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まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:愛宕山「千日詣り」に行ってきました!(2)

2008年08月02日 | 京都市右京区

先日、愛宕山の千日詣りへまじくんと出かけました。愛宕山にある愛宕神社は、火伏せ・防火の神様として知られ、7月31日の夜から朝にかけて参詣すれば、千日分の火伏せ・防火のご利益があるとされています。スタートから七合目までの様子は前ブログでどうぞ。

【20:54】神社への入り口の提灯が見えてきました。門をくぐると、広場があり、飲み物の自動販売機とお店(缶ジュース200円・ペットボトル300円)がありました。(この前にも9合目あたりに1軒だけ飲み物と名産のお店がありました)やったー!!!大喜びのまじくん、ジュースを飲んでから「もう、てっぺんについたでー!すごいやろ!」とパパに電話をしました。

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さて、護符はどこかな?と見渡すと・・・まだ参道が続いています。 なんと!まだ本殿じゃなかったんですねー(^^;)気を取り直して、再び登り始めました。

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【21:16】やっと本殿に到着です!本殿にお参りして、古い護符を納め、新しい護符(大1,000円・小500円)を頂きました。

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山頂の温度は、麓より10℃気温が低いそうです。半袖では寒いので、上着を着ました。(やっと着いた本殿は人もいっぱいで厳かな感じで、気軽に写真を撮る気分になれませんでした。あしからず。)

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【21:30】夕御饌祭(ゆうみけさい)ホラ貝を拭きながら山伏が登場し、ゴマ焚きの神事が始まりました。なにやら呪文?を唱え、各方角に弓を放ちます。放った弓は頂けるようで、競って取りに行く人がいました。

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【21:50】最後まで見てみたかったのですが、すでに10時近く、まじくんが眠たくなる前に急いで下山しないといけません。

暗い中、急な階段や坂道を降りるのは、登るより気を使います。ここからは、カメラをしまって、ひたすら降りることにしました。暗い坂道を降りれば降りるほど、よくここまで登ってきたとつくづく思いました。足は痛いし、急ぐと転びそうだし・・・やがて、眠くてしかたないまじくんはぐずり始めました。「抱っこは?おんぶは?」と何度も言います。

登るときは、鬼コーチのような気分で、叱咤激励しながら来ましたが、帰りは、厳しい言い方をすると、疲れと眠気で泣き出しそうになります。「だっこは無理だよ。よけいに危ないしね。せっかく一人で登るって決めたんだし、少しでも抱っこしたら、ひとりで登ったったことにならないよ。」「こんな所まで登ってきたまじくん、すごいねぇ。」「しんどかったら、休んでいいし・・・」と、やさしく言い聞かせました。(半分は自分に言い聞かせた感じですけど・・・)

周囲の人も「かんばれ!」「えらいなー!」「もう少しやからなー」「転ばんようになーと声をかけてくれます。そんなやさしい声にも答えられないくらいまじくんは疲れ果て最後は泣きながらの下山でした。

P1140061【0:10】ようやく、麓に到着です!約束通り、だっこもおんぶもなしでした!だっこして降りてあげたくても、すでにまじくんの体重は20キロ近いので、私には無理ですし、おんぶして、転んだりしたら共倒れですからね。本当に、無事でよかったです。まじくんは最後は晴れ晴れとした様子でしたが、私は安堵感で泣きそうでした。無事で本当によかった・・・。(T0T)

帰りは、再び京都バスに乗って、嵐山に戻りました。深夜にもかかわらずバスは満員で、まじくんは、見知らぬお姉さんに席を半分譲ってもらい、一緒に座りました。逆方向からは、まだまだ清滝に向かう満員のバスが来ました。千日詣りは夜明けまで続きます。午前2時にも神事があるそうです。

P1140064「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さんへは月参り」という古歌がありますが・・・愛宕さんへ毎月っていうのは(@@)信じられません!交通機関が発達した現在では、伊勢へ月参りなら行けそうですけどね。(^^)V

さて「火迺要慎(ひのようじん)」の護符の千日のご利益がきれる3年後、まじくんは小学3年生、今度は泣かずにいけるでしょうけど、私は大丈夫かな?いまだに筋肉痛です。まじくんは、翌日いつもより2時間ほど遅く起きただけで元気はつらつでした。すごい!(@@)

(1)でお伝えしたように、深夜でも子供連れがたくさんいます。小学3年生ぐらいなら、心配なく登れると思います。また、年配の方もたくさんおられました。杖をつきながらマイペースで登る人、修験者のごとく走りながら登る人、にぎやかに団体で登る人、本当にたくさんの人が参加しています。

愛宕山 http://www.kyoto-atago.jp/

おまけ:参道は自動販売機など水分補給をする場所がないので、必ず水筒などをお持ち下さい。今回は、水筒と凍らしたハンディパックのドリンクを持参しましたが、それでも足りず山頂で缶ジュースを買いました。また、山頂は寒いので、上着を持参しました。食事は、暑さと疲れで食欲が出ないので、事前に摂っただけでした。(下山した時、麓のお店で麺類などを頂くこともできます)そのほかに、小さな子はヘッドライトや懐中電灯が必需品です。杖は、麓のお店で売っていて、山頂で記念に焼印をしてくれるとのことでしたが、子供には大きすぎます。登山用の折りたためるピックがあれば便利です。なお、トイレは本殿の手前の広場にしかありません。