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トヨタの代わりにスホイのスーパージェットと野菜でハバロフスクとの協力(1)

2013-05-03 | ラジオ
ハバロフスクを現在、経団連の視察団が訪問中だ。視察団の団長を務める住友商事のソネ・タカフミ顧問は、多くの日本企業が現在極東の、特にハバロフスク地方での事業パートナーシップに関心を持っていると語っている。
昨日(15日)、視察団は日本の実業界との協力を望めそうなプロジェクトのプレゼンテーションを受けた。そうした中にはスホイ社のスーパージェットの製造も含まれている。

極東のガス化プログラム実現に関し、日本の実業界にはガス供給用のパイプ生産が提案された。露日協力の可能性のありそうな分野として木材化学生産、木材加工、温室栽培も挙げられているほか、地元政府は将来性の高い方向性として、造船用、道路インフラ用の複合材料を用いた製品の生産を挙げた。
複合材料の割合の拡大が見込まれているのは、スホイ社のスーパージェット100の刷新バージョンも同様だ。これはハバロフスク地方コムソモリスクナアムーレ市の工場で生産が行われているが、この刷新バージョンでは、ロシア初の、いわゆるブラックウィングが使用される計画だ。
これは完全に複合材料のみで作られた翼で構造を軽くし、大小さまざまなユニットリソースを拡大する。

ハバロフスク地方のシポルト知事は、このプロジェクトには特別な注意が払われているとして、次のように語っている。
「我々の抱えるプランは、スーパージェット100、スーパージェット130、ビジネスクラスの航空機ほかの大量生産を行なうという壮大なものだ。 これは我々の誇りであり未来だ。というのもこれは新たな雇用を作り出す上、コンピューター技術とITを一つにまとめるものだからだ。
我々はハバロフスク地方に95社の参加を得て航空、造船クラスターを作った。この生産は最先端の科学をプラスするものであり、最も高い頭脳レベルの協力を行なうためのものだ。
このため我々にとっては日本は技術面から非常に関心の高い国となっている。というのもハバロフスク地方は原材料生産に従事するのではなく、高い知識を有する土地柄であり、航空機、船、潜水艦など最高レベルの技術と頭脳を要する生産を行なってきているからだ」
知事の発言だ。

トヨタの代わりにスホイのスーパージェットと野菜でハバロフスクとの協力(2)へ続く

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4月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル