リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

歳末のオフィス風景カナダ版

2014年12月27日 | 日々の風の吹くまま
土曜日。カナダではクリスマスもボクシングデイも祝日なので今年は四連休。つまり、来週
の月曜日、火曜日、金曜日の3日有給休暇を取ったら、何と11連休!さらにクリスマス前
の3日も取ったら、堂々の16連休!クリスマスと違って新年はカレンダーが変わるだけな
ので、日本のような年末年始の休みはない。仕事納めも仕事始めもなく、元旦だけが祝日
だから、長い休みが欲しかったら有休を取るしかない。

だから12月は有休争奪戦の季節。のんきな公務員だった頃は留守番を志願?した人たち
を残してほとんどが休暇を取れた。でも民間ではそうは行かなくて、総勢700人超のオフィ
スでもへたをしたらビジネスが開店休業になるから、人事担当者はトリアージみたいなこと
もやったらしい。ワタシの場合は取引先の日本が休みなので暇だったんだけど、同じフロア
の秘書同士で互いにカバーしなければならないから、6年勤めてこの時期に休暇が取れた
のは4回だった。

休み前日のクリスマスイブと大晦日は、出勤していの一番に人事に「今日は何時まで?」と
聞く習慣?があって、これは官庁も民間も同じらしい。(最初に勤めた日系企業も大晦日は
早じまいだった。)どこでも正午とか午後1時が定番らしく、今度は共働き組が「そっちは何
時?」と電話のやり取り。結局その日は仕事らしい仕事をせずに、帰れない(らしい)上司を
尻目にみんなドロン。午後1時なら誘い合ってランチに出かけてそのままドロン。ワーホリな
どで来た若い日本人が「カナダ人は働かない」とこぼす所以かもしれない。それでもカナダ
経済はちゃんと発展して来たんだから、要は働き方の問題。実は日本の方が休みが多いん
だけどね。

のんきな勤め人からおひとり様稼業になったら、当然だけどクリスマスもお正月もなくなって
しまった。有休なんて何それ?だし、日本側の客が仕事納めの前に片付けたいという仕事
と新年の仕事始めになる仕事が殺到して、てんてこ舞いすることが多かった。カレシママの
家のキッチンの隅で、集まった家族のにぎやかな会話を聞きながら、漂って来るご馳走の
匂いにわくわくしながら、みんなの同情の中で仕事をしたこともあったな。あれ、まさに「生ま
じめに働くニッポン人」のイメージだったかもしれない。ま、そうやって想像もしなかったくら
い稼いだおかげで今の暮らしがあるんだけど、なのに今日も仕事のワタシって・・・?

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