ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国めちゃくちゃ古いガス管工事事情

2010年03月31日 | お家狂想曲
いったいどれだけ古いかというと、なんと1922年以来ということで、いやほんま、よう漏れへんかったこっちゃと驚くやら呆れるやら……。

今日、うちの家の前の道を掘ってみて、見つからんかった場合は一日仕事、なんていうお知らせをもらってたので、見つからんかったらなんぎやな~と心配しておりましたが……掘り始めはやっぱり見つからなくて、うちの前庭も試しに掘ってみる、という案が出てたりしました?!

ところが1時間ほど経つと、「あったあった!」という声が。このポールがうち専用のガス管だそうです。



もう二度と見失わないようにと、本管(右端にチラリと見えている灰色の管)とつながっているうち専用のガス管(すでに埋まっていたのに、わざわざスコップで土を除けて見せてくれました。真ん中下部の白い管です)のキャップに絡ませた黄色のコードも一緒に埋めるそうです。
工事人のJさん、お昼休みでりんごをかじっている最中だったというのに、わたしが写真を撮ってもいいかどうかを尋ねると、わざわざ穴の中に降りて、ショベルで土を除け、いろいろと説明してくれました。なんて親切な方なんでしょ!
   


パッと見、お墓のようにも見えたりする、大きな穴がふたつ。でも、道路のアスファルトの厚みってこんなに分厚かったんですねえ。びっくりです。



「新しく替えたガス管、見たい?」
「うん、見たい見たい!」
ということで、工事専用車の後ろに回り、なにやらゴソゴソしているJさん。



左写真の黒い袋の中に入っているのが古い方の管、そして右の写真が新しい管。
この管はアメリカ製なのだけど、はじめはイギリスで使われていて、アメリカが自国で使い始めたのはその後だったそうです。



「日本から来たんだってね」
「はい、10年前に」
「ボクはイタリアから来たんだ。生まれはここだけど、その後すぐに両親がイタリアに戻ったから」
「イタリアのどこですか?」
「南の方、シシリーまではいかないけどね」
「かかとの方?」
「ハハハ、そうそう、かかと」
「食べ物、美味しいでしょうねえ。特に魚介類」
「そりゃね。けど、ボクは日本の寿司が好きだよ。特にサーモンとツナ」
「日本にはお寿司以外にも美味しい食べ物がいっぱいありますよ」
ってなことを話しながら、車の横に回り、今度は車に内装されている棚をいろいろと見せてくれました。



この車が同じ車種のものです。なんとなく全景を撮るのが照れ臭かったので、他の方の写真を拝借しました。



アスファルトを砕き、ガンガンと掘ってくれたミニショベルカーです。ちびでもパワーはすごい!これで前庭をガンガンされなくて良かった……。



さて、ガス管がリニューアルされたので、それがうまく機能するかどうかの点検です。ガスコンロの種火を調べます。
わたしは今日のこの時まで、この上部の板に、車のボンネットのつっかえ棒のような物がついていることに気がついていませんでした。これでこれからは、種火をつける時に両手が使えます。すばらしい!



ここも新しくなりました。地下室につながっているガス管です。




今日は待ちに待った晴れがやってくるぞ~の日。分厚かった雲が少しずつ少しずつ薄くなってきて、そこから薄い青色の空が見えてきました。
木も花も、お腹いっぱいお水を吸って、明日からの春を待ち構えています。
「咲こな」「うん、咲こ咲こ!」
そんなふうにささやき合っている声が、あちらこちらから聞こえてきそうな夕方でした。
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米国洪水事情

2010年03月30日 | 米国○○事情
今年の冬は大雪三昧だった上にこの長雨で、ここニュージャージー州では洪水の被害に遭っている町がたくさんあります。
ここからほんの15分ばかり車で走った所にある巨大モールも全体が浸かったまま、今だに営業再会の見通しがつかないそうです。
Tが通うマンハッタン直通の通勤電車も、毎朝20~30分の遅れが出て、近頃はもう、適当に駅に向かう毎日。
けれども、うちなんかは直接の被害に遭っていないのでのんきなものですが、ダリルのように、家が浸水してしまって電気が使えない状態になったままの人達が大勢いらっしゃると聞いています。今日で終わる(はず)の大雨、本当にこれがこの時期最後の大雨であることを祈らずにいられません。

さて、うちの中にもほんの少しだけ、被害と言えないですが、大雨の影響が出ました。
昨日の夜中まで続いた作業の片付けを残したまま寝てしまったので、今朝はその片付けと、年に一度の引き出しの中の一斉清掃をしていたら、

「うわっ!大変!まうみ、出た出た!」

何事かと声のする方に行くと、あ~あ、また雨漏りです。



これはもうきちんと修理しなければならないですよサイン。今週末までには乾くでしょうから、それまで待ってしっかり補正することにします。

そしてまたまた整頓に精を出しているところに電話がかかってきたので、またキッチンに入ると……どっひゃ~!!
キッチンテーブルの上がビショビショではあ~りませんか?!
とうとうこんなんになってしまいました。



トン♪テン♪ポチャン♪トン♪テン♪ポチャン♪
なにげにほのぼのと癒されてしまうのはなぜ?


怒りは人を動かします。こ~んなにきちんと整頓できました。
って……ひとの机の引き出しの中なんか、別に興味ありませんよね~。でもまあ、記念ってことで……。



こん中に、わたしのすべてが在る、といっても過言ではないこの大引き出し。前の家の近所にある教会のガレージセールで見つけたアンティーク机です。
ふたりの男でも持ち上がらないほどに重く、少し古いカホリも残ってはいますが、わたしはこれをとっても気に入っています。



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米国カクテイシンコクで喧嘩する夫婦事情

2010年03月30日 | ひとりごと
いらいらいらいらいらいらいらいら~!!
やらなあかん、放っといたらあかん、終わらなあかん。

わかってるわぁ~!!うがぁ~!!

……ということで、わたくし、今朝からとうとう本気モードにて取りかかりました。

ここだけの話、わたくしは古い女でございまして、現代の機器を使いこなせないばかりか、使いこなしたくない、いわゆる変人とも申せましょう。

こちらに移り住んでから、相方とわたくしは、別々にカクテイシンコクをせにゃならんのですが、どうしてパソコンにデータを入れ込んでおかないのかと、毎年この時期になると、ブツブツと文句を言い出します。
余計なお世話というのはまさにこのことなのでございます。
ペラペラの領収書をすべて保管してはおりますが、そこは哀しきまうみゆえ、ただただ箱の中にポイポイ入れていくだけで、種分けや月日分けなど皆無のまま。なのでこの時期、わたくしの机の上には突如、吹けばハラハラと散らばってしまう領収書の山が現れるのでございます。
それを一枚一枚読み直し、用件別に種分けし、銀行からの口座収支報告書を隅から隅まで点検しながら、照らし合わせていくのでございます。



その様子がもう、相方には見ていられないほどの原始人的行為だそうで、なんとかやめさせようと思いつつ、早10年の年月が経っているのでございます。

そういう事情もあり、この作業が始まるや否や、相方とわたくしは非常に険悪な関係になり、今夜も大声の口喧嘩。
「そんな計算作業を夕飯から始めたりしたら、夜にちゃんと眠れなくなる!」
「早よせえ早よせえ言うてうるさいくせに、始めたらそうやってまた文句言う。4月に入ったら今より忙しなるねん!そやし、とにかく終わりたいねん!」
「もっと前にできる時間あったはず!」
「そんなもう過ぎてしもたこと今頃言うてもしゃあないやん!とにかくわたしは今夜、どぉ~しても終わる。もう決めてあんねん。なんも言わんといて!」

ということで、二百枚を有に超える領収書を、電卓でパタパタパタパタ足し算しております。電卓を打つのは速いわたくし、打ち間違えさえしなかったら……それにしても数が多い……やはり相方の言うように、方法を改善した方が良いのかも……としゅんとするポイントでもあります。

