リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

2桁インフレが迫る中で勝手に育ってくれる野菜に感謝

2022年06月23日 | 日々の風の吹くまま
6月22日(水曜日)。⛅🌤☀。夜の間はかなりの雨が降っていたようだけど、朝は暖房が入っていなかったし、起きてからだんだんに晴れて来て、何だか天気の変わり目という感じ。きのうは27度になっていた日曜日の予想最高気温がまた29度に戻っていて、おまけに高温注意報発令中。ただし、金曜日から火曜日までのことだそうで、来週の水曜日にはまた20度前後に戻ると言う予報。でも、よく考えると、ワタシが若かった頃は真夏でも気温が25度を超えることはあまりなくて、快適でいいなあと思っていたっけ。毎年のようにあっさり30度を超えるようになったのは今世紀に入ってからのような気がする。



いつまでも低温が続いたおかげで、バルコニーもルーフデッキもプランターに植えた野菜の育ちが遅くてやきもき。でも、今日はバルコニーのトマトの鉢にぽっちんと黄色い花がひとつ。おお、トマトの花の第1号だっ。カレシが腐りかけていたミニトマトを土の入ったポットの上に放置していたら、しっかり根が生やしたので、そのままにしておいたら芽が出て、葉が伸びて来てびっくり。ちゃんとした鉢に植え替えたらどれもどんどん伸びてつぼみを付け始めたからまたびっくり。花が咲いたと言うことはミニトマト2世ができるのかな。ルーフデッキでは、プランターや大鉢に去年収穫しそこなったホウレンソウやレタスやパセリが花を咲かせて種を蒔いて、勝手に芽を出して育っているので、園芸ルームで育てて植え替えたレタスと一緒に摘み菜として収穫。去年植えたコリアンダーもまた勝手に伸びて来ているし、いたるところにケールが生えているし、バルコニーでは植えた覚えのないミントがすくすく。ま、勝手にただで育った野菜を採りたてで食べられるのが、カレシの「びっくり玉手箱」式園芸のいいところ。

世界中でインフレのニュースが溢れているけど、カナダでも物価指数は先月5月に前年比7.7%上昇して、BC州だけを見ると8.1%で40年ぶりの高水準。その前の4月には6.8%だったから、インフレが加速しているという感じだな。ガソリンは何と48%も値上がりしたし、食料品もほぼ10%アップで、そのうち食用油は30%、野菜や魚はそれぞれ10%と11%で、値上がりのペースが遅いのは肉類だけ。乳製品も生産者価格の引き上げで、これからぐんと高くなりそう。来月からは75歳以上の老齢年金が10%引き上げになるけど、満額でも7万円以下だから増えたと言う実感はないだろうな。ラジオからは政府系の労働組合や教員組合が「賃上げで報いるのにふさわしい仕事をしている」と盛んにアピールしているけど、今年はスト続発の年になりそうだな。私たちが揃って州政府の公務員だった1980年代初めも2桁インフレで、2桁の賃上げを要求してストをしたっけ。同時に2人とも収入がなくなって、家のローンが払えなくなったら大変だと、ストの真っ最中に民間に転職先を見つけて、スト明けの初日に退職願いを出して上司を泣かせたワタシ。あの時の転職でワタシのキャリアの方向が変わった結果として今の悠々自適のリタイア暮らしがあって、今のところインフレを傍観していられるわけで、人生って、長い間にどこで何がどう転ぶかわからないもんだな。

暑くなる前触れなのかどうか知らないけど、今日の空の雲は白い雲、灰色の雲、黒い雲が入り乱れて、動きが忙しないもので、1日中カメラを持ってうろうろ。何と75枚も撮ってしまった。夕方になって、南の空を遠くの山並みに沿って一列縦隊で進む雲の子供たちがかわいいね。ほんとに雲の表情はいつ見ても見飽きることがない。日没は午後9時20分。まだたっぷりと雪を被っているベーカー山がピンク色に染まって、あしたはいい天気になりそうだな。






コメントを投稿