工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

懐かしい!

2006年04月13日 20時29分17秒 | 鍼灸・東洋医学
うれしい事がありました。
小学校の時の同級生が、このブログを見てメールをくれたんです!
いや~、本当うれしい!

ネットの世界ってのはすごいね、こういう再会があるんだからさ。
最近はネット社会の悪い部分ばかりクローズアップされてますが、いい事もたくさんあるもんだ。



さて、ここからどうやって東洋医学につなげるか(^^;)



東洋医学の古典である『素問』の陰陽応象大論というところには、こう記してあります。
「志にありては思となす」
つまり、ものを「思う」という行為は脾(消化器系統)が担当する感情なのです。
脾が正常であれば昔の記憶もしっかりしていますし、物事を冷静にしっかり考えられるわけです。

少し専門的になりますが、痴呆の老人は昔話を繰り返す事があります。これは腎虚になったせいで相克関係にある脾がしっかりしやすいためです。
ボケると昔の記憶がより鮮明に思い返されるようになるのはこのためなのです。
ただし、腎虚があるので落ち着きがないし冷静でいられず、熱が骨髄にまで達すると新しい出来事を記憶するのが難しくなります。

・・・と、本題に戻しましょう。
思い出話に花が咲くのも脾がしっかりしているからなのですが、これが過ぎてしまうとどうなるでしょうか?

昔の思い出は常に美化されるものです。
過去の恋人との思い出、昔のモテモテだった頃の自分、ふさふさだった髪の毛・・・ああ、昔は良かったなぁ・・・。
これが病的な状態にまで進むと、
「何でこんなにハゲたんだろう・・・ハァ(;_;)」
「昔はモテたのに今は全然・・・ハァ(;´_ヘ;)」
「気がつきゃ嫁さんが新婚時代とは全く違う生きものに・・・ハァ~~~~~(m--)m」
とか思い悩むようになってしまいます。



あくまでも例です、あ・く・ま・で・も( -.-)ノ-=≡≡≡卍卍(シュ)
僕の感情ではありません。
僕は奥さんに感謝しています☆⌒(*^-°)v Thanks!!

・・・いや、ホ、ホントよq(・・;q) ))) ((( (p;・・)p
お昼に熟年離婚の番組やってたな・・・捨てられないように努力しなきゃ。



さてさて、この状態になると「思は脾を傷る」わけです。
思い過ぎると病になる事があるのです。

体質的に脾虚証になりやすいという方もいます。
取り越し苦労の多い方、小さな事で悩む方、昔の思い出に浸って未来に踏み出せない方などは要注意です。
脾は消化器系統の総称ですから、思い過ぎると食べ物がのどを通らなくなります。
失恋した時や職場の人間関係に悩んだ時、こういう体験ありますよね。
胃腸が弱い方、大丈夫ですか?

ちなみにですね、失恋してやけ食いする方っていますよね?
あれは小腸に熱が残っていて、それが胃にまで波及しているケースです。
本来の胃熱ではありませんから、過食した後に必ず食欲がなくなります。



過去の思い出や子どもの頃の楽しかった記憶は大切なものです。
ですが、それらは時々思い返して懐かしむ程度にしておく方が、今現在のあなたにとっては良いのです。
現在の自分をしっかりと生きるためには、常に前進あるのみです。

今日は少しだけ小学校時代を懐かしんで、また明日から僕もハゲに負けずがんばろうと思いまぁ~す・・・(((; ̄∇ ̄)~((((;_△_)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする