1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

アジアへのガス輸出を拡大するロシア

2012-10-01 | ラジオ
ロシアはアジア太平洋地域へのガス輸出を拡大している。サハリン2プロジェクトの枠内で今年、液化天然ガスが日本のエネルギー(???)企業へ追加供給される。
サハリンのLNG生産能力は年間1000万トン。
これは世界のLNG生産量の約5%だ。

ロシアはこのプロジェクトのおかげで、世界のLNG主要輸出国入りを果たした。
サハリン州政府は、アジア諸国では現在、ガスの需要が高まり続けているため、サハリン3を建設して生産量を拡大する必要があるとの声明を表している。

ロシア石油ガス産業家連盟のシュマリ会長は、新たに生産される500万トンのLNGの需要はあると指摘し、次のように語っている。
「輸入国は多くなる可能性がある。福島第一原発での事故を考慮した場合、日本がその筆頭に挙げられる。
日本は現在、LNGの主要輸入国の一つだ。日本は世界のLNG生産量の約3分の1を輸入している。
ですが日本は今、カタールやインドネシア、マレーシア、オーストラリアなど遠くの国から輸入している。そのためサハリン3が建設された場合には、距離的に近い、このサハリン3が日本の需要を満たす可能性がある。日本は新たに生産される、500万トンのLNGを全て輸入する可能性がある。また韓国、そして今後の展望としては中国も輸入国となる可能性がある」
会長は、このように話している。

サハリン2プロジェクトに参加する、ロシアのガス会社ガスプロムは、これらを考慮し、東方ガス輸出計画を策定している。
シュマリ会長はロシア産ガスは原価が安く、価格も一般的なため競争力があると指摘し、次のように語っている。
「サハリン2プロジェクトと、オーストラリアあるいはマレーシアの工場の建設費を比較した場合、外国の建設費用は1.5倍から2倍高くなっている。ロシアの工場は、投資の視点から見て著しく安価だ」
会長は、このように話している。

サハリン3のための燃料は十分だと見られている。20年前に発見されたサハリン大陸棚のキリンスク鉱床は、現在も膨大な埋蔵量を誇っている。キリンスク鉱床では、近いうちにも海底採掘施設が稼動する。

(???)は声の出ない女性アナウンサーの不確実な言葉で何を言ってるのか不明

9月27日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル