工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

人間は自然なのか非自然なのか

2006年04月22日 16時12分58秒 | 気になるニュース
東京に来て驚いてしまったことランキング (gooランキング) - goo ニュース

真岡に引越してきてから学会等で東京に行く機会が増えました。個人的には東京の人の多さは気になりますが、一般的な意見とはちょっと違い、『多くの人と無機物が同居する空間の違和感』にとても驚きます。
ただ単に人が多いだけではこんな感覚にはならないと思うのです。高層ビルや自動車があふれ電車がひっきりなしに行き交う、その中に人が大勢いるという光景が僕にとって非常に違和感があるのだと思います。

本来は人間こそが最も自然に近いはずなのに、東京ではそれが逆転しているように思います。
人工建造物や計画的に植えられた木々という「人の手による自然」の中に人間という着飾った非自然的な生き物がうごめいている・・・という感じ方で、東京にいると「人間って自然な生き物ではないのかも知れない」という哲学的な思考になります。
東京では一歩間違えれば人間はものすごく不自然な存在であり、その存在自体に嫌悪感を感じてしまいます。

その点、僕の住む真岡は自然がいっぱい残っています。
自然の森、自然の花、自然の虫・・・これらに囲まれて生活している人間も自然の一部だという事を再認識できる場であり、ここに住むようになって本当に良かったと思っています。



都会の人と田舎の人では脈が大きく違います。
都会の人は繊細な脈をしている方が多く、田舎の人はおおらかな脈をしている方が多いように感じます。
同じ肝虚証でも精神的なストレスによる肝虚証が多い都会型の脈より、肉体的な疲労による肝虚証が多い田舎型の脈の方が回復も早いと感じます。
やはり人間は自然の一部として生活する方が人間らしくいられるように思います。



今日のお話は『東京が悪い』ではなく『自然の概念を忘れる事が悪い』というお話ですよ、念のため。
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たまには外で

2006年04月21日 23時28分18秒 | 工藤家の日常
夕方から宇都宮へ往診にでかける事になっていましたが、「私達もついてっていい?」と紘子先生。

というわけで、紘子先生は子ども達と一緒に大型商業施設でおろし、帰りにまたひろって帰る事に。



仕事を終えた帰り道、せっかくだから夕食を食べて帰ろういう事になりそのままファミレスへ。今月は何かと忙しくて、家族で食事に出掛けるのは本当に久しぶり。みんな、いつもごめんね。

子ども達はドリンクバーで騒いで、僕の大目玉を食らいました(ー”ー;)
いくら久しぶりとはいえ、こういうところは厳しく行きますよぉ・・・。
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祝!開院5周年!

2006年04月20日 20時29分26秒 | 工藤鍼灸院の出来事
地域の皆様に支えられ、当院は本日4月20日、開院5周年を迎える事ができました。

2001年4月20日にスタートし、あっという間に5年という月日が経ちました。
脈を大切に診ながら僕自身が成長できればと考え、今日まで全ての患者様に毎回必ず脈を診せて頂きながら施術に取り組んで参りました。その経験が今、僕のかけがえのない財産となっています。これからもずっと、この方針は変えません。
今では患者様方のカルテも棚からあふれ、デスクの下にもぎっしり詰まっている状態です。この5年間で本当に多くの方々にご利用を頂き、そして支えて頂いた事に心より御礼を申し上げます。

この5年間の積み重ねを忘れずに、これからも微力ながら地域医療に貢献できる鍼灸院であり続けたいと願っております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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もう辞めろと言われるまでは

2006年04月19日 23時42分39秒 | 気になるニュース
「辞めないで」の声届く 球団事務所に約160件 (共同通信) - goo ニュース

引き際の美学っていうのでしょうか、まだ余力を残して引退する野球選手は今も昔も偉大な選手ばかりです。
現ソフトバンク監督の王さんの引退もそうですし、現中日監督の落合だってやろうと思えばまだ現役を続けられたはずです。

北海道日本ハムファイターズの新庄選手も、まだまだ現役選手の中でも一流です。
走・攻・守の三拍子がそろった彼のプレーは見るものを魅了し、グラウンド外でも話題を振りまいてくれました。
人気低迷にあえぐプロ野球界を支え、冷えきった北海道経済をほのかに温めてくれた功績は計り知れません。



「辞めないで」何て言ってもらえるのはすごくうらやましいですが、僕はどちらかというと「もう辞めろ」と言われるまで現役でいたいと考えています。
仕事しながら死にたいとすら思います。70歳くらいでさ、置鍼中にこのイスでひっそり息を引き取る・・・なんていうのが理想です(笑)。

美しく去るよりも、往生際悪く散りたいものです。
それも僕らしいと思いますし、治療家としてはそれも本望です。
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赤ちゃんだらけ

2006年04月18日 17時06分27秒 | 工藤鍼灸院の出来事
今日の午前中、なぜか院内が赤ちゃんだらけでした。

生後数ヶ月の赤ちゃんでも普通に鍼をしています。
むしろ、歩けない赤ちゃんの方が治療は楽。
歩ける子は治療の進行に関係なく院内を冒険し始めますから、僕はその後を追いかけながら鍼をしたり棒灸をしたりで、かなり体力を消耗します(^^;)



