ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

オリンピア訪問記・その2

2018年04月26日 | 家族とわたし
「長年暮らしているのに、まだ一度も行ったことがなかったし、きっとまうみが気に入ると思ったから」とジムが言うレインフォレスト。
広大な面積の国立公園のうちの、ほんの一部を一緒にハイキングするのが、今回の旅の目玉。
森のすぐ近くにあるホテルは宿泊代がべらぼうに高いのだけど、今回はジムがわたしたちの部屋の分も払うと言って聞かない。
それでなくても彼は、特別な検査だの治療だので、人のためにお金を使うような余裕が無いのに…。

さすが、雨の森と呼ばれるだけあって、いつ降ってきてもおかしくない曇りっぷり。




年間の降水量を示す目盛り。
去年は上から三つ目のところまで降ったそうな。


まるで神社の境内にいるような感じの、杉の大木があちらこちらに。


森の中は鬱蒼としていて、目に入る緑の濃淡がうまく写せない。
かといって色をつけるのも変なので、そのまま載せることにする。
本当はもっと緑が濃くて、木々の幹が深い色をしているので、それを想像して見ていただけたら、と思う。


出発!


わたしはいつものように、歩幅も小さいし撮りたいところだらけだし、だからついつい遅れてしまう。


なんでこんなところにスカンクが?と思ったら…スカンクキャベツが!日本名は『座禅草』。なんとイメージの違うことよ…。


雨の森の木々は、苔を身にまとっている。




どういう理由なのかはわからないけれど、ドスンと倒れた杉の大木。


根っこの周辺だけで4メートルはある。


切り落とされた木に寄生して大きくなった木。




あちこちに現れるミニチュア滝。


国立公園内では重機などが使えないので、木の世話は全て人間の手で行われる。




この大きさ、存在感を、写真では伝えられないのが残念!






ゾンビみたい。でも、緑はもっときれいな色だ。






もっとたくさんのカタツムリが見られるだろうと楽しみにしていたけれど、見つけたのはバナナスネイルだけ。




倒れた木が道を塞ぐこともしばしば。


兄弟!


空はいつもこんな感じ。


疲れ過ぎたらあかんで〜!


腕のような枝。


これも寄生中。英語では「nursing tree」と言うらしい。「元の古木が新たな命を大切に育ててあげる」という表現は、「寄生」よりもいいなと思った。


オリンピアの州花。


降ったり止んだりの雨に濡れて、すっかり冷えてしまった体を温めるオトナコドモたち。


ステファニーのダントツ勝ち。


空が晴れてきた。



翌日の日曜日、ピーカン晴れ!
部屋の窓を開けると、




朝ご飯をまず食べて、


でっかい流木によじ登り、先っちょを覗くと、石をいっぱい抱っこしてるのが見えた。






日本の杉だと書いてある。




たくましい草。


車で移動しながら、ハイキング再び。


よう晴れちょる!


巨大コブ。


どういう用具を使ってこんなデッカイ木を切ったのだろう…。ステファニーが登っている木の年輪は約400あったそうな。






湖に向かってゴロンと寝っ転がっている。




よじ登って湖に向かう。




ルーンがいた。


湖の中で横たわっている木。


これは何?


マイクロブーストに襲われた場所。






橋を渡る。


墓標のように立っている。



ハイキングコースの入り口の標識に「ここ一帯はクーガーが生息しているので、独り歩きは絶対にしないこと。もしばったり居合わせた場合は、走らず、背を向けず、じっと目を見て動かないこと」と書いてあった。
そんなこと言われても…。




晴れていてもやっぱり、目で見ている緑がどうしても撮れない。






ジムは昨日からの続きで疲れが出て、「ゆっくり行くから気にしないで」と言う。
わたしは「どちらにしてもいつも遅れるし、写真も撮りたいから、ちょうどいいペースだから」と言って、しばらく二人で歩いていた。
「僕はここでやめておくよ。まうみは気にしないで行って」
そう言って、ジムは大きな岩に腰掛けた。

一緒にいようかどうしようかと迷ったけど、ジムに余計な気を使わせたくなかったので、ほいじゃあ行くね、と言って別れた。











先に行ってしまった4人の後を追いかけたのだけど、追いつくわけがない。
森の中はしーんと静まり返っていて、遠くの方から滝の音が聞こえるだけ。
ふと、あの立て看板の注意書きが頭の中に蘇ってきた。

クーガー…。
どうしよう…独りになっちゃってるやん、思いっきり。
いや、多分大丈夫。
よりにもよって、襲われたりなんかせえへんし。
けど、わたしの人生には、よりにもよってとか、なんでこんなことがとか、そういう状況が人より何倍も多かったしなあ…。
クーガーが今、笹の中に身を潜めてて、いきなり襲いかかってきたとしたら、まず鋭い爪で顔をひっかかれたりするのかなあ…一気に首元に食いついてくるのかなあ…。
あっという間に死ねたらいいけど、あちこち噛みちぎられながら、痛いよ〜痛いよ〜なんて思いながら死ぬのは嫌やなあ…。
もうすっかり襲われている自分という想像に頭の中がいっぱいになってしまった…。
そこにカサカサっという音が聞こえてしまったからもういけない。

足元に落ちている、一番とんがっている石を手に持って、万が一の時はこれで戦うぞ!と決心する。


そしてまず、下草が生い茂っていない、とりあえずクーガーが隠れられないような場所を選んで、そこで休憩することにした。


やっと戻ってきてくれたステファニーと合流して、二人で降りることに。ああドキドキした。


道端に突然現れた滝。





世界で一番大きい、1000歳のSitka Spruce。













帰り道のガソリンスタンドで、超アンティークなのを見っけた。



二日間、たっぷりと森林浴を楽しませてもらった。
ほんとにありがとうジム!

ジムのスクリーニングは翌日の火曜日に行われる。
良い結果が出ることを祈りながら、空港に向かう。

エゾマツがめちゃくちゃ多い。


イチゴが走ってる!


また来るからね。



お別れのハグをしている時、ジムはわたしに「僕は死なないから」と一言言った。
言葉の代わりに、ぎゅうっと抱きしめた。

オリンピア訪問記・その1

2018年04月24日 | 家族とわたし
ぽんぽんと咲いたポンちゃんに、「出発の日に、こんなきれいな姿を見せてくれてありがとう」とお礼を言った。






木曜、金曜、そして月曜の仕事をキャンセルして、悪性リンパ腫と闘っている義弟のジムが暮らすオリンピアに向かった。


高速道路に入る手前に二車線用の信号があり、1台ずつが交互にゆっくり入って行くシステム。こんなの初めて?!


一人乗りの車は、決められた車線を走る。


オリンピアはワシントン州の州都。


わたしたちが泊まったホテルの名前が『ガバナーホテル』。まさしく州都である。

ホテルで荷解きをして、ジムのアパートメントに行き、ジムの息子アレックと我々、そしてジムの4人で、近くのレストランに食べに行った。


ピュージェット湾の南端オリンピアの湾はサウンドと呼ばれ、綴りが音”sound”と一緒なので、はじめは何を言っているのだろうと思っていた。


水の近くに行くと、わたしの中の水が反応して、あちらこちらで揺れ始める。










公の場で帽子を脱ぐのはこれが初めて、と言うジム。


桜がぼちぼち、其処此処で咲き始めていた。


アレック手作りの『紅茶キノコ』。




ジムが趣味の木工に励む製作所に案内してもらった。


親友の家族のワンちゃん。名前がマンマミーア!


中に入ると、まるでプロフェッショナル。いろんな工作機械がある。




ジムのこだわりは釘を一切使わずに組み立てること。彼の方法は組みつぎ(だと思う)。








作業の合間にウッドストーブに薪を入れ、火を起こし、ビールを飲むのが楽しみ。






巨大成層火山のレーニア山。標高約4400メートル。富士山のように広大な裾野を持つ。




近くの森でプチハイキング。






今回、わたしたちが行くのに合わせて、夫とジムの幼なじみ&高校の同級生で、同じく西海岸に暮らすジャンと奥さんのステファニーが夕方から合流。
ジムはスパゲティソースを、夫はサラダを、わたしは日本食のおかずを一品作り、持参したワインで乾杯。

翌日の土曜日と日曜日の2日間、オリンピックレインフォレスト(直訳すると雨の森)に行く。

だから疲れ過ぎてはいけない。
今日のところはこの辺で。

春と弟からの『お楽しみ箱』がきた!

2018年04月18日 | ひとりごと
大阪の弟が送ってくれた『お楽しみ箱』が、誕生日の二日前の金曜日に着いた。
えらい散財させて悪いなあ悪いなあ〜と思いつつ、いつもすご〜く嬉しくて…。

なにやら今日本でとても流行ってるらしいバックパック、それから大好きな萌黄色のペアカップ、韓国土産のスカーフ、うんこ漢字ドリル(実物をやっと見た…)、窓の結露取りワイパーとリモコンカバー、それからみんなへのDVD。


ありがとね〜!みんな大事に使わせてもらいま〜す!


さて、いつ来るかいつ来るかと心待ちにしていた春が、夏と肩を組んでやって来た。
そんな春&夏日が二日続いたら、ポンちゃんがあっという間に花を咲かせ始めて、

これが第一日目。




これが二日目。








みるみるうちに満開になった。

家の前の猫の額庭でも、急に春。
















去年、道端に群生しているのをせっせと引っこ抜いてたら、実は誰かさんの敷地内で、叱られながらもしっかり頂いてきた行者ニンニクさん、ニョキニョキ生えてきた!




玄関ポーチにも春。




うちのトラ。



その二日目の土曜日は、ACMAの役員会議があったので、マンハッタンに出かけて行った。
この季節に、みんなが待ちに待った春がやって来た日に、しかも週末に、マンハッタンに車で出かけるのは得策ではないと、この日は電車で出かけることにした。
電車に乗ろうがバスに乗ろうが車で走ろうが、渋滞にさえ引っかからなければ30分弱で行けるという不思議さ。
ペンシルバニアステーションに着き、そこから夫は散策に、わたしは会議にと、別れ別れに行動した。

会議はいつもパリパリに緊張する。
わたし以外の役員の意見を、聞き逃したり聞き間違えたりしたくないし、たまには自分からちゃんと意義のある意見を言いたいから。
だから会議の終わり頃になると、脳みそがビィ〜ンと痺れたみたいになる。
そんな時に、
「あ、そうそう、7月から始まるオケの練習で一曲振る?」と突然聞かれ、「あ、はいはい」と答えてしまった。
「でも、どの曲を?」
「ヴェルディのラ・トラヴィアータかバッハのコンチェルト」
「え??」
「で、今年の12月のカーネギーデヴューしてみるか」
「ええっ?!」

じわりと汗が滲んできた。
やばい…マジで勉強せにゃいかん!
めちゃくちゃ焦りつつも、夫と待ち合わせた場所までの道中、ニマニマとにやけてくる。
ちっちゃい頃からの夢が、今頃になって、こんな形で叶うとは…いやあ、あの時死ななくてよかった。


サメの落書きと妙にマッチしてる。


ニューヨーク・タイムズ社。


大好きなブライアントパークにも、ようやく春がやって来た。




マンハッタンのビルディングは、いつでも楽しい。




誕生日の前祝い?に、コリアンタウンでちょいと贅沢。


食べ終えたらすぐにお代わりが運ばれてくる、種類も豊かな前菜が、コリアンフードの楽しみの一つ。どれもこれもすご〜く美味しかった。







一日の終わりに、二人で一緒にドラマかスポーツかニュース番組を1時間ばかり観て、何にも考えない時間を過ごす。
そうすることで、その日の考え事や緊張から心身を解放し、ベッドに入るのは夫だけで、わたしはその後からブログ記事を書いたりするので、せっかくのリラクゼーションが台無しになると夫は呆れている。
最近、わたしたち二人がハマっているのがコリアンドラマ。
最初は英語字幕で観ていたのだけど、日本語字幕でも観られるサイトを見つけてからは、机の上に二台のパソコンを置き、夫は英語字幕、わたしは日本語字幕の設定で、せぇ〜のぉ〜でっ!のかけ声でクリックして観ている。
おまけにドラマを観る前に、ハングルをちょいと学ぶという熱の入れようで、身の回りに韓国の人を見つけたら、試しに何か言いたくて、だから多分、わたしたちに捕まってしまった人はいい迷惑だと思う。
このレストランでも、かじりかけのハングルを言ったり、知らない言葉を尋ねたり、店のスタッフさんたちはきっと、いい年をしたオタク夫婦に呆れていただろう。


誕生日当日は、5月初旬のコンクールに出るソフィアちゃんと、初めての本格的合わせ練習&レッスンをした。
本番までにたったの二回しかできないので、一回一回がめちゃくちゃ大事だ。
だから2時間ぶっ通しでやった。
いろんな音源を聴いて、わたしなりに曲を理解して、ピアノ伴奏譜のアレンジもして、練習&レッスンに臨んだのだけど、
17歳のソフィアちゃんは飲み込みが早く、あれよあれよという間にグングン良くなる。
もう少し近ければなあ…と残念に思う。


夕方に、次男くんとガールフレンドのエレンちゃんがクィーンズから来てくれて、みんなで一緒にベトナム料理を食べた。
贈りものは、よく切れると評判の包丁とお風呂の入浴剤。
最近、愛用している包丁が、いくら研いでもあまりよく切れなくなっていて、ちょいとイライラしてたのだけど、どうして彼にそれがわかったんだろう…。
彼のプレゼントには、いつもそういう不思議がある。


毎回、家族や友だちに祝ってもらえる誕生日。
ありがたいなあと思う。
また次の誕生日を健康に迎えられるよう、無茶をせず、よく学び、よく笑い、よく食べ、よく眠る。
なんかいまだに成長してない気がするけれど、それはまだこれからも成長できるということでもあるのだから、ワクワクドキドキする気持ちを忘れないように頑張ろう!

守田さんリポート「『つなぐ京都』福山選挙を振り返って」&わたしの個人的なお詫び

2018年04月13日 | 日本とわたし
京都府知事選が終わった日の翌日に、日本時間でいうと翌々日に、京都の田舎で暮らしている友人と話をしました。
残念でたまらない気持ちを、お互いに慰め合うためでした。

3月の中旬に知った福山さん。
愛と温かさにあふれる知事を!と、守田さんからの熱い訴えを読み、22日の告知後からどんどんと送られてくる動画を見て、ああこの人なら応援したいと思いました。
京都、京都、京都…みんな見事にずっと音沙汰なしの人ばかりでしたが、とにかく電話して、福山さんに投票して欲しいということを伝えました。

「なんでアメリカにいるあんたが、京都の選挙の話するために電話してくるわけ?」

呆れたような、居心地の悪そうな声で、まずそう聞かれました。
そして、「いや、そもそもそんな選挙あるって知らんかったし」と言う彼女らに、「じゃあ電話で一方的に話すのもなんやし、ちょっと見てもらいたいもんあるから送るわ」と言って、電話を切りました。

それからは毎日友だちに、そして彼女たちの友だち、さらにわたしの古い友だちに、福山さんの演説や街宣の様子を撮ったビデオや、関連する記事を送り続けました。
すると、「なんやええなこの人」と、一人二人が言い出して、「わたしも勧めとなってきたわ」とまで言ってくれるようになったので、「ほな手分けして電話しいひん?」と誘ってみました。
中の一人は、なにしろ田舎の嫁(もちろん今では堂々たる還暦おばさんですが)ということもあって、地元はさすがにやりにくいと言います。
わたしもドがつく田舎で13年嫁をしていたので、その雰囲気というか空気はわかります。
なので、そこはわたしが引き受けることにして、地元以外のところを数人で担当してもらうことにしました。
京都市内に住む人たちは、そこまでのしがらみは無かったので、お任せにしました。

といっても、大きな声で言えるような数ではありません。
でも、「死ぬかと思た」「心臓が喉まで上がってきた」「めちゃくちゃ冷とうあしらわれた」「話聞いてもらえて泣きそうになった」と、
日に日に伝わってくる武勇伝(?)を読んでいると、わたしも頑張らな!という勇気をもらいました。
小さな、そして短い間の活動だったけれど、SNSで伝わってくるワクワク感を支えにして、一緒に頑張ったわたしたちでした。

そして投開票が終わり、いろいろなデータが出てきました。
チャットで話しているうちに、投票率の低さのことが話題に上がりました。
「低いなあ…」
「でもまあ、わたしも選挙があるって知らんかったしなあ」
「ああ、わたしもそうやったわ」
「それはあかんやろ」
「なんで知らんかったんやろ?」
「お知らせあった?」
「あったんちゃう?」
「なんか思いっきりよそ事やし」
「自治体とか学校とか職場とかで、もっときちっと選挙のこと言うたらええんとちゃう?」

その夜はまた、夫の家族の、前々からずっと調べていた癌の種類と進行の度合いがわかり、とてもショックを受けていた日でもありました。

いろんな負の感情が混ざり合ったまま、こんなメッセージを書いてSNSで発信しました。

『京都府知事選挙、35%の投票率だったって…それって例えば100人しかいない村で考えると35人中の何人かの選択が残りの65人+αも含めた暮らしのいく末を決めたってことだよね。‬
‪こんなのは選挙じゃない。‬
‪やり直しや罰金制度が必要なくらいの劣化だよ。‬
‪有権と民主主義の自殺だよ』‬

このメッセージを読んだ少なくない人が、悲しみや怒りを感じたと、直接に、あるいは間接的に、伝えてきてくれました。
「ずっとずっと前から続いていることなのに、何も変わっていないのに、そのずっと前から数年前まで、何も考えずに、何も取り組まずに無関心でいたくせに」
「(現場で必死で活動していた人は)皆、色んな思いをのみこんで前を向いてるのに」
「こういう事態は自分のせいだと自覚があったら、こんな言葉は出てこない」
「自分はやっていると自負があるから、出てくる言葉だ」
「政治の事を考えている人とそうでない人を分けている」
「なぜ、知っている人の1段上目線なのか?」

わたしは無意識のうちに、誤った自負を持っているのだろうか…一段上目線なんて一番忌み嫌う態度なのに、そんな風になってしまっているんだろうか…。
これまでにも、ブログの記事を書くときに、そんなものがにじみ出ていたんだろうか。
本当に落ち込みました。
でも、自分をよく見つめ直す機会だと思い直して、じっくり考えたいと思いました。

福山さんを応援するため、文字通り身を粉にして支えたスタッフの人たちは、この選挙を通し、「つながるってこんなに面白い」「政治ってこんなに面白い」ということを心の底から実感し、京都の市民運動の中での歴史を画する選挙であったと、前向きに進んでいこうとしています。

わたしが放った言葉は、それとは真逆の、後ろ向きのトゲトゲしいものであったこと、そのために、人を悲しませたり傷つけたりしたことを、ここでお詫びします。

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さて、守田さんからの、怒涛の「福山選挙を振り返って(1〜4)」リポートを、何回も読ませてもらいました。

「新しい京都府政のありかたの一ページを切り開いた!」~福山選挙を振り返って―1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/4761cd819e3b33d7f94f6dc0b2d727e1

「つなぐ京都」は京都の市民運動のカラを大きく破った!―福山選挙を振り返って―2
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/43488c9971aa34adf9a6e2712d8e246a

「つなぐ京都」はどんどん進化しながら選挙を闘った!―福山選挙を振り返って―3
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/4e84b1a6b610aef15daa55b8b179653d

デジタル民主主義の活用などさまざまな手段を駆使していけば鉄板のような「組織票」を覆して次は勝てる!―福山選挙を振り返って―4
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/32ff390ae8211281c2b37a7df49a1c5c

4つの記事から部分的に引用(多少の省略も含む)して、紹介させていただきます。
元記事には、細かなデータや、選挙中の「つなぐ京都」の方々の詳しい様子が書かれていますので、ぜひそちらの方も読んでください。


素晴らしい発信を続けてくださった福山和人さんを、勝たせてあげることができなかった。
京都府内は言うに及ばず、全国のみなさんに何べんもお願いして、本当に大きな力を貸していただいたのに、勝ちに結びつけられなかった。
申し訳なく思う。

私たちはこの選挙を通じて、大変大きなものを積み上げた。
間違いなく、京都の市民運動の中での歴史を画する選挙になった。

「つなぐ京都」の面々の、堂々とした受け止めをご覧いただければと思う。
得票数がどうあろうとも、これが私たちの選挙だった。

以下↓の言葉は、まだ開票結果が出ていない時点でのものです。

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「新しい京都府政のありかたの一ページを切り開いた。今日のこの日が終わりの始まり」
福山和人さん
https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/pcb.10213497195122593/10213497188802435/?type=3&theater

お集まりのみなさん、今日まで本当に、支えていただいてありがとうございました。
まだ、開票の結果が私のところに届いておりませんけれども、私を支持していただいた府民のみなさま、そして支援をしていただいた団体や政党、そして個人のみなさん、そしてこの間、選挙戦を本当に身を粉にして支えていただいたスタッフのみなさん、ボランティアのみなさんに、まず心より、御礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。

今回の選挙戦ですけれども、残念ながら、相手陣営の方に当確がついたわけですけれども、
私たちとしては、本当に、市民のみなさんと一緒に、普通の言葉で政治を作っていく、ボトムアップの形で、府民のみなさんの願いに応えていく府政を作り上げていくことをめざして、この間頑張ってまいりました。
そうした私たちの取り組みは、新しい京都府政のありかたの一ページを切り開いたのではないかということを、みなさんと確認したいと思っております。

まだ、開票結果がどのようなことになるのか分かりませんけれども、多くのみなさんが私たちの訴えに耳を傾けてくださって、そして支持をいただいたということは、非常に大きな重みがあることだろうと思います。
もちろん、残念ながら当選を勝ち取ることができなかった、本当にその点に関して言えば、私の不徳の致すところだと思っております。
あらためてお詫び申し上げたいと思います。(そんなことないよ~~という多数の声)
しかしながら、こういう結果になったことについては、きちんとリアルに受け止めて、私たちはこれで終わりということではないと思いますので、
京都府政をさらに改革していく、そういう流れ、これはもう押しとどめることができないものだと、私たちは思っております。
その意味で、今日のこの日を、「終わりの始まり」と考えておりますので、引き続き、府民のみなさんと手を携えていきながら、
本当に市民参加の京都府政、それを作り上げていく第一歩ということにしていきたい、こんな風に私としては思っております。
あらためて、たくさんの方にご支援いただいたことに、心より御礼申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。



「つながるって、政治って、こんなに面白いんや。次こそ勝つ!」
西郷南海子さん

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/pcb.10213497195122593/10213497190762484/?type=3&theater

たった一人で立候補表明をした、その福山さんの姿を見て、その福山さんの言葉を聞いて、「これは私たちの候補者だ」と「これは自分の候補者だ」と思った。
一人一人の市民と府民が、これだけの輪を作り出しました。

私は今回、この「つながる」ということをコンセプトにして、「つながるってこんなに面白いんや」と、「政治ってこんなに面白いんや」ということを、本当に心の底から実感しました。
民主主義というのは、どこかの誰かが何かやってくれることではなくて、本当に、私たち一人一人の内側から始まっていくものなんやなっていうことを、本当に実感することができました。
この実感を、絶対、次の選挙まで持って行きましょう。
そして、「次は勝つ」と私は思っています。
ぜひ、次の4年後に向けて、力を蓄えて、次こそ勝つというふうに頑張りたいと思います。
ありがとうございました!



「無名の人たちが集まってここまでできてた。大きな歴史的な意味をもった選挙だった」
石田紀郎さん

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/pcb.10213497195122593/10213497192242521/?type=3&theater

呼びかけ人の一人の石田です。
福山さん、お疲れさまでした。

まだ票数も分かってないし、投票率も分かってない。
どれぐらいの差異なのかもまだ分かっていないので、まったく分析ができませんが、この選挙を通じて一番残念だったのは、本当の論戦ができなかった、ということです。

あの選挙管理委員会が出した、新聞の公約がありますね、福山、西脇となっていて。
(西脇氏のは)まったく中身がない。
これは、ある意味では、福山陣営の支援者の一人としてと言うのではなくて、府民として、私はずっとこの選挙中、イライラしていました。
何かと言うと中身がない。
福山さんはちゃんと言ってる。
一貫して、彼は論争を挑んでいたと思うんです。
ところが論争をしてくれなかった。
それで選挙が終わってしまった。
それでこの結果になった。
でも、府民の中には、それではあかんなという気持ちがますます高まった、と私は思っています。
だから、さっき西郷さんもおっしゃったように、これから京都府を、あるいは日本をどうするのかということを、論争しましょう。
それが、私たちが選挙をやった意味だと思います。

もう一つは、このような、ある意味では肩書の無い無名の府民、市民が集まって、「つなぐ京都」というものを作って、そしてここまで闘えた。
もちろん、政党の方々が頑張って下さったことは、十二分に知っています。
でも、ここまで無名の人たちが集まって、ここまでできたということで、新しい時代を切り開けたと私は思ってます。
これまでの限界を、突破したところがあります。(拍手で一部聞き取りできず)
その意味で、今回の選挙は、非常に大きな、歴史的な意味をもった選挙だった。

日本の政治、国政を見ていても、ガタガタになっている。
それと自治体の政治、これは直結しているのですよ。
それなのに、党派が野合したとしか思えないような動きをしたことに対しては、極めて、一市民として怒りを持っています。
これは、新しい私たちの市民運動や、新しい手をつなぐ運動の中で、これからいろいろと立証され、整理され、その中で新しい時代を作っていくことになると思います。
だから福山選挙は、まあ負けましたよね。(笑)
だけども、私はそうは思っていません。
新しい時代をわれわれは開いた。
その呼びかけ人をやらせていただいたのは、私にとって身に余る光栄だったと思います。
どうもありがとうございました。
福山さん、頑張りましょう。

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細かく見ていくと、各市町村で、福山さんが善戦して差を縮めていたこと、西脇氏は、どこでも伸びきれなかったことが分かる。
その点で、今回の選挙は、次への大きな可能性を切り開くことができた選挙だった。
今回の選挙で、私たちが、「つなぐ京都」を中心に、かなり広範な市民的連携を作りだせた。

福山さんを推薦したのは、政党では共産党、新社会党、緑の党だった。
これに、それぞれの党を支援する市民グループ、さらにこれに加えて立憲民主党を支援する市民グループ、そしてまた無党派市民のグループや個人が集った。
このうち、無党派市民の中には、端的に言って、共産党に対して批判的観点を持っていて、これまで選挙を一緒に行ったことがあまりないか、ほとんどない方たち、グループなども多く含まれていた。
その上に、立憲民主党のサポーターの方たちが加わった。
とても画期的だった。

2011年の福島原発事故以来、毎年3月の『バイバイ原発京都集会』や、毎週金曜日のスタンディングがついに300回を越えた『関西電力京都支店前金曜行動(キンカン行動)』で培ってきた信頼関係が、大きく寄与している。
長い長い時間をかけた連携が作りだされてきて、今回、パアッと爆発的に広がった感じがある。

「つなぐ京都」の連携を、素晴らしく発展させてくれたのが、候補者福山和人さん自身の素晴らしい魅力だった。

・弁護士として、貧しい人、困窮している人を支えてきた実績から、京都府政のあるべき姿への、かなり具体的なビジョンを持っている。
・脱原発への取り組みについても、大飯原発差し止め訴訟や、原発賠償京都訴訟の弁護団に参加してきたことで、かなりの専門的な知見がある。
・「被曝」の意味するところ、原発事故にあった辛さ、悲しさのリアリティをしっかりと把握している。
・これらを踏まえ、廃炉ビジネスの可能性まで言及し、経済的効率性からも脱原発が正しいことも、きちんと述べている。
・人々へのまなざしの温かさと率直な物言い。


■「つなぐ京都」、そして支援者各自の進化について

私たち「つなぐ京都」などとの対話や、各地のタウンミーティングでの対話を、その都度政策に盛り込み、それ自身を「進化する」ものと語られていた。
毎日、ワクワクしながら選挙を進めた。
「つなぐ京都」が、刻々と進化しながら、歩みを広めた。


これまでの選挙で定番のように出されてきた、選挙ビラの「常識」を大きく打ち破った、とてもオシャレなチラシ。


「カフェチラシ」「カフェの福ちゃん」などと呼ばれていた、このチラシ作成にかかわった井崎敦子さんのページから。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1495192923924809&set=a.234503273327120.47495.100003023485969&type=3&theater


京都三条河原での「つなぐ」ことを可視化した、映像作家でもある丹下紘希さんなどがプロモートした映像。
福山和人 つながるプロジェクト


南相馬から京都に避難移住している福島敦子さんをモデルにして描かれたマンガ。
「脱原発、選択の時」(まうみ注・これは先日の記事で紹介させてもらいました)
http://www.fukuyamakazuhito.jp/lp/bh04/


選挙過程中、守田さん自身もぐんぐんと進化しました。
その一つがデンカツです。
以下↓デンカツについて


この過程で初めて、『でんわ勝手連(デンカツ)』に登録し実際にかけてみた。

でんわ勝手連
http://denwa-katteren.jp/secretariat/947

以下の登録ページをクリックするともう具体的な選挙のことが出てくる。
https://zero.denwa-katteren.jp/cake/denwa_web/users/login


タウンミーティングや個人演説会、事務所の中の何気ない日常、会議の様子などを撮って発信する。
そうすることで、常に、候補者とその周りのスタッフ、そしてそれぞれの場にいる支援者を、有権者の人たちと身近な形でつなぐことができる。
それは、大きなエリアで行われる選挙であっても、宣伝カーの台数が限られていても、候補者や選挙スタッフと有権者を「つなぐ」ことが可能になるということ。

福山さんを含めて、「つなぐ京都」に集った人々の魅力があって、「つながる」ことそのものがそれらを引き出していた。
できなかったことを悔いるより、新たに学んだことに感謝し、磨きをかけて捲土重来を期したい。

安倍さん、あなたの切った啖呵は稚拙だった。でもそれが原因で国会は空転し人が死んだ。責任を取りなさい。

2018年04月11日 | 日本とわたし
先日行われた、福島のぶゆき前衆議院議員と菅野完さんとの対談。
福島元議員は、安倍総理の「私や私の妻、私の事務所が関係していたら、総理も議員も辞める」という、あの答弁を引き出した人です。
そしてまた福島氏は、経済産業省の役人でもあった人です。
どの文章も、大変に興味深いものでしたが、その中でも特に重要ではないかと思われる部分を抜き出して、紹介させていただきます。

記事全体は、以下の色文字部分をクリックして読んでください。

安倍夫妻によって国家はどこまで壊されるのか――福島のぶゆき×菅野完対談(前編)
【HARBOR BUSINESS Online】2018年4月8日
https://hbol.jp/163558

公文書改ざんの重みと、国家の重みが理解できない安倍首相――福島のぶゆき×菅野完対談(後編)
【HARBOR BUSINESS Online】2018年4月9日
https://hbol.jp/163569

「私や私の妻や私の事務所が関係していたら、総理も議員も辞める」

この答弁は、単に森友問題を政局化させただけでなく、公文書改ざんの契機になった可能性が極めて高い。
まさに、この「2017年2月17日安倍晋三答弁こそが、「全ての始点」と言えよう。

福島氏:
そもそも私が質問した意図は、あの籠池さんという人物は、どう見ても怪しい人間で、エセ保守で、こういう人物に学校を作らせたらいけない、という思いからだったのです。
安倍総理は被害者なのではないですか、奥さんが暴走したことなのだから、ここでお詫びしたらどうですかと、総理の気持ちを慮ってのことでした。
場合によっては、訴訟を起こされたらいかがですか、とまで申し上げた。
総理が当事者という前提で質問していません。
むしろ、籠池さんの闇を暴きたい思いがありました。
にもかかわらず、総理が突然、「私や妻は一切関わっていない、関わっていたら総理大臣も国会議員も辞める」と啖呵を切り始めたので、大変驚きました。

菅野氏:
土地の問題にフォーカスがあたっていくのは、理財局長だった佐川さんが、2017年3月に答弁し始めてから。

安倍晋三記念小学院という名前で、学園側がカネを集めていた事実、子どもたちが虐待を受けているのではないかという疑惑、それから、例の「安倍首相がんばれ」のビデオが、2月の終わりに出てきた。

福島氏:
国を本当に愛しているのではなく、国を愛しているということを免罪符にして、利益を受ける人たちがいますが――、
私から見たら彼らはエセ保守なのですが――、この安倍晋三記念小学院の問題が、その実例に見えた。

文書は本当に厳格に管理されている。
それは、決裁文書が行政の命であって、国家そのものだからです。
決裁文書の重なりが国家の歴史であるわけですから、それを改ざんするなどあり得ない話。

