工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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2008年09月08日 19時58分10秒 | 工藤鍼灸院の出来事
昨日は散々な一日でした。
試合前は強い日差しを受けて顔と腕が真っ赤に。
ハーフタイムには大雨に濡れて一気に冷えました。
で、今日は顔痛い、腕痛い、鼻水ダラ~ッ。
鼻かむでしょ。ただでさえ鼻の下痛いのに余計痛い。
しかも試合は負けるし。
はぁ・・・。テンション低いなぁ。

はいどうも。顔が不自然に真っ赤な院長でございます。
気を取り直して参りましょう(^^;)

当院にはスポーツをやっている患者さんも数多くいらしゃます。当院の場合、特に若い男性の患者さんはほとんどがスポーツ選手でございます。
野球やサッカーなど一般的なスポーツ選手の場合、怪我の治療だけではなくケガの予防も考えて治療するわけですが、ケガを前提としたケアが必要なスポーツがございます。

それは格闘技。

しかもレベルが上がれば上がるほど小さな故障は日常茶飯事。ケガをするなというのは不可能な競技ですから、こういう方々にはいかにして軽症で済ませるか、悪化させないかを中心に治療を組み立てます。ここが通常の治療とは大きく異なる部分です。

本日は昨日試合があったキックボクサーの方が治療に来てくれました。昨日は対戦相からしつこく左大腿部にローキックを浴びたらしく、左ももが大きく腫れ上がって歩行も満足に出来ない状態でございましたよ。惜しくも判定で負けてしまったらしいのですが、こんなになっててもダウンはしなかったっていうんだから、その精神力はスゴイ(゜A゜;)
「ダウンするのは格好悪いから絶対に倒れたくなかった」って。その精神力があればこれからもっと強くなれますね(^^)

・・・あ、今は治療と休養が先ですよ(^^;)

さて。

この場合、強度の打撲で患部に瘀血(オケツ)が出来ていると考えます。瘀血は簡単に言うと熱と血の停滞です。もう少しわかりやすく言うと、内出血があって強い炎症反応を起こしている状態でございますね。
一般的には冷やして熱を取りますが、古典的には冷やすと熱の停滞が強くなり、瘀血が固まって治りが悪くなると考えます。ですから鍼灸治療の場合はお灸で温めて熱を発散させる治療を加えます。打撲だけではなく、捻挫や軽度の内出血も同様の処置で対応致します。

冷やすという処置も受傷直後の急性期には大事です。けれど、急性期が過ぎた後も長期間に渡って冷やし続けると組織の回復が遅れます。
捻挫や打撲の痛みがなかなかよくならないという方、もし懸命に冷やし続けているなら一度温めるという方針に変えてみてください。

・・・あ、温めて痛みが強くなる場合は冷やしてくださいよ。
何でも温めりゃいいってもんじゃないですしね。状況に応じて上手に使い分けてください(^^)
コメント
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