ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

辺野古に新基地なんていらないったらいりません!#NoNewBaseInHenoko

2018年10月31日 | 日本とわたし
Hideko Otakeさんが書いてくれた、今日の日本領事館前緊急スタンディングの様子です。

【辺野古NO:緊急スタンディング NY日本総領事館前】
10.31.2018
Emergency Standing to appeal no reclamation in Henoko for a new US military base at Consulate General of Japan in New York.
 

またまた来ました、NY日本総領事館前。
辺野古土砂投入開始が明日にも、というとんでもない事態。

昨日、寒空の下、Shizuさん作「辺野古新基地反対」のバナーを手に、ひとり同じ場所に立ったあきこさん。
写真を撮ってくれる人もなく、愛用の自転車にバナーをかけて撮影するはめに。

これはいかんと、今日は急遽、かけつけられる人が集まった。
仕事のあいまのひーでー(社長さ~ん、ご出張、お疲れさまでございます!)とわかこさん。
ニュージャージーから遠路はるばるの真海さん。
NY訪問間近いデニーさんの、日本政府への憤りをとりあげたワシントンポスト紙の記事をチラシにしてまく、
といえば、チラシまきの巨匠、ふみこさんが、もちろん欠かせない。

通り過ぎる人たちの顔が、今日はえらく暗くて不機嫌。
冬が近いせいか、世の中が面白くないためか。
見てると気がくさくさするので、なんか叫ぼうということになった。

すばらしい三線演奏にごまかしてもらって、調子っぱずれに歌ったことはあるけれど、私たちそういえば、普段はあまり叫ばない。
でもこの際、ものは試しと、二手にわかれてハモリながらうたいあげていこうと決め、叫び始めた。

と、さっきまで、そばで人待ち風の仏頂面だった通りすがりの人が、ニコニコして寄ってきた。
「携帯で撮るから、キミたち、いまのもう一度やって」と言う。

OK!

終わると、最後に、携帯の向こう側にいるなんとかさんに、「ハロー」と挨拶してくれ、と。
どうやら、あまりの下手っぴが面白おかしく、受けてしまったらしかった。

でも、いいんだ。
辺野古新基地反対の声が届けば!

皆と一緒にいた時は、楽しかったけれど、ひとりで帰る家路では、心が苦しい。心が痛い。

私なんかでもこうなんだから、沖縄の方々、辺野古のゲート前の皆さんの怒りは、いかばかりだろう。
それでもネットを開けば、日本各地で、いろいろな方々が、声をあげている姿が届いてくる。

がんばろね。
できることやろうね。

We shall overcome!








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『行政不服審査法』…。

ほんとなら、沖縄県民が政府に対して行うべき請求を、政府が逆手にとって沖縄県にやったというニュースを、どの新聞も伝えていたのですが、
そのほとんどが、そういうやり方がどんなに異常で理不尽であるか、その権力の使い方がいかに横暴なものであるかを、きちんと指摘したものはほんのわずかで、
政府が勝手に作った既成事実を無批判に記事にして、もう仕方がない、あきらめるしかないと言わんばかりの態度に、

知事選挙や市長選挙で、辺野古基地反対の意思をきっぱりと示した沖縄県民のみなさんの、特にゲート前で座り込みを続けているみなさんの気持ちを考えると、居ても立ってもいられなくなりました。

そんな気持ちでいっぱいでいたら、独りスタンディングをした明子さんが、明日もやるから来られる人は来て!というメッセージを出してくれました。

1時間なら。
平日はレッスンがあるので、いつもは参加できなかったのだけど、とんぼ返りでうまく時間が合えばなんとかなる!
いや、なんとかする!

絶対に時間通りに来ないことがわかってたんだけど、タイミング的に電車よりバスの方が良かったので選んでしまって…案の定、やっぱりやって来ないバスを待っていると、

道路の両脇に山盛りになった落ち葉を吸い込む、落ち葉掃除車がやって来ました。


今日はスタンディング日和。


電車より30分早く着くはずのバスが、電車より5分遅れで着いて、へ〜こら言いながら早足で急いだのだけど、10分も遅刻してしまいました…とほほ。


この時はまだ、みんなちょっと表情がかたいような…。


この自然を壊されたくない!


この大嘘つきに。


なんでこういうことが起こってはいけないっていう報道が無いのだろう…。




もうだから、わたしたちの声を大きくしていくしかないのだと、そしてその声の大きなうねりでマスコミを動かしていくしかないのだと、そう思いました。


ひでこさんもおっしゃってたように、わたしたち、今日はおっきな声で訴えたり歌ったりしました。
一応簡単な打ち合わせをして、言葉とかリズムとかタイミングとかを決めたのだけど、それがなかなかうまくいかなくて大笑い。

基地はいらない!
戦争もいらない!
地下鉄の整備や教育や健康保険にお金を使え!
沖縄を助けてください!

よっし、今度のスタンディングまでに、鍵盤ハーモニカ(わたしはピアニカっていう名前しか知らない)を手に入れて、カラオケ係になれるよう特訓しよう!
ワクワク!


すっかり忘れてたけど、世間はハロウィーン。
多分このみなさんはポパイとオリーブとブルート、あと一人は誰だったっけ?


その方々を撮ってる人たちも、よくよく見れば、




うちのご近所さん。
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辺野古の海に汚い土砂を流すな!新聞テレビは本当のことを言え!

2018年10月30日 | 日本とわたし


国交相 辺野古埋め立て 県の承認撤回 “執行停止”
【NHK NEWS WEB】2018年10月30日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181030/k10011691141000.html

引用:

沖縄のアメリカ軍普天間基地の、名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄県が、埋め立ての承認を撤回したことについて、
石井国土交通大臣は、30日の閣議のあとの記者会見で、防衛省の申し立てを受けて、沖縄県の撤回の効力を一時的に停止する、執行停止を行うことを明らかにしました。
これを受けて、防衛省は、速やかに、埋め立て工事を再開する方針です。

この中で、石井国土交通大臣は、
「沖縄防衛局と沖縄県から提出された書面を審査した結果、承認撤回の効力を停止することにした」と述べ、
沖縄県が埋め立て承認を撤回した効力を、一時的に停止する、執行停止を行うことを明らかにしました。


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政府、辺野古埋め立て再開へ デニー知事誕生から1ヵ月後
【田中龍作ジャーナル】2018年10月30日
http://tanakaryusaku.jp/2018/10/00019021

引用:

石井国交相の決定通知書は紙切れ4枚。
破綻した論理が書き連ねられているだけだ。
一方、予想されていた執行停止に対する沖縄県の意見書は、250ページにも及ぶ。

執行停止は行政不服審査請求として、防衛省が国交省に求めていた。
政府(防衛省)の申請を、政府(国交省)が認めるという茶番だ。

政府が用いた行政不服審査法は、圧倒的な力を持つ行政の専横に対して、非力な住民が異議を申し立てる制度である。
それを政府が使うのだから、法の趣旨から逸脱する。
私人への成りすましでもある。

「私人が、臨時制限水域(辺野古沿岸)を埋め立てることができるのか?」という質問に、
防衛省と国土交通省の答えは、苦しまぎれで、常識を逸脱していた。

国土交通省の回答に、野党議員たちから笑いがもれた。
沖縄選出の照屋議員は、
「バカも休み休み言え、一般私人は制限水域に入れないじゃないか」と一喝した。


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そもそもこの沖縄米軍基地問題、3年前の日米首脳会談後の会見で、オバマ大統領が、
「戦後ずっと続いてきた沖縄に対する負担を軽減するため、海兵隊をグアムに移転する」と明言したのです。



それを日本のテレビや新聞は、オバマ氏が言った「グアムへの移転」を「普天間から辺野古へ」というウソに替えて報道しました。
この時も、ネットの中では騒ぎになっていましたが、それが報道の訂正にはつながりませんでした。


行政不服審査法というのは、行政の不当な処分などから、国民の権利を救済することを目的としているのです。

なので、処分を受けたのが一般の人とは異なる立場の「固有の資格」がある場合、不服を申し立てる当事者にはならないとされています。

国土交通省が出した30日の決定は、
沖縄県の埋め立て承認の取り消しは違法だとした、おととしの最高裁判所の判決などを根拠に、
国の機関であっても、行政の処分を受けていれば、一般の人と同じように申し立てができる、という解釈を示したものだそうですが、
こんな屁理屈を国がゴリ押しするさまを、沖縄県民の方々は、これまでずっと見せつけられてきました。

圧倒的な力を持つ行政のやりたい放題に抵抗するべく、非力な住民が異議を申し立てる制度、それが行政不服審査法です。
今回、防衛省が、その非力な住民(私人)になりすましたということになりますが、
そんな馬鹿げたことが許されるわけがありません。

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明日、緊急に、明子さんから、日本領事館前で、1時から2時までの間、スタンディングをしようという呼びかけがありました。
彼女は今日も、領事館前で、一人で抗議のスタンディングをしました。

『埋め立て承認撤回』

一人の知事が、文字通り命をかけて、辺野古新基地建設工事の中止を目指し、それに呼応した大勢の沖縄県民のみなさんの意思と願いが生んだ新知事の要請を、ものの見事に無視する政府。

遠く離れたところから、日本全土に訴えます。

沖縄県がこれまでずっと押し付けられてきたものを、もし自分が暮らす県に押し付けられたら、どんな気持ちになるだろう。
目の前にある、それはそれは美しい、近くで暮らすことに喜びを感じるような素晴らしい自然を、ずたずたに汚し、2度と回復することは望めないほどに壊されたら、どんな気持ちになるだろう。
思いを馳せて、想像して、すると胸が苦しくなって、沖縄の海を守りたいという気持ちになって、もしかしたらいつか遊びに行くかもしれない最高に美しい海が、土砂なんかで埋められてたまるかと思う。

日本中の町や村の通りで、議員事務所の前で、役所の前で、公民館の前で、駅の広場で、もう沖縄をこれ以上傷つけないで!という思いを伝えませんか?

役人も政治家も、言葉は上手ですが、沖縄の現状をなんとか改善しよう、という行動に出る人がいません。
そういう状態がずっとずっと続いているような物事は、世論、人の数、それも当事者以外の、相当数の人たちの声が必要です。

明日集まるのは多分、10人にも満たない人数かもしれません。
でも、そうやってコツコツ、思いを込めて立つ。
それが民意を示すことだと思うのです。
虐げられ、踏みにじられてきた沖縄の民意は、もう十分過ぎるほどに示されています。

ニューヨークからお願いします。
日本全土に、沖縄を応援する気運が高まりますように!
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「中国は長きにわたり日本のお手本でした」

2018年10月29日 | 日本とわたし
日中首脳会談での積極的な日中友好アピール。
日中の企業関係者が集まったフォーラムでの、嵐のような中国賛美の数々。

先日26日に訪中した安倍総理が、日中第三国市場協力フォーラムに出席した際に述べた言葉が、これまでの安倍首相の言動を180度ひっくり返したようなものだったので驚きました。

まずは、
「中国は長きにわたり日本のお手本でした」
いやもう、これは、これまでの安倍首相の言動から考えると、同じ人間が言っているとは思えないほどの変節ぶりです。

さらに、
「漢文の奥深さは日本語を豊かにしており、私自身、今でも漢文から学ぶことは多いと感じています」
え?!簡単な日常漢字でさえ、フリガナをふってもらわなければ読めない人なのに?

安倍首相を支持する反中思想の人たちは、いったいこの巨大変節をどう思っているのでしょうか?
何やら聞いた話によると、そういう人たちがワラワラと集まっているサイトが、軒並み閲覧不能に陥っているらしいのですが…もう復活したのかな。

これが安倍首相お得意の、でまかせ、うそつき、その場その場でヨイショ芸であっても、
日中間の軍事衝突の危険が遠のいていく流れを作ることができるなら、それは両国の国民にとって良いことだと思いますし、
中国との関係改善に向けて、上っ面な言葉だけではなく具体的な行動を示せば、今はきっぱりと拒否されている日朝会談の実現を、可能なものにできるきっかけになるかもしれません。

ともかく、どのような狙いがあるにせよ(多分安倍氏自身の権力維持のため、というのが一番大きいと思うのですが)、『嫌中路線』から『親中路線』に切り替えたことで、
これまで親分に続け!とばかりにヘイトクライムを堂々と繰り広げていた反中の輩が、いったいどんな態度をとっていくのか、
そして安倍首相、実は何の信念も持たず、行き当たりばったりに、他国の権力者にへつらってはカネをばらまいてきた人だけに、
『親中路線』に切り替えたと見せつけて、腹の底では何を狙っているのか、そういう部分にも目を光らせていかないといけないと思います。








で、これはちょっと長いですけど、おまけのお話です。

これまでにも、呆れ返る言動を繰り返してきた百田尚樹氏ですが、彼は今回のことで、ハシゴを思いっきり外された人たちの代表格。
その彼が、昨年の4月に、こんなことを言っておりました。
安倍首相が漢文の話を出したので、思い出したんです。



百田尚樹「中国文化は日本人に合わぬ。漢文の授業廃止を」

日本はなぜ、中国の脅威を感じながらも適切な対抗策を取れないのか。
作家の百田尚樹氏は、その背景には、日本人の勘違いに基づいた「中国への憧れ」があると語る。

中国の尖閣諸島への“侵略”は日に日にエスカレートしています。
ただし、意外かもしれませんが、尖閣周辺の東シナ海や南シナ海で暴れ回る中国に対峙しようという時に、もっとも弊害になっているのが日本人の「中国への漠然とした憧れ」です。

皆なんとなく『史記』が好きだし、時代作家は『三国志』を書きたがる。
江戸時代の儒学者はとくにそうですが、長い間、日本人の間には中国は「歴史ある偉大な国」「文明的ないい国」だという誤解があった

そもそも、なぜ学校で「漢文」の授業があるのか
英語と違って使う機会なんてないし、あれは趣味の世界だと思うんです。
子供の頃から誰でも知っている「中国4000年」という言葉も、あの国への無意味な憧れを生んでいます

それらが醸成する漠然とした「中国への憧れ」があるから、「なんだかんだ言っても、最後は仲良くできる」「全面戦争は仕掛けてこない」という幻想が生まれているのだと思います。

実際の中国は、異民族が次々に侵入してきては王朝を打ち立ててきた歴史です。
易姓革命で王朝が変わるたびに、民衆の大虐殺が行われてきた。
そんな歴史のどこがいいというのでしょうか。
今、中国が本気で日本を奪りに来ていることは、誰の目にも明らかです。

そもそも、中国文化は、根本的に日本人には合いません
例えば故事にある「宋襄(そうじょう)の仁」は、紀元前の宋の国の襄公という人が、参謀から「敵が川を渡っている最中だから、今攻めれば勝てる」と進言されたのに、
「そんな卑怯なことはできん」と、相手が川を渡り終えてから正々堂々と戦って、負けたという話です。
無用な情けということで、中国では「大バカ者」という意味です。

上杉謙信の美談となっている「敵に塩を送る」なんてメンタリティは、中国人には通用しません。
どんな手を使っても、とにかく勝ちさえすればいいというのが中国の文化なのです。

かつての日本は、今よりももっとうまく、中国とつき合ってきました。
中国の力が強大だった時は、遣隋使や遣唐使を遣って、制度や文化を取り入れましたが、それも平安時代になったら「もう中国の文化はいらん」とやめました。

中国の文化も、すべてを受け入れたわけではありませんでした。
生身の人間の肉を少しずつ切り落としてじわじわ殺す凌遅刑は、残酷だからとシャットアウトしたし、科挙も宦官も入れなかった。
纏足の習慣も、日本では根付きませんでした。
朝鮮半島は、それらすべてを無条件に受け入れましたが、日本は取捨選択をキチッとして、独自の文明を育んだのです。

それを考えれば、現在も中国に対する漠然とした憧れを持つことはやめるべきだし、そんな勘違いを育む漢文の授業も廃止したらいいのです。


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いやあ、いつものごとく、ひどい歴史観です。
それを、すぐに叱ってくれたのが『LITERA』の記者さんです。
全文をぜひお読みください。



百田尚樹が中国憎しで「漢文の授業を廃止せよ」とバカ丸出し!
右派の大好きな教育勅語も明治憲法も漢文なんですけど…

【LITERA】2017年4月30日
https://lite-ra.com/2017/04/post-3122.html

引用:

ようするに、百田は、「中国を偉大な国と勘違いさせる漢文は廃止にせよ!」とがなり立てるが、
実のところ、右派が奮って賞賛する明治憲法も、教育勅語も、十七条憲法も、日本書紀も、漢文がなくてはそもそも成立しえなかったのである。
とりわけ、百田や日本会議は、明治憲法を礼賛する一方で、日本国憲法を「押し付け」として批判し、無効論すら唱えているが、
漢文を排除すべしとの立場であるならば、むしろ口語文の日本国憲法のほうを褒め称えるべきであって、漢文の匂いが濃い明治憲法は、唾棄すべきとなってしまう。

無論、あまりにもバカらしい話だ。
 
もちろん、こんな倒錯が起きるのは、百田の主張全体が、極めてバカげているからに他ならない
そもそも「文化」なるものは、他者との交流によって影響を与え合い変化し、ときとともに醸成されていくものだ。
「自国の文化」と「他国の文化」と、明確に切り分けられるようなものではない。
中国文化と現代中国政治を混同し、後者への敵意から中国文化排斥に向かう百田の思考は、完全にネトウヨレベルだが、
それほどこの作家センセイの文化認識の浅薄さは、驚くに値する


