リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

これでカルカソンヌに行ける!

2019年08月14日 | 日々の風の吹くまま
8月13日(火曜日)。☀☀。また、夏。ほんとにあっという間に8月半ば。リタイアしてからの方が何だかんだとずぅ~っとバタバタしている気がする。現役のときは仕事が忙しくても仕事にどっぷり浸かっていればよかったからかな。でも、その仕事三昧の日々も今はもう遠い昔になったような感じ。まだリタイア歴7ヵ月半なのに・・・。

開店を待つばかりの「桜寿司」は、きのうがんばったおかげで、今日は「電気工」の帽子を被って7個ある米粒ライトのワイヤをバッテリパックにつなぐ仕事。手がワイヤストリッパーの握り加減を体得したようで、細いワイヤの被覆を剥がすのに軽くちょいちょい。店の内外のライトが全部点灯するのを確認して、屋根を糊付けして、店の前にメニュー板と自己流で作った植木鉢を置いて、これも自己流で取り付けた木のパーツで色の違いが気になるところをアクリル絵の具でちょいちょい。はいっ、おまちどぉ~。「桜寿司」、新装大開店!

   

   

午後にトラベルエージェントのジェフから来年の地中海クルーズの後でカルカソンヌへ行くプランができて来たからメールしたと電話。さっそく見たら、バルセロナで船を下りたら、運転手兼ガイドが迎えに来て荷物ごとカルカソンヌへ。カルカソンヌには3泊して、2日間午前中ガイド付きのプライベートツアー、午後は自由行動。バルセロナも3泊で、カルカソンヌから車でホテルまで送ってもらって、翌日は1日中ガイド付きプライベートツアーで、次の日は自由行動。最後にホテルからバルセロナ空港まで送ってもらうという日程で、費用はホテル(朝食付き)と専属の車と運転手/ガイド、船/空港の送迎が付いて、全部でざっと180万円。うはっ、ミシュランのレストランとか5つ星ホテルとかこれでもかと「豪勢」をてんこ盛りにしたクルーズ会社のツアーと比べたら半分以下。カレシもぐいぐいと乗り気になって、さっそく手配のお願い。

ついでに出航前日にローマに着いた方が無難というジェフのアドバイスを受けて、じゃあどうせなら3泊してローマ見物もしちゃえ。クルーズ会社ご用達のホテルはバカ高いけど、トロント経由の飛行機が遅れたりしても船に乗り損ねる心配がないのはいいな。帰りの便はミュンヘン経由のルフトハンザ。12月のクルーズのニュージーランド航空と共にどちらもまだ乗ったことがないから、おまけの楽しみというところ。去年のキャセイ航空のように「大いなる失望」で終わらないといいけど、そこは乗ってみないとわからない。まあ、旅行でもミニチュア作りでも、「何これ」的な要素もお楽しみのうちだと思うから・・・。


ロープウェイのロープを切ったのは誰だ?

2019年08月12日 | 日々の風の吹くまま
8月11日(日曜日)。☁☂☁。予報の雨は夜の間は降らなかったけど、昼ごろからしょぼしょぼ。寒いので、ウォーキングはサンフランシスコで買って来たフード付きの薄い長袖のTシャツ。ちょっと寒かったので真っ先に探して、フィッシャーマンズワーフのおみやげ屋でセールになっているのを見つけた10ドルの掘り出し物。この夏はほんとに「涼しい」という感じがするな。30度の日もあったことはあったけど、だいたいは平年並み(最高気温22度くらい)かそれ以下。最低気温が平年より高めなので作物には影響はないらしい。夏至の頃に比べると日の出は50分も遅くなってほぼ6時、日の入りは50分早くなって8時半。夏至の頃は10時になっても北西の空に薄明かりが残っていたのになあ。もう1ヵ月とちょっとで秋分の日か。

国際的なスキーのメッカであるウィスラーへ行く途中のスコーミッシュという町の近くにあるスタワマスチーフ州立公園で、午前4時ごろにロープウェイSea-to-Sky Gondolaのロープが切れて、30個のキャビンのほとんどが地面に落下して破損したというニュースが飛び込んできてびっくり。入り江や壮大な滝や登山家に人気の通称「ザ・チーフ」と呼ばれる世界で2番目に大きい花崗岩の一枚岩(標高700メートル)を一望にできるということで、ウィスラーのPeak-to-Peak(ウィスラー山とブラッコム山を結ぶロープウェイ)と並んで観光や結婚式に大人気だったんだけど、当面は無期休業。

