チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

老いてわかること

2024年06月17日 09時15分07秒 | 日記
「老い」はいろんなことが鮮明に見えて来る
若いときになぜこういう失敗をしたかーーー焦ったからだよ
若いとき有頂天になって攻撃受けたーーー傲慢さが出てきた時だね
悔しくて一晩中泣いていたなーー競争したからだよ
やってもらえなかったーー期待しすぎたからね
トンビにアブラゲさらわれたーーその時必要なかったんじゃあないの

すべてが肯定できる。そして自分の行動にも納得できる

「無理やり」ということがなくなる
もともと老いることに不安を持っていなかったが、それは老いるのが当たり前だと思っているから
老いることでこうまで深く自分を理解できるのかと驚異だ

「自分自身が老いてどこまで崩れていくかそれを見るのも美容家の勤め」
ときっぱり言い切る川邉サチコが力強い
しかし努力は怠らない
具体的にはとにかく歩く、読書時間をしっかりとる、人の話を鵜呑みにしない、自分で調べる、心身を整える

そうだよね
だらだら過ごしたいチャ子ちゃん先生のお手本だわ

アーユルベーダ―の勉強したとき蓮村誠先生が、まだ50代だったチャ子ちゃん先生に
「ナカタニさん老化は病気だからね、ならない日常を送ればいいんだよ」
と吹き込まれていた
その時得心したのは
「星も月も太陽も空気も人間が作ったものではない、この体の隅々までの器官や細胞も人間が作ったものではない、それはあえて言えば神さまがおつくりになった」
と聞いたとき
「だったら借りものですね、きれいに使わなきゃあ」
と思わず声上げて拍手をもらった
それ以来病と無縁の生活ができている、だから老化というのも気にならない
借りたものは返す、借家もそうだ出ていくときは元に戻すのが決まり

体も返す時はせめて整えておきたい

コメント
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