リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

舞台裏をのぞいて来た

2016年02月26日 | 日々の風の吹くまま
金曜日。まあまあの天気。雨が降っていなくてよかった(夕方から降り始めるという予報だ
けど)。今日はArts Clubの新劇場で事務局長のピーターが主催するティーパーティ。車で
行くか電車で行くか、ああだこうだと話し合っていたけど、カレシがジムでの運動の代わりに
歩く!ということで電車に決まった。所要時間は月曜日の集まりで試してあったので、9時
過ぎに出発。めったに電車に乗らないカレシだけど、メインストリート駅を過ぎたところで、
「メインで降りて歩い方が早いんじゃないのかなあ」。あれ、それは考えてみなかったな・・・。

新劇場Goldcorp Stageがあるのは2010年の冬季オリンピックの選手村だった区域に市
が建てたBMO Theatre Centre。入る予定だった別の劇団が完成前に解散してしまったも
ので、Arts Clubが後釜として市と60年のリース契約を結んで、夏に野外でシェークスピア
劇をやる劇団Bard on the Beachと同居している。劇場の土間に当たる空間に白いクロス
をかけたテーブルを並べて、(モーニングだけど)アフタヌーンティーよろしくすてきなティー
カップに本格的に入れた紅茶と軽いサンドイッチやクッキー。芸術総監督のビルが来シー
ズンのラインアップのさわりを内緒でお披露目。舞台や客席の配置が自在にできるというこ
とで、舞台の周囲にぐるっと客席を置く形式の演目を画策中とか。おもしろそうだけど、役者
は正面も上手も下手もないからタイヘンだろうな。

私たちのテーブルに加わったキャスティングディレクターのステファニーと人種混成のキャ
スティングの是非で話が弾んだ後、ピーターの案内で舞台裏の見学。楽屋は最新鋭のシャ
ワー付きで、新しい衣装スタジオも明るくなって縫製係はみんな楽しそう。衣装ルームには
いろんなサイズの靴が棚にずらりと並んでいて、そこらの靴屋よりも多いくらい。極めつけ
は客席の後ろにあって照明や音楽の指揮を執る「コントロールルーム」。ドアを開けるとエレ
クトロニクスの匂いがプ~ン。コンピューターのモニターがずらりと並び、後ろの棚にはケー
ブルやらマイクやら何やらがごちゃごちゃ。舞台裏をのぞくのは楽しい・・・。

帰り道はメインストリート駅から電車に乗ることにして、歩く時間を計ってみた。結果、10分
ほどで地下鉄駅からとほぼ同じ。ということは、グランヴィル駅まで行って乗り換えて地下鉄
駅まで遠回りして行かなくてもいい分、約10分の短縮になるわけで、うれしい発見は「時短」
大好きのカレシのお手柄・・・。