ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

熱烈希望!軍隊は救助隊に!武器工場は救助のための道具や機械の生産に!研究者は新たな救助器具の発明に!

2015年09月30日 | 日本とわたし
昨日、またこの冬もお世話になる、かなりご高齢のオイルバーナーの、使用前の点検と掃除をしに来てくれたおじさんに、
いくら地下室といえども、この季節にしては生暖かく湿度が高い密室の中で作業してくれたので、さぞ喉が渇いただろうと、
すでに車の中にいて、次の派遣場所へのナビゲートの設定をしていた彼に、冷たいお水を持っていきました。

すぐに世間話が始まって、彼はどんどんと、身内のこと、友だちのこと、固定資産税のこと、医療保険のこと、固定資産税のことなどを話し始めました。
そしてもう、全く止まる気配がありません。
結局30分以上、彼は車の中から、そしてわたしは運転席側の窓の向こうに立って、話に花を咲かせることになりました。
いや、花を咲かせていたのはもっぱらおじさんの方で、わたしは相槌を打ちながら、ほとんど聞き手に回っていました。

いろんな話題が上がったけれど、いつも行き着く先は、税金の使い道が正しくない、というところ。
だから彼の頭の中では、このことが一番の問題なのでしょう。
そしてそれは、わたしの頭の中でも、大きな問題になっています。

彼の身内にも、そしてわたしの身内にも、そして息子たちの友人の中にも、軍隊に入隊した人がいます。
年々志願する人の数が減ってきたので、今や映画館のスクリーンはもちろんのこと、テレビ画面にも、まるでハリウッド映画の予告編のような、見た目はすごくカッコ良い募集コマーシャルが流されまくっています。
よくこれで文句が出てこないもんだと、目にするたびに思います。

「もうさ、その甥っ子は母子家庭で、暮らしが大変だったわけだ。
そこに、いろいろ資格が取れる、それも特殊で先々役立つことは保証する、みたいなもんばっかでね、
さらに、学ばせてもらうのに金をくれて、しかもその施設たるや、とんでもなく金がかかってるような豪華なもんばっかでさ、
食事もタダ、宿泊もタダ、親を呼んで懇親会なんかした日にゃあ、あんたがこんな立派なとこで勉強してるだなんて…と感激しまくられるわけよ。
その費用は、俺たちの税金から出てんだよね」

いろんな環境の、立場の人が、それぞれの事情や理由で入隊しています。
よく言われているように、移民で、家庭が貧しくて、けれども体は頑丈で、向上心があって、という人。
ただお金のためだけではなくて、もともと軍隊ゴッコが大好きで、兵士になりたくてなった人。
経済上の問題は全く無くても、身に付けたい資格が取りやすいからという人。
そしてもちろん、国のために、人々のために、自分を役立てたいという気持ちで入った人もいます。

でももし、軍隊というものの本質と、戦争に至る真の経緯を知っても、軍というものに所属したいと思うでしょうか。
人を殺し、人に殺されるという、人として許されない行為に順応できるために、徹底的に訓練されても、結局はその現実の凄まじさに身も心も蝕まれてしまいます。
現役兵の自殺は、2011年の時点で、2年連続で150人を超え、その年はそれを上回る過去最悪のペースになっていました。
さらに、退役軍人の自殺は、推定で年間6500人にのぼるとみられています。
意味の無い戦争に、4兆ドル以上もつぎ込んで、その戦争で傷ついた兵士たちを助ける金は無いという軍部。
対テロ戦争などという名目で、もともと足りない要員の中で、何度も同じ兵士が前線に行かされるという現状。
そして心を病み、体を傷つけ、ちゃんとした補助も支援も受けられないまま自殺する人が、年々増えています。
この異常さ、この恐ろしさを、軍という化け物にしがみついて欲を満たしている者たちは、無視し、隠し続けているのです。

そして何よりも異常なのは、その戦争というもののほとんどが、捏造された理由によって始まっているということ。
こんな酷い犯罪が、どうして今もまだ許されているのでしょう。
その犯罪に巻き込まれ、あるいは自ら進んで加わっていった人たちを、わたしたちはどうやったら救うことができるのでしょう。


ユキノシバリさんのブログに、かの『トンキン湾事件』について書かれた記事があります。



トンキン湾事件、攻撃されないなら、攻撃を捏造すればいいじゃない?【集団的自衛権】
https://shibari.wpblog.jp/archives/5692

世界最大の軍事国家であるアメリカが攻撃されると想定する「集団的自衛権」が、日本で議論されている。

米国は、ベトナム戦争に介入する口実として、北ベトナムが、一方的に魚雷攻撃したとでっちあげた。
攻撃されなくても攻撃を捏造して、反撃を正当化するという手段は、歴史的に繰り返されており、トンキン湾事件も、そういった例の一つである。

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という書き出しから始まるこの記事をぜひ、全部読んでいただきたいと思います。

ベトナムはそういった、反撃という破壊と殺人行為を正当化するための捏造によって、あの長い長い年月の間、途方もない苦しみを受けました。
イラクの場合も同じく、もっともらしい虚偽をでっち上げ、国内に暮らす市民に対しては、やらなければやられるという恐怖感を、テレビ画面の色別危険度表で毎日植えつけ、
そして…すでに戦場に駆り出されている兵士たち、そして戦死をした兵士たちに、あなた方が良いと思ってやっていることが、すべては虚構の中にある殺人と破壊に他ならないというようなことを、
口に出したり書いたりすることが、とても憚れるような社会の雰囲気を、メディアは作り上げることに成功しました。

この凄まじいまでの理不尽と大罪を、世界はいつまで放置しておくのでしょう。
そしてこの、星条旗で身を隠した軍需産業でブクブク太った輩らに、どこまでも従おうとする政権を、わたしたちはいつまで力を与えたままでいるのでしょう。

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Louis Farrakhan:
私がイスラエルに行くかどうかですか? 
イスラエルは、私が今行くのには、適当な場所ではないと思います。
多くのユダヤ人は、私に良いイメージを持っていないので。

Mike Wallace:
あなたは、ナイジェリアに行きましたね。
ファラカーンさん、ナイジェリアはよく言われるように、アフリカで最も腐敗した国であるだけではなく、世界で最も腐敗した国かも知れません。

Louis Farrakhan:
ああ、それは違います、ワラスさん。

Mike Wallace:
私が訪れた中では、最も腐敗した国です。
私は25年前に訪れ、最近では昨年も再訪しました。

Louis Farrakhan:
わかりました。
だからどうだと言うのです? 
35年、ナイジェリアは、それだけの歴史しか持たない国なのです。
それに対してアメリカは、226年の歴史を持ちます。
あなた方は民主主義を愛しますか? 
しかし、あなた方はアフリカで、あなた方が採用したばかりの政治体系を、強制しようとします。
黒人が、米国で投票権を獲得したのは、今からせいぜい30年前のことなのです。
あなたは、誰が腐敗していて誰が腐敗していないかを、決める立場にはないのです。
あなた方は黙っているべきです。
あの国民をよく知っている人々に、彼らが困難を乗り越えられるように、助ける仕事をまかせるべきです。
しかし、アメリカは口を閉ざしているべきです。
アメリカ以上に腐敗した国は、地球上に存在したことがありません。
そうです! 
私はアメリカにも、ワラス氏あなたにも、ナイジェリアが世界で最も腐敗した国だと表現するのを許しません。
あなた方は、あれほど多くの人間の血を流したというのに。
ナイジェリアが原爆を落とし、広島と長崎の人々を殺しましたか? 
何百万人ものアメリカ原住民を殺しましたか? 
あなた方がどうして、道徳的審判者の態度を取れますか? 
あなた方は黙っているべきだと思います。
手をあれほど多くの血で汚したアメリカは、発言する権利などありません。
私には話す権利があります。
私の手には、その血がついていないからです。
もちろん、ナイジェリアには腐敗があります。
資源の管理にも誤りがあります。
権力濫用もあります。
権力濫用は、この国を含めて、世界中の国に存在します。
だから、聖人ぶって、彼らに説教するのはやめてください。
むしろ彼らを、助けようではないですか。

Mike Wallace:
説教などしていません、質問をしただけです。
それには答えてもらいました。

Louis Farrakhan:
あなたは、「あの国は世界で最も腐敗した国だ」などと言います。
それは全く意味がありません。


Mike Wallace:
他にもっと腐敗した国があると?

Louis Farrakhan:
はい、私はその国に住んでいます。
私はそこに住んでいます。
まったく、あなた方は、この地球上で、恐ろしいことをたくさん行なってきました。
ですから、あなた方は、発言するべき人ではないのです。
あなた方は、非難がなされる場合、黙っているべきなのです。
これが私の意見です。


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世界最大の軍事テロ国家と成り果ててしまったアメリカという国の在り方に、心を痛めている人、怒りを感じている人、抗議をしている人が、この国の中にもいます。
どんなに声を上げ続けても、一向にその行いや指針は変わらず、もしかしたら絶望であるかもしれないと思っても、
だからといって黙ってしまったら、世界はもう絶対に変わらないし変われない。
未来にもつながらない。
だから、ただただ言い続ける、考え続ける、伝え続ける。
世界のどこかで、誰かが、まるで世界地図に押した小さなピンのように、自分でも無意味かもしれないとふと思ったりしながら、それでも平和を求めて立つこと。
それが少しずつ、僅かずつ、けれどもひとりふたりと増えていけば、いつかピンで世界地図が埋め尽くされる日が来るかもしれません。
正しくないことは正しくないと言う。
いやなことはいやだと言う。

戦争は犯罪です。
人を殺し、町を破壊し、破壊後も長年、汚染や毒物の害に苦しめる。
戦争は勝った側も負けた側も、軍部はもちろんのこと、仕掛けた財閥や大企業、そして軍需産業の責任者たちは、戦争犯罪者として罪に処すべきです。
人殺しを仕事にする。
人殺しの道具の製造で暮らしを支える。
そんな物事がこの世から無くなる日が来るまで、わたしたちは根気よく、抗議し続けなければなりません。

税金の使い道に目を光らせる。
まずはそれがはじめの一歩だと思います。
戦争や兵器に通じる部所や物事に、わたしたちの税金を使われないよう、町議会や村議会に足を運んでみてください。
そして、あなたが暮らすその町や村の議会から、税金の使い道について正すこと。
それが県につながり、地方につながり、国につながっていくように、しっかりと見張っていかなければなりません。
暮らしていく中にそのようなことを加えるのは、なんだかとても面倒な感じがしますが、なんてことはありません、すぐに慣れて日常茶飯事になります。
けれども、そんなことは絶対に無理だという人もいらっしゃると思います。
何か、どんな方法でも良いので、良さそうな、自分に合いそうな、だから続けられそうなことを見つけ出してください。

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今年の2月に、こんなニュースが流れました。

「日本が標的に」『イスラム国』機関誌に掲載
【テレ朝ニュース】2015.2.13
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000044392.html

「安倍晋三が、十字軍を支持するという宣誓を行うまでは、日本は、イスラム国が、テロの標的とする優先順位リストにはなかったのだ。
しかし、安倍晋三の愚かさのせいで、日本のすべての市民と利害関係にある者たち(それは、どこにでも存在する)は、
ヒラーファの兵士たちと、この後援者たちにとって、今、標的となったのだ」

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何が正しくて何が間違っているのか。
物事が複雑すぎて、そんなことは一言で言えないと、人はよくそう言います。
でも、そうでしょうか。
一言では言えないのでしょうか。
戦争は何も解決しない。
戦争は間違っている。
戦争などということで、あなたの手で、武器を持っているからという理由で、まだ子どもの姿をした人を殺してはいけない。
そんな場所に行ってはいけない。

どこの国の軍隊も、自衛隊も、人を救うことを仕事にしてください。
原則的には自国の市民を。
非常事態の場合には、他国の市民も。
そうやって、世界中のどの国も、軍隊ではなく救助隊ばかりになって、今在る武器は一切使用せず、救助に必要な道具や大型の機械を、どんどん増やしていってください。

そのことをわたしは、この世を卒業するその日まで、毎日欠かさず希望し続けていきます。

暮らしていくということ

2015年09月30日 | ひとりごと
わたしの生徒の親御さんの中に、弁護士さんが数名いる。
ピアノの部屋の隅っこに、ぽっかりと空いた天井の穴と、ピアノの上に山積みになったままの楽譜と、次の工事のためにと準備したままの埃除けのビニールや布を、毎週のように見ていた彼らが、
とうとう、「まうみ、これはもう、Small Claims Court で賠償請求するべきだよ」と言い出した。

うん、それについてはもう、ずっとずっとずっと前から思案しているんだけどね…。

台所の大きな穴は、




結局古いパイプが取り外され(もちろんこれは、前の工事の間にしておかなければならなかったこと)、


そのパイプがどれほど古くて、半分がこんなふうに詰まっていて、だから水はけがすこぶる悪かったことを知ったのだけども…それにしてもすごく汚い…。


汚いといえば、二階のTOTOのウォシュレットのタンクの底に、びっしりと茶色い物質が溜まっていた。


な、な、なんで??
こんな水で洗ってたってことですかぁ~!?
そういや、台所の飲み水用に取り付けた超高性能のフィルターが、去年取り替える際には焦げ茶色の塊(最初はもちろん真っ白だった)になっていた。
う~んう~んう~ん…。

さらに、便器をまた取り外し、排水の修理をしてくれた上に、前の怠け者配管工が適当に誤魔化していたトイレの本体の取り付けの修繕もしてくれた今回の配管工さん。


これもまた、賠償請求の中のひとつになるだろう。
本当は、そんなことしたくない。
そんなことをしても、またその先で問題が発生したり、請求相手ともめたり、物事がもっとこんがらがったりする可能性だってある。
だけどやっぱり、本来ならば不必要だったことに、お金を費やし続けなければならないことは不条理だし、その責任を追及することは間違っていない。
などと、あれこれ考えてはため息をつくばかり。


ピアノ部屋の方は、これでいいと思うよということで、結局新たな修理をしないままで終了した。


ところが、二階の浴室のシャワーを使うたびに、数十適のお水がポトポトと落ちてくる。
もう一度チェックしてもらい、ああ、これは器具のコーキングをしてないからだよと指摘され、夫がその部分を徹底的に直してからも、やはり同じ場所から同じように水滴が落ちてくる。
だからもちろん、穴を塞ぐことはできない。
最近はもう、天井から水が落ちてきても、ああまたか、と思ってしまう。
慌てて拭き取ることもしなくなった。
ある程度、様子を見てから、今回は少なめだったとか、いつもより多めだったとか、そんなことを考えながらササッと拭く。
必ずそんなわたしの横には空ちゃんが居て、あちこちに飛んだ水滴をペロペロ舐めていたりする。


で、ピアノの上はこの通り、空ちゃんと海ちゃんの憩いの場と化しはじめている…。


すぐさまどけ始める空ちゃんの視線の先にはもちろん…。


ボクちゃんはすぐに下りますです、はい、キリッ!


え~…なんか用~…。




話は前後するが、少し前の週末に、とうとう長男くんの暮らすアパートメントを訪ねた。
とうとうというのは、彼がそのアパートメントに引っ越してから、もう2年が過ぎているから。
車で45分ぐらいで行ける所なのにね。
屋上からの見晴らしがいいというので、思いっきり曇っていたけれど行ってみた。


確かにとても気持ちがいい。




季節が良くなると、住民やその家族、友人たちが集まって、ここでワイワイ過ごすのだそうだ。
前のアパートメントは半地下で、とてもジメジメしていて、だからゴキブリなんかも大量にいて、彼はかなり困っていた。
今はそんな問題はゼロになり、建物の中にはジムなどの施設もあって、家賃が高いことを除けば何の不満もないのだけれど、
来年になるとポーンと家賃が上げられてしまうらしく、もしかしたら一旦うちに戻ってきて、また新たな居住地を探すことになるかもしれないと言っていた。
就活に励んでいる次男くんに、今やっと、その努力が実るかもしれないチャンスが訪れている。
もし、もし、もし、面接を受け続けてきた彼が、今までの環境の中で一番すばらしいと絶賛しているその会社に就職することができたなら、
そしてその仕事を、ちゃんとし続けていけることが確実となったなら、次男くんカップルと入れ替わりに長男くんが住み込むことは可能だし、
例え次男くんの引っ越しが遅れたとしても、そこに長男くんが加わって、またまた家族5人で一緒に暮らすのもまた楽し、なのである…わたしとしては。
家族って、いろんな形に変化するもんだしね。


スーパームーン、でっかいお月さま。


ちょっとずつズームして。




腕が震えたり、体が揺れたりして、きちっと静止画を撮ることができない。
脚立を弟からもらったのに、それをどこに仕舞ったか、いつも肝心な時に思い出せない。

わたしの大好きな左側下と、


まあまあ好きな右側上。




毎日じとじとと不快な日が続いている。
でも、ずっと晴れの日が続いて、すっかり水不足になっていた。
隣町では、庭の水撒きをすると罰金を払わなければならなかった。
カエデの爺さんの葉っぱも、どんどんと枯れかけていた。
だからこの、連日の雨はありがたい。
不快だけれども嬉しい。
この雨が上がると、うんと寒くなるらしい。
でも、オイルの会社が自主的に、オイル価格が最低値の時(夏の真っ盛り)に、タンクを満タンにしに来てくれたので大丈夫。
そろそろ町には、ハロウィーンの飾り付けが現れ始めている。

「2号機の原子炉には、核燃料も水もほとんど残っていない可能性がある」?!のに再稼働なんかすんな!!

2015年09月29日 | 日本とわたし
2号機の核燃料 70%~100%溶融か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150926/k10010248361000.html

先日26日に、さらりと、このニュースが流されていました。
名古屋大学などが素粒子を使って原子炉を透視した結果、核燃料の70%から100%が溶け落ちている可能性が高いことが分かりました。

名古屋大学高等研究院の森島邦博特任助教は、
「2号機の原子炉には、核燃料も水もほとんど残っていない可能性がある」とも述べています。

東電は常に、核燃料の一部は、原子炉の中心部に残っていると言い張っていたのです。
「核燃料がどこにあるかは、廃炉に向けた最大の難関である核燃料の取り出しの工程に大きく影響する」
だから、あって欲しいところに残っていて欲しい。
まさか、そんな叶わぬ望みを持ち続けたいがために、あるはずだと言い続けていたとは思いたくありませんが、
今までの体質や言動を見ていると、そんなどうしようもない愚かさもまた、有り得ることかもしれません。

それにしても、
メルトダウン、メルトスルー、メルトアウト、片仮名で簡単に言っていますが、このことの意味を真剣に考えたことがあるのでしょうか?
メディアはしっかりと検証をし、状況を的確に伝え、国内に暮らす市民たちに、警鐘を鳴らさなくてもよいのでしょうか?
メルトダウンをすれば何が起きるか、どういう被害が生じるのか、何か詳しい説明があったのでしょうか?
事故が起きた半月後の4月には、このことが起きるという、起こってしまっているかもしれないという予測をしていた学者がいましたが、
やはりその時も、蝿がワラワラと寄ってきて、デマ扱いされて終わってしまいました。

安倍首相がオリンピック誘致の演説で言った「アンダーコントロール」。
ああいう場合はああ言うしかなかった。
などと後でコソコソ言い訳してた男。

嘘と欲にまみれた政治家らに、ぐちゃぐちゃにされている未来。

核燃料がメルトスルーしているということは、日本全体はもちろんのこと、近隣諸国、北半球に及ぶ環境破壊問題なのに、
その解決に向けて何ら特別な、懸命な努力も見せず、どうしてもやらなければならないことではないオリンピックに湯水のように金を使い、
事もあろうに、せっかく休止して核燃料が冷めている原発を、どんどんと再稼働させようとする政府。

原子炉を突き抜け、形として存在しない核燃料。
そんなものをどうやって取り出すというのですか?
作業の工程計画など立てようが無いのに、それでも40年で廃炉できると言い張るのですか?
原発事故によって生じた汚染物を詰め込んだ袋は、町のあちらこちらに山積みで、穴が空いたり流されたりして、また環境に戻っているというのに。

こんな緊急事態のニュースを、芸能ニュースの間に、ほんのついでのように流す日本のマスコミに、ぐぉらぁ~!っと喝を入れてあげなければ!

言葉がない。議論がない。反対意見は封殺される。こんなクソッタレを蔓延させてはいけないから黙らない!

2015年09月29日 | 日本とわたし
ちこさんからの言葉を、ここに紹介させていただきます。
ちこさんはフランス育ち。
若い頃には、アメリカ大陸の東から西への横断を、2ヶ月かけてやり遂げたという、とても活動的な女性です。 
コメントをくださった頃は、戦争法案のような違憲法案を成立させてなるものか!という強い気持ちで、デモや集会に参加しておられたのですが、
その現場の様子、ご自分の思い、そして聞いて胸を打たれたスピーチの数々を、とても活き活きとした文章で書き込んでくださいました。

先日、その抗議活動の中心に立って声を上げてくれている奥田さんと彼の家族に対し、殺害予告という、非常に卑怯で醜い行動を取った人間がいることを記事にしました。
『殺す』という言葉だけが書き込まれた脅迫状。

奥田さんのお父さん、知志さんが、それについてこんなふうにおっしゃっています。

殺害予告を受けたSEALDs奥田愛基氏の父親が語った!
「僕は黙らない」「親の影響だと語るのは愛基に失礼だ」

http://lite-ra.com/2015/09/post-1542_2.html
【LITERA】2015.9.30より一部引用

↓引用はじめ
送られてきた殺害予告の手紙には、なぜ殺されるのか何も書いてないんですよ。
言葉がない。
なんのために我々が殺されなければならないのか、という理由がないんです。
つまり、問答無用ってことでしょ。
そこには、一切の対話や言葉を介さないという。

この怖さは、憲法がないがしろにされている今の状況を、象徴していると思います。
 
つまり、言葉がない。
議論がない。
反対意見は封殺される。

国会での議論を見ていても、安保法制についても、「政府が総合的に判断する」のひと言だけで何も説明しない。
憲法を解釈で変えてしまい、法的安定性は関係ないと強弁する。
説明もなければ、議論も不十分であることは否めない。
当然、国民の多くは理解できないままです。
いや、そもそも、国民の理解を得るための説明が、どれだけ必要と思っていたのか疑問です。
ことばを大事にしない。
憲法は、ことばに対する信頼です。
 
そういう時代を、この手紙は象徴しているように思います。
問答無用という感じがします。
一方的に、ともかく「黙れ!」と言われている。
その理由さえ問うなという。
今回の問答無用の手紙は、“対話がない”、“言論が封殺される”という状況を示している。
その意味で、既に戦時中みたいな感じがします。
 
だから、黙ってはいかんと思うのです。
当然殺されてもいけないし、殺されたくない。
けれど、ここで黙ると、この時代の危険な空気を、ますます推し進めることになりかねない。
だから、黙るわけにはいかないと思います。


↑以上、引用おわり


言葉がない。
議論がない。
反対意見は封殺される。

そんな最低な社会に、日本が本当に陥ってしまわないよう、ここで踏ん張らないと後悔する、絶対に。
そういう気持ちも込めて、ちこさんの言葉を紹介させていただきます。

2015.9.8
東京在住で、行ける時は出来るだけ、集会+デモに行ってます。
新国立競技場もエンブレムも白紙撤回
次はオリンピックの白紙撤回!!
宮城の仮設住宅は、これからさらに10年住むことが決定、修繕が始まります。
仮設に10年、これって仮設住宅と言えるでしょうか?

安倍は被災者を、10年も仮設に住まわせることを、恥ずかしいと思わないのか?と思います。
私は、今年の年越しは、国会議員は全員、東北の仮設で迎えるべきと考えています。
そうすれば、あの寒さがやっとわかるでしょう。

安倍を見ていると、ストーカーと同じだと思います
国民の命と安全を守る、理解してもらえなくても責任を持つのが政治だ。
これは、「君の幸せはボクがつくってあげる、ボクだけが君の幸せをつくれる」と言い、
どんなに嫌がっても「君の幸せに責任を持つことが正しいことだ」と言い張るストーカーと同じです。

危険だと感じるのは、安倍が聞く耳をもたない、話し合いをする姿勢が一切ないことです。
そして、自民党内に違う意見を言う人がいないのも、極めて気持ち悪い状況だと思います。

都議会では、女性議員に「子どもを産めよ」とやじるオヤジ議員たち、
原発の再稼働、しなくてもいいオリンピック、そのために遅れる東北の復興、仮設住宅の修繕!
福祉のためと嘘をついて、法人税の減税分の穴埋めに使われた、消費税アップによる税の増加分…。
これらすべてを受け入れざるをえなかった。

耐え難きを耐え、忍びがたきを忍び…。
でも、これだけは許すわけにはいかない。
この国から、若者をよその国に、人を殺すために送ることは絶対にダメ
私が納める税金を、そんなことに使うことは絶対許さぬ
大義なき、正当な理由のない大量虐殺を継続する、アメリカの片棒をかつぐなんて絶対許さぬ
積極的平和主義?
平和主義と言えば、非暴力と決まっているではないですか?
人を殺してもたらされる平和なんてない

大体、アメリカが攻撃して平和になった国が、一つでもあるというならどこか教えてもらいたいです。

嘘をつき、いちゃもんを言い、ドローンによる容赦ない爆撃をやられた方が、忘れるわけがない。
ISを作り出し、難民を生み出し、テロリストを誕生させ続ける張本人、アメリカ。
自国の武器産業の活況のためにだけ、戦争をしているとしか思えない。
そんなアメリカを守るために自衛隊を出す?
絶対「止める」!!


集会やデモに行くと、若者たちのクリアーかつ率直、素直で心をうつスピーチに、感動することがあります。

この法案だけは絶対「止める」!!と、力強い若者たちに背中を押されて、私も出来るだけ叫んでおります。

今日も雨の中、新宿に多くの人が集まりました。
これからが正念場。
がんばります!
私、フランス育ちだから頑固なんです~~。


2015.9.13
私は、以前は、アメリカが大好きでした。
くったくのない明るさ、はじけるような笑顔、困っている人を躊躇なく助けようとする優しさ。

若い頃、アメリカ大陸を、ボストンからLAまで2ヶ月間、多くの州を通ってグレイハウンドで旅行をし、広さと豊かさに圧倒されました。
怖い思いもしましたが、多くの優しい人たちに出会いました。
1980年頃でしたが、もうすでにバリアフリーが完備し、さすがアメリカと、驚嘆したのを覚えています。

でも、そのバリアフリーが高齢者のためではなく、ベトナム帰りの、車いす生活を余儀なくされた負傷兵のためと知り、
当時の私と同い年くらいか、もっと若い人たちが、手や足を失くしたり、車いすに乗って移動しているのを見た時にはショックでした

「そうだ、この国は戦争をしているのだ」と、愕然としました。

教会で、ベトナムで息子を死なせた母親たちの集会に参加して、彼女たちの言葉に感動したのを覚えています。
「私たちは、息子を失った悲しみに浸っていることはできない。
もしかしたら息子が殺したかもしれないベトナム人兵士、民間人、女性や子どもたち、
そのすべての人たちの許しをこわねばならない。
彼らにとって、私たちの息子は、遠くからわざわざ来た人殺しにしかすぎないのだから。
戦争は、殺す方も殺される方も無意味だ。
そして、子どもを戦争で失う母の、心の痛みが癒えることはない。
ベトナムの母も、アメリカの母も、悲しみは同じだ」

というものでした。

イラク戦争への派遣を拒否した、WATADA中尉の言葉、「対テロ法」にたったひとり反対した、Barbara Leeのスピーチも聴いて、
「アメリカの良心」がまだ存在する、と思っていました。
「対テロ法」と「愛国者法」で、アメリカ国民が、自らの権利や自由を奪われる結果になったのは、歴史的な「アメリカの悲哀」だと思っています。
WATADA中尉がインタビューの中で、
「大義のない、違法な、かつ反倫理の戦争をするのはアメリカの恥だ」と、静かに言っていたのを覚えています。
アメリカ政府が1%の言いなりになり、アメリカの憲法も無視し、アメリカ国民の人権を無視し
国民から権利と自由を奪い、好き放題によその国を攻撃し、99%は為す術もない状況におかれている、という状況に心が痛みます。

だからこそ私は、日本が、こんなアメリカに追随することに反対なのです。
誰かが止めなければいけない
私たちが、日本政府のこの法案を止めることが、平和を望むアメリカ国民の力になるようにと願っています。

今から30年後、日本は、戦後100年の年を迎えます。
そのときの日本がどうなっているか?
今と同じく戦争をしない平和な国でいるか、それとも戦争を始めてズタズタになっているか?
その分かれ目が今だと思います。
そして、日本が平和な国であろうとすることが、ひいては、小さい力ではあっても、世界の平和につながっていくと信じています。

今や低開発国や紛争国では、アメリカのPKOや、国連のPKOも信用されていません
でも、日本はまだ信用されているのです。
日本は戦争をしない、と浸透しているからです。
こんな国であることを、私は誇りに思っています

子どもが生まれない社会、毎日85人ほどの人が自殺をするのが、もう12年も続いているのが日本です。
戦争をしているわけではないのに、この13年ほどで40万人が、自殺で亡くなっています
不健康な社会です。
声をあげずにただ黙って死んでいく、または産まない。
これが、日本人の、無言の「抵抗の姿」だと考えます。

私は、若者たちに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
高齢者ばかりの、未来に不安を感じる社会
国としての土台がなく、地震列島なのに造り続けた原発
放射能に汚染された国土と、膨大な借金
次の世代への負の遺産の大きさに愕然とします
この上戦争をする国にしてしまう事だけは出来ない、これだけは止めたい
こんな暗い、元気のない国だけど、戦争をしない平和を守る憲法だけは残したい、と思っているのです。

私は、アメリカの「対テロ法」と「愛国者法」で、第3次世界大戦の幕開きだ、と感じました
アメリカは9.11以来、自国内で攻撃を受けていません。
しかしアメリカ人は、自分の国が、14年間に渡って、あの9.11のような攻撃を、よその国に対してし続けているという事実を、もっと真剣に考えないといけないと思います。
イラクやアフガニスタンにとって、アメリカこそがテロ国家なのです。
アメリカは再度、9.11のような攻撃を、受けることになるでしょう。
問答無用で、何の合法性もなく、家族を殺された人たちがもつアメリカに対する憎悪を、過少評価するべきではないと思います。

たったひとりのベースボールプレーヤーに、一年に50億円も払える国が、
1年に稼ぐ金額が200ドルでしかないアフガニスタン人を、攻撃することような非人道的な行いは、必ずその報いをもたらすと思います。

人間の心を動かすのはやはり、人間の心でしかない、と私は考えます。
そして、人間を動かすのは「真実」だと思います。
何が真実なのか、何がほんとうは正しいのかを、常に見極めないといけない。
そして、何となく変、違和感を感じる、というのも大事です。

アメリカ海兵隊の、ブートキャンプの訓練のドキュメンタリーで、一日中、
「One Shot! One Kill!」と叫ぶ新兵たちに、夜、祈りの時間があるのを見たときの違和感を、強く覚えています。
こんなことってあり?と思いました。

出来るかぎり多くの情報を知り、自分で判断しようと思っています。
アメリカ在住の方の現地情報を、また教えてください。
これからもよろしくお願いします。

明日から5日間、友人たちと一緒に、力の限りがんばります
国会議事堂を取り巻く人を見たら、私もその中にいます。
平和を望むアメリカの人たちのためにもがんばります


2015.9.17
いよいよ山場です。
昨夜(9月16日)は雨の中、国会議事堂前に5万人が来ました
実に多くの警察官と装甲車で、集会参加者を分断したため、全体としてどれだけの人が来たかは不明です。

コールをする女子学生の声は、枯れていました。
毎日のことで声がつぶれかけています。
また、10人以上の方が、気分が悪くなって病院へ行きました。
連日の集会と、雨と、急な温度の低下で、疲れが出たのだと思います。

でも、国会内の民主党議員が、ときどき出てきて、国会内の様子を知らせてくれ
私たちのがんばりが役にたっていることを確認出来、それが私たちに、勇気と元気を与えてくれました
いてもたってもいられなくて、大阪から駆けつけた人たちもいました
私は23時頃に帰りましたが、人が少なくなってきた後方で、二人の高齢者の女性おふたりが、ずっとコールをあげておられました
そんな姿を見ると、やはり今は頑張って闘わないといけない、と思います。

もはや安倍に、私たちの声を聞け、という気はありません
安倍は、国民のことなんてどうでもいいのです
いくら叫んでも聞くことなど金輪際ない、やはりストーカーと同じだと思います。
安倍は、「大きな反対を押し切って法案を成立させた強い自分の自画像」しか考えていません
「強い安倍」を作って自画自賛する、それだけです。
たったそれだけの男なのに、国民がこうむる被害は計り知れません

衆議院の解散を求める運動を、展開していこうと思います
選挙の争点はひとつ、この安保法案です

今日も明日もがんばります。


2015.9.21
まうみさん、

山本太郎は、ひとりがんばっていました
あの肉弾戦の、何も聞こえない委員会会議を、文字起こしなさった気力に脱帽!
コールで、「強行もどきの採決無効!」と叫びました
18日の国会は無意味でした

雨の中、連日、「野党頑張れ」「中谷出てこい!」などと叫び続けるのは、楽しいです。
私たちはまだ、こうして叫ぶことが出来るのです!!
気持ちの持続は、ぜんぜん困難ではないですよ。
「ぜったい許さない」。
共有している「ぜったい止める!」という思い、それを一緒に大声で叫ぶことで、心がひとつにつながり、
人から人へ力が伝わって、パワーがだんだん大きくなっています

それに国会議事堂前に行くと、同じ思いの、優しい、まともな人たちに会えるので、ホッとするのです。
だから行くと、ああ、ちゃんとした人もいる、と逆に元気がもらえます
この大事な時に、何も考えない凡庸な人たちが多いですから。

パワーの元はもう一つあります。
私はカトリックの信者です。
懇意にしている修道院の院長から、連絡がきました。
「私たち修道女は集会には行くことはできません。
でもこの法案には大反対です。
それで、私たちの大反対の意志を、ちこさんに託します。
そして祈っています」

私はコールをするときに、シスターおひとりおひとりの、顔と名前を思いながら叫んでいるのです。
また、私が住むマンションの1階に、沖縄出身の若いママがいます。
6才の息子が身障児なので、集会に行けません
この若いママは、集会に出かける私の背中に手をおき、パワーを注入してくれます

他にも、「私は仕事で行けないけど、あなたに託すわ」という友人が、たくさんいるのです。
私は、私だけのために、国会議事堂前に行っているのではないのです。
こうした多くの人たちの代表として行っており、私の肩には、多くの人の願いと祈りがのっていると思うと、体力もわいてきます
たくさんの人が、まうみさんのように、行ってくれてありがとう、と言ってくれます。
ときどき疲れたな、と思う時もありますが、シスター方の強い願いを思うとシャキッとします。
祈りで私をしっかり支えてくださっているのを感じます。

18日は深夜まで、まうみさんの分も叫んでおりました。
安倍~!アメリカからの声も聞け~~!と。


多分議事堂前に行かずに、遠くで見ているしかないまうみさんの方が、ストレスがたまるのではないでしょうか? 
「TVの前でブツクサ言うより、ここへ来て力いっぱい叫ぶとすっとする」と、友人たちも言っていました。

さて、最終段階ですが、私たちはぜんぜんめげてなんかいません
下を向いてなんかいません
連日の雨の中のがんばりで疲れたので、さすがに19日は何日分も寝ましたが、もう次の闘いをスタートしようとしています

安倍は知ることになる!
連休が過ぎても、私たちの叫びがどんどん大きくなることを!!

「賛成議員を選挙で落とそう」とコールし、「安倍を絶対に倒さなければならない」と全員が固い決意です。
18日に会った方は、来年の参議院選で、自民党の当選者を一桁にしたい
公明党は片手で数えられるほどに惨敗にしたい、と言っておられました。
今まで選挙に行かなかった若者が、選挙に行けば十分可能です。

私たちは、衆議院解散を勝ち取り、安倍を倒して、平和憲法を、ちゃんともとの正しい位置に戻します
安倍を赦すことも、この法案を受け入れることも、忘れることも、絶対にないのです。


2015.9.22
まうみさん、

集会で、いろいろなスピーチを聞いてきました。
特に私の心に残ったものを、いくつかお送りします。
背中をドンと押された気分で、私をがぜん本気にさせたスピーチ。
8月23日の、全国一斉行動の時の、青山から渋谷へのデモのとき、中学2年生(13才)の男子がしたスピーチです。

4年前の福島原発事故で、ボクは避難を余儀なくされました。
あの時、僕は小4で、毎日どろんこになるまでサッカーをしていました。
でも、僕の町はホットスポットになり、大好きなサッカーはできなくなってしまいました。
友達とも別れ、転校することになりました。
原発は、これほど、日常や未来、夢をうばうものだと、僕は知りました。

そしてもっと前の70年前、多くの尊い命が奪われ、また奪った第2次世界大戦。
この惨劇が二度と起こることのないように、戦争の恐ろしさを知っている人々は、自分のたちの命と引き換えに、あるものを僕たちに残してくれました。
憲法9条です。
これは、ただただ、平和を本気で望んだ先人たちの、僕たちへの遺言です。
尊い命を犠牲にした人たちからの、僕たちへの遺言書なのです。
そして世界へ向けたメッセージであり、絶対に破ってはいけない約束です。

今、その約束が、勝手な解釈によって、安倍政権に破られようとしています。
もしこの法案を通してしまったら、先人にも、未来の子どもたちにも、顔向けができません。

再生可能エネルギーで、核も持たず、戦争の後押しもしない、それを世界に発信出来る国って、めっちゃかっこ良くないですか?
安保法案や原発など、僕たちが望んでいないことを引き受けないといけない、押し付けられる。
これって、めっちゃ悔しくないですか?

ですが、安倍サンのおかげで、日本中が知りました。
平和な戦後100年は、ただ座っていては来ないことを。
平和は、僕たち国民がしっかりと手に握って、守って、見張っていないといけないということを。
関心がなければ、時の政権のたった一言で、知らない間に若者が、戦場に行かないといけなくなるかもしれないということを。

安倍サン、残念ですけど、あなたの言う積極的平和主義では、平和はつくれません。

だけど、安心して退陣してください。
これからの平和は僕たちが作ります。
そして守ります。


中2、13才ですよ!!
泣いている人もいて、拍手はなりやみませんでした。



シールズの奥田サンのメッセージです。

特攻隊の生き残りの人に出会った。
7月23日の、朝日新聞の声欄に載った、86才の男性の「学生デモ 特攻の無念・涙」を書いた人です。

『安保法案が衆議院を通過し、耐えられない思いでいたが、学生たちが反対のデモを始めたと知った。
特攻隊を目指す予科練だった私は、うれしくて涙を流した。
死ねと命じられて、爆弾とともに敵艦に突っ込んでいった特攻隊員たち。
人生には笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、五体爆裂し、肉片となって恨み死した。
16才、18才、20才…。
若かった特攻隊員たちが、生まれ変わって、今、デモ隊となって、国会前に立ち並んでいると思えた。
特攻隊員たちも、今の学生たちと同じように、平和を謳歌して、国会前で「戦争反対」と、叫びたかったに違いない』


(以下奥田君の言葉)
日本人はデモをしない、と思ったら大間違い。
日本の歴史を見てください。
百姓一揆とか、そんなのばかりです。
うざいくらい「戦争反対」って言える国に、言える時代に生まれてよかった、と思っています。
これからも「平和」を、何度でも何度でも、声に出して叫ぼう!
「戦争反対」と叫ぶことのできなかった、70年前の日本人のためにも叫ぼう!
国民なめんな、日本をなめんな、民をなめんな、人間なめるな、と叫び続けよう!!




15才の中3の女子のスピーチ。

私たちには、まだ選挙権がありません。
でも、私たちはこれから、選挙の度に活動をしようと思います。
有権者へのお願いです。
選挙に行ってください。
平和憲法を守るために、私たちを戦争に行かせないために、あなたの1票を入れに行ってください。
こんな活動を、わたしたちはこれからやります。
安倍さんは、私たちを、70年前の日本人と同じだ、と思っているようだけど、それってひどすぎませんか?
安倍さん、あなたは民主主義について、学校でいったい何を学んできたの?、と私は言いたい。




まだまだたくさん私の心に深く響いた子どもや若者のスピーチがありました。


日本の平和憲法は、戦死者310万人と、その家族の悲しみの遺言です。
私の身内にも徴兵され、ラバウルで、戦死ではなく餓死させられた人がいます
私たちは、この方々の命の代償としての憲法を、こんな形で勝手にパアにすることを、許すことはできません
人間としてそんなことはさせない、という思いです。
この法案を廃止にし、根を断ち切るために、自民党と公明党を解体するまで、私たちは闘います
原発に高齢化社会、膨大な借金、負の遺産が多すぎます
若者たちに、子どもたちに、平和憲法だけはちゃんと遺さないといけない、と私たちは考えています。

命に代えて平和憲法を遺してくださった方々へ、それが私たちがしなければいけないことだと思うからです。
私たちは今、すでに「戦前」なのです



SEALDsの中心メンバー奥田さんに届いた殺害予告と、それを茶化す者たちが送ったツィート

2015年09月28日 | 日本とわたし
SEALDsの奥田さんに殺害予告届く 大学に書面
【朝日新聞デジタル】
http://www.asahi.com/articles/ASH9X67FVH9XUTIL06P.html

安全保障関連法案への反対運動をしてきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー、奥田愛基さん(23)が28日、
自身と家族に対する殺害予告の書面が届いていたことを、ツイッターで明らかにした。


というニュースを読みました。
これが、そのツィートです。


案の定、そのツィートに対して、言葉の暴力ともいえるひどい内容のツィートがワラワラと現れ始めました。
映画監督の想田和宏氏が、いかに奥田さんが、心無い中傷と言葉の暴力に晒されているか、その実態を可視化するために、それらのいくつかをリツィートしました。
そのどれもが、わたしも実際に目にしたものです。

殺すぞと言われることの恐ろしさ、おぞましさを、実際に体験したわたしは、奥田さんとご家族の気持ちに、そのほんの一部かもしれませんが、思いを馳せることができます。
日常の中の、例えば玄関のドアを開けるような、いつもなら何でもない一瞬に、ふと怯えてしまうことの理不尽さ。
自分はもちろんのこと、家族や親族、そしてもし予告が本当なら、友だちにまで危険が及ぶようなことが起こりはしないか。
そんなことを、起きている間中考えては、目をかたく閉じて忘れようとしていた数年間…。

だから余計に、この連中の言動に、腹の底からわき上がるような怒りを覚えます。


↓以下は、その可視化プロジェクトのまとめです。

殺害予告をされたSEALDs奥田氏への中傷ツイート可視化プロジェクト
http://togetter.com/li/879982?page=1



このツィートに対し、奥田さんはこう答えています。



↓ここからは、ワラワラと集ってきた蝿ツィートの一部を、連続で掲載します。



























































SNSは開かれた場です。良い意味でも悪い意味でも。
でもこうして、ある程度数を集めて読んでみると、同じような言い回しであることがわかります。
「自作自演」「狂言」「話し合いで解決」「警察に頼るな」
多分本人らは、皮肉ったり小馬鹿にしたりしているつもりなんでしょう。
さらに、安倍氏らにも脅迫のひとつやふたつはきていると言う…。
これには本当に呆れてしまいます。
彼は四六時中、何人もの、それも十分に訓練を受けた警備陣に守られています。
つい先日も、トイレの落書きがあっただけで、警察が即刻動きました。
当たり前です。国の最高権力者なんですから。
それに対し奥田さんは、後ろ盾も警備をしてくれる人も無く、今回のみならず今までにも、心無い誹謗中傷罵詈雑言を、毎日のように受けているのです。
それでも彼は、信念を貫き、自分の意見を声にし続けています。
その勇気、その強さ、その若さ。

いくら一般の市民だからといっても、警察は「今はまだ動けません。何か起こってからでないと」などと、
「日本刀持参の3人のチンピラがうちにやって来るので、助けてください!と、必死で助けを求めた19歳のわたしに言ったようなことを言わずに、
早急に、徹底的に捜査して、卑怯な脅迫者を逮捕してください!

なんとかなるよ、きっと。それを本気で信じて念じていれば。

2015年09月26日 | お家狂想曲
まさに、狂想曲が延々と、頭の中で流れ続けているような日々が過ぎ、今やっと一息ついた。
お隣さんとうちが共有している空き地(土地の横幅はうちより広い)を、お隣さんとうちが共同で買い取ることに決めてから、
それぞれの弁護士と話し合い、売り手の言い値をできるだけ値切り、町役場に連絡をし、地質調査を依頼し、
でも、そうこうしている間にも、我々の買値よりも高い金額を言ってくる人が出てきたら、即刻我々の仮契約は却下されてしまう。
だから、できるだけ早く契約を結んでしまいたかったのだけど、地質調査の結果が出てくるまでに2週間かかるというので、
その結果を待ちつつ、深刻な汚染は無いだろうという楽観的予想を前提に、結果報告日の翌日の夜に、契約式を執り行うということにした。

その間にも、空き地には、怪しげな人間が出没。
土地の横幅縦幅を測っていたり、通りからじぃーっと眺めていたり。
本来ならば、「仮契約済み」という付け足しサインが、売地の看板に書かれていなければならないはずなのに、売り手はずっと無視している。
6年前にこの土地を手にしてから、一向に売れる気配が無く、だから彼は毎年、この地域特有の、とっても高額の固定資産税を払い続けなければならなかった。
全然嬉しくも楽しくもないのである。
なので、わたしとお隣のエステラは、気をやきもきさせながら、そういう人たちの様子を伺っていた。
たったの2週間だったけれど、その長いことったら…。
その間に、うちの天井には二つの穴が開き、古い水道管が取り替えられ、これでとりあえず安心だと思っていたらまた水が落ちてきて、
もうこれは呪われているとしか思えん、などと愚痴りながらまたまた修理を頼んだら、
なんと、新しくした浴室の、壁につけられた器具のどれもに、きちんとしたコーキングがされていなかったことが原因だとわかり、またまた夫もわたしも頭から湯気が出た。
コーキングについては、工事中に何度も、夫もわたしも尋ねていたし頼んでもいた。
すると必ず、「いや、この場合は絶対に大丈夫」という答が返ってきて、どの部分もやろうとしなかったのだ。
いったいどこまでいい加減だったのか。
もうこれは訴訟だな。
早々と天井を塞いでいなかったことが幸い?した。
二階の床下、つまりは一階の天井裏はだから、非常に風通しが良く、十分に乾燥しただろう。
やれやれ…。

ということで、あとは契約を無事終えることができたら万々歳だ。
と思いきや、事もあろうにその前日の夜に、どえらいことが発覚した。
ギリギリの前日の夜、地質調査の結果が出てきたので読むと、違う土地の調査をしたことがわかったのだった。
なんで…???
調査をしたのは、売り家のサインが出ているお向かえの家の裏庭だった。
いやあ、売りのサインが出ていたので、間違っちゃったよ、とでも言わんばかり。
でも、でも、でも、我々が依頼したのは更地であって、どこかの家の裏庭ではない。
しかも、番地もあるわけで、土地の調査をするような会社が、こんな単純な間違いをしていいのか?!
さらに、当人はヘラヘラと(これはわたし個人の感じ方ではあるけれど)、調査をし直すにはまた2週間かかるから、などとメールで言っている。
ぐぉらぁ~!!
地質調査無しで契約ができるのか、それをまた弁護士や仲介者と話し合わなければならない。
でも、契約は絶対に終えてしまいたい!

というカオスな夜の翌日の木曜日。
朝からわたしは、胃カメラの検査のために、車で30分ほどのところにある手術と検査を専門にする建物に、夫に送ってもらって行ってきた。
胃の検査はいつも、大腸検査の麻酔がかかっている間にやってもらっていたのだけれど、今回は初めての単独検査。
大腸検査と違い、前日からの下剤飲用地獄も無く、夜中から検査まで絶食するだけなので超~気楽。
検査に際しての注意書きに、絶食には固形物はもちろん、水分、チューインガム、飴類も一切禁止しますと書かれてあった。
チューインガムや飴ならいいのか?と、詰め寄ってくる人がいるのだなと思うと、なんだか可笑しくなった。
検査前の準備室で、担当の看護師さんにいろいろと質問されながら答えていたら、あなた、ちょっと寒そうねと、温めた毛布を追加で上から被せてくれた。
準備室では少なくとも3人が、カーテンだけで仕切られた部屋で待機しているのだけれど、だから話が筒抜けで、麻酔医とのやり取りが全部聞こえてくる。
58才のわたしが一番若く?て、普段飲んでいる薬も無くて、アレルギーも無い。
だから一番簡単な患者、ということで、麻酔医がとても嬉しそうだった。
ただ、血管が細い上にビビリだと言うと、麻酔のために必要な血管を獲得するために、通常ほとんど使われないと言われているほどに細い針を使ってくれた。
それでもたっぷり時間がかかり、今は思いっきり青紫のアザができている。

無事に検査を終え、麻酔がちゃんと切れてから、担当医の話を聞いた。
ポリープは無かったが、胃の入り口の辺りに要観察の部分があったので、組織検査に出したと言う。
父を殺した胃がんも、入り口辺りだったことを思い出した。

「今日一日は、運転はもちろん、仕事もだめ、大きな決断をしなければならないようなこともだめ、わかりましたか?」
「え、わたし、今日は、」
夫の強烈な『何も言ってはならぬ目線』を感じ、わたしは口ごもった。
麻酔さえ覚めたら大丈夫とばかりに、時間が急きょ7時から4時に変更された契約式を終え、その後さらに、時間変更をしてもらったレッスンをする予定だったけど、
余計なことを言うなという無言のお叱りに従い、わたしはコクンコクンと頷きながら、黙って看護師の言葉を聞いた。

少しだけ休憩して、やっぱり看護師の言う通り、普通にしているつもりなのにどことなく変、という感じから抜けられないまま、
時間が来たので、少しだけフォーマルな感じの服に着替え、契約のサインをしに再び出かけた。
カエデの爺さんに一目惚れして、だから彼の命を守ることができてすごく嬉しいわたしたちと、結局大損することになって全然嬉しくない売主が、ひとつの部屋に集まってサインする。
とてもではないが、和やかにという雰囲気ではない。
「あんたたち、半々にして買ったんだ。賢いじゃないか」と、最後に一言言って出て行った彼。
多分、もっともっと言いたいことはあったのだろうけど…。

