リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

リタイアしたらゆったり、のんびりは言うが易し

2019年08月26日 | 日々の風の吹くまま
8月25日(日曜日)。☀☀。8月もあっさりと最後の週になって、夏もちょっと最後のひとがんばりかな。それにしても今年の夏は「涼しかった」という印象が強い。ときたま暑くなった以外はごく平均的な気温だったそうだから、これがバンクーバー圏の普通の夏のはずなんだけど、何かパッとしない感じだったのはその前がふた夏連続して異常に暑かったせいだろうな。いつもより雨が多かった気もするし・・・。

疲れが出るほどの夏でもなかったのに、何となくばて気味というか、だれ気味というか。何と言うか時間を追いかけるのに忙しかったような気がする。リタイアしたら時間の足がこんなに速くなるとは思ってもみなかったな。仕事に追われる毎日にさよならして、後はゆったり、のんびり・・・というのがリタイアすることの趣旨じゃないかと思うんだけど、現実は甘くなかったなあ。カナダでの共働きの年数に日本での高校を出てから勤めた年数を合算したら、ほぼ50年近く働いた勘定で、50年を「半世紀」と言い換えると長いなあという感じがする。その間に棚上げしていた「やりたいこと」がうず高く積み上がって、リタイアしてからそれっとばかりに張り切りすぎたきらいもあるかな。だって、ゆったり、のんびりのリタイア暮らしには「人生の残り時間」という厳然とした枠があって、それがどれだけのものか知る由もないから、ついつい「今こそがやりどき」と腕をまくってしまうんだよねえ。

もしかしたらこれがワーカホリックのなれの果てなのかもしれないけど、ここらでちょっとペースを緩めた方がいいのかな。リタイア暮らしはあせらず、あわてず、ゆったり、のんびりのマイペースで・・・は言うが易しで、現実はそうはなかなか簡単には行かないものらしい。カレシがリタイアを勧めて来たときに、主婦業に専念するのは再就職するような感じがするから、今まで仕事に費やしていた時間はカレシと同じように自分のために使うよと宣言したんだけど、長年の在宅自営業でいつも仕事と家事がどうしようもなく交錯していたから、自分の時間と家事の時間の線引きもけっこう難しいところがある。

ま、新学年が始まる9月1日が今年は切りのいい日曜日だから、今週はあわてず、あせらず「リタイアばて」を退治して、来週からは心機一転でゆったり、のんびりのリズムをつかめるように・・・あら、そこでがんばったら、結局は元の木阿弥になってしまいそう。やれやれ、何を考えているやら、もう。