リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

同じ国の中でこの違いは何なんだろう

2021年05月01日 | 日々の風の吹くまま
4月30日(金曜日)。☂☁☀。4月最後の日。何だかあっという間に過ぎたような気がするけど、考えてみたら、この1年というもの、毎月、毎月があっという間だったような感じ。普通の感覚だったら、1年というのはけっこう長い時間のはずだと思うんだけどな。ほんとにいつまで続くんだろうなあ。

コロナの新規感染者の数が1日1000人を超える日が続いてちょっとパニック気味になった政府が、ビクトリアデイの連休が終わる来月25日まで、州内での移動に制限をかけたのは良かったけど、足止めの線引きが保健局管内という狭い範囲で、おまけに不要不急の越境を取り締まるのに道路で検問をやるとぶち上げたもので、てんやわんやの騒ぎ。だって、20以上の市町村を抱える総人口250万人のメトロバンクーバーは「地方行政区」(郡のようなもの)なので、住人はひとつの「都市」という感覚でいるから、2つある保健局の境界で線引きすると、もろに生活圏が分断されてしまう。すったもんだの末に、とりあえず5つある保健局を3つにまとめて、この3つを結ぶハイウェイで不要不急の越境者を取り締まると発表したけど、不要不急じゃないことを証明する書類の提示は求めないそうだから、はて、どうやって取り締まるんだろうな。

それでも、モデリングによるとBC州では新規の感染者数は減少に転じたという話で、週明けから50代前半がワクチン接種の予約受付の対象になるそうだし、6月半ばまでには希望する成人すべてのワクチン接種を終えるという予定に変わりはないようなので、悲観することもないかなという気分になる。ただし、入院する患者の数はまだ増加中で、特に若い方の世代で急速に重症化するケースが目立って来ているらしい。オンタリオ州では行動規制はBC州よりずっと厳しいのに、医療崩壊寸前に近い状況で、他の州に医療従事者の派遣を要請してほぼ軒並み断られ、連邦政府がカナダ軍による支援を決めたらしい。オンタリオ州はさらに外国からの留学生の入国を止めるように要求しているそうだけど、インドからの留学生を念頭において、インドで猛威を振るっている変異株を止めようということかな。

BC州の確認された感染者の総人口に占める割合は2.6%なのに対して、オンタリオ州は3.2%、第1波でひどい目にあったケベック州は4.1%で、感染率が一番高いのはアルバータ州の4.4%で、新規の感染者数はまだ増加中。はて、この違い、どこから来るんだろうな。そうやって州ごとの感染者数や死亡者の数の違いを見ていると、BC州政府はけっこうよくやっているじゃないのと思えて来て、うん、もうひと踏ん張りしようという気がして来る。うんざりした気分には変わりはないけど、トンネルの出口の明かりが見えて来ているんだと思えばいいか。あと少しの辛抱、ね。明日からは5月・・・。


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