サインが終わり、それから仕事をしたら、もうほんとにヘトヘトになった。
どうしてもできなかったレッスンは、土曜日と日曜日に変更してもらったので、今週は週末も仕事がある。
まだもう少し明かりが残っているので、夫とふたり、空き地に立った。
他人の所有地だった時とは全く違う、やっと終わったという安堵感と、今後はこの空き地に生きる木や植物を、ちゃんと世話していかなければならないという責任感が、じわじわと湧いてくる。
そしてもちろん、敷地が増えたのだから、税金だってドンと増える。
ますます健康に気をつけて、しっかりと働かなければ。
「ほんと、まうみらしいといえばらしいね。木を救いたいがために土地を買うなんてさ」
友人からの褒め?言葉を思い出した。
でも、でも、本当に嬉しい。ふつふつと嬉しい。
ここに越して来てからの6年と3ヶ月の間、一日欠かさず話しかけてきたことが、本当になったのだから。
爺さんのことは、わたしが必ず守る。
誰にも手を出させないから。

カエデの爺さんの木肌は、ゴツゴツと硬くて荒い。
でも命の温かさと、長い年月を生きてきた賢さが、手のひらにしみじみと伝わってくる。
ここ数年、元気が少しずつ減ってきて、だから葉っぱが縮こまっている。
手遅れにならないうちに、一日も早く、木のお医者さんに診てもらわなければ。

大きな穴が空いた天井と、直径5センチぐらいの青紫のアザと、ちょっと元気が無いカエデの老木。
腹を立てたり、恐かったり、嬉しかったりの1週間。

賛同!→「私たちは5件の『採決』と称されるものはすべて採決の要件を満たさず、採決は不存在と考える!」

2015年09月22日 | 日本とわたし
先日、映像から切り取った写真とともに、いかにデタラメな採決であったかをお伝えしました。
採決であった、などと言いたくもない、粗末で破廉恥な者たちの姿。
あんな連中を、国会議員などという立場に居座らせてはなりません。

読売新聞が、南スーダンのPKOに対する「駆け付け警護」の追加を検討していると、早々に報じています。
安保関連法案なるものが現れる以前から、もう決まっていたことが、今後どんどん公にされていくことになります。
武器輸出も解禁。
どこにでも出前警護(警護する際に攻撃されたらし返さねばなりません)。
相手が、軍として訓練された子どもであっても、一般市民のように見える人であっても。

真島省三議員のフェイスブックに、こんな記事が載っていました。

三菱重工のロケット工場に視察に行ったら、「武器輸出解禁や5カ年計画の防衛費確保はありがたい」と活気づいてました。
我が国最大の兵器メーカーとして君臨する同社。
史料館があって、ゼロ戦の復元機があって、「我が社の技術者がつくった」と、ゼロ戦がいかに活躍したかを散々聞かされました。
自分たちの製品で、多くの人が殺されてきたことへの罪の意識はかけらもなく、目を輝かせて語るエンジニアたち…。


*「日本の軍需産業と戦争法案について」(佐々木憲昭氏)
http://blogos.com/article/117792/
【BLOGOS】2015年6月19日

安倍内閣は、国民の多数が反対しているのに、なぜ国会会期を延長してまで、戦争法案を執拗に押し通そうとしているのか。
その背後でけしかけているのは、いったい誰なのか。
誰が利益を得るのか。
――こんな疑問を抱いて調べてみました。

手がかりとして、武器、弾薬など、「防衛装備品」を受注している会社(防衛省資料=中央調達の契約相手方別契約高)上位20社を調べました。

それを見ると、三菱重工がいちばん金額が大きく2632億円で、調達総額の約17%を占めています。
次が、川崎重工の1913億円で12%を占めています。
20社で約1兆1400億円、72.4%を占めています。
国が発注する「防衛装備品」のじつに7割強を、わずか20社で受注しています。

さらに注目したいのは、このなかに、2014年・2015年に、日本経団連の役員をしている企業が10社も入っていることです。<経団連役員一覧表参照>



三菱重工業、日本電気、ANAホールディングス、三菱電機、東芝、小松製作所、伊藤忠アビエーション、JX日鉱日石エネルギー、日立製作所、伊藤忠エネクスの10社です。
(伊藤忠アビエーションと伊藤忠エネクスは、経団連に役員を出している伊藤忠商事の支配下にある)。
この10社で45.6%、防衛装備 品調達総額の半分近を占めているのです。


第二次安倍内閣が成立した後、日本経団連の役員改選は、2014年7月と2015年6月に行われています。

2014年の役員企業38社のうち9社(24%)が「調達20社」の中に入っており、
2015年の役員企業37社のうち8社(22%)が「調達20社」の中に入っています。
日本経団連が軍需に深く関わっていることは、これを見るだけでも明らかです。

しかも、これらの軍需産業には、防衛省・自衛隊からの多数の天下りがあります。
6月2日の参議院外交防衛委員会で、日本共産党の井上哲士参議院議員は、
軍需産業上位10社に、天下りが64人もいることを暴露しました。

日本経団連には、さまざまな委員会が設けられていますが、そのなかに、防衛産業委員会というのがあります。
その委員長には、最大の軍需会社である、三菱重工業の社長が就任しています。
また、密接に関連する宇宙開発利用推進委員会の委員長には、三菱電機相談役が就任しています。
これらの委員会が中心となって、軍需産業の政府への要望をまとめ、しばしば「提言」を行っています。
 
その要望の中心は、「軍事予算の増額」と「武器輸出3原則の緩和」であり、安倍内閣はその要望に忠実に応えつつあるのです。

 
日本経団連は、2013年5月14日に、
「防衛計画の大綱に向けた提言」を出し、
「防衛装備品の開発・生産や自衛隊の運用支援を担う防衛産業の役割は、ますます重要となっている」とのべ、
軍事予算の増加や、防衛生産・技術基盤の維持・強化などを求めています
 
2013年12月17日に、
政府が、「国家安全保障戦略」と「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画2014~18年度」を決めると、
経団連会長は「評価する」というコメントを出しました。

2014年11月18日の、
経団連の「宇宙基本計画に向けた提言」では、真っ先に「安全保障の強化」を掲げています。
これを受け、今年1月9日、安倍内閣は、新たな宇宙基本計画を策定しています。

2014年4月1日には、安倍内閣が、
「国家安全保障戦略」にもとづいて、武器輸出三原則に代わる新たな政府方針として、
「防衛装備移転3原則」を定め、武器の国際共同開発・生産に参画していくことを決めました。
これに対して経団連会長は、間髪を入れず、「大いに歓迎する」とコメントを発表しています。


さらに、アメリカの圧力があります。
日米首脳会談では、日米安保体制の強化が議論され、
日米間では、安全保障に関する「緊密な政策協議」と、軍事協力に関する仕組みがつくられてきました。

 
政策協議の代表的なものとして、防衛・外務の閣僚級協議の枠組みである、日米安全保障協議委員会(「2+2」会合)があります。
これは、「安全保障分野に おける日米協力にかかわる問題を検討するための重要な協議機関」(『防衛白書』2014年版)と、位置づけられています。
 
また、「日米防衛協力のための指針」(「指針」)があり、PKOや武力攻撃事態などに対応するとして、
自衛隊と米軍との間で、物品や役務の提供を可能とする「日米物品役務相互提供協定」
(ACSA:Acquisition and Cross-Servicing Agreement)を締結しています。


 
アメリカ政府は、沖縄をはじめ、全国に軍事基地を置き、
日本の軍事技術を取り込むために、武器輸出規制を撤廃させ、
アメリカの世界戦略に沿って、日本の軍事力を最大限に活用しようとしてきました。


安倍内閣が強行しようとしている、憲法違反の戦争法案の背後には、日米支配層の危険なねらいがある
――このことを、改めて確認した思いです。


「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同を、心からお願いします!
なお、この賛同署名は、9月25日(金)10時が締切りです!

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い(大至急)
http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-6f5b.html
2015年9月20日

市民の皆様へ                        

政府・与党は、9月17日の参議院安保特別委員会で、2つの安保関連法案ほか計5件の案件を「採決」し、「可決」したとみなし、マスコミもそのように報道しています。
 
しかし、「採決」の場面をテレビで視た多くの市民の間で、
「あのように委員長席周辺が騒然とし、委員長の議事進行の声を自席で委員が聴き取れない状況で、5件もの採決がされたとは信じられない」
という声が、ネット上で飛び交っています。

至極もっともな感想ではないでしょうか?
 