さあ、そろそろ終わりに近づいてきたぞぉ~という時に、三階から降りてきたT、なにやらいっぱい話したい事がありそうでございます。
選りにもよってこんな時にぃ~と思いつつも、やはり話を聞きたい母のわたくし、ついつい話し込んでしまいました。
今任されている(というか試されている)プロジェクトを、今週の木曜日までに完成させなければならない、などと言っているかと思えば、いきなり、「えらいこっちゃ、今、ボクはおかあさん似やということがわかった!」と狼狽え、わたくしを洗面所の三面鏡の前に立たせたり、ナニゲにとってもハイなTなのでございました。
今やっと、三階に上りましたので、最後の点検を終え、わたくしも申告の作業をすべて終了することができました。
すべて終了?そうなのでございます。わたくしはただ、己の収入と必要経費の合計とそれを証明する書類をまとめたら良いだけなのでございます。
あとは、相方が政府から送られてきた書類に書き込み、いつもお世話になっている計理士さんにそれら一切合切を送り、仕上げていただくのでございます。

えらいこっちゃの時間になってしまっておりますが、終わりたかったことを終え、息子とも楽しい時間が過ごせましたので、こんな夜更かしもたまにゃ良し、ということにいたしましょう。

もう頭の中はぼけぼけでございます。さて、みなさま、おやすみなさいませ。


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きむちナイト

2010年03月28日 | 家族とわたし
一昨日、トイレットペーパーが完全に切れ、昨日、野菜と果物がほとんど家から消えて、いくらなんでも買い物に行かないとヤバくなった我が家。
ペーパー類と炭酸水はコストコで、食料はコリアンマーケットで仕入れると決まっています。
お尻を拭けなくなるとかなり困ると思ったのか、珍しく旦那がひとりでコストコに買い物に出かけて行きました。
そして今日、頭がボワボワのわたしを乗っけて、再度旦那がコリアンマーケットに車を走らせてくれました。

週末の試食品コーナーがあちこちにあって、そのいちいちに立ち止まって試食するわたし達。そのたんびに「韓国人でしょ?」と話しかけられるわたし。

今日はこれを買いました。どっか~ん!



さてなんでしょう?丸ごとの白菜のキムチ漬け、でございます。上のおっきなビニール袋の中に、ふたつの白菜が入っていました。



まな板の上にごろんと寝かせ、一口サイズに切って、それを容器に移していきます。大きな瓶にひとつめの白菜、これはふたつめの白菜です。
オイスターやらイカやらも一緒に漬け込まれた、それはそれは新鮮でコクのあるキムチ。けど……どうやって食べ尽くすのか……これが大きな課題です。

そしてこれ。



はまぐりの一種らしいのですが、ちゃんとした名前を知りません。
でも、すごくいい出汁が出て、これまた新鮮でとても美味しい貝です。
貝殻の緑色が好きで、試しに買ってみたのが去年のある日。それからはうちの食卓の常連さんです。
日本での貝のお味噌汁は、ひとり多くて4個が限界の我が家でしたが、この貝はとても安くて、今日もひとり10個以上いただけました。
贅沢な気持ちにならせてくれるありがたい貝さんです。


今夜は久しぶりの、心がゆったりな夜。 
わたしがゆったりしていると、なぜだかTもKもいつになくゆったり。
もしかしたら我々親に気を遣っていたのかもしれないけれど、今夜はあれやこれやといろんな話をしながら、夕飯の後、『たい焼きとお茶』タイムまで付き合ってくれました。
少し前からDちゃんが友人の家に泊まっているので、本当に久しぶりの一家団欒になりました。
今年のはじめはまだ、3月の末から始まるTの、日本での新生活のことを心配していたので、そのことを思うと、今夜のような時間を一緒に過ごせるなんて夢のようです。

嬉しくてちょっと食べ過ぎてしまいました。家中キムチなかほりが漂っております。明日、大丈夫かなあ……。
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ライバル

2010年03月28日 | 音楽とわたし
オーディションの朝は冷え込んだ。
喉を使い過ぎない程度に何回か歌い、ピアノパートだけの練習をした。
指が疲れたらお湯に少し浸し、マッサージをしてやるとすぐに回復するけれど、充分に訓練されていない喉が疲れてしまうとそう簡単にはいかない。
なので、練習したいだけするのはピアノパートで、歌のパートは量の加減をよく考えないといけない。

朝の仕事が終わり、いよいよ後はオーディションに出かけるのみとなった途端、胸がドキドキし始めた。
おいおい、まだまだ5時間もあるんやで~と自分の心を窘めるのだけれど、てんで効果が無い。
昨日から出だした鼻水が、喉に到達するのを阻止しようと、異常に神経質になってしまって、ティッシュがどんどん無くなっていく。もったいなくなって、トイレットペーパーに代替えした。
今からこんなんではどうしようもない。冬に戻ったような寒さに体も冷えきってしまっている、
よっしゃ、お風呂に入ろう。
湯気がゆらゆらするお風呂につかり、湯の中の自分の体をしばらく見つめていた。
もう若くない。消費量を上回る摂取量を如実に物語っている腰や腹回りの脂肪をつかんでみる。
でも今日は、この脂肪も一緒に、ひとつの楽器になるんだなあ。そう思うと、自分の体がなんとも愛おしくなって、いつもより丁寧に優しく洗った。

送ってくれる旦那が仕事を終えて家に戻り、さあ出発。
レモンの絞り汁たっぷりのはちみつレモンを作り、マグボトルに入れ、思いっきりの冬装束で車に乗りこんだ。

喉の調子が気になって仕方がない。旦那がそんなわたしの体をポンポンと軽く叩く。
「大丈夫、落ち着け」

ホールに入ると、一番の演奏者、ソプラノ歌手と8人のチェリストがズラリと舞台に勢揃いして、最後の打ち合わせをしていた。
チェロばかり8人での伴奏は聞いた事が無いのでとても楽しみにしていた。
マンハッタンミュージックスクールに在籍している若手のチェリストさん達をはじめとする老若男女、それぞれ勝手に自分のレパートリーを弾いているのを聞いていた。
フランクを一緒に演奏したいなあという人をひとり見っけ!名前をちゃっかり教えてもらった。

今回のオーディションは、カーネギーの中ホール『ザンケルホール』で演奏できるというので、それを目的にいきなりやってきた人が半数以上も居た。
「これを機会にACMAのメンバーになります」と言うのだから、それを断る理由が無い。けれども、彼らの中には、演奏会が終わったら、適当に理由を作り、それっきり退会する人も出てくるだろう。
そんなカーネギー目当ての、プロに限りなく近いけれども、他のことで生計を立てている音楽愛好家さん達が、昨日のオーディションの大半を占めた。

さてわたし……歌った。めちゃくちゃ妙な緊張を感じながら。思い残すことは……ない。
後でいろんなピアノ人がやってきて、「伴奏をするから歌ってくれ!」と熱く誘ってくれた。
「メゾソプラノデビュー!」と言われ、「本格的に訓練を受けるつもりはないのか?」と尋ねてももらい、自分の歌が審査のマイナス要素にはならなかったようで一安心。

オーディションには、他に3人のソプラノ、1人のメゾソプラノ、それにテノールとバリトンの歌手が登場した。それぞれの持ち味を生かした素晴らしい歌と演技だった。
しかも、その7人のうちの5人が初めて現れた人達。ああ、A子だってそのひとりなんだった。だから7人のうちの6人になってしまう。
レギュラー会員のソプラノ歌手チョピンは、その6人に比べると見劣りしてしまう。彼女は昨日までずっと、ACMAでのソプラノスターだったのに……。
彼女にしてみれば、昨日のオーディションは、なんとも納得のいかない、もやもやとした暗雲の立ちこめる空間だったろうと思う。
オーディションを受けるための資格規定を練り直さなければ、この先もきっと、チョピンと同じようなもやもやを感じる常連メンバーが増え続ける。
今回、ほとんどプロのA子と組むわたしこそが、ある意味ズルい組の筆頭頭なので、こんなことを言う資格など無いのだけれど……。

オーディションの結果は来月半ば頃に出る。


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うそついた

2010年03月26日 | ひとりごと
仕事前の、歌の練習したり、洗濯したり、床拭きしたりしてた午後、急に玄関のベルが鳴った。

時間を確かめると、誰も来る予定の時刻では無い。
宅配の車が停まった音も聞こえなかった。
こういう時はドアを開けるのが躊躇われる。

ドアを開けると、そこには二人の女性が立っていた。
ふたりともとてもにこやか。
ひとりはドアのすぐそばに、もうひとりは階段のそばに、少し距離を置いて立っていた。
ドアの方に居る女性の手に、宗教のパンフレットのような冊子があった。
ああやっぱり……。

「Can you speak Japanese?」

う~んう~ん……困ったなあ……わたしは神のような、なにかとてつもなく大きな存在を信じているし、八百万の神様を確信しているけれど、
こういう、ある一定の団体や集団に属する、という状態がすごく苦手で、それらにつながる事には足を踏み入れないと決めている。
こう決めたのには訳がある。足を散々踏み入れて、すっかり心が疲弊してしまった経験があるから。

だからうそをついた。
信仰を勧めに来てくれている、見るからに温和そうな日本人女性ふたりに、わたしは心苦しかったけれどうそをついた。

「No, I can't」

するとふたりはびっくりしたような表情で、互いに顔を見合わせた。
もう今さら後には引けなくなったわたしは、発音が日本人英語にならないように注意しながら、彼女達の質問にさらに答えなければならなくなった。

「御国は中国ですか?韓国ですか?」
「韓国です」(これはまんざら完璧なうそでもない。なぜなら、韓国人の誰もが、おまえは韓国人だと太鼓判を押すのだから)
「そうだったんですか。それはそれは失礼しました。わたし達はこの家にはきっと、日本人の方が住んでいらっしゃると思ったもんですから」
え……?
わたしの脇の下に、うっすらと汗がにじんだ。いったい、なにを根拠に、彼女はそんなことを言うんだろう。
「だってこれ」
と、彼女が指を指した所に視線を移すと……招き猫の風鈴……ぐわぁ~ん……が郵便受けにぶら下がっていた。もちろんわたしがぶら下げたのだ。
「あ、ああ、これは、日本人の友人からもらったのです」

彼女達はつるりとわたしのうそを信じてくれた。それからもしばらく英語で話をしてから、「どうもお邪魔しました」と丁寧に詫びながら去って行った。

この話をすると、どんなことにしてもうそが大っ嫌いな旦那は、「どうして普通に断れなかったんだ」とわたしを叱った。

久しぶりについたうそは、思った以上にわたしの心を傷つけた。
ごめんなさい。
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さくら横ちょう

2010年03月26日 | 音楽とわたし


春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう

想出す 戀の昨日
君はもうここにいないと

ああ いつも 花の女王
ほほえんだ夢のふるさと

春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう

會ひ見るの時はなからう
「その後どう」「しばらくねえ」と
言ったってはぢまらないと
心得て花でも見よう

春の宵 さくらが咲くと
花ばかり さくら横ちょう


大人の戀のうたです。
今日は冷たい雨。夜には零下4℃まで気温が下がるそうです。
首にタオルを巻いて、温かいハチミツレモンを飲んで、明日の舞台に備えて喉を大切にしています。
自分の体が楽器になるって、こういうことだったんだなあと、改めてしみじみ、美しい音色を作り出す難しさと面白さを体験しています。



明日は、この水墨画のさくらのような、しっとりとした日本の情緒を、審査員の方々に伝えられたらいいなあ。
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モエル

2010年03月25日 | ひとりごと
大雨のあとの、曇り空の下で、春萌えが始まりました。
昨日見た時はまだ薄い黄緑色をしていたのに、もうしっかりと濃い緑に変身しています。


