設は攻撃しちゃ駄目
当たり前ですよね?

これに反するものは戦争違反(犯罪?)とする。
当然です。
アメリカが批准しているジュネーブ条約では、
『民間人に対する攻撃、殺人、傷害は禁止、病人の保護、文民病院の攻撃禁止』が定められております。

そして今、総理が言われたことは、『ルール違反は許さないよ』と、そういうことですよね。
で、おそらくそういった、そういう違反をするような連中とは一緒にやっていかないから、という強い意思を示してくださったと思うんです。
今までの委員会での発言でも。

でもですね、総理。
一番、一体化…一体化って言ったらおかしいですか? 
一番絆を深めたがっているアメリカ、米軍は、ジュネーブ条約など国際人道法、国際人権法違反の常習犯だそうです。
安倍総理にとっては、お祖父様の時代から深く縁があるアメリカかもしれない
この法案が成立すれば、より一層その絆も深まるかもしれない
そのアメリカの軍隊は例に漏れず、イラクでも戦争犯罪の常習犯との呼び声が高いそうです。

2004年4月、米軍は、イラクのファルージャという都市を包囲、猛攻撃を行った。
翌月、国連の健康の権利に関する特別報告官が、ファルージャの攻撃で死亡したのは、90%は一般市民だった。
約750人が殺されたという情報もある。
国連は「一刻も早く、人権侵害行為に関して、独立した調査を行うべきである」という声明も出している。
フリップをお願いします。
はい、先ほどお話ししました中学生の皆さんのためにも、出してください。




2004年6月イラク西部ファルージャ、ジャーナリスト志葉玲氏撮影・提供

救急車、攻撃されてますよ。
アメリカの攻撃ですよ、これ。
2004年6月、現地入りしたジャーナリスト・志葉玲さんが撮影したもの。
黒焦げになった救急車。
で、先ほどのお話です。
国連の方が言うには、医療活動を妨害したのはアメリカ、そして救急車を攻撃したのもアメリカだという話なんです。
あまりにもひどすぎる。
じゃあファルージャ、どんな戦いだったのか。

2004年の11月から、米軍の大規模攻撃を受けたんですけれども、この作戦に参加した米兵がこう言っている。
『冬の兵士・良心の告発』というDVDの中で。
攻略戦の訓練を受けていた全員、みんなキャンプに行きますから、訓練を受けますから、
ある日、軍法(軍の法律)の最高権限を持つ部隊の法務会に招集され、こう言われた、と。

「武器を持つ人間をみたら殺せ。
双眼鏡を持つ人も殺せ。
携帯電話を持つ人は殺せ。
何も持たず、敵対行為がなかったとしても、走っている人、逃げる人は、何か画策しているとみなし殺せ。
白旗を掲げ、命令に従ったとしても、罠とみなし殺せ、と指示した。
ファルージャで僕たちは、その交戦規定に従った。
米兵たちは、ブルドーザーと戦車を使って、家屋を一つ一つ轢き潰し、
人間は撃ち尽くしたか、犬や猫やニワトリなど動くものは何でも撃った。
動物もいなくなったから死体も撃った」
って。

これ、一部のおかしな米兵がやったことじゃないですよ。
米軍が組織としてやってきたことです。
ファルージャだけじゃない、バグダッドでもラマディでも

総理、アメリカに、民間人の殺戮、当時やめろって言ったんですか? 
そしてこの先、やめろと言えるんですか? 
引き上げられるんですか?
 
お答え下さい。


安倍総理:
まず、そもそもなぜ、米国、多国籍軍がイラクを攻撃したかといえば、
大量破壊兵器、当時のサダム・フセイン独裁政権が、これはかつては間違いなく化学兵器を持ち、
そしてそれをイラン・イラク戦争で使用し、多くの人々を殺し、自国民であるクルド族に対してもこれを使用して、相当多くの自国民も殺したという実績があったわけでありまして、
そして、それを既に、化学兵器、大量破壊兵器は無いということを証明する機会を与えたにもかかわらず、それを実施しなかったというわけであります。

そこでですね、国連決議において、国連憲章第7章のもとで採択された決議、678、687および1441を含む関連の安保理決議によって、これは正当化されたと、考えているわけでございます。


「化学兵器は関係ない」「878は関係ない」(議場より発言あり)


山本議員:
ありがとうございます、今、ツッコミが入りました、878は関係ないというお話が入りました。
イラクに査察に入った国連の方々、700回以上ですよ、大量破壊兵器はなかったって話になっている。
でも、無理矢理踏み込んだのは、アメリカとイギリスじゃないですか。

で、その片棒を担いだのは日本なんですよ。
その総括がなされずに、自衛隊をまた外に出す?遠くに出す?拡大させる? 
これ、総括必要ですよ。
総理、総括する必要あるでしょ?あなた自身が
だって、ずっと、その決定してきた組織の中にいて、良いポジションにいたんですから

ありがとうございます。
質問を終わらせていただきます。
コメント
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安倍ニモマケズ 石破ニモマケズ 高村ニモ公明ヤ維新ニモマケヌ 平和ナココロヲモチ欲ハナク決シテ諦メズ

2015年07月30日 | 日本とわたし


安倍ニモマケズ

石破ニモマケズ

高村ニモ公明ヤ維新ニモマケヌ

平和ナココロヲモチ

欲ハナク

決シテ諦メズ

イツモ官邸前デ抗議シテヰル

東ニ解釈改憲ガアレバ
行ッテ猫パンチ

西ニ集団的自衛権容認アレバ
行ッテ爪ヲトギ

南ニ米軍基地ガアレバ
行ッテココカラナクナレトイヒ

北ニ領土争ヒヤ紛争ガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキニモ集会ニイキ

デモノトキハオロオロアルキ

デクノボートヨバレ

ホメラレモセズ  

クニモサレズ

サウイフ猫ニ

ワタシハナリタイ


肉球新党
猫の生活が第一
コメント (4)
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こんないい加減な話があるか!誰の税金でやってるんだ!誰の命を守るんだ!どうして真剣にやらないんだ!

2015年07月29日 | 日本とわたし
この太郎さんの質疑文、朝から3回も聞いて、矢も楯もたまらなくなって、質問時間が短いから超~早口なんだけども、やっぱ文字起こしすっか~と、
それでなくても重い腰をじわじわと上げ、はじめの10分ぐらいのところまで、聞いては書き、聞き直しては書きして苦戦していたら、

IWJの原佑介さんが、やっちゃってくださってました!!
大大大感謝!!
あ~、IWJの会員になっててよかった!!
皆さんも、もしまだの方がいらっしゃいましたらぜひぜひ!!
毎日、ほんとに読み応えのあるお知らせ日刊IWJガイドが読めます!!

政府と飯を食って長いものに巻かれてしまったマスメディアに代わり、大奮闘してくれているIWJなのに、
そりゃもう大変な経営難!!
だって、IWJの取材活動は、わたしたちからの会費・カンパのご支援で成り立っているからです。
岩上さんは自腹切って、健康まで害して、首から常にニトログリセリンをぶら下げ、医者と、自身の身体と相談しながら、仕事の最前線に立ち続けておられます。

ちょいとここで、IWJへのご支援のお願いをひとつ。
IWJの取材活動は、皆さんのご支援によって成り立っています!
最近、現場で、
「最近、記事に写真が付いていて、スマホで電車内でも見やすくなりました」などとお声がけいただくことも増えましたが、
機材もすべて会員さんの会費、カンパなどで揃えております。
その分、これまでよりもクオリティをあげたものをご提供できるかと思います。

どうかIWJの取材活動を、これからもお支えください! 
現在の会員数は4960名です! 
もう少しで、久しぶりの5000人台に回復します!
スタッフや機材を強化し、もっと発信量を増やしたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※寄付・カンパもお願いしております!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html



ではでは、本題。
太郎さんの言葉のほとんどが、太字、色文字、ほんでもってサイズ最大にしてしまいたくなるものでした。
だからあえて、今回はしませんでした。
それに比べて、安倍首相をはじめとする面々の、多分彼ら自身もほぼ理解できてない、漢字の羅列を間違わないで読む練習をしただけだろう答弁のお粗末なこと!

わかってたけどもやっぱり酷い!情けない!腹が立つ!

もっともっと怒りましょう!物申しましょう!



【質疑全文掲載】
「ミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』も考えていないのか。呆れてものも言えない」
――山本太郎議員が原発×戦争リスクを追及!
「また泣き寝入りか? 福島の事故のように。あまりにもおかしい」

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255492

「こんないい加減な話があるか。誰の税金でやってるんだ。誰の命を守るんだ。どうして真剣にやらないんだ」――。

北朝鮮の弾道ミサイルなど、日本にとって「差し迫った脅威」が存在すると喧伝し、これらを口実に安保関連法案の必要性を説く安倍政権。
だが、「差し迫った脅威」があるというわりには、肝心の「原子力施設に対する弾道ミサイル攻撃」に関して、何一つ想定していない。

では、いざ弾道ミサイルが核施設に飛来した場合、周辺に住む国民はどうすればいいのか。
「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎議員が2015年7月29日(水)、参院の平和安全特別委員会で質した。

原子力規制委員会は、
「弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制により対処すべき性質のものではないとし、
政府は、
「他国等からの弾道ミサイル攻撃に関する想定については、政府として特定の施設についてお答えすることは差し控えると回答を拒否。
まるでシミュレーションができていないのだ。

山本議員は、
国会審議は1日3億円近くかかるという。
それを95日間も延長しておいて、実際に飛んでくると言われているミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』を考えていないんですか。
呆れてものも言えない」
と、政府の無責任を糾弾した。

さらに、
「色んな『安全保障の問題だ』『エネルギー問題だ』って色んなことを言っているけれども、実際はどうなんだ。
もしものことが起こった場合、また泣き寝入りか? 
福島の事故のように。
あまりにもおかしいじゃないですか」
とたたみかけた。

以下、質疑の詳細な要旨を掲載する。(原佑介)


山本太郎議員の質疑全文(一部リライト)

山本太郎議員:
『生活の党と山本太郎となかまたち』の山本太郎です。
党名は長いんですけども、質問時間は長くないということなので、ぜひ簡潔にお答えいただきたいと思います。

その前に、本日、この審議を傍聴しにきてくださっているお客様の中に、6名の沖縄からのお客様がいるそうです。
辺野古から来ていただいたそうです。
過去4度、直近の選挙では、沖縄の民意ははっきりとしました。
『辺野古に基地は作らせない』。
それが沖縄の民意で、決めたこと。

にも関わらず、どうやら安倍政権は、どうしても作る気満々のようです。
民主主義とは何か、立憲主義とは何なのかということを、今日お越しいただいている辺野古の皆さんにも是非、お伝え願えればと思います。

まず、総論として、私たち『生活の党と山本太郎となかまたち』は、
今回の政府・与党のいう平和安全法制、私たちからみれば、まぎれもない戦争参加法制だと思うんですが、
これらの法案は明らかに憲法違反であり、そればかりでなく、安全を保障するどころか、自衛隊員と、日本国民全体の危機を高めるので断固反対。
全力で反対いたします。

今回、この特別委員会で発言の場を得ましたので、私たちは、次の4つの視点を基本に、質疑を行ってまいりたいと思います。

第一。
やはり、なによりも、今回の政府提出法案は、日本国憲法9条に違反する違憲法だ、ということです。

憲法9条には、自衛権を認めるとはどこにも書いていません。
明確に武力行使は禁止されている。
しかし、外部から日本に対して攻撃、急迫不正の侵害があり、他に手段がない場合は、
必要最小限度の実力行使ができるという解釈で、正当防衛のための自衛隊を保有しているんですよね。
日本が攻撃されていないにも関わらず、武装した自衛隊が海外で武力行使するということは、到底、許されることではありません。

第二。
後方支援は武力行使そのものだということです。
日本政府は後方支援と言っておりますけども、国際法上『ロジスティクス』は補給、兵站であり、
後方支援する自衛隊は、日本が支援する米国等の敵対国、あるいは敵対組織の軍事目標、攻撃目標に当然なります。
米国の敵が、そのまま日本の敵になる。
有志連合国の敵が、そのまま日本の敵になってしまうという話ですよね。

第三。
国際法上の正当性についてです。
中東、アフガニスタンでの米国等の爆撃や、地上作戦に巻き込まれた市民、女性、子どもたちの殺傷は、明らかに戦争犯罪です。
国際法上の正当性、あるわけがございません。
このような米国軍等の行為に、日本の自衛隊が参加・協力することは、あってはならないです。

自衛隊員の皆さんの危険が高まること、このことも重大な問題ですけれども、
日本の自衛隊が、非戦闘員の市民、女性、子どもたちに対し、誤って発砲し、加害者側、戦争犯罪者側になることは、絶対にあってはいけません。
現場の情勢、刻一刻と変化します。
戦場ジャーナリストの方々にお聞きすると、皆さん口を揃えてこうおっしゃる。
『身を守るために動くものは全て撃つ。そんな状況に陥るのが戦場だ』と。

安全だと思われた場所も、その先はわからない、という話なんです。
我が国は、海外では、あくまで集団安全保障、国連中心主義で行動すべきで、
自衛隊の海外派兵は行わず、国連の人道支援活動を中心に、参加、協力すべきです。

憲法違反の法案に対してね、『対案を出せ』と、これよく聞きますよね、声高に、与党側から。
これはただの詭弁です。
論点ずらし以外の何ものでもない。
憲法違反の法案に対する対案は廃案であると、先日、参院本会議で、民主党の北沢俊美理事がおっしゃっていました。
そのとおり。

続いて第四として、
私たちの安全保障に関する政策を、主張していきたいと思います。
まず、日本の領域に対する急迫不正の侵害に対しては、従来通り、個別的自衛権と日米安保で対処します。
尖閣、小笠原、東シナ海の中国漁船等については、海上保安庁の能力を一段と高め、自衛隊はそれをサポートすべきです。

南シナ海に対しては、軍事力ではなく、外交力で対処すべき。
ASEAN諸国と連携し、APECの枠組みで、海上輸送路の安全を確保すべき。
中国に国際法に違反するような行為があったとするならば、APECやG7などとも協力して、経済制裁をすることとし、
そのことを抑止力とすべきではないでしょうか。

中東につきましては、自衛隊は派遣せず、国連の人道支援活動への参加協力に徹するべきだと思います。
イスラムは、日本の敵ではありません。
これが私たちの政策、いわゆる『対案』です。

以上、4つの視点から質疑を行いたいと思いますけれども、今日は1回目ですから、現在の、我が国に差し迫った日本壊滅のリスクに関する重大な脅威について、質問していきたいと思います。

衆議院で、100時間以上を超える審議が行われたっていう話なんですけれども、
まぁでも、ほぼ誰も理解できてないんじゃないですか? 
総理でさえもあんま理解できていないんじゃないかな、って、先日のテレビのわかりやすい説明を見てると思っちゃうんですけれども、
安保法案に対して、それでもテレビに出演して、噛み砕いてみんなに説明しようというお気持ちはよく伝わってくるのですが、
残念ながら、ますます混乱を深めているだけ。

理解を深めるコンテンツとして、今、話題が盛り上がっていています『教えて! ヒゲの隊長』、ご存知ですよね? 
本家本元のヒゲの隊長のほうも盛り上がっていますけども、その一方で、パロディ版が本家を超えるヒット数ということで、合わせて観ていただくとかなり面白いと思うんですけども、
まず最初の質問はですね、このヒゲの隊長さんの動画の一コマをお借りして、質問したいと思います。

この動画の中、ヒゲの隊長は、あかりちゃんに対して、
『日本にミサイルを向けている国があるのを知っている?』と聞いています。
安倍総理、実際に日本にミサイルを向けている国というのは存在するんですか?教えてください。


中谷元防衛相:
中国、北朝鮮、ロシアは、我が国に到達しうる多数の弾道ミサイルを保有しております。
しかし、それのみをもって、我が国の安全に対する脅威と、評価しているわけではありません。

弾道ミサイルの能力のみならず、その時々の国際情勢、また当該国の言動、行動など、総合的な分析、評価が必要となります。
そのうえで政府として、北朝鮮による弾道ミサイル能力の増強等は、我が国の安全に対する重大、かつ差し迫った脅威と認識をいたしておりますが、
これはまず、北朝鮮が国際社会の自制要求にも関わらず、核弾道ミサイルを開発している姿勢を崩していない。

そして、過去3回の核実験を通じて、核兵器の小型化、弾頭化の実現に至っている可能性を排除できない。
そして、日本の大半を射程に入れる、数百発もの弾道ミサイルを配備している。

そして昨今、弾道ミサイルの発射訓練を繰り返している。
そして、我が国の具体的な都市名をあげて、弾道ミサイルの打撃圏内にあることを強調するなど、
挑発的な言動を繰り返していることなどを、総合的に分析、評価した結果でございまして、
北朝鮮の軍事動向、これは我が国はもとより、地域国際社会の安全保障にとっても、重大な不安定要因となっております。


山本太郎:
続いてヒゲの隊長、
『もし現実にミサイルを撃ってきたらどうする?』と、あかりちゃんに聴いているんですよ。
安倍総理、そろそろ声を聞かせてください。
もし現実にミサイルを撃ってきたとしたら、どうするんですかね?



安倍総理:
我が国に対して弾道ミサイルが発射された場合には、自衛隊が米軍と協力をしつつ、弾道ミサイルシステムでこれを迎撃いたします。
具体的には、イージス艦とPAC3により、二段階で対応することを考えております。
その際、我が国に弾道ミサイルが飛来すると認められるものと、これが我が国に対する武力行使とは認められない場合には、
自衛隊法82条の3にもとづく、弾道ミサイル等破壊措置により、対処することになるわけであります。

他方、我が国に対する外部からの武力攻撃に該当すると判断し、我が国を防衛する必要があると認められる場合には、
自衛隊が、自衛隊法76条の『防衛出動』により、対処することとなります。
また、武力攻撃事態などに該当すれば、事態の状況に応じて、国民保護法等の関係法令や、国民保護計画等にもとづいて、
警報の発令や、住民の避難等の措置を、迅速かつ的確にとることになります。


山本太郎:
次は一言で答えていただければ助かります。
安倍総理、『教えて! ヒゲの隊長』でなくて、国会答弁でもよく出てくると思うんですよ、この弾道ミサイルの問題。
武力攻撃の問題、よく出てきますよね。
我が国にとって、重大かつ差し迫った脅威であるという認識で、よろしいですか?



安倍総理:
これは当然、数百発のミサイルを保有していて、核を開発していると、搭載能力を向上させていることについて、脅威と考えております。


山本太郎:
同じ答えを、以前出した質問主意書でお答えいただきました。
まさに「脅威である」と。
「我が国の安全にとって、重大かつ差し迫った脅威となっていると認識している」と、お答えを以前にいただいているんです。

質問主意書というシステムがございます。
何か疑問に思ったことがあれば、質問を書いて、それを政府に渡す。
それが答え、閣議決定として返ってくる、というシステムなんですよね。
非常にいいシステムです。

で、去年12月、私は政府に、質問主意書を出しました。
どんな内容だったか。
九州電力株式会社・川内原子力発電所への、弾道ミサイルによる武力攻撃に対する、国民保護計画に関する質問主意書を提出いたしました。

もしも、川内原発に、弾道ミサイルその他が飛んできたらどうするんですか? 
ということを、質問主意書で聞いたというお話です。

その中で私は、
「弾道ミサイル攻撃等を含む、武力攻撃による原子力災害への対処について、
鹿児島県と薩摩川内市は、それぞれの国民保護計画の中に記載があると、以前政府は答弁しましたが、
政府自身は、九州電力株式会社・川内原子力発電所に対する、他国等からの弾道ミサイルによる武力攻撃を想定していますか?」と質問いたしました。

質問主意書に対する答弁書は、安倍総理の名前で返ってくるんです。

「他国等からの弾道ミサイル攻撃に関する想定については、政府として、特定の施設についてお答えすることは差し控えるが、
弾道ミサイル等の移転・拡散・性能向上に係る問題は、我が国や国際社会にとっての大きな脅威となっており、
特に、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発は、我が国に対するミサイル攻撃の示唆等の挑発的言動とあいまって、
我が国の安全に対する重大、かつ差し迫った脅威となっていると認識している。
政府としては、国民の生命・財産を守るため、平素より、弾道ミサイル発射を含む様々な事態を想定し、
関係機関が連携して、各種のシミュレーションや訓練を行っているところである」

…と書いてありました。

総理、政府としましては、平素より、弾道ミサイル発射を含む様々な事態を想定し、
関係機関が連携して各種のシミュレーションや訓練を行っている、ということで間違いございませんか?


安倍総理:
政府においては、国民の生命、財産を守るため、平素から、様々な事態を想定して、
地方公共団体、関係機関を通じた対処能力の向上が図れるよう、
各種のシミュレーション、そして政府機関が連携した対処訓練や、地方公共団体と共同した国民保護訓練を実施しているところであります。

このうち、国民保護共同訓練については、各種テロや武装グループによる攻撃など、緊急対処事態を主として、
警察、消防、自衛隊など、関係機関が参加した総合的な訓練を行っていまして、
原発に対するテロ攻撃を想定した訓練も行っております。


山本太郎:
やはり、有事に備えてしっかりシミュレーションするんだ、と。
訓練もするんだという総理のお仕事、ちょっと垣間見えた気がします。
ではお聞きします。
総理、さまざまな事態を想定し、各種シミュレーションを行っているそうですが、
川内原発の稼働中の原子炉が、弾道ミサイル等の直撃を受けた場合、最大でどの程度、放射性物質の放出を想定していますか?


原子力規制委員会・田中俊一委員長:
ご質問ですが、航空機衝突を含めて、原発が大規模に損壊した場合の対象施設は、規制要求として求めておりますが、
弾道ミサイルが直撃した場合の対策は、求めておりません。

弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制により、対処すべき性質のものではないと考えています。
放射能が放出されるという事態は、従って、弾道ミサイルによって放出されるという事態は想定しておりませんが、
川内1、2号炉の適合性審査では、
原子炉格納容器破損の防止、あるいは放射性物質が異常な水準で敷地外に放出されることを防止するための対策が求められるのと同時に、
厳しい事故を想定し、対策の有効性を確認しています。

それによりますと、放射性セシウム137の放出量は、川内1、2号機の場合には、約5.6テラベクレルと評価しております。
ちなみにこの値は、福島第一原発事故で放出された約1000分の1以下、ということになっております。


山本太郎:
要は、シミュレーションしていないんだ、シミュレーションできないんだ、ということをおっしゃったんですよね、委員長。
弾道ミサイルが飛んできた場合、原子炉、その近くに着弾した場合、もしもそれが破損した場合に、
一体どのような状況になるか、その漏れだすということに対しては、それは計算されていないということですよね?

で、今言われたものに関しては、『福島の1000分の1』という基準はあるんですよ。
もしものことが起こった場合、1000分1だったり100分の1だったり、うっすらとした何かの基準は存在しているんです。

弾道ミサイルが着弾したとする。
その他に、いろんなミサイルが着弾したとして、原子力施設が破壊されて、福島の東電原発の1000分の1の放出量で済みますかって話なんです。
思いませんよね? 
どうしてそれをしっかりと計算しないのか、という話になるんですけれども。
あまりにも酷くないですか、これ、ってね。

これ、質問主意書で質問したんですよ。
「仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい」っていう話なんです。
「仮定の話」っていうけども、話には答えない、と。
やっぱり仮定の話っていうけれどもこれ、答えるのは難しいものなんですか?
総理、何が飛んでくるかわからないという状況の中で、仮定の話っていうのにはなかなか答えづらいものなんですか?


安倍総理:
武力攻撃事態は、その手段、規模の大小、攻撃パターンが異なることから、これによる実際に発生する被害も様々であり、一概にお答えすることは難しいということです。


山本太郎:
一概に答えるのは難しい、仮定では答えられない。
そしてこの、安倍総理の名前でいただいた質問主意書でも、
「仮定の質問であり、お答えすることは差し控えたい」というようなお答えをいただきました。

でも、考えてみてください。
今回の法案、中身、仮定や想定を元にされてないですか? 
「A国がB国に攻撃を仕掛けた。友好国のB国から要請があり、新三要件を満たせば武力行使ができる・できない」の仮定ですよね。
仮定でしょう?

「仮定でよくわからない」とごにゃごにゃ言うわりには、仮定でどんどんものごとを作ろうとしているんですよ。
仮定、想定で、そこから物事をシミュレーションしていって、物事を作り上げていくのは当然のことなんです。

都合のいいときだけ想定や仮定を連発しておいて、国防上ターゲットになりうる核施設への想定、仮定はできかねます、って。
これ、どんだけご都合主義ですかっていう話だと思うんです。

我が国を取り巻く安全保障環境、著しく変化しているんでしょう? 
飛んでくるかもしれないんでしょう、ミサイル。
『中国が~』『北朝鮮が~』…色んな話をされているじゃないですか。
(発射されれば)『10分で到達します』
で、飛んできた時は? 
『何もできてません?』…困りますよね。
本気で守る気あるんですか?

この国に生きる人々の生命・財産・幸福追求権を守るんだったら、
一番脆弱な施設、しかも核施設をどのように防御するのか、ということを考えなきゃいけないのに、
その逃がす方法も、1000分の1? 100分の1? その程度の放出量しかないなんて。
これ、何なんですか? 
意味がわからない。

先ほどお示しした質問主意書。
「避難計画、防災計画作成の必要性は、最大で何キロメートル圏の自治体に及ぶと想定していますか?」と質問しました。
でもこれ、答えなかったんです。
おかしくないですか? 
何かあった時にどの範囲で避難するか、どのような方法で避難するかということは、決められてなきゃいけない。
国民の生命・財産・幸福追求権を守るんでしょう? 
どうして書かれていないんでしょう。

総理、もしも弾道ミサイルが飛んできて破壊された場合、何キロ圏までの計画を作成すべきなのか、教えてください。


内閣官房・大庭誠司内閣審議官:
武力攻撃事態は、武力攻撃の手段、その規模の大小、攻撃パターンなどにより、様々な想定があり得ることから、
国民保護措置の実施に関する基本的な方針を、閣議決定した『国民保護基本指針』においては、
着上陸侵攻、ゲリラや特殊部隊による攻撃、弾道ミサイル攻撃、航空攻撃の4つの類型を想定しておりますが、
特定の定量的な被害は期していない、ということになります。

そして、弾道ミサイルなどの武力攻撃により、原子力災害が発生した場合については、
あらかじめ地域を定めて、避難等の措置を講ずるものとするものではなく、
事態の推移等を正確に把握して、それに応じて、避難等の範囲を決定することとしています。


山本太郎議員:
先ほどの内閣官房の方にお聞きしたいんですけれども、後半部分よく聞き取れたんですけれども、
色んなパターンがあるから、どういう状況になるかがわかりづらい、
だから実際にそうなってみて、色んな被害の状況をみるだとか、
実測値を測っていきながら、その避難の範囲だったりということを決めていきたい、という理解でよろしいでしょうか。
『Yes』か『No』かでお答えくださいますか?



大庭審議官:
事態の推移等を正確に把握して、その対象範囲を決定するということでございまして、
例えば、放射性物質等の放出の状況とか、武力攻撃事態の推移と、なるべく正確に把握して、避難対象範囲を決定していきたいということを考えております。


山本太郎:
皆さん、わかりましたか、今の。
要は、前もってちゃんとした避難計画であったりとかっていうものは、うっすらしか存在してないっていうことなんですよ。
今言いました事態の推移、この意味わかりますか? 
原発にもしも事故があったとしても、東電福島原発のような事故があったとしても、
そしてそのほかに、今一番危険とされている中国、北朝鮮からのミサイルの着弾が原子力施設にあって、被害があったとしても、
「事態の推移」…要は、「一度被曝していただく」という話ですよ。
「実測値で測っていくしかないんだ」って話ですよ。

こんないい加減な話あるかよって。
誰の税金で食べて、誰のお金でこの国会が成り立っていって、そして霞が関も、永田町もやっていけてるんだって。
誰の命を守るんだって話でしょ。
どうして真剣にやらないんでしょうね。

国会審議は1日3億円近くかかるっていいますよね。
それを95日間も延長しておいて、実際飛んでくるだなんだって言われているミサイルが、着弾したあとの『最悪のパターン』っていうものを考えていないんですか。
呆れてものも言えない。
国民の生命、財産、幸福追求権を守れるとは到底思えない。
何もやっていないに等しいと思います。

先にいきたいと思います。
配布資料の3、去年5月28日に発表されました。
田中規制委員長が主導して、関係自治体の地域防災計画や、防災準備に資する基礎的データを提供するために、原子力規制委員会が作成したんです。
要は、基準がなかったよねってことなんです。

基準がなかったから、避難計画とか色んなもの、立てづらいでしょ? 
色んなものにお役立て下さい、ということで、規制委員会が作ってくださった。
田中委員長、専門家の方ですよね。
作っていただいたってことですよね。

これがどれぐらいの数値だったかといいますと、先ほど一度出てきました、東電福島原発の排出の100分の1。
先ほど1000分の1という単位もでてきましたけれども、これは100分の1で間違いないですよね。
で、その下に、注意書きが書いてあるんです。

『緊急時の被曝線量、及び防護措置の効果の試算について』という紙なんですけれどもこれは。
これ、下に注意書きが書いてある。
どんな内容か。

『なお、本試算は、これ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているのではない』

100分の1で計算してたら、どえらい目に遭いますよ。
我が国で起こった事故で、一番最大の数は何なんだって話ですよ。
どうして100分の1にするんだって。
それは、新規制基準というものをつくりましたから。
新規制基準を通過したものは、いくら事故があったとしても、おそらく100分の1くらいにしかならないんじゃないかな、という希望的観測じゃないですか、これ。
これ、もし事故があったとして、誰か責任とりますか? 
『想定外』で終わりですよね?

現在も進行中の事故、福島。
『スリーメルトダウン』とも言われている。
レベル7の事故3つ、収束の仕方もわからない。
そんな事故があるにもかかわらず、誰も逮捕されない、強制捜査も入らない。
わかりますよね?言っている意味。

責任、どうやってとるのかということを、覚悟を知りたいですよね。
無理にやるんだろ、って。
色んな『安全保障の問題だ』『エネルギー問題だ』って色んなことを言っているけれども、実際はどうなんだって。
もしものことが起こった場合、また泣き寝入りか? 
福島の事故のように。
あまりにもおかしいじゃないですか。

100分の1なんていう数字では試算できないはずです。
人々の命は守れない。
総理、答えてくださいよ。
これ、100分の1で十分だと思われますか?


安倍総理:
武力攻撃による原子力災害への対処については、国民保護基本指針にもとづいて、原発からおおむね5キロ圏内はただちに避難。
原発からおおむね30キロ圏内は、まずは屋内退避、といった対応をとることが基本であります。

他方、武力攻撃によって、5キロ圏、30キロ圏といった範囲を超える大規模な放射性物質の放出が起きた場合には、
そうした状況に応じて、臨機応変に対処を行うことが当然でございます。

指針も、事態の推移に応じて、必要があると認める時は、30キロ圏よりも外も、30キロ圏内と同じ避難等の措置を行う、としています。
その上で、国は、汚染レベル、武力攻撃の状況等に応じて、避難地域、避難先を明らかにして、避難に関する措置を地方自治体に指示いたします。

さらに国は、自衛官、海上保安官による誘導避難を通じて、地方自治体とともに、全力で住民の救援にあたって参ります。


山本太郎議員:
安倍総理、原子力規制委員会ね、原発に対する弾道ミサイル攻撃については関知していないんです。
これ以前に、自分の所属している内閣委員会でも、お聞きしたことがあるんです。
こう、おっしゃっています。

「結論から申し上げますと、評価はしておりませんし――評価というのはそういう事故があった場合の評価、どうするのかっていうことです――今後もやるつもりはありません。
ミサイルは色んな種類がありますので、どういったものが飛んでくるのかもわかりませんし、どういう状況になるかということも想定できませんので、やるつもりはありません」

これ、困るんじゃないですか?
今この法案、無理矢理10本のものを1本に束ねて、無理矢理やろうとしているこの法案。
『ゆう活』といいながら、みんなの夏休みを奪っているこの法案、どうします?
これね、やっぱり試算しなきゃダメなんですよ。

原子力災害対策本部長、誰でした?総理ですよ、そうですよね。
ってことは委員長、自分で勝手にできない、ひょっとしたらやりたいかもしれない。
まぁ、やりたくないでしょうけれども。
だったら、総理が決断するしかないんですよ。
シミュレーションしてもらってください。
いかがでしょう総理。
総理に聞きたい。


安倍総理:
このシミュレーションにつきましては、先ほど申し上げましたように、
各種テロや武装グループによる攻撃など、緊急事態、緊急対処事態を主として、警察・消防・自衛隊など、関係機関が参加した、総合的な訓練を行っております。

原発に対するテロ攻撃を想定した訓練も行っておりますが、この原発への弾道ミサイル攻撃についてでございますが、
この武力攻撃事態は、武力攻撃の手段、その規模の大小、攻撃パターンなどによって、様々な想定があり得ることから、
国民保護措置の実施に関する基本的な方針を閣議決定した国民保護基本方針においては、
着上陸侵攻、ゲリラや特殊部隊による攻撃、そして弾道ミサイル攻撃、及び航空攻撃の4つの類型を想定しておりますが、
特定の量的な被害は期していないわけであります。

そして、弾道ミサイルなどの武力攻撃により、原子力災害が発生した場合には、
あらかじめ、先ほど申し上げましたようなかたちで、避難等の対処範囲を決定することとしています。


山本太郎議員:
ありがとうございます。
まあ、とにかく答えは出せないんだと。
それはそうですよ。
危機管理の基本って何だ?
『Prepare for the worst』ですよ。
『最悪の事態に備える』、これ当たり前です。
『最悪の事態』に備えていない。
どちらかというと、見たくないものは見ない。
耳は塞ぐ。
でもやりたいことだけやっていく。

それが、たとえ国民のリスクにつながったとしてもやる。
原発をみりゃわかる。
安全保障問題は誰のため? 
よくわかんない。ねえ? 
本当に国民の生命・財産を守るためだったら、このミサイルが飛んできたらどうするかっていうことに対して、核施設が直撃されたらどうするかということに対して、対策はもう既にできているはず。
でもそれができていない。

屋内退避ですって? 
その間に実測値測るって? 
なるほど、よくわかりました。
じゃあ、お聞きします、田中委員長に。
誰も教えてくれないんですよ。
川内原発の場合、1号機原子炉内の核燃料、157体の放射性物質、全て放出された場合、
また貯蔵庫の燃料64体、使用済み燃料プール、1128体の放射性物質、すべて環境中に放出された場合、
セシウム137基準で、それぞれ何ベクレルになるんですか? 
って原子力規制庁と資源エネルギー庁に質問したんですけれども、誰一人答えられないんです。

専門家である田中規制委員長、お願いします。
短めに、川内原発PWRの燃料1体から、最大で何ベクレルのセシウム137の放出があり得るですかね。
知っているか、知らないか。


田中俊一・規制委員長:
燃料集合体の中の放射性物質というのは、燃焼度とか、冷却期間とか、様々な条件によって変わります。
当然、全体の量というものは把握しておりますけれども、全部が放出されるというようなことは想定しておりません。
先ほど申し上げました通りです。


山本太郎議員:
はい、ありがとうございます。
「計算のしようがない」って。
でも、わかりそうなものですけれどもね、計算したら。
で、お聞きしたいんですよ。

再稼働なんてできるはずないんですよ、川内原発。
政府が、川内原発に対する弾道ミサイルに対して、危機感を持っている。
で、もしも着弾した場合、弾道ミサイルが飛んできた場合の対処の方法は、ほぼないんですよ。
再稼働させるんですか? 
ただでさえ避難計画が無茶苦茶で、適当なのに。
それだけじゃない。
地震、断層も、もっと広がってきているっていうことがわかっている。
火山も、火山学会がおかしいと言っている。
再稼働できるはずないでしょう? 
ミサイルどうやって防ぐんですか? 
再稼働するんですか?それでも。
できるはずないですよ。
お答え下さい、総理、お願いします。


安倍総理:
これは、従来から政府の立場をご説明をしておりますが、原子力規制員会において、安全基準、まあこれは、非常に世界でも厳しい基準でありますが、
この基準を満たしたものについては、再稼働していく方針でございます。


山本太郎議員:
安倍総理の、規制委員会への責任転嫁で、この質疑は終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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米国『パブリックガーデン』事情

2015年07月29日 | 米国○○事情
我が家の右隣の空き地。
うちの敷地の横幅よりも広く、だからもちろん一軒の家を建てるのに十分な面積があります。
わたしたちがこの家の持ち主になる以前の、106年の間は、そこはずっとこの家の庭として、
小さな子どもたちの遊び場だったり、ちょっとおしゃべりする憩いの場だったり、好きな草花を植える楽しみの場だったりして存在してきました。
一代目も二代目もそれぞれ、この国では珍しく、この世を去る時までずっと長く住み続けたので、100年以上も経っているのに、わたしたちはまだ三代目。
でも、それだけ住み心地の良い(古くてあちこちにガタがきていますが…)家であり、環境であるのだということを、6年住んでみて改めて感じています。

二代目の持ち主の息子や娘たちが、遺産として引き継いだこの家を、隣の土地と切り離して売却したので、わたしたちはどうしてもその両方を買うことができませんでした。
土地の価格はもちろんのこと、年々支払わなくてはならない固定資産税が、家の分だけで100万円を優に超えるのです。
その庭には、大きな岩や低木が、それはそれは素敵に配置され、まるで日本庭園のような趣があって、ちょっと足を踏み入れるだけで心がしんと落ち着きました。
そして、樹齢が何年なのか想像もつかないほどの大きなカエデの老木が、その土地の守り神のように立っています。
わたしはいっぺんに一目惚れしてしまいました。

もう他人の土地になってしまったその庭を、台所の窓から恋しい思いで眺めていたある日、
業者の人たちが突然やってきて、草花はもちろん、低木を全て抜き、何本もあった白樺の幹の半分を切り取り、
そして、カエデの爺さんと、その横に立つ半身を失った白樺の木に、醜いピンク色のテープを巻きつけて帰っていきました。

わたしは悔しくて悲しくて、おいおいと泣きながら、その作業を写真に撮り続けました。
バサバサと刈り取られてしまった草花の残骸を集めながら、守ってあげられなくてほんとにごめんと謝りました。
その草花や低木の周りに置かれた岩も、ついさっきまで見守っていたものが殺されて、呆然と佇んでいるように見えました。
わたしは本当に怒っていて、なんにもできなかった自分が情けなくて、その気持ちがブルトーザーのような力となって、
気がついたら、その庭にあった大きな岩を、ウンウンと唸りながら転がして、家との境界線のところに並べていました。

後で業者さんに岩のことを尋ねると、いいよいいよ、持ってってと言ってくれたので、今もまだ、境界線のところに並んでいます。
それから丸々6年。
ありがたいことにその土地はずっと売れず、だからカエデの爺さんも白樺さんも生き残っています。
でも、つい最近、『売地』の看板が変わったのです。
今までの、なんだかな~…という印象のものではなくて、しっかりとした不動産会社が取り扱っているという感じ。

これはちょっとヤバいかもしれない…。
そう思っている矢先、一通のメールが送られてきました。
『まうみの家の横の空き地を、公共物にすることはできないか、
するんだったら、どんなふうに使いたいか、みんなで知恵を出し合おう。
で、まずは議員を呼ぶから、いろいろと尋ねてみよう』

え?え?え?
みんな、そんなこと考えてくれてたのかー。

ニュージャージー州の人口密度は、アメリカの中でもかなり高く、家が密集している町が少なくありません。
そんな中、うちの近所もなかなかに建て混んではいるのですが、裏庭つながりの模様がちょっとユニークなのです。
そして住んでいる人たちも、なんというか、昔の日本の長屋風というか、個々の暮らしに茶茶を入れるようなことはしないけれど、気持ちが強くつながっているという感じ。
裏庭つながりのケリーは、わたしと同じ年ぐらいの学校の先生をしている女性なのですが、
たった一度だけ、わたしが、カエデの爺さんが切り取られるのだけはなんとしても防ぎたいと言ったのをずっと覚えていて、
自分たちが抱えている問題の陳情を市議会に提出したりする際には必ず、まうみのあのカエデの爺さんの土地も、一緒にこの案件の中に入れちゃえ!とか、
今回は、もう家を建てられたら終わりだから、売れてしまう前に、町にあの土地を買ってもらうように頼もう!とか言ってくれるのでした。

その彼女の提案に賛成してくれた人たちが、昨日の夕方、彼女の家に集まってきました。
話し合いに加わってくれた議員さんは一名。
どんな作戦が一番有効かというのを教えてもらうために、1時間だけならという条件で来てもらったのでした。
同じくうちの裏庭続きの住人サラとアンは、若手の弁護士カップル。
彼女たちはその土地で、オーガニックの菜園がしたい。
そのアイディアに賛成する人は多そうです。
ところが、その土地とつながっているもう一軒の住人エステラが、公共の場として使われるのは絶対にイヤだと言い張りました。
エステラとご主人は昨年ここに引っ越してきて、外装も内装も、そして庭全体も大変な工事をして、見違えるほどにきれいにしました。
彼女は家に居る時間が長いので、家選びをする際に、静かに暮らせる場所というのが最重要事項だったのです。
わたしはというと、カエデの爺さんさえ守れるのなら、どんなふうに使ってもらってもいいと思っていて、
だから結局、話しはまとまらず、議会への陳情の手順だけを確認して、話し合いは終わりました。

エステラの気持ちを尊重したい。
その場に居たすべての人がそう思いました。
でも、あの土地を、緑豊かな公園として残したい。
そのためには、売買契約が成される前になんとかしなければ。

なので、とりあえずは、売れてしまわないように祈りつつ、何度も何度も話し合いを重ねていこうということになりました。
民主主義の真髄は、少数の意見こそを尊重する。
絶対に無理強いや、多数意見の押し付けをしない。
そしてその結果、まとまらなくても、話が平行線を辿ることになっても、最悪物事が無効になるようなことになっても、
別れる時は気持ちを切り替えて、今日もいい話ができたと、お互いに言葉をかけ合いながら握手する。
こちらに来てから、小さなコミュニティで学んだことは山ほどあります。
自分の考えや望みと全く違う人の意見を、ちゃんと聞けるようになったのは、多分こちらに来てからだったかもしれません。
そうすると、わたしの会話の成熟度というのは、43才の時にはまだまだ低かったのだなと、トホホな気持ちで思い返しています。
まあ今だってそれほど高くはなっていなくて、だからしょっちゅう、夫からお叱りを受けるのですが…。


遊びに来てくれた歩美ちゃんと、ミントティーを飲んでおしゃべりしました。


今年は前庭のミントが特別に元気が良くて、だから毎日葉っぱを千切っても全然オッケー。


10分ほど煮て、夜なのでカフェイン抜きの緑茶のティーバッグで色づけをして、はちみつをチョイと足していただきました。
暑い夏の日のあったかいミントティー。うまかった~。
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「原子爆弾だって問題ではない。憲法上は。小型であれば」2002年早稲田大学シンポジウムの講演にて

2015年07月28日 | 日本とわたし
まずこのような、トチ狂った人たちを、政治の舞台から降ろすこと。
これが今の日本の大人の、最優先事項であり、市民版集団的自衛権の行使である。

自衛隊が反憲法集団であることに感動したという自民党佐藤正久議員の発言について
http://togetter.com/li/853771

7月28日から、参議院特別委員会で、安全保障関連法案の審議に入ったわけだが、
その質疑で、自民党の佐藤正久議員(俗称ヒゲのチンピラタイチョー)が驚愕の暴露!

【自衛隊は反憲法集団1】
マスコミには目と耳がないようだが、昨日の参議院での自民党佐藤正久議員の発言(自衛隊が反憲法集団であることを賞賛)を再現しておく。
なお彼は、8年前の「不朽の自由作戦」におけるインド洋上での、米軍に対する給油活動にからめて賞賛したので、少しそれを振り返っておく。

【自衛隊は反憲法集団2】
「不朽の自由作戦」とは、9・11アメリカ同時多発テロ事件に対する報復として、米国が仕掛けた「世界戦争」のこと
インド洋上に展開した米軍艦船は、主に、アフガニスタンとフィリピンのイスラム勢力をターゲットにした。
日本はテロ対策特措法に基づき、洋上補給(給油)活動に参加

【自衛隊は反憲法集団3】
しかし、当時民主党代表の小沢一郎氏などが、戦争展開中の米軍に対する洋上補給は憲法違反と批判し、特措法の期限が切れ、一旦補給活動は中断したが、
その3ヶ月後、補給支援特措法が成立し、給油が再開された。
佐藤議員が賞賛した自衛官の発言は、その際のものである。

【自衛隊は反憲法集団4】
28日の佐藤議員の発言は次のとおり。
「派遣される自衛官が言われた言葉は、『憲法違反といわれても、我々にも意地と誇りがあります。日本国民の代表としてしっかり汗を流してまいります』という主旨の発言をされました。
そこには与野党の議員も多くおられました」

【自衛隊は反憲法集団5】
「その指揮官の言葉に涙した議員もおられました。このように、危機をいかにして共有するかということが現場では非常に大事です。」

【自衛隊は反憲法集団6】
佐藤議員の発言をまとめると、
憲法違反といわれてもやることをやるという自衛隊員の姿に感動した。現場では憲法論議などではなく危機感の共有こそが大事だ> ということになる。
自衛隊がクーデター実行部隊化することを賞賛するこの発言を、なぜマスコミはスルーできるのか?

【自衛隊は反憲法集団7】
当然のことだが、この自民党の佐藤正久議員の発言は、あきらかに憲法99条に定める議員などの憲法尊重遵守義務違反である。
野党は、発言の撤回と陳謝を求めるべきである。
撤回しないのであれば、違憲議員であることを認めたものとみなし、議員辞職を勧告すべきである。

【自衛隊は反憲法集団8】
さらには、8年前という多少古い事件ではあるが、自衛隊が反憲法集団と化している恐れが発覚した以上
国会は自衛隊に対し国政調査権を発動し、憲法遵守規律の不徹底を正すべきである。
国会の存立危機事態である。
マスコミよ、刮目せよ!



安保法案「法的安定性関係ない」 補佐官発言を与野党が批判
【東京新聞】2015年7月28日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015072802000133.html

憲法解釈を変更して、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案をめぐり、
礒崎陽輔(いそざきようすけ)首相補佐官が、法的安定性を軽視するような発言をしたことに対し、与野党幹部が27日、発言を相次いで批判した。
 
民主党の枝野幸男幹事長は、「行政に関与する資格がない」と記者団に指摘。
行政や法の支配のイロハも分かってない首相補佐官を、いつまで使い続けるのか」と安倍晋三首相に解任を求めた。
 
維新の党の片山虎之助総務会長は、「適当な発言ではない」と述べ、
共産党の山下芳生書記局長は、「安保法案は法的安定性に欠け、立憲主義を踏みにじる違憲立法だと自ら認める発言だ」と廃案を求めた。
社民党の吉田忠智党首も、解任を訴えた
 
自民党の谷垣禎一幹事長は記者会見で、「そのような発言をしたとすると、極めて配慮の欠けたことだ」と苦言を呈した。
安保法案に関する参院特別委員会の理事懇談会では、鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長(自民)が、発言の事実関係や真意を報告するよう自民党理事に求めた
 
菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で、
安全保障環境の変化を十分に踏まえる必要があるという認識を示したもので、法的安定性を否定するようなことはなかった」と擁護し、野党の解任要求を拒んだ。
誤解されるような発言は慎まなければならない」とも述べた。
 
礒崎氏は、26日の大分市での講演で、憲法解釈の変更について、
法的安定性は関係ない。わが国を守るために(集団的自衛権の行使が)必要かどうかが基準だ」と述べた。
27日には、「政府の憲法解釈は一貫して何も変わるところはない」と記者団に釈明した。

◆礒崎首相補佐官 発言要旨
礒崎陽輔首相補佐官の、26日の講演での発言要旨は次の通り。
 
憲法には自衛権について何も書いていない。
1959年の(最高裁の)砂川事件判決は、わが国の存立を全うするための自衛の措置は、国家固有の権能であるとした。
中身を言わないから、政府は解釈してきた。
昔は、憲法九条全体の解釈から、わが国の自衛権は必要最小限度でなければならず、集団的自衛権は必要最小限度を超えるから駄目だと解釈してきた。
72年の政府見解だ。
 
ただ、その時はまだ、自衛隊は外に行く状況ではなかった。
その後40年経って、北朝鮮は核兵器やミサイルを開発し、中国も軍備を拡張している。
 
政府はずっと、必要最小限度という基準で自衛権を見てきたが、40年経って時代が変わったのではないか
集団的自衛権も、わが国を守るためのものだったらいいのではないか、と提案している。
 
何を考えないといけないか。
法的安定性は関係ない
(集団的自衛権行使が)わが国を守るために必要な措置かどうかを気にしないといけない
わが国を守るために必要なことを、憲法が駄目だと言うことはあり得ない
「憲法解釈を変えるのはおかしい」と言われるが、時代が変わったのだから、政府の解釈は必要に応じて変わる
(安全保障関連法案の審議は)九月中旬までには何とか終わらせたいが、相手のある話だから簡単にはいかない



安倍晋三氏の世界観:過去10年の発言を振り返る
【THE WALL STREET JOURNAL】2012年12月21日
http://realtime.wsj.com/japan/2012/12/21/安倍晋三氏の世界観:過去10年の発言を振り返る/

16日の衆院選で圧勝した自民党の安倍晋三総裁は、今月中に、再び首相の座に返り咲く。
多くの優先項目のなかでも、安倍氏は、第二次世界大戦をめぐる論争や遺産を断ち切る――あるいは見直す――という長年の持論を復活させると公約している。
安倍氏は、戦時中に、アジア諸国で日本軍が行った残虐行為を軽視する発言をしているほか、戦時中の日本の行為に関する教科書の記載について、日教組と戦ってきた
安倍氏の最大の目標は、67年前に制定された憲法を改正し、自衛隊の権限を拡大することだ。

日本が、中国や韓国と、領有権をめぐって反目しているこの時期に、安倍氏が再び首相の座に就くことから、同氏のタカ派的な見解に注目が集まっている。
JRTは、過去10年間の安倍氏の著書や雑誌への寄稿、メディアとのインタビュー、報道された発言などを振り返ってみた。
以下にその例をいくつか挙げた。

◾️中国との領有権問題に関して
この問題に外交交渉の余地などありません。
尖閣海域で求められているのは、交渉ではなく、誤解を恐れずにいえば物理的な力です。
『文芸春秋』2013年1月号掲載の「新しい国へ」と題する寄稿