マル政案件と言われる、法令違反ではないが、法令の例外規定を全部つなぎ合わせて、ストーリーを完成させる行為は、
権限を持ち、能力があり、政治的にも振る舞える局長クラス以上の、官邸官僚でないとできない。

政権自体が、特定の思想を掲げる人を優遇するような仕組みができている。
日本会議の人間ならいろいろな便宜が受けられるからと、集る人がいる、右翼ビジネス。

安倍さんは、本当に優しくていい人。
ただ、何かが決定的に欠けているのでしょう、総理大臣としての何かが。
おそらく、国家を背負う重さをまったく自覚していないまま、でも、本人は国家を背負っている気になっている。
だから、改ざんなんて、彼は何とも思わないと思う。
その重さを実感していないのではないか。
そういうことをしている人たちが、なぜ保守を名乗るのか? 
文書を大事にして、歴史を紡いでいくのが、保守のあり方だと思う。

国会審議とは、国会議員同士でやるものだが、技術的な話は大臣では答弁しきれないので、それを補佐するものとして、局長が答弁する。
原則、全部政治家の答弁である。
国会の答弁に対して、役人が責任を取るなら、選挙なんていらない。
立法府は国権の最高機関であって、その人間を国民が選ぶから、民主制度は成り立つ。
役人が国会の答弁の責任をとるなんてことをしたら、国会はいらない。

野党が動くことによって、与党をどう動かすかが大事になってくる。
場合によっては解散になる可能性もあって、それを野党は恐れている。
安倍的なものを放置することは、自分たちの首も絞めることなのだということを、与党の人とどうつるんでやって、与党の人に花をもたせるかが大切。
野党の国会対策の幹部は手分けをして、与党の各派閥の幹部連中と腹を割って話すこと。

無理難題が官邸からあって大変だったという話は、酒を飲んだときとかに、実はいろいろな人から聞いた。
その構図を暴いて、その不健全さを知らしめないといけない。
国会の機能不全。
官邸の一部の官僚たちが、全部の権力を握っていることの歪み、その構図を暴いて、その不健全さを知らしめないといけない。

総理も官邸官僚も、似ているところがある。
決定的な知的教養の欠如。
だから、とんでもないことをやっているのだけれど、とんでもないことをやっているという恥じらいや、罪の意識が生まれない。
それが、今の日本の、権力構造の一番の問題。

日米首脳会談でアメリカに行って、北朝鮮との関係で共同歩調をとったうえで、日朝首脳会談をやって、拉致問題解決の糸口をつけて、その成果をもとに解散をする。
そういうことを当然狙ってくるはずです。
それで選挙をしたら、このまま自公は再び圧勝すると思います。
そして今までのことはチャラになる。
しかし、解散を恐れると、また足元を見られる。


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これ以上この国を壊すのは、いくらなんでも、いくらなんでも、ご容赦ください安倍首相!

2018年04月11日 | 日本とわたし
「一年前に話を戻すな」
「いい加減、国民のための本来の仕事を国会でしろ」

ということを言う人がいますが、一年前に話を戻さなければならないのは、一体どこの誰のせいなんでしょうか?
新聞や週刊誌に暴露記事を書かれるまで、ひたすら隠し続け、その間に公文書の改ざんまで行い、国会を1年以上もの間空転させたのは安倍政権です。


(東京新聞2018年4月12日朝刊より)




愛媛県の中村時広知事が、10日の記者会見で、「職員が作成したメモ」と認めた文書の内容(全文)を、朝日新聞が報道しました。
詳しい内容は、下記の色文字の部分をクリックして読んでください。

「首相案件」面会メモ 愛媛知事が認めた加計文書全文
【朝日新聞】2018年4月10日
https://www.asahi.com/articles/ASL4B5R7XL4BUTIL03H.html






昨日の国会の、枝野議員と玉城議員の質疑を、掃除機をかけながらヘッドフォンで聞きました。
限られた時間の中で質問をし答弁を得るために、野党議員は大変な手間と努力を重ねていると思いますが、それに対する答弁がひどい。
さらには、予算委を仕切らなければならないはずの河村委員長が、答弁の明確化、簡素化に対する野党からの要求を、無視し続けています。
そしてこれは、与党野党両方に言えることですが、どちらも野次がひどい。
このことについても、しっかりと諌めるべきだと思いました。

質疑応答の内容に興味のある方は、下記の色文字の部分をクリックして読んでください。

立憲・枝野代表ら加計問題を追及、安倍首相「三つの答弁」で応戦《衆院予算委・集中審議》
【HUFFPOST】2018年4月11日
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/11/kokkai_a_23408297/


これが「首相案件」の始まりだった?
柳瀬唯夫首相秘書官が、安倍首相、加計理事長と一緒にゴルフに興じた日

【LITERA】2018年4月11日
http://lite-ra.com/2018/04/post-3945.html

いったいどこまで、嘘に嘘を重ねるつもりなのだろう。

昨日、愛媛県の中村時広知事がその存在を認めた、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と愛媛県や加計関係者の面会記録について、
安倍首相は、「愛媛県が作成した文書についてはコメントを控えたい」と逃げつつ、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)の「首相案件」などの発言を、「あり得ない」などと否定した。
 
また、面会記録には、安倍首相と加計理事長が会食の席で、獣医学部の開設をめぐって相談していた事実が書かれており、安倍首相の虚偽答弁が明らかになったが、安倍首相はあいかわらず、
「加計氏とは相談や依頼があったことは一切ない」
「具体的なことは一切、話していない」
「(加計学園の獣医学部新設計画を初めて承知したのは、2017年の)1月20日」
と、強弁し続けた。
 
じつは永田町では、昨晩の段階から、「官邸は面会記録について、なんといわれようと否定し続ける方針を固めた」という情報が流れていた。
つまり、予定通りだったというわけだが、それにしても、安倍首相の答弁はあまりにひどかった。
 
なにしろ、加計学園選定のプロセスに不正がなかったことを主張するなかで、安倍首相はその根拠として、こんなことを口走ったのだ。
「4月からすでに開校しているという事実もある」

開校しているから不正はないって、何を言っているのだろう。
無理やり開校させたのはあんたじゃないか。
 
さらに笑ったのは、「元上司として柳瀬秘書官の発言を信頼している」というセリフだった。
これ、昨日の会見で中村知事が述べた、「(職員を)全面的に信用している」という言葉の明らかなパクリだろう。
しかも、中村知事の言葉には重みがあったが、嘘のために剽窃した安倍首相の言葉は、まさしくペラペラだった。


■ 安倍首相と官邸スタッフ勢揃いのゴルフに加計理事長がなぜか参加

だいたい、柳瀬首相秘書官の否定は、「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」と、「記憶にない」と逃げるだけのもので、なんの説得力もない。
マスコミの、「絶対に会っていないということか」という質問には、はっきり答えられなかった。
一方、「首相案件」発言は、愛媛県というれっきとした自治体が、文書に残していて、その正当性を知事も保証している。
にもかかわらず、安倍首相は、「柳瀬秘書官の発言を信頼している」などと言い張ったのだ。
 
しかも、希望の党の玉木雄一郎代表が、「私、残念です。日本の総理が嘘をついているかもしれないと思って質問するのは」と述べると、安倍首相はキレはじめ、こうまくし立てた。
「私に対して嘘つきと明確におっしゃった。嘘つきと言う以上は、明確に、私が嘘をついているという証明を示していただかなくてはならない」
「私も若い議員のときにいろんなことを言ったが、嘘つき呼ばわりは滅多にしなかった」
 
最近も、公判前の民間人・籠池泰典氏を「詐欺師」呼ばわりしておいて、よくもまあ言ったものだ。
だが、愛媛県が作成した面会記録は、内閣府や農水省、文科省にも配られているものであり、
もし、この記録のなかに書かれている内容が嘘ならば、とっくにそれらの省庁内で問題になり、安倍官邸まで話が上がっているはずだ。
それを無視して、記録とはまったく異なる主張をいまだ繰り返すということ自体が、安倍首相が「嘘つき」であるという証拠ではないか。
 
繰り返すが、この面会記録の内容が嘘であることは、まず考えられない。
柳瀬首相秘書官は明らかに、安倍首相の命を受け、「首相案件」として、加計学園の獣医学部開設に全面協力していた。
 
実際、安倍首相が柳瀬首相秘書官を加計学園に引き合わせ、協力体制がスタートした具体的な日時まで、浮かび上がっている。
 
じつは、2013年5月6日、柳瀬首相秘書官、加計理事長、安倍首相が、ともにゴルフに興じているのである。


■ 柳瀬首相秘書官と加計理事長を引き合わせたのは安倍首相か

この日は、萩生田光一・前官房副長官が、安倍首相と加計理事長とのスリーショットをブログで公開していた、あのバーベキューの翌日にあたる。
(まうみ注・この写真です↓)


同日のゴルフコンペについては、昨年末に発売されたノンフィクション作家・森功氏の、『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)が詳しく紹介しており、
同書によると、この日、安倍首相や加計理事長、萩生田前官房副長官のほか、昭恵夫人や萩生田夫人、加計理事長の後妻、さらに今井尚哉氏や柳瀬氏といった、首相秘書官らも参加していた。
 
当時は、第二次安倍政権が発足して半年が経った頃で、これまでさんざん獣医学部開設の申請を却下され続けてきた加計学園が、安倍首相の力を借りて、今度こそ、開設を実現しようと仕切り直していた時期。
そんな時期に、官邸スタッフ勢揃いのゴルフに、加計理事長を参加させたというのは、偶然とは思えない。
これは、官邸スタッフに対する、「俺の腹心の友に協力しろ」という無言の呼びかけであり、
安倍首相は、このゴルフで、特区担当の柳瀬氏と加計理事長を引き合わせた上で、「よろしく頼む」と指示したのではないか。

 
きょうの集中審議では、安倍首相は、追及を受けても、質問とは関係ない答弁をだらだらと繰り返し
一方で、安倍首相の背後から、首相秘書官がヤジを飛ばすという、前代未聞の一幕もあった。
いかに安倍首相、および官邸が追い詰められているかがよくわかる。
 
ちなみに、本日、「月刊Hanada」が編集した、『財務省「文書改竄」報道と朝日新聞 誤報・虚報全史』(飛鳥新社)なる断末魔の叫びのような書籍が発売されたのだが、
そこに奇しくも、安倍首相が、2005年に「諸君!」(2009年休刊)に発表した文章が、再録掲載されていた。
タイトルは、「逃げる気か、朝日!」。
 
朝日のスクープから逃げまくる醜態をさらしたその日に、こんなタイトルの安倍首相の手記が載った本が書店に並ぶ。
まるでよくできたギャグのようだ。
(編集部)


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福山和人さんを京都の知事に!

2018年04月06日 | 日本とわたし


知事の席に、中央官僚の人間が座り続けてきた京都。
だから何も変わりませんでした。
知事の目が、市民の方ではなく、中央(官邸)の方に向いていたからです。
いろいろな生活や命に関わることで、ワースト3にランク付けされている京都。
心身ともにじわじわと苦しめられ続けてきたのですから、政治に対して白けてしまうというのもわかります。

でもみなさん、一人でも多くの京都のみなさんに、知事選があることを知らせてください!
そして、今回ばかりは、選挙なんてしても何も変わらない、投票しても仕方がないということにはならないと、教えてあげてください!

福山さんは、京都を大きく変えてくれる人です。
福山さんは、みなさんの生活や命に関わることを、確実に一つずつ、改善していってくれる人です。


そんな福山さんを応援する守田さんから、続々と、熱い応援メッセージが届いていたのに、
そしてわたしは、その思いを受け取って、福山さんの演説ビデオの声を、掃除機をかけてる時でもヘッドホンで聞いていたのに、
書くのがこんなに遅れてしまいました、ごめんなさい!

投票日はもう明日です。

京都にお住いのみなさん、今回の知事選は、京都の未来がゴキッと変わる選挙です。
困り果てている市民にまで「自己責任」を押し付け、切り捨ててきた人を、知事にしてはいけません。
まず京都から、京都のみなさんのために働こう、御用聞きになろうという福山さんに、40年間も続いた中央官僚知事時代に終止符を打ってもらいましょう!

では、最新の守田さんからのお願いメッセージを紹介します。
(文字の強調などは、私の責任で行いました)

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みなさんの力を京都に貸してください!ぜひぜひ!
【明日に向けて(1493)】2018年4月6日
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011

守田です。

みなさま。
最終盤を迎えた京都知事選での再度のお願いです。

投票を前にして、両候補のさまざまな企画がヒートしていますが、相手候補の集いは背広が大半、福山さんの集いは私服が大半・・・とコントラストがはっきりしています。

いま、森友問題に続くイラク日報問題など、現政権のあまりにも酷い嘘つき政治が、国家をボロボロにしつつあります。
多くの人々が、情報隠しや改ざんを繰り返している官僚たちだけにではなく、人事権を握って官僚たちを怯えさせ、忖度させ、嘘をつかせてきた安倍政権に対して、怒りを募らせています。
このひどい政治の流れを、なんとしても変えなくてはいけない。

京都府知事選は、そんな中で行われます。

お相手候補は、安倍官邸が送りこんできた森友問題にも責任を負っている、国土交通省の元お役人、
しかも、復興庁事務次官として、「復興は自己責任」とばかりに、避難者を切り捨ててきた冷酷な方です。
典型的な官邸寄り、官邸の方ばかりみて被災者を見捨ててきた方で、私たち京都の市民は、そのような人物を府知事として押し付けてくることに、懸命に抵抗しています。

ただ、それでもまだまだ、府知事選挙が行われていることすら知らない府民も多いため、「組織票」によってお相手候補が有利だと、マスコミなどが語っています。
京都府知事は、これまで40年も、中央官僚が務めてきました。
知事が変わっても何も変わらなかった。
そのため、多くの府民が、知事選挙ということ自体に、冷めた思いを抱いているのです。

そこでお願いです。
この最終盤に、みなさんのお力をお借りしたいのです。
選挙に向けて、SNSなどの情報に人々が目を向けるのは、投票日前の3日間が特に多いのだそうです。
まさに今です。
この時に、以下の情報をご覧になり、共感できるものをできるだけ大きく、拡散していただきたいのです。

「組織票」なるものに対抗できるのは、私たちの市民力です。
みなさん、ぜひ、あなたの力を貸してください!

以下、具体的な情報を紹介していきます。
どれもそのままリツイートできる長さにしてあります。
もちろん、SNSへの投稿や、メールで送ることもできます。


まずご紹介するのは3本。
一つ目は、府知事選出馬を決めた直後の渾身の訴えです。
長いですがすごく力があります。
「半分でもいいから観て」と、ご紹介ください。

二つ目は、動画ではなくて、「脱原発、選択の時」というマンガです。
「一目瞭然」とはこのこと!
とにかく素晴らしいです!
訴える力があります。
まずはご覧になり、流してください。
10ページなのですぐに見られます。
観てすぐに、SNSで拡散することもできます。

三つ目は、JR宇治駅前での福山さん、寺脇さん、駒込さんの演説の中から、安倍政権批判の部分を編集したものです。
わずか2分のものです。


■ 京都府知事候補・福山和人さん渾身の訴えを聞いてください。
共感したら拡散してください。


みやこめっせ 出馬表明後の大集会での演説 2月21日
https://www.facebook.com/kobayashi.higashiyama/videos/1873117812763631/UzpfSTExODI3NDA1NzA6MTAyMTM0MzEzOTY5NTc2ODA/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都 #京都府知事選


■ 福山候補の思い、訴えが一目瞭然、とてもよくわかるマンガです。
ぜひ観てください。
共感したら拡散してください。


「脱原発、選択の時」
http://www.fukuyamakazuhito.jp/lp/bh04/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都 #京都府知事選 #原発事故避難




















■ 全国注目の知事選挙になってきました!
寺脇研さん(元文部科学省審議官)、駒込武さん(京都大学大学院教授)が、応援に入ってくれました。
その時の動画をまとめましたので、ぜひ、ご覧ください!


寺脇研さん(元文部科学省審議官)、駒込武さん(京都大学大学院教授)の応援演説
https://twitter.com/tsunagukyoto/status/981451734298972160?s=21
#福山和人 #京都府知事選挙 #つなぐ京都 #福ちゃんがんばれ


つづいて、4月3日の、修学院小学校での福山和人さんのスピーチを、6つに区切ったものです。
これも前々号で紹介していますが、ツイートしやすい長さに編集しなおしました。

JR宇治駅前で、福山さんが、原発に関して明快に論じたものも加えました。
これらも、そのままツイートできるようにしてあります!

「今度の選挙、むちゃくちゃ面白い」
修学院小・福山和人演説1 3分25秒
「いままでは、わしは自民党しか入れたことがない。でも、今度はあんたやで」と言われたんですわ。
まくってまくってまくりまくって、これはほんまにひょっとするよ!

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10213462120645753/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都

「『はよう死にたい』と高齢者に言わせるこの社会は、一体なんなんや!」
修学院小・福山和人演説24分29秒
あるおばあちゃんに久しぶりにおうたら「もう私長生きしとうないわ」と言わはるんです。

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10213462221368271/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都

「いつから日本は、学生にも冷たい国になってしまったんや」
修学院小・福山和人演説32分49秒
若い方も大変です。
日本の奨学金は返さなあかんだけではなくて、利息までつけてる。
こんなもん、奨学金というよりサラ金やないの。

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10213462292810057/
#福ちゃんがんばれ #つなぐ京都 #京都府知事選 #福山和人

「少子化対策など、抽象的な美辞麗句でごまかされたらあかん」
修学院小・福山和人演説43分35秒
一人の女性が生む子どもの数は、全国ワースト3位。
子育て環境が貧弱なんです。
せめて中学を卒業するまでは、医療費はただに。

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10213462511135515/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都 #京都府知事選

「一番大事なのは府民のみなさんとのパイプなんやないですかと言いたいんです」
修学院小・福山和人演説53分43秒
政策を実現する財源はあります。
僕も弁護士やから、見くびってもらったら困ります(笑)。国とのパイプは・・・

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10213462633898584/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都 #京都府知事選

「政治に一番大事なことは、ウソをつかないこと」
修学院小・福山和人演説63分22秒
いまのような、ウソにまみれた政治を承認していくのか、それとも、府民のみなさんに喜んでいただける政治をするのか、その選択がいま問われている。

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10213462771182016/
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都 #京都府知事選

「原発とはさっさとおさらばして廃炉に!」
JR宇治駅前・福山和人演説
世界がいま注目しているのは、廃炉ビジネスです。
そっちの方が雇用もいるし、テクノロジーも開発をせなあかん。
よっぽど成長産業なんですよね。

https://www.youtube.com/watch?v=tRJyU54woI8&feature=youtu.be
#福ちゃんがんばれ #福山和人 #つなぐ京都 #京都府知事選

どうかよろしくお願いします!

春よこい

2018年04月05日 | ひとりごと
ただいま気温は2℃。これからもう少し下がって0℃になるらしい。
今年の冬は雪が変な降りかたをする。
春分の日に大雪。
そして4月の2日に大雪。
そしてそして、またまた来週雪が降るそうな…。

だから少しでも太陽が出て暖かくなると(といっても気温は10℃前後だけど)、町はいきなり活気づき、車の量が多くなり、半袖や短パン姿の人が通りにでる。

春は黄色で始まる。
レンギョウが、ようやく、ぼちぼち咲き始めた。
けれども、タンポポはまだ、全く姿を現さない。
そりゃそうだろうと思う。
どう考えても春とは言えない冷たさと、雪の繰り返しなのだから。

2回の大雪をなんとか越して、元気いっぱいのクリスマスローズ。


こちらも元気なクロッカス。


まだまだつぼみがカチンコチンのヒヤシンス。


名前知らず。


また雪が降るんだけどなあ…大丈夫かなあ…。

チビパンジーは今夜と明日、零下になりそうなので屋内に避難。



たった今、やっと来月のはじめにあるコンクールの伴奏譜が送られてきた。
どんな感じの曲なのか、少しでも知りたかったので、無料楽譜サイトからプリントアウトした楽譜で練習を始めてたのだけど、
あ〜やっぱりかなり違ってた…。
それと、終わりの方に、丸々2ページものピアノソロ(それも16分音符だらけ、オクターブや和音の跳躍だらけの)がある。
これをコンクールの舞台の上で、1ヶ月ポッキリでパラパラと弾けるようにしなければならない。
まずは明後日、ブルックリンのコンスエロのミュージックパーティで初合わせをするので、それまでにあちこち端折って仕上げねば…。

今年は練習の鬼年になりそう。

大勢集まってんだ!鉄柵を車道側にずらして場所を空けろ!デモは市民の権利だ!

2018年04月04日 | 日本とわたし
さあ、国会前に行きましょう!




国会前に行くと、こんな景色が目に入ります。




一体ここで何が行われようとしているのか?と驚くほどの物々しさです。

でもここは、市民が集い、自分の思いを書いたプラカードを掲げたり、光るものを手に静かに願ったり、近くの人と一緒に歌ったりしようとしているところです。

なのにこの態勢は、とんでもなく場違いで暴力的です。
たくさんの人たちが集まってくることをわかっていて、場所を大きく開けたり、通りやすいように交通を規制したりしないばかりか、
反対に、道を狭くし、硬い鉄柵や装甲車を使い、人々をぎゅうぎゅう詰めにして痛めつけたり、地下鉄の出入り口を封鎖したりするのです、警察が。









いろんな場所で、いろんな国で、デモは盛んに行われています。
けれども、はじめから平和的に、武器や危険物を持たずに行われることがわかっているデモに、こんな異常な数の警察官はいません。
いても、一緒に並んで歩いてくれる警察官が1〜2名、通りの角に立って見守る警察官が数名、そんな感じです。

こんな光景には絶対になりません。










ましてや、この警察官のように、人を突き飛ばしておいてニヤニヤしているような人はいません。


このことについては、官邸前見守り隊弁護団の方々から、過剰警備に対する申し入れが再々行われています。


気分が悪くなった人のために、

本当にたくさんの人たちが集まれば、赤いコーンも鉄柵も外されます。
そこまで警察も愚かではありません。
過剰警備を負かすことができるのは、人の数です。
そして、異常規制の縛りを決壊することができるのも、人の数です。

恐ろしいとか恥ずかしいとか面倒くさいとか苦手だとか、そんなふうに思う必要はありません。
行ってみてください。
すぐにわかります。
自分のために居るんだということが。

安倍政権は本当にひどい。けれどもこれを糺さない自公もひどい。だから国民の出番です!

2018年04月04日 | 日本とわたし
もはや倒閣あるのみです。
1日も早く。

昨年の2月17日の、福島議員の質疑に対する国会答弁の場で言い放ったこの言葉。

「私や妻が、この認可、あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていないということは、明確にさせていただきたいと思います。
もしかかわっていたのであれば、これはもう、私は、総理大臣も議員もやめるということでありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います」


これがすべての疑惑の根源であることは、もう疑う余地がありません。

朝日新聞が森友問題の第一報を出した、昨年2月の9日からの数日間は、籠池氏は「予定が合えば、どのメディアの取材も受ける」と言い、実際に朝日放送と毎日放送などの、複数のテレビ局のインタビューに応じていました。

ところが籠池氏は突如、2月中旬から3月10日までの間、メディアの前から姿を消しました。
3月10日は、「私学設置認可を自ら取り下げる」と公表した記者会見です。

そして3月15日、籠池氏は菅野氏の事務所に突如姿を表し、
「財務省の佐川理財局長に言われて、10日間ほど姿を消していた」と言ったのです。

その発言を知った、籠池氏の当時の代理人であった酒井康夫弁護士から、その日の夕方に電話がかかってきました。
「佐川理財局長本人からの指示じゃないって言ったでしょ。佐川さんの部下のシマダさんからの指示だと言ったでしょ」

その直後に、酒井氏は、代理人辞任の了承を得たと、ファックスで声明文を発表。

理財局は、国有財産企画課の嶋田賢和課長補佐の口から、籠池氏の代理人であった酒井弁護士に、「籠池を隠せ」と命じたということになります。
そして籠池夫妻は、昨年2月20日の深夜、TBSラジオの「荻上チキ・Session-22」に出演した後、姿を消したのです。

20日以前に何があったのか。
20日は月曜日でした。
前日の19日は日曜日、18日は土曜日です。
当然、国会は休会です。
20日の直前の国会は、2017年2月17日の金曜日です。
この日、この日こそが、安倍晋三が声も高らかに、進退を聞かれてもいないのに、宣言をした日なのです。

「私や妻が、この認可、あるいは国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていないということは、明確にさせていただきたいと思います。
もしかかわっていたのであれば、これはもう、私は、総理大臣も議員もやめるということでありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います」


以上、以下↓の記事を参照
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180318-00162275-hbolz-soci

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財務省が森友学園側に口裏合わせ求めた疑い 国有地売却問題で
【NHK NEWS WEB】2018年4月4日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180404/k10011390911000.html

森友学園に、国有地が、ごみの撤去費用などとして8億円余り値引きされて売却された問題で、
去年2月、財務省が、学園側に口裏合わせを求めていた疑いが出てきました。
当時、国会で、財務省は野党側から、「実際に大量のごみの撤去を確認したのか」などと追及されていましたが、
そのさなか、財務省の職員が学園側に対し、「トラックを何千台も使ってごみを撤去したと言ってほしい」などと、うその説明をするよう求めていたことが、関係者への取材でわかりました。

大阪地検特捜部は、こうしたやり取りを把握していて、詳しい経緯を捜査しています。

大阪・豊中市の国有地が、ごみの撤去費用などとして、鑑定価格よりおよそ8億2000万円値引きされて森友学園に売却された問題は、
去年2月に明らかになり、大阪地検特捜部は、背任容疑での告発を受理し、捜査を進めています。

当時、国会では、「値引き額の算定の根拠があいまいだ」などと批判が相次ぎ、去年2月17日の衆議院予算委員会で、財務省は、
「8億円かけてごみを撤去するとなれば、ダンプカー4000台分ぐらいになる。実際に撤去されたか確認したのか」などと、野党側から追及されていました

その3日後の去年2月20日、国有地を管轄する財務省理財局の職員が、学園側に電話し、
「トラックを何千台も使ってごみを撤去したと言ってほしい」などと、うその説明をするよう求めていた
ことが、関係者への取材で新たにわかりました。

関係者によりますと、学園側は、「事実と違うのでその説明はできない」などと断ったということですが、
こうした一連のやり取りについて、職員は、メールで財務省内の複数の関係者に報告していたということです。

関係者によりますと、特捜部は、こうした学園側とのやり取りや、省内のメールの存在を把握しているということで、
特捜部は、学園側にうその説明をするよう求めた詳しい経緯を捜査しています。


■ 値引きの根拠と財務省の答弁

森友学園への国有地売却をめぐる問題は、去年2月8日に発覚しました。

大阪・豊中市の国有地について、財務省近畿財務局がおととし6月、鑑定価格の9億5600万円から、ごみの撤去費用などとしておよそ8億2000万円を値引きし、1億3400万円で学園側に売却していたことが明らかになりました。

国有地の地中に埋まったごみの撤去費用は通常、不動産鑑定士など民間の専門業者が見積もりを行いますが、
財務省は、小学校の開校時期が迫っていたなどとして、国土交通省大阪航空局に見積もりを依頼する、異例の対応を取りました。


大阪航空局は、調査の結果として、くいを打つ場所は深さ9.9メートル、校舎などを建設する場所は深さ3.8メートルまでごみがあると推計し、ごみの撤去費用を8億2000万円と算定しました。

しかし、国会では、値引き額の算定の根拠があいまいで、不当な値引きではないかなどという質問が相次ぎました。

去年2月17日の衆議院予算委員会では、野党側が、
「8億円分のごみを撤去すると、1万2200立方メートルの残土を搬出することになり、それをやると、ダンプカー4000台分ぐらいになる。
4000台のダンプカーが行き交うことになるが、財務省は、実際に工事をやったかどうか確認したのか」などと質問しました。


また、財務省の職員が学園側に電話したとされる、去年2月20日の衆議院予算委員会では、野党側が、
「8億円分の廃棄物を撤去する土の量を計算すると、およそ2万7000立方メートルになる。
これを搬出するとなると、10トントラック3460台分が必要になる。
こういう作業が実際にやられているかどうか、財務省は確認したのか」と質問しました。


これに対し佐川前理財局長は
「学校を建設するにあたって、必要な廃棄物の撤去を適切に行ったというのは、近畿財務局で確認している」とか、
「地下の埋設物については、土地を売却したあとに、学園側が適切に撤去したというふうに聞いているが、売却後なので、具体的な撤去の状況は把握していない」などと答弁していました。

森友学園をめぐってはその後、決裁文書の改ざんが明らかになりましたが、その時期について財務省は、学園側への電話と同じ時期の、去年2月下旬から始まったと説明しています。

値引き額の算定方法について、会計検査院は去年11月、
「十分な根拠を確認できず、資料が保存されていないため、十分な検証が行えない」などとする検査結果を、国会に提出
していました。


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財務省が森友学園に口裏合わせを要求していた!
安倍首相「私や妻が関係していれば辞める」発言の直後に

【LITERA】2018年4月4日
http://lite-ra.com/2018/04/post-3927.html

文書の改ざんにつづいて、今度は口裏合わせの事実があきらかになった。
NHKが先ほど報じたところによると、昨年2月20日に、財務省理財局が森友学園側に、嘘の説明を強要していたというのだ。
 
事の発端は、昨年2月17日の衆院予算委員会。
民進党の議員だった福島伸享氏が、約8億円の値引きの根拠となったゴミの撤去について、実際に撤去するとなると、「ダンプカー4000台分ぐらい」になると指摘。
佐川宣寿理財局長に対し、
「4000台のダンプカーが行き交いすれば、当然やっていることはわかりますけれども、実際に工事をやったかどうかは確認されておりますか」と質問した。

 
このときも佐川理財局長は、「適正な価格で売っている」と言い張ったのだが、問題はこのあと。
3日後の2月20日に、理財局の職員が森友に電話をし、こう迫ったというのだ。

「トラックを何千台も使ってゴミを撤去したと言ってほしい」
 
学園側は、「事実と違うのでその説明はできない」と断ったというが、
これはつまり、財務省理財局は、8億円分のゴミなど地中にないことを知っており、そのために、こんな嘘を森友側に強要しようとした、ということだろう。
 
しかも、重要なのは、この嘘の説明を強要しようとした件は、文書改ざん問題とも密接にかかわる問題だということだ。
 
じつは、この「ダンプカー4000台」について追及した福島氏の質問の直後に、
安倍首相は、例の、
「私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく、総理大臣も国会議員もやめるということは、はっきりと申し上げておきたい」という発言をおこなっている
のだ。


■ 財務省が籠池氏に身を隠せと指示したのも3月20日!すべて安倍首相“辞任”発言が端緒

文書を改ざんせざるを得なくなったのは、この安倍首相の、進退をかけた発言だったと目されているが、
実際に、この日の国会でのやりとりを端緒にして、森友側に嘘の説明を求めていた
やはり、この17日の安倍首相の国会発言をきっかけにして、文書の改ざんや口裏合わせといった、“アリバイづくり”に動き出したのではないか。
 
しかも、財務省が嘘をつかせようとした昨年2月20日には、もうひとつ動きがあった日だ。

籠池泰典理事長は、昨年2月に、顧問弁護士だった酒井康生氏を通じて、財務省が籠池理事長に10日ほど隠れるようにと指示した、と証言していたが、
著述家の菅野完氏によれば、籠池夫妻が姿を消したのは、まさにこの日、昨年2月20日月曜の深夜だという。
 
ようするに、こういうことだ。

17日金曜に、安倍首相の口から飛び出した、「総理も国会議員も辞める」発言で青ざめた官邸は、
急いで、森友学園と安倍夫妻のかかわりを指し示す文書の改ざんをはじめ、それと合わせたかたちの今後の答弁作成に動き出した。
そして、週明けの月曜に、森友側へ嘘の説明を求め、さらには、当事者である籠池理事長が、マスコミの前で勝手なことを喋らないように、口封じ目的で雲隠れを命じた──。

そうとしか考えられない。
 
NHKは、今晩22時から放送の『クローズアップ現代+』でも、森友文書改ざん問題を特集する予定だが、この放送でも新たな情報は飛び出すのか。
要注目である。
(編集部)
 

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ということはやはり、


そしてこの発言がその後国会であったわけです。


さらに今、矢面に立っている太田さんが、当事者であったとは…。






最後の大谷に聞こう!というのは多分、太田に聞こう!の書き間違いだと思いますが…。