工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

漢方を広める会とちぎ

2006年04月14日 23時57分29秒 | 鍼灸師会・学会・勉強会
今日は少し早く受付けを終了し、『漢方を広める会とちぎ』に参加してきました。
この会は医師・歯科医師・薬剤師・鍼灸師の4団体が一堂に会して勉強会を行うという画期的な勉強会です。

今回で第4回目となりましたが、回を重ねるにつれて参加者が少なくなり(^^;)、前回ぐらいから60人前後でほぼ落ち着いてきた感じです。

 

この勉強会、全国的にもめずらしい集合体ですし、企画は大変素晴らしいと思います。
ただ、この会を発展させるためにあえて鍼灸師の一参加者としての立場から苦言を呈したいと思います。



<苦言その1>内容が鍼灸師には厳しい。

だってさ、基本的に内容が漢方の事しかないんだもん。
わかんねーって、湯液は使わないんだもん、こっちは。
わかるように努力しろというならするが、一応あたくしも傷寒論読んでるけどイマイチわかんねーなぁ。
漢方の勉強会っていっても鍼灸師がいるんだから、もう少し中医学的な病理や病証をやってほしいです。
・・・ツムラさんがスポンサーなので、これはしょうがないのかなぁ。



<苦言その2>症状に対しての処方でいいのか!?

講演してくださる先生方は、ほとんどの方が「この症状にはこの漢方」というお話をしてくださいます。
でも、ちょっと待ってくださいな。
漢方薬は証(東洋医学の病名のようなもの)に対して処方するものじゃないのか?
症状に対しての処方なら、この勉強会の存在意義はどこに?
それとも、漢方初心者が多いからあえてそういう話しかしないとか・・・。
いや、そんな訳ねーぞな。だってさ、それなら基礎からしっかりやるはずだもんなぁ。

謎が多い・・・。

というわけで、今日のアンケートには「同一疾患に対しての様々な角度からのアプローチを知るため、討論会をやってほしい」という内容で要望を出しておいたが、どうなるでしょう。

どうせ参加するなら何か有益な知識を身につけたいです。
次回は7月、主催者さんにはぜひご一考をお願いしたいです。



ふぅ。何とか更新間に合った!
コメント (3)
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