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小惑星が地球に接触することはない(2)

2013-02-10 | ラジオ
バラバノフ氏によると、現在、ロシアの天文学者の挙げての関心は、むしろ小惑星アポフィスに集まっている。
2029年、アポフィスは地球から3万6000kmの地点を通過するが、その7年後2036年、地球からわずか数千kmという距離にまで迫る。しかしバラバノフ氏は、それが地球の破滅の危機となることはない、と確信している。
「人類にとって危険な距離とは、即ち大気の上層の高度だ。もしも小天体が大気の上層すれすれ外を飛ぶなら、たとえば300kmから400kmの高度帯を通過するならば、何ら決定的な事態は生じない」
専門家のコメントを続けて紹介している。

小惑星は群落をなして」いる。つまり天体は何らかの天体集団に属している。DA14はと言うと、今、アポロ群と呼ばれるものに属している。ですが地球との接触は小惑星の軌道を修正し、いわゆる軌道軸を削減する可能性がある。
これによりってDA14は、新たにアテン群と呼ばれる群の一員に数えられるようになる。
ロシアの有名な宇宙飛行士エレーニン氏は、起こり得るシナリオに付いて次のように語っている。
「アテン群は小規模な集団であり発見が難しいのだ。この集団に属する小惑星は、普段は地球からの観測が適わない宇宙の深みに隠れているからだ。
DA14の軌道および物理的特性についても同様のことが言える。この天体が地球に接近した際は、ていたいの(?)今後の動きを予測するために、これを追跡しなければならない。ですが今後のその観測には困難が付き纏う。ですから、この小惑星はいささか危険なものとなるかも知れないとも言える」
エレーニン氏のコメントを紹介した。

学者たちによると接近、衝突について明確に予測するためには詳細な観測と、より正確な軌道の計算が必要だ。
現在、専門家たちは、楽観的な見立てを行っている。いわく、DA14が数年以内に地球と接触することはないと。しかしそれも彼らの計算が正しければの話だ。

「ていたいの今後の動き」って何だ???

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1月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル