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調停者の役割、野党に(1)

2012-10-03 | ラジオ
中国との領土紛争激化を背景に、日本の野党第一党、自民党の総裁に安倍晋三元首相が選出された。
自民党は衆議院解散総選挙の際、政権を取り戻すことを熱望している。観測によると、しゅそう(「しゅそう」って何だ???)経験者の安部氏が、現職の首相に返り咲くことも在り得るとされている。
新総裁、安倍晋三氏は対外政策上の強硬な立場で知られている。

しかしロシア科学アカデミー極東研究所・日本研究センターのパヴリチェンコ研究員は、タカ派で知られる安部氏も、新しいポストでは中国との関係においてレトリックを和らげる努力をするだろうと考えている。
「安部氏が選出されたという事実そのものが、党総裁選前の観測と合致していない。4人の候補者のうち、安部氏の人気は4番手であったのだから。
安部氏の思いがけない勝利は、世界における最近の出来事の主役を演じていたのが、他ならぬ中国問題であるという明確な結論に気づかせてくれる。
安部氏をタカ派だとか、ナショナリストだとか言う多くの人は忘れているらしいが、彼は首相在任中、アジア諸国が日本の軍国主義の象徴と見なしている靖国神社を訪れなかった。
推察するに彼の首相任期が、かくも短く終わった訳は、ただ自民党の人気の低下と時節が符号していたということに尽きる。
現在、日本で首相経験者に第2のチャンスが与えられることは稀だという事実に注意が向けられている。しかし現在起こっている出来事のロジックを見ると、もしかしたら安部氏は、再び自民党の総裁に選ばれたと同様、再び首相になる可能性もないとは言えない。
中国問題を解決するのに、安部氏は候補者の中で最も適任と判断された。実に中国問題は、すでら問題と呼べるものになっている。安部氏は対中政策において、いつでも積極的な関係構築を図ってきた」
研究員は、このようにコメントしている。

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調停者の役割、野党に(2)へ続く

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9月28日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル