ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ブルーになってる場合じゃないのに……

2009年04月30日 | お家狂想曲
どうしちゃったん、おい、自分、なにが気に食わんの

初めてのことで分かりませんが、最終の段階に入ってきたような気がします。
わたし達からお願いした、白蟻の駆除と修理、湯沸かしタンクに連結しているパイプの整備が終わった、と連絡がありました。
オイルバーナーは、向こう側が依頼したオイル会社の査定では、まだまだ使える、大丈夫!という結果が出て、もし、そのオイル会社からオイルを買うのなら、1年間限定ではあるけれど、修理を無料でするという申し出がありました。
今のこの家のオイルを調達してもらっている別会社をとても気に入っている旦那は、ロイヤリティの面からも、その申し出をありがたくも断るつもりのようです。

今日はいよいよ、ということで、2階の大家さん夫婦に報告しました。
そして明日は、インスペクターのビルおじさんに再度お願いして、向こうがやり終えたと報告してきた作業が、きちんとできているかどうかを調べてもらいます。
「数件調べるだけだから50ドルでやったげるよ」
さすがビルおじさん!感謝!
ちゃんとできていなかったら、また弁護士同士の交渉が始まりますが、できていたらもう後はGO!GO!
急いでローンを組み、本契約のサインをし、家の権利書を買い(20万だって?!)、災害保険に入り、弁護士に謝礼を払い、それで手打ちです

前回が前回だっただけに、この進み方はあまりにもスルスルと滑らか過ぎて、現実味に欠けるというか、ちょっと信じ難いというか……。
でも、物事は着々と前に進んでいるようです。

なのに……突然ですが……ブルーなんです、わたし……
マリッジブルーとか、マタニティブルーとか、あれ?どっちもマから始まってます。じゃあこの場合はマウミブルーっすかね。
まあ、でかいことが目前に迫ってるのは確かだし、それでなくてもブルーになる生理も近いし、今のわたしの毎日ったらもう(忙)の一文字に尽きるのだけど、
それにしてもなあ、この、ドヨヨ~ンとした重っ苦しい気分はなんやねん!いったいどっから来よってん
旦那はもう、どうしようもないので困り果てております。ふたりの家なんやから、どちらも喜んで引っ越ししたい。ごもっともです

さて、どうしたものか……わたしもこのまんまだと困ります。
それで、洗濯しながら自分の心の中を覗いてみました。わたしの場合、洗濯や掃除をしている時って、けっこううまく覗けるのです。
すると……、
いよいよ一軒家のオーナーになる→生活上のやるべきことがてんこ盛り!
やるべきことに関して、旦那とわたしはかなり異なる視点を持っていて、そのことで、大家さんがほとんどのことをやってくれていた今までにも、散々な思いをしてきました。
こぉ~んなおっきな違いを持ったままスタートしちゃったら……。

→家の外回りの作業&掃除が嫌い。興味無し。面倒くさい。仕事と事務処理で手一杯。時間が無い。ほんとはあるけど、休みたい時は休む。
→外回りの作業は好きじゃないけどやる。なんとかしなければならない状態を見過ごせない。もちろん面倒くさい。仕事と家事の合間を縫ってでもする。
→週末は休むためのものなので、なにがなんでも休む。楽しいことを最優先する。
→週末にしかできないことがあったら、休みだからこそやる。楽しいことは来週にでもできる。やらなければならないことが最優先。

小さなことならいいんです。もう慣れたし、もちろんひとりでいくらでもできるし。
でも、大きなこと(いわゆる力仕事とか、ちょっと危ないこととか)になると、なんでそんなことをまうみ独りでやってるん?と、周りの大人に訝し気に見られたり、気の毒に思われたり、手伝ってくれたり、
そこにのんびりビール片手に、本でも読んじゃお~と外に姿を現す男一名……。
または、どっかに気分転換&人間ウォッチャーに出かけ、機嫌よろしく戻ってくる男またまた一名……。
疲れと怒りでドロドロになっているわたしに、「まうみの頼み方が悪い」だの「スケジュールの組み方が悪い」だのとしれっとヌカしやがるすかたん男。

嗚呼これやったんや……。
ちょっとぐらいブルーになってもいいですよね……。
こういう男を旦那に持った女性なら、きっと、きっと、分かってくれますよね……
コメント (7)

米国百日記念日事情

2009年04月29日 | 米国○○事情


オバマ大統領が就任してから今日で百日が経ちました。百日(ももか)の記念日です。
2001年と2005年の記念日は、我が運命を呪いたくなるような気持ちで迎えましたが、今年2009年のそれは、初めて心の底から祝いながら迎えました。

この百日間で、いったいどんなことが変わり、どんなことが生まれ、どんなことが消去されたのか……。
あまりにも多くの難問に対面しているオバマ政権の一挙一動を、それぞれのひとが、それぞれの祈りを胸に見守っています。

国の中では、今はまだ、大きな変化は見られません。仕事を失った人は毎日毎日増えてきています。健康保険を持っていない人も一段と多くなりました。
厳しい情勢は一向にゆるくならないけれど、それでも希望を持ってもいいんだと思えるだけでも随分と気持ちが違います。これが大きな違いです。

外交面では、まだはっきりとした結果には出ていないけれど、アメリカが話し合える謙虚な気持ちを持てるようになった、ということは伝わり始めています。
高飛車な、傲慢な、無知な、そして無謀な態度を取り続けてきた、恥知らずだった国が、だんだんに更正されていく様は清々しいほどです。

ももかの記念日に、初めての白身魚を「もっともっと」と欲しがって口をパクパクして笑っていた赤ちゃんT、目をパチクリさせてびっくりしていた赤ちゃんK、
息子達も成人しました。
今度、彼らの子供が育ち成人する頃に、新生アメリカを引っ張るオバマ政権の努力が、世界の平和と幸せに少しでも貢献できていることを祈ってやみません。


コメント (2)

米国花粉事情

2009年04月29日 | 米国○○事情
というか、ニュージャージーの、ただわたしんちの事情なんですが……。

いやあ、夏日が続いて暑さにヘロヘロになっている間に、世界のあちこちで豚インフルエンザが流行り、NY市での感染者の数が断トツに多くなり、ここニュージャージー州でも5人の患者が出たらしい、などという噂を耳にする今日この頃、

この花粉、どぉ~にかしておくれぇ~!!
なんぼなんでも、このわたしでも、見ただけで目が痒くなってくるでしょ~が!!
息子Kは3日前から、旦那はもう少し前から、鼻水ズルズル、目はシバシバ、かなり気の毒な状態です。

世が世だけに、アレルギーで咳してたり鼻水垂れてたりすると、なんちゅうか、ねえ、それってアレルギーだよね、ね!って思わず心の中で願ってたり……。
今日、家に来るはずの生徒がひとり、高い熱が出たので休みますって電話がかかってきたのだけど、
彼女の周りに、春休み中にメキシコに旅行した家族がいませんように!と、思わず祈ってしまいました。
一日も早い、世界的な収束を願ってやみません。

それではここで、アレルギー症に悩まれている方々にとっては見たくも無い写真を少々。これはまだ序の口で、絶好調期にはこんもり黄色の絨毯になります。

家の後ろのガレージ前。車が置いてあった所だけ四角い跡がついてます。これが昨夜一晩分。まだうっすらとしていてかわいいもんですが、あと数日も経つと……。



ガレージ横の空き地に停めてあるクラウン・ヴィクトリアにも、花粉のお化粧がまんべんなく施され……彼にもし鼻や目があったら……想像するだけでも恐ろしい。



この方が犯人、もとい犯木さんです。うちのお屋敷よりも数メートル背が高い、とってもすてきなお方ですが、この時期だけはどうもいけません……。




今日は気温が14℃です。昨日は34℃でした。別に文句言うつもりないんですけどね……いいんですけどね……。
コメント (2)

今日の三大びっくり!

2009年04月28日 | ひとりごと
*まずひとつめ。

朝の8時45分から始まる合唱伴奏。あれ?ローラは?
ローラは指揮者ダリルのアシスタントとして、今年度(こちらでいう2008年9月から2009年6月まで)から合唱クラスに加わってきた女性です。
年はわたしと同じぐらい、年季入ってます。
なんというか、感情豊かな人で、感激屋さんで、よく響く声の持ち主。女子のソプラノパートで生徒達と一緒に歌い、分からない子の助けをする。それが仕事です。
あとひとり、アンジェラは、まだ多分30代そこそこ。彼女はもう何年も前からダリルのアシスタントをしています。彼女はアルトパートで歌っています。

昨日のことでした。生徒達が歌っている最中に、ローラとアンジェラがなにやら話し始めたんです。
そういうことは今まで一度も無かったので、生徒達もわたしも、それからダリルも、チラチラと様子を伺いながら歌い続けていました。
すると、いきなり表情が険しくなったローラが前のめりになってアンジェラに怒り出し、そのままスタスタと練習場から出て行っちゃったんです。
?どしたんどしたん?
でもまあ、ダリルは指揮を止めないし、なのでわたしもピアノを弾き続け、とりあえずその後も練習は続きました。
その間にも、ローラは入ってきてはまた出て行くを繰り返し、最後にはドアをバタンと派手な音をたてて姿を消したのでした。

練習が終わり、生徒達がそれぞれ次の授業に行った後、ダリルが話してくれたことにゃ……、
「先週の木曜に、僕が休んだ時の練習の代行、アンジェラに頼んだのがマズかったみたいだな」
「へ?」
「曲の小節番号とか書いたメモ、まうみも見ただろ?あれをなんでアンジェラに渡したのかっていうことらしい」
「ふぅ~ん……」
「けど、アンジェラに頼んでた時、ローラも居て話を聞いてたからさ……。まあ、それでも僕の言葉が足りなかったっつぅこと。僕の失敗」
「でも……そのメモ見て教えたの、わたしやってんけど……」
「知ってる」
「んで、その時もローラは居ててんけど……」
「その通り」
「アンジェラは指揮することもできひんから、わたしがピアノでテンポとって、曲想とかリピート記号のこととか、そういうの全部わたしが教えて、アンジェラはローラと同じように歌ってただけやったよ」
「知ってる」
「んじゃ、なにがあかんかったん?」
「生徒の前に立ったのがアンジェラだってこと」

ローラは、自分はファーストアシスタントで、アンジェラはセカンドだと位置づけていて、ファーストである自分が蔑ろにされたと怒り心頭に達し、そのリハーサルがあった夜に、校長に抗議の電話をかけたそうです。
そして一夜明け、金曜日になり、きっと自分の意見は重要視され、職員会で検討された上、ダリルとアンジェラになにがしかの注意が与えられているだろうと。
ところが、校長からはなんの話も無く、なのでダリルもアンジェラも何も知らないままその日が終わり、今日の練習を迎えたのでした。

彼女はとてもプライドが高く、昔はピアニストだったんだけど精神的な問題があって今はピアノを弾く事ができないそうです。
でも……彼女……楽譜あんまり読めないんだけどなあ……。っていうか、音程が取れないんですよね。
まあ、ある意味ミステリアスな過去を持つ、情緒豊かな女性なんですが、今回のことに限っては、やることがあまりにも幼稚なので笑ってしまいました。
腹が立つのは仕方が無いにしても、自分の言い分を相手に伝え、相手の言い分も聞き、その上でどうしてああいうことになったのか、それを互いに考えないと。

今朝、ローラがダリルのところに来て、とりあえず退場の仕方はまずかったと謝ったそうです。
でも、ダリルがその時、「あなたが謝らなければならないのは僕なんかじゃなくて、これからサポートが無くなる生徒達だと思うんだけど」と言った途端、
「わたしは被害者なの!こんなに傷ついて、本当は謝る必要なんか無かったのに謝って……これ以上わたしに何をしろって言うの!」とまたキレたそうです。
ビックリだわ。


*そしてふたつめ。

練習が終わってからピラテスのクラスに行きました。
いつものようにひぃひぃ言いながらクラスを終え、いつものようにもうちょっと汗をかくためにエクササイズマシーンに直行。
そこでもまたまた真っ赤な金太郎顔になって、そろそろ終わろうかと言う時に、わたしの名前がいきなり場内アナウンスで流れました?!
慌てて貸しタオルだの、水ボトルだの、ヨガマットだのを抱え込んで受付カウンターに走って行くと、
「あ~来た来た、まうみ?ねえ、わたし、あなたの名前、ちゃんとうまく発音できてた?え?そう?じゃあ良かったわ、きれいな名前ねえ、ほんとに」
「んで、なんでしょか?」(←名前のことはどうでもええから、早よ用件言うてぇな~とイラつくわたし……)
「なんでしょかってあなた、なんか足りないものなぁ~い?」
「え?」
カウンターの内側にいる女性3人、なにやら意味深なニヤニヤ笑いです。
「あっ!!」
「でしょ~!!」
ピラテスクラスの部屋に、思いっきりバッグを置いてきてしまっていたのでした!ガッビィ~ン!
よくもまあ無事で……このアメリカで……財布もカードも家と車の鍵も携帯も、ほんでもって生理緊急時セットも、みぃ~んなそのままちゃんと入っておりました。
ビックリしつつ感謝!


*とどめのみっつめ。

不動産屋のエージェントデブラから電話がかかってきました。
「あのねえ、向こうのエージェントから聞いたんだけど、あなた達から要望が出てた件、もうほとんど終わってるんだって」
「なぬぅ~?!」

いや、そりゃ無いっしょ。だって、そういうのって弁護士同士の話が決着して、工事とかがいつから始まるとかいつ頃終わるとか、こっちはそういうのを聞きながら、最終的なローンを組んだり、引っ越し会社に頼んだり、今住んでる家の大家さんに報告したりしていくんでしょ?
そんな、いきなりハイ終わりました!って言われても……。
明日、ステュアートに事の次第をきちんと調べてもらうことにしました。
でも、なんだかかなり現実っぽくなってきたような気がします。
ああビックリした。
コメント (3)

The Swine Flu

2009年04月27日 | 世界とわたし
豚インフルエンザのこちらでの名称です。わたしは英語アホなので、ついつい白鳥を思い浮かべてしまい、旦那にそれを言うとかなり呆れられてしまいました。
ちょっと話は逸れますが、英語アホ話のひとつとして、
2001/9/11に起きた同時多発テロのすぐ後に、国土安全保障という名目の機構が設立されたのですが、
そのニュースの中で『ホームランド・セキュリティ』とアナウンサーの方々が口にするたび、わたしはいつも、(なんか景気のええセキュリティやなあ)と心の中でいつも思っていたのであります。
だって……なんべん聞いても『ホームラン・セキュリティ』にしか聞こえへんのやもん……。

いやはや、今や、そんなしょうもないことを言うている場合ではありません。日に日に事態は深刻になってきています。
天変地異のようなこの突然の猛威には、人はなんて無力なんでしょうか。命を落としてしまった方々や遺族の皆さんの無念はいかほどのものであるか……。

ニューヨーク地区にも感染が見られ、まさに他人事では無くなってきました。
世界保険機構が警戒レベルをフェーズ4に引き上げ、フェーズ6(世界大流行=パンデミック)への移行を未然に防ごうと躍起になっています。
去年の暮れから、世界を巻き込む出来事が起こっています。お金の問題はアメリカが震源地でした。今回はメキシコです。

日記のつもりでわたしは毎日このブログ記事を書いています。
辛い写真ですが、充分年をとって、ゆったりと日々を暮らせるようになった自分が読み返す日記に、この出来事は残しておかなければなりません。

マスク姿だらけのメキシコ。町は封鎖され、学校も今のところ5月6日まで休校になっています。

 

でも、このままだと、どこの町でも同じような事態になりかねません。
各国はごぞって、それぞれのやり方で蔓延を防ごうといろいろ努力しているようです。
こんなことで、こんなに早く死んでしまうなんて思ってもいなかった人の数は、昨日から今日、今日から明日にと時が進むにつれ、じわじわと増えています。
一時も早い事態の収拾を心から祈ります。
コメント (4)

丸9年、あなたにただいまを言いました

2009年04月27日 | お家狂想曲
高校の伴奏から家に戻ると、家の周辺の通りがえらいにぎわい!大型小型のトラックが道の両側に停まっていて、ドライブウェイの入り口では大家さんのジムが、業者の人となにやら話し込んでいます。
「あのねえ、急なことなんだけど、あの木を切り倒すことにしたんだ。なので、車を後ろに入れないで、道ばたに停めておいて」
ジムはなんだかちょっと寂しそうにそう言いました。

この木なんの木気になる木♪わたし達がこの家に引っ越して来た時には既に、こんなふうに全体にツタが絡まっていました。



もう完全に死んでいると聞いてから随分経っていて、今年に入ってすぐに上の枝がポキンと折れて、ケーブルに直撃したこともありました。
作業の準備が始まりました。すごく大きなクレーン車がドライブウェイに突っ込んできました。



ジムとわたしは、この木の最後を写真に残そうと外に出ました。遙か上空に、とてもきれいなひこうき雲が見えました。



クレーン車が傾かないように、足場を固めます。



クレーンの先を木の方に移動します。ものすごく高いです!いったい何メートルあるんだろ?



写真からは分かりませんが、この男性、とんでもない高さの所で木を切っています。この後、隣りの木にヒョイと飛び移るという仰天技を見せてくれました。
右側の写真の真ん中の下、木の左側に緑色のTシャツが見えますか?彼です。



切り取った部分をクレーンで吊り下げながら移動し、道路で待機している粉砕機にかけます。これが一番胸にきます。



真ん中辺りまで降りてきて、次の伐採にかかります。切られた木の胴体部分が空に吸い込まれていきます。



作業が終わりました。こんなにもうカラカラの命だった木。よく今日までちゃんと立っていてくれたことだと、ジムとふたりで何度も何度も撫でました。
穴の中には無数の細い根っこが、なんとか生きようともがいていました。穴の周りは、少し力を加えると簡単に剥がれてしまいます。



太い幹の部分を積み込む業者の車。これで本当にさよならです。バイバイ、また写真の中で逢おうね。




カメラを持って外に出たついでに、すぐ近所の、満開になった花水木と桜を撮りました。みずみずしい命が眩しいです。
今日この世から姿を消した木の供養になりますように。















コメント (6)

あっつぅ~!

2009年04月26日 | 家族とわたし
なんとまあ、35℃まで上がってしまいました
みぃ~んなダレダレ~、花も若葉も日焼けしまくっています。

昨日も暑かったけど、今日はそれ以上。予報では月曜と火曜が同じような暑さで、水曜あたりから徐々に下がり始め木曜には15℃ぐらいになるのだそうな。

昨日やって来たいきなりの夏。夕方になっても一向に気温は下がらず、旦那がワイン飲みたさに安(←この漢字が大切なキーワード)レストラン行きを提案。
それを聞いたK、「んじゃ、今日は気分的にインドっちゅうことで!」
それを聞いた旦那、いきなり目がランラン!「インドならジャージーシティ!」と叫びました。
いつか家族で行ってみたいと、旦那が前々から言っていた町です。
鍼師になるための修行期間に、生活費の足しにと英語を教えていた町のある通りが、まさにインドそのもの!らしく、そこで安いテイクアウト(高くて2ドル前後)を食べていた旦那。
4年目にしてその思いが叶うというので、旦那はかなりハイテンション。こってり赤のワインを飲みたい気分にはならず、いそいそとロゼを買っていざ出発。

ジャージーシティには、何かの用事で数回行きましたが、迷わず無事に帰ってこられたことがない、よそ者ドライバーにはとてもイケズな町です。
ニュージャージー州のドライバーは運転が荒いことで有名だそうですが、その中でも極めつけに荒いドライバーさん達、寿命がギュッと縮こまること数回、
「そろそろ着くで~」
旦那がそう言った時、うわぁ~!Kもわたしも唖然……マジでインドの方々ばっかりっすね……。
かなり苦労して車を停め、通りを歩いているうちに、いったいここは何処?みたいな気分になりました。
Kが、「もしここで白人見つけたら百円」というので、わたしも負けずに、「もしここで東洋人見つけたら百円」と応戦。
なんでここで百円やねん?とふと思ったけれど、やっぱこういうのって自然に口から出てくるんですねえ……にっぽん人だも~ん。
結果はそれぞれひとりずつ見つかったので引き分けでした。

いろんなお店を探索していると、外からはパッと見、レストランには見えないのだけど、よくよく覗いてみると、ゴザを敷いた座敷に車座に座り、テイクアウト用の容器についでもらった食べ物を右手でパクパク食べている大勢の人達が見えました。かなりたくさんの人です。
こりゃ本格的だ!うむ……こういうとこに入るとオモロいかも……なんて思いながら入り口近くに立っていると、
「ほらほら、そんなとこに立ってないで、一緒に入ろう、ほら、入ろう入ろう」と、めちゃくちゃ誘ってくるおじさん。
「え、そう、じゃ、ちょっと」と動こうとすると、すごい力で後ろにグイッと引っ張られてしまいました。
「まだこういうとこにチャレンジするのは早過ぎ!今夜はもうちょっとフツ~のとこに行く」
旦那とKが、困ったもんだという顔をしながら、まだわたしの服の端っこを掴んでいました。
ちぇっ!……よぉっし、次に来た時には絶対にチャレンジするぞぉ~!

結局入ったのはベジタリアンのレストランでしたが、普通っぽいったって、もうそこはインド!
お香の匂いにはちょっと辟易しましたが、そこにいる人達が右手を使って食べている物がおもしろいやら珍しいやら、それに断然美味しそうです。
旦那はそこに至って初めて、あ、お酒はダメやったと気がついたのですが、無駄な抵抗をしてボトルをテーブルの上にデンと置くと、
ささっと現れた店主に「申し訳ございませんが、ここでお酒を召し上がっていただくわけにはいきません」とはっきりと断られてしまいました。
三種のカレーにマンゴーラッシー、それはそれは美味しいお料理でした。さすが混んでるわけだ。

その後、パンパカパンのお腹を抱え、それでもスウィーツを食べると言い張る旦那と一緒にお店に入り、初めて見るインディスウィーツに見とれていると、
またまた現れました!親切なインドおじさん(先程とは別のお方です)、
「これはな、ズッキーニを砕いてな、ナッツと混ぜてあるから緑色しとるんじゃ。うまいぞ」
「あ、ほんで、これは胡麻ペーストとハチミツと、ええとなんじゃったかいな……」と奥さんの方に振り向き、ふたりでボソボソ……。
『インディ初心者にいろんなことを教えてあげるのが楽しくて仕方がないオーラ』が全身から漂う、とっても優しいおじさんなのでした。


一夜明けた今日もめちゃんこ暑かったので、勢いに乗って衣替え!
夏物は置いているうちにシワシワになっちゃう物が多いので、このクソ暑い最中に、とんでもない枚数の服にアイロンがけをする羽目になってしまいました。
でも、ハンガーやタンスの引き出しの中が、どんどん夏色に変わっていくのは楽しいですね。
スカートの裾のほころびや、外れかけのボタンもちゃんと縫い付けました。
さ~、明日からキラキラの夏すんぞぉ~!って……数日もするとまた肌寒くなるんですけどね

そして夕方5時半、連弾パートナーのジェーンが、曲決めのための楽譜持参でやって来てくれました。
じゃ、ちょっくら弾いてみっか。
延々2時間、2冊の本全部を初見でとりあえず弾きまくりました。
わたしも初見はそこそこ得意な方なのだけど、ジェーンも同じぐらいに得意みたいで、休む間も惜しいぐらいの楽しい2時間になりました。
サン・サーンスの『ダンスマカーブレ』は残念ながら却下です。連弾用の編曲の質が良くなくて、これから5ヶ月もの間、練習したいとは思えないのでした。
多分、ドヴォルジャークの『レジェンズ』にすると思います。10曲から成る組曲ですが、気が進まない曲はたったの1曲だけでした。
明日CDを買って、もう1度じっくり聞いてみて、10曲のうちからどの曲とどの曲にするか、個々に選んで、それをまた連絡し合おうということになりました。
なによりも収穫だったのは、彼女のピアノのスタイルがとてもわたしのそれにしっくり合うということが分かったこと。
感情の動き具合、リズムのタイミング、強弱の入れ方、これってほんと、言葉では言い表せない、説明のつかない、とても感覚的なことなので、これらのことが合うっていうのはとてもありがたいことです。
彼女とわたしは親子ほど年令が離れています。生まれた場所も環境も全く違うし、勉強の仕方も全然違います。
でも、音楽って、そういうことをどうでもいいことにしてくれる、とても不思議な力を持っています。
彼女と一緒に舞台に立てたらいいなあ
カーネギーの10席を狙う20組のミュージシャン達……よぉっし、頑張るぞぉ~


コメント (11)

春だぁ~!いや、夏だぁ~!

2009年04月25日 | ひとりごと
なにも言いますまい。48 ウォールナッツクレセント、モントクレアにて、10回目の春の庭です。

まずは後ろの庭から……大家さんのリズが丹誠込めて育てたチューリップが満開です。



ムスカリ、たんぽぽ、すみれ、雑草たちだって負けちゃあいません。



家の横では、若葉が嬉しそうにお日様のひかりを受けています。



前庭の春もどうぞ。



かあちゃん、なんか急にあっついにゃ……。











コメント (12)

Stay cool, stay dry.

2009年04月24日 | お家狂想曲
ギリギリ4時45分、ステュアートの事務所に着き、小切手を渡してきました。
さて、これからが本当の意味での腕の見せどころだと、ステュアートは少し固い表情で言いました。
「前に僕が言ったこと覚えてる?」
「もちろん!Stay cool, stay dry」

売り手側に、本気で買うつもりだと示す小切手が、わたし達の手から相手側に渡りました。
まあ、だからといって、やっぱり買わない、という状況になる可能性はまだ消えていません。
向こうの出方次第。来週の週明けから、本格的な駆け引きや交渉が始まります。

今日は、いきなり患者が増えて予定が狂ったからか、旦那が『瞬間湯沸かし器病』にかかってしまい、小さな衝突が時間のあちこちで生じました。
今すぐには関係の無い、例えば、外壁に茂っているツタの除去のこととか、家の周り一帯に溜まっている枯れ草の掃除ことなどを、ふとわたしが口にした途端、
ボンッ
小切手の金額を書くように言われても、そんな大金の数字を英語で書いたことが無かったのでまごついていると、
ボンッ
誰に払うって書けばいいのか聞くと、
ボンッ

だんだんイヤになってきたわたしは、湿りきって火のつかない薪みたいにブスブス、第一歩を踏み出した日を共に思う、なぁんてことからかけ離れちゃって、
花の金曜日(←いや~古いっすね~)を楽しもうと仕事から家に戻ったら、女房はまだ機嫌が悪かった……ということにガッカリした旦那とまた……やっちゃった……やれやれ。
分かってるんだけど……うまくやれないなあ。他の人だったら持ち上げられるのに、自分ってなんて重いんだろって、毎回思います。
でも、わたしが一所懸命持ち上げてるって思い込んでるひとの心だって、最終的にはそのひと自身が持ち上げなきゃどうにもならないのだから、
そのひとも、重いなあ、ああ、なんて重いんだよぉ~!なんて思いながら、今のわたしとおんなじように足掻くのかなあ……。

今夜はちっちゃなお祝いとして、近くのベトナムレストランから、海老とポークともやしが入ったエッグヌードルスープを3人で頼みました。ひとり6ドルの、我が家のお気に入りメニューです。
食べている最中に、息子Kがいきなり(←Kはこのパターンが多いです)、
「マルチプルリアリティとドッペルゲンガーは、もしかしたら同じことなんかもしれん」とぼそぼそ話し始めました。もちろん英語です。
「なによその、ええと、マルチなんとかって」
「えっと、例えば、さっきレストランに食べ物取りに行ったんは僕やったけど、それはもしかしたら偽りで、ほんまはかあさんやったかもしれんっていう感じ」
聞かんかったらよかった……もっと分からんちんになってしもたやんけ……
早速旦那はウィキペディアで検索開始。わたしも負けじとドッペルゲンガーを調べました。
で、いったいなんでこんなことやってんのよ?と我に返ったわたし達。
「えっへん、こないだの英語のクラスのレポートで、このことをテーマに掘り下げて書いたら、めっっちゃ褒められちゃったん!僕ちん
それを言いたかったかKよ。そりゃよかったよかった。
この週末彼は珍しく家で過ごします。なにやら日本語のクラスの巨大プロジェクトの宿題があって、なんぼ僕でも遊んでられん!のだそうな。
それやったら、英語のクラスで大好評やったのをそっくりそのまま日本語に変えて出したらええやん!って思わず言いそうになって、慌てて口をムグッと閉じました。

家の中にモヤモヤと漂っていた今日一日の緊張が、Kのキテレツ話ですぅっと溶けました。ありがとよ
コメント (4)

仮契約期間最終日

2009年04月24日 | お家狂想曲
外の気温と一緒に、緊張のボルテージがぐんぐん上がっています。
窓のすぐそばの木で上ったり下りたり、忙しなく遊んでいる子リスにまで、なあ、どうなると思う?などと語りかけてるわたし……。

昨日の記事で偉そうに、家のこともあって忙しいなんて言ったけれども、分厚い書類に目を通したり、いろんな会社や機関に連絡したり、弁護士に相談しているのは全部旦那です。
わたしはただ、そういう作業をしながら、気が萎えたり落ち込んだり腹を立てたりする旦那の気持ちを聞いて、慰めたり励ましたり同情したりしているだけです。
もちろん、出血大サービス期間限定、大盛りマッサージもします。

まあ、日本に暮らしていた時は、借家を借りる手続きや、強欲大家とのもめ事(裁判にかける寸前にまでいきました)に必要な対策探しなどを、わたしひとりが一手に引き受けていて、旦那は今のわたしのように、わたしの後ろにいつも居るけれども、決して口出しはしませんでした。


今日中に、売り手側が依頼した業者が、例の地下室の天井と1階バスルームの床の間にある支柱の被害状況を調べに行くそうです。
その業者が出した工事費予算と、わたし達が依頼した業者が出した工事費予算、これが分かれ目になりそうです。
今日は朝から電話が鳴りっ放し。短い文章のメールが山ほど行き交っています。
不動産屋のエージェント同士、弁護士同士の話が次々に伝わってきて、ああ、本当に今日が決定の日なんだなあという感じ。
わたし達は、契約書に基づいて、今日中に頭金の半額を小切手で払わなければなりません。
家の購入価格はもう既に決まっているので、その20%にあたる頭金の半額の数字を小切手に書き込むことは簡単です。

さて、わたし達はその小切手を、ステュアートの手に渡すでしょうか?
コメント (4)