うちの子も乱入したりで、アーアーウーウーにぎやかでしたよ。



お昼も近くなりお子さんの数も落ち着いてきた頃、今度は3月下旬にご出産された患者さんが赤ちゃんと一緒に遊びに来てくれました。

 

ちっちゃくてかわいい!お母さん似でなかなかの美人さんですねぇ。
生まれたての赤ちゃんってこんなに小さかったっけ?自分の子ども達の事なんてすっかり忘れてます。
軽くってぐにゃぐにゃして、こんなに小さいのに立派に生きてるのね。

この小さな身体から生命の重さを感じます。
赤ちゃんって不思議な存在です。

こんにちは赤ちゃん、おっちゃんにはママのおなかの中にいる頃から会っていたんだよ。
せめて声くらいは覚えてるかな?

遠方からわざわざありがとうございました!
これからが大変ですよぉ・・・(^^)
お互い子育てがんばりましょうね!!



小さなお子さんの目は透き通るように青白いのですが、これは臓腑の気が未発達であるためです。
額に青筋が浮き出ているのも同様で、精神が発達してくると目立たなくなります。
こうした所見はまさに純粋無垢な証拠でもあります。



みんな人生始まったばかりだもんな。
おっちゃんはもう若くないです(^^;)

たくさんミルクを飲んで大きくなってね!
また遊びにおいで!
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まだ寝るなよ

2006年04月17日 22時41分55秒 | 工藤家の日常
仕事が早く終わった日は、子ども達の寝る時間に間に合います。そういう日は絵本を読む約束をしています。

お兄ちゃんは学校で疲れるのでしょうか、最近は絵本を読む前にすでに眠っている事が多くなりました。
今晩も息子はすでに撃沈(-_-)zzz・・
そこで娘の選んだ絵本を読んだのですが、なぜか今晩は季節外れのクリスマスものを読まされました(^^;;
しか~し、こんなに暖かい晩に「雪のクリスマスに・・・」何て普通に読んでても雰囲気出ないので、勝手に「今宵はスプリング・クリスマス」という話にしてみました。

まず、セリフは「雪」を「さくら」に置き換え、サンタクロースはカッコいいスポーツカーでやってくるという設定でスタート!



それはある春の晩の事でした。
子「あ~、さくらが散っているよ、おとうさん!」
父「本当だねえ、今年はさくら散るクリスマスだね」

とか、もう設定ムチャクチャ(^_^;

そして子ども達が寝静まった夜遅く、ついにサンタクロースがプレゼントを満載にした赤のセリカ・コンバーチブルで颯爽と子ども達の家に乗り付けます。



・・・何だこの話(-_-)
と思ったら、娘はもう爆睡してるし。
おい、まだプレゼント渡してないぞ・・・っていうよりどこから寝てたんだおまえ(-。-;)

まだ寝るなよ、せっかくのってきたところだったのにさ。
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今日のお昼はモスバーガー

2006年04月16日 13時16分23秒 | 鍼灸師会・学会・勉強会
今日は経絡治療学会で東京にいます。久しぶりにモスバーガーでひとり寂しくランチです(つд`)

というより、タバコ吸いながらゆっくりしようと思うと、今の世の中必然的にひとりになるのよね・・・。

う~ん、タバコうまいわぁ(^з^)z==.oOO



さて、こうしてひとりくつろぎながら道を行き交う人を観察するのですが、これも治療に役立つ事があります。要するに望診の訓練になるわけですね。

歩き方を観察して「あの人は膝が悪いのかな?」とか「腰痛そうな歩き方だなぁ」とかぼんやり考えてみます。
次に、顔色や顔付きなどからその人の体質証を考え、今現在の脈を予測します。
最後はどうすればその人の体質的な脈になるかを考え、自分ならどういう治療をするかまで勝手に判断し、頭の中で治療が始まります。

これ、結構楽しいですよ。一歩間違えれば確実に危ない人ですが(-_-)
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居心地のいい場所

2006年04月15日 22時34分46秒 | 工藤家の日常
益子と真岡のちょうど間に位置するzuofangというCafeがオープンしました。今仕事を終え、やっと到着。

こういう日にかぎって終わるの遅くて、閉店間際に滑り込みセーフでした。

バナナのケーキうますぎp(^-^)q
なんだろうなぁ、妙に落ち着くわ。

また新たな隠れ家にします(*⌒▽⌒*)
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漢方を広める会とちぎ

2006年04月14日 23時57分29秒 | 鍼灸師会・学会・勉強会
今日は少し早く受付けを終了し、『漢方を広める会とちぎ』に参加してきました。
この会は医師・歯科医師・薬剤師・鍼灸師の4団体が一堂に会して勉強会を行うという画期的な勉強会です。

今回で第4回目となりましたが、回を重ねるにつれて参加者が少なくなり(^^;)、前回ぐらいから60人前後でほぼ落ち着いてきた感じです。

 

この勉強会、全国的にもめずらしい集合体ですし、企画は大変素晴らしいと思います。
ただ、この会を発展させるためにあえて鍼灸師の一参加者としての立場から苦言を呈したいと思います。



<苦言その1>内容が鍼灸師には厳しい。

だってさ、基本的に内容が漢方の事しかないんだもん。
わかんねーって、湯液は使わないんだもん、こっちは。
わかるように努力しろというならするが、一応あたくしも傷寒論読んでるけどイマイチわかんねーなぁ。
漢方の勉強会っていっても鍼灸師がいるんだから、もう少し中医学的な病理や病証をやってほしいです。
・・・ツムラさんがスポンサーなので、これはしょうがないのかなぁ。



<苦言その2>症状に対しての処方でいいのか!?

講演してくださる先生方は、ほとんどの方が「この症状にはこの漢方」というお話をしてくださいます。
でも、ちょっと待ってくださいな。
漢方薬は証(東洋医学の病名のようなもの)に対して処方するものじゃないのか?
症状に対しての処方なら、この勉強会の存在意義はどこに?
それとも、漢方初心者が多いからあえてそういう話しかしないとか・・・。
いや、そんな訳ねーぞな。だってさ、それなら基礎からしっかりやるはずだもんなぁ。

謎が多い・・・。

というわけで、今日のアンケートには「同一疾患に対しての様々な角度からのアプローチを知るため、討論会をやってほしい」という内容で要望を出しておいたが、どうなるでしょう。

どうせ参加するなら何か有益な知識を身につけたいです。
次回は7月、主催者さんにはぜひご一考をお願いしたいです。



ふぅ。何とか更新間に合った!
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懐かしい!

2006年04月13日 20時29分17秒 | 鍼灸・東洋医学
うれしい事がありました。
小学校の時の同級生が、このブログを見てメールをくれたんです!
いや~、本当うれしい!

ネットの世界ってのはすごいね、こういう再会があるんだからさ。
最近はネット社会の悪い部分ばかりクローズアップされてますが、いい事もたくさんあるもんだ。



さて、ここからどうやって東洋医学につなげるか(^^;)



東洋医学の古典である『素問』の陰陽応象大論というところには、こう記してあります。
「志にありては思となす」
つまり、ものを「思う」という行為は脾(消化器系統)が担当する感情なのです。
脾が正常であれば昔の記憶もしっかりしていますし、物事を冷静にしっかり考えられるわけです。

少し専門的になりますが、痴呆の老人は昔話を繰り返す事があります。これは腎虚になったせいで相克関係にある脾がしっかりしやすいためです。
ボケると昔の記憶がより鮮明に思い返されるようになるのはこのためなのです。
ただし、腎虚があるので落ち着きがないし冷静でいられず、熱が骨髄にまで達すると新しい出来事を記憶するのが難しくなります。

・・・と、本題に戻しましょう。
思い出話に花が咲くのも脾がしっかりしているからなのですが、これが過ぎてしまうとどうなるでしょうか?

昔の思い出は常に美化されるものです。
過去の恋人との思い出、昔のモテモテだった頃の自分、ふさふさだった髪の毛・・・ああ、昔は良かったなぁ・・・。
これが病的な状態にまで進むと、
「何でこんなにハゲたんだろう・・・ハァ(;_;)」
「昔はモテたのに今は全然・・・ハァ(;´_ヘ;)」
「気がつきゃ嫁さんが新婚時代とは全く違う生きものに・・・ハァ~~~~~(m--)m」
とか思い悩むようになってしまいます。



あくまでも例です、あ・く・ま・で・も( -.-)ノ-=≡≡≡卍卍(シュ)
僕の感情ではありません。
僕は奥さんに感謝しています☆⌒(*^-°)v Thanks!!

・・・いや、ホ、ホントよq(・・;q) ))) ((( (p;・・)p
お昼に熟年離婚の番組やってたな・・・捨てられないように努力しなきゃ。



さてさて、この状態になると「思は脾を傷る」わけです。
思い過ぎると病になる事があるのです。

体質的に脾虚証になりやすいという方もいます。
取り越し苦労の多い方、小さな事で悩む方、昔の思い出に浸って未来に踏み出せない方などは要注意です。
脾は消化器系統の総称ですから、思い過ぎると食べ物がのどを通らなくなります。
失恋した時や職場の人間関係に悩んだ時、こういう体験ありますよね。
胃腸が弱い方、大丈夫ですか?

ちなみにですね、失恋してやけ食いする方っていますよね?
あれは小腸に熱が残っていて、それが胃にまで波及しているケースです。
本来の胃熱ではありませんから、過食した後に必ず食欲がなくなります。



過去の思い出や子どもの頃の楽しかった記憶は大切なものです。
ですが、それらは時々思い返して懐かしむ程度にしておく方が、今現在のあなたにとっては良いのです。
現在の自分をしっかりと生きるためには、常に前進あるのみです。

今日は少しだけ小学校時代を懐かしんで、また明日から僕もハゲに負けずがんばろうと思いまぁ~す・・・(((; ̄∇ ̄)~((((;_△_)
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