ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

新年のはじまりに思うこと

2012年09月06日 | ひとりごと
今日から、ほとんどの学校が始まった。



長い長い夏休みが終わって、休むことにすっかり厭きてきてた子供たちが、嬉しそうに歩道を歩いてた。

ニラの花って、こんなにきれい。
花を咲かせるニラの茎は、チャンバラごっこ(古っ!)ができるほどしっかりしてる。


もうそろそろ、朝晩はすっかり冷んやりしてきたのに、今頃パカパカ咲き出したゴーヤの花。


ミニトマトは、今年、たっくさんいただいた!


ここ数日、シャンプーなるものを使わずに過ごしながら、考えたことがある。

わたしは、実に様々な、たくさんの物を、自分の本当の気持ちを誤摩化し誤摩化し、使ったり食べたりしてきたのだなと。

例えば今、真剣に向き合っているシャンプー。
身体に良く無い物だということは、とっくの前から知っていた。
化粧品も然り。まあ、わたしが使う化粧品なんて、基礎とファンデーションと目元をちょこっと描くやつだけやけど……。

食べ物だってそう。
安い、形がきれい、長持ち……そういうのって結局は、いろんな物が加えられてるからこその結果やのに、つい手が出たりする。
コストコで、年に1回ぐらい買うクリームチーズなんか、半年経っても、下手したら1年経っても、まるで普通でござい!って顔してすましてる。
もちろん冷蔵庫の中やけど、それでもやっぱり気持ち悪い。
気持ち悪いけど、分量からしたら、めちゃくちゃ安いから、ガツッと食べたい時なんかに、つい手が出てしまう。

でも、もうやめる。
直接口から入ったり、肌から吸収されたりするもんやもん。
あかんやろなあ、やばいやろなあ、と心のどこかで思いながら、
けど、そんなこといちいち思てたらしんどなるとか、めんどくさいとか、お金に余裕ないとか、別に今すぐどうこうってことやないとか、

ちょっと待ってよ。
これって、原発とおんなじやん。

わたしはもう、いちいち思うことにしたんやもん。
しんどても、めんどくそても、お金に余裕なかっても、別に今すぐどうこうってことやなかっても、
あかんと、自分が思たり感じたりしたことから目を反らさんって心に誓てんもん。



それが、これから死ぬまでの、わたしの生き方になるよう、がんばろっと。楽しみながら。

『ピーチプロジェクト』→『半谷輝己』→『田中俊一』→『放射線安全フォーラム』つながった?!ど~ん!

2012年09月06日 | 日本とわたし
先日、きーこさんが文字起こししてくださった、半谷輝己という人物のとんでもない行動についての記事を、ここに転載させていただきました。
このことだけでも充分に恐ろしく、おぞましいことだったのに、
その後、さらに調べてくださったことで、もっとおぞましいことが発覚しました。
その一部始終を、文字起こしの多大な作業とともに、またまとめてくださったので、それを転載させていただきます。


赤い羽根共同募金と、ピーチプロジェクトと半谷輝己、そして田中俊一が、同じ線で繋がった?!9/1収録上杉隆&おしどりマコ(内容書き出し)

「なんでも食べて大丈夫!」
こんな恐ろしい嘘を、赤い羽根共同募金から助成金をもらって、学校を回って子どもに講演している、半谷輝己という人。

そして、
大阪の子どもを福島に連れて行って、桃の食べ放題をする、「ピーチプロジェクト」という企画。
ずっと気になっていましたが、中止になったという事で、このブログには書きませんでした。

でも、今日聞いた、この上杉氏とマコさんのラジオで、それらが全て、一本の線に繋がりました。


赤い羽根共同募金からの助成金
地域づくり総合支援事業(地域共同モデル支援事業)福島ステークホルダー調整協議会。
もしかしたら、両方から助成金をもらっていますか?

私が、赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
ブログを書いた時に思ったことは、
この時、高校生の前で講師をしていた、半谷輝己という人物のことよりも、
赤い羽根共同募金という、あまりにも有名な団体が、
全国の人々からの善意から募金されたお金を、たいした審査もせずに(審査してOKだったのかもしれないけど、)
今後、人体の危険に関係のある、無責任な内容の講演をしている人に、多額の助成金をしたことに対する、抗議の気持ちがありました。

昔から、誰もが募金したことのある赤い羽根から、助成を受けている、ということであれば、
内容をよく知らずとも、赤い羽根の名前を信用し、その人の事を信じて、講師として呼んでしまう事は、おおいにあると思います。

つまり、この大きな赤い羽根という団体(私もずっと募金していたから)に、考え直してもらいたい、
人々の募金を有効に使っていただきたい、という思いからでした。

でも、その後、いろいろと自分で調べて分かってきたことと、今回のこのラジオを聞いて、
半谷輝己という人間にも、かなり大きな問題があることが分かりました。

詐欺のようでもあり、オウムのような新興宗教のようでもあり、
このような人物を、そのまま放置していていいのか?
法治国家としていいのか?

そう思いましたので、内容を書き出しました。


そして……それだけではありませんでした。
半谷輝己という人以上に、日本の未来を左右する人物の名前が!!
田中俊一
原子力規制委員会委員長候補者。

さっき、テレビのニュースで、
国会の決議をせずに、「野田が勝手に決めるということになった」との報道を見ましたが、
その田中俊一が、芋づる式に、ズルリと出てきましたw(゜o゜*)wマジ!?

これは、大変なことかもしれません。
長いですが、是非、最後までお読みいただきたいと思います。
(書き出しは、上記の件に関してのお話しの部分だけです)


オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方
「ピーチプロジェクト」問題について
news-log マコさんの記事→ http://news-log.jp/archives/3230
放送9月5日 収録9月1日

01:15
上杉:
最近、ニューズログに、マコさんも、ケンさんも参加してもらっていますが、そこにUPされた記事に、大変興味深い記事がありました。

マコ:
なんでしょうか?

上杉:
ピーチプロジェクトという表題で。
これが実は、アクセス数がものすごくあって、まず「なんだろう?」と、ピーチプロジェクトって。
ということで、始めてお聞きになる方も、耳慣れない言葉だと思いますので、ピーチプロジェクトってなにか?説明してもらってもいいですか?

マコ:
わかりました。
7月末に連絡を頂いて、教えてもらったんですけれども、
大阪の、具体的にいうと茨木市の小学生の5,6年生を、8月16日17日に、福島県の伊達市に1泊2日で連れて行って、
「桃の食べ放題をしたり、除染プラザを見学しましょう」というプロジェクトなんです。

上杉:
伊達市というと、原発から50kmぐらいですかね?

マコ:
そうですね、飯館村の北ですね。

上杉:
そこに、大阪の子どもたちを、わざわざ連れて行くんですか?

マコ:
そうなんです。

上杉:
何の目的で、そういう事をするんですか?

マコ:
ま、目的は、「子どもたちから元気をもらおう!SAVE福島」と、チラシには書いてあるんですね。



上杉:
えっと……、子どもたちから元気をもらうにしても、別に福島に来てもらわなくてもいいんじゃないでしょうか?

マコ:
そうなんですよ。
で、そのスケジュールを見ますと、1日目も2日目も、除染情報プラザに行くんですよ。
で、その1日目のお昼に、桃の食べ放題をして、というかたちで、
その主催は、福島ステークホルダー調整協議会というところがやっておりまして、
で、その福島ステークホルダー調整協議会というのを調べますと、

通称「心の除染プロジェクト」というのをやっていまして、
放射性物質に関する事から安心を広げていこう!」というプロジェクトをやっているんですね。
まぁ、桃の安全性をいろいろと広げるために、子どもたちを呼んで食べさせよう、というプロジェクトだそうで……。

上杉:
桃を食べるのは、別に悪いことじゃないですけど、
えー、ただ、わざわざ「大阪から子どもたちを」というところで疑問に残るのは、果物って意外と、セシウムを含めて吸い上げやすいですよね。

マコ:
そうなんですよね

上杉:
そういう事と同時に、福島の除染が完璧に済んでいるか?というと、まだそうではないですよね。

マコ:
そうなんです。

上杉:
そこの点からもそうなんですけれど、なんか、いまいちチョット分かりにくいのは、
わざわざ、そういうふうな遠くから、福島に一泊二日で連れてくるっていうのは、「ちょっとどうなのかな?」と。

マコ:
その話を聞いた後に、すぐにその話を、伊達やいわきや飯館や南相馬の人に、「この話を知ってる?」っていろいろ聞いたり、電話して取材をしたんですけど、
小学生のお子さんがいらっしゃるお母さんとかがおっしゃるには、
大阪の子どもを福島に連れてきて、桃の食べ放題をさせるより、
福島の小学生を汚染されていない地域に連れて行って、果物の食べ放題をさせてくれ
」と。
「同じお金を使うのなら、なぜそれをやってくれないんだ」というふうにおっしゃっておられる方が、非常に多かったです。

上杉:
そうですよね、
私も、この話を海外のジャーナリストに話をしたら、みんな絶句していましたからね。
絶句するのと、要するに、逆に聞き間違えたと思って、逆だと、今マコさんが言ったように思ったんですよ。
「福島の子どもたちを、いわゆる外で」と。
「そうじゃなくて、逆だ」って言ったら、本当に驚いていたのと、後、今これ収録しているのは実は、9月1日なんですが、
今ちょうど、IPPEMW の医師たちがですね、80年代に半ばですか?ノーベル平和賞をとっている団体ですが、
そのお医者さんのグループが、日本全国に来て、福島の方にも、何人も入っていますけれど、
やはり、その福島を含めて、日本の政策というのは、人体実験じゃないですけれど、
全く、世界のやり方と逆行しているんじゃないか」と。
ようするに、「内部被ばくの危険性を、甘く見ているんじゃないか」と、声明というか、会見で発表しましたよね。

そうすると、そういう観点からも世界から、若干、このプロジェクトというのは、逆の方向を見ているんじゃないかと。
マコさんの指摘まで、ほとんど出ていませんでしたけれど、どうですか?この辺の反応は。

マコ:
そうですね、その、いろいろとお聞きした時に、農家の方達にもお話を伺ったんですけれど、
確かに基準値以下の物でも、福島産のものは売れない、という現実もあるので、
やっぱり生活が大変なんで、福島の農産物が沢山売れて欲しい。
買っていただきたいっていう思いもある
けれども、
でも、それを払しょくするために、小学生の自分の子供に食べ放題をさせて、
「安全です」っていうアピールはさせたくない
ので、子どもは本当に使って欲しくないし、
もしそれを本当にやるなら、大阪から子どもを呼んだりするのではなく、
去年「大丈夫だ」って言った、官僚の方々のお孫さんとか子どもさんにやっていただいたら、一番効果的
なんじゃないか」って言っていましたね。

上杉:
そういう気持ちになりますよね。
あとやっぱりこれは、「桃を食べる」って言った事じゃないんですね、問題は。
桃は食べてもいいと思うんですよ、福島の。
私も実は、福島の桃は、随分食べています。

これは、福島に行った時も、ゴルフ場に行った時もそうですけど、
それは自分の判断で、そして、自分の判断と同時に、この部分は大丈夫だ、「大丈夫だ」という農家、それから現在の調査。
これを、ある程度信じて食べているわけですが、これは私の判断ですよね、大人たちの判断。
でも、子どもはそういう判断はできていない訳ですから、
ちょっとその「子どもっていうのは違うんじゃないかな」っていう声が大きいのはそうだと思うんですよね。
で、このピーチプロジェクトは、結局中止になったと、マコさんのニューズログでのことなんですが、中止になったという事でいいんですか?

マコ:
そうです。
で、小学生を連れていくのは中止にして、私が調べた段階では。
それを、大人か大学生を、福島県の伊達市に連れて行って、桃の食べ放題をしてもらおうか、というところまではうかがいました。

上杉:
……という事は、まだ、プロジェクト自体は続いている、という事ですよね。

マコ:
いや、それは、結果的にどうなったかまでは調べきれていないんですけど、食べ放題が実行されたかどうか?というのは分からないです。

上杉:
今、ニューズログの、マコさんのページを開いているんですが、
いったい誰が、こんなことを考えたのか?というのが、根底の疑問にあるんですけれど、
主催を見ると、「福島ステークホルダー調整協議会」という名前で、
そして後援にはですね、「福島県生活環境部除染対課」だから、これは県ですよね。

マコ:
県ですね。

上杉:
それから、「伊達市教育委員会」。
そしてもうひとつが「JA伊達みらい
そして共催に「茨木市」、茨木って大阪ですね。

マコ:
はいそうです。大阪

上杉:
茨木市議会会派自由民主党」となってですね、「絆」ですね。
これの人達は、これそれぞれ、どういう意図、っていうのも変ですけれど、
最初にマコさんがおっしゃったように、安全性をアピールするために、こういう事を考えたっていう事ですかね?

マコ:
えーっと、まあ、中心になった方は、その茨木の議員の方と、
自民党の議員の方と、福島ステークホルダー調整協議会の方だったんですけれども、
伊達市の職員の方に、ちょっと調べていただいたところ、
共催でJA伊達みらいとか、伊達市の教育委員会とかが入っているのは、伊達市に小学生が来るのであれば、
で、桃の食べ放題とかをするのであれば、ま、自然に後援に入るというだけで、
「多分、ほとんどかかわっていないんじゃないか」という事でしたね、伊達市の方がおっしゃるには。
まあ、主催の方と共催の方が、中心なんだろうという事で、そういうお話でした。

上杉:
なるほど。
実は、昨日、おとといですか、伊達市、JA伊達が、明確にこれを否定しましたよね。

マコ:
はい

上杉:
全く知らない」と、「聞いたこともない」と
要するに、「勝手に名前を使われた」と言っているんですが、これも大きな問題ですよね。

マコ:
大きな問題ですね、後援って入っていますからね。
やっぱりそうだったんですね。
聞いていただいたんですけれども、あんまり知らない人が多かったんで、伊達市の職員の方も知らない人が。

上杉:
先週、JA伊達が発表していました。
そしてこの、福島ステークホルダー調整協議会、これが主催なんですが、
これが全然耳慣れない団体なんですが、これは、マコさんはなんか調べたりしたんですか?

マコ:
今年度の5月から発足していまして、

上杉:
今年度?今年ですか?

マコ:
はい、今年です。平成24年度から。
まあ、放射線、放射能全般に関わる、より正確な認識共用プロジェクト。
で、さっき言った「心の除染」をするための団体なんですね。
お金の出どころは、内閣府の、新しい公共支援事業交付金を使っていまして、
福島県が、地域の問題解決の新しい仕組みを作るために、いろんな団体を募集していて、
そこで、第一次の募集で入ってきたところ
なんですね。
家族のリスクマネジメント勉強会を、あちこちで開いておられて、
これは、福島県外でも、千葉や神奈川とか、あちこちで開いておられるんですけれど、
それがメインで、「心の除染」をされる、という事なんですが、ちょっと、こう、引っ掛かったのが、
その……住所が、田村市にあるんですね。
この、福島ステークホルダー調整協議会が。
その事務局長の方が、「たむらと未来の子供を守る会」の副代表もされていて(半谷輝己)

その方が、あちこち講演もされていて、で、この方の動き。
「たむらの未来と子どもを守る会」が、「ステークホルダー調整協議会」に発展した、という形なんですね。

で、ちょっと不安だなと思ったのが、その半谷輝己さんとおっしゃる事務局長の方なんですけれども、
考え方が、今年の3月に、ドイツのシュピーゲル誌のインタビューに答えていらっしゃるんですけれど、
10マイクロシーベルト/hまで大丈夫だ」っていう事をおっしゃっているんですね。

上杉:
10マイクロシーベルト/hって……ちょっと高くないですか?いくらなんでも

マコ:
高いですね。
国の除染基準が0.23マイクロシーベルト/hなので、それを考えると、非常に高いと思います。

上杉:
福島でも、10マイクロシーベルト/hいっているところはそんなにないですよね。

マコ:
ないですね、現段階で。
人が住んでいるところで、10出しているところはないです。

上杉:
郡山ですら、0.5~0.9で、だいたいそうですし、
後、20キロ圏内の、最近私が行ってきたところでは、ゴルフ場があるんですが、7キロのところに。
そこですら、5~6なんですよね、毎時マイクロシーベルトが。

マコ:
高いですね。

上杉:
ええ、高いですけれども、10っていうとその倍ですから、もう本当に、避難区域の内側の、さらに5~6キロぐらいじゃないかと。
ま、地形によって全然違いますけれども。

マコ:
そうですね。
で、その10マイクロシーベルト/hを、木造建屋の遮蔽率で計算すると、1年で50ミリ超えるので、

上杉:
被ばく線量が。

マコ:
はい、外部被ばく線量が。随分高いと思います。

上杉:
ちょっと、そういう人が、そういう判断をされるというのは、どうも……。

マコ:
ちょっと怖いですね

上杉:
はい。

マコ:
「たむらの子どもの未来を守る会」の副代表や、リスクマネジメント勉強会の講師をやっておられるっていうのは、ちょっと、これは調べていて驚きました。

上杉:
繰り返し、この番組でも言っていますけれど、決してその、安全だ危険だ、という論理ではなくて、
もし安全だ、危険だと両方あるんなら、
どちらかというと、「安全だ」って言っていてそこにしたがうと、将来危険だった場合、取り返しがつかないですけれど、
ま、予防的に、「危険だ」と思っていた方が、安全だったら、「デマやろう」と「笑いごと」で済むんですから、そっちの方が全然いいわけですからね。
その両方があるのが一番いいんですけれど、今回の場合、この「ピーチプロジェクト」は、片方の場合に、完全に舵を切り過ぎちゃっているという事で、
さすがに厳しかったという事が、このジュニアを、ピーチプロジェクトジュニア茨木の5,6年生は、中止になったという事だと思うんですが、

ただ、そうは言っても、こういうふうな世論というか、それは、圏内のみならず、日本全体ではこれが主流ですよね。

マコ:
そうです。県内、メチャクチャ主流ですよ。

上杉:
福島県内ですか?

マコ:
はい

上杉:
やっぱりそうですか

マコ:
同じように、去年の3月に、飯館村で、
10マイクロシーベルト/hまで子どもが外で遊べる」という説明会をされた高村昇先生という、長崎大学から来られた先生がいらっしゃるんですけれど、
彼はまだ、福島県の、放射線リスクアドバイザーに入っているんです。
で、先月の末、福島民報のQ&Aにも答えていて、
「線量大丈夫ですか?」っていう質問に対して、
「インドなどの自然環境放射線が高いところでは、健康被害が出ずにみんな健康に暮らしているので、福島県ぐらいだったら大丈夫だ」
っていう回答をされていたんで、「まだこの話が新聞に載るか……」って思って。

上杉:
すごいですね。
一番、やっぱり正直な答え、誠実な答えっていうのは、
基本的に危険か安全か?っていう時に、「よく分からない」というのが、やっぱり、これが誠実ですよね。
これはもう、去年の3月から、そういうふうに言う人達は、「よく分からないから、とりあえず安全性を担保しよう」ということで、
やっぱり、疑惑の危険性というのは、子どもたちだったら、将来大人になってから出てくる可能性もあるし、
それは、長崎・広島の事を見ていても分かるとおり、あとから出てきて、「あ、ごめんね」じゃ済まない話ですから。

マコ:
もう、「自然環境放射線が高い」っていうお話を、よくされる方がいらっしゃるんですけど、
生態学の先生に、お話しを伺うと、
「長年、地域の環境に慣れて、何世代も何世代も暮らしてきたものと、突然、自然環境放射線が高くなったものは、全く比較ができなくて、
その環境に、適応した変化をしていっているので、それは全く比較にならない」と。
「たとえば、赤道直下で暮らしている人を、エスキモーの村に連れて行って、『ここは人間が暮らせる環境です』って言っても、
『健康被害が出ません、影響が出ません』と言っても、無理な話なんです」
という事を言われて、確かにそうだと思いました。

上杉:
分かりやすい話ですね。
あと、よく言うのが、「東京―ニューヨーク間」とか「なになに―ニューヨーク間での、飛行機での被爆を考えれば」とありますけど、
あれは、内部被ばくの事を、全く無視した言い方ですよね、一つには。

マコ:
はい、で、そのうえ、客室乗務員やパイロットも、年間被ばく限度が定められているので、全く、安全という比較にはならないですね。

上杉:
そうですね、だから彼ら、彼女たちも、乗る回数というのが限定されて、コントロールされているわけですから。
で、ただ、そういうふうに言っても、その中で暮らしている人がいるのは事実で、
特にマコさんは、飯館村の方の取材というか、取材で、いろんな話を聞いているんですが、
今回のこの、全体的に、この数日間というか数週間においてですね、こういうふうな「ピーチプロジェクト」もそうですけれど、
放射線の危険性、安全性という意味では、住民が若干、その分断されたような気もするんですが、今年。
そのあたりは、認識というのは変わったんですか?
それとも、「あきらめ」みたいなのが出たりとか、

マコ:
あー……いや、住民の方々ですか?
「あきらめ」というのは、去年からすごいんですけれども、
本当に、切羽詰まってこられた方が増えたなっていう印象はあります。
悲しいですけど、ニュースになりませんが、若い方の自殺も聞きますね

上杉:
昨年の3月には、大手の新聞なども、農家の方の自殺などを取り上げていたんですが、
報道協定で、自殺報道協定というのができてしまって。

マコ:
えーっ!なんですか?それ?

上杉:
基本的に、取り上げると、それを呼び水として呼ぶんでというんで、特に自殺の報道はされなくなりました。
ですから、数とは別に、もっと見えない数がある、と思うんですが、
いずれにしても、そういうふうな現実から目をそらして、政府行政がそういう対応をするっていう事は、
結果的として、長い目で見た場合、住民に対する裏切り行為に他ならないですから、
こういう「ピーチプロジェクト」、今日お話いただいた、これなどについては、やはり監視の目。
そして私自身は、マコさんがニューズログでこの記事を書いた、そして、その影響で、いったん中止になっていると思うんですね。
やっぱり、いろんな事を発表していって、監視の目を緩めないというのは、これは、マコさんがやるというんではなくて、
出来る人がどんどんやって行く、というのは必要かな、というふうにも思っています。
今回は、「ピーチプロジェクト」を中心に、1年ぶりに登場いただいた、おしどりマコさんのレポートというか、報告だったんですが、
次回、来週は、ここにケンさんも加わって、1年間、どんな感じで、原発・放射能の問題が、
福島県内のみならず、日本に広がって行ったのかというところを、お知らせいただきたいと思います。
上杉隆でした。


福島ステークホルダー調整協議会事務局長
「たむらと未来の子供を守る会」の副代表
半谷輝己さんについて


18:38


上杉:
これはですね、ちょっとしゃべり足りないという事で、
放送にのりませんが、ポストキャストのみの特別バージョンという事で、
ニュースの見方特別編、マコ&ケンスペシャルという事で、言いたいこと言って下さい、この際。


20:11
マコ:
さっき、「ピーチプロジェクト」の話が出たから、その話の続きがしたいなと思って、
「ピーチプロジェクト」の中心になってやっていらした、福島ステークホルダー調整協議会の方が、
「10マイクロシーベルト/hまで大丈夫」とおっしゃる根拠を知りたいなと思って、
その方が、どこで、そういう放射線の事や、被ばくのこととか、そういう物理のことを勉強されたのかな?と思って、
ちょっと経歴を拝見したんですけれども、そうすると、ま、大学でもなく、お仕事は塾の講師をされていて、そういうお仕事でもなく、
しかし、伊達氏の放射線アバイザーも、その方はされているんですね。

で、なぜ、放射線アドバイザーになっているのか?っていうところが、
「放射線安全フォーラム」っていうのに属されているんですね。
経歴の中に放射線管理はそれだけだったんですよ、放射線安全フォーラムという。

上杉:
じゃあ、専門家でも何でもないんじゃないですか?

マコ:
とは思いますけれども、勉強はされたということで。
で、その放射線安全フォーラムの副理事長が、このオンエアの時に決まっているかどうか分かりませんけれども、
田中俊一さんという、規制委員会の人事案で上がっている方なんですね。

上杉:
国会の人事案、でも……通る直前ですかね?

マコ:
で、放射線安全フォーラムで、その田中俊一さんも、
半谷輝己さんという、福島ステークホルダー調整協議会の事務局長と同じ、伊達市の放射線アドバイザーをされている
んです。
除染アドバイザーを。
なので、「放射線安全フォーラムというところが、アドバイザーをあっちこっちに送っていらっしゃるのかな?」
と思って、放射線安全フォーラムを調べてみたんですよ。
で、放射線安全フォーラム、皆さんもインターネットで見られるので、良かったら調べてみて下さい。
そこの理事長コラムが、結構最強なんですよ。

ケン:
すごい読みふけってたね。

マコ:
ヒャァ~!Σ(゜Д゜ノ)ノ って思って、あ、こりゃ面白いみたいな。

上杉:
どんなコラムなの?

マコ:
えーっとね、ちょっといくつか言いますね。
放射線安全フォーラムというのは、「放射線が安全だ」という事を認識していただきたいと思っている方々で、
ちょっと、特筆すべきだったのが、そこの理事長コラムの、「文科省副読本に驚く」っていう、そのコラムがちょっと興味深くて、
文科省の、副読本の記述が、とても看過できないと。
「このような表現をすると、国民の多くを、放射線嫌悪症や放射線過敏症に、追い込むだろう」と。
で、ここから、原文をそのまま読みますね。

「ICRP(が、ALARAの精神を強調するの)は、本当に罪深いと思うが、
それ以上に憤慨を覚えるのは、深く考えることもせずに、その勧告をそのまま受け入れるという、
この国の、制度設計の監視役と、それに協力している“御用学者”の意識と、能力の低さである」

って書いてあるんですよ。

なんか、「そういう意味で、“御用学者”っていう言葉をお使いになるのね」って思って。

上杉:
一般の人達、海外のジャーナリストも含めて、“御用学者”っていう言い方は、日本の場合は「安全性」を言う人なんですけれど、
その人ですら、その理事長から見ると、危険性を言う
と……。

マコ:
そうなんです。
ICRPも、危険顔で罪深いし、それを深く考えずに受け入れている、日本の学者たちも“御用学者”
だ!っていう考え方なんです。

上杉:
ICRPっていうのは、これは決して、放射能の危険性を言う団体じゃなくて、
むしろ、安全性をその団体が言っている、と思われているところがあるんですよね。
そのICRPを批判してなお、「もっと浴びろ」

簡単に言ってしまうと、そういう事なんですよね。

マコ:
はい。

上杉:
すごいですね、それは……。

マコ:
ちょっと驚きますよね。
ま、理事長がそういうお考えで。
で、そこの副理事長が、今回原子力規制委員長の人事案に上がっているっていうのは、
やっぱりちょっと、恐ろしい事
だなと、
改めてその、放射線安全フォーラムを調べて思いましたね。

上杉:
なるほど。
やっぱりそれ、陰謀論には与するつもりはないんですけど、
本当に、国とか政府とか、いわゆる原子力ムラというなかで、組織的に、ある意味こういう意味でのスピンコントロールというか、
そういう全体的な、メディアコントロールも含めたものも、やっているんじゃないか?
っていうふうに、考えざるを得ないような人事ですよね。

24:53


放射線安全フォーラムhttp://www.rsf.or.jp/index.htm

理事長コラムhttp://www.rsf.or.jp/column/index.html

文科省の“放射線副読本”に驚く  加藤和明 2011年10月24日http://www.rsf.or.jp/column/column120123.html



赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
こんな大きな問題に、つながるとは思っていませんでした。
上記のブログからは、高校生の顔写真など、不要な部分は削除しました。
もう、赤い羽根共同募金だけの問題ではありません。
日本の国家が腐っています。
野田は、「福島第一原子力発電所の収束宣言」、「大飯原発再稼働」の悪事に加え、
今度は、「原子力規制委員長に田中俊一」を、自己の判断で勝手に決めるというのでしょうか。
狂っています(╬◣д◢)!

以上、転載終わり。


きーこさんが文字起こししてくれはった文章を読んでるうちに、この半谷という男の胡散臭さがブワッと増してきて、
これはちょっと、調べた方がええかもな、と思てはいた。
それをきーこさんがし始めてくれてて、吉本のおしどりマコさんが、いつものごとく、精力的に詳しく調べてくれた情報をラジオで言うてくれてるのを、文字起こししてくれはった。

この芋づる式に、暗い闇の中から出てきた名前の数々を見て、ゾッとせん人がいるやろか?
こんなことやと思てたわ、と言える人もいてはるやろけど、
これ、ほんまに市民をバカにしてへんか?
市民の命を、あまりにも疎かにしてへんか?

ほんまにもう、ええ加減にしてくれへんやろか。
原発を廃炉にするって決めたら、関電なんか半年も経たんうちに破綻するらしい。
他の電力会社もおんなじようなもんやろ。
それがかなんからって、誰がどう考えても、もちろんまともな人間が、やけど、
日本には元々あったらあかんもんに、いつまでも未練たらしゅうしがみついてる連中の、手足をべりべりと剥がしたらなあかん。
それをするのは市民。
しんどてかなんけど、それができるのは市民。

もうこんなクソな毎日、だらだらと続くのはうんざりや!