リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

買い占め騒動でシニア専用の優先ショッピングタイム

2020年03月24日 | 日々の風の吹くまま
3月23日(月曜日)。☁☀☁☂。世の中、静かになっちゃったもんだ。下の6番ストリートを走る車の数もいつもの月曜日よりもぐんと少ない。歩道の人影は1人か2人連ればかりで、それもちらほら。ニューウェスターは一般におっとりしているから、その社会感覚は(グローバルでオサレな都市を標榜する)バンクーバーの人たちのそれとはかなり違うってことかな。だからこそ同じように増えているフィリピン人やエチオピア人はかなりうまく溶け込んでいるのに、既得権意識の塊みたいなキツラノなどのバンクーバーの裕福な地域で育ちながら止む無く(よりによって)ニューウェストミンスターに「都落ち」せざるを得なかったみたいな中流ミレニアル族が浮いて見えるのは何となくつんけんしているからかもしれないな。

朝のウォーキングから帰って来たら、顔見知りのおばあちゃんと正面玄関でばったり。英語がかなり不自由で、足元もおぼつかないけど、いつも老人用の補助歩行器をゆっくり押して朝のコーヒーを買いに出かけている。でも、今日は歩行器の上にいつものコーヒーの代わりに何とトイレットペーパーのパック。よく見たら道路向かいのLondon Drugsのレジ袋で、そこは開店時間の8時から9時までの1時間をシニアと障碍者の専用タイムにしたばかり。ということは、トイレットペーパーが必要になったら、ちょっと早起きして駆け込めば買えるということで、まさに「朝めし前」。でも、いつも残り2、3個になると12個入りを買って来ていたので、トイレのタンクの上に2個ずつ置いてあるのを含めて在庫は11個だから、あと1ヵ月半は大丈夫かな。

行きつけのスーパーSave-On-Foodsの他に、我が家から徒歩3分以内の範囲に大型ドラッグストアが2件(Shoppers Drug MartとLondon Drugs)があって、買いだめ、買い占め騒ぎがあった後で次々と開店後あるいは開店前の1時間をシニアと障碍者だけのショッピングタイムにすると発表し、スーパーの真上にあるウォルマートも仲間入り。シニアの場合はだいたい60歳か65歳以上という線引きで、買い物客で込み合う前に生活必需品を買えるようにという計らい。ニューウェストの「6丁目商店街」は小都市の中心にあって、ショッピングモールを囲むように高層マンションが数棟、徒歩10分ほどの範囲には3階建ての古いアパートが何棟も並んでいて、シニアの人口がかなり多い。買い物はモールまで歩いて行くから、そこへバンクーバーやバーナビーから車で来た買占め族が4つの店で必需品を買い占めてしまうとお手上げ。

今はどこでもいろんな商品に数量制限がかかっているし、徒歩で来るシニアは自力で運べる量だけ買うので、朝一番に専用タイムを設けても棚が空になることはないと思う。カナダはほんとに高齢者にやさしい国だなあと実感することが多いけど、ニューウェストではもっとやさしい。まだバンクーバーの住宅地の戸建に住んでいたら、買い物なんか徒歩圏外で大変だったと思うから、5年前に思い立ったときにさっと転居したのは正解だったね。


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