1010 Radio

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アメリカ新政権が北朝鮮に加え始めた心理的圧力

2009-02-23 | ラジオ
アメリカ新政権は北朝鮮当局に対する、これまでにない圧力を持った
自分達の朝鮮半島政策を(?)た。
2月20日、クリントン国務長官は初の外国歴訪の中で、朝鮮半島問題
の(電波が弱く受信できず)痛みを感じるといった部分に圧力をかけたが、
このいわゆるショック療法は、逆効果になる可能性があるのでないかと
いった懸念が広がっている。
これに付いてロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしている。
クリントン国務長官はアメリカと北朝鮮の関係に付いて、北朝鮮当局が
韓国との対話を再開しないうちは、関係を持つことは無いと明言した。

以前アメリカ政府は、北朝鮮との関係正常化の可能性に付いて、それが
出来ないのは北朝鮮が核プログラムの放棄を拒否しているからだと説明
し、寧辺の核施設の稼動停止プロセスが進むことによって、アメリカは北
朝鮮に対する政治的、経済的制裁の解除開始へと動いた。そうした経緯
があるそのことは米朝関係が正常化するのではないかといった希望を抱
かせた。

これに対し今回のアメリカ新政権の、南北朝鮮関係に干渉しようといった
試みは、南北関係が凍結状態にあるとしても、米朝関係正常化に向けた
新たな損害を作りだすものだ。
北朝鮮の駐ロシア大使は19日、こうしたアメリカの態度に付いて受け入れ
ることは出来ないと述べた。
クリントン国務長官は北朝鮮当局を、前政権が好んで使った「悪政」という
言葉を使って北朝鮮国内の状況に付いて厳しく批判し、オバマ新政権とア
ジアの同盟諸国は北朝鮮で起こり得る、政権の交代に向け準備をしている
と語った。
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岸本 裕紀子
PHP研究所


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ロシアの朝鮮問題研究家は北朝鮮との対話において、政権交代のテーマ
はタブーであると指摘し次の様に続けている。
「金正日氏が噂されていた病気の後、職務に復帰したと判断出来るにも関
わらず、再び政権交代問題が出始めている。
そもそも北朝鮮の人たちは自分達の指導者の死とか、指導部交代後起こり
得る変革といった問題に付いて、どんなことにせよ話すのを病的に嫌がるの
だ」
ロシアの朝鮮問題研究家は、このように話している。

クリントン国務長官によれば、北朝鮮の新指導部からの挑発に対し、アメリカ
指導部が応じるリアクションのシナリオ(?)に予想しているということだ。
そうした背景のなかで19日、北朝鮮当局から南北朝鮮間の軍事紛争は時間
の問題だといった、威嚇的とも言える警告が出された。
残念なことにこの発言は北朝鮮が核プログラムを、完全に放棄するといった見
通しを遠ざけてしまっている。
ましてクリントン国務長官のソウル訪問を前に、アメリカは韓国に戦闘機の飛
行中隊と戦車を含む兵器を移動させているので尚更だろう。
おまけに米韓軍事演習が始まるのは、例年やっと半月後なのにも関わらず、
それらはもう演習や射撃訓練も実施している。

朝鮮半島における心理戦の新たな勃発に関連して、特に重要な意味を持って
くるのが北アジアにおける、平和と安全のメカニズムつくり関するロシア、アメ
リカ、中国、日本そして南北朝鮮の専門家たちによる協議だ。
そうした協議は20日、モスクワで行われた(?)で、この協議が朝鮮半島問題の
平和的解決を促す良い刺激となるよう期待している。

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(?)は聴き取れず

2月21日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル