工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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人間は自然なのか非自然なのか

2006年04月22日 16時12分58秒 | 気になるニュース
東京に来て驚いてしまったことランキング (gooランキング) - goo ニュース

真岡に引越してきてから学会等で東京に行く機会が増えました。個人的には東京の人の多さは気になりますが、一般的な意見とはちょっと違い、『多くの人と無機物が同居する空間の違和感』にとても驚きます。
ただ単に人が多いだけではこんな感覚にはならないと思うのです。高層ビルや自動車があふれ電車がひっきりなしに行き交う、その中に人が大勢いるという光景が僕にとって非常に違和感があるのだと思います。

本来は人間こそが最も自然に近いはずなのに、東京ではそれが逆転しているように思います。
人工建造物や計画的に植えられた木々という「人の手による自然」の中に人間という着飾った非自然的な生き物がうごめいている・・・という感じ方で、東京にいると「人間って自然な生き物ではないのかも知れない」という哲学的な思考になります。
東京では一歩間違えれば人間はものすごく不自然な存在であり、その存在自体に嫌悪感を感じてしまいます。

その点、僕の住む真岡は自然がいっぱい残っています。
自然の森、自然の花、自然の虫・・・これらに囲まれて生活している人間も自然の一部だという事を再認識できる場であり、ここに住むようになって本当に良かったと思っています。



都会の人と田舎の人では脈が大きく違います。
都会の人は繊細な脈をしている方が多く、田舎の人はおおらかな脈をしている方が多いように感じます。
同じ肝虚証でも精神的なストレスによる肝虚証が多い都会型の脈より、肉体的な疲労による肝虚証が多い田舎型の脈の方が回復も早いと感じます。
やはり人間は自然の一部として生活する方が人間らしくいられるように思います。



今日のお話は『東京が悪い』ではなく『自然の概念を忘れる事が悪い』というお話ですよ、念のため。
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