観光客で大賑わいの日中の事故じゃなくて良かったねと言っていたら、警察から「ロープは意図的に切られたもの」という発表があってびっくり。犯罪事件として捜査しているということで、真っ先に頭に浮かんだのが「エコテロリズム」。ロープウェイの建設までには先住民や環境保護派といろいろあったと記憶しているからだろうけど、ロープウェイが運行していなくて誰もいない時間帯に起きたというのもきな臭いし、最近はリベラリズムそのものがイライラしていて過激化しつつある感じがするから、ありえなくはないと思うな。

世の中、ほんとに何だか息苦しくなって来たと言う気がするけど、ま、リタイアしてのんびり暮らすつもりのワタシは1日中まるで禅の修業みたいにミニチュア作り。すし屋の店内を整えて、ちゃんと割り箸を添えて、グリルには魚の開きや貝を置いて、新装開店まであとひと息・・・。

   


何かしらいろいろと忙しい土曜日

2019年08月11日 | 日々の風の吹くまま
8月10日(土曜日)。☁☁。天気は下り坂らしい。半袖で外に出るとちょっと寒いくらい。それでもダスターで(あまりないけど)埃を払って、箒で掃いて、モップをかけたら汗だく。カレシは、おとといシーラが来てくれたので、今日はごみを集めてまとめただけで、バスルームの掃除は「休み」。ついでに洗濯機を回して、土曜日の「家事」が一段落したところで、ランチにするチャウダーの仕込み。寒い(涼しい)日は熱々スープが何よりのご馳走。Simply Delishのチャウダーミックスにジャガイモとセロリを加えて、出来上がる頃に冷凍のアサリとコーンをどっさり。一度に2人前ランチが3回分できあがり。スープがことこといっている間にウォーキングに行って来て、これでもう午前中がおしまい。

上海のセレナから郵便局からワタシ宛に発送した小包の中身は何だという電話があったというメール。ミニチュアのバーのキット2個なんだけど、アマゾンを通して買おうとしたら中国の税関で差し止めになって、注文はキャンセル、返金ということになったので、個人でなら大丈夫じゃないかと思ってセレナにお願いしてあったもの。ハイテク部品なんかまったく使っていないものなんだけど、何が気に入らないんだろうな。アマゾンで再度注文した分は、到着予定が「8月20日から9月11日の間」と言って来ただけで、どこかで引っかかったという知らせは来ていないし、売り手は前にも注文して無事に届いたところなので、大丈夫だろうと思うけど、ほんとにどうなってるんだろう。セレナは「中身を説明すればいいのよ」とあっさりしたもんだけど、かの国のお役人はむらっ気みおたいだから、どうなることやら。

午後はミニチュア寿司屋の「完成写真にはあっても説明もパーツもない」小物作りに大奮闘。ついでに写真にもない割り箸や醤油の入った小皿まで作ってしまった。(箸がなきゃどうやって食べるのよ。)寄り目がちになった目を戻すのにFBをのぞいていたら、ケイトからティーパーティへの招待。ブリティッシュコロンビア大学婦人クラブが本拠にしているハイクロフト邸の保存財団が主催するもので、テーマは『不思議の国のアリス』のきちがい帽子屋のお茶会。ワタシは大学は出てないけどケイトとは仲良しだし、ハイクロフト邸はArts Clubのレセプションで何度も行っているので、日曜日の午後だからちょっくら行ってみよっと。帽子着用はオプションで、被って行った帽子がベストに選ばれたら賞品が出るらしい。ワタシが持ってる帽子といったら、クルーズで寄港したフィリピンのプエルトプリンセサでもらったぶかぶかのバナナの葉の帽子。あれ、被って行こうかな。

午後、さぁっと通り雨が降って、雨上がりに買い物に出たら空気が何とも新鮮。Save-On-Foodsでは郊外チリワック名産のとうもろこしのスペシャルセールをやっていて、朝もぎのが3本で99円でやっすぅ~いっ!さっそく太いのを3本買ったけど、秋の気配がして来たような・・・。


気になっていた目の不調が解決して気分さっぱり

2019年08月10日 | 日々の風の吹くまま
8月9日(金曜日)。☁☁☀。ちょっとばかり涼しい感じがするけど、まあ、平均的な夏の日かな。みんな「今年は涼しいねえ」なんて挨拶を交わしているけど、ほんとは去年、おととしと2年連続で異常な猛暑だったせいで涼しく感じるだけの話。でも、暑くないおかげで、夏には付き物の森林火災も去年、おととしのような甚大な災害にはならずに済んでいるから助かる。だって、2年続けてメトロバンクーバーの空が流れて来た煙に覆われて、大気汚染もかなり危険なレベルだったから。