木の芽もこんなにふくらんで、 



野原のような裏庭にも、芝の緑が少しずつ戻ってきました。



玄関前の階段横に、すっかり枯れて茶色になっていた、名前も知らない植物も、肉厚の花のような形の葉っぱに変身。



ツタもピカピカの一年生。つやつやと元気一杯です。



S子さんからの贈り物チューリップも、こんなに背が高くなっていました。どんな色の花が咲くのかなあ……。




もえる。
わたしはこの言葉が好きです。萌えるのもえるも、燃えるのもえるも、どちらも好きです。
少し前に、ちょっとした気持ちのボタンのかけ違いで、話せなくなってしまった友人が、この『もえる』を片仮名にしてニックネームに使っていました。
元気にしてるかなあ。彼女らしく、お洒落に、そしてちょいと突っ張って、生きているんだろうなあ。

毎年、春のこの時期になると、『モエル』という名の彼女のことを思い出します。
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機関車ダリルふたたび

2010年03月24日 | 音楽とわたし
初っぱなから機嫌が悪い指揮者ダリル。
あ~あ、今日の練習は先が思いやられるわい、と気が重くなった。

フラメンコのリズムで、曲中速度がコロコロ変わる歌がある。
メトロノームでいうと、はじめは192、途中でいきなり152に下がり、そこからまた徐々に速くなって192に戻り、ソロの場面で138にガタンと落ちる。
曲をもらった時、お手本の演奏をCDで聞かせてもらったのだけど、その時から頭の中にはがモクモクとわいていた。

彼はテンポが揺れる天才。もともとの基本のテンポが無い上に、興奮すると異常に速くなり、そんなんで言葉が歌えるわけないやん!までに到達する。
彼のそんな指揮に慣れるまでには、かなりの時間と忍耐力と応用力が必要だったけれど、4年以上もやっていると慣れた……慣れたくないけど。

今日はそのフラメンコの曲の練習。
最初っから200超えの暴走ダリル。さりげなく注意してみた。
「あの~ダリル、ちょっと聞いてもいい?」
「なんだ?」
「最初っから192でやることにしたの?」
「あぁ~?」
「ええと、今あなたが振ってるテンポは多分、192より速いと思うんだけど……でもここは152の所だし、あとで速くする指示もあるけど……でも、もし192に統一してやりたいって思ってるんだったらそれはそれでいいんだけどね」
「別にそんなこと思ってないさ。あいつらが今日はちゃんと歌わないからムカついてるだけだ。なんてこった。昨日まであんなに良かったのに」

そっか。ムカついたテンポってことね。はいはい、わかりました。

それでわたし、いつもの作戦に出てみました。
彼の指揮よりほんの少~しだけ遅めに弾いて、ズレてるんじゃないけど、彼の振り回す腕に心もち重りをかけるぐらいにし、
その重りを少しずつ少しずつ、バレない程度に増やしていき、テンポを遅くするのです。
あらあら?男の子達も言葉が言い易くなったようですよ。

ほんとはね、ピアノ抜きの、彼の指揮だけの練習の時に、無茶苦茶なテンポで歌わされている生徒達が、ピアノ付きになったとたんに全く違う(安定したとも言える)速さでもって歌わなければならないってところに問題があるわけで、
「だからその責任はダリル、そう、あんたにあるんだってば!」
と、口に出して言いたいです、はっきりと。
でも、意外と傷つきやすいおっちゃんでもあるので、言葉をあれこれ変えて、それとな~く伝えてはきたんだけど……やっぱあかんわこりゃ……


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ひなたぼっこ

2010年03月24日 | ひとりごと
あっちでもこっちでも、雨上がりのひなたぼっこ。



昨日の仔が、リスらしからぬ格好でひなたぼっこしてました。
旦那も、長年リスと一緒に生きてきたけど、こんなにペタンコになったリスは見たことがないと、なにげに感動しておりました。
ふむ……そう言われてみれば、リスというよりネコのような感じがしないわけでもない。

こちら、本物ネコのひなたぼっこ。ネコはひなたぼっこが上手です。



一日のうちの何時ぐらいに、どの部屋のどの部分に日だまりができるのかを知っています。

さてさて、夕飯の支度にとりかかりましょうかね。
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