◾️第二次世界大戦に関するアジア近隣諸国への日本の謝罪に関して
自民党が再び政権の座につけば、東アジア外交を立て直す必要がある。
過去に自民党政権時代にやってきたことを含め、周辺国への過度の配慮は結局、真の友好にはつながらなかった。
2012年8月28日付け産経新聞のインタビュー記事

◾️日本軍による従軍慰安婦問題に関して
強制性については、従来から議論があったが、国会の答弁で述べているように、かつての定義である強制性について、それを裏付けるものや証拠がなかったのは事実だ。
2007年3月、首相官邸で記者団に対し

◾️第二次世界大戦での日本人の戦犯問題に関して
いわゆるA級戦犯と言われる方々は。(連合国による)東京裁判において。戦争犯罪人として裁かれたわけだが、国内法的には戦争犯罪人ではない。
2006年10月の衆議院予算委員会で

◾️日本国憲法前文の平和主義に関して
国民の安全を守るという国家として最も重要な使命を、何と、『平和を愛する』諸外国の国民を信頼する、というかたちで丸投げしてしまっている。
『文芸春秋』2013年1月号掲載の「新しい国へ」と題する寄稿

◾️戦争放棄をうたう憲法9条の「平和条項」に関して
憲法9条の規定は、独立国としての要件を欠くことになった。
とりわけ、当時のアメリカの、日本にたいする姿勢が色濃くあらわれているのが、憲法9条の『戦争の放棄』の条項だ。
アメリカは、自らと連合国の国益を守るために、代表して、日本が二度と欧米中心の秩序に挑戦できないよう、強い意志をもって憲法草案の作成にあたらせた。
2006年7月20日出版の著作『美しい国へ』

◾️核兵器に関して
憲法上は、原子爆弾だって問題はない。小型であれば」
2002年5月に早稲田大学で開かれたシンポジウムでの講演の内容を報じたサンデー毎日の記事(2002年6月2日号)

安倍官房副長官、福田官房長官の核容認発言の要旨
http://www.ne.jp/asahi/nozaki/peace/data/abefuku_yousi.htm 

◾️安倍官房副長官の発言(「サンデー毎日」2002年6月2日号)


有事の際に、自衛隊の活動とか国の活動において、皆さんの国民の権利、基本的人権が一時制約されるのではないか、ということです。
これは制約されます
(略)
パレスチナを見てください。
国家が崩壊したら、彼らの人権を誰が担保するんですか。
権利を担保する国そのものが存続の危機を迎えている時には、それは当然、ある程度我慢をしなければならない
そういう理屈が当然だと思う。

自衛隊を認めている以上、法整備をしないとおかしい
(略)
毎年毎年、約5兆円近い予算を使っているんですね。
実力部隊としては世界で、米国は別ですが、自衛隊の実力というのは最高水準だろう。
(略)
イージス艦が4隻もある。
地平線を越えてレーダーをとばすことができますから、極めて大きな範囲をカバーできる。
(略)
1隻1200億円もするわけです。
税金を使っている以上、当然機能的に活動できるようにするというのが、われわれ政治家が納税者に対しての義務ではないか。

○(先制攻撃はできないでしょうと司会の田原総一郎に問われて)
いやいや、違うんです。
先制攻撃はしませんよ。
しかし、先制攻撃を完全には否定はしていないのですけれども、要するに『攻撃に着手したのは攻撃』と見なすんです。
(日本に向けて)撃ちますよという時には、一応ここで攻撃を、『座して死を待つべきではない」といってですね、この基地をたたくことはできるんです。
(略)
撃たれたら撃ち返すということが、初めて抑止力になります

○(大陸間弾道弾を作ってもいいのかと問われて)
大陸間弾道弾はですね、憲法上は問題ではない、憲法上は
原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は
小型であればですね
 
○(それは個人的見解かと念を押されて)
それは私の見解ではなくてですね、大陸間弾道弾、戦略ミサイルで都市を狙う、というのはダメですよ。
日本に撃ってくるミサイルを撃つということは、これはできます
その時に、例えばこれは、日本は非核三原則がありますからやりませんけども、
戦術核を使うということは、昭和35年(1960年)の岸総理答弁で、『違憲ではない』という答弁がされています
それは違憲ではないのですが、日本人はちょっとそこを誤解しているんです。
ただ、それ(戦術核の使用)はやりませんけどもね。
ただ、これは、法律論と政策論で別ですから。
できることを全部やるわけではないですから。

法律論と政策論は別だ。
大学の講義という場、しかもオフレコということなので、純粋に法律論を進めた。
発言の中で、『政策論としては、非核三原則上持つことはできない」と、可能性を排除しているのだから。
全部の文脈を見てもらわなければ困る。

(日本が被爆国だからというのは)それは感情でしょう。
被爆国だから(原爆を)排除しろ、という考えではない

(※一部省略しながら引用しています)


◾️福田官房長官の発言(記者会見・記者懇談)
 
○(政府は、大陸間弾道ミサイルや原子爆弾などの)攻撃型の兵器は持たない。
他国を侵略する手段は持たないことになっている。
それは政治論なんだろう。
専守防衛ならばもつことはできる
法理論的に言えば、専守防衛で守ることであれば、持ってはいけないという理屈にはならない
憲法上、もしくは法理論的に、(大陸間弾道ミサイルや原爆を)持ってはいけないとは書いてない
しかし、政治論としては、そういうことをしないという政策選択をしている。
(5月31日・記者会見)

最近は憲法も改正しようというぐらいになっているから、国際情勢(の変化)や、国民が持つべきだっていうことになれば、非核三原則も変わることもあるかもしれない
(5月31日・記者懇談)

○ 私の発言が、将来、政府として、非核三原則を見直す可能性を示したものと受け取られ、独り歩きしている。
それは真意ではない。
現内閣で三原則の見直しを考えたり、今後の課題として検討していることは全くない。
(三原則の見直し発言は)そういう大きな政策転換を言うはずがない。
もし、そんなことを言えば、内閣はその途端に吹き飛ぶ。
私の発言は、国の安全保障のあり方について、時代状況や国際情勢を踏まえた国民的議論があり得る、ということを述べたもので、政府としての今後の方向性を示したものではない。
(6月3日・記者会見)
(※要旨です)
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「個人には原子力の恐怖から免れて生きる権利(ノーニュークス権)がある!」(原発メーカー訴訟裁判より)

2015年07月28日 | 日本とわたし
ノーニュークス権。
原子力いらんって断る権利。
ノーウォー権。
戦争いらんって断る権利。

わたしたち地球の人類は、この権利を地球全体で訴え、勝ち得るまで戦い続ける。
この、世にも美しい蒼い惑星の未来のために。




憲法学者・木村草太氏「ノーニュークス権」掲げる「原発メーカー訴訟」原告団にエール
【弁護士ドットコムニュース】2015年7月14日
http://www.bengo4.com/other/1146/1287/n_3387/

福島第一原発の原子炉をつくったゼネラル・エレクトリック(GE)、東芝、日立を被告として、原発事故の責任を問う「原発メーカー訴訟」
その原告団が7月14日、東京・永田町の参議院議員会館で、憲法学者の木村草太・首都大学東京准教授を招いて勉強会を開いた。

この裁判は、原発事故が起こっても、原発メーカーの責任が免除される法制度(原子力損害の賠償に関する法律)はおかしいと考えて、原発メーカーの責任を追及するために起こされた裁判
日本だけでなく、世界から4200人余りの原告が集まって、「一人当たり100円を支払え」と原発メーカーに求めている

原発メーカー訴訟弁護団の共同代表・島昭宏弁護士は、
僕らが東電に対して、いくら責任を追及しても、それだけでは、予定されていた仕組みの中で騒いでいるにすぎない。原発体制は痛みを感じない」と、
原賠法が違憲であることを主張して、原発メーカーの責任を追及する必要性を訴えた。

木村准教授は、
メーカーが完全に免責されるということは、かなり違和感がある責任制限であるように思う。
この問題を社会に発信するうえで、重要な訴訟だ
」と述べた。


●「ノーニュークス権」はリスクを問題にしている

今回の裁判で、原告団の主張の核となるのが、
個人には、原子力の恐怖から免れて生きる権利(ノーニュークス権)がある、という主張だ。

島弁護士は、
この訴訟の目標は、もちろん勝訴して、メーカーに責任があると認めさせることだ」としつつも、
少なくとも、ノーニュークス権という人権があることを、裁判所に認めさせたい」と述べた。

ノーニュークス権という新しい人権について、木村准教授は、
「ノーニュークス権は、『リスク』を問題にしている。
今回(福島原発事故)はそれより先に行って、リスクが現実化した状態だ。
『原子力事故によって生じた損害を適切に賠償してもらう権利』、
『原子力に起因する損害を完全に賠償してもらう権利』といった構成にしたほうが、今回の訴訟には合うのではないか」
とアドバイスしていた。

勉強会を終えて、島弁護士は、
「ふだん憲法の話にどっぷりつかることがなかったので、話を聞いているだけで幸せな気分になったし、とても勉強になった。
木村先生が示してくれた法律構成を、これから弁護団で議論してきたい」と述べた。

原発メーカー訴訟の第1回口頭弁論は、8月28日に東京地裁で行われる予定

↑以上、転載おわり


すでに原子力発電所というものの実態が、その多くはインターネット上の記事ではあるにせよ、公の場に晒されるようになりました。
我々の祖父母の時代から今に至るまで、その時々の納税者たちが、大変なやりくりをしながら支払い続けてきた税金を、
この、


東芝“粉飾決算”中心人物のあだ名は「原発野郎」!
マスコミが報道しない原発ビジネス、安倍政権との関係

【LITERA】2015年7月22日
http://lite-ra.com/2015/07/post-1313.html
より、部分的に引用させていただきました。

引用はじめ:

実際に粉飾決算をエスカレートさせ、巨大な規模にしたのは、東芝社内で『原発野郎』と揶揄されていた佐々木前社長
東芝の事業の二大柱は半導体と原子力発電
佐々木前社長は、原子力事業一筋でのしあがってきた人物。
06年に、相場の3倍以上の約6000億円を用意し、原発製造大手の米ウエスティングハウス社(WH社)を買収する際の立役者。