ということは、「強行採決」に抗議する以前に、「採決」はそもそもなかった、というのが真相ではないでしょうか? 
にもかかわらず、審議の模様を中継したNHKが、事実関係を確かめないまま、いち早く「法案、可決」と伝えたのは、
数の力に頼んだ政府・与党の、理不尽な行為を追認し、既成事実化したものと言っても過言ではありません。

安保関連法案が、参議院本会議で「可決」された今、
特別委員会の「採決」について異議を唱えても、実益は乏しいという疑問を持たれるかもしれません。
確かに、「採決の不存在」を申し立てても、手続きを前に戻すことは不可能と思えます。
 
しかし、別紙「申し入れ文書(安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ)」(http://netsy.cocolog-nifty.com/fusonnzai.pdf)に記しましたように、
あの「採決」は、「参議院規則」に照らしても、「表決」の要件を充たしていません
現に、弁護士有志は、
「参議院特別委員会での、安保関連法案の議決の不存在確認、および審議の再開を求める声明」をまとめ、賛同を募っています。 
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/bengoshiyusi_seimei.pdf

今後、安保法(案)の違憲訴訟や、廃案を求める運動が、全国規模で起こされると思います。
そうした運動の正当性への確信を強め、運動への支持を広げるためにも、
政府・与党が、違憲の法案を、不当な手続きで強行した二重の罪を、国民の前に明らかにする意義はたいへん大きいと考えます。

そこで、皆様に、以下の要領で、別紙「申し入れ文書(安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ)」(http://netsy.cocolog-nifty.com/fusonnzai.pdf)への賛同と、呼びかけの拡散をお願いする次第です。
(別紙「申し入れ文書」は下記にも貼り付けてあります。)

          
呼びかけ人 醍醐 聰(東京大学名誉教授 電話:080-7814-9650)

1. 申し入れに賛同くださる方は、次の「賛同署名の入力フォーム」にご記入のうえ、「確認」「送信」ボタンを押してお送りくださるようお願いします。
http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

2. ご記入いただいた氏名、所属/お住まいの都道府県名はそのまま名簿に記載して提出します。また、記入いただいたメッセージとともに、このページ(http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/l2.html)に掲載させていただきます。(右リンク集のTOPにもあります。)匿名をご希望の方はその旨を必ず付記ください。

3. 申し入れは、賛同者名簿を添えて、今国会の会期末(9月27日)までに提出します。
それに合わせて賛同署名は9月25日(金)10時締切りとします。
4. 時間が切迫しているため、僭越ながら醍醐1人の呼びかけでスタートさせていただきますが、呼びかけ人に加わっていただける方はご一報をお願いします。
(shichosha_kangeki@yahoo.co.jpまたは、080-7814-9650へ)
──────────────────────────────────────

参議院議長 山崎正昭 様                2015年9月25日
参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」委員長 鴻池祥肇 様

安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の続行を求める申し入れ

市民有志

参議院に設置された「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」(以下「特別委」)は、
2015年9月17日、同特別委に審議を付託された、安保関連法案等計5件の採決を行い、いずれも賛成多数で可決されたと言われています。
 
しかし、採決が行われたとされる同日16時30分頃の、委員会室の模様を、参議院のインターネット中継やテレビの中継・録画で視る限り、
鴻池委員長席の周囲は、与野党議員によって何重にも取り囲まれ、委員長の議事進行の声を委員が聴き取れる状況になかったことは、一目瞭然です。
また、委員長も、動議提出の声を聴き取り、各委員の起立を確認できる状況になかったことは明らかです。

こうした状況の中で、採決というに足る手続きが踏まれたとは、到底言えません。
また、委員会室にいた特別委の委員自身も、
「可決はされていません。・・・委員長が何を言ったかわからない。いつ動議を出したのか、採決されたのかわからない」(福山哲郎委員)、
「いったい何がおきたのか、そもそも動議が出たのかどうかも、委員長が何を発言したのかも誰もわからない。
そして、私は自民党席の前にいたが、彼らも何もわからないまま立っていただけですよ」(井上哲士委員)
と語っています。
実際、速記録(未定稿)でも「、議場騒然、聴取不能」と記されるのみで、議事の進行を記す委員長の発言も、質疑打ち切り動議の提案も、記されていません。

こうした一連の事実と状況に照らせば、上記5件の「採決」なるものは、
参議院規則が定めた、「議長は、表決を採ろうとするときは、表決に付する問題を宣告する」(第136条)
「議長は、表決を採ろうとするときは、問題を可とする者を起立させ、その起立者の多少を認定して、その可否の結果を宣告する」(第137条)
という表決の要件を充たしていないことは明らかです。
国会での審議が進めば進むほど、違憲の疑いが深まった安保関連法案を、
参議院規則まで踏みにじり、締め括りの質疑も省いて、「採決」なるものを強行したことは、憲政史上、稀にみる暴挙です。
以上から、私たちは貴職に対し、次のことを申し入れます。

1. 私たちは、5件の「採決」と称されるものは、すべて採決の要件を充たさず、採決は不存在であると考えます。
貴職が、こうした私たちの見解を受け入れないのであれば、参議院規則にもとづいて反証されるよう、求めます。
2.「採決」が存在しない以上、安保関連法案の審議は未了です。
よって、改めて所定の手続きを取り、法案の審議を再開されるよう求めます。

「今回ひどかったNHK。一番許せないのは『国会中継』を意図的にやらなかったこと」レイバーネット松原氏

2015年09月21日 | 日本とわたし
「報道しない報道機関」の犯罪的行為。
それを目の当たりにした毎日でした。

そのことについて、松原明さんが、すばらしい記事を書いてくださいました。
↓以下、紹介させていただきます。

メディアをめぐる攻防~もうひとつの「戦争法案」反対運動
松原 明
http://www.labornetjp.org/news/2015/0921matu



憲法を投げ捨て、「戦争する国」に大きく舵を切る「戦争法案」
この攻防は、戦後史の行方を賭けたたたかいだった。
今年2015年の5.3憲法集会に、3万人が集まり、反対運動の口火がきられ、5月~9月までの大闘争となった。
そして9月19日未明、インチキな強行採決と数の力で、ねじ伏せるように「戦争法案」は成立した。

そのなかで、メディアの果たした役割は、きわめて重要だった。
たたかいの半分は、「メディア戦」だといってもいい。
なかでも、NHKが果たした世論誘導は、犯罪的でさえあった
いっぽう、反対運動の広がりをつくったのは、「東京新聞」「TBS報道特集」「テレビ朝日報道ステーション」「日刊ゲンダイ」などのマスメディアと、民衆自身による「ネットメディア」だった。
私はこの間、国会前デモをはじめ、現場に足を運び、「レイバーネット」に記事や動画を流し続けた。
そこから見えたもの、感じたことを書いてみたい。


「報道しない報道機関」NHKの犯罪的役割

NHKがひどくなっているのはわかっていたが、今回一番許せないのは、「国会中継」を意図的にやらなかったことだ。
「報道しない報道機関」というコールが、NHK包囲デモで叫ばれたが、まさにそれだった。
NHKは、衆院特別委員会の強行採決も中継しなかったし、参院特別委員会の磯崎喚問の時もやらなかった
かろうじてやったのは、首相が出席した委員会質疑のみ
しかも、山本太郎の質疑途中で、放送を打ち切る事件もあった
参院大詰めの重要な委員会質疑は、いっさい流さなかった



私は、NHKに、「戦争法案」反対報道をしろとは言わない。
中立でいい。
でも、NHKがやることは、最低限の判断材料を、国民に提供することではないのか。
国会審議では、賛成討論も反対討論もあるのだから、中継することになにも問題があるはずはない。
それを見て判断するのは視聴者であり、NHKは公共放送として、「基本情報」を流す責任があった
しかし、これを放棄し、通常番組や高校野球、大相撲を、流しつづけたのである。

私もNHKに電話で抗議したが、電話を受ける人は、「ご意見ごもっとも。上からの指示で」と答える。
後日(9/9)、レイバーネットTVに出演した、元NHKプロデューサーの永田浩三さんが語っていたが、
その諸悪の根源は、「NHK政治部」や番組総責任者・板野総局長で、ごく一部の人間だという。

→参考・レイバーネットTV録画(9/9NHK特集番組)
https://www.youtube.com/watch?v=YBB8CSgwKco&feature=youtu.be

NHKテレビは、8.30大デモには10クルーも出しながら、まともな報道をしなかった
この時は、主催者発表12万、警察発表3万と併記したが、
9.14大デモの時は、主催者発表の4万5千人のみ、報道した。
知らない人は、9.14のほうが8.30より大規模だ、と勘違いしてしまいそうだ。
NHK内部で、現場の取材記者からの突き上げもあったのか、終盤にはデモの報道も増えたが、
政権寄りの報道姿勢は、最後まで変わらなかった


車道開放をめぐるたたかい

今回の国会前のたたかいは、「車道開放」をめぐるたたかいだった、といってもいい。
議事堂前を埋めつくすことそしてそれを、映像・写真・空撮の形で「可視化」すること
そのことが、反対世論を大きく広げる力になる
逆に、安倍政権には大きな打撃になり、各界各層に地殻変動をもたらすきっかけになる。
だから、政権側は、大デモの「可視化」をいかにさせないかが、最大の課題だった



8月30日、警察の鉄柵バリケードが決壊し、車道が開放されたとき、私はメインステージ横の少し高い場所にいたが、
人々が歓声をあげながら、国会正門前に押しよせる光景がよく見えた。
感動を覚え、足がガクガク震えた。
それは、大海原に起きた「津波」のようだった。
人々の歓声!
手を振り上げる人。
「やった」という表情が、みんな底抜けに明るかった。
権力がもっとも怖れたのは、こうした人々のチカラ、「ピープルズパワー」なのだろう。

議事堂前を埋めつくした写真は、海外メディアではすぐに、大々的に報道された
30日の午後4時すぎ、デモを終えて地下鉄駅に帰る人に、「赤旗」号外が配られていた
わずか数時間前に起きた国会前大デモの写真が、大々的にカラーで載っていた(写真下)。
参加者が、うれしそうにその号外を広げて、写真を撮っていたのが忘れられない。



マスコミでは、「東京」「毎日」「朝日」などが、巨大デモの写真を流したが、「読売」「産経」はほとんど扱わなかった
それどころか、「産経」は、空撮写真から試算したとして、3万2千人と発表した
翌週9月3日、総がかり行動実行委員会の高田健さんは、議員会館前の集会で、
「産経の発表は、正門前の一部の試算で、行動は、国会周辺全体と、日比谷公園まで広がっていること、
地下鉄4駅の乗降客数だけでも、通常より6~7万多かったこと」
などを根拠に、怒りの反論をした。
8.30が、「60年安保以来の大デモ」として刻印されるのか、「通常のデモ」かでは、
歴史的事実として大変な違いであり、社会に与えるインパクトもちがう。

→参考・動画「高田健さん発言」
https://www.youtube.com/watch?v=SgWG-EJQEM4&feature=youtu.be

車道を占拠され、メンツをつぶされた警察
その後の弾圧はすごかった。
バリケードの鉄柵を動かそうとしたり、警察官に触れたりしただけで、「公務執行妨害罪」で次々に逮捕した
それほどの過剰警備にもかかわらず、9月14日の大デモで人々はあふれ、鉄柵が破られ、車道が完全に開放された。
そしてふたたび、大々的に、報道されることになった。



その後、警察の「可視化」阻止の悪知恵は、こうだった。
あらかじめ、2車線を完全に、警察車両と鉄柵でブロックして、空間をつくり、人が歩道に溢れた場合は、そこに参加者を誘導したのだ。
アパルトヘイトやパレスチナの、鉄条網・壁のように囲む「管理空間」を作った
警察指揮車からサーチライトを向けられて、監視される空間
だから、8.30のような「解放感」は、乏しかった。
このため、18日には、4万人以上という三度目の巨大デモになったが、「可視化」という点では、必ずしも成功しなかった。
(なお、16日には、13名の不当逮捕があった9.16国会前弾圧抗議声明