午前中のうちにミニチュア寿司屋の玄関横の「陳列棚」を組み立てる作業。棚や品書きを貼り付けた壁と正面の壁をうまく合わせてベースに取り付けるのにひと苦労。陳列棚は米粒ライトを糊付けした2枚の棚を取り付けるのに、2本ずつある細いワイヤが何ともじゃまっけで、またひと苦労。この寿司屋キットにはライトが7個もあって、残りは入口の「ちょうちん」2個とカウンター上の照明2個で、全部カウンター上に取り付ける吊り戸棚の内側のバッテリーパックにつながるしくみ。

今日はだいぶ前に床に落として大騒ぎして見つけた右のコンタクトレンズが不調で、2時15分に眼科の予約。特に縦の線を見るとギザギザの光が走るので、レンズが歪んでいるかもしれないと思い、視力や角膜に影響がないかどうか検査してもらうのが目的。レンズを入れたままでの検眼では視力に変化はなかったけど、目の表面の検査では眼球に異常はないけど、「レンズが傷だらけ」。やっぱりねえ。それで明るいところでギザギザが見えたんだな。ということで、レンズを研磨することになって、ついでにすぐに薄膜ができて見え難くなっていた左のレンズも磨いてもらうことにした。「1年以上経っているので、研磨しても改善しなかったら取替えましょう」とバクラ先生。うん、今日のところは眼球には異常がないとわかって気分さっぱり。見え難いこともあって何となくストレスになっていたのかな。目は大事にしないとね。

左右両方のレンズを預けて来ちゃったので、いったん帰宅して、スペアに取っておいた1代前のレンズを装着して買い物。焦点がちょっぴりずれているけど、研磨したレンズが戻ってくるまでのがまんで、目の前が明るくなって世の中がはっきり見えるのはうれしいね。左も曇らなくなったので、夜はミニチュア寿司屋のシェフ。白い不織布のご飯にフェルトのネタ。ここでまたひと工夫もふた工夫もしながら、鉄火巻とかっぱ巻、太巻を作って、イクラは軍艦巻でなくちゃと細かく切ったフェルトでイクラを作って、卵焼きの握りには海苔の帯がなくちゃと黒い紙を巻いてと大車輪。ぶっちぎりでヘンてこな「桜寿司」が開店する日は近い・・・かな?

   
   寿司、寿司
  
   
   開店を目指して突貫工事中


誕生日にはちょっとばかりごちそう風に

2019年08月09日 | 日々の風の吹くまま
8月8日(木曜日)。☁☀☁。カレシの76歳の誕生日。ご当人は「年を取るのをやめたから、誕生日なんてもうどうでもいいんだよ」。へえ。ワタシは今だに自分の誕生日がうれしいけどねえ。まあ、両親の間に命を授かった経緯からして何ともシュールっぽかったワタシが、生きるか死ぬかの岐路に生まれて来たけど、何とか「生きる」方向に進めたから今存在するわけなので、毎年の誕生日はそんな自分がいろんな「普通」のものさしから外れていてもちゃんと生きているんだということを確認する日。

シーラがバスルームの掃除に来てくれて、「お先に失礼したけど、ハッピーバースデイ」。あはは。シーラはカレシより10日だけお姉さん。最近はバンクーバーの家の留守番サービスが億劫になったと言って、一番古くからのお客の家以外はお断りして、ニューウェスト市内の自分のアパートに腰を落ち着けて、犬や猫の預かりサービスや市内のお客の留守宅の庭や室内植物の水やりサービスにシフトしているんだとか。「かなりのお金を払ってもらっていても、バンクーバーとの間を行ったり来たりするガソリン代がタイヘンなの」とシーラ。そうだろうなあ。我が家は旧居時代から1日2千円で留守番してもらっているけど、車を満タンにしたら5、6千円は軽く吹っ飛ぶもんね。うん、近場にいるのが一番。我が家なんかその気になれば歩いて来れるんだし。

ランチの後、ウォーキングがてらマーケットに行くまで「寿司屋」のミニチュアと格闘。何しろ英語の説明書はちんぷんかんぷんだし、完成写真には確かに「ある」のに手順もパーツも「知りませぇ~ん」だったりで、まあよくこんなものを作って売れるなあと、ただただ感心。しまいには写真にあって説明書にない道具ラックとフック、そこにかけるお玉とフライ返しを「創作」してしまった。

   

さて、カレシの誕生日だから、ちょっといつもとは違ったメニュー。スペアの冷蔵庫にずっと入っていたロゼのシャンペンでリダクションを作ろうと思い立って、せっかく開けたんだからと、サケの刺身をスモークサーモンで巻いたのを焼き海苔で巻いた前菜に添えて乾杯。「これ、スシ?」とカレシ。う~ん、すし飯を使っていないからただの海苔巻きじゃないかな。続いて(自然に塩味の)サンファイア(珊瑚草)と一緒にオーブンの上火で焼いたホタテ。そしてメインはノンフライヤーで焼いてよけいな脂を落とした鴨の胸肉(ソースはシャンペンリダクション)。サラダの後はデザートにマカロン。ハッピーバースデイ!

   

   

   


マンションでのコミュニティ作りは難しい

2019年08月08日 | 日々の風の吹くまま
8月7日(水曜日)。☀☀☀。きのうよりは少し過ごしやすい感じなので、また少し(1度くらいかもしれないけど)気温が下がったのかな。ま、急に猛暑になって、急に普通に戻るよりはずっと楽なことはたしかかな。それでも、ストレス太りする癖のあるワタシは暑さがストレスになってか、ちょっと夏太り(と言っても1キロ以下だけど)・・・。

今日は第1水曜日の月例のコーヒークラブの日なので、コーヒーやクッキー、ナプキンやタオルを用意して10時ちょっと前に1階のパーティルームへ。夏の盛りだから、もし誰も来なかったから今回限りでクラブは中止しようと思っていたけど、相棒のドリスが来て、隣のフィットネスジムにいた中国人の女性2人が来て、同じフロアのエリザベスが来て、そのうちにジョティも立ち寄って、4人分いれておいたコーヒーが足りなくなってしまった。いつもやめよっかなぁと思うと人が集まって来て、「じゃあ、また来月ね」ってことになるから不思議。閉店セールみたいに宣伝しているわけじゃないのに、どうしてなんだろう。

でも、エリザベスは認知症が本格化しないうちにオンタリオから来るパートナーと戸建てに落ち着くつもりで部屋を売りに出しているので、いつ引っ越すことになるかわからないし、ドリスも90歳になってさすがに「介護付きアパートを探そうかしら」なんて言い出すようになったので、ワタシが不在のときにクラブを引き受けてくれる人がいなくなりそうだし、ワタシもリタイア暮らしが思いのほか忙しくなって来て、月1回でも予定の調整が付かない日が出て来そうな情勢なので、11月を最後に終止符を打つことになるんじゃないかな。ドリスについては2人の時間の都合が合うときに外のコーヒーショップに連れて行って話し相手になってあげればいいわけだし。

毎年8月に管理組合の理事会が主催していたバーベキューパーティも、去年は参加すると返事した人たちの半分しか来なかったので、(何かと多額の出費が重なった)今年は時間と労力と費用のムダだからと計画さえしていないそうだし、賃貸に出ている部屋を中心に人の出入りが多い集合住宅で「コミュニティ意識」を育てるのほんとに難しいなあ。結局は、ロビーやエレベーターでの個々の出会いから自然に発展する友だち付き合いを大切にして行くしかないのかな。今、26階建て168戸のうちで特に親しくしている人たちを数えたら10人以上いるんだけど、そういう付き合いの方が誰の負担にもならなくて、みんなにとって快適なのかもしれないな。


人類よ、旅に出よう

2019年08月07日 | 日々の風の吹くまま
8月6日(火曜日)。☀☀☀。連休明け。まだ猛暑の域だけど、何となくちょっとだけ涼しくなった感じがする。カレシのとワタシの別々のウォーターボトルにグリーンティを作って、冷えたのが好きなカレシのは冷蔵庫。ワタシのはオフィスとプチアトリエの間を行ったり来たり。スーパーで売っているコーヒーチェーンのTim Horton’sのティーバッグだけど、ほんのりとレモングラスの味がして、冷えていてもいなくてもいい味。

トラベルエージェントのジェフからメールで、来年のクルーズの後でカルカソンヌに寄り道するプランの提案。それによると、5月3日にバルセロナで船を下りたら、クルーズに同行するデイヴィッドとジュディの宿泊先に大きな荷物を預けて、夕方の列車でカルカソンヌへ直行。翌日1日はガイド付きで観光して、次の日は自由行動。翌朝の列車でバルセロナに戻ってさらに3泊して、5月9日にバルセロナから帰国。クルーズ会社のより自由時間がたっぷりだし、ずっと安く上がるよ、とジェフ。カレシがさっそく興味を示していたデイヴィッドに電話。もしも2人が参加することになったら、荷物置き場になる宿泊先の留守中3泊分を半分負担するとカレシから提案。人数の追加は問題ないと言うことで、ジェフに見積もりを取ってもらうことにした。

クルーズは10日間だけど、出発地のローマに前日に着くように手配を頼んであるので、さらに6泊7日の寄り道旅行を加えたら結局は2週間半のながぁ~いバケーション。まあ、長い旅行が出来るのはリタイア暮らしならではのことだし、そういう贅沢ができるのもお金と健康がある今のうち。もう5年もすればカレシは80代に突入して、旅行そのものが億劫になっているかもしれないしね。ほんとにのんびりとあちこちを旅して回って、それを楽しめるのは体力のある今しかないんじゃないかと思う。カレシにそう言ったら、「今年の12月と来年の4月、5月はクルーズだから、来年の秋はまた東京の番だな」。ええ、またぁ?「友だちや家族と会って、食べて飲んでして遊ぶんだよ」。そうだねえ、見に行きたいところは見ちゃったもんね。「オリンピックの後だから静かでいいと思うよ」。うん、そうだろうねえ。

旅と言うものは、若いときは行きたいところ、見たいものがたくさんあっても時間とお金がなかったのに、年を取ると時間とお金はあっても頭と体の方が思うように動いてくれないから皮肉なもんだ。でも、いったん旅に出たら、若者にも年よりにも何かしら新しい発見があって、それなりにその人の世界観が豊かになるんじゃないかと思う。そう、人類よ、旅に出ようよ。


先が思いやられるなあ

2019年08月06日 | 日々の風の吹くまま
8月5日(月曜日)。☀☀☀。三連休最終日。今日もあっつぅ~い。午前中に最大限に日が差し込む金魚鉢オフィスは10時過ぎにはもう30度。カレシが自分の横にある窓を開けたがらないので、ここだけはダイソンのタワーをがんがん回して日陰に入るのを待つしかないけど、後はリビングの窓や直射日光が差し込まないバルコニー側のパティオドアを開けて風を通せば、よほどの猛暑でもない限りクーラーがなくても快適。

バルコニー側のレクルームはいつも涼しいので、朝から「今月のミニチュア」の制作開始。まずはベースになる床と外壁2面に壁紙?を貼って、床の隅に目の粗い布で覆った「畳敷き」の小上がりを貼り付け。何しろ説明が舌足らずの「説明不足」なもので、今いちよくわからないから何回も拡大鏡で写真を見ての作業で、かなり手間ひまがかかりそうな予感。説明書の順序だと、壁2面を床に取り付けてから屋根の垂木を並べるんだけど、それだと内部に細かなパーツを取り付けるときに手の小回りが利かなくなるのがはっきりしているから、まずは正面の壁の内側に付けるものを付けてしまうことにする。

というわけで、ドアと窓を付けたんだけど、はめ込んだ枠の色も様子も写真とはまったく違うので、ここで最初の「どぉしよぉ~」。結局、昔1/12のドールハウスを作っていた(未完成に終わった)ときの使い残し材料の箱をかき回して、ワニスを塗ったバルサ材を見つけて、サイズに切ってドアと窓の枠をカバー。まあ、これで何とか体裁が整ったけど、窓の桟は色を塗らないとかっこうがつかないな。(よし、明日でもウォルマートで学校教材の絵の具セットを買って来よう。)今日の最後の作業は入口の上に掲げる「寿司屋」の看板。ここでまた「何だ、こりゃ」。

キットについて来たのはピンクの桜の花とローマ字の「Sushi」という奇妙奇天烈なシロモノ。こんな看板、スシ屋が溢れているカナダにだってないよぉ。というわけで、ググッて見つけたイメージをサイズを調節して印刷したものを代用して、何とか「オトナの寿司屋」の看板。何だか今から先が思いやられるなあ、もう。何とか解読した中国語によると、このキットを製造したのは広東省広州の会社で、(蘇州にあるRobotime製以外の)残り全部も住所が広州。何なんだろう、この違い。思うに、蘇州のは新興企業だけど、広州の3社は昔ながらの輸出向け「中国製品」メーカーなんだろうな。つまり、ウォルマート様ご指定の品質水準なのか、あるいは単に技術の変化に追いついていないだけってことか・・・。

   
   左下がオリジナルの看板


買いだめたドールハウスキットはみんな中国製

2019年08月05日 | 日々の風の吹くまま
8月4日(日曜日)。☀☀☀。三連休中日。あっつぅ~いっ。ニューウェストミンスターの予想最高気温は28度。で、体感温度は33度だって。でも、夏真っ盛りだったらこんなもんかな。まあ、テレビやラジオからBack-to-school sale(新学期セール)のコマーシャルが流れ始めたら秋はすぐそこ。9月から新学年が始まるので、この時期に新しい通学用品やら学用品を買い揃える習慣があって、量販店などはどこもかしこも大々的なセールをぶち上げるけど、学齢期の子供を持つ親たちは数万円にもなる出費は頭痛の種だし、子供たちには楽しい夏休みの終わりが近づくうれしくない時期でもあるかな。アマゾンがラジオで流しているコマーシャルのメロディは何と「蛍の光」・・・。

今日はカレシもワタシもだらけモード。でも、何もしないというのもけっこう疲れるから、本棚の上や下に積み上げた箱を眺めて、ぼちぼちと次のミニチュア選び。今あるキットの箱の数は11個で、これに注文して発送済みの4個と中国から来る2個を加えると17個。さらに上海のセレナがアリババから調達してくれた2個を週明けに発送すると言って来たので、箱の数は全部で19個。その中で、「寿司屋」と「居酒屋」は2個ずつ、「バー」は4個(セレナからの2個はまたキャンセルされたときの保険)、完成第1号の「パティオ」が1個あって、作りながら誰にプレゼントするかを考えるのも楽しみ。月1個のペースでやっても1年半かかる勘定だけど、ま、中国製だから1年後、2年後にも手に入るか保証がないので、文字通りの買いだめ。

あれこれ考えた末に「寿司屋」に挑戦することにして、テキサスからの2個目について来たPDF版の英語説明書を印刷。最初に作った3個とは別のメーカーのもので、パーツの品質はそれほど違わないけど、説明書の方はオリジナルの中国語版さえいい加減で、英語版は写真を観察してやっと解読できるようないんちき英語。これじゃあ、すでに数をこなして経験豊富な人でなければ完成に持ち込むのは至難の業だろうな。それに比べると、最初の3個のメーカー(Robotime)はまともな企業という印象で、直接注文してみた4個はアメリカの倉庫発送で、通知メールのリンクから配達状況の追跡もできる(現在ケンタッキー州を通過中で、配達予定は7日)。おかげでアマゾンのマーケットプレイスについていろいろと勉強になった。

おもしろいのはRobotime製以外はいかにも女の子向けのデザインなこと。ピンク色が中心で、オルゴール付き(どれも『天空之城』)で、中にはアニメ風のぎょろ目の人形が付いていたりで、中国人の「カワイイ好き」は日本人に勝るとも劣らずだなあと感心。これをいかにして「大人のドールハウス」に仕立てるかも挑戦のうち・・・。


またまた三連休の週末

2019年08月04日 | 日々の風の吹くまま
8月3日(土曜日)。☀☀☀。BCデイの三連休初日。みんなどこかに行ってしまったと見えて、いたって静かなもの。こういうときはお湯がいつもより熱いので、さっそく食洗機にクリーナーをセットして「消毒機能」でオン。ついでに洗濯機もクリーニングと思ったけど、シーツ類を剥がして入れてしまったので、こっちは洗濯の方が先。ダスターをかけて、箒で掃いて、掃除機で始末して、モップをかけたら、顔中に大汗。暑いからとパティオドアを開けていると、何だsかやたらとサイレン。救急車だったり、消防車だったり、パトカーだったりと、忙しいこった。

ウォーキングに行って来てランチが済んだ後ば、カレシはスカイプレッスン3回、ワタシは「お暇」。きのう届いたキットの箱を開けて、説明書を出して、おっ、ちゃんと英語だ。ああ、良かった。これは毎年(カレシの)英語レッスンのお礼と言って(ワタシに)Ritualsのローションやクリームを送ってくれるエスターへのクリスマスプレゼント。今夫氏のハインツが運転する大型キャンピングカーでオーストリアのあたりを旅行している彼女にはぴったりだと思う。ワタシのミニチュア作りは「作る過程」が一番の楽しみなので、プレゼントにすれば1度作ったものでも2度、3度と作れていい。だんだん良くなる法華の太鼓と言うしね。

   
   旅の空は・・・

先週でき上がったキッチンは何かもの足りない感じがしていたんだけど、はたと思いついて作ってみたのが「ゴミ入れ」と「ハンドタオル」。ごみ入れは黒い厚紙で楕円の輪を作って底を貼り付けただけのものだけど、ごていねいにも小さく千切った紙を丸めて「ごみ」を作って入れたら、カレシが爆笑。ハンドタオルは温室で使い残した布を切って、両端を糸を抜いてほぐしたのをシンクの縁にちょいとかけてみたら、あら、後片づけが終わったばかりみたいで、何だか生活感が出て来たかな。ワタシはドールハウスに人間やペットを入れると「魔法」が消えてしまうと思っているので、人形なんか使わずに誰かが住んでいるっぽい感じを出せたら最高にうれしい。

   
   ごみ入れ。あふれる前にごみを捨てないと

   
   後かたづけが終わったら、くつろぎタイム

晩ご飯が終わってのんびりしていたら、どこからか肉の焼けるいい匂い。三連休だから、今夜はあちこちで盛大なバーベキュー。流れて来る匂いがあまりにもおいしそうだったので、バルコニーに出て鼻をひくひくさせたら、ハァ~ックションッ。ちょっとばかりこしょうの効きすぎじゃない、そのステーキ?


電話で始まって電話で終わったような1日

2019年08月03日 | 日々の風の吹くまま
8月2日(金曜日)。☀☀☀。ブラインド越しの朝日がまぶしくて目が覚めた。雨が降ってるはずじゃなかったの?今日は大雨だって言うから遮光パネルを入れないで寝たのに、もう。もっとも、ルーフデッキには夜の間に雨が降った形跡があったし、バルコニーの植木鉢が傾いていたので、一時は荒れ模様だったらしい。だとしたら、俊足の域に入りそうな雨足だこと。

(またもや)三連休前の金曜日というわけでもないだろうけど、今日はやたらと電話が鳴る。午前中にはトラベルエージェントのジェフとのやりとりが2回あって、その後に888で始まるのが5分間に3回。これはトールフリーの番号だからスパムだろうと判断して放置。その同じ5分間の間にさらにBC州全域の市外局番の番号から立て続けに2回。発信人はアラブ系の名前で、そういう知り合いはいないので無視。どっちも放っておけばボイスメールにつながるんだけど、どっちもメッセージはなし。ずっと続いている例のロボコールは、1日の回数こそ減った感じだけど、まだ14個の番号をとっかえひっかえしてかけて来る。番号は全部ブロックしたけど、かかって来たときに1回だけ鳴るのですぐにわかる。んっとに、まぁだしっつこくやってるんかい。ある意味で神経戦だな。

ランチの後で今日のウォーキングを兼ねて、ダウンタウンに行ってカレシの運転免許証の更新。オフィスはメトロタウンが一番近いんだけど、いつも外まで長い行列ができているので、ワタシのときは20分で更新できたバラード駅そばのを推奨。オフィス街なので、1時半あたりに行くとちょうど昼休み組と早引け組の間で比較的空いている、いわば穴場。受付で番号札をもらって、待つこと20分でカレシの番。病気がどうのこうのと聞くから、1年と8ヵ月前に心臓の手術をしたと申告したら、「ちょっと待ってください」。マニュアルらしきものをひっくり返して、他の人に聞いて、戻ってくるなり「大丈夫です」。はあ?何でも12ヵ月以内の場合は(運転しても大丈夫と言う)医者の診断書が必要なんだって。写真を撮る段階で、係の人に冗談をかましたせいで「笑ったから撮り直し」。パスポートの写真もそうだけど、にっこりしちゃいけないのよ、こういう写真は。

ちょっと買い物をして来たので、駅からバスに乗って帰って来たら、あら、消防車が2台、ロビーにはけっこうな数の人。お隣さんのジャネットがいたので何があったのか聞いたら「間違いだって」。点検していた消防士が「戻っても大丈夫ですよ」と2台のエレベーターのロックを解除してくれたので、満員御礼で23階へ。後で聞いたところでは、エレベーターのメンテをやっていて誤って火災警報を鳴らしてしまったとか。三連休の前でぼけてたんじゃないだろうな。晩ご飯の後はトロントの弟デイヴィッドからの長電話。その後だらだらしていたら、また電話。アマゾンだというので返事したら、雑音の中でやっと聞き取れたのが「アマゾンの配達でぇす」。もう8時すぎなのに配達なんてと思いつつマンションの前て待っていたら、「アマゾンの配達」は何とレンタルトラックでやって来た。連休前にアルバイトでひと稼ぎってことかな。それにしても、電話で始まって電話で終わるヘンな1日だった。


偽善者に気候変動対策を教示されてもねえ

2019年08月02日 | 日々の風の吹くまま
8月1日(木曜日)。☁☁。このところ何となく蒸してるなあと感じていたけど、今夜半から夏としては珍しい大雨になって、明日は雷を伴う雨が降るところもあるという予報。雷雨もこの辺りではけっこう珍しいから、ほんとにヘンな空模様。

今日から8月。もう8月。あっという間に8月。何だか知らないけど今年は時間の足がやたらと速くて、もしかしたら地球の回転が速くなってるんじゃないかと思ってしまう。そうでなくても宇宙船「地球号」はいつだってちょっぴりふらついているのに、最近は世界のあちこちで猛暑になったり、グリーンランドの氷がどんどん溶けたりして、いわゆる「気候変動」のめまいでくらくらしているらしい。そこで、それはタイヘンだ、何とかしなきゃと、芸能界や社交界の「Aリスト」と呼ばれるセレブ中のセレブたちが、地球を救うための知恵を出し合うために地中海はシチリア島でグーグルが主催する「気候変動サミット」に集まっているそうな。

ところが、きらきらセレブたちはほとんどが自家用ジェット機やヘリコプター、豪華ヨットで到着して、超高級リゾートに滞在して、燃費の悪い高級車を乗り回し、夜ともなればユネスコ世界遺産になっている遺跡でのディナーパーティやエネルギーをふんだんに消費する派手な照明やテクノロジーを駆使してのロックコンサートに興じたという話で、世界のメディアから「偽善者キャンプ」だと揶揄されるしまつ。何しろ飛んで来た自家用ジェットだけでも114機もあって、何百トンだかのCO2を大気中にばら撒いた勘定になるそうだし、メガヨットなどは1時間あたり2千リットルもの燃料を使うんだそうな。そうやってエコなんて知ったことかという勢いで集まって来た(自)意識高い系セレブ活動家たちは、知恵を絞って気候変動の危機的状況を論じて、我々(無知蒙昧の)一般人が人類の愚行から地球を救うためにどうすべきかを教示しようというわけで、セレブたちの偽善的な本性が丸見え。

インターネットやソーシャルメディアの隆盛のおかげかどうか知らないけど、セレブ世界は偽善者で溢れかえっているという印象を受ける。環境や人権を守る活動そのものが崇高なものなのは間違いないけど、どう見たって自分のイメージを高めたり、自己陶酔に浸るためにやっているような偽善活動家が増え過ぎると、運動そのものがパワーを殺がれてしまいかねない、とワタシは思うんだけど・・・。


クルーズ業界も潮目が変わりつつあるとか?

2019年08月01日 | 日々の風の吹くまま
月31日(水曜日)。☁☀☁。2人そろって目が覚めたのは8時半。寝すぎだと思ったけど、考えたら寝たのが夜中過ぎだったから、普通に8時間ぐっすり眠ったと言うことで、朝から元気いっぱいの気分。水曜日はカレシのスカイプレッスンの「定休日」なので、今日は本気でだらだら。(ルーフデッキのコンクリート壁部分のひび割れを修理しに来るので午後は出られないと言うこともあるけど。)

昼前にトラベルエージェントのジェフから電話が来て、「クルーズ後の陸上パッケージは高すぎるよぉ」。何でも4泊5日の料金はローマからバルセロナまでの10日間クルーズの2倍なんだそうな。げっ。クルーズの料金にはバンクーバーから往復するビジネスクラスの飛行機代も含まれていて、どっちもオールインクルーシブなんだけど、「何しろプライベートに運転手とガイドが付くパッケージだからねえ」。なぁるほど、上には上があるってことだなあ。クルーズと大名旅行を合わせると総額がクルーズだけの場合の3倍。げげぇっ。上げ膳据え膳のオールインクルーシブの気楽さを発見したばかりだけど、プライベートなパッケージ旅行と聞くと何となく窮屈そうに思えてしまうのは、私たちが根っからの庶民階級の生まれ育ちだからかな。

というわけで予約は取りやめ。でも、行きたかったカルカソンヌはバルセロナから車で3時間ちょっとのところにあるので、ジェフが行先をカルカソンヌに絞った1泊か2泊のパッケージを組めるかどうかリサーチしてくれることになった。私たちの方でも、ドイツに住むカレシの生徒のエスターが夫氏と一緒にバルセロナまで来て「行きたいところに案内するわよぉ」と何度も言ってくれていたので、カレシが明日のレッスンでエスターに相談することになって、どうやらカレシ念願のカルカソンヌ訪問は実現しそうな勢い。ドイツのライネからバルセロナまでは相当な距離なので、カレシは無理しなくていいよと言ったら、「キャラバン(RV)で行くから大丈夫」。ちなみに、エスターは元ツアーガイドで夫氏のハインツは元観光バスの運転手。

ま、地中海クルーズは10ヵ月も先なので、話は12月のオーストラリア/ニュージーランドのクルーズの寄港地での観光プログラムにシフト。今日発表になったばかり(料金の提示がない!)で、ここでもメルボルンから出てタスマニアでまた船に合流する2泊3日のたっかそうな「寄り道」パッケージ。ま、14日のうち船上で過ごす日が6日もあるせいかもしれないけど、各地で大型クルーズ船の寄港を規制しようという動きもあるから、競争が過熱気味のクルーズ業界でも潮目が変わりつつあるのかもしれないという気がしないでもないな。