リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

プレミアムフライデーもプレ金と略されると

2017年02月25日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(金曜日)。曇りのち晴れ。ちょっと早く目が覚めたら、ああ、外は雪景色。眠い目
をこすってみたけど、やっぱり白い。ルーフデッキの雪は1センチ程度だから、気温が上が
れば解けてしまうだろうけど、平年ならクロッカスが咲いている時期なのになあ。地形な複
雑なメトロバンクーバーは5センチくらい積もったところもあれば、まったく降らなかったとこ
ろもあるというから不平等すぎ。今どきは人類にとって不平等は絶対悪だってこと、マザー
ネイチャーはご存じないのかな。

週末は「ノー仕事デー」かと期待していたら、あちゃ、また仕事だぁ。雪は降るし、仕事は降
るしとこぼしたら、日本は土曜日の丑三つ時なのにコーディネータさんから「私のデスクの
上は猛烈な吹雪になってま~す」と返事が飛んで来た。初プレミアムフライデー(さっそく省
略して「プレ金」)なのにと言ったら、「うちは実施してないんです」。お役所が華々しくぶち上
げたこの「プレ金」、導入した企業はほんのわずからしいし、早く帰れても「家でゆっくり」した
い人が多いらしいから、狙い通りの経済効果があるのかどうかは怪しいもんだな。働く人と
しては、早く帰って買い物をしろ、飲みに行けと言われても、給料を上げてもらわないことに
は懐が・・・。

それにしても、週1回の「ノー残業デー」とか月1回の「プレミアムフライデー」とか、お役所の
掛け声で特定の日を決めて、せぇ~の!とやりたがるのは日本ならではかな。毎日がノー
残業デー、毎日でなくてもせめて毎週がプレミアムフライデーであればこれほどのお祭り騒
ぎをしなくたってみんな早く帰れるだろうにね。でも、ノー残業デーでも夜遅くまで残業する
人が多いみたいだし、「花のプレ金」もいつの間にかいつもの金曜日と同じってことになって
名ばかりってことになるんじゃないかな。だって、残業しなかったら翌日にしわ寄せが来て、
プレ金で早帰りしたら週明けがブラックマンデーになりそうな気がするもの。

暗黙のうちに残業を勤務時間に取り込んでいるような労働慣習や企業文化や職場の環境
を根本から変えて、社員の自主性と自己裁量をもう少し信頼できるようになれば、定時退社
があたりまえになるかもしれないけど、そのためにはまず子供の頃から自主性を育てなけ
ればならないわけで、日本の社会風土にがっちりと太い根を張った労働観を「根本的」に変
えるのは、たぶん無理じゃないのかなあ。

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