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世界は北の核と共存を習得すべき(1)

2013-02-27 | ラジオ
北朝鮮の度重なる核実験に、国際社会が示した反応は十分に予測の範囲内だった。外交官たちは厳しい論調を展開し、北朝鮮に新たな制裁を布くとして威嚇している。
ところが実際の状況には、この手段はすでに常套のものというか、ほとんど儀礼的な社交的外交的なダンスとなっており、何の影響も及ぼすことがないのが普通だ。
北朝鮮は2006年から被制裁国となっている。この間、北朝鮮は2度の核実験を行い、3回のロケット発射実験を強行した。
柔軟路線もまた効果をもたらさないことが分かった。柔軟路線の支持者たちは、北朝鮮には善意をもって一方的に、ふんだんな国際援助を届け、指導部には誰のために、どんなふうにこの支援を使うのかとは問いたださなければ、北朝鮮は自らの核兵器を退けるだろうと期待した。
こうした柔軟な政策は1994年から2002年の間、そして(?)年から2008年の間、この2度にわたって行われたが、北朝鮮の核ミサイルの野望にはまったく影響を及ばしませんでした(変な言葉だな)。

北朝鮮が核プログラムに取り組み始めてからは、すでに半世紀以上が過ぎている。実際、このプログラムは当初からまず軍事的課題を負っている。北朝鮮の創始者、金氏が50年代の終わりに核爆弾の製造を夢見たからだという論拠もある。少なくとも80年代にはソ連の専門家たちは、北朝鮮が核プログラムの軍事路線を推し進めることに疑問を持っておらず、この件で心配することもほとんどなかった。北朝鮮は核プログラムに数十億ドルをはたき、犠牲者の数も少なくなかった。
このため今、外圧に負け支援を期待してプログラムを閉じるなどとは期待するほうが甘い訳だ。
北朝鮮が核ミサイルの地位を得ようと、邁進する背後には大きな理由がある。まず北の指導部は核兵器があればイラクやリビアがたどったような悲しい運命をなぞらない保障になると考えている。
第2に北朝鮮は核兵器なしには、ゆすり外交を行なおうにも限界があることをよく理解しているのだ。この理由を云々するのはかなり困難だが、北の指導者たちにこの論理が正しくないことを納得させるのはほぼ無理な話だろう。

(/)は何語を言ってるのか不明
影響を及ばしませんでした
以上が、ベテラン女性アナウンサー発した言葉

世界は北の核と共存を習得すべき(2)へ続く

「北朝鮮核実験」に続くもの―核拡散は止まらない
クリエーター情報なし
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2月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル