リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

外国語は浸透圧式に覚えられるのか

2013年11月14日 | 日々の風の吹くまま
英語教室夜の部に出かけたカレシが「誰も来なかったから、新年まで休講にした」と30分く
らいで帰って来た。夜の教室はいつも生徒数が不安定。初級クラスなので、移民して来た
ばかりで「とりあえず」という軽い気持で来る人や、(気乗りがしないけど)移民支援団体に
送り込まれて来る人も多くて、まあ、生徒のモチベーションはかなり低い方なんだろうな。ボ
ランティアを始めた頃は教え方が悪いから生徒が来なくなるのかと悩んだカレシだけど、経
験を積んだ今はさっさと休講にして、ネイバーフッドハウスに「8人集まったら連絡して」。

いくら母国で高学歴で高給取りの専門職だったとしても、カナダでは英語で十分なコミュニ
ケーションが取れないと雇ってもらえないから、移民申請では高いポイントが取れた資格も
経験も宝の持ち腐れになってしまう。ケベック以外では英語が「国語」なんだからあたりまえ
の話なんだけど。そこでIELTSのスコアを要件に加えたわけだけど、IELTSもTOEICも
「受験勉強」すれば実力以上の点を取れるらしいから、あまり現実的ではなさそうな感じ。か
といって毎年何十万人もいる申請者の英語力を個別にテストするのは不可能だし、このあ
たりが移民の選定プロセスの難しいところかな。

まあ、英語環境に移民してしまえば「浸透圧」で覚えるだろうと思っている人も多いらしいけ
ど、ほんとに浸透圧的に吸収してしまう人もいれば、いくらやる気があってもなかなか進歩
したない人もいるから、外国語の習得に関してはほんとに人それぞれ。いろいろな学説が
あるだろうけど、いったい何がその違いを分けるんだろうな。進歩が早いのは「やるっきゃな
い」と開き直ってかぶりつくタイプなのか、元々語学の才のあるタイプなのか、俗に言われる
「音楽耳」があるタイプなのか、それとも持久力のあるタイプなのか。ま、それがわかってい
たら先生は苦労しないだろうけど。

とにかく新年までは木曜日のダブルヘッダーが午後の部だけになるわけで、スカイプのレッ
スンは出かけて行かなくてもいいし、せっかくだもん、少しゆっくりすればいいよ。ぼちぼちと
クリスマスの食道楽プランでも立てようね。

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