リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

メリー・ポピンズの魔法にかかった

2013年11月13日 | 日々の風の吹くまま
カレシにスタンリー劇場までタクシーサービスをしてもらって、今夜はおひとり様で『メリー・
ポピンズ』のオープニングナイト。レセプションの会場は劇場に近い画廊。受付でショーのチ
ケットを受け取って、回って来るオードブルを3、4種類つまみながらメインフロアに並んでい
るSheri Bakesという画家の絵を鑑賞してから、ワイングラスを片手に二階のギャラリーへ。
ぶらぶらと見て行って、端っこの部屋で一目惚れの出会いが・・・。

    
    Spoken in a Different Language  Bobbie Burgers @Bau-xi Gallery

幅1メートル近い大きな絵。ウルトラマリンの青がたまらないなあ。ため息、ため息・・・。

レセプションでおしゃべりを始めた人と一緒にそのまま話をしながら歩いて劇場へ。座席は
6列目のど真ん中。照明が落ちて、舞台袖の煙突から煙突掃除屋のバートが現れて、始ま
り、始まり。バンクス家ではまたもやナニーが辞めてしまったらしい。生意気でいたずら好き
な子供たちが書いた勝手な「募集要領」を厳格なパパのジョージが暖炉に捨てたら、あ~ら、
大風が吹いて、メリー・ポピンズがそれを見てやって来た。映画は見たことがないけど、ジュ
リー・アンドリュースよりもずっとメリー・ポピンズっぽい雰囲気・・・。

オープニングナイトとあって満員御礼だけど、子供の姿は少なくて、友達同士らしい若い女
性たちが多いような。ワタシも今夜は隣でもぞもぞするカレシがいないから、思いっきり魔法
の世界に浸って、笑って、歌と踊りに拍子を合わせて、しまいにはほろっと涙が出たり。バン
クス家を去るメリーは何とトレードマークの傘を差して客席の上を飛んで行ったもので、やん
やの大喝采。終わって、キャスト全員が舞台に並んだときは観客は総立ちになり、とうとう
舞台と客席が一緒になっての「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の大
合唱。劇場の外でカレシのお迎えを待っている間も何となく口ずさんでいたりして、ほんとに
魔法にかかったような愉快なひとときだった。こういう「おひとり様」もいいもんだな、うん。


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