リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

40年前の結婚申し込み

2014年12月30日 | 日々の風の吹くまま
寒いっ!でも、日差しはまぶしいくらい。2014年も残すところ今日と明日。日本はもう大晦
日だから、今頃は行く年を振り返り、来る年を展望、というところかな。こういう時は17時間
の時差をひしひしと感じてしまうね。ま、今日1日は大晦日と元旦のご馳走の算段をしなが
らのだらだら。もっとも1年中だらだらが多かった気がするから、新年にはちょっと気合を入
れようか、とは思うけど根がぐうたらな極楽とんぼだから、はたして・・・。

久しぶりに小町横町を散歩していたら、結婚を約束していた彼氏が「厳しい」父親の根掘り
葉掘りの詰問に腹を立て、彼女は親を批判されたのがおもしろくなくて「お別れしました」と
いうトピックがあった。父親が最後に「娘を頼みます」と言ったのに、裏切られた気分だ、と。
あらら。でも、世の父親たるもの、年頃の娘が「この人と結婚したい」と見ず知らずの男を連
れて来たら、いろいろ「尋問」すると思うけどねえ。特に日本には「親に挨拶に行く」儀式が
あって、そのためのマニュアルまであるくらいなんだし。

40年前の春、カレシのプロポーズと言えないようなプロポーズを受け入れて、父に太平洋
の向こうの人と結婚したいと言ったら、「日本の習慣に従って、親に申し込みに来るように言
いなさい」と言われた。カレシにその旨を伝えたら、その年の秋になけなしの貯金をはたい
て日本へやって来た。カレシにとっては生まれて初めての「海外」(北米大陸の外のこと)で、
しかも言葉も通じないアジアの国。それでもきちんとスーツを着て我が家に「挨拶」に来た。
気の毒なくらい緊張していたカレシに、父はあれこれ質問して、握手を求めて「オッケー」。
その後、カレシを帰国までの何日か我が家に泊めて、今でもカレシが遠い目になるくらいに
歓待してくれたのだった。

件のトピックの「厳しい」お父さんはあんがい娘かわいさ故に踏み込み過ぎた質問をしたの
かもしれないし、そのときに彼女が彼氏を援護する対応をせず、逆に親の方に付いたもの
で、彼氏が「ファザコン!」と気づいて愛が冷めちゃったのかもしれない。ご縁がなかったと
いうことだろうな。それにしても、あの時ワタシの父がどんな質問をしたか、カレシもワタシも
まったく覚えていない。カレシは緊張していたせいもあるだろうけど、初めから「ノー」は想定
外だったからかもしれないな。だって、あのとき通訳したのは他でもない、このワタシ・・・。

2 コメント

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Unknown (モズライト)
2015-01-01 16:31:21
思い切ったものですね カレシさんも貯金を
はたいて日本へ それを許すお父様も立派です
lyra様の性格をよくご存知だったのでしょう。

遠い異国 日本に来たけれど いい思い出になって
良かったし lyra様 度胸があるな~~・
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恋をすると・・・ (lyra)
2015-01-01 18:22:36
猪突猛進しかないですね、もう。

父は私の一番の理解者でしたから、お見通しだったんだと思います。カレシと私の家族との仲はすごく良かったです。(私も義家族とは仲が良いです。)

まあ、女は度胸じゃなきゃやってけませんて(笑)。

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