中国の故事「宋襄の仁」を取り上げて、
〈無用な情けということで、中国では「大バカ者」という意味です。
上杉謙信の美談となっている、「敵に塩を送る」なんてメンタリティは、中国人には通用しません。
どんな手を使っても、とにかく勝ちさえすればいいというのが、中国の文化なのです〉と得意げに語っている。

ちなみに、謙信もまた、優れた漢詩を残しているのだが、それはおくとして、この大バカ者に別の故事を教えておいてやる。
 
一般に、愚かな行為や人を指す「バカ(馬鹿)」という言葉は、中世から近世にかけて広まったという。
その語源は梵語が有力とされるが、俗説のひとつに、故事成語「指鹿為馬」がある。

『史記』によれば、秦の始皇帝の死後、丞相の趙高が反乱を企てるにあたり、自らの権威を試そうと、二代皇帝胡亥に、鹿を馬だと言って献じてみせた。
家臣のある者は沈黙し、ある者は趙高にへつらって馬だと言い、またある者は正直に鹿だと言った。
その後、鹿だと言った家臣は、合法的に処罰された。
趙高は大いに恐れられたという。


「中国を偉大な国と勘違いさせる漢文は廃止にせよ!」という妄言を、恥ずかしげもなく「対中政策の秘策」と題して公開してしまう保守論壇。

どちらにせよ、“保守の頽廃”と言うしかないが、少なくとも、こういうバカにバカだと誰も言えなくなれば、日本は後戻りのできないところまでいってしまうだろう。
ただでさえ、この国の政権はいま、国民に「鹿」を「馬」と言わせるための政治をしている
そのことを忘れてはならない。


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で、百田氏は今、かなり取り乱しているのか、漢方改正についても総理を応援してください!などとツイートしています。
多分、憲法改正のことだと思うんですけど…。

コメント

記者が黙った 国が壊れた

2018年10月28日 | 日本とわたし
映画『共犯者たち』本予告編


激動する韓国



なぜ人々は
長期保守政権を
終わらせることができたのか?



政府を擁護して
広報しろと要求されました



与党はKBSのチョン社長に
辞任を求めて…



新しい社長の最初の仕事は



政権に批判的な
番組の廃止だった



保守政権による言論弾圧



こんなやり方は間違いだ!
最低限の声を伝えたいのに



主犯は大統領





共犯者は権力に迎合した
公共放送の首脳陣



会社の決定により番組を降板します



記者が黙った
国が壊れた



今後も国民の声に耳を傾け
さらに頑張ります

アイドル並みの人気

全員救助され
現在死亡者はいないものと…

世紀の大誤報
セウォル号惨事

早く助けてください!
どうして何もしないのよ?

MBCはチェ・スンシル事件を
報道しなかった

キム報道本部長は
パク・クネ派と一体でした



ニュースを私物化したのです



全面ストライキでリセットしよう



日本のマスメディアが報じなかった
隣国ジャーナリストたちの闘い

記者に質問させないと
国が滅びます

不屈のジャーナリスト
監督 チェ・スンホ

キム社長は出て行け!



メディアを 政治を 時代を変えたドキュメンタリー



共犯者たち




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森友学園問題を追及した元NHK記者が記者職を外されたわけ。
官邸への忖度はあったのか?

【HUFFPOST】2018年10月27日
https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/25/fuyuki-aizawa_a_23571100/

部分的に抜粋します。

昨年7月、夜のニュース番組で、森友学園の問題で特ダネを出した。
近畿財務局が、森友学園に国有地を売る際、学園側から事前に支払える上限額は1億6000万円ということを聞き出し、その金額以下で売った、という話だった。

「提示額からびた一文変えることはない」近畿理財局が、「いくらだったら(お金を)出せるのか」と学園に聞いた。
しかも、実際に売った金額は1億3400万円。
最初から安売りありきだったとしか考えれない。

そんな重大な情報をつかんで報道した。
放送終了後、NHKの報道部門のトップ(報道局長)から電話がかかり、『君の将来はないと思え』と言われた。

それ以前にも、私に『森友学園』の取材させたくないかのような担当替えをしている。

今心配しているのは、一緒に取材してきた同僚たちのこと。
彼らも人事で不当な扱いを受けるのではないかと。
記者を外されるというあからさまな形でなはく、一見普通に見える異動での仕打ちは、いくらでもできる。

大阪日日新聞を発行し、鳥取に本社がある新日本海新聞社の社主、吉岡社主は、
「うちの会社はどこにもしがらみはない。あんたを引き取る。どしどし真実を書いてもらいたい」と言ってくれた。

森友学園問題とは、森友学園が起こした詐欺などの事件のことではない。

問題の本質は学園側ではなくて、大阪府と国にある。
学園の財務基盤が弱かったのに、私立学校の許認可の権限がある大阪府は、もう少しで設置認可を出すところだった。

大阪府はなぜ、この学校をつくらせたかったのか。これが第1の謎。

国が国有地を考えられない安値で売った。これが第2の謎。

会計検査院は、土地の値引きの根拠は不十分、と指摘している。
財務省による公文書の改ざんや、学園側との口裏合わせなど、信じられないようなことが次々と明らかになっている。

財務省のやらかしたことから目をそらそうとした、と見える。
府が国をアシストしたのではないか、という疑念がわく。


上記の記事に出てくるNHK報道局長というのがこの人、小池秀夫氏です。

「みなさまの声」より「官邸の声」 NHK報道局長の“忖度”放送
【デイリー新潮】2018年4月19日
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/04230558/?all=1

小池さんの官邸への忖度が、問題視されているんです。
朝の『おはよう日本』や夜の『ニュース7』『ニュースウオッチ9』といった番組のニュースが、小池さんの横槍で、別のモノに変えられてしまうんですから。

政治部出身の小池英夫報道局長です。
官邸の意向に沿わないネタは潰し、報じられたニュースに抗議が入れば、現場を徹底的に叱責する
多くの職員がそう認識しています。
そして、小池さんが直接やりとりしているのは、安倍晋三総理の懐刀で、影の総理とも呼ばれる今井尚哉(たかや)秘書官だ、と。

森友絡みだと、安倍昭恵夫人の、“いい土地なので前に進めてください”との発言が、文書から消されたと昼に報じたのに、ニュース7では、局長の指示で、昭恵発言がばっさり削られた
自殺した近畿財務局職員が残したメモのスクープも、トップニュースに持ってこないよう圧がかかりました

前文科次官の講演会内容を、文科省が問い合わせたという特ダネでは、森友問題と並べて報じるなと、Kアラート(小池氏からの電話)が鳴った。
でも、ニュースウオッチ9が続けて流して、局長激怒です。
あとは、天皇退位の関連や防衛省日報問題のネタも、悉(ことごと)く口を挟んできましたね。


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さあ、みなさんも、小池報道局長をクビにしろ〜!と、大いにSNSで声をあげましょう!
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もう遠慮も尻込みもしない!この曲はわたしが振る!

2018年10月28日 | 音楽とわたし
春らしくない春が終わり、夏らしくない夏が過ぎて、秋らしくない秋の真っ只中。
どの季節にもとにかく雨が多かった。
そのためにいつもよりもよく育った野菜があり、いつものように育つことができないままに死んだ野菜があった。
特に葉物は、芽が出て大きくなろうとする時に根腐れが発生し、その小さな芽を地面に埋もらせてしまった。

木々の葉っぱも色づく前に枯れてしまい、美しい黄色や朱色に変わることもできずに、庭や道にハラハラと落ちていく。
散歩中に見上げると、薄茶色の葉に焦げ茶の斑点をつけた葉が、一枚、また一枚、わたしの周りに落ちてくる。
なんだか残念そうに見えるのは、わたしの心のうちがその葉に乗っかっているからだろう。

でも、たまに美しい朱色が見られる。


どこもかしこも、というわけにはいかない年だから、見つけたときのワクワク感は大きい。



昨日は、オーケストラメンバーが全員集まっての、第一回目の全曲音読み通し練習が行われた。
これまでずっと一人でこのオケの指揮をしてきたアルベルトが、自分が全曲振るのは大変だから誰か手伝って欲しいと言うので、ではわたしが手伝わせてもらいましょうと手を挙げた。
実は、これまでのオケの演奏を聞いてきて、いつも物足りなさを感じていた。
演奏者一人一人、そして指揮者の力量に、過大な要求をすることはできないことは承知している。
そしてこれまでは、カーネギーではあっても、賃貸料金さえ払えば誰でも演奏できる、客席300名弱のホールで為されてきたので、良くも悪くもまあプロじゃないのだから…で済まされてきた。

けれども今回、アルベルトが目指したのは客席600名の、カーネギーが認めた人や団体しか演奏できないザンケルホール。
このホールの舞台で演奏したことがあるが、相手の音が聞こえにくい上に、丸裸の自分の音だけが耳に入ってくる、なんとも居心地の悪い舞台なのだ。
わたしたちのグループは、これまでに数回、ザンケルホールを借りて演奏会を行い、とりあえず高評価を得てきたので、今回のコンサートの許可が下りたのだけど、
ザンケルホールでの演奏経験ゼロの寄せ集めのメンバーで構成された、まだ不安定な状態のオーケストラのみでの演奏会が、果たしてうまくいくのかどうか、それがすごく心配になった。
なので、無論わたしも力不足なのだけど、長年のブラスバンドやオーケストラでの演奏と、練習時の指揮の経験をフルに活かして、演奏を少しでも良いものにしたいと思った。


何度かのテストリハーサルを経た昨日、初回の合わせ練習がとうとう始まったのだけど、その初回はわたしには無理だから僕が振ると、アルベルトからメールが送られてきた。
ニューヨーカーのオケメンバーはクセの強い人が多いし、向こうも戸惑うから、などという理由だったが、まあ今までずっと彼らと一緒にやってきたアルベルトが言うのだからと、しぶしぶ承諾した。
けれども、今日は僕が振るけれど、この曲の指揮者はまうみだからと紹介もせずに、あたかもわたしなど居ないかのように、
これからもこの曲を指揮をするのは僕だ、というような態度と物言いで、指揮棒を振るアルベルトを見ているうちに、
わたしはとうとう声を上げる決心をして、アルベルトが振っているにも関わらず曲を止め、楽譜の読み間違いを指摘したり、楽員からの質問に直接答えたりした。
音読みだからと、8分の6拍子を6つに刻んで、それも「123456」と言いながら振るから、1拍めがわからなくなった人が続出。
8分の6拍子は2拍で捉え、その2拍以外の拍の音は流れるように、または浮き上がるように演奏したい(特にこのオペラ曲はそう)から、彼のところまで走って行って、指揮棒をぶん取ってやりたい気持ちを抑えるのに苦労した。

オケのメンバーの何人かは、なんだあの東洋人のおばさんは?と思っただろう。
でも、壊されていく音楽を聴くうちに、どうとでも思え!という気持ちになった。

次の練習は来年の4月まで無い。
そして5月にあともう一回やって、それで本番リハーサルが行われる11月まで、また大きな間が空く。
アルベルトが指揮をするモーツァルトのピアノコンチェルトとベートーヴェンのシンフォニーの、二つの大曲の練習に時間がかかるからだ。

最悪の場合、まうみ、やっぱりオペラの曲も僕が振るよ、と言い出すかもしれない。
けれども昨日の練習を見て、彼にはあの曲は振れないとはっきりとわかったので、わたしはもう、遠慮も尻込みもしないことにした。
あの曲はわたしが指揮をする。
そうして、少しでも良い演奏になるよう、あと2回しかない貴重な練習時間中に結果が出せるよう、しっかりと計画を練るつもり。
11月から、全国のオペラオーケストラを指揮している指揮者の、個人レッスンを受けることも決まった。
万が一の時のために、モーツァルトとベートーヴェンの曲も学ぼうと思う。


雨風がひどい1日だったけど、マンハッタンにもハロウィーンが近づいている。


なぜかこんな日にも水浴びに励む鳩さんたち。



昨日は気持ちを強く持って過ごしたと思っていたけれど、今朝は起きぬけから腰痛でヨタヨタしている。
夫は、昨日のフラストレーションが腰にきていると言う。
やれやれ…まだまだ未熟者だ。
コメント

平和に向けて邁進する韓国と北朝鮮の両首脳と、核武装と軍隊ごっこに執着する日本の首相…ああ情けなや!

2018年10月28日 | 日本とわたし
お隣の国、韓国と北朝鮮の首長たちが、南北間のさらなる緊張緩和と平和の実現に向けて、協議を重ねているというのに、



南北と国連軍、共同警備区域を非武装化 武器弾薬を撤去
【CNN.co.jp】2018年10月26日
https://www.cnn.co.jp/world/35127654.html

ソウル(CNN)
韓国当局などは26日までに、南北軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)から、全ての武器や弾薬を撤去した、と発表した。
JSAは、南北の兵士が銃を携えて対峙(たいじ)する場所で、ビル・クリントン元米大統領がかつて、「地球上で最も恐ろしい場所」と呼んだことでも知られる。

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は、今回の象徴的な動きを機に、南北間のさらなる緊張緩和につなげたい考えだ。

文大統領と金委員長は4月、両者初となる南北首脳会談を、JSAで開催。
南北を隔てる非武装地帯(DMZ)全域を、「平和地帯」に変える、と言明していた。

DMZ南部を管理する韓国と、北朝鮮および国連軍司令部は、今回、一帯のあらゆる地雷を除去し、JSAからは、監視所や火器、弾薬を、すべて撤去したと発表した。
平壌で先月行われた、3度目の南北首脳会談での、合意の一環となっている。

韓国国防省によれば、10月初めに、地雷除去と発掘の作業が始まって以降、地雷14発や爆発物187発、兵士の遺体2体が見つかった
兵士の身元特定にはDNA鑑定が必要となるが、発掘チームは、付近で発見されたIDタグをもとに、韓国人の遺体との見方を示している。

南北は続けて、「不必要な監視装置」を撤去し、必要な場合は協議のうえで、監視装置を設置するものとみられている。

26、27両日には、非武装化の確認も行う
今後は、非武装の要員70人が管理に当たる予定で、北朝鮮から35人、韓国と国連軍司令部から35人が派遣される


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平和の実現実行のお手本である日本国憲法の根本部分を、何が何でも壊したいと躍起になっているのがこの人。



















































この人たちの言う常識…軍隊を持ち、核武装する…?
こんなトンデモな連中の妄想が書き上げた自民党草案を、こんな風にゴリゴリ押し付けようとしています。

各小選挙区に改憲本部設置
【共同通信】2018年10月26日
https://jp.reuters.com/article/idJP2018102601002561

自民党憲法改正推進本部の下村博文本部長は26日、289ある党の衆院小選挙区支部に、憲法改正推進本部を設立する方針を記者団に示した。
改憲実現に向け、国民運動を展開し、世論の機運を高める
小選挙区支部長に宛て、年内の設置を求める要請文を、29日に送付する。

下村氏は、国会発議を受けて、憲法改正の是非を問う国民投票に触れて、
「過半数の賛成を得なければ改憲できない。自民党の国会議員が先頭に立ち、国民的関心を広げたい」と、設立の狙いを説明した。

支部の改憲推進本部では、憲法9条への自衛隊明記など、自民党改憲案への理解を広げるため、街頭演説や集会を開催してもらう。


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そりゃこんなこと言われるのも仕方がないかも。



この独裁者気取りの、軍の最高指揮官になりたいなりたいなりたぁ〜い男を、政治の世界から降ろさないと、本当にとんでもないことになってしまいます。
コメント

『#ケチって火炎瓶』は数百万円の金や暴力団の問題ではなく、安倍首相の政治生命が問われる重大疑惑!

2018年10月26日 | 日本とわたし
わたしもこの『ケチって火炎瓶』を、何度も書いてきましたので、以下の記事は衝撃でした。

この事件は、今からもう18年も前に起こっていたものです。
場所は下関市。
時は市長選挙の真っ只中。
この時からさらに6年前の、1993年に行われた衆議院選挙において、安倍氏と同じ山口1区から出馬し、安倍氏と共に初当選した古賀氏が、
満を持して、下関市市長選挙に、民主党推薦で打って出ていました。
その古賀氏、下関市の市長を1〜2期務め、地元地盤を固め、再度、衆議院選挙に出て、安倍首相と戦うつもりでいたのです。

安倍氏にとっては古賀氏の存在は脅威そのものでした。
衆議院選挙に出馬されたら、安倍氏が負ける可能性があることから、絶対に市長当選を阻止し、古賀氏の政治生命を絶つ必要があったと、地元の事情通の方は言います。

そこで、安倍事務所はどうしたか。
地元のブローカー小山氏に、安倍事務所側が推す江島氏のライバル候補、古賀氏への選挙妨害を依頼したのです。
この小山氏は、その見返りとして、彼自身が関わっていた計画道路の変更や、同じ市長選に出馬していた元市長の債務処理
(8億5000万円)を要求していました。
500万円とか300万円どころの話ではないのです。

だから、
『この疑惑は、『モリカケ疑獄』と違い、安倍氏本人の利得も関与も直にあることから、安倍首相の政治生命がダイレクトに問われる重大疑惑なのだ』
ということが、以下の記事を読むとよくわかります。

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<記事紹介>
安倍首相重大疑惑を知らしめた「♯ケチって火瓶」(SNS)の功罪(『月刊タイムス』11月号。本紙・山岡)

【Access Journal】2018年10月15日
https://access-journal.jp/12227

連続追求 
下関市長選を巡って魑魅魍魎(ちみもうりょう・いろいろの化け物)が跋扈(ばっこ・勝手放題にのさばり蔓延ること)


安倍首相宅放火事件の深い闇

ライバル候補を中傷して見返りを要求した末の犯行か

本誌の今年8月号に寄稿させていただいたお陰もあり、この間、筆者がスクープした安倍首相宅放火未遂事件に、深い闇があるとの事実は、かなり国民に知られるようになった。
前の記事をご覧になっていない読者のために、まずはこの安倍首相重大疑惑につき、ごく簡単に説明しておこう。

山岡俊介・ジャーナリスト


(まうみ注・文字の強調とカナふりなどは、わたしの一存で行いました)

ツイッターで疑惑が拡散

00年6〜8月、安倍首相の下関の自宅などに火炎瓶が投擲(とうてき・投げること)され、03年、地元のブローカー・小山佐市氏と特定危険指定暴力団『工藤会』組長らが逮捕された。

この放火未遂事件の原因は、99年4月にあった下関市長選で、安倍事務所側が推す江島潔氏(現参議院議員)のライバル候補への選挙妨害を、小山氏に依頼したことにある
99年7月、安倍首相自身もこの小山氏に会い、選挙妨害の〝見返り〟など、事後処理について密談していた

ところが、いつまで経っても〝見返り〟の約束が実行されないことから、小山氏は、これまでの書面による要求から一転、
別件で服役中に知り合った工藤会側に、火炎瓶投擲などの実力行使により約束を実行させるべく、〝追い込み〟を依頼した、という疑惑だ。

つまり、民主主義の根幹を否定する選挙妨害(しかも、反社会勢力に繋がる人物に依頼)に、安倍首相自身も関与しており、それが事実なら、首相はむろん議員の資格もないという重大疑惑だ。

事件自体は古いものの、小山氏は今年2月、懲役13年の満期で出所
5月に筆者に連絡が来て取材、証拠文書を入手したことから、この疑惑がいま浮上しているわけだ。

もっとも事が事だけに、大手マスコミは今風にいえば安倍首相に忖度して、まったく報じていない
国民の間にこの疑惑がかなり広まったのは、7月17日に、山本太郎参議院議員が国会で質問、人気アナウンサーの吉田照美氏が、自分の番組で度々取り上げてくれたこともあるが、
特に8月に入り、ツイッターで『#ケチって火炎瓶』という、この疑惑を報じたタグが現れ、8月下旬にはアクセス数が1位になったことが大きい。

ここに至り、親安倍派も無視できなくなったようで、同じツイッター上で反論を始めた。

結果として、今回の安倍首相重大疑惑を拡散してくれた『#ケチって火炎瓶』には、とても感謝している。
しかしながら、今回の疑惑を追求するまで、ツイッターをほとんどイジったこともなく、この手の情報に疎かった筆者ながら、
『#ケチって火炎瓶』は事実と異なる部分もある上、筆者は報じる疑惑を非常に矮小化した内容であることが判明したので、正確な情報を伝えるため、再度、この誌面をお借りした。


安倍首相自身も関与か?

この『#ケチって火炎瓶』だが、安倍事務所側が選挙妨害を依頼した小山氏は〝暴力団〟で、見返りに要求したのは500万円だった。
ところが安倍事務所側は300万円しか支払わなかったことから、小山氏は激怒して火炎瓶投擲に到った、という内容だ。

だが、小山氏は、そもそも暴力団に所属していない

だから、山本議員も、「暴力団と繋がりのある人物」と質問していた。
同じようなこととの意見もあるかも知れないが、暴力団そのものと〝それに繋がる人物〟は大きく違う。
そして、疑惑の相手は時の首相だ。
慎重を期して報じないと、どこで足をすくわれるかわからない。

さらに重大なのは、筆者が追求しているこの疑惑は、500万円とか300万円などという、セコイ内容ではないという点だ。

小山氏が要求していたのは、
下関市の発注する公共工事、小山氏自身が関わっていた市内の地上げ対象地区に、進出計画があったスーパー横を通る計画道路の変更
さらには、
問題の99年4月の市長選に出馬していた亀田博元市長の、8億5000万円の債務処理(小山氏は、安倍事務所側に、江島氏ではなく以前から懇意にしていたこの亀田氏を当選させるためと騙され、協力した疑惑もある)などで、
どう少なめに見積もっても、軽く億を超えるものだった。

その上、この疑惑は、単に安倍首相の国家老(くにがろう・江戸時代、大名が江戸に参勤中、留守を預って政務をとった家老)的な、下関市市長の利権を奪われないために依頼したものでもない

選挙妨害を受けた古賀敬章氏は、安倍首相が初当選した93年7月の衆議院選挙で、同じ山口1区から出馬(新生党)し、共に初当選した関係だ。
というのは、当時はまだ中選挙区だったからだ。

そして次の衆議院選挙(96年10月)は、小選挙区(選挙区は山口4区)となり、安倍首相は2回目の当選を果たした。
古賀氏(新進党)は落選するものの、安倍首相の約9万3000票に対し、古賀氏の約6万票と善戦していた。

その元代議士の古賀氏が満を持して、99年4月の下関市市長選に、今度は民主党推薦で打って出たのだ。

古賀氏は出馬時から、下関市長を1〜2期務め、地元地盤を磐石にしたら、再度、衆議院選挙に出て、安倍首相と闘うつもりだった。

「東大法学部卒。全日空勤務後、中川昭一衆議院議員秘書を経て、33歳で山口県議。県議2期を経て、政治腐敗からの脱却などを訴え衆議院議員になった、同じ下関市が地元で1歳違いの古賀氏は、安倍氏にとっても脅威だった
もし市長になられて、再度出馬されれば、安倍氏が負ける可能性だってあった
だから、自分自身のためにも、絶対に市長当選を阻止し、古賀氏の政治生命を絶つ必要があった
(地元事情通)

そこで、小山氏が、
「古賀氏は朝鮮人!当選したら、下関市は金王朝状態になる」などという差別的かつ虚偽の怪文書などを撒いたお陰かどうかは不明ながら、
ともかく安倍事務所側が推した江島氏(自民推薦)が、2選を果たしたのだった。

すなわち、この疑惑は、「モリカケ問題」と違って、安倍首相自身の利得も関与も直にあり、金額の多寡では到底計れない、安倍首相の政治生命がダイレクトに問われる重大疑惑なのだ。


マスコミはなぜ報じない

ところが、繰り返すが、『#ケチって火炎瓶』は300万円とか500万円の問題に甚だ矮小化され、また小山氏が〝暴力団〟と虚偽のことを拡散している

この不正確さ故、大手マスコミはなおさら取り上げず、野党も関心を向けないのだとしたら、実に由々しき問題だ。

その上、『#ケチって火炎瓶』の〝ケチって〟という表現自体も、そもそも正確ではない

300万円というのは、小山氏に選挙妨害を直に依頼した、安倍事務所秘書(当時)の佐伯伸之氏が、小山氏に絵画購入名目で同額を恐喝されたとして告訴、小山氏が99年8月に逮捕されたことから来ている。

しかしながら、筆者の取材では、この300万円の領収証が存在するのだが、その宛先は佐伯秘書ではなく、安倍首相の地元の後援者の名になっている。
「確かに佐伯秘書はカネを払おうとしたが断った。
すると今度は後援者がやって来て、妻がその絵画の画家の大ファンだという。
日参して懇願され、仕事にならないから、佐伯秘書とは関係ないと念押しして、その絵画を譲ってあげただけ」(小山氏)

にもかかわらず、しかも安倍首相と選挙妨害の事後処理につき、直に会って話し合い、互いに弁護士を入れて解決すると約束しながらこれを実行せず、直後に小山氏は逮捕される。
しかも、起訴猶予処分だったこと、絵画は領収証を書いた後援者の自宅にあったとの情報なども勘案すると、
安倍事務所側がでっち上げ逮捕して、小山氏を〝口封じ〟しようとした疑惑さえある

これが事実なら、そもそも『#ケチって火炎瓶』のいう、〝ケチって〟という表現自体、成り立たないことになる

他にも、私の階段転落事故と、ことさら今回の疑惑とを結びつけた陰謀論紛いのものなど、誤解を招き、隙を作り、結果として安倍首相側を利するような内容は多々あるが、
誌面が尽きたので、今回は『#ケチって火炎瓶』だけに止めた。

大手マスコミが報じないなか、ツイッターを始めとするSNSは、こちらの大きな武器であり、繰り返すが感謝もしている。

しかし、不正確な情報拡散をしては、我々は、先の自民党総裁選で石破茂候補が主張した、「正直、公正」を言えなくなる。

今回の体験を通じ、SNSの影響力の大きさと共に、その負の部分も実感している。

今後も、時間はかかってもいいから、愚直に、正確な情報を、着実に伝えて行きたい。
コメント

「安田純平さんの帰国を喜び合える社会」を日本が取り戻すために、わたしたちがするべきことは

2018年10月25日 | 日本とわたし
人質事件が起こるとワラワラと湧き出してくる『自己責任論』。
人質となって苦しんできた人を非難し、冷たい視線で追い詰める。
そういう行為がどれほど異常で凶暴であるか、それさえわからずにいる人が増えてきているのか、それとも増えているように思えるだけなのか…。

2004年の人質事件で『自己責任論』を振りかざし、政府に救出費用の請求を検討させようとしたのは、当時自民党幹事長だった安倍晋三氏でした。
そんな人がずっと何年間も、政権のトップの座に居座っているのですから、然もありなんということなのでしょうか。

でも、こんな社会は恥ずかし過ぎます。
見過ごしていてはいけないと思います。






安田純平さんの帰国を喜び合える社会を目指して
【レイバーネット】2018年10月25日
http://www.labornetjp.org/news/2018/1540478192641staff01

2018年10月25日
日本新聞労働組合連合(新聞労連)
中央執行委員長 南 彰
 
2015年からシリアで拘束されていた、フリージャーナリストの安田純平さんが、3年4カ月ぶりに解放されました。
人命と引き替えに金銭を要求する犯行グループの行為は卑劣で、真実を伝える目的を持ったジャーナリストを標的にすることは、言論の自由や表現の自由への挑戦です。
新聞労連としても、安田さんの「即時解放」を求めてきましたが、同じ報道の現場で働く仲間の無事が確認された喜びを、分かち合いたいと思います。

安田さんはかつて、信濃毎日新聞の記者を務め、新聞労連の仲間でした。
2003年にフリージャーナリストに転身しましたが、紛争地域の取材に積極的に取り組み、民衆が苦しむイラク戦争の実態などを明らかにしてきました。

その安田さんや家族に、「反日」や「自己責任」という言葉が浴びせられている状況を、見過ごすことができません。
安田さんは、困難な取材を積み重ねることによって、日本社会や国際社会に、一つの判断材料を提供してきたジャーナリストです。
今回の安田さんの解放には、民主主義社会の基盤となる、「知る権利」を大切にするという価値が詰まっているのです。

安田さんはかつて、「自己責任論」について、新聞社の取材にこう語っています。
 
「自己責任論は、政府の政策に合致しない行動はするな、という方向へ進んでしまった。
 でも、変わった行動をする人間がいるから、貴重な情報ももたらされ、社会は発展できると思う」

観光や労働の目的で、多くの外国籍の人が訪れ、また、移り住むという状況が加速している私たちの社会は、より高い感受性と、国際感覚が求められています。
そのベースとなるのは、組織ジャーナリズムやフリーを問わず、各地のジャーナリストが、必死の思いでつかんできた情報です。

解放された安田さんに対して、「まず謝りなさい」とツイッターに投稿する経営者もいますが、
「無事で良かった」「更なる活躍を期待しているよ」と、温かく迎える声が大きくなるような社会を目指して、新聞労連は力を尽くしていきます。

以上


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安田純平さんに高須克弥らネトウヨたちがまた自己責任論バッシング!
人質バッシングのルーツは安倍首相

【LITERA】2018年10月25日
https://lite-ra.com/2018/10/post-4334.html

2015年6月にシリアで行方不明となり、イスラム過激派組織「シャーム解放委員会」(旧ヌスラ戦線)に拘束されていたとみられる、ジャーナリストの安田純平氏が解放され、本日、成田空港に到着した。
 
今年7月には、黒づくめの人物から銃を突きつけられた状態で、「いますぐ助けてください」と、安田氏がオレンジ色の囚人服姿で訴える動画が公開されるなど、一刻も早い救出が待たれていたが、今回の解放・帰国の知らせは喜ばしい限りだ。
 
だが、その一方で、懸念されていたことが現実化してしまった。
またも「自己責任論」が、ここぞとばかりに吹き出しているからだ。
 
たとえば、高須クリニックの高須克弥院長は、24日にこう投稿した。

〈この人には敬意ははらえません。兵士ではない。
 兵士ならば敵に媚びる捕虜だ。
 出でくるときは定番の作法を守ってほしい。まず『恥ずかしながら・・・』と謝りなさい〉
(原文ママ)
 
さらに、ネット上では、安田氏の解放に安堵したり祝福するのではなく、安田氏に怒りを露わにしたり、糾弾するようなコメントが殺到

〈ムカムカする。実に腹立たしい。この三年半、掛かった費用を公開してほしい〉
〈あなたを助けるためにかかった諸々の費用はすべて負担してくださいね〉
〈無精ヒゲ剃らずに捕虜生活大変でしたアピールか? 帰国しなくて結構ですけど?〉
〈行くなと言われている場所に自己責任で行った結果でしょ?〉
〈次に誘拐されに行くのは何カ月後ですか?〉

 
Twitterやまとめサイトのコメント欄などに溢れる、〈どの面下げて帰ってくるつもりか〉〈国に迷惑をかけるな〉という非難の声……。
なかでも、Yahoo!ニュースのコメント欄は、ほとんどが自己責任論で埋まるという、異常な事態となっている。
 
しかも、今年7月に公開された動画のなかで、黒ずくめの人物に銃を突きつけられた安田氏が、「私はウマルです。韓国人です」と語っていたことから、
〈韓国籍のウマルだっけか? やっぱチョンだから助けたってわけ?〉
〈日本に帰ってくるなよ、韓国に行くか自害しろやwww〉
などという卑劣なコメントも、数多く投稿されている。

帰国の途についた安田氏が、メディアの取材に対して語ったことによると、
犯行グループから、「自分の本名や日本人であることは言うな」「韓国人だと言え」と要求されていたためだったというが、
ネット上では、安田氏解放のニュースに託けたヘイトコメントが、垂れ流されている状態だ。
 
そもそも、安田氏が拘束されている最中から、ネット上では、安田氏の自己責任だとがなり立てる声が多く寄せられていた。
とくに、安田氏が、拘束前の2015年4月にツイートした、
〈戦場に勝手に行ったのだから自己責任、と言うからには、パスポート没収とか、家族や職場に嫌がらせしたりとかで行かせないようにする日本政府を、「自己責任なのだから口や手を出すな」と徹底批判しないといかん〉という投稿をあげ、

「本人が口も手も出すなって言ってたんだから自己責任でしょ」と、あげつらう者が続出しているのだ。
 
一体、どこをどう読んだら、そんな話になるのか。

この安田氏の投稿は、
“ジャーナリストに自己責任を押し付ける政府には、ジャーナリストに足枷をはめる権利はない”と、政府による報道規制を非難しているのであって、政府が安田氏を助けなくていい理由になどまったくならない。
しかしこの国では、あたかも「国の命令に逆らう者を救出する必要などない」と考える人が、恐ろしく多いのである。
 
当たり前すぎる話だが、自国民の生命保護は、ほかでもない国家の責務だ。
それがたとえ犯罪者であったとしても、政府は法の範囲内において、人命を救うために最大限の努力をする義務があり、国民はそれを国家に要求する権利がある
むしろ、「危険地帯に勝手に行ったのだから自分の責任で何とかしろ」、などという大合唱が起こる先進国など、どこにもない。


◾️海外メディアは、日本の人質“自己責任”バッシングを「異常」と批判

実際、人質事件が起こると日本に沸き返る「自己責任論」を、海外のメディアは、“日本の異常な状況”だと見ている。
 
たとえば、2004年に発生した、イラクでの邦人3名の人質事件の際、日本では自己責任論が噴出。
とくに、現地でボランティア活動を行っていた高遠菜穂子さんが、解放後、「今後も活動を続けたい」と語ったことに対し、
当時の小泉純一郎首相は
「寝食忘れて救出に尽くしたのに、よくもそんなことが言えるな」と激昂した。
 
しかし、海外の反応はこれとまったく違った。
アメリカのパウエル国務長官が、
「イラクの人々のために、危険を冒して現地入りをする市民がいることを、日本は誇りに思うべきだ」と発言したことは有名だが、
フランスの高級紙ル・モンドも、
〈外国まで人助けに行こうとする世代が、日本に育っていることを示した〉と、高遠さんらの活動を評価。

逆に、日本に広がっていた人質への自己責任論については、
〈人道的価値観に駆り立てられた若者たちが、死刑制度や厳しい難民認定など、(国際社会で)決して良くない日本のイメージを高めたことを誇るべきなのに、政治家や保守系メディアは逆にこきおろしている〉と強く批判している。
さらに、
〈社会秩序を乱した者は、後悔の念を示さなければならないのが日本の習慣〉と、その特異性をも伝えていた。
 