09年の社長就任後は、「原子力事業で売上高1兆円」という目標を掲げ、原発ビジネスに邁進するも、11年の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故発生。
しかし、その直後でも「日経ビジネス」(日経BP社)11年8月29日号「編集長インタビュー 原発の世界需要揺るがず」では、
「(原発市場は)縮小というより、増えるのではないですか」
「原発事業がなくなるとは思っていません。当社の原発関連売り上げの7割は海外向けです。
国内でも、原発のメンテナンス売り上げが減って、3割のうち3分の1がなくなるとしても、海外も含めた全体で見れば10%減少にもならない」と、海外展開を続けることを明らかにした。

12年、安倍晋三=自民党政権が誕生。産業競争力会議の民間議員、経済再生諮問会議の民間委員など、政府の役職を率先して引き受ける。
13年、安倍首相がUAE、トルコなどを訪問、原子力協定を結んだ際に同行し、東芝の原発を売り込む
13年、6月の『インフラシステム輸出』成長戦略に大きく関わる。
    法人税引き下げの論調をリードする。

東芝は、原子力大国フランスを支える原発メーカーアレバと同じように、
『原発投資』への引っ込みがつかなくなり、結果として首がまわらなくなった
さらに、約6000億円を用意して買収したWH社が、不良資産化している。

「経産省が06年に発表した『原子力計画』では、
・既存原発の60年間運転
・30年以降も原発依存度30~40%を維持
・核燃料サイクルの推進
・原発輸出を官民一体で行う

とぶち上げていて、東芝はその先陣を切ってコケた
計画を当時まとめたのが現在、安倍首相の秘書官として出向している経産官僚ら」(元政府高官)

世界的に斜陽化しかねない原発ビジネスに突っ込んだ経営陣の経営判断のミスを、ウソにウソを塗り固めてごまかそうとしてきた
これが今回の巨額粉飾の本質。

引用おわり


1562億円水増し 粉飾疑惑の「東芝」経営陣は逮捕されないのか
【日刊ゲンダイ】2015年7月22日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161998/1

『粉飾決算』疑惑に揺れる東芝。
21日、田中久雄社長(64)、佐々木則夫副会長(66)、西田厚聡相談役(71)の歴代3社長に加え、副社長4人を含む合計9人が引責辞任する、と発表した。
歴代3社長は、引責辞任することで、「司直」の手から逃げ切るつもりだ。
しかし、決算の粉飾はレッキとした犯罪である。
このまま無罪放免を許していいのか。

第三者委は、利益の水増し額を1562億円とし、歴代3トップの関与を指摘したが、
田中社長は「直接的な指示をした認識はない」と弁明。
粉飾という言葉はどう定義するかによる」と突っぱねた。

時間差で会見した第三者委も、東芝寄りのスタンスで、
上田廣一委員長(元東京高検検事長)は、「個別に検討すれば不正とみられるものもあった」としたものの、
刑事事件に発展する可能性について、「調査範囲外のことなので答えるのは難しい」と言葉を濁した。

東芝は、「証券取引等監視委員会」による行政処分だけで、一件落着にするつもりだ。
実際、上場廃止も回避され、刑事事件にも発展しないという解説が流布されている
何と、「東芝の不正経理は赤字隠しが目的ではない。企業体質が原因だから、指示や共謀が明確でなく事件化は難しい」という。

しかし、トップが「チャレンジしろ」と部下に不正経理を指示したことが明らかになっているのに、おとがめなしで済まされるのか。

過去にはカネボウが2000億円、ライブドアが53億円、オリンパスが1100億円の「粉飾決算」で立件され、経営陣が次々に逮捕されている。
コンプライアンス問題に詳しい、元検事の郷原信郎弁護士はこう言う。

郷原信郎弁護士:
会計処理上の問題は、不正をはたらいた認識の有無が問われるため、法律に抵触するかの判断は難しい。
手掛かりをどう明らかにするかが第三者委の腕の見せどころですが、299ページにも上る報告書は中身がスカスカ。
なぜ無理な利益目標を押し付けたのか、なぜ監査法人による歯止めが利かなかったのか
真相が何ひとつ明らかになっていない
東芝も第三者委も、幕引きありきで動いている印象です。
これで決着すれば、企業はやりたい放題です。

意外にも東京地検は、ヤル気満々のようだ。
告発状が出されれば、受理し、捜査に動く態勢だという。

法務省関係者:
この数年、東京地検は、大きな事件を何も手掛けてこなかった
政治資金規正法に問われた小渕優子氏も、麻薬を密輸したトヨタ自動車のジュリー・ハンプ元常務役員も、立件しませんでした。
このままでは、地検は何をしているのかという声が広がりかねない
国民は納得しないでしょう。
ここで東芝本社を強制捜査し、歴代社長3人を立件すれば、東京地検の存在意義を見せられる。
実際、1500億円の不正会計は問題です。
東芝は、『有価証券報告書』に故意に虚偽記載している
金融商品取引法違反に問えるはずです。

東京地検は真相を徹底追及すべきだ。

↑以上、転載おわり


東芝粉飾決算疑惑、隠された2つの重大な問題 
体裁だけの幕引き狙うも、騒動は続く

【Business Journal】2015年7月22日
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10890.html

前々から指摘されていた、原子力事業関係の合併と買収に伴うのれん代や、保有株の資産価値の検証が、すっぽりと抜け落ちている。
ということについて、まとめてくださっている部分を引用させていただきます。

引用はじめ

触れられなかった「のれん代」の問題

だが、報告書は、東芝の重要部門である原子力事業や、半導体部門の資産状況の精査を怠った。
その理由は、同社が第三者委に調査を依頼した際に、期間や対象を限定したからだとされている。

中でも大きな疑問が残るのは、東芝が鳴り物入りで、06年10月に4800億円余りを投じて77%の株式を取得した、米原発プラントメーカーのウェスチングハウス(WH)の現状だ。
当時の西田厚聰社長は、説明会を開き、原発の建設や保全サービスなどで、15年には最大7000億円のビジネスが見込めると豪語していた
 
この実現が困難なら、WHの買収に伴って急膨張したバランスシート上の、「のれん代」(07年3月末の計上額が7467億円と、前期の6.5倍に急増)の精査が必要だ。
のれん代とは、買収金額と買収対象になった会社の正味価値の差額を指す
経営の実態を決算に反映するには、保有資産のひとつであるのれん代の計上額を、実態に合わせて償却していくことが不可欠だ。
 
ところが、約300ページに及ぶ今回の調査報告には、WHの名前が一度も出てこない
あえて避けたのかと、疑問を生む状態なのである。
WHの本国である米国では、1979年のスリーマイル島の原発事故以降、新たな原発の建設がストップしており、原発は有望なビジネスではなくなっていた
このため、買収直後から、抜本的な償却が必要だった可能性がある
 
さらに12年10月、当時の佐々木則夫社長は、約1250億円を投じて、20%分のWH株を追加取得した
米エンジニアリング大手のショー・グループから、契約に基づく買い取りを迫られて、拒否できなかったのだ。
すでに所有していたWH株の価格見直しや、のれん代償却との関連でも、この買収価格が妥当だったか精査されるべきだ。
 
東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、日本の原子力産業は、壮大な不良債権になっている。
東芝で原子力事業の実態を追及したら、うやむやにしてきた東京電力や日本原子力発電の、経営問題に飛び火するリスクがあり、当局が積極的に追及しにくいという面もあるかもしれない
だが、避けては通れないのである。
 
WHの買収以降、東芝は、さまざまな分野でM&Aを繰り返すようになる。
結果として、14年末のバランスシートには、実に1兆1538億円ののれん代が計上された。
仮に、全額を一括償却すれば、東芝の株主資本(1兆4264億円)が激減する
監査法人がなぜ、不正を見過ごしたかという点の検証も生ぬるい

↑以上、引用おわり


もうひとつ、原発産業からの自民党への献金についての記事の一部を紹介します。
なおこの記事は、2014年の12月13日に書かれたものです。

原発産業9社から自民党に献金100億円
“安倍隊長”のもとで進む原発推進、消費増税、法人減税

【My News Japan】2014年12月13日
http://www.mynewsjapan.com/reports/2109


自民党の資金団体「国民政治協会」に、1977年以降17億円もの政治献金を行なった原発メーカー「日立製作所」。
原発の監督機能を骨抜きにした「原子力安全保安院」生みの親といわれる望月晴文・元経産事務次官は、震災後に役員待遇で天下った。

 主要な原発産業9社(三菱重工・三菱電機・日立製作所・東芝・鹿島建設・大林組・清水建設・竹中工務店・大成建設)から自民党の政治資金団体「財団法人国民政治協会」に対する政治献金の額が、過去37年間で100億円を超すことが、政治資金収支報告書の調査・集計でわかった。第二次安倍政権が発足した2012年12月以降、献金額は激増しつつあり、2013年は、三菱重工の3千万円を筆頭に、9社とも前年比1.5倍~3倍に自民への献金額を増やした。「汚染水はコントロールされている」などと真っ赤なウソをついてまで原発推進にやっきとなり、法人税減税と消費増税で原発メーカーを喜ばせようとする安倍政権の不誠実ぶりは、もはや度し難いところまできている。

【Digest】
◇ 2013年になって大企業献金が大幅増
◇ 原発メーカーも献金を増額
◇ 原発部門献金王は日立の16億
◇ 三菱重工は14憶円、三菱電機12憶
◇ 東芝は14億円、4社合計で56億円
◇ 原発産業栄えて民は放射能におびえる「美しい国」
◇ 原発産業天下り総リスト
◇ 日立には「原子力安全保安院」生みの親が天下り
◇ 東芝には震災後に外務2人と通産1人が再就職
◇ 原発金主の日本政策銀からゼネコンに天下った大蔵官僚
◇ 2013年になって大企業献金が大幅増

 
11月28日、2013年分政治資金収支報告書が公表された。
自民党の財布である資金団体「財団法人国民政治協会」を見て気がついた。
収入額は約28億2290万円
前年(約19億8200万円)より大幅に増えた
28億円のうち、団体献金は19億5000万円
前の年より、ざっと6億円の伸びだ。
 
1千万円以上の献金をしている大企業は45社
業界団体は15団体にのぼる。
大口献金企業45社のうち、前年よりも献金額が減ったところは、皆無だった。
前年と同額にとどまった会社は、わずか3社で、残りの42社はすべて増えていた。

