1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

国際鯨テー

2009-02-20 | ラジオ
サハリンに生息するコククジラの群の一部が、カムチャッカに向かって移動
しているとされている。
世界自然保護基金のロシア支部の専門家らは、その原因は生き物の生活
を脅かすような、一連の石油天然ガスの計画がサハリンで実行されている
ことだとの見方を表している。

カムチャッカ沿岸には白イルカ、イエツバメ、北極鯨、ザトウクジラ、ヒゲクジ
ラそしてコククジラが生息しているが、専門家によればカムチャッカに向かっ
ているのは、成熟に達したコククジラのみだとされている。

サハリン大陸棚北東部の禁猟区は、こども鯨の授乳場所として残っている。
世界自然保護基金の代表者らはカムチャッカ地域では、これらの生き物の
平穏で豊かな暮らしが比較的保たれているとの見方を示している。
現在までにコククジラの移動はすでに4回確認されており、これに関連して研
究者らは出来るだけ早急に、コククジラのモニタリングを開始するよう求めて
いる。

2月19日は国際鯨テーとなっている。国際鯨デーは鯨が大量に処分された事
件から200年後の、1986年に国際捕鯨委員会が捕鯨禁止を決めた際に制定
された。

よくわかるクジラ論争―捕鯨の未来をひらく
(ベルソーブックス)


小松 正之,日本水産学会
成山堂書店


このアイテムの詳細を見る

2月19日放送 ロシアの声・ニュース

金融危機によるロシア・中国間の貿易の停滞

2009-02-20 | ラジオ
ロシアと中国間の貿易が、世界的な金融危機のために停滞した。
そして世界の経済問題が深刻化するにつれ、この否定的な影響が益々
大きくなっている。
この様にロシアの在中国通商代表が、新華社通信のインタビューに応
じて答えた。この話題に付いてロシアの声の評論委員は、次の様にコ
メントしている。
ここ数年間ロシアと中国は経済成長率の点で、世界で主要な立場を占
めてきた。
しかしながら現在の金融危機が世界的なものと呼ばれるだけあって、金
融危機はロシアと中国を含めた、全ての国家の経済状態に影響を及ぼ
している。

ロシア科学アカデミー極東研究所次長で、中国経済社会研究所所長は、
ロシアの声からのインタビューに応じそのなかで、金融危機がロシアにも
中国にも悪影響を及ぼしたとして、次の様に述べている。
「中国では金融危機の結果、先ず株式市場での株価の下落、繊維製品
などの輸出の大幅な減少、労働力の削減という形が現れた。
一方ロシアも金融危機の後遺症は、かなり深刻なものとなった。
これは原油価格の下落によるものだ。何故ならロシアでは原油価格がGD
Pの成長率を大きく左右するからだ」
ロシア科学アカデミー極東研究所次長で、中国経済社会研究所所長は、こ
の様に述べている。

ロシアと中国の貿易の成長率が低迷した原因は数多くある。
在中国通商代表が新華社通信のインタビューのなかで指摘したように、ロ
シアから中国への輸出品の中で原油、(?)、肥料、木材及び製材の価格が
低下した。
ところがこうした商品は、中国はロシアで買占めを行う品目の中で大部分を
占めているのだ。
昨年のロシア・中国間の貿易高が前年比18%増であったのに対し、2年前は
対前年比44%以上の増加であったことからも、世界的な金融危機が露中貿
易の成長率に如何に影響を与えているかが判る。

しかしながらこれに反した楽観的な予測もある。
例えば通商代表がインタビューの中で、今年下半期の状況は改善される可
能性があると発言したことが注目される。
昨年ロシアと中国は相互貿易の構図を変えることで、肯定的な成果を上げる
事が出来た。
このことを裏付けているのが、ロシアから中国へ輸出した商業用の電気機器、
工作機械が若干増加したということだ。
通商代表は来年2010年、ロシア・中国間の貿易高を600億ドルから800億ドル
程増加させる目的は達成されるだろうとの見方を示している。

(?)は聴き取れず

本当にヤバイ!中国経済―バブル崩壊の先に
潜む双頭の蛇

三橋 貴明

彩図社


このアイテムの詳細を見る

2月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル