ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

食べて応援?信じられへんもんを、信じられるようにしてから言え!

2012年09月03日 | 日本とわたし
農林水産省が「食べて応援しよう!」をさらに拡大!学校・病院の給食に被災地産食品を使えと各団体・事業者に依頼開始!!

ブログ『日々雑感』のかずぽんさんが、こんな依頼書を見つけてくれました。
まあ、読んでみてください。



http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/ryutu/120822.html
上記の青文字をクリックすると、他に、
大学向け、都道府県向け、都道府県議会、病院給食等事業者団体向けに書かれた各通知が見られます。


カナダの友人と何日か一緒に過ごしていた時に、この、『食べて応援キャンペーン』の話が出ました。
話を聞いた時の反応は、他の友人達の時と同様、まずは驚き、呆れ、気の毒そうな顔をする、そういうものでした。
測定がどのように行われているのか、それはどこまで信用できるのか、そこに誤摩化しやウソは無いのか、
それがしっかりと提示されないままに、いったいどうして、安全安心などということを信じろというのか。

食べて応援なんて……。

それを作らざるを得ない、農家の人が気の毒だ。
それを売らざるを得ない、業者の人が気の毒だ。
それを買わざるを得ない、一般の人が気の毒だ。
それを食べざるを得ない、子供たちが気の毒だ。

今の日本には、気の毒な人でいっぱいだけど、どっこい全く気の毒な人ではない人がいる。
それは、その事故の原因を作った歴代の政治家たち、電力会社のお偉方、金に汚れた学者や科学者たち。

そいつらに、全部食わせればいい。
そいつらの家族が、無理矢理食べさせられるのを目の前で見ればいい。

放射能で汚れてるかもしれないものを口に入れることは、応援ではない。
それは、わたしは無知で無防備で無責任な人間ですから、緩やかな自殺に追い込まれても仕方がありません……という意思表示。

そんなことが、日本という、独立した民主国家で起こっていることが信じられない……。


もうこれ以上、汚れていることがわかっている所で、作るのをやめてください。
もうこれ以上、汚れていることがわかっている物を、売るのをやめてください。
もうこれ以上、汚れていることがわかっている物を、買うのをやめてください。
もうこれ以上、汚れていることがわかっている物を、食べさせないでください。

悪いのは国です。電力会社です。システムに巻き込まれているマスコミです。
核を断固として拒否しようとしてこなかった、市民の人任せ感覚です。

だから日本の大人は今、汚れた物を身体に入れて、自分を弱らせている場合ではないのです。
できるだけ汚染のましな場所に移り、汚染のましな食べ物を食べ、水を飲み、空気を吸う。
そして闘わなければなりません。
長い長い闘いです。
汚染もまだまだ増えてきます。
なおいっそうの、強い心身が必要です。

日本はいったん、少し弱くなるかもしれません。
ちっちゃくなるかもしれません。
けれども、進む方向を今変えることができたらきっと、経済は後退しても、世界からの尊敬を得られると思います。
わたしはというと、誰にも増してちっぽけですが、あの世に旅立つその日まで、応援しようと決めました。
がんばって!

8000ベクレル超えの汚染焼却灰&汚泥の最終処分場候補地を突然名指し→栃木県八板市!ど~ん!

2012年09月03日 | 日本とわたし
まず、この図を見てください。



指定廃棄物(放射能濃度8000ベクレル/kg超の汚泥や焼却灰)
⇒国が責任をもって処理

指定廃棄物の指定状況 8月3日時点 環境省
計4万2575t
新潟県 798t
群馬県 724t 
岩手県 315t
宮城県 591t
福島県 3万1993t
栃木県 4445t
茨城県 1709t
千葉県 1018t
東京都 982t


環境省曰く、
「規模や地形、自然条件などから、最適と判断した」
すでに、宮城・茨城・千葉の3県が、地元の理解などを条件に、最終処分場の設置に同意した。

環境省は、今月までに、候補地を選定する方針でいるらしい。


最終処分場提示 矢板市は拒否 NHKニュースより 09月03日 17時09分

原発事故で広がった、放射性物質を含む汚泥や焼却灰などをめぐって、環境省は3日、
栃木県内の汚泥などを運び込む、最終処分場の候補地として、矢板市にある国有林を、初めて提示しました。

しかし、候補地となった自治体からは、受け入れを拒否する声が出ていて、建設までには難航が予想されます。

原発事故の影響で広がった、放射性物質に汚染されたごみの焼却灰や汚泥のうち、
放射性セシウムの濃度が、1キロあたり8000ベクレルを超えるものについては、「指定廃棄物」として国が直接、処理することになっています。

このうち、栃木県では今後、指定廃棄物に認められるものも含めて、およそ9000トンの汚泥などが、下水処理場などに保管されたままになっていて、
環境省はことし4月、県内の国有地に、埋め立て用の雨水などを遮蔽する構造の最終処分場を、新たに建設する方針を示し、県や自治体との調整を進めていました。

これを受けて、環境省の横光副大臣は3日午前、栃木県庁を訪れ、福田知事と会談し、
矢板市塩田大石久保にある国有林およそ4ヘクタールを、県内の汚泥などを運び込む最終処分場の候補地として、初めて提示しました。

理由について環境省は、十分な広さを確保できることや、住宅や水源から離れていて、周辺への影響が少ないことなどの条件を、満たしているためだとしています。

このあと、横光副大臣は、矢板市の遠藤市長とも会談し、最終処分場の候補地について説明しましたが、
遠藤市長は、事前に相談がなかったと明らかにした上で、
「突然の話で、とうてい受け入れられない」と述べ、受け入れを拒否する考えを示しました。


候補地は国有地のため、建設について法律的な手続きは必要ないということですが、
環境省は、住民説明会などを開いて、地元の理解を得た上で、平成25年の夏ころから工事を始め、
翌年には、指定廃棄物を搬入する計画ですが、今後、建設に向けては、難航が予想されます。

福島県以外の指定廃棄物の処理をめぐって、環境省は、栃木県のほかにも、宮城、茨城、群馬、千葉の4つの県に対して、最終処分場の建設について協力を要請していて、
現地の調査が進んでいる、宮城、茨城、千葉については、9月中に候補地を選び、地元に提示したいとしています。

http://www3.nhk.or.jp/shutoken/lnews/1004728272.html


このニュースを読んで、ずっと考えてる。
人が暮らしている以上、ゴミは毎日発生する。
その量や種類のことを、こんなことになるまでは、無頓着で生きてきた。
ゴミ処理が大きな問題になり出してると、見たような聞いたような、
けども、指定されたゴミの日に、種分けして出しさえすれば、ゴミは跡形もなく、目の前から消えてってくれたから、
消えた先がどうなってるのか、いや、正直に言うと、どうなってようが、ええやんか別にという、無責任なお任せをやってきた。

この、高濃度の放射能汚染廃棄物。
原発事故さえ起こらんかったら、とりあえず、今までの方法で、ぼちぼち燃やしたり埋めたりしていけた廃棄物。
これをどうしたらええかと、前々から何回も話に上がってきてた。
そのたびに、そんなもん、すでに超高濃度に汚染されてしもて、人が未来永劫、近寄れもせんとこに埋めたらええやんか、と思う。
汚泥でセメントを作り、それを地中に流し込めるだけ流し込んで、地下水脈を核物質から守る遮蔽ダムに使うとか、廃炉作業に必要な、原子炉のお棺を作るのに使うとか、
それはもう、膨大な量のセメントが必要やろうから、福島第二原発の、めちゃくちゃ広い敷地で、その作業をしたらええのとちゃうの?

栃木県は、日本の背骨みたいなもんやし、海抜も高い。
そんなとこに、そんな工事して、強烈な放射能汚染廃棄物をぎょうさん埋めたら、いつか漏れて、地下水や川に流れ込んで、悲惨なことになってまう。

現に、8000を超えてないと、一応言われてる(もう全く信じられへんけど)物は、あっちこっちの最終処分場に運び込まれてしもてて、
それは例えば、群馬県伊勢崎市の最終処分場で、そこではすでに昨年9月、排水から国の基準を超える放射性セシウムが検出されている。
そのほかに、群馬県草津市、栃木県那須塩原市、秋田県小坂町などの最終処分場でも、排水から放射性セシウムが検出されたという報道もある。
予想外に速い速度で、放射性セシウムは汚泥や焼却灰から水に溶け出している。って言われてるけど、
この『予想外』ってなにやねん!
誰がそんな予想してん?
したヤツ、出てこい!名前を名乗れ!

バラまかれた地域に暮らしてる人達は、必死で抵抗してるよ。
反対しても、抗議しても、なにしても、答はいっしょ。

『搬入は、国が◯月に示した「放射性廃棄物の処分についての考え方」に基づき、搬出方と受け入れ方で行われている経済行為である。
私どもはそれをどうこう言う権限を持っていない。
事業者に対しては、自主管理規定を作って受け入れるように指導している』


アホ抜かせ!

小出先生は、もうとっくの昔から、こない言うてはるねん。

「放射能のゴミというものは、人間の手で消せませんし、自然にも浄化作用が無いのです。
でも、もうばらまいてしまったものですから、どこかに集めるしかないという事は、もう仕方がない事なのです。
ただし、それを、国の方は、住民の土地に、という事で今進めているのですね。
私はもう、それがそもそも間違えていると思います。
もともと今、汚染と呼んでいるものは、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質です。
もともと、東京電力の、れっきとした所有物です。
それは、東京電力に返すのが筋なのであって、本来ならば、福島第一原子力発電所の敷地に戻すのが、私はいいと思います。

ただし、福島第一原子力発電所は、今現在、戦争状態にありますので、多分難しいと思います。
それなら、福島第二原子力発電所の、広大な敷地がありますので、まずそこを、放射能のごみの、ゴミ捨て場にするべきだと思います。

東京電力が嘘をついて、福島県を中心に、大変な人々に迷惑を及ぼしているのが今であって、
その東京電力が、自らは無傷のまま、「第二原子力発電所も、これから再稼働させる」というような事をもくろんでいる訳で、
「とんでもないことだ」と、私は思います。
まずは、自分で責任を取るということを、東京電力がやるべきだと思います」



東京電力、あんたのゴミや、持ってけ!
他の電力会社、あんたらも、事故が起きたらおんなじや、覚悟しとけ!