アメリカのニューヨーク・タイムズも同様だ。
〈イラクで人質になった日本の若い民間人は、黄色いリボンではなく、非難に満ちた、国をあげての冷たい視線のもと、今週、故国に戻った〉と、日本国内の異常さを表現し、
帰国後も自己責任だと人質を追い詰める日本政府の態度を、
〈凶暴な反応を示した〉と非難。
〈(人質である)彼らの罪は、人々が『お上』と呼ぶ政府に反抗したことだ〉と、皮肉を込めて論及している。
 
また、イスラム国(IS)に後藤健二さんと湯川遥菜さんが拘束されたときも、イギリスのロイターは、
〈日本では、イスラム国人質事件の被害者を、攻撃する者がいる〉という見出しの記事を掲載。
〈日本政府の対応と、同胞である日本市民たちの態度は、西欧諸国のスタンダードな対応とはまったくちがうものだった〉
と、日本における人質への冷酷な受け止め方を紹介。
アメリカのワシントン・ポストも、2004年の邦人人質事件で起こった自己責任論に、再び言及している。
 
もちろん、海外でも、保守系政治家が自国の人質に対して、自己責任をぶつことがないわけではない。
たとえばフランスでは、2009年に、ジャーナリスト2名がテロ組織に拘束され、当時のサルコジ大統領は、2人のことを「無謀」と非難。
しかし、市民はこうした政府の姿勢に反発し、2人の救出を求める署名活動やコンサートが企画されるなど、国に対して積極的な対応を求めた
こうした世論がフランス政府を後押しし、結果、2名のジャーナリストは無事、解放されるにいたったのだ。


◾️自己責任バッシングのルーツは安倍首相だった!

だが、日本はどうだろう。
2004年の人質事件で、自己責任論をふりかざした急先鋒は、当時の自民党幹事長、安倍晋三氏である。
とくに、人質が解放された翌日の会見では、「山の遭難では、救出費用を遭難者に請求することもある」と発言、
政府に救出費用の請求を、検討させる姿勢さえ見せたほどだった。
この安倍氏をはじめとする政治家たちの、新自由主義的な自己責任の大合唱が、国民に浸透し、いまではすっかり根付いてしまったのである。
 
しかし、過去何度も繰り返されてきた、こうした自己責任論に対し、今回は、早くからそれを牽制する意見も出ていた。
たとえば、24日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)では、玉川徹氏が、
「自己責任論というのは、僕は否定しておきたいたいな、釘を刺しておきたいなと、ほんとうに今回、とくに思います」と述べ、こうつづけた。
「そもそも論から言うと、ジャーナリストは何のためにいるんだ。それは民主主義を守るためにいるんですよ」
「民主主義を守ってるってどういうことかっていうとね、民主主義だといっても、国なり企業なりで権力をもっている人たちは、自分たちの都合のいいようにやって隠したいんですよ。
でも、隠されているものを暴かない限り、私たちは正確なジャッジができないんです、国民は。
正確なジャッジをするためには、情報がいるんですよ。
その情報をとってくる人たちが、絶対に必要なんですね。
それをやっているんです、ジャーナリストっていう人たちは。
僕なんかはできていないです、そういう意味では。
フリーのジャーナリストは、命を懸けてやっているんですね。
いちばん危ないところに、こうやって行かれているんですよ、安田さんは。
そういう人を守らないでどうするんだと」

 

安田氏は、イラク軍基地訓練施設に労働者として潜入して、戦争ビジネスの実態をレポートした、『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社新書)を発表したり、
シリア内戦の、緊迫した凄まじい日常に肉薄する、現地取材を伝えてきた、貴重なジャーナリストだ。
しかも、安田氏は、自分勝手でもわがままを通した人でもまったくない。
国内の大手メディアが報じない、戦場やテロリスト組織の実態をあきらかにするために、つまり国民の知る権利を守るために、身体を張ってシリアへ渡ったのだ。
 
こうした民主主義を支える仕事ぶりに、敬意を払うどころか、みんなで同調して石を投げつける
なんと冷酷な国だろうかと溜息が出るが、これは、遠い国で拘束された人だけの問題などではない。
「国が助ける必要はない」などという意見が、さも当然のようにまかり通る国になった結果、
いまや保育園に入れないと現状の不備を訴えただけでも、「子どもをつくった人の自己責任」と跳ね返す者が現れるような、冷淡な社会になってしまっているということを、よく考えるべきだろう。
(編集部)


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コメント

マエストロと友だちとおしゃべりと

2018年10月22日 | ひとりごと
来年の秋か冬に、カーネギーの地下にあるザンケルホール(600席)で、ACMAのオーケストラとコーラスだけのコンサートをしようという計画があげられた。
ここ数年の間にメンバーが少しずつ増えてきて、今現在は30名強の弦と木管金管の奏者が集まった。
これまでずっと、その楽団の指揮を務めてきたアルベルトが、ACMAのエグゼクティブディレクターの役目をニールに引き渡し、指揮活動に重点をおくことにしたのだけど、
それでもまだ大変だから、副主席の指揮を引き受けてくれる人を探したいと言うので、わたしは勢いよく「やらせてほしい」と手をあげた。

「え?まうみ、指揮できるの?」
「は、はい!(多分…)」
「経験があるの?」
「は、はい!(ちょびっとだけど…)」

コンサートは一部と二部に分かれていて、一部はオペラからの10分以内の小曲とバッハのピアノコンチェルト第1番、モーツァルトのピアノコンチェルト、二部はブラームスの交響曲第1番全楽章。
新米のわたしは、二部のオペラの小曲とバッハを振らせてもらうことになった。
さっそく楽譜を取り寄せて、ユーチューブの動画を使ったり、鏡の前に立っての基礎練習をしたりして、それはそれは張り切って練習を続けた。

ブラームスの交響曲第1番を演奏することについては、わたしは賛成できなかった。
なぜなら、オーケストラはまだ起動に乗り始めたところだし、各自がそれほど素晴らしい演奏能力を持っているというわけでもないからだ。
曲はいつもアルベルトが決めていた。
今回、ティンパニー奏者が見つかったからというのが、ブラームスの曲を決めた大きな理由だと聞いて、さらに反対したくなった。
確かにあの曲はティンパニーの存在が欠かせないのだけど…曲の選定の理由としてはいい加減過ぎる。
でも、彼自身の中ではきっぱりと決まってしまっていて、それをどう説得しても変えられないとわかったので、曲の変更について話し合われることはなかった。

その後、わたしがはたして指揮ができるのかどうか、それを確認するための練習日が設けられた。
その時に突然、バッハの曲は却下されたことを知った。
ものすごく練習して、ほぼ暗譜していたから、かなりがっかりしたけれどまあ仕方がない。
その練習には、ピアノでオーケストラパートを弾くアルベルトと、コンサートマスターのバイオリニストとソプラノ歌手が参加してくれた。
2時間のリハーサルを終えて、大丈夫だとみんなを安心させることができたのだけど、その後、これまた何の知らせもなく、今度はオペラの曲が変更された。

変更を受けて、またその新曲のためのテストリハーサルが行われ、それにも合格した。
今回は、ソプラノとアルトのデュエットで、やはりテンポやリズムがコロコロ変わる指揮者にとってはやりにくい曲だけど、
川辺に咲く花を愛でる二人の女性の姿や、美しい花や小川の流れが目に浮かぶような素敵な風景を、オケと歌手と一緒に、音で表せたらいいなあと思った。

それからまた、新曲の練習を重ねた。
独学ではなく、きちんとレッスンにも通うことにした。
するとアルベルトから、「最初の合わせ練習は、オーケストラのメンバーが動揺しないように、僕が振ることにするよ」と書かれたメールが送られてきた。
「まずは僕が曲の大体の形をまとめて、そのあとまうみにバトンタッチする方法がいいと思う」
ということで、今度は彼のためのリハーサルをやることになり、わたしがオーケストラパートのピアノ譜を2日で仕上げ、木管楽器主席と絃楽器主席の2名、それから歌手2名が集まった。
わたしはその日、オケパートを演奏することに専念したのだけど、アルベルトの指揮に合わせているうちに、どんどん不安になっていった。

これまで、曲の却下や変更が、何の相談もなく行われてきた。
もしかして彼は、この曲も振りたくなったのではないのだろうか。
もやもや雲が胸いっぱいに広がってきて息苦しい。
そんな気分でリハーサルを終え、アルベルトにはっきりと聞こうと思ったら、彼の方から話があるから近くのスタバに行こうと声がかかった。
歌手以外のメンバーと一緒に店の中に入り、各自の飲み物を手に席に座った。

「あれからよく考えたんだけど、ザンケルホールでの失敗は許されない。質の良い演奏をしなければならないことを考えると、ブラームスは今のオケでは無理だと思う」
「…(だからあの時、わたしたちはあんなに反対したんじゃない。それをゴリ押ししたのはあなただったでしょうが)」
「で、ブラームスのかわりにベートーヴェンの1番をしようと思う」

モーツァルトとベートーヴェン。
無難といえば無難だ。
でも、聴く側のお客さんは飽きないかなあ…。
今回もまた、違う理由で、オケのメンバーは渋い顔をした。

結局、わたしの話は出来ずじまいで別れた。

街まで迎えに来てくれた夫との待ち合わせ場所に向かう。


もやもやとぶすぶすが入り混じった心と、急に冬になったみたいな寒さについていけない体が、わたしをどんどん不機嫌にしていく。

空はこんなに晴れているのに。


あのクレーンが落ちてきたら大変だ。


黒いビルの右側は、ぶっといパイプがくっついている。


夫よ、メンクイ亭でお腹がいっぱいになるまで、ずっと機嫌が悪かったわたしを許してください。


美しい音楽を演奏する人たちの間にも、良い世界を願って活動する人たちの間にも、政治は存在する。
エゴやプライドが過剰になると、大小さまざまな衝突が発生する。
言った言わない、やったやらない、聞いた聞かない、見た見ない…。
思い込み、勘違い、説明不足や説明過多が生む衝突が、あちこちにゴロゴロ転がっている。

SNSは世界を広げ、気持ちの疎通を妨げた。

キーで打ち込まれていく言葉に、発信する側が込めた気持ちは、受信する側が読んだ途端に、受信する側の望む姿に変わってしまう。
想像する力は、送る側も受け取る側も、相手を尊重しているかどうか、好きかどうかで、強くなったり弱くなったりする。

友だちも同志も、どうしたって他人なんだから、大事な話をするときや話を曲解される可能性が大きいときは、少なくとも電話で、できたら会って話をするべきだと、
春からこれまでの半年の間に、しみじみ考えさせられた。


それで、先週行けなかったふみこさんちに、のんちゃんと一緒に押しかけた。

いつもの超〜ウマな一品料理の数々(写真はねぎ納豆をお揚げさんに詰めて焼いたもの)と、とんでもなく玄人はだしの和菓子。




話が弾みすぎて、あっという間の9時間?!
それでもまだ足りない。
終わり頃にはあっこちゃんもやって来た。

彼女は今、本当に大変な時を踏ん張って過ごしている。
乗りきれるには相当な気力が要るだろうし時間もかかるだろう。
でも彼女は、SOSのサインを出してくれた。
だから助けたり手伝ったりできる。
そこには政治なんてまったく関係がない、助けてほしい人と助けたい人がいるだけ。
気持ちが先にきちんとつながっていると、SNSでも気持ちが通じる。
想像すること、尊重すること、思いやることがまず一番にある人と人は、気持ちを歪めたり歪められたりする心配が無い。


夫がバーベキューコンロで焼いてくれた焼き芋と焼き茄子…うまかった〜…。
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消費税上げられて、負担ばっかり増やされて、それで大企業減税のお手伝い?やってらんね〜!

2018年10月17日 | 日本とわたし


わたしが暮らしているニュージャージー州の消費税は、2年前は7%でしたが、去年に6.875%に下がり、今年はさらに6.625%に下がりました。
アメリカは51の州で成り立っていますが、州ごとに法律や税率が違います。
デラウェア州やニューハンプシャー州は、消費税がありません。
すぐお隣のニューヨーク市では、ニューヨーク州税4%に加えて、ニューヨーク市税4.875%がかかるので、ほぼ9%です。
だから高価なものを買うときにはニュージャージー州に来る、というのも珍しくありません。

けれども基本的に、生活必需品に対する消費税は、どの州もゼロです。
これは、我が家がとても貧しい暮らしが続いていた時期には、とてもありがたいものでした。
必要最低限の食品や衣料を値段のまま買える。
一つ一つの値段が安くても、積もり重なっていくものだから、月々の終わりに見直してみると、大きな助けになっていたことがわかりました。

話は逸れますが、ニュージャージー州の固定資産税は、全米51州の中で一番高いそうです。
とほほ…。
家を買うならニュージャージー州は避けた方がいい、などと言われているところで家を買った我々は、今月もヒィヒィ言いながらローンを払い終えました。
これが後何十年も続くことを思うと…いやいや、話を元に戻しましょう。

さて日本は、どんなに貧しい状況にいても、生きるのに必要不可欠なものであっても、何にでも一律にかかってしまう消費税率を、なんと10%にまで引き上げると政府が発表しました。
飲食料品と新聞の定期購読料の税率だけ、8%に据え置くなんて言ってますが、5%から3%に下げるかゼロにするというのではなく、すでに高い率の8%なんですよね。

税率10%引き上げについて、いろんな意見が飛び交っています。
目にしたツイートから、賛同する意見や写真をキャプチャーしました。
東京新聞の記事の後に載せておきます。

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消費税10%、来年10月 2%ポイント還元案
【東京新聞】2018年10月15日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018101590070511.html

安倍晋三首相が、15日の臨時閣議で、消費税率を予定通り2019年10月に、8%から10%へ引き上げる方針を表明することが14日、分かった。
景気悪化を防ぐ対策の立案を、関係閣僚に指示し、11月中にも大枠をまとめる。
増税時に、飲食料品や新聞の定期購読料の税率を、8%に据え置く軽減税率が導入されるため、準備加速を求める見通しだ。
 
高齢化で膨らむ医療、介護費への対応に加え、教育無償化を充実させる「全世代型社会保障」の実現に向け、財源の確保を優先する。
 
首相はこれまでも、リーマン・ショック級の出来事がない限り増税する、と説明してきたが、二度の延期が響き、認識が浸透し切っていない。
軽減税率では、事業者のレジ改修といった準備が遅れ気味のため、改めて増税方針を明言すると決めた。
 
景気対策は、今年12月に決める与党税制改正大綱や、政府の19年度予算案に盛り込む。
増税前の駆け込み消費と、その後の反動減を抑える。
国が補助し、中小店舗でクレジットカードなどを使ってキャッシュレス決済をした人に、ポイントを付与
期間限定で、増税幅2%を事実上還元する方向だ。
 
一定所得以下の住宅購入者に、最大50万円を支給する予定の「すまい給付金」の拡充や、住宅リフォームへの補助を検討
自動車関連の税優遇も強化し、購入時に課す新たな税金「環境性能割」を、一定期間免除する案が軸となる。
「国土強靱化(きょうじんか)」に役立つ防災・減災事業も、推進する可能性がある。
 
景気対策を盛り込んだ19年度予算案などを決定、国会に提出すると方針転換が難しくなるため、増税実施を巡る判断は、今秋から12月にかけてがリミットとみられていた。
 
15日の臨時閣議では、相次ぐ災害からの復旧費など、約9400億円の歳出を上積みする、18年度第一次補正予算案を決める。
全国的な防災対策を軸とした、年末の二次補正と合わせ、追加歳出は数兆円規模になる。

<消費税増税> 
税収の増加分は、少子高齢化などで膨らむ社会保障費に充てる。
民主党政権時代の2012年、自民と公明も含めた3党で、当時の消費税率5%を2段階で10%に引き上げることを決め、法制化した。
消費税率は、14年4月に8%へ上がったが、安倍晋三首相は景気低迷などを理由に、再増税を2度先送りした。


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クレジットカード決済でないともらえないポイント。
「すまい給付金」や住宅リフォームへの補助も、まだ検討しているだけです。
自動車関連の税優遇の強化も、自動車を買う際に課されることになった新しい税金「環境性能割」を免除してもらえるのも一定期間だけ。
よくよく読んでみると、家や車といった決して簡単に変えるものだけに限定された、そかもその補助や免除は期間限定の、というお粗末さ。
政府が勝手に決めた期間など、過ぎればなくなってしまいます。
上げる時だけ耳ざわりのいいことを言い、上げた後はしれっと知らんふり。
そういうことが何回もありました。

これは、今から30年も前の税収と2年前の税収を比べた表です。
なぜかほぼ同じ額の税収なのに、法人税が約半分に減り、消費税が約6倍?!


こういうことですよね。










































街に出て、経済の仕組みや現状を、わかりやすく話してくれる山本太郎議員。








大企業は、本来納めるべき税金を、年19兆円も『減税』。
そのおかげ?で、内部留保は雪だるま式に膨らんでいます。
そのお金を全額とは言いませんが国庫に納めるようにするのが、政治家ができる経済政策ではないでしょうか。
大企業の優遇を正す。
大企業から献金をガバガバもらっている自民党には、そんなことはできないでしょうから、野党が受け継げる体制を整えて、消費税率ゼロ、高くても5%止まりの政策を掲げてください。
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