ネットメディアの活躍

6月から毎週金曜日に始まった、「シールズ」の国会前デモは、回を重ねるごとに膨れあがっていった。
マスメディアの好意的報道の影響もあったが、かれらがデモの告知拡散の武器にしたのは、フェイスブック・ツイッターなどのSNS「ネットメディア」である。
参加者の多くがスマホをもち、デモの様子を生中継している。
シールズの若者が演説をするときに、スマホの原稿画面を見ながら話すシーンに、私は、最初は違和感があったものの、すっかり慣れてしまった。

そしていよいよ、最終局面の、9月18日夜の、参院本会議採決をめぐる攻防になった。
この日はさすがに、NHKも中継した。
また、ネットでは、「参議院インターネット審議中継」サイト・ヤフー、ニコニコなどが流していた。
国会前のデモ参加者の多くは、それらをスマホで視聴して、最新情報をつかんでいた(写真上)。
そして、コールをあげていた。
だから、福山哲郎議員や小池晃議員の演説タイムに合わせて、「福山がんばれ」「小池がんばれ」のコールを、議事堂に向けてあげることができた
次に、公明党議員の発言の番がきた。
出てきたコールは、「公明党よ恥を知れ!」だった




国会の内と外をつないだリアルタイムのたたかいが、こうしてネットメディアを駆使することで実現した。それは、私にはとても新鮮だった。
午前2時すぎ、山本太郎の、5回目の「一人牛歩」が始まった
議場内では、与党議員が、ものすごいヤジと罵声を山本議員に浴びせていたが、国会前は逆だった
「タローがんばれ」「タローがんばれ」の、大コールが起きていたのである。

本会議採決は、19日午前2時18分だった。
それを受けて、リーダーの奥田愛基さんが、「採決撤回!」の声を上げた。
そのコールが一段落したところで、奥田さんは、たくさんのカメラに向かって、こう呼びかけた。
「いま、ネットで見ている人たちに訴えたい。
こんな状況を許してはならない。
あなたも声を上げてください。
賛成議員を落選させよう。
選挙に行ってほしい。
デモに行ってほしい」
と。

そしてすぐに、「選挙に行こうよ!」「デモに行こうよ!」の大コールが始まった。
午前3時、国会正門前に残った若者たちは、1000人くらいだと思う。
しかし、国会前のたたかいは、ネットを通して、日本中に、いや、世界中に発信されていたのだ。



→参考・動画(19日未明の国会前)
https://www.youtube.com/watch?v=nNflasPQ_MM&feature=youtu.be

安倍政権は、「戦争できる国」に向かって、またひとつコマ進めた
しかし、その前に立ち塞がる民衆の壁が、大きく生まれたことも間違いない。
メディアをめぐるたたかいは、これから一層熾烈になるだろう。
私も、レイバーネットで報道を続ける他のメンバーと一緒に、ビデオカメラを持って参加し続けたい。
(レイバーネット日本共同代表)

「これってコメディショーのパロディ?え?ホンモノの議員なの?有り得ない…無効だよね当然」海外より

2015年09月21日 | 日本とわたし
参議院平和安全法制特別委員会は17日午後4時半過ぎ、締め括り質疑もせず突如、­採決を行なったと報道されています。
採決は起立で行われたということですが、これが議題に対する起立で、採決と呼べるものなのですか?

まずは、鴻池委員長が着席した直後、委員以外の関係のない与党議員らが乱入し、鴻池委員長を取り囲みました。






野党議員(中には与党も)らが唖然としている間に、数人の男性が両手を上げ下げして、起立と着席を促す動作が繰り返されました。






















佐藤議員らが、議長席の方から、指示を出しています。













まずこの委員会、開会の宣言がありませんでした。
開会されてもいなかったのです。

そこに突如、委員ではない連中が乱入し、委員長を取り囲み、野党議員は委員長の発言を聞くことなどできませんでした。

この委員会では、質疑集結の後、直ちに採決する道義がありました。
安保法案関連の2法案、そして、法案に賛成した野党3党と与党の合意で盛り込まれた付帯決議など、合わせて5法です。
そのどれもが、日本の社会を根幹から変える、非常に大きな意味を持つものばかりでした。
そんな法案を、それも5件も、委員長の姿が見えない、声も聞こえない中で、採決された???
起立している議員たちの態度を見てください。
まるでバラエティショーで馬鹿騒ぎをしている人たちみたいに、周りの人間の真似して立ったり座ったり。
法案の内容を考えて、自分の意思を反映させようとしているとは思えません。
5法なのに、6回7回起立した者もいるのです。

こんなもの、強行と言うことすらバカバカしい。
なぜなら、採決ではないからです。
開会されていない議場で、委員ではない議員が取り囲んだ委員長が何をしているのかも不明な中、数人の手の上げ下げに合わせて起立と着席をしていただけ。


実際に、こちらの友人にこのビデオを観てもらったところ、タイトルの言葉が飛び出してきました。

採決の無効を強く求めます。



以下は、OVERSEAsのメンバーの方がまとめてくださった、海外ではどう伝えられているかの一覧です。

◾️戦争法案の採決を取り上げた海外メディア (9月18日)

BBC (英国) :
(Japan to allow military role overseas)
“日本、海外での軍隊の活動を許可”


Wall Street Journal (US) :
(Japan Parliament Approves Overseas Military Expansion)
“日本、議会が海外での軍拡を承認”

Bloomberg (US) :
(Japan Passes Bills to Allow Troops to Fight in Overseas Wars)
“日本が海外での戦争参加を可能にする法案を可決”

BBC News (英国) :
(Japan to allow military role overseas in historic move)
“日本、歴史的な形で海外での軍事活動を許可”

Yahoo News (US) :
(Japan parliament passes controversial security bills)
“日本の議会、物議を醸す安保法案を可決”

Reuters UK (英国) :
(Japan bills to expand military role near enactment despite Protests)        
“プロテストあるにも関わらず、軍の任務を拡大する法案採決間近”

The Guardian (英国) :
(Japan set to pass security bills despite widespread protests)
“日本、プロテストが拡大しているにも関わらず安保法案可決の方向へ”

Al Jazeera America (カタール) :
(Japan passes bills allowing greater military role overseas)
“日本が海外での軍事行動を拡大できる安保法案を可決”

The Japan Times (日本) :
(Diet enacts security laws, marking Japan's departure from pacifism)
“国会で安保法案採決、日本が平和主義から旅立つ日”

RT (ロシア) :
(End of Japan’s pacifism? Parliament approves war bills allowing troops to fight abroad)
“日本の平和主義の終焉か? 海外派兵して戦うことを可能にする法案国会で承認

CBC (カナダ) :
(Japan legislative committee approves contentious security bills)
“立法府、議論の余地のある安保法案承認”

Times of India (インド) :
(Japan ruling party in final push to expand role of military)
“日本の与党、軍拡へもうひと押し”

Newsweek (US) :
(Japan Approves Controversial Bills Loosening Limits on Military)
“日本が物議を醸している軍の規制を緩める法案を承認”

Yahoo News (US) :
(Japan set to pass security bills despite mass protests)
“巨大プロテストが行われているにも関わらず安保法案可 へ”

NPR (US) :
(Japan's Parliament Approves Landmark Laws To Expand Military's Role)
“日本、参院で転換期となる軍拡の法案を承認”

Business Insider (US) :
(Japan approved sending its military abroad for the first time since World War II)
“日本、戦後初めて海外派兵を承認”

Voices of America (US) :
(Japan Passes Bill Lifting Military Restrictions)
“日本、軍への制限を緩和する法案を可決”

ABC Online (US) :
(Japan's parliament passes changes to pacifist WWII constitution allowing troops to fight abroad)
“日本、戦後制定された平和憲法から、えてして海外での軍事攻撃を可能にする法案を可決”

Irish Times (アイルランド) :
(Japan enacts bills easing pacifist constitution's limits on military)
“軍に規制を加えていた平和憲法を軽視の法案を制定”

Telegraph (英国) :
(Japan allows army to join foreign forces in action)
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/11873538/Japan-expected-to-pass-security-bills-despite-widespread-anger.html …
“日本軍が海外軍と一緒に行動する”

CNN (US) :
(Japanese lawmakers OK greater overseas role for military)
“日本の政治家たち、海外でのさらなる軍事行動に”OK”サイン”

The Guardian (英国) :
(Japanese soldiers could fight abroad again after security bill passed)
“法案が通ったら日本の兵士たちが再び海外で闘えるようになる”

Real Time News (US) :
(Japan Diet OKs security bills allowing greater military role)
“日本議会、軍の任務拡大に”OK”サイン”

Channel News Asia (シンガポール) :
(Japan passes controversial security bills into law)
“日本が物議を醸している安保法案可決、施行へ”

South China Morning Post (中国) :
(Japan parliament passes controversial security bills amid worries of changing pacifist ways)

Press TV (イラン) :
(Japan changes post-war pacifist course)
“日本が戦後からの平和主義の進路を変更”

BT.com (英国) :
(Japan's parliament approves law giving greater role to military)
“軍の役割を拡大する法律国会で承認”

外の声が聞こえないか!違憲立法してまで自分が議員でいたいか!安倍総理!ひっくり返しますからね!

2015年09月18日 | 日本とわたし


山本太郎“ラスト牛歩”で「アメリカと経団連にコントロールされた政治家は辞めろ!」
https://www.youtube.com/watch?v=pjc26b_gjQw
2015/09/19

山本太郎議員、戦争法案が可決・成立の直前、最後の青票(反対)を投じる際に魂の叫び­

「アメリカと経団連にコントロールされた政治は止めろ!
 違憲立法。政治家をやめろ!
 組織票が欲しいか!
 ポジションが欲しいか!
 誰のための政治をやってる!
 外の声が聞こえないか!
 その声が聴こえないなら政治家なんか辞めた方がいいよ!
 違憲立法してまで、自分が議員でいたいか!
 安倍総理!
 ひっくり返しますからね!」