折しも今年9月、日本経団連は、献金あっせんの再開を公表した。
佐川急便事件などで「政治とカネ」に批判が高まり、旧経団連が献金あっせんを中止したのが1993年
それから20年を経て、「政治とカネ」は大きな転機を迎えたといえる。
政党交付金導入は、企業献金に対する批判から導入されたはずだが、
いまや、交付金をもらいながら企業献金もはばかりなく受け取るという、カネまみれの政治になろうとしている

この動きと歩を一つにするように、安倍自公政権は、法人税減税と消費増税を進めようとしている。
自民党の選挙公約にも、法人税の大幅減税が掲げられている。
経団連に加盟する大企業が要望するとおりの政策である、
円安とインフレを進め労働者の実質賃金を下げ
派遣法の改正でクビを切りやすい非正規労働者を固定化し、
法人税も減税する。
大企業の経営者や大株主からみれば、笑いが止まらないことばかりである。

カネをくれたから要望を聞いてやる
国民の苦労などどうでもよい――そういわんばかりの、殺伐とした乱暴な政治風景に、今の日本はなってしまった。


・日立製作所
自民党の資金団体「国民政治協会」に、1977年以降17億円もの政治献金を行なった原発メーカー「日立製作所」。
原発の監督機能を骨抜きにした「原子力安全保安院」生みの親といわれる望月晴文・元経産事務次官は、震災後に役員待遇で天下った。

・三菱電機
原発の中央制御装置や発電機を納入している三菱電機。過去37年間で自民党団体12億8000万円の献金を行なった。原発メーカー三菱重工もほぼ同額を献金している。安倍政権になって献金額が急増している。

・東芝
福島で事故を起こした沸騰水型原子炉を開発した米国のゼネラルエレクトリック社と縁が深く同ウエスチングハウス社を子会社にした原発メーカー東芝。原発は安全という判決を出した最高裁判事など多数の天下りを受け入れてきた。東日本大震災後の現在も2人の外務官僚と1人の通産官僚が役員として天下り中で、推定1000万円以上の報酬を受け取っている。

・清水建設
大手ゼネコンも原発産業の主要な一角を担っている。ゼネコン部門で自民献金王者は清水建設の9億7700万円。原発最大の金主である日本政策銀行に天下った竹内洋財務官僚を、震災後に役員待遇で受け入れている。

・鹿島建設
鹿島建設の献金額は37年間で8億9700万円。福島第一原発の事故処理でも多数の仕事を受注している。

・大成建設
大成建設は三菱重工などとともに四国電力伊方原発の建設を受注した。除染や福島第一原発の復旧作業でも利益を上げている。
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海辺のカフカ・ニューヨーク公演を観て

2015年07月27日 | ひとりごと
『海辺のカフカ』を観に行ってきました。



村上春樹さんの同名小説を蜷川幸雄さんの演出で舞台化した作品で、2012年に初演され、2014年に新たなキャストで再演されたものです。
今年、蜷川さんが80歳になることを記念し、昨年上演時のキャストで、5都市を巡るワールドツアーが開催されているのですが、昨日はその中のひとつ、ニューヨークでの最終公演のものでした。



村上春樹さんの小説に、一時期ハマっていたことがあります。
ちょうど、異国の文化が自分の中にダダッと入り込んできた頃のことで、いろんなことにつまづいて気持ちがちょっと落ち込んでいたわたしに、
「これ、ぜひまうみに読んで欲しい」と言って、友人が手渡してくれたのが、村上春樹さんのエッセイ『やがて哀しき外国語』という一冊の本なのでした。
わたしは本の虫と幼い頃から言われるくらい本を読むのが好きで、たくさんの作家の本を読んでいたのですが、
どういうわけかこの、村上春樹さんと角川春樹さんを混同して、なんとなく敬遠していたわたしは、その時初めて、あ、別人だった…と驚いたのでした。
それまで読んだどの作家の言い回しとは違う、思わずそうそう!そういう感じ!と嬉しくなる比喩と、とても読みやすい文調が心地よく、ほとんどすべての著書を読んだかもしれません。
でも、そのうちに少々飽きてきて、少し遠のいていました。



『海辺のカフカ』が出版され、久しぶりの長編だというので、少し間を空けたことだし、ちょっと読んでみようかと書店に行くと、高っ!!
日本だと1600円なのに、こちらの紀伊国屋だと24ドル!上下巻2冊もあるのに!
う~んう~んと渋っていると、普段はあんまり本を読まない別の友人が、そいじゃわたしが下を買うから、お互いそれを読みっこしようと助け船を出してくれて一件落着。
大急ぎで読みました。



それからもう13年が経ち、話の大まかな内容以外はすっぽりと忘れてしまっていましたが、大丈夫、日本語の舞台なんだからと、読み直さずに行くことにしました。
ただ、今回の公演のチケットを、夫の誕生日祝いにとくださった人が、英語の字幕が読めない席なので少し大変かもしれませんと言っていて、
でもまあ、夫も上巻の半分以上は読んであったし、日本語の聞き取りは得意なので、3時間の長丁場ではありますがなんとかなるでしょうと、ありがたくいただいたのでした。

席はここ、左側の二階ボックス席で、舞台から数えて3番目の手すり側。
上部右寄りのところに、字幕用のボードが見えます。これだと全く問題無く読めそうです。


なんとまあ、あんな高いところまで席があったっけか?


だんだんとお客さんが入ってきました。


一番てっぺんの中央に、舞台演出のために忙しく作業する部屋があり、ちょっとズームしてみると、数名のスタッフの皆さんが、休む間もなく準備に追われていました。


始まった!


開演前に、写真撮影は禁止しますというアナウンスがあったのに、こっそりと手すりの下から撮っていると…、
チョンチョンと肩を叩く人が…夫でした…禁止って言ってたの聞いてなかった?

上部の枠に無機質な蛍光灯がついた透明の箱の中で、物語が静かに、そして時には狂気をはらみながら進んでいきます。
そうそう、そうだったと、話の細かな場面を思い出しながら、笑ったり眉をひそめたりして観ているうちに、わたしはとても深い、薄暗い哀しみの中に沈み込んでいました。

それはあまりにも自然で、あまりにも密やかな変化だったので、自分では気づかなかったのですが、
舞台が終わり、役者の皆さんがカーテンコールに出てきて、何度もお礼をする姿を写真に撮っていると、画面がぼやけて何がどうなっているのかさっぱりわからなくなってしまいました。


でもなんとか何枚かは、ピントがずれていますが撮れたみたいなので。







自分がポロポロと涙を流して泣いていることに、カメラの始末をしている時に気がつきました。
おいおい自分、どうしたん?
呆れ顔でたしなめようとしたわたしの目の前に、世界で一番タフな子どもにならざるを得なかった13才のわたしが立っていました。

世界は、どうにもならない、避けようのない、巨大な暴力と絶対悪が存在している。
そのような恐ろしいものが、自分を目がけて襲ってきたらどうすればいいのか。

13才の時のわたしは、本当に疲れきっていました。
でも傍目からは、どこにでもいる、ピアノが人よりうまく弾けるけど体育が苦手で、冗談を言って人を笑わせるのが好きな女の子でした。
でも…どういういきさつでそうなったのかは今も全く不明ですが、気がつくと、チンピラと愛人の女性というカップルが二組、家の客間に居座っていたのでした。
そのチンピラの男のひとりは、わたしを見つけると腕を掴んで部屋まで連れて行き、正座するわたしの前で、その女性とのオーラルセックスを繰り返し、その後必ずこう言いました。
「お前ももうすぐ、この中指でイカしたるさかい、楽しみにしとけよ」
目を反らすと殴られる。その恐ろしさから、わたしは彼らを凝視したまま、心の中を空っぽにする練習をし続けました。

その後も、いわゆるティーンの時代のほとんどは、ヤクザ絡みのゴタゴタに巻き込まれていました。
体のどこかを切られたり打たれたりするような暴力こそ受けなかったものの、脅迫という言葉の暴力に始終怯えていたわたしは、
突如自分でも思っていなかったような突拍子もないことや危険なことを、無意識のうちにやってしまうという症状が出始めて、そのことが一番恐ろしかったのを覚えています。
そして、親に対する敬愛がほとんど無くなってしまい、心身ともに疲弊しきった時などは、死ねばいいのに…などとふと思ってしまうこともありました。

怖かったこと、悲しかったこと、家族がいてもひとりぼっちだったこと。
そして、何が何でも強くならなければならないと思いつめていたこと。
次々にやってくる問題に疲れて、わたしはもしかしたら呪いをかけられたのかもしれない、などと考えたこと。

そんな13才の、そしてそれから数年の間を生きたわたしが、カフカくんのすぐ隣に、影のように儚げに立っていたのを、わたしの心の目が観ていたのかもしれません。

舞台が進む間ずっと流れていたどことなく哀しげな音と、無機質な蛍光灯の光、そして演技をする人たちを包んでいた影。
蜷川さんが作り出した空間は、わたしが本当はもっともっと哀しんで、抱きしめてやらなければならなかった自分を、思い出させてくれたような気がします。


外はまだ明るくて、ナカタさんと話していたネコさんたちの姿を見て、フフッと笑えるところまで回復。


泣くとお腹が減るもんです。


マンハッタンのビルもいい。






今日は街中がスッカスカ!



おまけです。
劇中、森の奥でカフカは、旧帝国陸軍の軍服を着た二人の兵隊と出会うのですが、その兵隊さんたちが言ったセリフを聞いて、思わずのけぞってしまいました。
「正確に言えば、迷ったというのでもない」
「我々はどちらかといえば、進んで逃げた」
「あのままでいれば、どうせ兵隊として外地に連れていかれた」
「そして人を殺したり、人に殺されたりしなくちゃならなかった」
「俺たちはそんなところに行きたくはなかった」
「俺はもともと百姓で、この人は大学を出たばかりだった」
「どっちにしても人なんて殺したくなかったし、殺されるのはもっと嫌だった。あたりまえの話だけどな」

誰も殺したくない。
誰にも殺されたくない。

でも、戦争に行きたくないと言ったところで、「そうか、君は戦争に行きたくないのか。わかった、行かなくてよろしい」
なんてお国が親切に言ってくれるわけがない。

日本がこんなことを言わなければならない若者でいっぱいにならないよう、わたしたち大人が大勢集まって頑張らないと。
なんて、突如観客席で姿勢を正したわたしです。
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